JP2567456Y2 - 連続鋳造設備のモールド振動装置 - Google Patents
連続鋳造設備のモールド振動装置Info
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- JP2567456Y2 JP2567456Y2 JP1991078936U JP7893691U JP2567456Y2 JP 2567456 Y2 JP2567456 Y2 JP 2567456Y2 JP 1991078936 U JP1991078936 U JP 1991078936U JP 7893691 U JP7893691 U JP 7893691U JP 2567456 Y2 JP2567456 Y2 JP 2567456Y2
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- Japan
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- vibration
- vibration table
- mold
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、垂直式または垂直湾曲
式の連続鋳造設備において、鋳片の性状を改善するため
にモールドを鋳造方向に沿って上下方向に振動させるモ
ールド振動装置に関する。
式の連続鋳造設備において、鋳片の性状を改善するため
にモールドを鋳造方向に沿って上下方向に振動させるモ
ールド振動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鋳片の性状を改善するためにモー
ルドを鋳造方向に沿って上下方向に振動させるモールド
振動装置は、たとえば特開平3−106540号公報に
おいて、スタンドに立設した2台の振動シリンダー装置
に、モールドを保持する振動テーブルを直接設けたもの
が開示されている。また、実開平1−10549号公報
において、スタンドに平行リンク機構を介してモールド
を保持する振動テーブルを設け、平行リンクの一端に振
動装置を連結したものが開示されている。
ルドを鋳造方向に沿って上下方向に振動させるモールド
振動装置は、たとえば特開平3−106540号公報に
おいて、スタンドに立設した2台の振動シリンダー装置
に、モールドを保持する振動テーブルを直接設けたもの
が開示されている。また、実開平1−10549号公報
において、スタンドに平行リンク機構を介してモールド
を保持する振動テーブルを設け、平行リンクの一端に振
動装置を連結したものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、先の従来例で
は、振動シリンダー装置は出力ロッドで直接振動テーブ
ルを支持させるため、振動テーブルに水平方向の負荷が
発生すると、この水平方向の負荷を出力ロッドの摺動面
で支持しなければならず、摺動面に偏摩耗が生じて振動
シリンダー装置の寿命が短くなるという問題があった。
は、振動シリンダー装置は出力ロッドで直接振動テーブ
ルを支持させるため、振動テーブルに水平方向の負荷が
発生すると、この水平方向の負荷を出力ロッドの摺動面
で支持しなければならず、摺動面に偏摩耗が生じて振動
シリンダー装置の寿命が短くなるという問題があった。
【0004】また、後の従来例では、平行リンク機構の
連結はピンジョイントを介して行われており、振動テー
ブルに加わる水平方向の負荷によりピンジョイントに偏
磨耗が生じて振動テーブルの姿勢がずれ、横振れが発生
してモールドの位置精度が低下し、振動テーブルの寿命
が短くなるという問題があった。
連結はピンジョイントを介して行われており、振動テー
ブルに加わる水平方向の負荷によりピンジョイントに偏
磨耗が生じて振動テーブルの姿勢がずれ、横振れが発生
してモールドの位置精度が低下し、振動テーブルの寿命
が短くなるという問題があった。
【0005】本考案は、上記問題点を解決して、振動テ
ーブルの上下方向の振動を案内するとともに、水平方向
の負荷が生じてもその負荷による振動テーブルの水平方
向の揺れを防止することができ、水平方向の負荷により
偏磨耗も発生せず寿命も長い連続鋳造設備のモールド振
動装置を提供することを目的とする。
ーブルの上下方向の振動を案内するとともに、水平方向
の負荷が生じてもその負荷による振動テーブルの水平方
向の揺れを防止することができ、水平方向の負荷により
偏磨耗も発生せず寿命も長い連続鋳造設備のモールド振
動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本考案の連続鋳造設備のモールド振動装置は、スタ
ンドの上部に立設された振動装置本体上に、モールドを
保持可能な振動テーブルを設け、前記スタンドと振動テ
ーブルにそれぞれ両端が連結固定されて上下方向にのみ
変位を許す横振れ規制用の第1板ばねと第2板ばねを互
いに直交する水平方向に配設するとともに、スタンドと
振動テーブルに両端が連結固定されて振動テーブルの水
平姿勢を保持する第3板ばねを、第1板ばねと同一長さ
でかつ第1板ばねの垂直方向に対応する位置に互いに平
行に設けた第1板ばねと同一長さでかつ第1板ばねと平
行に設けたものである。
めに本考案の連続鋳造設備のモールド振動装置は、スタ
ンドの上部に立設された振動装置本体上に、モールドを
保持可能な振動テーブルを設け、前記スタンドと振動テ
ーブルにそれぞれ両端が連結固定されて上下方向にのみ
変位を許す横振れ規制用の第1板ばねと第2板ばねを互
いに直交する水平方向に配設するとともに、スタンドと
振動テーブルに両端が連結固定されて振動テーブルの水
平姿勢を保持する第3板ばねを、第1板ばねと同一長さ
でかつ第1板ばねの垂直方向に対応する位置に互いに平
行に設けた第1板ばねと同一長さでかつ第1板ばねと平
行に設けたものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、振動テーブルは第1板ばね
および第2板ばねの上下方向の揺動により上下方向の振
動が案内されるので、従来のような回動支持部を設けな
くても、板ばねの両端部を連結固定することにより振動
テーブルを案内支持することができ、水平方向の負荷に
より偏磨耗する部分を無くすことができる。さらに、振
動テーブルに水平方向の負荷が加わっても、横振れ規制
用の第1板ばねおよび第2板ばねはその長さ方向で負荷
を支持できるため、水平面上で互いに直交する横振れ規
制用第1板ばねおよび第2板ばねにより、すべての水平
方向の負荷を支持することができて横揺れを防止するこ
とができ、振動装置本体の摺動部分に偏磨耗が生じるこ
とがない。また、第1板ばねと、第1板ばねと平行に連
結されて同一長さの第3板ばねとにより、平行リンクが
構成されるので、振動テーブルの姿勢を常に水平に保つ
ことができる。したがって、横振れ規制用板ばねの弾性
により、振動テーブルの上下方向の振動を案内するとと
もに水平方向の振れを防止することができ、また第3板
ばねを追加する簡単な構成で振動テーブルを水平に保持
することができ、しかも偏磨耗も少なく寿命の長い高精
度のモールド振動装置を提供することができる。
および第2板ばねの上下方向の揺動により上下方向の振
動が案内されるので、従来のような回動支持部を設けな
くても、板ばねの両端部を連結固定することにより振動
テーブルを案内支持することができ、水平方向の負荷に
より偏磨耗する部分を無くすことができる。さらに、振
動テーブルに水平方向の負荷が加わっても、横振れ規制
用の第1板ばねおよび第2板ばねはその長さ方向で負荷
を支持できるため、水平面上で互いに直交する横振れ規
制用第1板ばねおよび第2板ばねにより、すべての水平
方向の負荷を支持することができて横揺れを防止するこ
とができ、振動装置本体の摺動部分に偏磨耗が生じるこ
とがない。また、第1板ばねと、第1板ばねと平行に連
結されて同一長さの第3板ばねとにより、平行リンクが
構成されるので、振動テーブルの姿勢を常に水平に保つ
ことができる。したがって、横振れ規制用板ばねの弾性
により、振動テーブルの上下方向の振動を案内するとと
もに水平方向の振れを防止することができ、また第3板
ばねを追加する簡単な構成で振動テーブルを水平に保持
することができ、しかも偏磨耗も少なく寿命の長い高精
度のモールド振動装置を提供することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る連続鋳造設備のモールド
振動装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
振動装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0009】1は垂直式または垂直湾曲式の連続鋳造設
備において、鋳造ラインの入口に配置される平面視が矩
形枠体状のモールドスタンドで、このモールドスタンド
1上には振動テーブル2を介してモールド3が着脱自在
に配設され、モールドスタンド1の下方には、図示しな
いが鋳片を案内するピンチローラーやガイドローラーが
配設されている。
備において、鋳造ラインの入口に配置される平面視が矩
形枠体状のモールドスタンドで、このモールドスタンド
1上には振動テーブル2を介してモールド3が着脱自在
に配設され、モールドスタンド1の下方には、図示しな
いが鋳片を案内するピンチローラーやガイドローラーが
配設されている。
【0010】前記モールドスタンド1の短辺フレーム1
a中央部には、振動テーブル2を上下に振動させるデジ
タルステッピングシリンダー装置(振動装置本体の一
例)4がそれぞれ立設され、ステッピングシリンダー装
置4の出力端に平面視矩形枠体状の振動テーブル2が連
結支持されている。そして、このモールドスタンド1と
振動テーブル2の間には、振動テーブル2の横振れを防
止する横振れ規制装置5が設けられている。
a中央部には、振動テーブル2を上下に振動させるデジ
タルステッピングシリンダー装置(振動装置本体の一
例)4がそれぞれ立設され、ステッピングシリンダー装
置4の出力端に平面視矩形枠体状の振動テーブル2が連
結支持されている。そして、このモールドスタンド1と
振動テーブル2の間には、振動テーブル2の横振れを防
止する横振れ規制装置5が設けられている。
【0011】この横振れ規制装置5は、従来のように回
動支持部を設けることなく振動テーブル2を上下方向に
案内するとともに、振動テーブル2に加わる水平方向の
負荷を支持してステッピングシリンダー装置4の摺動部
に生じる偏磨耗を防止するもので、横振れを防止する部
材として板ばねを利用し、板ばねの弾性により上下の振
動を許すと共に、板ばねの長さ方向の伸縮(ほとんどな
い)により水平方向の動きを規制するものである。した
がって、板ばねは少なくとも互いに直交する水平方向に
2枚配設する必要がある。
動支持部を設けることなく振動テーブル2を上下方向に
案内するとともに、振動テーブル2に加わる水平方向の
負荷を支持してステッピングシリンダー装置4の摺動部
に生じる偏磨耗を防止するもので、横振れを防止する部
材として板ばねを利用し、板ばねの弾性により上下の振
動を許すと共に、板ばねの長さ方向の伸縮(ほとんどな
い)により水平方向の動きを規制するものである。した
がって、板ばねは少なくとも互いに直交する水平方向に
2枚配設する必要がある。
【0012】すなわち、横振れ規制装置5には、モール
ドスタンド1の短辺フレーム1aに沿うx−x方向に第
1板ばね6Aがそれぞれ配設され、またモールドスタン
ド1の短辺フレーム1bに沿うy−y方向に第2板ばね
6Bがそれぞれ配設されている。さらに第1板ばね6A
の上方には、振動テーブル2の水平姿勢を維持する第3
板ばね6Cが第1板ばね6Aに平行に配設されている。
ドスタンド1の短辺フレーム1aに沿うx−x方向に第
1板ばね6Aがそれぞれ配設され、またモールドスタン
ド1の短辺フレーム1bに沿うy−y方向に第2板ばね
6Bがそれぞれ配設されている。さらに第1板ばね6A
の上方には、振動テーブル2の水平姿勢を維持する第3
板ばね6Cが第1板ばね6Aに平行に配設されている。
【0013】以下に横振れ規制装置5の詳細を説明する
と、モールドスタンド1の短辺フレーム1aの両端部に
立設された支柱部材7には、スタンド側第1取付部材8
Aが外側に突出するように設けられている。一方、振動
テーブル2の短辺部2aの中央部でステッピングシリン
ダー装置4の出力端連結部外側にはテーブル側第1取付
部材9Aが突設され、さらにその真上に所定間隔をあけ
てテーブル側第3取付部材9Cが突設されている。そし
て、スタンド側第1取付部材8の下部とテーブル第1側
取付部材9Aの間に、短辺フレーム1aに沿うx−x方
向の第1板ばね6Aが両端部を連結固定され、この第1
板ばね6Aはx−x方向の中心線に対して両側の対称位
置に配置される。また、スタンド側第1取付部材8Aの
上端部とテーブル側第3取付部材9Cの間に、第1板ば
ね6Aと平行で同一長さの第3板ばね6Cが、第1板ば
ね6Aの垂直上方向に対応する位置に所定の間隔Lをあ
けて両端部を連結固定されている。
と、モールドスタンド1の短辺フレーム1aの両端部に
立設された支柱部材7には、スタンド側第1取付部材8
Aが外側に突出するように設けられている。一方、振動
テーブル2の短辺部2aの中央部でステッピングシリン
ダー装置4の出力端連結部外側にはテーブル側第1取付
部材9Aが突設され、さらにその真上に所定間隔をあけ
てテーブル側第3取付部材9Cが突設されている。そし
て、スタンド側第1取付部材8の下部とテーブル第1側
取付部材9Aの間に、短辺フレーム1aに沿うx−x方
向の第1板ばね6Aが両端部を連結固定され、この第1
板ばね6Aはx−x方向の中心線に対して両側の対称位
置に配置される。また、スタンド側第1取付部材8Aの
上端部とテーブル側第3取付部材9Cの間に、第1板ば
ね6Aと平行で同一長さの第3板ばね6Cが、第1板ば
ね6Aの垂直上方向に対応する位置に所定の間隔Lをあ
けて両端部を連結固定されている。
【0014】前記モールドスタンド1の長辺フレーム1
b側にはスタンド側第2取付部材8Bが立設され、一方
振動テーブル2の長辺部2b中央にテーブル側第2取付
部材9Bが垂下されている。そして、第1板ばね6Aと
同一水平面上で、スタンド側第2取付部材8Bの上端部
とテーブル側第2取付部材9Bの下端部との間に、長辺
フレーム1bに沿うy−y方向の第2板ばね6Bが両端
部を連結固定され、この第2板ばね6Bはy−y方向の
中心線に対して両側の対称位置に配置される。
b側にはスタンド側第2取付部材8Bが立設され、一方
振動テーブル2の長辺部2b中央にテーブル側第2取付
部材9Bが垂下されている。そして、第1板ばね6Aと
同一水平面上で、スタンド側第2取付部材8Bの上端部
とテーブル側第2取付部材9Bの下端部との間に、長辺
フレーム1bに沿うy−y方向の第2板ばね6Bが両端
部を連結固定され、この第2板ばね6Bはy−y方向の
中心線に対して両側の対称位置に配置される。
【0015】上記構成において、ステッピングシリンダ
ー装置4が駆動され、振動テーブル2は第1板ばね6A
および第2板ばね6Bに案内されて上下方向に振動され
る。この時、振動テーブル2はスタンド側第1,第2取
付け部材8A,8Bの固定端を中心とする円弧方向に振
動することになるが、その振動ストロークは極めて小さ
いため、水平方向の振れはほとんど無視でき、ステッピ
ングシリンダー装置4の摺動部に影響を与えることはな
い。そしてこの振動テーブル2によりモールド3が上下
方向の振動されて鋳造が行われる。この時、振動テーブ
ル2に横方向の負荷が加わっても、振動テーブル2は、
互いに直交する第1板ばね6Aおよび第2板ばね6Bに
より板ばね長さ方向の移動が規制されるため、振動テー
ブル2は横揺れすることがなく、水平方向の負荷は第1
板ばね6Aおよび第2板ばね6Bにより支持される。し
たがって、ステッピングシリンダー装置4の摺動部に負
荷が加わること無く偏磨耗が生じることもない。さら
に、第1板ばね6A1枚では、ステッピングシリンダー
装置4により、テーブル側第1取付部材9Aの固定端を
中心としてテーブル側第1取付部材9Aの固定端を円弧
方向に沿って上下に振動させ、振動テーブル2の水平姿
勢を崩しモールド3の鋳造軸心を揺らせることになる
が、第1板ばね6Aに平行に配置される第3板バネ6C
により、第1板ばね6Aとの間で平行リンクを形成し、
これにより振動テーブル2の水平姿勢を保持することが
でき、振動テーブル2の精度をより向上させることがで
きる。
ー装置4が駆動され、振動テーブル2は第1板ばね6A
および第2板ばね6Bに案内されて上下方向に振動され
る。この時、振動テーブル2はスタンド側第1,第2取
付け部材8A,8Bの固定端を中心とする円弧方向に振
動することになるが、その振動ストロークは極めて小さ
いため、水平方向の振れはほとんど無視でき、ステッピ
ングシリンダー装置4の摺動部に影響を与えることはな
い。そしてこの振動テーブル2によりモールド3が上下
方向の振動されて鋳造が行われる。この時、振動テーブ
ル2に横方向の負荷が加わっても、振動テーブル2は、
互いに直交する第1板ばね6Aおよび第2板ばね6Bに
より板ばね長さ方向の移動が規制されるため、振動テー
ブル2は横揺れすることがなく、水平方向の負荷は第1
板ばね6Aおよび第2板ばね6Bにより支持される。し
たがって、ステッピングシリンダー装置4の摺動部に負
荷が加わること無く偏磨耗が生じることもない。さら
に、第1板ばね6A1枚では、ステッピングシリンダー
装置4により、テーブル側第1取付部材9Aの固定端を
中心としてテーブル側第1取付部材9Aの固定端を円弧
方向に沿って上下に振動させ、振動テーブル2の水平姿
勢を崩しモールド3の鋳造軸心を揺らせることになる
が、第1板ばね6Aに平行に配置される第3板バネ6C
により、第1板ばね6Aとの間で平行リンクを形成し、
これにより振動テーブル2の水平姿勢を保持することが
でき、振動テーブル2の精度をより向上させることがで
きる。
【0016】
【考案の効果】以上に述べたごとく本考案によれば、振
動テーブルは第1板ばねおよび第2板ばねの上下方向の
揺動により上下方向の振動が案内されるので、従来のよ
うな回動支持部を設けなくても、板ばねの両端部を連結
固定することにより振動テーブルを案内支持することが
でき、水平方向の負荷により偏磨耗する部分を無くすこ
とができる。さらに、振動テーブルに水平方向の負荷が
加わっても、横振れ規制用の第1板ばねおよび第2板ば
ねはその長さ方向で負荷を支持できるため、水平面上で
互いに直交する横振れ規制用第1板ばねおよび第2板ば
ねにより、すべての水平方向の負荷を支持することがで
きて横揺れを防止することができ、振動装置本体の摺動
部分に偏磨耗が生じることがない。また、第1板ばね
と、第1板ばねと平行に連結されて同一長さの第3板ば
ねとにより、平行リンクが構成されるので、振動テーブ
ルの姿勢を常に水平に保つことができる。したがって、
横振れ規制用板ばねの弾性により、振動テーブルの上下
方向の振動を案内するとともに水平方向の振れを防止す
ることができ、また第3板ばねを追加する簡単な構成で
振動テーブルを水平に保持することができ、しかも偏磨
耗も少なく寿命の長い高精度のモールド振動装置を提供
することができる。
動テーブルは第1板ばねおよび第2板ばねの上下方向の
揺動により上下方向の振動が案内されるので、従来のよ
うな回動支持部を設けなくても、板ばねの両端部を連結
固定することにより振動テーブルを案内支持することが
でき、水平方向の負荷により偏磨耗する部分を無くすこ
とができる。さらに、振動テーブルに水平方向の負荷が
加わっても、横振れ規制用の第1板ばねおよび第2板ば
ねはその長さ方向で負荷を支持できるため、水平面上で
互いに直交する横振れ規制用第1板ばねおよび第2板ば
ねにより、すべての水平方向の負荷を支持することがで
きて横揺れを防止することができ、振動装置本体の摺動
部分に偏磨耗が生じることがない。また、第1板ばね
と、第1板ばねと平行に連結されて同一長さの第3板ば
ねとにより、平行リンクが構成されるので、振動テーブ
ルの姿勢を常に水平に保つことができる。したがって、
横振れ規制用板ばねの弾性により、振動テーブルの上下
方向の振動を案内するとともに水平方向の振れを防止す
ることができ、また第3板ばねを追加する簡単な構成で
振動テーブルを水平に保持することができ、しかも偏磨
耗も少なく寿命の長い高精度のモールド振動装置を提供
することができる。
【図1】本考案に係るモールド振動装置の一実施例を示
す概略斜視図である。
す概略斜視図である。
【図2】同モールド振動装置の正面図である。
【図3】同モールド振動装置の側面図である。
1 モールドスタンド 2 振動テープル 3 モールド 4 ステッピングシリンダー装置 5 横揺れ規制装置 6A 第1板ばね 6B 第2板ばね 6C 第3板ばね 8A スタンド側第1取付部材 8B スタンド側第2取付部材 9A テーブル側第1取付部材 9B テーブル側第2取付部材 9C テーブル側第3取付部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 山部 昭夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)考案者 高木 安昭 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28 号 日立造船株式会社内 (72)考案者 馬田 一 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)考案者 松川 敏胤 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(無番 地) 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (56)参考文献 実公 昭62−29171(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】スタンドの上部に立設された振動装置本体
上に、モールドを保持可能な振動テーブルを設け、 前記スタンドと振動テーブルにそれぞれ両端が連結固定
されて上下方向にのみ変位を許す横振れ規制用の第1板
ばねと第2板ばねを互いに直交する水平方向に配設する
とともに、 スタンドと振動テーブルに両端が連結固定されて振動テ
ーブルの水平姿勢を保持する第3板ばねを、第1板ばね
と同一長さでかつ第1板ばねの垂直方向に対応する位置
に互いに平行に設けたことを特徴とする連続鋳造設備の
モールド振動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991078936U JP2567456Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 連続鋳造設備のモールド振動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991078936U JP2567456Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 連続鋳造設備のモールド振動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528540U JPH0528540U (ja) | 1993-04-16 |
JP2567456Y2 true JP2567456Y2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=13675766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991078936U Expired - Lifetime JP2567456Y2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 連続鋳造設備のモールド振動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2567456Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19817701C2 (de) * | 1998-04-21 | 2000-09-28 | Sms Demag Ag | Hubtisch mit Oszillationsantrieb für eine Stranggießeinrichtung |
DE19940997A1 (de) * | 1999-08-28 | 2001-03-01 | Sms Demag Ag | Einrichtung zum Stranggießen von Metall |
DE102017201496A1 (de) * | 2017-01-31 | 2018-08-02 | Sms Group Gmbh | Oszillationssystem für eine Stranggießkokille, und Verfahren zum Erzeugen einer Oszillationsbewegung einer Stranggießkokille |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229171U (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-21 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP1991078936U patent/JP2567456Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0528540U (ja) | 1993-04-16 |
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