JP2567846B2 - トナ−濃度制御装置 - Google Patents

トナ−濃度制御装置

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JP2567846B2
JP2567846B2 JP61219759A JP21975986A JP2567846B2 JP 2567846 B2 JP2567846 B2 JP 2567846B2 JP 61219759 A JP61219759 A JP 61219759A JP 21975986 A JP21975986 A JP 21975986A JP 2567846 B2 JP2567846 B2 JP 2567846B2
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昌義 綿貫
敏夫 中原
正教 長山
一 小山
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    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/0822Arrangements for preparing, mixing, supplying or dispensing developer
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    • G03G15/0849Detection or control means for the developer concentration

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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、トナー濃度制御装置に関し、より詳細に
は、2成分現像剤を用いる複写機に適用しうるトナー濃
度制御装置に関する。
(従来技術) 従来、キヤリヤとトナーとからなる2成分現像剤を使
用した複写装置のトナー濃度を検知する装置としては、
トナー濃度が変化すると透磁率が変化することを用いた
インダクタンス型検出装置、あるいは光反射率が変化す
ることを用いた光反射型検出装置等が良く利用されてい
る。
しかし、上述の従来装置は、その構成部品にバラツキ
があるため、制御精度を上げるのに、装置を複写装置に
組み込み後、検出レベルを観測し、濃度検出装置の制御
レベルを調整するのが一般的である。
第3図(a),(b)にインダクタンス型検出装置の
一例を示した。第3図(a)は現像器の一部を示す断面
図、第3図(b)は濃度の検出手段の電気回路を示した
ものである。
第3図(a)において、感光体ドラム1の外周に現像
器2が設置され、この現像器2では、現像タンク3の下
部に蓄えた樹脂コートした鉄粉(キヤリヤ)及び粉末ト
ナーからなる2成分現像剤4を、内部に2個のマグネツ
ト5,6を固定した第1汲上スリーブ7及び内部に2個の
マグネツト8a,8bを固定した第2汲上スリーブ9によつ
て汲上げて、内部に2個のマグネツト10,11を設置した
現像スリーブ12へ受け渡すことになる。
そして、現像スリーブ12によつて前記現像剤4を感光
体ドラム1上に付着させて、静電潜像を現像して顕像化
した後、現像スリーブ12からトナー濃度の低下した現像
剤4をセパレータ13で分離して攪拌スクリユ14上に落下
させて、トナー補給パイプ15からトナー補給ローラ16を
介して補給されるトナーと均一に攪拌する。
また前記現像器2には、現像スリーブ12からセパレー
タ13で分離した現像剤4の一部(又は全部)を通過させ
るトナー濃度検知用ホツパ17を設け、このホツパ17の筒
状部外周にコイル18を配設し、このコイル18と共にLC発
振器(後述する)を構成するコンデンサ19,20等を含む
他の部材を取り付けた基板21を現像タンク3の外壁に装
着して、前記コイル18とコンデンサ19,20とを図示しな
い2芯リード線で接続している。
前記LC発振器21は、第3図(b)に示すように、上述
したようにコイル18と、発振用のコンデンサ19,20と、
直流分カツト用コンデンサ22と、トランジスタ23と、抵
抗24,25,26,27とから構成され、コイル18のインダクタ
ンス及びコンデンサ19,20のキヤパシタンスに応じた周
波数で発振する。
従つて、コイル18のインダクタンスが現像剤4のトナ
ーとキヤリヤの比率に応じて変化するので、LC発振器21
からは現像剤4のトナー濃度に応じた周波数のトナー濃
度信号TYが出力されることになる。
すなわち基準現像剤4の濃度が装填された時のコイル
18のインダクタンスの値L0と、コンデンサ19,20がキヤ
パシタンスCの値により定まる発振周波数f0と、コピ
ー中に検出された周波数fの比較によりトナー濃度を制
御できるものであるが、前記L0およびCの値にバラツ
キがあるため前記f0が目標値とならない。
このため上記従来装置において、基準現像剤4の装填
時の検出レベルを表示し、この表示値を観測し、観測値
を基準として制御レベルを設定しなければならず、人に
よつて所定のバラツキが生じる等の問題があつた。
(目的) 本発明は、上述した従来技術の問題点を解消し、操作
が簡単になり、かつ制御精度を向上できるトナー濃度制
御装置を提供することを目的とする。
(構成) 上記目的を達成するため、本発明は、現像タンク内の
トナー濃度を検出する検出手段と、所定時間毎に前記検
出手段からの検出値をデジタル信号にして読み込む読込
手段と、読み込んだデジタル信号を所定回数分記憶する
記憶手段と、記憶された所定回数分のデジタル信号を平
均化する平均化手段と、平均化された値を格納する不揮
発記憶手段とを有するトナー濃度制御装置において、濃
度設定モードが選択されたときに、現像タンク内の攪拌
手段を作動させ、タイマ手段によって所定時間計数後、
前記検出手段によって検出された値を前記読込手段によ
って所定時間毎に所定回数読み込んで前記記憶手段に記
憶させ、当該記憶手段に記憶された値を平均化して前記
不揮発記憶手段に記憶させるとともに、当該不揮発記憶
手段に記憶された値を基準レベルとして現像剤の濃度を
制御することを特徴としている。
以下、本発明の一実施例に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は本発明の制御ブロック図、第2図(a)はフ
ローチヤートを示す。同図にて明らかなように、基準剤
を現像器に装填し、複写装置を濃度設定モードにして濃
度設定モードをスタートさせると、トナー濃度を検出す
る検出手段30が作動し、この検出手段30により検出され
た値がアナログ/デジタル変換手段(A/D変換手段)31
によりデジタル信号にして読み込み手段である制御手段
32に読み込まれる。例えば、既述した第3図(a),
(b)の従来装置では、検出手段30を構成するホツパ17
のLC発振器21の発振周波数f0が、A/D変換手段31を介し
て前記制御手段32に読み込まれることになる。
前記制御手段32には、表示手段33と、検出手段30によ
り検出されたデジタル値を所定回数分記憶する記憶手段
34と、トナー補給手段35とが各々接続しており、さらに
後述するが、記憶手段34にて記憶された所定回数分のデ
ジタル信号を平均化する平均化手段36と、平均化された
値を格納する不揮発記憶手段37とが接続される。
従つて、第2図(a)に示すように、複写機をスター
トして(2−1)、上述したように基準剤を現像器に装
填し、濃度設定モードをスタートさせると(2−2)、
複写機にて濃度設定に必要な作動要素がオンする(2−
3)。そして上述した検出手段30にて検出された検出値
がA/D変換手段31を介して、制御手段32にサンプリング
信号として読み込まれ(2−4)、記憶手段34に格納す
る(2−5)。前記濃度検出の検出値は、雑音などによ
り多少バラツキがあるので、所定間隔をおいて所定回数
読み込み、かつ記憶をし(2−6)、記憶された所定個
数のサンプリング信号を平均化手段36にて平均値演算を
して平均化し(2−7)、バラツキを低減する。さら
に、この算出された平均値を不揮発記憶手段37に格納す
る(208)と共に、表示手段33に濃度設定完了を表示さ
せる(2−9)。
そして通常コピー時に、前記不揮発記憶手段37に記憶
させた値を基準レベルとし、この値と、検出手段30によ
り検出された値とを比較して、トナー補給手段35を作動
し、現像剤濃度を制御するのである。
ところで、現像器に装填された基準剤は通常製造後長
時間放置されたものが多い。このため現像剤としての性
能(主Q/M)が劣化している場合が多く、一般的に数分
間、現像器内で攪拌してから使用に共する。前記性能は
検出手段30の検知レベルに影響を与えるため上述の基準
レベル設定前に、基準剤を攪拌する必要がある。
従つて、第2図(b)に示した第2実施例のフローチ
ヤートのように、濃度設定制御の作動要素がオンした
(2−3)後、タイマー手段38によつて一定時間(2−
10)、現像器内の攪拌手段を作動させ、その後、トナー
濃度信号のサンプリングをする。例えば、既述した第3
図(a),(b)の従来装置では、現像タンク3に内蔵
さされた攪拌手段である攪拌スクリユ14などを一定時間
作動させるのである。
尚、第2図(b)のフローチヤートにおいて、第2図
(a)にて説明した部分と同一部分には同一符号を付け
て説明を省略する。
(効果) 以上説明したように、本発明によれば、現像タンク内
の攪拌手段を作動させて現像剤の濃度を平均化した後、
濃度測を所定の時間毎に複数回実行して平均化して基準
レベルを設定し、この基準レベルに基づいて濃度を制御
するので、2成分現像剤のトナー濃度制御レベルを自動
的に設定することが可能となり、その結果、制御レベル
の調整の簡便化、バラツキの低減化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の制御ブロツク図、第2図
(a)は本発明の第1実施例のフローチヤート、第2図
(b)は第2実施例のフローチヤート、第3図(a)は
従来例の現像器の一部を示す断面図、第3図(b)はト
ナー濃度の検出手段の電気回路である。 3……現像タンク、14……攪拌手段、17,30……検出手
段、31……A/D変換手段、32……読み込み手段、34……
記憶手段、36……平均化手段、37……不揮発記憶手段、
38……タイマー手段。
フロントページの続き (72)発明者 小山 一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭57−93373(JP,A) 特開 昭60−57874(JP,A) 実開 昭58−38162(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現像タンク内のトナー濃度を検出する検出
    手段と、所定時間毎に前記検出手段からの検出値をデジ
    タル信号にして読み込む読込手段と、読み込んだデジタ
    ル信号を所定回数分記憶する記憶手段と、記憶された所
    定回数分のデジタル信号を平均化する平均化手段と、平
    均化された値を格納する不揮発記憶手段とを有するトナ
    ー濃度制御装置において、 濃度設定モードが選択されたときに、現像タンク内の攪
    拌手段を作動させ、タイマ手段によって所定時間計数
    後、前記検出手段によって検出された値を前記読込手段
    によって所定時間毎に所定回数読み込んで前記記憶手段
    に記憶させ、当該記憶手段に記憶された値を平均化して
    前記不揮発記憶手段に記憶させるとともに、当該不揮発
    性記憶手段に記憶された値を基準レベルとして現像剤の
    濃度を制御する制御手段を備えていることを特徴とする
    トナー濃度制御装置。
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