JP2567321B2 - 植物の栽培装置及び栽培容器 - Google Patents

植物の栽培装置及び栽培容器

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JP2567321B2 JP4100368A JP10036892A JP2567321B2 JP 2567321 B2 JP2567321 B2 JP 2567321B2 JP 4100368 A JP4100368 A JP 4100368A JP 10036892 A JP10036892 A JP 10036892A JP 2567321 B2 JP2567321 B2 JP 2567321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に、植木、草花、野
菜等の適宜植物を温室等に於いて栽培するのに適した植
物の栽培装置及び栽培容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温室等に於いて、植木、草花、野
菜等の適宜植物を栽培する場合、温室内の空気の温度を
栽培植物に適した温度に高める(或いは、下げる)手段
が一般的に広く採用されている。また、特開平2−65
729号公報に記載されているような植物栽培における
土壌中への酸素供給方法とその装置が創出されている。
これは、植物が栽培される栽培床(土壌)中に、多孔質
材料製の酸素供給管を埋設し、この酸素供給管内に酸素
供給装置から酸素を供給して、植物に酸素が供給される
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如き手段にあっては、温室内の空気全体の温度を所望温
度まで高め(或いは、下げ)なければならず、そのため
に、かなり多くの熱エネルギーが必要となる難点があっ
た。しかも、熱エネルギーの損失が大きく、熱エネルギ
ーの効率も悪い難点等があった。また、前述のような酸
素供給方法とその装置にあっては、栽培床に栽培されて
いる植物を他の場所に簡単に移動せしめることができな
い難点があった。すなわち、例えば、温室内に於ける太
陽光(人口光)の照射状態の差異や、温度差等による育
成条件の違い等に対応して、植物を移動せしめたり、育
成状況に応じた植物の密集度等を考慮して植物の間隔を
調節せしめたりするような作業が困難であった。しか
も、栽培床(土壌)中に、多孔質材料製の酸素供給管を
直接埋設してあるので、酸素供給管内が詰まる虞れがあ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前述
の如き難点等を解消すべく創出されたもので、植物の栽
培装置Sにあっては、温室等に任意状態で移動可能に配
置されると共に、移動可能な大きさに形成される断熱性
を備えた栽培容器Aと、温室等に適宜状態で配設される
排水兼用送風パイプ5と、排水兼用送風パイプ5と栽培
容器A内とを連通する接続用チューブ6とを有する構成
とする。そして、接続用チューブ6の基端を排水兼用送
風パイプ5に接続し、接続用チューブ6の先端を栽培容
器Aの排水孔3に着脱可能に接続できるよう形成する。
それから、適宜温冷風送給手段によって、排水兼用送風
パイプ5内に温風や冷風を送給できるよう形成し、この
温風や冷風が、接続用チューブ6を介して栽培容器A内
に送給できるよう構成する手段を採用した。
【0005】また、栽培容器Aにあっては、底壁、左右
側壁、前後壁からなる全体略細長矩形箱状を呈すると共
に、移動可能な大きさに形成される容器基体A1を適宜
断熱材で構成し、この容器基体A1の底壁上面に複数の
排水用傾斜溝1,2を縦横に凹設し、この排水用傾斜溝
1,2の最下部と容器基体A1外部とを連通する排水孔
3を容器基体A1側部に設け、排水兼用送風パイプ5に
連通される接続用チューブ6が着脱自在となる略L字状
の接続用管4を、その下端が容器基体A1の側方に向う
ように排水孔3に装着する手段を採用した。
【0006】
【作用】しかして、本発明の植物の栽培装置Sにあって
は、栽培容器Aは、移動可能な大きさに形成され、温室
等に任意状態で移動可能に配置されると共に、接続用チ
ューブ6の先端部分が排水孔3に着脱可能に接続され
る。そして、排水兼用送風パイプ5内には、適宜温冷風
送給手段からの温風や冷風が送給され、この温風や冷風
が接続用チューブ6を介して栽培容器A内に送給され
て、栽培容器A内が所望温度に維持される。
【0007】また、本発明の栽培容器Aにあっては、容
器基体A1は、適宜断熱材で移動可能な大きさに構成さ
れると共に、底壁、左右側壁、前後壁からなる全体略細
長矩形箱状を呈する。そして、容器基体A1の底壁上面
には、複数の排水用傾斜溝1,2が縦横に凹設され、排
水用傾斜溝1,2の最下部には、容器基体A1外部に連
通する排水孔3が容器基体A1側部に配されている。ま
た、排水孔3には、略L字状の接続用管4がその下端が
容器基体A1の側方に向くように装着され、この接続用
管4の下端には、排水兼用送風パイプ5に連通される接
続用チューブ6が着脱自在に装着されて、排水兼用送風
パイプ5内と栽培容器A内とを連通状態とする。
【0008】
【実施例】以下、図示例に基づいて本発明を説明する。
図中Sは、本発明の植物の栽培装置を示し、この栽培装
置Sは、温室等に任意状態で移動可能に配置される断熱
性を備えた移動可能な大きさに形成される適数の栽培容
器Aと、温室等に適宜状態で配設される排水兼用送風パ
イプ5と、排水兼用送風パイプ5と栽培容器A内とを連
通する適数の接続用チューブ6とを有するものである。
そして、接続用チューブ6は、その基端を排水兼用送風
パイプ5に接続し、その先端を栽培容器Aの排水孔3に
着脱可能に接続できるよう形成されている。それから、
適宜温冷風送給手段によって、排水兼用送風パイプ5内
に温風や冷風を送給できるよう形成し、この温風や冷風
が、接続用チューブ6を介して適数の栽培容器A内に送
給できるように構成されている。すなわち、適宜温冷風
送給手段からの温風や冷風を、排水兼用送風パイプ5を
介して適数の栽培容器A内に直接的に送給できるように
し、栽培容器A内の植物を最適な温度で、栽培できるよ
うに構成したものである。
【0009】そして、この栽培装置Sに使用される栽培
容器Aは、断熱性を備えた発泡性合成樹脂材にて、底
壁、左右側壁、前後壁からなる全体略細長矩形箱状を呈
すると共に、移動可能な大きさに形成される容器基体A
1を形成し、この容器基体A1の底壁上面に複数の排水
用傾斜溝1,2を縦横に凹設し、更に、この排水用傾斜
溝1,2の最下部と容器基体A1外部とを連通する排水
孔3を容器基体A1側部に設け、この排水孔3に略L字
状の接続用管4をその下端が容器基体A1の側方に向う
ように装着して構成されている。ところで、栽培容器A
は、断熱性に優れ、軽量で、比較的強度の高いものが望
ましく、しかも、その寸法は、一人の人間によって容易
に移動できる程度の大きさであれば良い。
【0010】また、栽培容器Aは、複数の排水用傾斜溝
1を容器基体A1の長手方向に対して直交するように所
定間隔で配設すると共に、容器基体A1の一側がわに行
くに従って漸次深くなるように形成し、排水用傾斜溝2
を容器基体A1の一側に配設すると共に、容器基体A1
の長手方向両端から中央に行くに従って漸次深くなるよ
うに形成してある(図2、図3参照)。尚、この排水用
傾斜溝1,2は、図4に示すように、排水用傾斜溝1を
縦横に配設すると共に、容器基体A1の一側がわに行く
に従って漸次深くなるように形成し、排水用傾斜溝2を
容器基体A1の一側に配設すると共に、容器基体A1の
長手方向両端から中央に行くに従って漸次深くなるよう
に形成して、栽培容器Aが若干傾いた状態で載置された
場合であっても、確実なる排水が可能となるよう構成し
ても良い。更に、図5に示すように、複数の排水用傾斜
溝1を容器基体A1の長手方向に対して直交するように
所定間隔で配設すると共に、容器基体A1の両側がわに
行くに従って漸次深くなるように形成し、排水用傾斜溝
2を容器基体A1の両側に配設すると共に、容器基体A
1の長手方向両端から中央に行くに従って漸次深くなる
ように形成して、栽培容器Aの両側から確実なる排水が
可能となるよう構成しても良い。ところで、排水孔3
は、排水用傾斜溝2の最下部に配置され、その数は適宜
自由に設定できる。また、この排水孔3に装着される接
続用管4は、略L字状(エルボ状)のパイプからなり、
その上端部分が排水孔3に装着され、栽培容器A側方を
向くその下端部分には、接続用チューブ6先端の接続具
7が着脱自在に装着できるよう形成されている。
【0011】排水兼用送風パイプ5は、その断熱効果が
高められるように温室等の土中内に埋設せしめておいて
も良いし、その取扱いが容易となるように温室内に載置
しておくだけでも良い。そして、この排水兼用送風パイ
プ5には、所定間隔毎に、所定長さの比較的柔軟な合成
樹脂製の接続用チューブ6が装着されており、この接続
用チューブ6先端に、栽培容器Aの接続用管4に着脱自
在に装着できるように形成した接続具7が固定されてい
る。
【0012】そして、栽培容器A内には、栽培容器A内
の収容空間より稍小さい略直方体状の下部栽培床11が
収容されると共に、この下部栽培床11の上面に適宜間
隔で略立方体状の上部栽培床10が載置されており、こ
の上部栽培床10の上面部分に適宜植物が植えられる。
尚、上部栽培床10及び下部栽培床11は、保水性を備
えた適宜材料(例えば、ロックウール等)で構成されて
いるが、培養土等でも良い。
【0013】ところで、下部栽培床11の底面部分及び
側周面部分には、植物の根を通さずに水分等を通すこと
ができる防根用フィルムを下部栽培床11の底面部分及
び側周面部分を覆うように配し、更に、防根用フィルム
の外がわに、防水用フィルムを配し、下部栽培床11の
底面下方で且つ防根用フィルムと防水用フィルムとの間
に、略波板状の複数の敷板を配置して、複数の敷板相互
間に構成される隙間によって、下部栽培床11下方の通
気性等を更に良好とし、植物の腐食や病気の発生を防止
できるように構成しても良い(図示せず)。
【0014】図中12は、上部栽培床10の上面部分
(植物が植えられている部分)を除いて栽培容器Aの上
部開口部分を塞ぐように覆設される保温材で、この保温
材12は、栽培容器A内の熱が栽培容器A外に逃げ難く
なるようにするためのもので、断熱性を備えたシート材
や板材等で形成されるのが望ましい。
【0015】また、図中13は、複数の栽培容器Aを載
置できるように形成した支持台に配置される排水受で、
この排水受13は、栽培容器Aの排水孔3(接続用管
4)から排出される水、液肥等を自動的に回収できるよ
うに形成されている。
【0016】ところで、本発明の栽培装置Sには、灌水
用パイプの適宜位置に所定間隔で枝管を連設し、この枝
管夫々の先端部分にノズルを装着し、このノズルによっ
て植物に水や液肥等が与えられるようにした灌水装置が
付設される(図示せず)。
【0017】尚、栽培容器Aの具体的構成、形状、寸
法、材質、排水用傾斜溝1,2の具体的形状、寸法、
数、配設位置、傾斜状態、排水孔3の具体的形状、寸
法、配設位置、数、接続用管4の具体的形状、寸法、配
設位置、材質、排水兼用送風パイプ5の具体的形状、寸
法、材質、配設位置、接続用チューブ6の具体的形状、
寸法、配設位置、数、排水兼用送風パイプ5への装着手
段、接続具7の具体的形状、寸法、材質、接続用管4へ
の装着手段、上部栽培床10の具体的形状、寸法、材
質、下部栽培床11の具体的形状、寸法、材質、保温材
12の具体的形状、寸法、材質、排水受13の具体的形
状、寸法、材質、数、装着手段等は図示例のもの等に限
定されることなく適宜自由に設定できるものである。
【0018】本発明の栽培装置S及び栽培容器Aは、前
述の如く構成されており、次に、その使用例について説
明すると、先ず、植物が所定の状態で植えられている栽
培容器Aを、温室内の所定位置に所望間隔で移動可能に
配置する。そして、栽培容器Aの上に保温材12を覆設
すると共に、接続用チューブ6先端の接続具7を接続用
管4に接続する。それから、排水兼用送風パイプ5内に
適宜温冷風送給手段からの温風や冷風を送給し、この温
風や冷風を接続用チューブ6を介して適数の栽培容器A
内に直接的に送給して、栽培容器A内を植物に最適な温
度としたまま栽培する。更に、植物に水や液肥等が必要
な場合は、灌水用パイプ内に水や液肥等を送給し、枝管
及びノズルを介して植物に水や液肥等を供給する。尚、
栽培容器A内の水や液肥等の排出は、排水用傾斜溝1,
2、排水孔3(接続用管4)、接続用チューブ6を経て
排水兼用送風パイプ5内に行われる。また、接続用チュ
ーブ6を接続用管4から取外した場合は、排水孔3から
出た水や液肥等は栽培容器A外に排出されて、排水受1
3を介して回収される。ところで、接続用チューブ6を
接続用管4から取外した場合に、排水受13を利用しな
いで排水孔3から出た水や液肥等を栽培容器A外にその
まま排出することもできる。しかも、植物の育成状況
は、栽培容器A単位毎に判断され、これによって隣設す
る栽培容器A相互の間隔を調節したり(植物の密集度を
変更するように栽培容器Aを移動したり)、栽培容器A
を他の場所に移動させたりして、植物の成長段階に応じ
た最適な育成が行えるようにする。更に、使用していな
い接続用チューブ6の接続具7を、適宜栓によって閉塞
しておき、排水兼用送風パイプ5内を送給される温風や
冷風が吹き出さないようにしておいても良い。
【0019】
【発明の効果】従って、本発明の植物の栽培装置Sは、
温室等に任意状態で移動可能に配置されると共に、移動
可能な大きさに形成される断熱性を備えた栽培容器A
と、温室等に適宜状態で配設される排水兼用送風パイプ
5と、排水兼用送風パイプ5と栽培容器A内とを連通す
る接続用チューブ6とを有し、接続用チューブ6は、そ
の基端が排水兼用送風パイプ5に接続され、その先端が
栽培容器Aの排水孔3に着脱可能に接続できるよう形成
され、適宜温冷風送給手段によって、排水兼用送風パイ
プ5内に温風や冷風を送給できるよう形成し、この温風
や冷風が、接続用チューブ6を介して栽培容器A内に送
給できるよう構成したので、栽培容器A内の植物に排水
兼用送風パイプ5からの温風や冷風を直接的に送給でき
るようになると共に、複数の栽培容器A内に排水兼用送
風パイプ5からの温風や冷風を容易に且つ確実に送給で
きるようになる。しかも、温室内の空気全体の温度を高
める(或いは、冷す)必要がなくなると共に、多くの熱
エネルギーを必要とせず、熱エネルギーの損失が少く、
栽培容器A内の植物に効率良く熱エネルギーを伝達でき
るようになり、熱エネルギーを大幅に節約できる栽培装
置Sとなる。また、栽培装置Sの構成自体がかなり簡素
となり、量産に適し、低廉に提供できるようになる。
【0020】特に、複数の栽培容器A夫々に植物を植え
るため、栽培容器A毎に植物の育成状況に応じた栽培、
収穫が行えるようになり、植物に対して木目の細かな配
慮が行い易く、植物を最適な状態で育成できる栽培装置
Sとなる。更に、複数の栽培容器A夫々を作業者によっ
て自由に且つ容易に移動でき、例えば、温室内に於ける
太陽光(人口光)の照射状態の差異や、温度差等による
育成条件の違い等に対応して、栽培容器Aを移動せしめ
たり、或いは、隣設する栽培容器A相互の間隔を調節し
て、植物の密集度等を変更できるようになる。しかも、
排水兼用送風パイプ5は、接続用チューブ6を介して連
結されるので、排水兼用送風パイプ5内が簡単に詰まる
ようなことがなく、取扱い易い栽培装置Sとなる。
【0021】また、本発明の栽培容器Aは、底壁、左右
側壁、前後壁からなる全体略細長矩形箱状を呈すると共
に、移動可能な大きさに形成される容器基体A1を適宜
断熱材で構成し、この容器基体A1の底壁上面に複数の
排水用傾斜溝1,2を縦横に凹設し、この排水用傾斜溝
1,2の最下部と容器基体A1外部とを連通する排水孔
3を容器基体A1側部に設け、排水兼用送風パイプ5に
連通される接続用チューブ6が着脱自在となる略L字状
の接続用管4を、その下端が容器基体A1の側方に向う
ように排水孔3に装着したので、排水孔3(接続用管
4)から送給される温風や冷風が、排水用傾斜溝1,2
を介して、栽培容器A内に万遍無く行き亙るようにな
り、栽培容器A内の温度を全体的に均一に保てるように
なる。更に、栽培容器A外への排水も、排水用傾斜溝
1,2、排水孔3(接続用管4)を介して確実に行える
ようになる。そして、栽培容器Aの移動が簡単に行える
ようになり、例えば、温室内に於ける太陽光(人口光)
の照射状態の差異や、温度差等による育成条件の違い等
に対応して、栽培容器Aを簡単に移動せしめられ、最適
な栽培、収穫が可能な取扱い易い栽培容器Aとなる。し
かも、栽培容器A自身の構成が極めて簡素で、製造が容
易で、量産に適し、低廉となり、本発明の栽培装置Sに
適した栽培容器Aとなる。
【0022】特に、排水用傾斜溝1,2の最下部と容器
基体A1外部とを連通する排水孔3を容器基体A1側部
に設け、排水兼用送風パイプ5に連通される接続用チュ
ーブ6が着脱自在となる略L字状の接続用管4を、その
下端が容器基体A1の側方に向うように排水孔3に装着
したので、栽培容器Aを配置したときに、接続用管4の
下端が栽培容器A側方下部にあらわれるようになり、接
続用チューブ6の着脱操作が行い易くなると共に、接続
用管4が邪魔にならずに栽培容器Aを配置できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】植物の栽培装置の一部省略斜視図である。
【図2】植物の栽培装置の側断面図である。
【図3】植物の栽培容器の一部切欠斜視図である。
【図4】他の実施例に於ける植物の栽培容器の平面図で
ある。
【図5】他の実施例に於ける植物の栽培容器の側断面図
である。
【符号の説明】
S 栽培装置 A 栽培容器 A1 容器
基体 1 排水用傾斜溝 2 排水
用傾斜溝 3 排水孔 4 接続
用管 5 排水兼用送風パイプ 6 接続
用チューブ 7 接続具 10 上部栽培床 11 下部
栽培床 12 保温材 13 排水

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温室などで移動可能に配置されるととも
    に移動可能な大きさに形成される断熱性を備えた栽培容
    器と温室などに配設される排水兼用送風パイプ5とそ
    の排水兼用送風パイプ5と前記栽培容器内とを連通する
    ための接続用チューブ6とを有し、その接続用チューブ
    6の基端が、前記排水兼用送風パイプ5に接続され、
    記接続用チューブ6の基端の反対側の先端が、前記栽培
    容器の排水孔に着脱可能に接続され、温風冷風送給手段
    によって前記排水兼用送風パイプ5内に温風や冷風を送
    給出来るように形成し、前記栽培容器内に上部栽培床1
    0と下部栽培床11とからなる栽培床となる素材をロッ
    クウール、培養土などの保水性を備えた材料にし、その
    上面を、栽培植物が植えられている部分を除いて断熱性
    を有するシート材や板材などで形成された保温材12に
    より包み、前記排水兼用送風パイプ5と前記栽培容器と
    を連通するための接続用チューブ6を介して温風や冷風
    を栽培容器内に送給して、栽培床となる上部栽培床10
    と下部栽培床11の土壌温度の適切な温度を得るために
    適量の温風や冷風を栽培容器内に送給して、主に、栽培
    床となる上部栽培床10と下部栽培床11の領域に温風
    や冷風を送給するようにし、温室内などの広い空間の全
    体を暖めたり冷やしたりしないでも、栽培植物を十分生
    育させ得るようにした植物の栽培装置。
  2. 【請求項2】底面構造部分と底面構造部分の周縁部分か
    ら上方に向けて起立させた側面構造部分とからなる箱形
    の形状であり、上方部分は開放されていて、移動可能な
    大きさであり、その素材を断熱性材料により容器基体を
    形成し、その容器基体の底面構造部分の上表面に複数の
    傾斜溝1を形成し、その複数の傾斜溝1に交叉する同じ
    高さで横方向の伸長している水平溝を形成し、前記傾斜
    溝1の最下端の排水用傾斜溝2の最も深いところに排水
    孔3を設け、その排水孔3とL字状の接続用管4の上端
    部と接続し、L字状の接続用管4の下端部には、接続具
    7を介して接続用チューブ6を接続し、その接続用チュ
    ーブ6に排水兼用送風パイプ5を接続し、栽培容器とな
    る容器基体内に連通するための接続用チューブ6を介し
    て温風や冷風を送給して、栽培植物を生育させ得るよう
    にし、前記栽培容器内に上部栽培床10と下部栽培床1
    1とからなる栽培床となる素材をロックウール、培養土
    などの保水性を備えた材料にし、その上面を、栽培植物
    が植えられてい る部分を除いて断熱性を有するシート材
    や板材などで形成された保温材12により包み、栽培容
    器となる容器基体内に連通するための接続用チューブ6
    を介して送給される温風や冷風により、比較的少ない温
    風や冷風の供給量であっても、ロックウール、培養土な
    どの保水性を備えた材料からなる栽培床は適度の暖めら
    れたり、冷やされたりして栽培植物を生育させるための
    最適条件を最小の熱エネルギー供給または最小の冷熱エ
    ネルギー供給により可能とし得るとともに前記栽培床に
    過剰な水を保有させた時には、比較的短時間で排水を可
    能とする排水溝などの排水路を有しており、排水孔3か
    ら外部に適切な排水を可能とすることを特徴とする植物
    の栽培容器。
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