JP2566840Y2 - 自動車用ドアロックと操作装置との連結装置 - Google Patents

自動車用ドアロックと操作装置との連結装置

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JP2566840Y2
JP2566840Y2 JP7134792U JP7134792U JP2566840Y2 JP 2566840 Y2 JP2566840 Y2 JP 2566840Y2 JP 7134792 U JP7134792 U JP 7134792U JP 7134792 U JP7134792 U JP 7134792U JP 2566840 Y2 JP2566840 Y2 JP 2566840Y2
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達之 高石
喜夫 綿貫
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ドアの適所に設けられ
た操作装置と、ドアロックのレバーとを撓曲可能なケー
ブルで連結してなる自動車用ドアロックと操作装置との
連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用ドアロックと操作装置と
の連結装置は、例えば図5に示すようなものがある
(尚、類似の構成としては、特開昭58-26173号公報に開
示されているようなものがある)。すなわち、自動車の
フロントドア(101)及びリヤドア(102)のそれぞれに装着
されたドアロック(103)と、各ドア(101)(102)のインナ
ーパネル側に装着されたインサイドハンドル(104)と
を、中間に湾曲部が形成されるような長さを有する撓曲
可能なケーブル(105)で連結するとともに、ケーブル(10
5)のアウターケーブルの両端部及び湾曲部(105a)を複数
のホルダー(106)によりインナーパネルに固定して、イ
ンサイドハンドル(104)がドア解除操作されることによ
り、ケーブル(105)のインナーケーブルを介して、ドア
ロック(103)のオープンレバーが作動させられ、ドアロ
ック(102)とストライカとの噛合が解除され、ドアが開
かれるようになっている。
【0003】また、ケーブル(105)は、中間に湾曲部(10
5a)が形成されるように、長さに余裕をもって、ドア(10
1)(102)に支持されることから、例えば、車両側面衝突
等により、ドア(101)(102)が変形しても、ケーブル(10
5)が長さの余裕分だけインサイドハンドル(104)とドア
ロック(103)との連結方向に自由に延びるので、ドアロ
ック(103)のオープンレバーが解除方向に強制的に引っ
張られて、ドア(101)(102)が開いてしまうような事態を
未然に防止することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の連結装置は、ケーブル(105)を長さに余裕
をもたせて弛ませた状態で配索することから、ケーブル
(105)をドアロック(103)とインサイドハンドル(104)と
に連結する際、ケーブル(105)の中間に湾曲部が形成さ
れるように、ケーブル(105)の両端部を軸方向に押し込
むような形態で連結しなければならないため、連結作業
が面倒であるという問題点を有する。
【0005】本考案は、従来の技術が有する上記のよう
な問題点に鑑み、ケーブルの連結作業を向上させること
ができるようにした自動車用ドアロックと操作装置との
連結装置を提供することを目的とする。
【0006】前記目的を達成するため、本考案は、ドア
に設けられた操作装置と、ドアロックのレバーとを撓曲
可能なケーブルで連結してなる連結装置において、ケー
ブルのほぼ中間部に交差部が形成されるようにループ部
を設けるとともに、交差部を、第1ホルダーによりケー
ブルの軸方向に摺動可能にドアに支持し、かつ、前記ル
ープ部の交差部に対向する部分を、第2ホルダーによ
り、ループ部の径が縮径するような荷重がケーブルに作
用したとき、ループ部の内側に離脱するようにドアに支
持したことを特徴としている。
【0007】
【作用】ケーブルの連結作業は、ループ部を形成して連
結することから、ケーブルの両端部には、常に引っ張り
方向の力が作用しているため、連結作業は、ケーブルの
端部を引っ張り出すようにして行うため、従来のよう
に、ケーブルの端末を押し込むように連結する作業に比
して容易に行うことができる。
【0008】また、側面衝突等により、ケーブルに対し
て引張方向の荷重が作用すると、ケーブルは、その引っ
張り量分に相当する量だけ、交差部を保持する第1ホル
ダー内を引張方向に摺動し、ループ部の形状が楕円形状
に変形して、ドアの変形に伴う引張量を吸収し、ケーブ
ルの両端部には、大きな引張力が作用することがない。
【0009】さらに引張量が大きい場合は、第2ホルダ
ーからケーブルのループ部が内側に向かって外れ、ルー
プ部が縮径するように変形することにより、容易に大き
な引張量を吸収することができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図1乃至図3に
基づいて説明する。(1)は、自動車のフロントドア、
(2)は、リヤドアで、フロントドア(1)及びリヤドア
(2)の後端部には、車体のパネルに固着されたストライ
カと噛合することにより、それぞれのドア(1)(2)を閉
鎖状態に拘束するドアロック(3)が装着されている。
【0011】なお、フロントドア(1)とリヤドア(2)と
は、本考案に関する基本的な構成は同一であるので、以
下、リヤドア(2)を代表して説明し、フロントドア(1)
については、必要がない限り同一の符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0012】ドア(2)のインナーパネル(2a)の後端部
に装着されたドアロック(3)のオープンレバー(3a)
は、ケーブル(5)を介して、インナーパネル(2a)に装
着された操作装置であるインサイドハンドル(4)に連結
されている。ケーブル(5)は、撓曲可能であって、アウ
ターケーブル(5a)内にインナーケーブル(5b)が摺動可
能に挿通され、アウターケーブル(5a)の両端部がそれ
ぞれインサイドハンドル(4)及びドアロック(3)のオー
プンレバー(3a)の近傍に固定されるとともに、インナ
ーケーブル(5b)の端部がインサイドハンドル(4)及び
ドアロック(3)のオープンレバー(3a)に連結され、イ
ンサイドハンドル(4)の解除操作がドアロック(3)のオ
ープンレバー(3a)に伝達され、ドアロック(3)とスト
ライカとの噛合が解除され、ドアを解放することができ
る。
【0013】ケーブル(5)のインサイドハンドル(4)と
ドアロック(3)とを連結する間には、互いに交差するよ
うな交差部(5c)を有するループ部(5d)が形成され、交
差部(5c)及び交差部(5c)に対向するループ部(5d)の
最下部は、第1ホルダー(6)及び第2ホルダー(7)によ
りインナーパネル(2a)に固定されている。
【0014】第1ホルダー(6)は、弾性変形可能な合成
樹脂材料で帯状に形成され、爪部(6a)がインナーパネ
ル(2a)に穿設された孔部(2b)に係合してインナーパネ
ル(2a)に固定されるとともに、一端に形成された複数
の波状の係止部(6b)が、他端に形成された係止孔(6c)
に挿入されることによりロックされ、ケーブル(5)の交
差部(5c)を保持する。
【0015】第2ホルダー(7)は、爪部(7a)がインナ
ーパネル(2a)の孔部(2c)に係合することにより、イン
ナーパネル(2a)に固定されるとともに、インナーパネ
ル(2a)に保持された状態において、交差部(5c)を向く
方向に開口したコ字状のケーブル保持部(7b)が形成さ
れている。(8)は、ロックノブとドアロックのロックレ
バー(いずれも図示略)とを連結するロッドで、ロックノ
ブの施解錠操作をドアロックに伝達する。
【0016】次に、実施例の作用について説明する。イ
ンサイドハンドル(4)の操作により、ケーブル(5)のイ
ンナーケーブル(5b)を介してドアロック(3)のオープ
ンレバー(3a)が連動して、ドアロック(3)とストライ
カとの噛合が解除されドアが開く。
【0017】ケーブル(5)の連結作業は、ループ部(5
d)を形成して連結することから、ケーブル(5)の両端部
には、常に引っ張り方向の力が作用しており、連結作業
は、ケーブル(5)の端部を引っ張り出すようして行うた
め、従来のようにケーブル(5)の端末を押し込むように
連結する作業に比して容易に行うことができ、また、ケ
ーブル(5)の交差部(5c)において支持されているの
で、ケーブル(5)の前後2個所を第1ホルダー(6)で支
持していることとなり、取付作業も簡単になる上、取付
部品(ホルダー)の削減にも寄与することができる。
【0018】また、側面衝突等により、ドア(1)(2)の
インナーパネル(1a)(2a)が変形するなどして、ケーブ
ル(5)に対して引張方向の荷重が作用すると、ケーブル
(5)の両端がインサイドハンドル(4)及びドアロック
(3)に固定されているから、ケーブル(5)は、その引っ
張り量分に相当する量だけ、交差部(5c)を保持する第
1ホルダー(6)内を引張方向に摺動して、図1のフロン
トドア(1)に2点鎖線で示すように、ループ部(5d)の
形状が楕円形状に変形して、ドア(1)(2)の変形に伴う
引張量を吸収し、ケーブル(5)の両端部には、大きな引
張力が作用することがない。
【0019】さらに引張量が大きい場合は、図1のリヤ
ドア(2)に2点鎖線で示すように、第2ホルダー(7)の
開口からケーブル(5)のループ部が内側に向かって外
れ、ループ部(5d)が縮径するように変形することによ
り、容易に大きな引張量を吸収することができる。従っ
て、ケーブル(5)の両端部には、大きな荷重が作用する
ことがないから、ドアロックの噛合に影響を与える可能
性が少なくなる。
【0020】また、ケーブル(5)の実質取付長さは、ル
ープ(5d)の大きさによって調整できるので、例えば前
後長の長い大型車用ドアのケーブル(5)を前後長の短い
小型車用ドアにも適用可能となり、部品の共用化も図れ
る。
【0021】図4は、本考案の他の実施例を示す。この
実施例においては、第1ホルダー(8)と第2ホルダー
(9)とを、連設部(10)で連結するとともに、第1ホルダ
ー(8)にケーブル(5)を摺動可能に支持する収納部(8a)
を形成し、この収納部(8a)の中央に、ケーブル(5)の交
差部(5a)のそれぞれのケーブル(5)を区画する区画部(8
b)を形成し、さらに、収納部(8a)の一方の側壁(8c)に
は、先端に収納部(8a)の他方の側壁(8d)の外面に形成し
た凹部(8e)に係脱可能な係合部(8f)を有し、ケーブル
(5)が収納部(8a)から外れないように収納部(8a)を覆う
蓋部(8g)が連設されている。
【0022】上述のような構成とすることにより、第1
ホルダー(8)に対するケーブル(5)の摺動を円滑にし、
また、第1ホルダー(8)及び第2ホルダー(9)のドアへ
の組み付け性を向上させることができる。
【0023】
【考案の効果】以上のように、本考案は、操作装置とド
アロックとの間を、ループ部が形成されるように配索し
たケーブルで連結し、ループ部の交差部を、第1ホルダ
ーによりケーブルの軸方向に摺動できるようにしてドア
に支持したことことにより、ケーブルの連結作業を向上
することができる。また、側面衝突等により、ドアが変
形するなどして、ケーブルに対して引張方向の荷重が作
用すると、ケーブルは、その引っ張り量分に相当する量
だけ、交差部を保持する第1ホルダー内を引張方向に摺
動し、ループ部の形状が楕円形状に変形して、ドアの変
形に伴う引張量を吸収し、ケーブルの両端部に、大きな
引張力が作用するのを防止できる。さらに引張量が大き
い場合は、第2ホルダーからケーブルのループ部が内側
に向かって外れ、ループ部が縮径するように変形するこ
とにより、容易に大きな引張量を吸収することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるドアロックと操作装
置との連結状態を示す、ドアの概略側面図である。
【図2】同じく、図1におけるA−A線断面図である。
【図3】同じく、要部の拡大斜視図である。
【図4】本考案の他の実施例における図2と同様の断面
図である。
【図5】従来のドアロックと操作装置との連結状態を示
す、ドアの概略側面図である。
【符号の説明】
(1)(2)ドア (3)ドアロッ
ク (3a)オープンレバー (4)インサイ
ドハンドル(操作装置) (5)ケーブル (5a)アウタ
ーケーブル (5b)インナーケーブル (5c)交差部 (5d)ループ部 (6)第1ホル
ダー (7)第2ホルダー (8)第1ホル
ダー (9)第2ホルダー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアに設けられた操作装置と、ドアロッ
    クのレバーとを撓曲可能なケーブルで連結してなる連結
    装置において、ケーブルのほぼ中間部に交差部が形成さ
    れるようにループ部を設けるとともに、交差部を、第1
    ホルダーによりケーブルの軸方向に摺動可能にドアに支
    持し、かつ、前記ループ部の交差部に対向する部分を、
    第2ホルダーにより、ループ部の径が縮径するような荷
    重がケーブルに作用したとき、ループ部の内側に離脱す
    るようにドアに支持したことを特徴とする自動車用ドア
    ロックと操作装置との連結装置。
JP7134792U 1992-09-21 1992-09-21 自動車用ドアロックと操作装置との連結装置 Expired - Lifetime JP2566840Y2 (ja)

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JPH0628144U JPH0628144U (ja) 1994-04-15
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