JP2566119Y2 - ディスクローディング装置 - Google Patents

ディスクローディング装置

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JP2566119Y2
JP2566119Y2 JP1994002099U JP209994U JP2566119Y2 JP 2566119 Y2 JP2566119 Y2 JP 2566119Y2 JP 1994002099 U JP1994002099 U JP 1994002099U JP 209994 U JP209994 U JP 209994U JP 2566119 Y2 JP2566119 Y2 JP 2566119Y2
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disc
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健一 浜野
憲夫 長谷川
豊美 藤野
進 松原
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Sony Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、ディスクプレーヤにお
いてディスクを支持して回転駆動すべく設けられるディ
スク装着部に、ディスクを装着するディスクローディン
グ装置に関する。 【0002】 【従来の技術】予め用意された複数のディスクの範囲内
で、ディスク装着部に装着されるディスクの交換を行う
ことができるディスクチェンジャー機構を備えたディス
クチェンジャー付ディスクプレーヤが知られている。こ
のようなディスクプレーヤに設置されるディスクチェン
ジャー機構には、複数のディスクを収納することができ
るディスクパックが着脱自在に装着されて、ディスク交
換動作を行うようにされたものがある。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】斯かるディスクプレー
ヤ等において、ローディング動作を達成するにあたって
は、ディスクの信号記録面を損傷することなく確実にデ
ィスク装着部に搬送するディスクローディング装置が必
要とされる。 【0004】斯かる点に鑑み本考案は、例えば、ディス
クプレーヤのディスクチェンジャー機構を形成するもの
として用いられ、ディスクパックからのディスク装着部
へのディスクの装着を迅速にかつディスクの信号記録面
を損傷することなく確実に行うことができるようになさ
れたディスクローディング装置を提供することを目的と
する。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、挿入されたディスクを、モータによって回
転駆動されるディスク搬送用ローラによってディスクの
厚み方向から挟持し、ディスク装着部に搬送するように
したディスクローディング装置において、上記ディスク
搬送用ローラを中央部が径小で両端部方向に漸次径大と
なされた、ディスクの信号記録面側の第1のローラとデ
ィスクの信号非記録面側の第2のローラとで構成すると
ともに上記第1のローラと上記第2のローラは、これ等
の両ローラ間にディスクを挟持してないとき、ディスク
のローディング方向に対して上記第2のローラを上記第
1のローラより僅かに上流側に配置して構成される。 【0006】 【作用】このように構成することにより、例えば、第1
と第2のローラの形状を本考案と同じとし、第1のロー
ラの真上に第2のローラを配したときに比較して、ディ
スクのローディング方向から見た両ローラ間の略中央部
の間隙を小さくできるので、両ローラにディスクDが挟
持されて繰り出される位置が上流側にシフトされる。こ
の結果、ディスクのディスクパックからの送り出し量を
少なくすることができるとともにディスクの信号記録面
に損傷を与えることなくローディングできる。 【0007】 【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本考案に係るディスクローディング
装置の要部を斜視図にて示す。 【0008】この例において可動シャーシ66は後述す
る機構によりディスク装着部に対して昇降されるように
構成され、この可動シャーシ66の前部に駆動ローラ9
1と従動ローラ92とが上下に、かつ、図2からも明ら
かなようにディスクのローディング方向に対して駆動ロ
ーラ91が従動ローラ92より僅かに上流側に位置する
ように対向して配されている。上側のローラ、即ち駆動
ローラ91は、図2にも示されている如く支持板93に
軸支され、この支持板93は駆動ローラ91の後方に位
置したガイドローラ100も回転自在に軸支して前後の
リンク部材94a,94bを介して可動シャーシ66に
連結され、駆動ローラ91は可動シャーシ66の立上り
部に軸支される従動ローラ92に対して接離自在となさ
れている。 【0009】そして駆動ローラ91の軸には歯車120
が固定されており、この歯車120は前側リンク部材9
4aの可動シャーシ66に対する軸支部に同軸的に回転
自在に軸支された二段歯車121と前側リンク部材94
aの中間部に軸支された中間歯車122を介して連動さ
れ、この中間歯車122は二段歯車121の小歯車部に
噛合されている。 【0010】二段歯車121はその大歯車部が可動シャ
ーシ66の立上り部に従動ローラ92と同軸に回転自在
に軸支された歯車72に噛合されている。また可動シャ
ーシ66の下面側にはモータ77が配されており、この
駆動力は中間歯車群78を介して歯車72に伝達される
ようになされている。従って駆動ローラ91はモータ7
7によって回転される歯車72の回転力が二段歯車12
1、中間歯車122を介して歯車120に伝達されて回
転される。 【0011】駆動ローラ91が支持板93がばね123
により下方に付勢されているため、従動ローラ92はそ
の両端周面において圧接されディスクの非挟挿状態では
駆動ローラ91の回転に伴って回転され、またディスク
が挟挿されている場合はこのディスクの移送により回転
される。この場合、駆動ローラ91への回転伝達は、支
持板93が上下動しても、回転自在なリンク部材94a
の軸支部に同軸的に二段歯車121が軸支されているの
で何等の支障なく行われる。 【0012】なお、従動ローラ92の軸に歯車72を固
定することにより従動ローラ92もモータ77により駆
動されることになり、この場合も駆動ローラ91と従動
ローラ92とは歯車72が噛合される二段歯車121と
駆動ローラ91に固定される歯車120との間に中間歯
車122が介在されているため逆回転され、ディスクは
挟持する両ローラ91,92の回転により安定して移送
されることになる。この場合は両ローラ91,92間の
圧接力は弱くてもよいことになるので支持板93を付勢
するばね123としては偏倚力の小さいものを使用でき
る。またこの場合、歯車120,121及び122の歯
数は歯車72の回転数と歯車120の回転数が同じにな
るように設計する。 【0013】このようにして、モータ77により駆動ロ
ーラ91を回転駆動させることにより駆動ローラ91と
従動ローラ92との間に挟挿されるディスクは可動シャ
ーシ66の内方にガイドローラ100にガイドされて移
送され、その中心部が後述する如くクランプアーム96
により支持されたクランプ部材97に対応する位置に移
送されて停止する。 【0014】また前述した駆動ローラ91及び従動ロー
ラ92はシリコーンゴム等の弾性を保有する材料により
形成され、そしてこの両ローラ91,92及びガイドロ
ーラ100は中央部が径小で両側部方向に漸次径大に形
成されており、各ローラに対してディスクのエッジのみ
が当接されるように成されている。 【0015】次にディスクパックの一例を図3及び図4
について説明する。図3はその全体を示す分解斜視図で
あり、図4はその横断面図である。このディスクパック
1においては、匣体2の一側面にディスクDの挿入及び
取出しのための開口部3が設けられ、また、匣体2内に
ディスク収納部4が設けられている。ディスク収納部4
には、U字状の複数の仕切板5が並列に、かつ、同一間
隔をもって配置されて複数の収容段が形成されており、
ディスクDは各仕切板5により互いに平行に支持され
て、段載状態とされて収納される。このディスク収納部
4は、例えば、合成樹脂材等により匣体2と一体に形成
される。 【0016】ディスク収納部4の外側壁には、軸受孔6
が設けられており、ここにディスク・セッティング・レ
バー7の軸8が挿入されている。ディスク・セッティン
グ・レバー7の一端部には、ディスク収納部4の仕切板
5に支持されたディスクDを、その外周縁部を押圧して
ディスク収納部4における正規の収納位置に移動せしめ
る駆動ピン9が植設されている。また、ディスク・セッ
ティング・レバー7の他端部には、匣体2の底板2aに
形成された透孔10を通じて外部に突出する被駆動片1
1が設けられている。このディスク・セッティング・レ
バー7は、軸8を中心にして回動できるが、図4に示さ
れる如く、ばね12により矢印aで示される方向に付勢
されているので、通常は、駆動ピン9が匣体2の内壁に
設けられた回動規制部13に当接する静止状態をとる。
なお、匣体2の底板2aには、図3に示される如く、透
孔10から一端面部また伸びる溝14及びロック用凹部
15が設けられている。 【0017】また、ディスク収納部4には、ディスクD
の振動等に起因する不所望な移動を防止する役目を担
う、櫛歯状の板ばね16が取り付けられている。この板
ばね16は、仕切板5の個数、即ち、収納可能なディス
クDの個数に応じた個数の突出板部16aを有してお
り、各突出板部16aの折曲部分16bがディスク収納
部4に形成された仕欠部17(図4)を通じて、互いに
隣接する仕切板5の間(ディスク収納部4の上部におい
ては、匣体2の上板とこれに隣接する仕切板5との間と
なるが、以下これも単に仕切板5の間と称する)に突出
し、収納された状態にあるディスクDの外周縁部に当接
して、ディスクDの不所望な移動を防止している。 【0018】さらに、匣体2の開口部3が設けられた側
面に隣接する側面には、図1及び図2に示される如く、
案内溝20が形成されており、その中に位置せしめられ
て押え金具21により保持され、収納されたディスクD
の面に沿う方向に移動可能とされた複数のスライダー2
2が配されている。各スライダー22は、収納された各
ディスクDを選択的に送り出すためのもので、ディスク
収納部4の各仕切板5の間に対向するように配されてい
る。そして、スライダー22の一端部には、図4に示さ
れる如く、匣体2の外表面から仕切板5の間に向けて貫
通したスリット23を通じて仕切板5の間に突出し、収
納されたディスクDの外周縁部に当接する送出片24が
設けられ、また、スライダー22の他端部には、押え金
具21に形成されたスリット25(図3)から外部に突
出する被駆動片26が設けられている。なお、スライダ
ー22は、この被駆動片26が駆動されることにより移
動せしめられる。 【0019】斯かる構成のもとに、ディスクDが正規の
収納位置に置かれた状態において、スライダー22が図
4における矢印cの方向に移動せしめられると、それに
伴い、その送出片24がディスクDの外周縁部を押圧し
つつ、図4において実線で示される位置から一点鎖線で
示される位置へと移動せしめられる。その結果、ディス
クDは、図4において一点鎖線で示される如く、その一
部が開口部3から突出する即ち、駆動ローラ91と従動
ローラ92に挟持される位置に移動せしめられる。 【0020】斯かるディスク・セッティング・レバー7
及びスライダー22に対する駆動は、このディスクパッ
ク1が装着される、以下に述べる如くのディスクチェン
ジャー付ディスクプレーヤにおけるディスクチェンジャ
ー機構によって行われる。 【0021】図5は、本考案に係るディスクローディン
グ装置の一例が用いられて構成され、上述のディスクパ
ック1が装着されるディスクチェンジャー機構の一例の
要部を示す。この例は、シャーシ27を有し、このシャ
ーシ27には、ディスクを支持して回転せしめるべくス
ピンドルモータによって回転駆動されるディスク装着部
28、及び、このディスク装着部28に装着されて回転
せしめられるディスクDから情報信号を読み取る光学ピ
ックアップ29が設置され、さらに、上述のディスクパ
ック1が装着されるパック装着台30が設置されてい
る。パック装着台30には、ディスクパック1の底面部
に設けられた溝14(図3)に係合する案内凸部31が
設けられ、また、ばね32が張架されたイジェクト用レ
バー33が設けられている。 【0022】ディスクパック1のパック装着台30への
装着は、ディスクパック1の溝14をパック装着台30
の案内凸部31に係合させ、ばね32に抗してイジェク
ト用レバー33を押圧しつつ、ディスクパック1をパッ
ク装着台30上で滑動させることにより行われる。そし
て、ディスクパック1が所定の装着位置に到達すると、
パック装着台30に設けられた透孔34を通じてパック
装着台30の下面側から上面側に突出するロック部材3
5が、ディスクパック1のロック用凹部15に係合す
る。これにより、ディスクパック1がパック装着台30
上に固定される。そして、このとき、ディスクパック1
は、押え板30aにより上方への動きが規制される。 【0023】次に、このようにしてパック装着台30上
に固定されたディスクパック1からディスクDを送り出
すべく、ディスクパック1に設けられたスライダー22
を駆動する駆動機構について述べる。 【0024】図6及び図7に示される如く、後述する機
構により昇降せしめられるようにされた可動シャーシ6
6に、ディスクパック1に配されたスライダー22のう
ちの所定のものをディスクパック1の開口部3側に移動
せしめるスライドレバー67が取り付けられている。こ
のスライドレバー67には、スライダー22の被駆動片
26を駆動するための突出片68が設けられており、図
6に示される如く、スライドレバー67が矢印fで示さ
れる方向に移動せしめられると、その突出片68がスラ
イダー22を実線で示される位置から一点鎖線で示され
る位置へと駆動する。その結果、ディスクパック1内の
ディスクDが、スライダー22によって、図6において
一点鎖線で示される如く、ディスクパック1の開口部3
側に移動せしめられる。スライドレバー67は、以下に
述べる機構により駆動される。斯かる機構を図7を参照
して説明するに、一部に歯が形成されていない部分欠歯
歯車69が可動シャーシ66の立上り部に軸着されてい
る。部分欠歯歯車69にはローラ70が取り付けられて
おり、これがスライドレバー67に形成された長孔71
に挿入されている。可動シャーシ66の立上り部には、
従動ローラ92と同軸に歯車72が回転可能に支持され
ている。アーム73の先端部には、軸74がアーム73
の両面から突出する状態で固着されており、この軸74
のアーム73の一方の面から突出する部分は、可動シャ
ーシ66の立上り部に設けられた透孔75内に位置せし
められ、また、他方の面から突出する部分には、歯車7
6が回転自在に取り付けられている。この歯車76は、
歯車72の小径歯部72aと歯合しており、また、ここ
では具体的に示されてはいないが、摩擦部材を介してア
ーム73に係合している。そして、歯車76と部分欠歯
歯車69とは、部分欠歯歯車69の歯が形成されている
範囲で歯合するものとされている。また、前述した如く
可動シャーシ66の下面側に配されたモータ77の駆動
力は中間歯車群78を介して歯車72に伝達されるよう
になされている。 【0025】斯かる構成のもとに、図7に示される状態
でモータ77が始動されて正転し、歯車72を矢印gで
示される方向に回転駆動すると、歯車76に摩擦部材を
介して係合しているアーム73が、軸74が透孔75に
より移動規制される状態となる位置(図8に図示されて
いる位置)まで、歯車72の回転方向と同じ方向に回動
する。これにより、歯車76が部分欠歯歯車69に歯合
して、部分欠歯歯車69が図7において矢印hで示され
る方向に回転し、その後、図8に示される如く、歯車7
6との歯合状態が解除されることにより回転を停止す
る。このように、部分欠歯歯車69が回転することによ
り、スライドレバー67がローラ70により駆動され
て、図7において矢印iで示される方向(図6において
矢印fで示される方向と同じ方向)に移動して、スライ
ダー22を移動せしめる。 【0026】スライドレバー67は、矢印i方向に最大
限移動されてスライダー22を所定の位置に移動せしめ
た後に若干戻されて、その突出片68がスライダー22
の被駆動片26に接触しないようにされている(図8に
図示されている状態)。これは、可動シャーシ66が昇
降する場合に、スライダー22の被駆動片26がその動
作の邪魔にならないようにするためである。 【0027】次に、モータ77を逆転して、図8に示さ
れる歯車72の矢印j方向の回転により、アーム73が
図7に示される如くの位置に戻る。これにより、歯車7
6が部分欠歯歯車69に歯合して、部分欠歯歯車69が
図8において矢印kで示される方向に回転し、その後、
図7に示される如く、歯車76との歯合状態が解除され
る。これにより、スライドレバー67が元の位置に戻さ
れる。 【0028】モータ77は、スライドレバー67の移動
が停止した後にも動作状態をとって、その後は前述した
図1、図2に示される如く歯車72の回転により駆動ロ
ーラ91のみを回転駆動する。このように、この例では
部分欠歯歯車69等を用いる機構とされているので、ス
ライドレバー67と駆動ローラ91とを駆動するための
モータを別個に設けなくても済み、これにより、プレー
ヤ全体のコストの低減、あるいは、小型化及び軽量化等
がはかられることになる。 【0029】この例では、ディスクパック1がシャーシ
27に固定されて装着されるので、ディスクパック1内
の選択されたディスクDを送り出すためには、スライド
レバー67を選択されたディスクDに対応するスライダ
ー22が配されている位置に移動せしめるために、斯か
るスライドレバー67の移動を、可動シャーシ66全体
を昇降せしめることにより行うようにされている。 【0030】以下、この点について説明するに、図5に
示される如く、シャーシ27に3本の送りねじ部材81
が回転可能に植立されている。これら送りねじ部材81
には、駆動ベルト82が張架されており、また、モータ
83に隣接する送りねじ部材81は、伝達用歯車群84
を介してモータ83により回転駆動されるようになされ
ている。斯かる構成のもとに、各送りねじ部材81はモ
ータ83により同時に回転駆動される。 【0031】また、送りねじ部材81には、図9に明瞭
に示される如く、雌ねじ部を有する一対の被駆動部材8
4a及び84bが螺合している。この被駆動部材84a
及び84bには、可動シャーシ66に螺入されたねじ8
5が係合しており、このため、被駆動部材84a及び8
4bは、可動シャーシ66に対して回動不可とされてい
る。そして、可動シャーシ66は、それに設けられた透
孔66aに送りねじ部材81が挿入された状態で被駆動
部材84a上に置かれている。この可動シャーシ66に
設けられた透孔66aの径寸法は、送りねじ部材81の
径寸法より充分大に設定されている。また、可動シャー
シ66と被駆動部材84bとの間には、ばね86が縮装
されている。 【0032】このような構成がとられることにより、各
送りねじ部材81の平行性が高精度のもとに設定されて
いないとしても、可動シャーシ66の移動に支障を生じ
ることはない。即ち、可動シャーシ66の透孔66aの
径寸法が、送りねじ部材81の径寸法より充分大とさ
れ、可動シャーシ66が被駆動部材84a及び84bに
固定されていないので、可動シャーシ66と被駆動部材
84a及び84bとは相対的にある範囲で移動可能とさ
れる。従って、各被駆動部材84a及び84bは、独立
に各送りねじ部材81の傾きに応じて傾くことができ、
各送りねじ部材81はそれらの平行性が高精度に設定さ
れていないとしても、各被駆動部材84a及び84bの
駆動を適正に行うことができるのである。そして、シャ
ーシ27には、2本のガイド軸110が互いに並立する
ように植設され、各ガイド軸110に案内されて移動す
る2個の軸受111が可動シャーシ66に固着されてい
る。 【0033】斯かる構成のもとに、モータ83が各送り
ねじ部材81を回転駆動すると、各被駆動部材84a及
び84bが可動シャーシ66を伴って各送りねじ部材8
1に沿って移動し、これにより、可動シャーシ66に設
置されたスライドレバー67が、ディスクパック1中の
選択されたディスクDに対応するスライダー22の位置
へ移動せしめられる。この場合、可動シャーシ66、従
って、スライドレバー67の各スライダー22に対する
位置を、可動シャーシ66に固定された光学式の位置検
出センサ87により検出し、スライドレバー67を所望
のスライダー22の位置へ正確に移動できるようにされ
ている。この例では、位置検出センサ87は、シャーシ
27上に設置された位置検出板89のスリット89aを
読み取るようにされているが、例えば、ディスクパック
1の匣体2の側面部に位置検出マークを設けて、これを
検出するようにしてもよく、あるいは、例えば、ディス
クパック1のスライダー22を白色にし、ディスクパッ
ク1の匣体2の側面部を黒色にして、各スライダー22
自体を直接検出するようにしてもよい。斯かる場合に
は、より正確な位置検出が行えることになる。 【0034】スライドレバー67により所望のスライダ
ー22が駆動されて、ディスクパック1のディスク収納
部4から送り出されたディスクDを、その面に沿う方向
に搬送して、ディスク装着部28側に搬送する手段とし
て、図1及び図2について詳細に説明し、また図5に示
される如く、可動シャーシ66に駆動ローラ91と従動
ローラ92とが配されている。駆動ローラ91は、前述
したようにモータ77により駆動されるようになされて
おり、駆動ローラ91は、図12にも示されている如
く、支持板93に回転自在に支持されている。支持板9
3は、ガイドローラ100も回転自在に支持して、リン
ク部材94a,94bを介して可動シャーシ66に連結
されている。そして、支持板93は、ばね123により
下方に付勢されており、これにより、駆動ローラ91が
従動ローラ92に圧接せしめられている。さらに、シャ
ーシ27には、可動シャーシ66が所定の位置に下降し
たとき、リンク部材94a,94bに当接する2個のス
トッパー部材94cが設けられている。 【0035】斯かる構成をもって、ディスクのローディ
ング方向に対して駆動ローラ91が従動ローラ92より
僅かに上流側に位置するように対向配置し、ディスクの
ローディング方向から見た両ローラ91,92間の略中
央部の間隙を小さくできるので、選択されたディスクD
がディスクパック1内から、スライドレバー67がスラ
イダー22を駆動することにより送り出されて、駆動ロ
ーラ91と従動ローラ92との略中央部の間隙に押し込
まれるまでのディスクDの送り出し量を少なくしても両
ローラ91,92間にディスクDが食い込まれることに
なる。駆動ローラ91と従動ローラ92とは中央部が径
小で両側部方向に漸次径大に形成されているが、両ロー
ラ91,92の中央部の間隙を両ローラ91,92のう
ちローラ91を上流側に配する構成により、両ローラの
中央部と両側部の径の比を変えることなくディスクのロ
ーディング方向から見た両ローラ91,92間の略中央
部の間隙を小さくできる。また、このディスクDは両ロ
ーラ91と92に周縁部の非記録部だけが挟持される状
態で繰り出されてディスク装着部28側へ搬送されてい
く。 【0036】 【0037】可動シャーシ66には、図5に示される如
く、ディスクDがディスク装着部28側へ搬送されてい
くとき、ディスクDの下面を支持して案内する一対のデ
ィスク支持部66bが設けられており、また、可動シャ
ーシ66の、ディスクDの上方に位置するものとなる隆
起平面部66′の下面からは、ディスクDがディスク装
着部28に装着され得るその上方位置に搬送されたと
き、それ以上のディスクDの移動を規制するための2個
のストッパーピン95が下方に突出して設けられてい
る。このストッパーピン95は、可動シャーシ66の隆
起平面部66′の下面から垂下する小径部とこの小径部
に続く先端大径部とから成っている。 【0038】また、可動シャーシ66には、クランプア
ーム96が軸96aを介して回動可能に支持されてお
り、その一端部にはディスクDをディスク装着部28に
クランプするマグネット式のクランプ部材97が、ディ
スク装着部28に対向する上方位置に配されるように支
持されている。クランプ部材97は図10に明瞭に示さ
れる如く、上部フランジ部97a及び下部フランジ部9
7bを有し、上部フランジ部97aが可動シャーシ66
の上面側に配され、また、下部フランジ部97bが可動
シャーシ66の下面側に配されている。 【0039】そして、ばね98により、図10における
左回りの方向に付勢されているクランプアーム96が上
部フランジ部97aを持ち上げることにより、クランプ
部材97は、通常、図10に示される如くの、その下部
フランジ部97bが可動シャーシ66の下面に当接する
状態とされている。これにより、クランプ部材97はデ
ィスク装着部28に搬送されるディスクDの移動を妨げ
ることがないものとされ、また、外力によるクランプ部
材97の移動が防止される。そして、図10に示される
如く、クランプ部材97の下部フランジ97bには、円
環状のゴム部材97c及びマグネット101が取り付け
られており、また、クランプアーム96の他端部に対向
して、ストッパー部材102がシャーシ27上に植設さ
れている。 【0040】斯かる構成のもとに、駆動ローラ91と従
動ローラ92とにより搬送されたディスクDが、ディス
ク支持部66bに案内されてディスク装着部28に対応
する上方位置に搬送された後、可動シャーシ66が下降
せしめられると、図11に示される如く、クランプアー
ム96の他端部がストッパー部材102の頭部に当接し
てクランプアーム96が回動せしめられ、これにより、
クランプアーム96がクランプ部材97の上部フランジ
部97aから離隔し、これとともに、下部フランジ97
bがディスクDをディスク装着部28にクランプする。
この状態で、クランプ部材97は、クランプアーム96
及び可動シャーシ66のいずれにも接触しないものとな
り、ディスクDをディスク装着部28とで挟持した状態
で支障なく回転することができる。なお、ストッパー部
材102は、ねじ等を用いることにより、その高さを調
整することができるものとされている。そして、クラン
プアーム96とクランプ部材97とを上述の如くに構成
することにより、比較的簡単な構成のもとにディスクD
を確実にクランプすることができ、またクランプアーム
96とクランプ部材97が離隔しているので相互間の振
動伝達を断つことができる。 【0041】上述の如くのディスクチェンジャー機構に
おいて、可動シャーシ66及び可動シャーシ66を昇降
せしめる駆動機構、可動シャーシ66に取り付けられた
駆動ローラ91や従動ローラ92等からなるディスク搬
送機構等の動作により、ディスク装着部28に対するデ
ィスクDの装着がなされることになる。 【0042】次に、以上の如くに本考案に係るディスク
ローディング装置の一例が用いられたディスクチェンジ
ャー機構において、ディスクパック1に収納された複数
のディスクDのうちの選択されたものがディスク装着部
28に装着され、情報再生が行われた後、再びディスク
パック1に戻されるまでのアンローディング動作につい
て述べる。 【0043】複数のディスクDを収納したディスクパッ
ク1がパック装着台30に装着される毎に、ディスク・
セッティング・レバー7が回動されて、ディスクパック
1にその開口部3から挿入された各ディスクDが各収容
段における正規の収納位置に収納された状態とされると
ともに、各スライダー22が各ディスクDを正規の収納
位置に保つ非作動位置に整列せしめられる。そして、情
報再生に供すべきディスクDが指定されると、モータ8
3が回転し、これによって可動シャーシ66が上昇もし
くは下降せしめられ、スライドレバー67が選択された
ディスクDに対応する特定のスライダー22の位置に移
動せしめられる。そして、この状態でモータ77が始動
し、スライドレバー67が摺動され、これによって選択
されたディスクDに対応するスライダー22が非作動位
置から移動せしめられて、選択されたディスクDが開口
部3を通じてディスクパック1から送り出される。そし
て、送り出されたディスクDが駆動ローラ91と従動ロ
ーラ92とによりその面に沿う方向に搬送されて、図1
0に示される如く、ディスク装着部28に対応する位置
に移動せしめられる。この場合、ガイドローラ100に
ディスクDの非記録面が当接し、クランプアーム96の
他端部に、ディスクDの外周縁部が当接して、ディスク
Dの上方への傾きを規制する。 【0044】ディスク支持部66bに案内されてディス
ク装着部28に対応する位置へと搬送されたディスクD
が、ストッパーピン95の大径部に当接する位置に達す
ると、これが図示しない光学センサにより検出され、そ
の検出結果にもとずいて可動シャーシ66が下降せしめ
られる。これにより、ディスクDがディスク装着部28
に向かって下降し、ディスク装着部28に装着される。
その後、可動シャーシ66はさらに下降せしめられ、支
持板93に連結されているリンク部材94a,94b
が、図13に示される如く、ストッパー部材94cの頭
部に当接し、ディスク装着部28にディスクDが装着さ
れた後可動シャーシ66がさらに下降せしめられること
により、ストッパーピン95の大径部、駆動ローラ9
1、従動ローラ92及びガイドローラ100等がディス
ク装着部28に装着されたディスクDから離隔される。
これとともに、クランプアーム96が、その他端部がス
トッパー部材102に当接して回動し、クランプ部材9
7がディスクDをディスク装着部28にクランプする。 【0045】そして、可動シャーシ66がリーフスイッ
チ103(図5)を操作してこれをオン状態とすること
により、モータ83の回転が停止されて可動シャーシ6
6の下降動作が停止され、光学ピックアップ29による
ディスクDからの情報信号の読取りが行われ得る状態と
なる。なお、この状態で、ディスクDはストッパーピン
95の大径部との当接状態を断って、その外周縁部がス
トッパーピン95の小径部に対向する位置となってお
り、このため、ディスクDはストッパーピン95に接触
することなく回転することができる。 【0046】その後、光学ピックアップ29によるディ
スクDからの情報信号の読取りが終了して、ディスクD
をディスクパック1に戻す場合は、モータ83の回転に
より可動シャーシ66が上昇せしめられる。これによ
り、ディスクDはディスク支持部66bに支持されディ
スク装着部28から外されるとともに、再び駆動ローラ
91と従動ローラ92に挟持されて上昇せしめられる。
そして、ディスクDがディスクパック1内の元の収容段
に対応する位置に達したとき、可動シャーシ66の上昇
が停止せしめられる。 【0047】そして、ディスクDがディスクパック1内
の元の収容段に対応する位置に移動せしめられると、モ
ータ77が前述の場合とは逆方向に回転し、これによ
り、スライドレバー67が元の位置に戻されるととも
に、ディスクDがディスク支持部66bの案内を受けつ
つ駆動ローラ91と従動ローラ92とによりディスクパ
ック1側に搬送され、図6において2点鎖線で示される
位置に移動せしめられる。ディスクDが斯かる位置に達
すると、図示されていない光学センサによってこれが検
出され、その検出結果にもとずいてモータ77の回転が
停止されるとともに、図示しないモータが始動される。
これにより、ディスク・セッティング・レバー7が動か
され、その結果、図6において実線で示される如く、デ
ィスクDが元の収容段における正規の収納位置に戻さ
れ、また、このディスクDに対応するスライダー22が
元の位置に戻される。 【0048】 【考案の効果】以上のように本考案によるディスクロー
ディング装置によれば、ディスクのディスクパックから
の送り出し量を少なくできるとともにディスクの搬送を
ディスクの信号記録面に損傷を与えることなく行える利
点を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案に係るディスクローディング装置の一例
に用いられるディスク搬送機構の一例の要部の斜視図で
ある。 【図2】図1に示されるディスク搬送機構の一部の拡大
側面図である。 【図3】本考案に係るディスクローディング装置に用い
られるディスクパックの一例を示す分解斜視図である。 【図4】図3に示されるディスクパックの横断面図であ
る。 【図5】本考案に係るディスクローディング装置の一例
が用いられて形成されたディスクチェンジャー機構の一
例の要部を示す分解斜視図である。 【図6】図5に示されるディスクチェンジャー機構の例
における図3に示されるディスクパックとスライドレバ
ーとの関係を示す一部断面を含む平面図である。 【図7】図5に示されるディスクチェンジャー機構の例
におけるスライドレバーを駆動する機構を示す概略構成
図である。 【図8】図5に示されるディスクチェンジャー機構の例
におけるスライドレバーを駆動する機構を示す概略構成
図である。 【図9】図5に示されるディスクチェンジャー機構の例
における送りねじ部材及び被駆動部材の説明に供される
部分断面図である。 【図10】図5に示されるディスクチェンジャー機構の
例におけるクランプアーム及びクランプ部材の説明に供
される概略構成図である。 【図11】図5に示されるディスクチェンジャー機構の
例におけるクランプアーム及びクランプ部材の説明に供
される概略構成図である。 【図12】図5に示されるディスクチェンジャー機構の
例におけるローディング動作及びアンローディング動作
の説明に供される概略構成図である。 【図13】図5に示されるディスクチェンジャー機構の
例におけるローディング動作及びアンローディング動作
の説明に供される概略構成図である。 【符号の説明】 1 ディスクパック 4 ディスク収納部 28 ディスク装着部 66 可動シャーシ 66′ 隆起平面部 72,78,120,121,122 歯車 77 モータ 91 駆動ローラ 92 従動ローラ 93 支持板 94a,94b リンク部材

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.挿入されたディスクを、モータによって回転駆動さ
    れるディスク搬送用ローラによってディスクの厚み方向
    から挟持し、ディスク装着部に搬送するようにしたディ
    スクローディング装置において、 上記ディスク搬送用ローラを中央部が径小で両端部方向
    に漸次径大となされた、ディスクの信号記録面側の第1
    のローラとディスクの信号非記録面側の第2のローラと
    で構成するとともに上記第1のローラと上記第2のロー
    ラは、これ等の両ローラ間にディスクを挟持してないと
    き、ディスクのローディング方向に対して上記第2のロ
    ーラを上記第1のローラより僅かに上流側に配置したこ
    とを特徴とするディスクローディング装置。
JP1994002099U 1994-02-17 1994-02-17 ディスクローディング装置 Expired - Lifetime JP2566119Y2 (ja)

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