JP2639085B2 - カセットホルダー - Google Patents

カセットホルダー

Info

Publication number
JP2639085B2
JP2639085B2 JP1080467A JP8046789A JP2639085B2 JP 2639085 B2 JP2639085 B2 JP 2639085B2 JP 1080467 A JP1080467 A JP 1080467A JP 8046789 A JP8046789 A JP 8046789A JP 2639085 B2 JP2639085 B2 JP 2639085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
tape cassette
cassette holder
tape
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1080467A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02260163A (ja
Inventor
勉 秋山
利之 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP1080467A priority Critical patent/JP2639085B2/ja
Publication of JPH02260163A publication Critical patent/JPH02260163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2639085B2 publication Critical patent/JP2639085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明のカセットホルダーを以下の項目に従って説明
する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来技術[第6図、第7図] a.一般的背景 b.従来例[第6図、第7図] D.発明が解決しようとする課題[第7図] E.課題を解決するための手段 F.実施例[第1図乃至第5図] a.カセットホルダー[第1図乃至第5図] b.テープカセット[第2図、第5図] c.ロック解除爪とテープカセット押圧片の動作[第5
図] d.その他[第1図] G.発明の効果 (A.産業上の利用分野) 本発明は新規なカセットホルダーに関する。詳しく
は、ビデオテープレコーダやディジタルオーディオテー
プレコーダのようにテープ引出面を開閉する開閉蓋を備
えたテープカセットを使用するテープレコーダにおける
カセットホルダーであって、テープカセットの大きさに
バラツキがあっても、テープカセットの開閉蓋のロック
の解除をするためのロック解除爪がテープカセットが装
着されたときに確実に働くようにした新規なカセットホ
ルダーを提供しようとするものである。
(B.発明の概要) 本発明カセットホルダーは、ロック解除爪が設けられ
た側面に対向した側面で、かつ、ロック解除爪に略対向
した位置に、テープカセットをロック解除爪側に押圧す
る押圧手段を設けることにより、当該カセットホルダー
に装着されるテープカセットの大きさが多少異なって
も、テープカセットが装着されたときにカセットホルダ
ーのロック解除爪がテープカセットの開閉蓋を閉塞状態
にロックしているロックプレートをロック解除方向へ押
圧することができ、これによって、開閉蓋のロックを確
実に解除することができるようにしたものである。
(C.従来技術)[第6図、第7図] (a.一般的背景) テープカセットの大きさは規格化されており、例え
ば、VHS方式用のカセットは幅寸法が188mmで許容誤差が
±0.3mmと規定されており、VHS用ビデオテープレコーダ
のカセットホルダーにあっては、このようなテープカセ
ットがはいるに充分で、かつ、装着されたときに余りガ
タ付かない程度の大きさを有する必要があり、例えば、
188.5mmぐらいに設定されるのが一般的である。
(b.従来例)[第6図、第7図] 第6図及び第7図はVHS方式用のビデオテープレコー
ダに使用された従来のカセットホルダーの一例aを示す
ものである。
カセットホルダーaはその内法の幅寸法、即ち、左右
の側板b、b′の対向面間の距離lがテープカセットの
幅寸法(188mm)より稍大きく(188.5mm)形成されてい
る。
cはカセットホルダーaの右側板bに取着され、テー
プカセットdの開閉蓋eの閉塞状態のロックを解除する
ためのロック解除爪であり、該ロック解除爪cはその基
端が右側板bに回動自在に支持されていて、その先端が
右側板bの厚さ方向に回動されるようになっている。
fはロック解除爪cに回動力を付勢するためのコイル
バネであり、該コイルバネfは、ロック解除爪cの基端
部外側に設けられて引掛片とカセットホルダーaの右側
板bのうちロック解除爪cの回動端寄りに位置した部分
から外方へ突設された引掛片との間に張設され、これに
より、ロック解除爪cは常時、その先端部がカセットホ
ルダーaの右側板bより内側に突出するようにされてい
る。
テープカセットdの開閉蓋eはテープカセットdの本
体に対して回動自在に取着されており、開閉蓋eの閉塞
状態において、その状態が保持されるようにロックプレ
ートgがテープカセットdの右側板bの開閉蓋e寄りの
位置に配設されており、該ロックプレートgのテープカ
セットdの右側面から外部に臨まされた部分が、テープ
カセットd内に押し込まれることにより、前記ロック状
態が解除され、前記開閉蓋eがテープカセットdに対し
て回動可能となり、開放位置まで回動し得る状態となる
ようになっている。
しかして、カセットホルダーa内にテープカセットd
が挿入されて行くと、先ず、テープカセットdの開閉蓋
eの右角がカセットホルダーaの右側板b内側に突出し
たロック解除爪cの先端部と接触しこれを押圧するた
め、該ロック解除爪cが上方から見て時計回り方向に回
動されて、カセットホルダーaの右側板b内に押し込ま
れる。そして、そのまま、テープカセットdを挿入して
いくと、テープカセットdのロックプレートgがカセッ
トホルダーaの右側板b内に押し込まれている前記ロッ
ク解除爪cの先端部分に対向した位置に来たとき、ロッ
ク解除爪cに付勢されているカセットホルダーaの内側
へ向う回動力により、ロックプレートgがテープカセッ
トd内に押し込まれて、開閉蓋eのロックが解除される
ようになっている。
(D.発明が解決しようとする課題)[第7図] ところで、テープカセットdは前述のようにその大き
さが規格化されているが、現実にはその許容誤差が守ら
れてなく、幅寸法が189mmのものや、187mmのもの(以
下、「規格外品」と言う。)が市場に出回っており、特
に、規格外品のうち大きめのものにあっては、前記カセ
ットホルダーaに装着できないという問題がある。
また、規格品(幅寸法:188mm±0.3mm)のテープカセ
ットであっても、その左右の側板b、b′にラベルが貼
られることがあり、このようなテープカセットはラベル
の厚さ分だけ幅寸法が大きくなってしまいカセットホル
ダーaに装着することができなくなる場合がある。
そのため、カセットホルダーaの内法の幅寸法を更に
大きく、例えば、189.5mmぐらいに設定することが考え
られる。
しかしながら、カセットホルダーの内法の幅寸法を大
きくすると、規格品のテープカセットのうち小さめのも
のや規格外品のテープカセットで小さいものをカセット
ホルダーaに装着したときに、テープカセットdがロッ
ク解除爪cの付勢力により左寄りに偏ったり、又は予め
カセットホルダーa内の左寄りに挿入されたりしたとき
に、ロック解除爪cとテープカセットdのロックプレー
トgとの間隔が広すぎて、両者が接触しないか又は接触
してもロックプレートgを開閉蓋eのロック状態を解除
するに充分な位置まで押し込むことができず、カセット
ホルダーaにテープカセットdを装着したにもかかわら
ず、その開閉蓋eの閉塞状態のロックを解除することが
できないという問題があった。
(E.課題を解決するための手段) そこで、本発明カセットホルダーは、上記課題を解決
するために、ロック解除爪が設けられた側面に対向した
側面で、かつ、ロック解除爪に略対向した位置にテープ
カセットをロック解除爪側に押圧する押圧手段を設けた
ものである。
従って、本発明のカセットホルダーによれば、規格外
品で大きめのテープカセットやラベルを左右の側板に貼
ったテープカセットのように幅寸法が大きいテープカセ
ットを装着することができるように内法の幅寸法を大き
くしても、幅寸法の小さめのテープカセットを装着した
ときに、該テープカセットが反ロック解除爪側へ偏るこ
とがなく、ロック解除爪によりテープカセットのロック
プレートを押し込むことができ、確実にそのロックを解
除することができる。
(F.実施例)[第1図乃至第5図] 以下に、本発明カセットホルダーの詳細を図示した実
施の一例に従って説明する。
第1図乃至第5図は本考案カセットホルダーの実施の
一例1を示すものである。
尚、図面に示した実施例は本発明カセットホルダーを
VHS方式用のビデオテープレコーダにおけるカセットホ
ルダーに適用したものである。
(a.カセットホルダー)[第1図乃至第5図] カセットホルダー1は、板金材料から成り垂直断面で
扁平な上方が開口したコ字状に形成されたベース板2と
該ベース板2の下板2aの左右両側縁(第1図における右
斜め下方へ向う方向を右側とし、左斜め上方へ向う方向
を左側とし、また、左斜め下方へ向う方向を前側とし、
右斜め上方へ向う方向を後側とする。以下の説明におい
て向きを示すときはこの方向によるものとする。)から
立設された左右面側壁2b、2bにこれを各別に挟んで一体
的に取着された合成樹脂製の側壁部材3r、3lとから成
る。
2つの側壁部材3rと3lとの間の内法寸法(第3図にお
けるm)は規格品のテープカセットの幅寸法よりも稍大
きく形成されており、また、その高さ寸法はテープカセ
ットの厚さと略同一に形成されている。
2c、2cは、前記ベース板2の一部であって、側壁部材
3r、3lの上端縁から突出した部分が互いに向き合う方向
へ略直角に折り曲げられて形成されたテープカセットの
上面の両側縁部を押えるための押え片である。
2d、2dはベース板2の後端縁の左右方向に適宜離間し
た位置に折り起こされて形成されたテープカセット4の
挿入限界を規定するストッパーである。
そして、テープカセット4はカセットホルダー1にそ
の前側から挿入され、テープカセット4の左右両側面は
左右側壁部材3l、3rにより保持され、また、その上下面
はベース板2の下板2aと上部左右の押え片2c、2cにより
保持され、前記ストッパー2d、2dによりその後端位置が
規制されるようになっている。
また、左右側壁部材3l、3rのそれぞれ外側面には、後
述するカセットホルダー支持板に形成された案内溝に係
合する被案内ボス5、5、・・・が一体に突設されてい
る。
6は右側壁部材3rに形成されたロック解除爪7の取付
孔であり、側方から見てL字状を成し、その縦長部6aの
上下内面にはそれぞれロック解除爪7を支持するための
支持ピン8、8が突設されている。また、取付孔6の水
平部6bと前記縦長部6aとの間には両者を分割する隔壁6c
が形成されている。
9は右側壁部材3rの外側面であって、取付孔6の水平
部6bより後方の位置に突設されたバネ掛片である。
ロック解除爪7は、右側壁部材3rに形成された取付孔
6の前記支持ピン8、8に回動自在に支持され回動中心
となる軸部10と、該軸部10の下端部から後方へ延びその
先端部に平面形状が三角形を呈すると共に左方へ突出し
た爪部11aを備えた腕部11とが一体に形成されて成り、
軸部10の上下端面には前記取付孔6の支持ピン8、8が
回動可能に嵌挿される被支持穴10a、10aが形成され、ま
た、その中央部には右方へ向けて突設されたバネ掛片10
bが一体に形成されている。
そして、ロック解除爪7はその軸部10の上下端面にそ
れぞれ形成された被支持穴10a、10aに取付孔6の支持ピ
ン8、8がそれぞれ嵌挿されて右側壁部材3rの取付孔6
内に回動自在に支持されると共に、その軸部10のバネ掛
片10bと右側壁部材3rのバネ掛片9との間にコイルバネ1
2が張設され、これによってロック解除爪7には上方か
ら見て反時計回り方向への回動力が付勢され、かつ、ロ
ック解除爪7の腕部11の略中央部が前記隔壁6cの外側縁
に当接されてそれ以上の回動が阻止され、その状態で腕
部11の爪部11aが取付孔6の水平部6bを通して右側壁部
材3rの内側面から内方へ突出するようにされている。
尚、右側壁部材3rの取付孔6に対応するベース板2の
側壁2bの部分には、取付孔6より稍大きな孔が形成され
ている。
13は左側壁部材3lに形成されたテープカセット押圧部
材14の取付孔であり、側方から見て縦長の矩形を成し、
その上下内面にはそれぞれテープカセット押圧部材14を
保持するための支持ピン15、15が突設されている。
16は左側壁部材3lの前記取付孔13より稍前側の位置に
形成され、テープカセット押圧部材14の後述する押圧部
を左側壁部材3lの外側から内側へ向けて突出させるため
の通抜孔であり、該通抜孔16は前記取付孔13と略同じ大
きさに形成されている。
17は左側壁部材3lの外側面であって、上記通抜孔16よ
り前側の位置に突設されたバネ掛片である。
テープカセット押圧部材14は、左側壁部材3lに形成さ
れた前記取付孔13の支持ピン15、15に支持され回動中心
となる軸部18と該軸部18の上下両端部から前方へ向って
延びた腕部19、19と該腕部19、19の先端部間に架け渡し
状に連結され、左側壁部材3lから内側に突出する方向へ
膨らんだ水平断面でカマボコ状をした押圧部20とが一体
に形成されて成り、軸部18の上下端面には前記取付孔13
の支持ピン15、15が回動自在に嵌挿される被支持穴18
a、18aが形成され、また、その中央部には左方へ突出し
たバネ掛片18bが一体に形成されている。
そして、テープカセット押圧部材14はその軸部18の上
下端面にそれぞれ形成された被支持穴18a、18aに前記取
付孔13の支持ピン15、15がそれぞれ嵌挿されて左側壁部
材3lの取付孔13に回動自在に支持されると共に、その軸
部18のバネ掛片18bと左側壁部材3lのバネ掛片17との間
にコイルバネ21が張設され、これによって、テープカセ
ット押圧部材14は上方から見て反時計回り方向への回動
力を付勢され、かつ、テープカセット押圧部材14の腕部
19、19の押圧部20の付け根部寄りの部分が左側壁部材3l
の取付孔13と通抜孔16との間の部分に当接されて、それ
以上回動が阻止され、また、前記押圧部20が通抜孔16を
通して左側壁部材3lより内側へ突出するようにされてい
る。
尚、左側壁部材3lの取付孔13及び通抜孔16に対応する
ベース板2の側壁2b部分には取付孔13と通抜孔16を含む
大きさよりも稍大きい孔が形成されている。
(b.テープカセット)[第2図、第5図] テープカセット4は、その後面(第2図における右斜
め下方を向く方向を後側とし、左斜め上方を向く方向を
前側とし、また、右方を向く方向を左側とし、左方を向
く方向を右側とする。以下の説明においてテープカセッ
ト4の向きを示すときはこの方向によるものとする。)
に引き出された磁気テープが沿うように位置された扁平
箱状のケース本体22と、該ケース本体22の上記磁気テー
プが引き出された面(以下、「テープ引出面」と言
う。)4aを開閉する開閉蓋23と該開閉蓋23の閉塞状態を
保持するロックプレート24等から成る。
開閉蓋23はテープカセット4のテープ引出面4aを開閉
するためのもので、ケース本体22内に収納された磁気テ
ープ25のテープ引出面4aに位置する部分の保護を図るた
めのものである。
そして、開閉蓋23は左右に延びる後面板23aと該後面
板23aの両端縁から前方へ突出した側板23b、23bとから
成り、該側板23b、23bの互いに対向する面の前端部上側
にはそれぞれ開閉蓋23の回動中心となる軸部(図示は省
略する。)が形成され、また、右側の側板23bの後端部
下縁には後述するロックプレート24のロック爪が係合す
る係合溝23cが形成されており、前記軸部がケース本体2
2の左右側壁の後端部上縁寄りにそれぞれ形成された支
持孔(図示は省略する。)に支持されて、ケース本体22
の後面においてそのテープ引出面4aを開閉するように回
動自在に取着されている。
尚、開閉蓋23は前記軸部の一方に巻回されたトーショ
ンバネ(図示は省略する。)により、ケース本体22のテ
ープ引出面4aを閉塞する閉塞位置へ向けての回動力を付
勢されている。
ロックプレート24はテープカセット4のケース本体22
の右側壁の後端部内側にケース本体22の右側面に平行に
なるように配設されており、その上端の前後両端部から
前後方向にボス24a、24aが突設され、また、ロックプレ
ート24の右側面の後側下端部には後方へ行くに従い突出
量が減る傾斜面を有するロック爪24bが右方へ向って突
設され、更に、該ロック爪24bの稍前側の位置に前記カ
セットホルダー1のロック解除爪7によって押圧される
被押圧突部24cが右方に向けて突設されている。
そして、このようなロックプレート24はケース本体22
の底板の右後端部に前後方向に適宜離間して立設された
保持片22a、22aに前記ボス24a、24aが回動自在に支持さ
れると共に、ロックプレート24のロック爪24b及び被押
圧突部24cがケース本体22の右側壁に各別に形成された
挿通孔22b、22cを通して外側に突出するように配設され
ている。
また、ロックプレート24は、その左側面とケース本体
22の底板の右後端部にその右側壁から稍離間して立設さ
れたバネ当て板22dとの間に縮設されたコイルバネ24に
より、ロックプレート24の右側面がケース本体22の右側
壁の内面に当接するように回動力を付勢されている。
しかして、開閉蓋23はケース本体22に対して閉塞状態
にある場合に、その右側板23b内面の係合溝23cにロック
プレート24の前記ロック爪24bのケース本体22の右側壁
に形成された挿通孔22bから突出した部分が係合され、
この係合が解かれない状態(ロック状態)では開閉蓋23
が開放方向へ回動することができないようになってい
る。
そして、後述するようにロックプレート24の被押圧突
部24cがカセットホルダー1のロック解除爪7により押
圧され、ケース本体22内に押し込まれることにより、開
閉蓋23の閉塞状態のロックが解除されるようになってい
る。
(c.ロック解除爪とテープカセット押圧片の動作)[第
5図] しかして、テープカセット4がカセットホルダー1に
その前側から挿入されると、カセットホルダー1に設け
られたロック解除爪7及びテープカセット押圧部材14が
次のように作用する。
即ち、カセットホルダー1にその前側からテープカセ
ット4を挿入して行くと、該テープカセット4の後端左
角がテープカセット押圧部材14のカセットホルダー1の
左側壁部材3lからその内側に突出している押圧部20に接
触する(第5図(A))。
そして、そのままテープカセット4をカセットホルダ
ー1内に挿入して行くとテープカセット押圧部材14はコ
イルバネ21の弾発力に抗して時計回り方向に回動され、
その押圧部20がテープカセット4の左側面に当接され、
従って、テープカセット4はテープカセット押圧部材14
に付勢されているコイルバネ21の弾発力により右方向へ
押圧されてカセットホルダー1内における右寄りの位
置、即ち、テープカセット4の右側面がカセットホルダ
ー1の右側壁部材3rの内面に面接触する状態まで移動さ
れる(第5図(B))。
尚、このとき、テープカセット4の幅寸法にバラツキ
があったとしても、テープカセット4がカセットホルダ
ー1内の右寄りの位置に移動されるように、前記テープ
カセット押圧部材14の押圧部20の大きさが設定されてい
る。
次に、その状態からテープカセット4をカセットホル
ダー1内に更に押し込むと、カセットホルダー1の右側
壁部材3rに設けられ、カセットホルダー1内に突出して
いるロック解除爪7の爪部11aがテープカセット4の右
側面に押圧されて、右側壁部材3rの取付孔6の水平部6b
内に押し込まれる。
この状態において、テープカセット4はその左側面が
前記テープカセット押圧部材14により、また、その右側
面がロック解除爪7によりそれぞれ押圧されることにな
るが、それぞれに回動力を付勢している各コイルバネ12
と21の引張力を、テープカセット押圧部材14のコイルバ
ネ21のそれがロック解除爪7のコイルバネ12のそれに比
して強めのなるように設定しておくことにより、テープ
カセット4はカセットホルダー1内における右寄りに偏
った位置に確実に保持される。
そして、この状態から更にテープカセット4をカセッ
トホルダー1内に押し込んで行くと、テープカセット4
のロックプレート24の被押圧突部24cがロック解除爪7
の爪部11aに対向した位置に来たときに、ロック解除爪
7に付勢されている力によりロックプレート24の被押圧
突部24cがケース本体22内に押し込まれ、これにより、
開閉蓋23のロックが解除される。
そして、更に、テープカセット4を僅かに押し込むこ
とにより、ベース板2の後端縁に形成されたストッパー
2d、2dにテープカセット4の開閉蓋23が当接して、その
装着が完了する(第5図(C))。
(d.その他)[第1図] 27、27はカセットホルダー1を支持するカセットホル
ダー支持板であり、該カセットホルダー支持板27、27は
カセットホルダー1の外法の幅寸法より稍大きい間隔を
空けて図示しないメカシャーシに立設されている。
また、カセットホルダー支持板27、27の相対向する面
には横倒L字状をした案内溝28、28、・・・が各面に2
つづつ形成されており、各案内溝28は略同じ形状をして
おり、水平方向に延びる部分とその後端部から下方へ略
垂直に延びる部分とから構成されている。
29は2つのカセットホルダー支持板27、27の上端縁間
を架け渡すように設けられた板金材料から成るカセット
ホルダー覆い板である。
そして、カセットホルダー1はその左右側壁部材3l、
3rに突設された被案内ボス5、5、・・・がカセットホ
ルダー支持板27、27に形成された案内溝28、28、・・・
に各別に摺動自在に係合されて、前後方向に、また、そ
の後端部において上下方向にカセットホルダー支持板2
7、27に対して摺動自在に支持されている。
尚、カセットホルダー1のカセットホルダー支持板2
7、27に対する動作は図示しないカセットローディング
機構により行なわれ、カセットホルダー1の被案内ボス
5、5、・・・がカセットホルダー支持板27、27に形成
された案内溝28、28、・・・のうち、後端の上下方向に
延びる部分に案内されて、下降したときに、カセットホ
ルダー1に保持されているテープカセット4の開閉蓋23
が開放位置(第2図に示した位置)に回動するようにな
っている。
(G.発明の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本発明カ
セットホルダーは、テープ引出面を開閉する開閉蓋を備
えたテープカセットのカセットホルダーであって、該カ
セットホルダーにおけるテープカセットの開閉蓋のロッ
クを解除するためのロック解除爪が設けられた側面に対
向した側面で、かつ、ロック解除爪に略対向した位置
に、テープカセットを前記ロック解除爪側に押圧する押
圧手段を設けたことを特徴とする。
従って、本発明カセットホルダーによれば、規格外品
で大きめのテープカセットやラベルを左右の側板に貼っ
たテープカセットのように幅寸法が大きいテープカセッ
トを装着することができるように内法の幅寸法を大きく
しても、幅寸法の小さめのテープカセットを装着したと
きに、該テープカセットが反ロック解除爪側へ偏ること
がなく、ロック解除爪によりテープカセットのロックプ
レートを押し込むことができ、確実にそのロックを解除
することができる。
尚、前記実施例においては、本発明カセットホルダー
をVHS方式用のビデオテープレコーダにおけるカセット
ホルダーに適用したものを示したが、本発明はこれに限
らず、β方式用のビデオテープレコーダ、8m/mビデオテ
ープレコーダ、ディジタルオーディオテープレコーダ等
に適用することができる。
また、前記実施例において、テープカセット押圧手段
を、テープカセット押圧部材とコイルバネとの組み合わ
せによるものとしたが、これに限らず、例えば、板バネ
をロック解除爪に対向して設け、テープカセットをロッ
ク解除爪側に押圧するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本発明カセットホルダーをVHS方式
用ビデオテープレコーダのカセットホルダーに適用した
実施の一例を示すものであり、第1図は一部を切り欠い
て示す分解斜視図、第2図はテープカセットの斜視図、
第3図は一部を切り欠いて示す要部の拡大断面図、第4
図は一部を切り欠いて示す別の要部の拡大断面図、第5
図(A)乃至(C)はテープカセットのカセットホルダ
ーへの装着を順を追って示す水平断面図、第6図及び第
7図は従来のカセットホルダーの一例を示すもので、第
6図は水平断面図、第7図はその問題点を示す水平断面
図である。 符号の説明 1……カセットホルダー、 3r……ロック解除爪が設けられた側面、 3l……対向した側面、 4……テープカセット、 4a……テープ引出面、 7……ロック解除爪、 12、14……押圧手段、 23……開閉蓋

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ引出面を開閉する開閉蓋を備えたテ
    ープカセットのカセットホルダーであって、 該カセットホルダーにおけるテープカセットの開閉蓋の
    ロックを解除するためのロック解除爪が設けられた側面
    に対向した側面で、かつ、ロック解除爪に略対向した位
    置に、テープカセットを前記ロック解除爪側に押圧する
    押圧手段を設けた ことを特徴とするカセットホルダー
JP1080467A 1989-03-31 1989-03-31 カセットホルダー Expired - Lifetime JP2639085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1080467A JP2639085B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 カセットホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1080467A JP2639085B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 カセットホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02260163A JPH02260163A (ja) 1990-10-22
JP2639085B2 true JP2639085B2 (ja) 1997-08-06

Family

ID=13719066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1080467A Expired - Lifetime JP2639085B2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 カセットホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2639085B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3076572U (ja) 2000-09-26 2001-04-06 船井電機株式会社 磁気テープ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02260163A (ja) 1990-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4011940A (en) Hinged storage container for tape cartridge with self-aligning walls
JP2001148179A (ja) 磁気テープカートリッジ
US4131197A (en) Container for a cassette containing a recording tape, particularly for a magnetic-tape cassette
JPH0668644A (ja) テープカセット
US5596464A (en) Locking assembly for a lid member of a tape cassette
JP2639085B2 (ja) カセットホルダー
EP1098319A1 (en) Cassette container
JPS5935904Y2 (ja) ビデオテ−プカセットのガ−ドパネル用ロック装置
JPH065042A (ja) テープカセット及び該カセットを用いる記録再生装置
JPH03105759A (ja) テーププレーヤのカセットホルダー
US5335876A (en) Tape cassette lid-locking device
JPH08198293A (ja) 蓋のロック装置
JP2543730Y2 (ja) テープカセット
JPS6331264Y2 (ja)
JP3567715B2 (ja) カセットローディング装置のカセット前蓋ロック解除機構
JPS6017114Y2 (ja) テ−プカセツト
JPH0127195Y2 (ja)
JPS6020211Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS6312472Y2 (ja)
JPS6327334Y2 (ja)
JPS6316071Y2 (ja)
JP2789812B2 (ja) カセットホルダーの支持構造
JPH063829Y2 (ja) テ−プカ−トリツジの収納ケ−ス
JPS6312471Y2 (ja)
JPH056628Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080425

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term