JP2566084Y2 - 急傾斜ベルトコンベヤの落石防止装置 - Google Patents

急傾斜ベルトコンベヤの落石防止装置

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JP2566084Y2
JP2566084Y2 JP1993042522U JP4252293U JP2566084Y2 JP 2566084 Y2 JP2566084 Y2 JP 2566084Y2 JP 1993042522 U JP1993042522 U JP 1993042522U JP 4252293 U JP4252293 U JP 4252293U JP 2566084 Y2 JP2566084 Y2 JP 2566084Y2
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JP
Japan
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belt
belt conveyor
prevention device
conveyor
flat belt
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JP1993042522U
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JPH078319U (ja
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茂徳 長岡
徳幸 仲川
洋一 稲山
西  昌彦
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、平形ベルトを用いた急
傾斜ベルトコンベヤの落石防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】土石類の材料等を輸送するベルトコンベ
ヤとしては、コンパクトに配置された関連設備において
効率的に材料輸送を行わせるために急傾斜ベルトコンベ
ヤ等が用いられる。そして、ベルトコンベヤを用いて材
料等を上り傾斜にて移動させる場合、材料の重量による
下向力は、傾斜とともに増加して、材料がコンベヤ上を
逆移動し、換言すれば落石状態を発生させるので、傾斜
ベルトコンベヤの傾斜角度は、一般的に20°程度以内
として用いられている。
【0003】従来、土石類の材料等を輸送する急傾斜ベ
ルトコンベヤは、例えば、図4に示すように、キャリヤ
ローラ1上にひれ付ベルト2を運動させており、ひれ付
ベルト2のひれ部3は、材料を輸送するさいの前記下向
力に対向できるので、ひれ付ベルト2を運動させて前記
材料等を急傾斜にて輸送している。このさいベルトコン
ベヤの傾斜角度を増加させるとひれ部3における材料の
容積効率を低下させることとなるので、図4示のごとき
急傾斜コンベヤの傾斜角度は、25〜30°程度以内と
して用いられている(日本鉱業会:新ベルトコンベヤの
計画と管理、P53、昭和54年1月、白亜書房)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】このひれ付ベルトを用
いた急傾斜コンベヤでは、ひれ部には材料移動時におけ
る衝撃性の下向力が多発し、その耐久性を低下させてし
まうこがあり、殊に、大魂を含む材料を輸送する場
合、前記下向力の大きさが増大してひれ付ベルトの耐久
性の低下を著しく促進させてしまう虞れがある。また、
付着性を有する材料を輸送する場合、ひれ部近傍には材
料の付着が著しくなり、コンベヤ頭部における材料の排
出を不円滑とすることがあり、さらに、ひれ部近傍の頻
繁な清掃を必要とし、かつ、清掃に多大な時間を要する
ので、急傾斜コンベヤ利用効率を向上させることはでき
ない。
【0005】本考案は、上述した従来技術の問題点を解
決するためになされたものであり、平形ベルトを用いて
大塊を含む土石類の材料の輸送時に可撓材をもって輸送
中の材料の逆移動を有効に防止できて材料を効率よく輸
送できる急傾斜ベルトコンベヤの落石防止装置を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本考案では、平形ベルトを用いた急傾斜ベルトコ
ンベヤであって、輸送中の材料の逆移動を阻止するため
の複数の可撓板がベルト移動方向に間隔をもって配設さ
れ、上記可撓板は上端が上部フレームに配設された枠材
に短冊状に懸吊されるとともに、下端が平形ベルトの表
面に可撓自在に密接されていることを特徴とするもので
ある。
【0007】
【作用】このようにすれば、土石類の材料等を上り傾斜
にて移動させる場合、材料中の大塊以外の部分は、可動
自在な可撓板の下端を屈折させながら通過して平形ベル
ト上を移動してコンベヤ頭部から排出され、材料中の大
塊は逆移動を発生するようになるものの平形ベルトに密
接した可撓材の下端上部にて逆移動を阻止され、しかも
大塊以外の部分の移動に伴う上向力の作用も加って移動
してコンベヤ頭部から排出される。そして、複数の可撓
板はベルト移動方向に間隔をもって配設されているの
で、材料中の大塊の逆移動距離が長大となってしまうこ
とも阻止できて大塊の上り傾斜における移動を強制して
支援することとなって、平形ベルトを用いた急傾斜ベル
トコンベヤであっても材料を効率よく輸送できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。図1は、本考案の一実施例を示す急傾斜ベ
ルトコンベヤの落石防止装置の全体構成図、図2は、図
1のII視方向における同落石防止装置の要部拡大図、図
3は、同落石防止装置の作動状態を示す説明図である。
図1〜図3において、4は急傾斜ベルトコンベヤを示
し、ベルトとして平形ベルト6を用い、土石類の材料等
を傾斜角度がほヾ25°の上り傾斜にて移動できるよう
にされている。7はベルトコンベヤ4の頭部に設けられ
た頭部プーリを示し、図示しない駆動装置を用いて駆動
力が伝動される。さらに、ベルトコンベヤ4の底部には
図示しない底部プーリならびにフィーダ部が設けられ、
フィーダ部から前記材料等が供給される。平形ベルト6
は、ベルトコンベヤ4の上部フレーム8上に所要の間隔
をもって配設されたキャリヤローラ1によって移動自在
に支持され、しかも平形ベルト6上に載せられた前記材
料等の重量を受荷し、材料等を急傾斜に移動させるため
の張力が作用される。平形ベルト6のゆるみ側は、ベル
トコンベヤ4の下部フレーム上に所要の間隔をもって配
設された図示しないリターンローラによって下向きの移
動自在に支持され、平形ベルト6の自重および張力を受
荷している。5は落下防止装置を示し、急傾斜ベルトコ
ンベヤ4のベルト移動方向に所要の間隔をもって前記上
部フレーム8上に配設されている。側枠10,10は下
端において両上部フレーム8,8上に直立され、上端に
おいて上部枠11に接続されて枠材16をなし、上記枠
材16は門形状に形成されている。
【0009】上記枠材16の内側には可撓板13が設け
られ、ゴム質の弾性体などからなり、その上端は上部枠
11に懸吊されるとともに、下端は平形ベルト6の表面
上に可撓自在に密接されるようにされている。そして可
撓板13の幅寸法は平形ベルト6幅ならびに側板12,
12までにも接触できるようにされ、しかも上記幅方向
には所要の間隔をもったスリット15によって短冊状に
形成されており、可撓板13は上記短冊毎に個別に可撓
自在にされているので、可撓板13の下端では平形ベル
ト6上に載せられた前記材料の平形ベルト6の幅方向に
配位されている材料との接触が確実にされる。
【0010】そして、急傾斜ベルトコンベヤ4が駆動さ
れて、平形ベルト6は矢印14方向に所要のベルト速度
のもとで運動し、土石類の材料等を上り傾斜にて移動さ
れる場合、前記材料はフィーダ部より供給され、平形ベ
ルト6上に載せられたまま移動して、平ベルト6と密接
されている可撓板13の下端を上方に屈折させながら平
形ベルト6との間に形成される開口を通過することを順
次、繰返して移動し頭部プーリ7から排出される。上記
材料の移動にさいしては材料と平形ベルト6との間の摩
擦力は材料の重量による下向力よりも多大であるので上
り傾斜をなす急傾斜ベルトコンベヤ4の傾斜角度が多大
であっても材料の逆移動、すなわち落石を発生させるこ
となく確実に移動される。そして、前記材料中に大塊が
混入されている場合、大塊の重量による下向力が多大と
なるので、大塊17は転倒を伴ないながら平形ベルト6
上を逆移動するものの可撓板13の下端上部においては
点線13′にて示すごとく変曲され、大塊17′は可撓
板13′の下端上部に載せられ、可撓材13′は大塊1
7′と後続の材料18に挾まれて可撓板13′はあたか
も不動状態となるようにされて、大塊17′の逆移動が
阻止される。さらに落石防止装置5相互の間において転
倒を伴いながら平形ベルト6上を逆移動し始める大塊1
7も、夫々の可撓板13の下端上部にて逆移動が阻止さ
れ、しかも、急傾斜ベルトコンベヤ4の頭部から底部ま
での間を直接に逆移動されることなく、すなわち、材料
中の大塊17の落石が確実に防止される。さらに、可撓
板13の下端上部にて阻止された大塊17は、材料中の
大塊以外の部分18の移動に伴なう上向力の作用も加わ
ってこれら材料の混合状態のもとで上り傾斜における移
動を強制して支援され、頭部プーリ7から排出される。
そして、夫々の材料が混合状態にて上り傾斜にて移動
し、夫々の落石防止装置5の可撓板13の下端と平形ベ
ルト6との間に形成される開口を順次通過するさいに、
可撓板13は、その下端が平形ベルト6の進行方向を指
向して可撓自在に上方に屈折されるので、上記開口を容
易に通過して移動することができる。また、この方向性
をもつ可撓板によりベルト進行方向に逆移動しようとす
る材料はその逆移動を確実に阻止される。したがって、
平形ベルトを用いた急傾斜ベルトコンベヤであっても大
塊を含む土石類の材料を落石状態を発生させることな
く、効率よく、しかも、安全に輸送できるようになる。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
平形ベルトを用いて大塊を含む土石類の材料の輸送時
に、大塊が転倒を伴いながら逆移動することを落石防止
装置の複数の可撓板の下端上部にて阻止できて、大塊以
外の部分の移動とともに大塊の上り傾斜における移動を
強制して支援されて輸送中の材料の逆移動、落石状態を
有効に防止できて材料を効率よく、しかも、安全に輸送
できる等、多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す急傾斜ベルトコンベヤ
の落石防止装置の全体構成図
【図2】図1のII視方向における同落石防止装置の要部
拡大図
【図3】同落石防止装置の作動状態を示す説明図
【図4】従来の急傾斜ベルトコンベヤのベルト構造図
【符号の説明】
1 急傾斜ベルトコンベヤ 5 落石防止装置 6 平形ベルト 13 可撓板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西 昌彦 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重 工業株式会社八千代工場内 (56)参考文献 特開 昭56−127503(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平形ベルトを用いた急傾斜ベルトコンベ
    ヤであって、輸送中の材料の逆移動を阻止するための複
    数の可撓板がベルト移動方向に間隔をもって配設され、
    上記可撓板は上端が上部フレームに配設された枠材に短
    冊状に懸吊されるとともに、下端が平形ベルトの表面に
    可撓自在に密接されていることを特徴とする急傾斜ベル
    トコンベヤの落石防止装置。
JP1993042522U 1993-07-06 1993-07-06 急傾斜ベルトコンベヤの落石防止装置 Expired - Lifetime JP2566084Y2 (ja)

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JPH078319U JPH078319U (ja) 1995-02-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS56127503A (en) * 1980-03-07 1981-10-06 Taikuu Kikai Kk Inclined conveyor

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JPH078319U (ja) 1995-02-07

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