JP2567040Y2 - 除雪機の排雪シュート操作レバー - Google Patents

除雪機の排雪シュート操作レバー

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JP2567040Y2
JP2567040Y2 JP6406392U JP6406392U JP2567040Y2 JP 2567040 Y2 JP2567040 Y2 JP 2567040Y2 JP 6406392 U JP6406392 U JP 6406392U JP 6406392 U JP6406392 U JP 6406392U JP 2567040 Y2 JP2567040 Y2 JP 2567040Y2
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chute
lever
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snow removal
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稔 森元
弘之 田武
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Yoka Industry Co Ltd
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Yoka Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、除雪機の排雪シュート
を操作するレバー構造とその機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の除雪機において、排雪シュートの
操作に関しては、次のような技術が公知とされているの
である。実公昭64−2170の「操作レバー装置」
や、実開平4−12529「除雪機」や、実開平4−5
3820「除雪機の排雪筒操作装置」や、特開平2−1
9505「除雪機の投雪シュート駆動装置」や、実開平
3−58326「除雪機の投雪角度調整装置」や、実開
昭63−81920「除雪機における投雪用シュートの
操作装置」や、実開昭57−197512「投雪シュー
トの旋回角度制御装置」等である。
【0003】しかし、該従来技術においては、排雪シュ
ートの左右への旋回回動と、排雪角度を変えるためのシ
ュートキャップの上下角度調節を、電気的に1本の操作
レバーで行うように構成していたのである。故にシュー
ト旋回回動・シュートキャップ上下角度調節の、それぞ
れに電気スイッチを配置し、モータやシリンダー等によ
り操作していた。このような構成ではコスト高となるの
である。又、排雪シュートの左右への回動はモータで行
い、シュートキャップの角度調節はワイヤー等を介して
手動で行う従来技術もあるが、この場合、シュートキャ
ップの角度調節のために操作レバーにガイドなどを設け
て有段、即ち定まった位置に調節するものであった。従
って、予めガイドで定めた位置にのみ調節するものであ
るので、希望する角度調節には必ずしも操作できない欠
点があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は以上のような
欠点を改善すべく、シュートの左右への回動のみモータ
駆動させ、シュートキャップの角度調節はワイヤー、或
いはロッドを介して手動で行うようにし、しかもこの操
作をシュート操作レバー1本で、どの位置でも無段階の
操作可能となるように構成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち,シュート操作レバー9の基部
にシュート回動スイッチSを配置し、該シュート操作レ
バー9の左右回動により、シュート回動スイッチSを切
換えて、シュート回動モータ16を操作し、排雪シュー
ト1を左右に旋回回動させ、該シュート回動スイッチS
を取り付けたレバー取付板21を枢支軸24に枢支し、
シュート操作レバー9によるレバー取付板21の前後回
動によりシュート操作ワイヤー3を介して、排雪シュー
ト1の先端に枢支したシュートキャップ2を上下回動す
べく構成したものである。
【0006】
【作用】図8に示すように、シュート操作レバー9をA
・Bの左右方向に倒すと、図4のレバー支持台20の上
方で倒れるようになっていて、内部のシュート回動スイ
ッチSをON状態にし、この結果モータ16の電源が入
り、モータ16のピニオン或いはウォームとこれに噛み
合ったシュート1の基部のラックによって正転・逆転す
る。つまり、シュトー操作レバー9を倒している間のみ
シュート1は倒した側に相当した向きに回動を続けるの
である。また、C・Dの前後方向に回動すると、シュー
ト操作レバー9は倒れないので、レバー台20,レバー
取付板21とともに、支点ピン24において回動し、シ
ュート操作ワイヤー3を引っ張り又は押し、この結果シ
ュートキャップ2の投雪角度を調節することが出来る。
【0007】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は除雪機の全体
斜視図、図2は走行ハンドル6と操作パネル5の部分の
後面図、図3は操作パネル5の下方部分を示す斜視図、
図4は、シュート操作レバー9の下部の斜視図、図5は
同じく操作パネル5の下部の斜視図、図6はシュート操
作レバー9とシュート回動スイッチSの部分の詳細後面
図、図7は該シュート操作レバー9の枢支部の分解斜視
図、図8はシュート操作レバー9によるシュートキャッ
プ2の上下回動と、排雪シュート1の旋回操作の全体を
示す図面である。
【0008】図1において説明する。図1は除雪機右側
面を図示している。クローラ式走行部14の上に機体フ
レームが配置されており、該機体フレームの上に、エン
ジン部12とバッテリー15とオーガ部13等が配置さ
れている。該オーガ部13とエンジン部12との間に、
ブロワーが配置されており、該ブロワーの上部を被覆す
るシュート部カバー11から、排雪シュート1が左右に
旋回回動可能に突出されている。該排雪シュート1の上
端にシュートキャップ2が上下回動可能に枢支されてい
る。
【0009】該エンジン部12の後部に操作パネル5が
設けられており、該操作パネル5に、シュート操作レバ
ー9と走行無段変速レバー8と走行クラッチレバー7と
オーガ・ブロワクラッチレバー10が配置されている。
また操作パネル5より後方へ、2本の角型の走行ハンド
ル6が突出されている。またシュート部カバー11の内
部には、シュート回動モータ16が装備されている。
尚、本実施例では操作ワイヤー3と3’の2本ついてい
るが、本来はワイヤー3のみでも良いのである。該シュ
ート操作ワイヤー3 'は戻し用のワイヤーであり、シュ
ートキャップ戻しバネ4のみでも良いのである。
【0010】図2においては、操作パネル5の部分と、
該操作パネル5に支持又は枢支された、走行クラッチレ
バー7と走行無段変速レバー8とシュート操作レバー9
とオーガ・ブロワクラッチレバー10、エンジン始動ス
イッチ17が図示されている。フレーム部に支持締結さ
れたレバー支点軸18を設け、該レバー支点軸18に
は、回動可能に組み付けられた走行クラッチレバー7及
びこれに連結して走行部を「入・切」させるリンク部、
同じく走行無段変速レバー8に連結して走行スピードを
無段変速させるリンク部、オーガ・ブロワクラッチレバ
ー10に連結してオーガ・ブロワを「入・切」させるリ
ンク部、アクセルレバー19に連結されて、エンジン回
転を調節するワイヤ等が枢支または付設されている。
【0011】本考案のシュート操作レバー9の構成を詳
細に述べる。図4に示すシュート操作レバー9は、シュ
ートをモータ駆動により回動させるためのシュート回動
スイッチSを下端に一体的に構成しており、レバー支持
台20に取付けられ、更にレバー取付板21にボルトで
締結されている。該レバー取付板21を一体に折曲げて
直接シュート操作レバー9を組付ける構成としてもよい
ものである。
【0012】33は電気ハーネスで、シュート回動のた
めのものである。更に、レバー取付板21にはシュート
操作ワイヤー3が溶接されたリベットに組み付けられて
いる。また、シュート操作ワイヤー3を取付けるための
アウター受け31とナット32が支点ピン24に固定さ
れている。レバー取付板21は、レバー支点軸18に溶
接で固着されたプレート23・23・23’と更に、プ
レート23・23に貫通して溶接固着された支点ピン2
4に組み付けられている。
【0013】支点ピン24は先端にネジ部を形成し、こ
のネジ部がカット面を構成している。ネジ部には、フリ
クションプレート25・25、平座金26・26、皿バ
ネ27・27、ナット28・28によってレバー取付板
21が組み付けられている。フリクションプレート25
・25はプレート23及び平座金26に貼付けられても
よい。平座金26・26は中心に、支点ピン24のネジ
部カット面形状に相当する穴が開いていて回動しないよ
うにしている。カラー29・29,平座金30・30・
30は、走行クラッチレバー7、オーガ・ブロワクラッ
チレバー10の位置決めのため寸法調節部材である。
【0014】図7において、レバー取付板21は、2枚
のフリクションプレート25・25によって左右から平
座金26・26、皿バネ27・27により挟持され、ナ
ット28・28によって締付ロックされている。締付力
は、シュート操作ワイヤー3のシュートキャップ戻しバ
ネ4等の引っ張り荷重に対して十分な抵抗力を有し、か
つ、レバー操作するに適度な圧力で締付けられているの
で、その摺動部の摩擦力によってシュート操作レバー9
は任意の位置で保持されるのである。尚、皿バネ27・
27は、このフリクションプレート25・25が摺動に
よっての摩耗や『なじみ』による摩擦力が減少するの
を、そのバネ力でカバーしている。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、第1に、1本の操
作レバーで、シュートの回動及びシュートキャップの角
度調節が出来、しかも同時に行えるため、素早い投雪方
向調節が行えるのである。また、ガイド等の規制部が不
用になったので、希望するシュートキャップ角度に調節
が可能になった。
【0016】第2に、排雪シュート1の旋回回動のみを
モータ駆動とし、シュートキャップ角度調節はワイヤー
としたので、全て電動のものよりコストが安いばかりで
なく、同等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の除雪機の全体斜視図。
【図2】走行ハンドル6と操作パネル5の部分の後面
図。
【図3】操作パネル5の下方部分を示す斜視図。
【図4】シュート操作レバー9の下部の斜視図。
【図5】同じく操作パネル5の下部の斜視図。
【図6】シュート操作レバー9とシュート回動スイッチ
Sの部分の詳細後面図。
【図7】該シュート操作レバー9の枢支部の分解斜視
図。
【図8】シュート操作レバー9によるシュートキャップ
2の上下回動と、排雪シュート1の旋回操作の全体を示
す図面である。
【符号の説明】
S シュート回動スイッチ 1 排雪シュート 2 シュートキャップ 3 シュート操作ワイヤー 4 シュートキャップ戻しバネ 5 操作パネル 6 走行ハンドル 7 走行クラッチレバー 8 走行無段変速レバー 9 シュート操作レバー 10 オーガ・ブロワクラッチレバー 21 レバー取付板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シュート操作レバー9の基部にシュート
    回動スイッチSを配置し、該シュート操作レバー9の左
    右回動により、シュート回動スイッチSを切換えて、シ
    ュート回動モータ16を操作し、排雪シュート1を左右
    に旋回回動させ、該シュート回動スイッチSを取り付け
    たレバー取付板21を枢支軸24に枢支し、シュート操
    作レバー9によるレバー取付板21の前後回動によりシ
    ュート操作ワイヤー3を介して、排雪シュート1の先端
    に枢支したシュートキャップ2を上下回動すべく構成し
    たことを特徴とする除雪機の排雪シュート操作レバー。
JP6406392U 1992-09-14 1992-09-14 除雪機の排雪シュート操作レバー Expired - Lifetime JP2567040Y2 (ja)

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JPH0630214U JPH0630214U (ja) 1994-04-19
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JP2007247205A (ja) * 2006-03-15 2007-09-27 Yanmar Co Ltd 排雪シューターの操作構造

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