JP2567640B2 - 読取り装置 - Google Patents
読取り装置Info
- Publication number
- JP2567640B2 JP2567640B2 JP62304127A JP30412787A JP2567640B2 JP 2567640 B2 JP2567640 B2 JP 2567640B2 JP 62304127 A JP62304127 A JP 62304127A JP 30412787 A JP30412787 A JP 30412787A JP 2567640 B2 JP2567640 B2 JP 2567640B2
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- Japan
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- photoelectric conversion
- conversion element
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えばファクシミリ装置の小型化を目指し
たもので実質上原稿と寸法的に1:1に対応させた光電変
換素子アレイを配置して成る密着型イメージセンサなど
の読取り装置に関するものである。
たもので実質上原稿と寸法的に1:1に対応させた光電変
換素子アレイを配置して成る密着型イメージセンサなど
の読取り装置に関するものである。
近時、密着型イメージセンサの開発が活発化してお
り、このセンサには原稿からの反射光を集束性ロッド・
レンズ・アレイを介して検知する型式、或いはこのアレ
イを用いないで優れた光量伝達率並びに小型化を達成し
た型式などが開発されている。
り、このセンサには原稿からの反射光を集束性ロッド・
レンズ・アレイを介して検知する型式、或いはこのアレ
イを用いないで優れた光量伝達率並びに小型化を達成し
た型式などが開発されている。
第２図は集束性ロッド・レンズ・アレイを用いない密
着型イメージセンサを示す。
着型イメージセンサを示す。
即ち、長尺状のガラス基板１の上には薄膜形成手段に
よって光電変換素子アレイ２が基板１の長手方向に形成
されており、この光電変換素子アレイ２の上には接着用
樹脂層３を介して保護ガラス板４が形成されている。こ
の保護ガラス板４の上に原稿５が配置され、光源（図示
せず）が原稿５を投光し、その反射光が光電変換素子ア
レイ２で受光される。そして、原稿５は矢印Ａ方向（副
走査方向）に移動し、一方、光電変換素子アレイにおい
て矢印Ｂ方向（主走査方向）に読取り、これにより、原
稿５が二次元全体に亘って読取られる。
よって光電変換素子アレイ２が基板１の長手方向に形成
されており、この光電変換素子アレイ２の上には接着用
樹脂層３を介して保護ガラス板４が形成されている。こ
の保護ガラス板４の上に原稿５が配置され、光源（図示
せず）が原稿５を投光し、その反射光が光電変換素子ア
レイ２で受光される。そして、原稿５は矢印Ａ方向（副
走査方向）に移動し、一方、光電変換素子アレイにおい
て矢印Ｂ方向（主走査方向）に読取り、これにより、原
稿５が二次元全体に亘って読取られる。
しかしながら、上記構成の読取り装置によれば、原稿
５と保護ガラス板４が擦り合うために保護ガラス板４上
に静電気が発生し、これにより、光電変換素子アレイが
電界の影響を受け、出力信号に誤差が生じたり、その波
形に乱れが生じる。
５と保護ガラス板４が擦り合うために保護ガラス板４上
に静電気が発生し、これにより、光電変換素子アレイが
電界の影響を受け、出力信号に誤差が生じたり、その波
形に乱れが生じる。
しかも、上記の読取り装置がファクシミリ装置などに
搭載された場合、ファクシミリ装置自体が有するノイズ
発生源（例えばスイッチング電源やパルスモータなど）
により光電変換素子アレイ２にノイズが誘導され、これ
により、読取り信号にノイズが加えられ、その結果、S/
N比が低下する。
搭載された場合、ファクシミリ装置自体が有するノイズ
発生源（例えばスイッチング電源やパルスモータなど）
により光電変換素子アレイ２にノイズが誘導され、これ
により、読取り信号にノイズが加えられ、その結果、S/
N比が低下する。
本発明者等はかかる問題点を解決するために既に特願
昭62−215798号により光電変換素子アレイ２と原稿５の
間に導電体を形成し、しかも、その導電体を電気的にア
ース側へ導通させることを提案した。
昭62−215798号により光電変換素子アレイ２と原稿５の
間に導電体を形成し、しかも、その導電体を電気的にア
ース側へ導通させることを提案した。
即ち、第２図において、保護ガラス板４の一方の面に
ITO層を形成し、そのITO層を光電変換素子アレイ２と対
向させるように接着用樹脂層３を介して保護ガラス板４
を貼り合わせ、そして、ITO層の一端をアース側へ導通
させ、その結果、上述した静電気やノイズはITO層に吸
収されてアース側へ流れ、光電変換素子アレイには何等
ノイズが加わらなくなる。
ITO層を形成し、そのITO層を光電変換素子アレイ２と対
向させるように接着用樹脂層３を介して保護ガラス板４
を貼り合わせ、そして、ITO層の一端をアース側へ導通
させ、その結果、上述した静電気やノイズはITO層に吸
収されてアース側へ流れ、光電変換素子アレイには何等
ノイズが加わらなくなる。
しかし乍ら、このような構成の読取り装置において
は、接着用樹脂層３を塗布するに当たって、その塗布分
布にムラが生じ易く、そのために光電変換素子アレイ２
の電極部や光電変換部とITO層の間でショートが発生
し、これによって読取り信号が得られない。
は、接着用樹脂層３を塗布するに当たって、その塗布分
布にムラが生じ易く、そのために光電変換素子アレイ２
の電極部や光電変換部とITO層の間でショートが発生
し、これによって読取り信号が得られない。
従って本発明は上記事情に鑑みて完成されたものであ
り、その目的は静電気の影響やノイズを除去してS/N比
を高め、しかも，読取り信号が正確に得られるようにな
った高性能且つ高信頼性の読取り装置を提供することに
ある。
り、その目的は静電気の影響やノイズを除去してS/N比
を高め、しかも，読取り信号が正確に得られるようにな
った高性能且つ高信頼性の読取り装置を提供することに
ある。
本発明によれば、基板上に形成された光電変換素子ア
レイと対向して被検知体を配置し、該素子アレイと対応
した部位に置かれた長尺状光源が該被検知体を投光し、
その反射光を光電変換素子アレイが受光し、この素子ア
レイから順次時系列に読取り信号が得られる読取り装置
において、前記光電変換素子アレイの上に絶縁性粒状体
から成るスペーサを介して導電体を形成したことを特徴
とする読取り装置が提供される。
レイと対向して被検知体を配置し、該素子アレイと対応
した部位に置かれた長尺状光源が該被検知体を投光し、
その反射光を光電変換素子アレイが受光し、この素子ア
レイから順次時系列に読取り信号が得られる読取り装置
において、前記光電変換素子アレイの上に絶縁性粒状体
から成るスペーサを介して導電体を形成したことを特徴
とする読取り装置が提供される。
以下、本発明を第１図により詳細に説明する。
第１図は本発明者等が既に提案した読取り装置であ
り、同図によれば、ガラスなどから成る透光性基板６の
上にはCr,Alなどを蒸着して成る共通電極７が形成さ
れ、この共通電極７の上にはアモルファスシリコンなど
から成る光電変換部８が形成され、そして、光電変換部
８の上にはITOなどから成る透明電極９がスパッタリン
グ又は蒸着によって各々の光電変換部に個別的に形成さ
れ、更に透明電極９の一部を覆うようにCr,Alなどを蒸
着させて引出し電極10が個別的に形成される。また、保
護ガラス板11の上にITO層12をスパッタリング又は蒸着
により形成し、一方、５〜20μｍ位の径から成る多数個
の絶縁性粒状体13（例えば積水ファインケミカル（株）
製ミクロパール）が絶縁性接着用樹脂14によって粘着さ
れ、それが上記ITO層12の上に塗布され、そして、樹脂
が塗布されたままの保護ガラス板11が光電変換素子アレ
イ面に対して貼り合わされ、次いで、樹脂を硬化させ
る。
り、同図によれば、ガラスなどから成る透光性基板６の
上にはCr,Alなどを蒸着して成る共通電極７が形成さ
れ、この共通電極７の上にはアモルファスシリコンなど
から成る光電変換部８が形成され、そして、光電変換部
８の上にはITOなどから成る透明電極９がスパッタリン
グ又は蒸着によって各々の光電変換部に個別的に形成さ
れ、更に透明電極９の一部を覆うようにCr,Alなどを蒸
着させて引出し電極10が個別的に形成される。また、保
護ガラス板11の上にITO層12をスパッタリング又は蒸着
により形成し、一方、５〜20μｍ位の径から成る多数個
の絶縁性粒状体13（例えば積水ファインケミカル（株）
製ミクロパール）が絶縁性接着用樹脂14によって粘着さ
れ、それが上記ITO層12の上に塗布され、そして、樹脂
が塗布されたままの保護ガラス板11が光電変換素子アレ
イ面に対して貼り合わされ、次いで、樹脂を硬化させ
る。
かくして、粒状体13及び樹脂14を介してITO層12と保
護ガラス板11が順次形成された構成となり、そして、粒
状体13はITO層12と光電変換素子アレイの間のスペーサ
と成り得る。
護ガラス板11が順次形成された構成となり、そして、粒
状体13はITO層12と光電変換素子アレイの間のスペーサ
と成り得る。
また、上記基板６は金属から成る基板支持部材15に付
設されており、この基板支持部材15には長尺状凹部15a
が主走査方向に形成され、そして、凹部15aに長尺状光
源16が配置される。この光源16は長尺状絶縁性凹部体17
並びにこの凹部体17の底面に配設された複数のLEDチッ
プ18から成り、このLEDチップが投光する光は光通過孔1
9、ITO層12及び保護ガラス板11を介して原稿20を照射
し、その反射光が光電変換部８によって受光される。
設されており、この基板支持部材15には長尺状凹部15a
が主走査方向に形成され、そして、凹部15aに長尺状光
源16が配置される。この光源16は長尺状絶縁性凹部体17
並びにこの凹部体17の底面に配設された複数のLEDチッ
プ18から成り、このLEDチップが投光する光は光通過孔1
9、ITO層12及び保護ガラス板11を介して原稿20を照射
し、その反射光が光電変換部８によって受光される。
このような構成の読取り装置においては、透明電極９
や引出し電極10とITO層12の間に所定の形状を成す粒状
体13が介在しており、そのために樹脂14を塗布するに当
たってその塗布分布にムラが生じたとしてもショートが
生じることがない。
や引出し電極10とITO層12の間に所定の形状を成す粒状
体13が介在しており、そのために樹脂14を塗布するに当
たってその塗布分布にムラが生じたとしてもショートが
生じることがない。
上記粒状体13は、例えば樹脂から成り、その形状は球
体、楕円体などがある。
体、楕円体などがある。
以上の通り、本発明の読取り装置によれば、光電変換
素子アレイと被検知体の間に導電体を形成し、これによ
り、被検知体と擦り合った時に発生する静電気並びに外
来ノイズを除去することができ、それに加えてその導電
体と光電変換素子アレイの間で確実な絶縁性が得られ、
その結果、高性能且つ高信頼性の読取り装置を提供する
ことができた。
素子アレイと被検知体の間に導電体を形成し、これによ
り、被検知体と擦り合った時に発生する静電気並びに外
来ノイズを除去することができ、それに加えてその導電
体と光電変換素子アレイの間で確実な絶縁性が得られ、
その結果、高性能且つ高信頼性の読取り装置を提供する
ことができた。
尚、本発明の読取り装置は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々の変更、改善等々は何等差支えない。
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種
々の変更、改善等々は何等差支えない。
第１図は本発明読取り装置の断面図であり、第２図は密
着型読取り系の概略図である。 １……ガラス基板 ２……光電変換素子アレイ ４、11……保護ガラス板 ５、20……原稿 ７……共通電極 ８……光電変換部 ９……透明電極 12……ITO層 13……絶縁性粒状体 14……絶縁性接着用樹脂
着型読取り系の概略図である。 １……ガラス基板 ２……光電変換素子アレイ ４、11……保護ガラス板 ５、20……原稿 ７……共通電極 ８……光電変換部 ９……透明電極 12……ITO層 13……絶縁性粒状体 14……絶縁性接着用樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−82570（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−134967（ＪＰ，Ａ) 特開 昭62−36961（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−71173（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】基板上に形成された光電変換素子アレイと
対向して被検知体を配置し、該素子アレイと対応した部
位に置かれた長尺状光源が該被検知体を投光し、その反
射光を光電変換素子アレイが受光し、この素子アレイか
ら順次時系列に読取り信号が得られる読取り装置におい
て、前記光電変換素子アレイの上に絶縁性粒状体から成
るスペーサを介して導電体を形成したことを特徴とする
読取り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62304127A JP2567640B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62304127A JP2567640B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 読取り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01144678A JPH01144678A (ja) | 1989-06-06 |
| JP2567640B2 true JP2567640B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=17929362
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62304127A Expired - Fee Related JP2567640B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 読取り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567640B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7502146B2 (en) | 2002-01-29 | 2009-03-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading apparatus including reading unit having conductive abutting portion |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62304127A patent/JP2567640B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01144678A (ja) | 1989-06-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |