JP2567513B2 - ターニングセンタのy軸移動機構 - Google Patents
ターニングセンタのy軸移動機構Info
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- JP2567513B2 JP2567513B2 JP2261990A JP26199090A JP2567513B2 JP 2567513 B2 JP2567513 B2 JP 2567513B2 JP 2261990 A JP2261990 A JP 2261990A JP 26199090 A JP26199090 A JP 26199090A JP 2567513 B2 JP2567513 B2 JP 2567513B2
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- saddle
- axis
- turning center
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Description
本発明は、タレットをY軸方向へ移動可能に設けたタ
ーニングセンタのY軸移動機構に関する。
ーニングセンタのY軸移動機構に関する。
【従来の技術】 主軸に対して工具を移動させる機構において、リニヤ
ガイドの採用により大きなY軸移動ストロークを確保し
たものとしては、例えば、特開平1−234101号公報、特
開昭62−282802号公報に記載の如く、基台20の上部に第
一可動サドル21をX軸方向へ移動可能に設け、その第一
可動サドル21へ第二可動サドル22をY軸方向へ移動可能
に設け、更にその第二可動サドル22に第三可動サドル23
をZ軸方向へ移動可能に設けるといったように、各サド
ル21、22、23を互いに摺動可能に連設したものが知られ
ている。
ガイドの採用により大きなY軸移動ストロークを確保し
たものとしては、例えば、特開平1−234101号公報、特
開昭62−282802号公報に記載の如く、基台20の上部に第
一可動サドル21をX軸方向へ移動可能に設け、その第一
可動サドル21へ第二可動サドル22をY軸方向へ移動可能
に設け、更にその第二可動サドル22に第三可動サドル23
をZ軸方向へ移動可能に設けるといったように、各サド
ル21、22、23を互いに摺動可能に連設したものが知られ
ている。
前記機構にあって、各可動サドルは、互いに一平面に
固設されたリニヤガイドに沿って移動するので、任意の
二方向を含む面の回転モーメントに対する支持力に弱
く、装置の大型化を招く欠点があった。
固設されたリニヤガイドに沿って移動するので、任意の
二方向を含む面の回転モーメントに対する支持力に弱
く、装置の大型化を招く欠点があった。
本発明は、少なくとも一つの主軸台をZ方向へ移動可
能に設け、タレットをX軸及びY軸方向へのみ移動可能
とした移動機構であって、その構成は、基台の側部に固
定サドルを付設し、Z軸を中心に回転可能なタレットが
X軸方向へ移動可能に備えられた可動サドルを、その可
動サドルと前記基台、及び可動サドルと固定サドルとの
各相互間に配置した複数のガイドを介してY軸方向へ移
動可能に設け、又前記ガイドにクランプ機構を取り付け
たことにある。
能に設け、タレットをX軸及びY軸方向へのみ移動可能
とした移動機構であって、その構成は、基台の側部に固
定サドルを付設し、Z軸を中心に回転可能なタレットが
X軸方向へ移動可能に備えられた可動サドルを、その可
動サドルと前記基台、及び可動サドルと固定サドルとの
各相互間に配置した複数のガイドを介してY軸方向へ移
動可能に設け、又前記ガイドにクランプ機構を取り付け
たことにある。
少なくとも1つの主軸台がZ軸方向に移動可能に設け
られ、タレットがX軸及びY軸方向へ移動可能であるか
ら、タレットは前記主軸台に対して相対的にX軸、Y
軸、Z軸方向へ移動が可能となり、又1つのサドルが固
定式であり、複数のガイドが介在されることによって、
高い剛性を確保できる。更にクランプ機構を設けること
によって、安定度の向上も図られる。
られ、タレットがX軸及びY軸方向へ移動可能であるか
ら、タレットは前記主軸台に対して相対的にX軸、Y
軸、Z軸方向へ移動が可能となり、又1つのサドルが固
定式であり、複数のガイドが介在されることによって、
高い剛性を確保できる。更にクランプ機構を設けること
によって、安定度の向上も図られる。
以下本発明に係る実施例を図面に従って説明する。 第1図はターニングセンタの斜視図を示したものであ
り、基台1には、Z軸方向へ敷設されたZ軸レール4に
沿って、図示しないモータとボールねじとにより移動可
能に設けられた主軸台2が設けられ、その主軸台2に
は、主軸3がZ軸方向へ回転自在に軸承されている。 又基台1の側面には、固定サドル5が付設され、その
固定サドル5には、Y軸方向に転動体支持によるガイド
6が密着固定されている。また基台1の側面にも、前記
ガイド6と平行で且つ一定間隔をおいた直進状の滑りガ
イド7が密着固定されている。可動サドル8は、当該ガ
イド6及び滑りガイド7に沿ってY軸方向に摺動可能に
設けられる。当該ガイド6及び滑りガイド7は可動サド
ル8のY軸に平行な隣り合った面と当接し、回転モーメ
ントに対する剛性を高められるのでガイド間の距離が離
れている方が望ましい。 刃物台9は、前記可動サドル8の上面のX軸方向に刻
設されたX軸ガイド10上を図示しない割出し用モータ及
びボールねじにより移動自在となっている。タレット11
は、当該刃物台9のXY平面に設けられ、当該刃物台9に
内蔵された図示しない割出し用モータにより回転自在に
軸承され、タレット11外周には切削工具12もしくは図示
しないモータにより回転する回転工具13を装着してい
る。 第2図は、滑りガイド7におけるXZ平面図である。当
該滑りガイド7を摺動する可動サドル8は、シリンダ14
及び複数のピストン15、15……からなるクランプ機構を
有し、切削加工時には図示しない油圧ポンプにより加圧
された作動油が当該シリンダ14のピストン15を押圧し、
滑りガイド7を強固に把持する。尚、本実施例では、基
台に滑りガイドを固設し、可動サドルに油圧によるクラ
ンプ機構を設けているが、可動サドルに滑りガイドを固
設し、モータ駆動によるクランプ機構をベッド側に取り
付けてもよい。
り、基台1には、Z軸方向へ敷設されたZ軸レール4に
沿って、図示しないモータとボールねじとにより移動可
能に設けられた主軸台2が設けられ、その主軸台2に
は、主軸3がZ軸方向へ回転自在に軸承されている。 又基台1の側面には、固定サドル5が付設され、その
固定サドル5には、Y軸方向に転動体支持によるガイド
6が密着固定されている。また基台1の側面にも、前記
ガイド6と平行で且つ一定間隔をおいた直進状の滑りガ
イド7が密着固定されている。可動サドル8は、当該ガ
イド6及び滑りガイド7に沿ってY軸方向に摺動可能に
設けられる。当該ガイド6及び滑りガイド7は可動サド
ル8のY軸に平行な隣り合った面と当接し、回転モーメ
ントに対する剛性を高められるのでガイド間の距離が離
れている方が望ましい。 刃物台9は、前記可動サドル8の上面のX軸方向に刻
設されたX軸ガイド10上を図示しない割出し用モータ及
びボールねじにより移動自在となっている。タレット11
は、当該刃物台9のXY平面に設けられ、当該刃物台9に
内蔵された図示しない割出し用モータにより回転自在に
軸承され、タレット11外周には切削工具12もしくは図示
しないモータにより回転する回転工具13を装着してい
る。 第2図は、滑りガイド7におけるXZ平面図である。当
該滑りガイド7を摺動する可動サドル8は、シリンダ14
及び複数のピストン15、15……からなるクランプ機構を
有し、切削加工時には図示しない油圧ポンプにより加圧
された作動油が当該シリンダ14のピストン15を押圧し、
滑りガイド7を強固に把持する。尚、本実施例では、基
台に滑りガイドを固設し、可動サドルに油圧によるクラ
ンプ機構を設けているが、可動サドルに滑りガイドを固
設し、モータ駆動によるクランプ機構をベッド側に取り
付けてもよい。
以上のように構成したY軸付ターニングセンタは、基
台の一側面とそれに隣り合った別の面とに固設された複
数のガイドに沿って移動するので、回転モーメントに強
く、可動サドルは刃物台とのバランスを取ることによ
り、コンパクトな構造に作成することができる。
台の一側面とそれに隣り合った別の面とに固設された複
数のガイドに沿って移動するので、回転モーメントに強
く、可動サドルは刃物台とのバランスを取ることによ
り、コンパクトな構造に作成することができる。
図面は本発明のターニングセンタのY軸移動機構を示し
たもので、第1図は該ターニングセンタの斜視を示す説
明図、第2図は可動サドルのシリンダ及び滑りガイドの
平面図、第3図及び第4図は従来の技術の説明図であ
る。 1……基台、2……主軸台、3……主軸、4……Z軸レ
ール、5……固定サドル、6……ガイド、7……滑りガ
イド、8……可動サドル、9……刃物台、10……X軸ガ
イド、11……タレット、12……切削工具、13……回転工
具、14……シリンダ、15……ピストン、20……基台、21
……第一可動サドル、22……第二可動サドル、23……第
三可動サドル。
たもので、第1図は該ターニングセンタの斜視を示す説
明図、第2図は可動サドルのシリンダ及び滑りガイドの
平面図、第3図及び第4図は従来の技術の説明図であ
る。 1……基台、2……主軸台、3……主軸、4……Z軸レ
ール、5……固定サドル、6……ガイド、7……滑りガ
イド、8……可動サドル、9……刃物台、10……X軸ガ
イド、11……タレット、12……切削工具、13……回転工
具、14……シリンダ、15……ピストン、20……基台、21
……第一可動サドル、22……第二可動サドル、23……第
三可動サドル。
フロントページの続き (72)発明者 古川 浩二朗 愛知県名古屋市北区辻町1丁目32番地 株式会社大隈鐵工所内 (56)参考文献 特開 平3−35905(JP,A) 実開 昭59−143636(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】基台上に、少なくとも一つの主軸台をZ方
向へ移動可能に設けると共に、前記基台の側部に固定サ
ドルを付設し、Z軸を中心に回転可能なタレットがX軸
方向へ移動可能に備えられた可動サドルを、その可動サ
ドルと前記基台、及び可動サドルと固定サドルとの各相
互間に配置した複数のガイドを介してY軸方向へ移動可
能に設けて成るターニングセンタのY軸移動機構。 - 【請求項2】前記ガイドにクランプ機構を取り付けた請
求項1のターニングセンタのY軸移動機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261990A JP2567513B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | ターニングセンタのy軸移動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2261990A JP2567513B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | ターニングセンタのy軸移動機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04141301A JPH04141301A (ja) | 1992-05-14 |
JP2567513B2 true JP2567513B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=17369477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2261990A Expired - Fee Related JP2567513B2 (ja) | 1990-09-29 | 1990-09-29 | ターニングセンタのy軸移動機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567513B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10207970C1 (de) * | 2002-02-25 | 2003-08-21 | Deckel Maho Pfronten Gmbh | Fräsmaschine zur Fräs- und Drehbearbeitung von Stangenmaterial |
CN103143727A (zh) * | 2013-03-21 | 2013-06-12 | 江苏宏大高精机床有限公司 | 车床安全起吊结构 |
JP5435169B1 (ja) * | 2013-08-21 | 2014-03-05 | 株式会社不二越 | 工作機械 |
-
1990
- 1990-09-29 JP JP2261990A patent/JP2567513B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04141301A (ja) | 1992-05-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |