JP2567819B2 - パイルなどの打設装置 - Google Patents

パイルなどの打設装置

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JP2567819B2
JP2567819B2 JP6217828A JP21782894A JP2567819B2 JP 2567819 B2 JP2567819 B2 JP 2567819B2 JP 6217828 A JP6217828 A JP 6217828A JP 21782894 A JP21782894 A JP 21782894A JP 2567819 B2 JP2567819 B2 JP 2567819B2
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auger
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center
waggle
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義明 池田
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MARUIKE HEIWA KIKO JUGEN
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイルあるいはH鋼な
どを打設するのに好適な新規な構成を有するパイルなど
の打設装置(所謂テーブルマシン)に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。機械本体とヤグラが別々に構
成され、ヤグラで吊下げられたままのオーガー部を機械
本体側に設けられたスプロケットで回転させるように構
成されている。しかも、このスプロケットはギヤーでモ
ーターに連結されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.ヤグラで吊下げられたままのオーガー部をスプロケ
ットで回転させるように構成されているから、オーガー
部におけるロッドが振れるため、穴曲がり現象が起きて
しまう。 2.オーガー部での穿孔後、ヤグラを利用してパイルを
打込むことになるが、オーガー部における継管部分の撤
去や機械本体を移動しなければパイルの打込ができな
い。 3.パイルの打込み後、近傍にさらに他のパイルの打込
みをする場合、その都度、機械本体とヤグラの移動が必
要である。 4.ギヤー駆動の構造のため装置の全重量が重い。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするとこ
ろは、上述の問題を解決できるものを提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は下記のようになるものである。すなわち、
本発明のものは、下記の条件を有するフレーム部2と、
ベース部3とこのベース部に対して起伏自在に連設され
たやぐら部4と、ベース部3上に配設された駆動部5
と、やぐら部に昇降自在に装着されたオーガー支持部6
と、このオーガー支持部で支持されるオーガー部7とか
ら構成されているパイルなどの打設装置である。 イ.ベース部3は、左右方向に長い前後2本のそり体3
A,3Aと、これら両そり体を連結する左右の下方連結
枠3B,3Cと上方連結枠3Dで構成されていること。 ロ.やぐら部4は、前後の起伏脚4Aと、この起伏脚の
上端に連結されたやぐら枠4Bとから構成され、やぐら
枠4Bは、前後の起伏脚4Aの上端部分に上方に向け連
設されたレール部4B1と、このレール部の上端におけ
る中央に左右方向をもって取付けられたシーブ枠部4B
2とから構成され、レール部4B1は、横断面コ字状に
構成された前後のレール4B11が、その開口部を内方
に向けて構成されていると共に、このレール部4B1の
左方には補強枠4B3が連結され、シーブ枠部4B2
は、レール部の上端部分における中央に左右方向をもっ
て取付けられたシーブ枠4B21、このシーブ枠の左右
端に設けられたやぐら起伏用シーブ4B22と、パイル
吊下げ用シーブ4B23と、シーブ枠部4B2の下面に
はスプロケット5Aの中心に対応する位置をもって設け
られたオーガー吊下げ用シーブ4B24とから構成され
ていること。 ハ.駆動部5は、やぐら枠4Bの下方に回転自在で水平
状態に支持されたスプロケット5Aと、これに連結され
たモーター5Bとからなり、このスプロケット5Aの中
心には円孔5A1が開設され、この円孔の上面周囲には
平面方形の枠5A2が添着され、円孔5A1にはオーガ
ー部7を支持回転させる支持金物5A3が着脱自在に取
付けられ、支持金物5A3は円筒部5A31と、この円
筒部の上縁には枠5A2の上方から嵌合する枠板5A3
2が連設されていると共に、この支持金物5A3の内壁
には前後一対のキー溝5A33が縦に刻設されているこ
と。 ニ.オーガー支持部6は、やぐら枠4Bにおける前後の
レール4B11,4B11内を昇降する昇降枠6A,6
Aと、これら昇降枠を回転自在の状態で連結する連結杆
6Bと、この中心に固着されたシーベルジョイント6C
と、このシーベルジョイント6Cの下面に連結された継
手6Dとから構成され、継手6Dの中心と支持金物5A
3の中心とは縦方向をもって一致するよう構成されてい
ること。 ホ.オーガー部7は、継手6Dに連結するよう構成され
たロッド部7Aと、このロッド部の下端に連結されるオ
ーガー7Bとから構成され、ロッド部7Aは縦軸部7A
1と、この縦軸部の外周面に縦に添着された左右一対の
キー7A2とからなり、ロッド部は継ぎ足し自在に構成
され、オーガー7Bは縦軸部7B1と、この縦軸部の下
端に設けられたオーガー用刃部7B2とからなり、縦軸
部7A1と縦軸部7B1の中心にはエアーパイプ7Cが
開設連通され、このエアーパイプ7Cはオーガー用刃部
7B2まで達するよう構成されていること。 ヘ.上方連結枠3Dにはやぐら起伏用シーブ8と、やぐ
ら起伏用ウインチ8Aが設けられ、やぐら起伏用ワイヤ
8Bは、一端は起伏用ウインチに固定され、他端はやぐ
ら起伏用シーブに掛け回した後、上方連結枠3Dに連結
され、このやぐら起伏用ワイヤ8Bをパイル吊下げ用ワ
イヤとして使用する場合は、当該やぐら起伏用ワイヤ8
Bは、一端は起伏用ウインチに固定され、他端はパイル
吊下げ用シーブ4B23に掛け回した後、やぐら部の前
面に垂下され、上方連結枠3Dの上面にオーガー吊下げ
用ウインチ9が配設され、オーガー吊下げ用ワイヤ9A
は、一端はオーガー吊下げ用ウインチ9に固定され、他
端はオーガー吊下げ用シーブ4B24に掛け回した後、
やぐら部内に垂下されていること。
【0006】この場合、下記のようにすることができ
る。 1.やぐら枠4Bは継ぎ足し自在に構成することができ
る。 2.支持金物5A3は、当該支持金物を縦に分断して左
右部分5A34,5A35を形成することにより、両者
間に形成される間隙をキー溝5A33とするように構成
することができる。 3.昇降枠6A,6Aは、横断面コ字状の型材6A1で
構成され、この型材の外方面における上下には、前後の
レール4B11の両鍔に対して接触転動する第1ローラ
6A2と、前後のレール4B11の背部に対して接触転
動する第2ローラ6A3とがそれぞれ設けられていると
共に、この昇降枠6A,6Aと連結杆6Bとの連結は、
型材6A1内方面中央に突設した受パイプ6A4に連結
杆6Bの両端を回動自在に嵌合し、型材と連結杆6Bの
両端面とはブッシュを備えたボルト6A5で回動自在に
連結することができる。
【0007】
【作用】本発明のものは下記のように作用する。 1.図9を参照して、フレーム部2とやぐら部4とをパ
イルなどの打設所望箇所に搬送して、支点4A1部分で
連結して組立てる。やぐら起伏用ウインチ8Aを作動さ
せることで、やぐら部4を起立させ固定する。 2.図10を参照して、オーガー吊下げ用ワイヤ9Aの
先端にオーガー部7を吊下げる。このオーガー部7を降
下させ、スプロケット5Aの支持金物5A3におけるキ
ー溝5A33にオーガー部7の縦軸部7A1におけるキ
ー7A2を嵌合させ、スプロケットを回転させる。オー
ガー部7の下端は自重で地面に押しつけられた状態とな
っているから、パイルなどの打設用の穴11が穿孔され
ることになる。パイルなどの打設用の穴11の深さによ
っては、継管部7Aを継ぎ足すことになる。この場合、
パイル吊下げ用ワイヤ10の先端にパイル12を吊下げ
た状態にしておく。
【0008】3.図11を参照して、打設用の穴11が
穿孔された後は、フレーム部2を牽引して、パイル12
を打設用の穴の上面に位置せしめ、このパイルを降下さ
せ打設用の穴内に差込み打設する。 4.このようにして打設されたパイルの近傍に、さらに
他のパイルを打設しようとする場合は、その打設所望箇
所にフレーム部2を牽引して移動させ、上述と同様の作
業をしてオーガー部7により打設用の穴11を開設する
ことになる。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本発明のパイルなどの打設装置で、フレーム部2と、
ベース部3とこのベース部に対して起伏自在に連設され
たやぐら部4と、ベース部3上に配設された駆動部5
と、やぐら部に昇降自在に装着されたオーガー支持部6
と、このオーガー支持部で支持されるオーガー部7とか
ら構成されている。
【0010】ベース部3は、左右方向に長い前後2本の
そり体3A,3Aと、左右の下方連結枠3B,3Cと上
方連結枠3Dで構成されている。左方の下方連結枠3B
は、左右の側面門型の連結枠3B1,3B2で構成さ
れ、また、これら連結枠は前後の連結枠3B3,3B3
で連結されている。右方の下方連結枠3Cは、左右の側
面門型の連結枠3C1,3C2で構成され、また、これ
ら連結枠は前後の連結枠3C3,3C3で連結されてい
る。上方連結枠3Dは、前後2本のそり体3A,3Aに
おける上面に起立された下向きコ字状の上方枠3D1,
3D1と、これら上方枠を連結する前後の水平連結枠3
D2,3D2とから構成されている。
【0011】やぐら部4は、前後の起伏脚4Aと、この
起伏脚の上端に連結されたやぐら枠4Bとから構成され
ている。起伏脚4Aは、前後2本のそり体3A,3A上
に上方枠3D1,3D1の右端に対する近接位置をもっ
て突設された支点4A1と、この支点を中心として左右
方向に起伏自在に連結された起伏脚体4A2とから構成
され、この起伏脚体4A2の上端には当該起伏脚体を支
点を中心として起立させた場合、上方枠3D1,3D1
の右上端に上方から係脱する左方への屈曲部4A3が設
けられている。やぐら枠4Bは、前後の起伏脚4Aの上
端部分に上方に向け連設されたレール部4B1と、この
レール部の上端における中央に左右方向をもって取付け
られたシーブ枠部4B2とから構成されている。レール
部4B1は、横断面コ字状に構成された前後のレール4
B11が、その開口部を内方に向けて構成されていると
共に、このレール部4B1の左方には補強枠4B3が連
結されている。
【0012】そこで、この補強枠4B3は、前後のレー
ルに対して所定間隔をもって平行に起立させた縦枠4B
31,4B31と、この縦枠と前後のレール間に張設さ
れた連結杆4B32とから構成されている。また、やぐ
ら枠4Bの内側下方には平面右向きU字状の補強枠4B
33が適数段張設されている。さらに、このやぐら枠4
Bは継ぎ足し自在に構成されている。すなわち、やぐら
枠4Bは、上方部分4C1、中間部分4C2、下方部分
4C3に分離したものを、連結ボルト(図示略)で連結
した構造のものとなっている。そして、中間部分4C2
の長さと、オーガー部7におけるロッド部7Aの長さと
が同一に構成されている。
【0013】シーブ枠部4B2は、レール部の上端部分
における中央に左右方向をもって取付けられたシーブ枠
4B21、このシーブ枠の左右端に設けられたやぐら起
伏用シーブ4B22と、パイル吊下げ用シーブ4B23
と、シーブ枠部4B2の下面には後述スプロケット5A
の中心に対応する位置をもって設けられたオーガー吊下
げ用シーブ4B24とから構成されている。
【0014】駆動部5は、ベース部3における右の下方
連結枠3Cに回転自在で水平状態に支持されたスプロケ
ット5Aと、左の下方連結枠3Bに設けられたモーター
5Bとからなり、両者はチェン5Cで連結されている。
そこで、このスプロケット5Aの中心には円孔5A1が
開設され、この円孔の上面周囲には平面方形の枠5A2
が添着され、円孔5A1にはオーガー部7を支持回転さ
せる支持金物5A3が着脱自在に取付けられている。こ
の場合、支持金物5A3は円筒部5A31と、この円筒
部の上縁には枠5A2の上方から嵌合する枠板5A32
が連設されていると共に、この支持金物5A3の内壁に
は前後一対のキー溝5A33が縦に刻設されている。な
お、この支持金物5A3については、上述のほか図示の
ように縦に分断して左右部分5A34,5A35を形成
することにより、両者間に形成される間隙をキー溝5A
33とするように構成することができる。このようにす
ると、円筒部5A31の直径の異なるものを用意してお
けば、直径の異なるオーガー部に対応することができ
る。
【0015】オーガー支持部6は、やぐら枠4Bにおけ
る前後のレール4B11,4B11内を昇降する昇降枠
6A,6Aと、これら昇降枠を回転自在の状態で連結す
る連結杆6Bと、この中心に固着されたシーベルジョイ
ント6Cと、このシーベルジョイント6Cの下面に連結
された継手6Dとから構成されている。この場合、継手
6Dの中心と支持金物5A3の中心とは縦方向をもって
一致するよう構成されている。
【0016】ここで、図6,7を参照してオーガー支持
部6の詳細を説明する。昇降枠6A,6Aは、横断面コ
字状の型材6A1で構成され、この型材の外方面におけ
る上下には、前後のレール4B11の両鍔に対して接触
転動する第1ローラ6A2と、前後のレール4B11の
背部に対して接触転動する第2ローラ6A3とがそれぞ
れ設けられている。また、この昇降枠6A,6Aと連結
杆6Bとの連結は、型材6A1内方面中央に突設した受
パイプ6A4に連結杆6Bの両端を回動自在に嵌合し、
型材と連結杆6Bの両端面とはブッシュを備えたボルト
6A5で回動自在に連結されている。このように、第1
ローラ6A2と第2ローラ6A3とが設けられているか
ら、前後のレール4B11,4B11内を昇降枠6A,
6Aがより円滑に昇降することができることになる。受
パイプ6A4で連結杆6Bの両端を回動自在に嵌合支持
されているから、作業中、仮にボルト6A5が折れるこ
とがあってもシーベルジョイントなどの落下事故を防止
できる。
【0017】オーガー部7は、ロッド部7Aと、このロ
ッド部の下端に連結されるオーガー7Bとから構成さ
れ、ロッド部7Aは縦軸部7A1と、この縦軸部の外周
面に縦に添着された左右一対のキー7A2とからなり、
かつこの縦軸部7A1の上端面には継手6Dに直接連結
される突起7A3が形成されていると共に、下端面には
継手7A4が形成され、一方、オーガー7Bは縦軸部7
B1と、この縦軸部の下端に設けられたオーガー用刃部
7B2とからなり、この縦軸部7B1の上端面には継手
7A4に直接連結される突起7B3が形成され、さら
に、縦軸部7A1と縦軸部7B1の中心にはエアーパイ
プ7Cが開設連通され、このエアーパイプ7Cはオーガ
ー用刃部7B2まで達するよう構成されている。
【0018】8は上方連結枠3Dの上面左方部に設けら
れたやぐら起伏用シーブ、8Aは上方連結枠3Dの左下
方に配設されたやぐら起伏用ウインチ、8Bはやぐら起
伏用ワイヤで、一端は起伏用ウインチに固定され、他端
はやぐら起伏用シーブに掛け回した後、上方連結枠3D
に連結されている。なお、このやぐら起伏用ワイヤ8B
は、パイル吊下げ用ワイヤを兼用する。この場合、一端
は起伏用ウインチに固定され、他端はパイル吊下げ用シ
ーブ4B23に掛け回した後、やぐら部の前面に垂下さ
れている。9は上方連結枠3Dの上面に配設されたオー
ガー吊下げ用ウインチ、9Aはオーガー吊下げ用ワイヤ
で、一端はオーガー吊下げ用ウインチ9に固定され、他
端はオーガー吊下げ用シーブ4B24に掛け回した後、
やぐら部内に垂下されている。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.オーガー支持部で支持されたオーガー部で穿孔する
よう構成されているから、従来と比較して曲がらない状
態での穿孔作業をすることができる。 2.穿孔後パイルの打込みをする場合、従来のようにそ
の都度、機械本体とやぐら部とを分離する必要がなく、
装置全体をそのままの状態で移動してパイルの打込みを
可能とすることができる。 3.穿孔後パイルを打込み、近傍にさらに他のパイルの
打込みをする場合、装置全体をそのままの状態で移動し
て、穿孔作業、パイルの打込み作業をすることができ
る。 4.従来の回転部分の伝達方法をギヤーからチェン駆動
にすることにより伝達部の重量が軽減される。この結
果、組立、穴の位置への移動、分解等に要する時間を大
巾に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の斜視図である。
【図2】全体の斜視図である。
【図3】ベース部における左の下方連結枠付近を中心と
した斜視図である。
【図4】ベース部における右の下方連結枠付近を中心と
した斜視図である。
【図5】同上の要部拡大縦断面図である。
【図6】オーガー支持部を中心とした分解斜視図であ
る。
【図7】同上の要部を拡大して1部を破断した側面図で
ある。
【図8】オーガー部の1部を破断した側面図である。
【図9】作用を説明する全体の略図的正面図である。
【図10】作用を説明する全体の略図的正面図である。
【図11】作用を説明する全体の略図的正面図である。
【符号の説明】
1 パイルなどの打設装置 2 フレーム部 3 ベース部 4 やぐら部 5 駆動部 6 オーガー支持部 7 オーガー部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の条件を有するフレーム部(2)
    と、ベース部(3)とこのベース部に対して起伏自在に
    連設されたやぐら部(4)と、ベース部(3)上に配設
    された駆動部(5)と、やぐら部に昇降自在に装着され
    たオーガー支持部(6)と、このオーガー支持部で支持
    されるオーガー部(7)とから構成されていることを特
    徴とするパイルなどの打設装置。 イ.ベース部(3)は、左右方向に長い前後2本のそり
    体(3A,3A)と、これら両そり体を連結する左右の
    下方連結枠(3B,3C)と上方連結枠(3D)で構成
    されていること。 ロ.やぐら部(4)は、前後の起伏脚(4A)と、この
    起伏脚の上端に連結されたやぐら枠(4B)とから構成
    され、やぐら枠(4B)は、前後の起伏脚(4A)の上
    端部分に上方に向け連設されたレール部(4B1)と、
    このレール部の上端における中央に左右方向をもって取
    付けられたシーブ枠部(4B2)とから構成され、レー
    ル部(4B1)は、横断面コ字状に構成された前後のレ
    ール(4B11)が、その開口部を内方に向けて構成さ
    れていると共に、このレール部(4B1)の左方には補
    強枠(4B3)が連結され、シーブ枠部(4B2)は、
    レール部の上端部分における中央に左右方向をもって取
    付けられたシーブ枠(4B21)、このシーブ枠の左右
    端に設けられたやぐら起伏用シーブ(4B22)と、パ
    イル吊下げ用シーブ(4B23)と、シーブ枠部(4B
    2)の下面にはスプロケット(5A)の中心に対応する
    位置をもって設けられたオーガー吊下げ用シーブ(4B
    24)とから構成されていること。 ハ.駆動部(5)は、やぐら枠(4B)の下方に回転自
    在で水平状態に支持されたスプロケット(5A)と、こ
    れに連結されたモーター(5B)とからなり、このスプ
    ロケット(5A)の中心には円孔(5A1)が開設さ
    れ、この円孔の上面周囲には平面方形の枠(5A2)が
    添着され、円孔(5A1)にはオーガー部(7)を支持
    回転させる支持金物(5A3)が着脱自在に取付けら
    れ、支持金物(5A3)は円筒部(5A31)と、この
    円筒部の上縁には枠(5A2)の上方から嵌合する枠板
    (5A32)が連設されていると共に、この支持金物
    (5A3)の内壁には前後一対のキー溝(5A33)が
    縦に刻設されていること。 ニ.オーガー支持部(6)は、やぐら枠(4B)におけ
    る前後のレール(4B11,4B11)内を昇降する昇
    降枠(6A,6A)と、これら昇降枠を回転自在の状態
    で連結する連結杆(6B)と、この中心に固着されたシ
    ーベルジョイント(6C)と、このシーベルジョイント
    (6C)の下面に連結された継手(6D)とから構成さ
    れ、継手(6D)の中心と支持金物(5A3)の中心と
    は縦方向をもって一致するよう構成されていること。 ホ.オーガー部(7)は、継手(6D)に連結するよう
    構成されたロッド部(7A)と、このロッド部の下端に
    連結されるオーガー(7B)とから構成され、ロッド部
    (7A)は縦軸部(7A1)と、この縦軸部の外周面に
    縦に添着された左右一対のキー(7A2)とからなり、
    ロッド部は継ぎ足し自在に構成され、オーガー(7B)
    は縦軸部(7B1)と、この縦軸部の下端に設けられた
    オーガー用刃部(7B2)とからなり、縦軸部(7A
    1)と縦軸部(7B1)の中心にはエアーパイプ(7
    C)が開設連通され、このエアーパイプ(7C)はオー
    ガー用刃部(7B2)まで達するよう構成されているこ
    と。 ヘ.上方連結枠(3D)にはやぐら起伏用シーブ(8)
    と、やぐら起伏用ウインチ(8A)が設けられ、やぐら
    起伏用ワイヤ(8B)は、一端は起伏用ウインチに固定
    され、他端はやぐら起伏用シーブに掛け回した後、上方
    連結枠(3D)に連結され、このやぐら起伏用ワイヤ
    (8B)をパイル吊下げ用ワイヤとして使用する場合
    は、当該やぐら起伏用ワイヤ(8B)は、一端は起伏用
    ウインチに固定され、他端はパイル吊下げ用シーブ(4
    B23)に掛け回した後、やぐら部の前面に垂下され、
    上方連結枠(3D)の上面にオーガー吊下げ用ウインチ
    (9)が配設され、オーガー吊下げ用ワイヤ(9A)
    は、一端はオーガー吊下げ用ウインチ(9)に固定さ
    れ、他端はオーガー吊下げ用シーブ(4B24)に掛け
    回した後、やぐら部内に垂下されていること。
  2. 【請求項2】 やぐら枠(4B)は継ぎ足し自在に構成
    されている請求項1記載のパイルなどの打設装置。
  3. 【請求項3】 支持金物(5A3)は、当該支持金物を
    縦に分断して左右部分(5A34,5A35)を形成す
    ることにより、両者間に形成される間隙をキー溝(5A
    33)とするように構成されている請求項1記載のパイ
    ルなどの打設装置。
  4. 【請求項4】 昇降枠(6A,6A)は、横断面コ字状
    の型材(6A1)で構成され、この型材の外方面におけ
    る上下には、前後のレール(4B11)の両鍔に対して
    接触転動する第1ローラ(6A2)と、前後のレール
    (4B11)の背部に対して接触転動する第2ローラ
    (6A3)とがそれぞれ設けられていると共に、この昇
    降枠(6A,6A)と連結杆(6B)との連結は、型材
    (6A1)内方面中央に突設した受パイプ(6A4)に
    連結杆(6B)の両端を回動自在に嵌合し、型材と連結
    杆(6B)の両端面とはブッシュを備えたボルト(6A
    5)で回動自在に連結されている請求項1記載のパイル
    などの打設装置。
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