JP2567071B2 - 冷媒加熱式暖房機 - Google Patents

冷媒加熱式暖房機

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JP2567071B2
JP2567071B2 JP63300676A JP30067688A JP2567071B2 JP 2567071 B2 JP2567071 B2 JP 2567071B2 JP 63300676 A JP63300676 A JP 63300676A JP 30067688 A JP30067688 A JP 30067688A JP 2567071 B2 JP2567071 B2 JP 2567071B2
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、冷凍サイクルに暖房時の冷媒加熱器を組み
込んだ冷媒加熱式暖房機、特にその冷媒加熱器のドレン
水排出の容易な構造に関するものである。
(従来の技術) 冷媒加熱式暖房機は、暖房時に、室内熱交換器により
凝縮した冷媒を冷媒加熱器に導入して加熱し、冷媒のガ
ス化を促進して圧縮機の能力を軽減する構成となってい
る。
従来、この冷媒加熱式暖房機の冷媒加熱器は、第3図
に示すように、ガスバーナの燃焼ガスを通す熱交本体a
を、筒状の胴部bとその内部に軸方向に形成したフィン
cとで構成し、その胴部bの他端側を端面カバーdで封
鎖し、端面カバーd側近くから排気ガスを抜く構成とな
っている。即ち、端面カバーd側においてフィンcを領
域lだけ切削し、更に、熱交本体a外周の銅管gの一部
を切削して除去し、この除去した部分の銅部bの下壁に
孔eをあけて、排気ガスを外部に導く排気管fを固着し
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記の冷媒加熱器では、その構成上、排気管
取付部の切削加工やフィン端部の切削加工や銅部の孔あ
け加工を必要とし、燃焼排気ガスを排出するための加工
が複雑であった。又、排気管が熱交本体の存在する領域
の下部に位置するため、ドレン水排出の場所も同じとな
り、ドレン水配管を設けるなど、機外にドレン水を排出
する新たな工夫を要していた。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、冷媒
加熱器の排気ガス排出部の加工を簡単にし、ドレン水排
出の容易な冷媒加熱式暖房装置を提供することを目的と
する。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、暖房時に、圧縮機より吐出され室内熱交換
器により凝縮した冷媒を冷媒加熱器に導入し、燃焼ガス
により加熱する冷凍サイクルを構成する冷媒加熱式暖房
機において、冷媒加熱器内のフインを長手方向に形成せ
しめると共に、バーナ取付け部の逆側の端面カバーをド
レン水受けとなし、この板面カバーの下端となる位置に
排気口を形成して構成したものである。
(作用) 冷媒加熱器のバーナ取付け部の逆側の端面カバーをド
レン水受けとしているため、冷媒加熱器で冷却された排
気ガス中の水蒸気は端面カバー内に流れ込み、その排気
口より、排気と共に直接に機外に排出される。また、こ
の排気ガス排出部は、排気管取付部の切削加工やフィン
端部の切削加工を必要としないため、作製が容易であ
る。
(実施例) 以下、本発明を図示の実施例に従って説明する。
第1図は本発明の暖房機となる冷媒加熱暖房サイクル
を有する冷媒加熱式暖房機である。
この冷媒加熱式暖房機においては、圧縮機1より、四
方弁2、室外熱交換器3、逆止弁4、減圧装置たる膨張
弁5、室内熱交換器6が順に接続されて、冷房サイクル
が形成される。また四方弁2を点線位置に切換えること
によって、圧縮機1より、四方弁2、室内熱交換器6、
二方弁7、冷媒加熱器8が順に接続されて、暖房サイク
ルが形成される。
先ず、冷房時の冷媒の流れは、図示の実線の矢印で示
したように、圧縮機1から四方弁2を介して室外熱交換
器3に流れ、そこで凝縮された後、逆止弁4を介して膨
張弁5で減圧され、更に室内熱交換器6に流れて、そこ
で蒸発して室内を冷房した後、四方弁2を介し、逆止弁
9を介して圧縮機1に戻るようになっている。
また暖房時の冷媒の流れは、図示の点線の矢印で示し
たように、圧縮機1から四方弁2を介して室内熱交換器
6に流れ、そこで凝縮して室内を暖房した後、二方弁7
を介して冷媒加熱器8に流れ、そこでバーナによる加熱
により蒸発されて圧縮機1に戻るようになっている。
この冷暖房機の冷媒加熱器8の構造を第2図に示す。
第2図において、熱交本体10はアルミ押出し成形によ
り作られており、筒状の胴部11と、その内周面に軸方向
に全域に亘って延在する複数のフィン12と、胴部11の外
部に長手方向に設けた複数本の銅管固定用の溝とから成
る。この溝を利用して熱交本体10の外周には銅管13が嵌
装され、胴部11の全域を覆っている。
この熱交本体胴部11の一端には、燃焼室・バーナ部14
が取付けられ、他端には、胴部11の軸方向に沿った断面
でみて、上部が狭く下部が広い略三角形状の端面カバー
15が固定されている。
端面カバー10の底部の面は、熱交本体10のフィン12,
胴部11から流下して来る水滴を受けるドレン水受けとし
て機能するように、胴部11の内のりと同じ高さか又は若
干下位の高さに位置されている。更に、端面カバー10の
底部には排気孔16が設けてあり、この排気孔16から燃焼
ガスを外部に導くため、端面カバー10の底部下面には排
気管17を固着して排気口を形成している。
燃焼室からの燃焼ガスは熱交本体10で冷却され、排気
ガス中の水蒸気は、フィン12,胴部11の内面に付着し、
下流側の端面カバー15内に流れ込み、排気管17を通り、
排気と共に直接に機外に排出される。
従って、熱交本体の真下に排気口がある場合に比べ、
ドレン水の排出が容易である。また、上記排気ガス排出
部の構成は、従来のような排気管取付部の切削加工、フ
ィン端部の切削加工が不要であり、作製が容易である。
[発明の効果] 本発明は、上記のように構成されているため、ドレン
水を直接に機外に排出し得る。また、従来の排気ガス排
出部の加工,排気管取付部の切削加工,フィン端部の切
削加工等が不要となるため、製作加工が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の冷媒加熱式暖房機の冷凍サイ
クル図、第2図はその冷媒加熱器の構成を示す断面図、
第3図は従来の冷媒加熱器を示す断面図である。 図中、1は圧縮機、2は四方弁、3は室外熱交換器、4
は逆止弁、5は膨張弁、6は室内熱交換器、7は二方
弁、8は冷媒加熱器、9は逆止弁、10は熱交本体、11は
胴部、12はフィン、13は銅管、14は燃焼室・バーナ部、
15は端面カバー、17は排気管を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暖房時に、圧縮機より吐出され室内熱交換
    器により凝縮した冷媒を冷媒加熱器に導入して燃焼ガス
    により加熱する冷凍サイクルを構成する冷媒加熱式暖房
    機において、冷媒加熱器内のフインを長手方向に形成せ
    しめると共に、バーナ取付け部の逆側の端面カバーをド
    レン水受けとなし、この板面カバーの下端となる位置に
    排気口を形成したことを特徴とする冷媒加熱式暖房機。
JP63300676A 1988-11-30 1988-11-30 冷媒加熱式暖房機 Expired - Fee Related JP2567071B2 (ja)

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