JP2566960Y2 - 印刷機械の版押え装置 - Google Patents

印刷機械の版押え装置

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JP2566960Y2
JP2566960Y2 JP1992001726U JP172692U JP2566960Y2 JP 2566960 Y2 JP2566960 Y2 JP 2566960Y2 JP 1992001726 U JP1992001726 U JP 1992001726U JP 172692 U JP172692 U JP 172692U JP 2566960 Y2 JP2566960 Y2 JP 2566960Y2
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JP
Japan
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plate
printing
cylinder
roller
machine
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JP1992001726U
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JPH0558284U (ja
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純一 滝沢
和美 堀越
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Komori Corp
Original Assignee
Komori Corp
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Publication date
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印刷機械の版押え装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】枚葉印刷機械には、図6に示すように、
紙の表面に多色刷りを行うための版胴1、ゴム胴2及び
圧胴3からなる縦の胴配列に加えて、紙の裏面にも一色
刷りを行うための版胴4、ゴム胴5及び圧胴6からなる
横の胴配列が付加されたものがある。
【0003】そして、このような印刷機械において、前
記裏面印刷用の版胴4に対する刷版の交換の際には、裏
面印刷用のインキ装置7を版胴4から離間して版胴4の
上方から版くわえ側を先に版胴4にクランプさせること
で行っていた。
【0004】なお、図6中8は裏面印刷用の渡し胴で、
9は表面印刷用の渡し胴、10は同じくインキ装置であ
る。また、11は横の胴配列に沿って設けられたステー
で、12は同じくドライヤーである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、前述したよ
うな印刷機械にあっては、裏面印刷用の版胴4へ刷版を
装着する際に、版尻側を押える手段がなく刷版がだれて
しまうことから、作業者が刷版に手を添えて装着する必
要があり、その作業が非常に困難であった。
【0006】また、図7に示すように、ゴム胴5と版胴
4との接触部で刷版Wが版胴4に密着させられるが、こ
の密着している寸法L1 より密着していない寸法L2
方が大きいことから、刷版Wの復元力が大きくなって版
胴表面から離れてしまい、これによりステー11等の部
品に接触して版面が傷付く虞があるとともに、版尻を正
確な位置にクランプすることが困難となる等の不具合が
あった。
【0007】そこで、本考案の目的は、印刷機械におい
て刷版装着を容易にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本考案の構成は、機械の左,右両フレーム間に、版
胴へ巻き付けられる刷版を押え得る版押えローラを、前
記版胴に対し着脱可能に設けるとともに、この版押えロ
ーラの着脱状態を検知して前記機械の運転を制御するロ
ーラ着脱検知手段を設け、前記版押えローラが版胴に対
して着の場合通常運転を不可能にするよう制御すること
を特徴とする。
【0009】
【作用】前記構成によれば、版押えローラを版胴に装着
することにより、機械を低回転で運転させて刷版交換を
行なうので、刷版のだれがなくなり、作業性が向上す
。また、版押えローラを版胴から離脱することによ
り、機械の通常運転が可能となるので、版押えローラの
汚れを防止して印刷品質への悪影響が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1〜図5に示すように、枚葉印刷機械の
左,右両フレーム10,10間に裏面印刷用の版胴11
が回転自在に軸支され、この版胴11の周面に刷版Wが
装着されるようになっている。
【0011】そして、前記版胴11の周面と平行に、刷
版Wの装着の際に刷版Wの前後方向中間部を押え得る版
押えローラ12と、同じく前記装着の際に作業者の手が
版胴11と版押えローラ12との間に巻き込まれるのを
防止する安全バー13とが配設される。
【0012】前記版押えローラ12は、シャフト14の
外周にローラベアリング15を介してパイプ材16が嵌
合され、このパイプ材16の外周をゴム17で被覆して
なるものである。図2中18はパイプ材16をシャフト
14上に位置決めする押ねじ付きのカラーである。
【0013】前記シャフト14の両端部は、左,右両フ
レーム10,10の内面に固設されたブラケット19の
縦長溝20に回転自在に支持されるとともに、前記縦長
溝20内において上下動可能な押上げロッド21及び圧
縮ばね22により常に上方へ(即ち、版押えローラ12
を版胴11へ装着する方向へ)付勢されている。
【0014】また、前記シャフト14の両端寄りには、
前記ブラケット19の上端フランジ部19a下面に係合
する板カム23が固設され、左方の板カム23に連設さ
れたハンドル24による回転操作で、板カム23のリフ
ト面23aが前記上端フランジ部19aの下面に係合し
た際には、前記シャフト14を前述した圧縮ばね22の
付勢力に抗し押し下げて版押えローラ12を版胴11か
ら離脱させるようになっている。
【0015】そして、前記板カム23を版押えローラ1
2の装着位置と離脱位置とで位置決めするために、前記
シャフト14の両端部外周には二つの面取り部14a,
14bが隣接して形成され、これらの面取り部14a,
14bが選択的に前述した押上げロッド21のフラット
な頭部21aに圧接するようになっている。
【0016】即ち、ハンドル24が図1中において斜め
になって面取り部14aが押上げロッド21に圧接する
時は、板カム23のリフト面23aが上端フランジ部1
9a下面から外れて版押えローラ12が版胴11へ装着
し、逆にハンドル24が垂直になって面取り部14bが
押上げロッド21に圧接する時は、板カム23のリフト
面23aが上端フランジ部19a下面に係合して版押え
ローラ12が版胴11から離脱するのである。
【0017】そして、前記板カム23の切換状態(換言
すれば、版押えローラ12の着脱状態)を検出するリミ
ットスイッチ25が右方のブラケット19にホルダー2
6を介して固設される。
【0018】前記リミットスイッチ25は、板カム23
のリフト面23aが上端フランジ部19aの下面から外
れた時に当該リフト面23aに当接して閉成され、当該
時には通常運転を不可能にし図示しない手動スイッチの
オン時のみゆっくり運転するよう機械を制御するもので
ある。
【0019】一方、前述した安全バー13は、左,右両
ブラケット19へボルト27で結合された支持板28に
リンク29及びピン30で揺動自在に支持され、前記
左,右両リンク29に固定された円板状のドグ31が、
前記左方支持板28に固設されたボールプランジャ35
と前記右方支持板28に固設されたリミットスイッチ3
2と係合することで、初期位置に位置決めされるように
なっている。
【0020】即ち、前記左方ドグ31の外周には前記ボ
ールプランジャ35のボール部が、また右方ドグ31の
外周には前記リミットスイッチ32の先端棒部がそれぞ
れ着脱自在に嵌合する切欠き33a,33bが形成され
るのである。
【0021】前記リミットスイッチ32は、安全バー1
3が揺動してこれと一体動するドグ31のベースサーク
ル31aに乗り上げることで閉成され、当該時には機械
の運転を停止するものである。
【0022】なお、図1及び図4中の34は左,右両フ
レーム10,10間に架設されたステーである。
【0023】このように構成されるため、刷版Wの装着
時には、ハンドル24を斜めにして板カム23のリフト
面23aをブラケット19の上端フランジ部19a下面
より外せば良い。
【0024】これにより、版押えローラ12が圧縮ばね
22の付勢力で版胴11に押し付けられ、その結果、刷
版Wの前後方向中間部が版押えローラ12と版胴11と
の間に挾まれてだれることがなくなるので、刷版Wの装
着作業性が向上する。
【0025】この際、板カム23のリフト面23aでリ
ミットスイッチ25が閉成されているので、機械は刷版
交換に必要な運転のみ可能となる。即ち、手動スイッチ
がオンの時のみゆっくり回転するのである。
【0026】また、上記刷版交換の際に、作業者の手な
どで安全バー13が作動すると、ドグ31によりリミッ
トスイッチ32が閉成されるので、機械の運転が停止さ
れ、版胴11と版押えローラ12との間に手などが挾ま
れるのが回避される。
【0027】刷版交換が終了すると、ハンドル24を垂
直にして板カム23のリフト面23aをブラケット19
の上端フランジ部19a下面へ係合させれば良い。
【0028】これにより、版押えローラ12が圧縮ばね
22の付勢力に抗して版胴11から引き離されるととも
に、リミットスイッチ25が開放されて機械の通常運転
が可能となる。
【0029】この結果、機械の通常運転時に、版押えロ
ーラ12が版胴11へ装着されることによる、版押えロ
ーラ12の汚れや破損が防止されるとともに、上記汚れ
や破損による印刷品質への悪影響も回避される。
【0030】勿論、前記通常運転時にも、安全バー13
は作動する。
【0031】なお、本考案は、前記実施例に限定され
ず、板カム23をハンドル24に依らず駆動装置で回転
させるなど種々の変更が可能であることは言う迄もな
い。また、安全バー13は特に設けなくても良い。
【0032】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、版
胴に対し版押えローラを着脱自在に設けるとともに、こ
の版押えローラの着脱状態を検知して前記機械の運転を
制御するローラ着脱検知手段を設け、前記版押えローラ
が版胴に対して着の場合通常運転を不可能にするよう制
御するので、印刷機械において、刷版交換作業の容易化
と安全が図れるとともに、印刷品質の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】図2のC矢視図である。
【図5】図2のD矢視図である。
【図6】裏面印刷が可能な枚葉印刷機械の側面図であ
る。
【図7】従来の刷版交換の際の不具合を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
10 フレーム 11 版胴 12 版押えローラ 22 圧縮ばね 23 板カム 24 ハンドル 25 リミットスイッチ W 刷版

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械の左,右両フレーム間に、版胴へ巻
    き付けられる刷版を押え得る版押えローラを、前記版胴
    に対し着脱可能に設けるとともに、この版押えローラの
    着脱状態を検知して前記機械の運転を制御するローラ着
    脱検知手段を設け、前記版押えローラが版胴に対して着
    の場合通常運転を不可能にするよう制御することを特徴
    とする印刷機械の版押え装置。
JP1992001726U 1992-01-22 1992-01-22 印刷機械の版押え装置 Expired - Lifetime JP2566960Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001726U JP2566960Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 印刷機械の版押え装置

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JP1992001726U JP2566960Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 印刷機械の版押え装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0558284U JPH0558284U (ja) 1993-08-03
JP2566960Y2 true JP2566960Y2 (ja) 1998-03-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073850A (ja) * 1983-09-26 1985-04-26 Tokyo Kikai Seisakusho:Kk 輪転機における刷版自動着脱装置

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JPH0558284U (ja) 1993-08-03

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Effective date: 19971209