JP2566023B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2566023B2
JP2566023B2 JP1325278A JP32527889A JP2566023B2 JP 2566023 B2 JP2566023 B2 JP 2566023B2 JP 1325278 A JP1325278 A JP 1325278A JP 32527889 A JP32527889 A JP 32527889A JP 2566023 B2 JP2566023 B2 JP 2566023B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばレタス等の球状野菜等で代表される被
包装物を包装シートで包み込む際に利用される包装装置
に関する。
〔従来の技術〕
この種の球状野菜等を包装する形態として考えられる
ものとしては、広げた包装シートの上に被包装物を載置
し、前記包装シートの各側端を折り曲げその側端同志を
一個所に集中させて熱溶着して密封包装するものであ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、このように熱溶着によって密封包装するだけ
のものでは、その熱溶着部分の仕上りが美的なものとは
言い難い面があり、美観を整えた包装を行うには、包装
シートの各一側端を折り返して被包装物の外部面に被
せ、そのようにして順次折り返しかつ折り重ねられた各
一側端における最後の一側端に接着テープを貼付けて固
定するといった作業形態が必要で、その行程を手作業で
行っていた。
しかしながら、手先業では作業能率が低くコスト低減
の障害となっているので、更なる改善の余地が残されて
いた。
そこで、手作業による包装にかえて、自動的に被包装
物を包装する装置として、例えば特開昭50−66386号公
報に開示されているように、包装シートを老いた中央の
台上に被包装物を載置した状態でその台を下降させるこ
とにより、包装シートを折り曲げる複数個の折り曲げ装
置を包装シートと共に台周りにおいて立ち上げ、その後
折り曲げ装置が包み込み作動するように構成したものが
提案されている。
しかしながら、この構造のものにあっては、被包装物
は中央の台上に単に載置しただけに過ぎないから、包装
シートの包み込み作動が行われるときに、その被包装物
の位置が確定せず、折り曲げ装置による包み込みの作動
の中心と被包装物の中心位置とがずれた状態で包み込み
され、包装が良好になされないという不具合の生じる虞
があった。
本発明の目的は、包装仕上りが良好でかつ作業能率の
向上が図れ、包装作業に適した包込み装置を提供する点
にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明にかかる包装装置は、被包装物を受け止め支持
する受け止め台を設け、この受け止め台上に包装シート
を載置するとともにその包装シートを挟んで前記受け止
め台上に載置した前記被包装物の下半側を前記受け止め
台上に固定する被包装物保持機構を設け、この被包装物
保持機構によって固定された被包装物の上部外周面に、
前記包装シートの各側端のうちの一端部を折り返し被せ
前記各一側端同志の折り重ね位置でその折り重ね状態を
維持する作用姿勢と、前記一側端上に他の一側端が重ね
合せられた状態で待機位置に引退する非作用姿勢とに切
換わる複数個の包込み具を、前記包装シートの各一側端
に対応して設けるとともに、これらの各包込み具は、前
記包装シートの一側端を第1の前記包込み具の作動で前
記被包装物に重ね、第2の前記包込み具の作動で前記包
装シートの上に別の一側端を重ね終えた後、その第2の
包込み具による重なり状態を維持したまま前記第1の包
込み具を非作用姿勢に引退するように順序作動すべく構
成されていることを特徴構成とする。
かかる特徴構成によるその作用効果は次の通りであ
る。
〔作 用〕
前記受け止め台上に包装シートを広げてその受け止め
台の上に被包装物を載置する。すると、例えば、第1図
及び第2図に示すように、前記保持機構を構成する保持
アームが作動して被包装物の下半部を受け止め台上に固
定する。そして、その固定状態が確定すると、次に、包
装シートの各折り返し箇所に相当する位置に配置された
複数個の包込み具が作動する。つまり、前記包込み具は
対応する包装シートの一側端を係止(又は引掛)して被
包装物に向けて移動し徐々に前記一側端を折り返しなが
ら折り重ね位置まで被せて行き、その折り重ね位置で前
記一側端を押さえて作用姿勢になり、その折り重ねた包
装シートの一側端に対して、他の包込み具、つまり第2
包折み具によって対応する包装シートの他の一側端を折
り重ね終えた後、先に作用姿勢にある包込み具、つまり
第1包込み具が待機位置に引退して非作用姿勢に切換わ
る。そして、全部の各一側端が折り重ねられるとその折
り重ね状態を固定し包装を終える。
〔発明の効果〕
従って、手作業で行うように、各包込み具で包装シー
トの各一側端を折り返し、折り重ね位置で重合すること
によって、美観を損わない包装を行うことができなが
ら、順序作動する包み込み具の採用によって作業能率の
向上、省力化を達成できるに至った。
そして、前記包装シートの各一側端を折り返し被包装
物に被せて行く過程を自動化したために、却って、その
包込み具が前記一側端を被せて行く過程で、受け止め台
上の被包装物が包装シートを巻付けられる際にその包装
シートより移動力を受ける為に包装シートに対する相対
位置が変動し、各一側端が予定した位置で折り重ならな
いことがあるが、前記保持機構によって包装シートと被
包装物の下半部との相対位置が固定されるので、前記包
込み具が作動して各一側端を予定した折り返し位置で折
り返すことができ、包装作業を予定通り行なえる。そし
て、その被包装物と包装シートとの固定及び受け折め台
への固定が被包装物の下半部に対してなされるので、包
込み具で包き込み作動がなされていく、被包装物の上半
部側においては、被包装物保持機構が包込み具の作動の
邪魔をするものでなく、包込み具の作動も良好に行わ
れ、かつ、被包装物が一定位置に安定して維持されるの
で、包み込みが包装シートに偏りなく良好に行えるに至
った。
〔実施例〕 第2図及び第12図に示すように、包装装置(A)は、
包装用作業台(1)と、その包装用作業台(1)におけ
る包装作業位置に設けてある被包装物保持機構(2)・
受け止め台(3)・包み込み機構(4)等からなる包み
込み装置(B)と、前記包装作業位置に載置された包装
シート(t)に接着固定手段(6)を施す接着固定手段
供給装置(7)と、前記包装作業位置に包装シート
(5)を広げた状態で自動供給する包装シート供給機構
(36)とを備えている。ここに、被包装物(C)として
はレタス等の球状野菜等を対象としているが、他の形状
のものでもよい。又、接着固定手段としては接着テープ
を対象とするが、単なる接着剤であってもよい。
次に、被包装物保持機構(2)・受け止め台(3)・
包み込み機構(4)等の包み込み装置(B)について説
明する。第1図及び第7図に示すように、前記被包装物
保持機構(2)は、支柱兼用の縦向き摺動軸(9)に第
1移動部材(10)と第2移動部材(11)を上下動可能に
外嵌するとともに、両者(10),(11)の間に圧縮スプ
リング(12)を介在させて一定間隔を維持している。前
記摺動軸(9)の上端には被包装物(C)を受け止める
受け止め台(3)が設けられ、この受け止め台(3)
は、主として円板の外周に四方に突出する腕部(3a)を
設けて形成されている。一方、前記第1移動部材(10)
における天板に対しても前記腕部材(3a)の下方に位置
する状態で四本のアーム(13)が放射状に延出されると
ともに、前記四本のアーム(13)と四つの前記腕部(3
a)とを、夫々、四つの屈折リンク(14)で連結してあ
る。前記腕部(3a)の先端には上下揺動可能に保持アー
ム(2A)が軸支されるとともに、その保持アーム(2A)
が前記屈折リンク(14)と夫々連係され、前記屈折リン
ク(14)の屈折揺動につれ、前記受け止め台(3)に載
置された被包装物(C)に下半部を前記保持アーム(2
A)がその側面に接当して保持する。前記保持部材(2
A)は前記腕部(3a)に枢支されている基端部から先端
部にかけて被包装物(C)の外周面に沿うように側面視
で円弧状に形成され、かつ、平面視で前記基端部と先端
部との中間部においてその横幅が広く前記基端部及び先
端部に向けて徐々に狭くなる形状に設定してある。した
がって、被包装物(C)に対する固定保持が良好であ
る。又、前記保持部材(2A)の先端は外向きに弯曲させ
てあり、被包装物(C)に接当する際に被包装物(C)
外周面内に食い込み傷付けることのないように構成して
ある。前記第2移動部材(11)の側面には上下揺動する
天秤式駆動アーム(15)の一端が連係されるとともに、
この天秤式駆動アーム(15)の他端に前記天秤式駆動ア
ーム(15)を上下揺動駆動するクランクアーム(16)を
連係し、このクランクアーム(16)を駆動モータ(17)
出力側に取付け、前記第2移動部材(11)を上下させる
べく構成してある。したがって、前記保持アーム(2A)
が開いた状態から第2移動部材(11)を上方に移動させ
ると、まず、前記圧縮スプリング(12)が押圧されその
押圧力で第1移動部材(10)を押し上げる。すると、前
記屈折リンク(14)が屈折することによって、前記保持
アーム(13)が立上り揺動して被包装物(C)の下半分
を保持する。
次に、包み込み機構(4)について説明する。第2図
ないし第3図に示すように、この包み込み機構(4)は
放射状に配設された第1〜第4包込み具(18),(1
9),(20),(21)で構成されている。前記第1包込
み具(18)は前記保持アーム(2A)が被包装物(C)を
保持した状態で最初に作動する。この包込み具(18)
は、包装シート(5)の一側端を折り返しながらその包
装シート(5)を被包装物(C)に被せて、その被包装
物(C)の上部中心位置で固定する第1包み板(22)
と、前記第1包み板(22)をその先端において相対揺動
可能に軸支するとともに揺動モータ(23)の出力軸に固
着されている揺動アーム(24)とからなる。第10図に示
すように、前記第1包み板(22)は付勢バネ(8)によ
って揺動アーム(24)に対して閉じ付勢されるととも
に、弾性変形可能な薄板材料で形成され、この弾性変形
力によって被包装物(C)周面へなじみ易く構成される
とともに、更に、略円弧状に曲げ形成され、前記一側端
同志を折り重ねる位置で被包装物(C)の周面に沿った
姿勢で確実に押えることができ、前記付勢バネ(8)に
よって被包装物(C)を押え込む方向に付勢される。そ
の押え込み作用を行う先端はフォーク状に形成されてい
る。前記第1包み板(22)の後端には板カム(25)が固
着されるとともに、前記第1包み板(22)の移動軌跡外
側にローラ式ガイド機構(26)が設けられ、もって、前
記第1包み板(22)が作動すると前記ローラ式ガイド機
構(26)が第1包み板(22)の曲線部に作用して強制的
に第1包み板(22)先端を被包装物(C)に向かわせる
とともに、先端が被包装物(C)の近くに至ると前記板
カム(25)が前記ローラ式ガイド機構(26)に接当し
て、第1包み板(22)先端が被包装物(C)の外周面に
略沿った状態で、かつ、略離間した状態で移動し、移動
端近くで前記板カム(25)が前記ローラ式ガイド機構
(26)より外れると、前記第1包み板(22)の先端は被
包装物(C)の外周面より内部に入り込む軌跡で移動す
る。したがって、第1包み板(22)先端はその弾性力に
よって被包装物(C)の外周面に摺接して移動し、包装
シート(5)の一側端を被包装物(C)に密着させるこ
とができる。そして、第1包込み具(18)は前記包装シ
ート(5)の一側端を被包装物(C)外周面に押え保持
する作用姿勢になる。
前記第1包込み具(18)が包装シート(5)一側端を
被せ終ると180゜対角に位置する前記第2包込み具(1
9)が作動を開始する。第2包込み具(19)は第1包込
み具(18)と略同様の構成を採っており、違いは第2包
み板(27)先端がフォーク状に形成されたものではなく
短冊状の1枚板に形成され包装シート(5)の一側端を
第1包込み具(18)の上に被せる際に第1包込み具(1
8)のフォーク状先端内にその先端を差し込めるように
してある。そして、第2包込み具(19)が第1包込み具
(18)によって最初に被せられた包装シート(5)一側
端の上に次の一側端を重ね終えると、第1包込み具(1
8)は元の待機位置に戻り非作用姿勢になる。この場合
に、第1包込み具(18)の第1包み板(22)の先割れ先
端内に第2包込み具(18)の第2包込み板(27)の先端
が入り込んでいるので、対応する一側端が十分な重り代
を持って折り重ねられる。
以上、第1包込み具(18)及び第2包込み具(19)の
構造について更に詳述すると、前記包み板(22),(2
7)は略円弧状であるが、詳しくは、揺動アーム(24)
への取付基端部は直線部であり、この直線部の先端側に
前記作用姿勢で被包装物(C)の外周面に略沿う円弧形
状部が設けられ、この円弧形状部の最先端は外方に向け
て弯曲した形状になっており、被包装物(C)に対して
その最先端が接当したとしてもひどくいためない形状と
なっている。又、前記作用姿勢で、前記包み板(22),
(27)は前記揺動アーム(24)に対して相対揺動して前
記付勢力に抗して外開き状態となり、その外開き状態と
なったことによる増大付勢力によって前記包装シート
(5)の一側端を強力に被包装物(C)に押え付け、前
記一側端の不測の移動を回避できる。
次に、第3包込み具(20)が作動する。第3図に示す
ように、前記第3包込み具(20)は揺動モータ(23)に
よって駆動される揺動アーム(24)と、この揺動アーム
(24)の先端に相対揺動可能に軸支されるローラ支持ア
ーム(34)と、このローラ支持アーム(34)の先端に包
装シートの一側端を折り返し被包装物(C)の外周面に
接当させて被せていく包装ローラ(28)を軸支してあ
る、前記ローラ支持アーム(34)は付勢バネ(29)によ
って被包装物(C)を押え込む方向に付勢されるととも
に、自身も弾性変形可能であり、被包装物(C)の形状
変化に追従し易い構成となっている。したがって、この
第3包込み具(20)は前記被包装物(C)に向けて揺動
し前記被包装物(C)に沿って進行する状態では前記付
勢バネ(29)力によって前記被包装物(C)の外周面に
接当して移動し、第2包込み具(19)の上に前記一側端
を被せる。この軌跡を維持し、前記包装ローラ(28)が
一定以上被包装物(C)内部に入り込まないように、固
定の板カム(30)を設ける一方前記ローラ支持アーム
(34)の後端に前記固定板カム(30)の端面に形成して
あるカム面(30a)に沿って移動する案内ローラ(31)
を装着してある。以上から、第3包込み具(20)が前記
一側端を折り重ね位置に重ね終ると、第2包込み具(1
9)が待機位置に戻っていき、それに続いて、第4包込
み具(21)が作動する。
第4図及び第5図に示すように、前記第4包込み具
(21)は、揺動モータ(23)で駆動される揺動アーム
(24)と、前記揺動アーム(24)の先端に相対揺動可能
に軸支してあるローラ支持アーム(35)と、そのローラ
支持アーム(35)の先端に軸支される包装ローラ(28)
とからなり、殆んど第3包込み具(20)と同様の構成を
採っているが、前記ローラ支持アーム(35)が更に屈折
揺動可能に基端部と先端部とに区分されている点が異な
る。そして、前記包装ローラ(28)は第3包込み具(2
0)の包装ローラ(28)と同様に被包装物(C)の外周
面に接当する状態で移動するように設定されている。つ
まり、長孔状のカム孔(32a)を形成したカム板(32)
を設け、前記カム孔(32a)に係合して移動する案内ロ
ーラ(30)を前記ローラ支持アーム(35)の後端に軸支
し、前記基端部所定軌跡に沿って移動させるべく構成し
てある。ここに、前記包装シート(5)の一側端には接
着固定手段としての接着テープ(6)が取付けられ、前
記一側端が折り返され折り返し位置で重合されると、前
記接着テープ(6)の上を前記包装ローラ(28)が移動
して、四層に折り重ねられた一側端同志を貼着する。こ
こで、前記ローラ支持アーム(35)の先端が屈折揺動可
能であるから、前記接着テープ(6)が被包装物(C)
の下半分に回り込んだ位置であっても、包装ローラ(2
8)の押え作用を十分に作用させることができる。
第12図に示すように、次に、包装作業台(1)の所定
位置に包装シート(5)を繰出す供給機構(36)につい
て説明する。包装作業台(1)上の収納箱(37)内に収
納された積層包装シート(5)の上方に位置するものか
ら一枚づつ吸引して持上げる左右一対の吸引部(38)を
設けるとともに、これら吸引部(38),(38)を、前記
収納箱(37)と包装作業位置とに亘って往復横移動する
門型移動フレーム(39)に取付けてある。したがって、
第13図(イ),(ロ)に示すように、前記収納箱(37)
より一番上の包装シート(5)を吸上げ保持した吸引部
(38),(38)を門型移動フレーム(39)とともに横移
動させ、被包装物保持機構(2)上に包装シート(5)
を載置する。
次に、別の形態の包装シート(5)供給機構(36)に
ついて説明する。第14図及び第15図に示すように、包装
シート(5)を積層収納した収納箱(37)から前記包装
作業位置まで包装シート(5)を搬送する搬送チェーン
(41),(41)を左右に配すとともに、この搬送チェー
ン(41)のチェーンリンクに移動体(34)を取付け、こ
の移動体(34)に包装シート(5)を取付ける搬送ロッ
ド(40)を上下揺動可能に取付けてある。一方、収納箱
(37)の後部両端近くには、後記する接着固定手段とし
ての接着テープ(6)を所定量の長さに切断して収納箱
(37)内にある包装シート(5)に貼着する接着固定手
段供給装置(7)を左右に設けてある。又、この接着固
定手段供給装置(7)の上方には前記接着テープ(6)
を包装シート(5)に貼り付ける際に接着テープ(2)
を包装シート(5)に押し付ける押えパッド(39)が設
けてある。したがって、搬送すべき包装シート(5)の
後端近くに位置されている前記搬送ロッド(40)と前記
包装シート(5)の後端部とに亘って上方より接着テー
プ(6)を載せ付け、前記押えパッド(39)で包装シー
ト(5)と搬送ロッド(40)とを接着する。そして、搬
送ロッド(40)の上方揺動で包装シート(5)の後端を
やや持上げその状態で搬送ロッド(40)を前記包装作業
位置に向けて水平移動させると、包装シート(5)はめ
くれ上るようにして繰出され、次の包装シート(5)と
の分離が良好である。
次に、接着固定手段供給装置(7)について重ねて説
明すると、第14図及び第15図に示すように、接着固定手
段供給装置(7)はボックス内に接着固定手段としての
接着テープ(6)を所定長さに切断して繰出す駆動機構
を備え、前記収納箱(37)に載置された包装シート
(5)の後端部両横側端に対応した位置に各々設置され
ている。そして、前記包装シート(5)の後端部横側端
位置に、接着面を下にした状態で上から供給され、前記
押えパッド(39)によって包装シート(5)上面に押付
け貼着される。このときに、前記搬送ロッド(38)もと
もに接着されるので、そのまま、搬送ロッド(38)を移
動させれば前記包装シート(5)後端よりめくり上げな
がら搬送することができる。前記接着テープ(6)を貼
着された包装シート(5)の後端部における左右の横側
端は何れか一方が珊瑚に折り返される前記一側端とな
る。ここに、前記接着テープ(6)を包装シート(5)
の搬送手段に兼用しているので、搬送時に包装シート
(5)を搬送手段に接着する為の特別の手段を必要とし
ない。
以上のような構成より作業形態を第11図に基づいて説
明する。包装シート(5)の繰出し機構(36)は第12図
及び第13図(イ),(ロ)で示す吸引式のもので説明す
る。
接着テープ(6)を所定位置に繰出す。
次に包装シート(5)を吸引部(38)で収納箱(3
7)より取出し搬送して所定位置に載置する。接着テー
プ(6)が包装シート(5)の所定位置に貼着される。
そして、第11図(イ)に示すように、被包装物保持
機構(2)の受け止め台(3)上に被包装物(C)をの
せる。
次に、第11図(ロ)に示すように、被包装物保持機
構(2)を作動させて被包装物(C)の下半部を保持す
る。
第11図(ハ)に示すように、第1包込み具(18)を
作動させて、包装シート(5)の一側端を被包装物
(C)の上面に折り返し、第1包み板(22)の押え状態
を維持する。
第11図(ニ)に示すように、対角位置にある第2包
込み具(19)を作動させ、包装シート(5)の対応する
一側端を前記第1包み板(22)の上から重ね合せる。こ
の場合に、前記一側端を重ね終ると第1包込み具(18)
が待機位置に戻る。そして、被包装物(C)の外周面に
沿って一側端を膨みなく被せるように、第3包込み具
(20)が作動する前にその折曲げ部位に向て横側方より
エアーを吹付ける。
第11図(ヘ)に示すように、第3包込み具(20)が
作動して、残る2つのうちの一つの一側端を重ね終える
と第2包込み具(19)が待機位置に戻る。
更に第11図(ト),(チ),(リ)に示すように、
接着テープ(6)を貼着した一側端を第4包込み具(2
1)が折り返し被包装物(C)に被せて、前記接着テー
プ(6)で四層に折り重ねられた各一側端同志を貼着し
て包装作業を終了する。
〔別実施例〕 前記包込み具(18)等の個数は図示するものに限定
されず、又、それに対応させて包装シート(5)の形状
も四角以外に円形のものであってもよい。
包装シート(5)の材料としては樹脂以外に紙であ
ってもよい。
前記包込み具(18)〜(21)を作動させるのに、人
為的にスイッチが操作される毎に、各包込み具(18)〜
(21)が作動するように半自動形態を採ってもよい。
前記包み板(22),(27)の材質としては被包装物
(C)を押える作用姿勢で被包装物(C)への影響を抑
えることができる弾性変形可能なものであれば、樹脂以
外の薄板鋼板、又は、この薄板鋼板の表面に樹脂やクロ
ムメッキ等のコーティングを施したものでもよい。
前記包込み具(18)〜(21)としては包装ローラ
(28)を設けた包込み具(20),(21)と包装ローラ
(28)を設けていない包込み具(18),(19)とで異な
るものに形成したが、全ての包込み具(18)〜(21)を
包装ローラ(28)を備えたもの、或いは、全ての包込み
具(18)〜(21)を包装ローラ(28)を備えないものに
形成してもよい。
前記被包装物保持機構(2)としてはリンク機構を
利用した構造のものであるが真空吸引力を利用したもの
でもよく、図示するものに限定されない。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る包装装置の実施例を示し、第1図は
被包装物保持機構を示す側面図、第2図は包込み装置を
示す側面図、第3図は第3包込み具の作動状態を示す側
面図、第4図は第4包込み具の作動途中を示す側面図、
第5図は第4包込み具が折り重ね位置に至った状態を示
す側面図、第6図は包込み装置を示す平面図、第7図は
被包装物保持機構を示す斜視図、第8図は第1包込み具
を示す斜視図、第9図は第2包込み具を示す斜視図、第
10図は第1包込み具における包み板と揺動アームとの連
結状態を示す側面図、第11図(イ)〜(リ)は、夫々、
包込み具による包装作業状態を示す説明図、第12図は全
体斜視図、第13図(イ)は包装シートを収納箱より持上
げる状態を示す側面図、第13図(ロ)は包装シートを所
定位置に繰出す状態を示す側面図、第14図は包装シート
供給装置の別形態を示すものであって、包装シートを持
上げる状態を示す斜視図、第15図は包装シート供給装置
の別形態を示すものであって、包装シートを搬送する状
態を示す斜視図である。 (2)……被包装物保持機構、(3)……受け止め台、
(5)……包装シート、(18),(19),(20),(2
1)……包込み具、(C)……被包装物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 宰 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工 株式会社堺製造所内 (56)参考文献 特開 昭63−281922(JP,A) 特開 昭50−66386(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被包装物(C)を受け止め支持する受け止
    め台(3)を設け、この受け止め台(3)上に包装シー
    ト(5)を載置するとともにその包装シート(5)を挟
    んで前記受け止め台(3)上に載置した前記被包装物
    (C)の下半側を前記受け止め台(3)上に固定する被
    包装物保持機構(2)を設け、この被包装物保持機構
    (2)によって固定された被包装物の上部外周面に、前
    記包装シート(5)の各側端のうちの一側端を折り返し
    被せ前記各一側端同志の折り重ね位置でその折り重ね状
    態を維持する作用姿勢と、前記一側端上に他の一側端が
    重ね合せられた状態で待機位置に引退する非作用姿勢と
    に切換わる複数個の包込み具(18),(19)を、前記包
    装シート(5)の各一側端に対応して設けるとともに、
    これらの各包込み具(18),(19)は、前記包装シート
    (5)の一側端を第1の前記包込み具(18)の作動で前
    記被包装物(C)に重ね、第2の前記包込み具(19)の
    作動で前記包装シート(5)の上に別の一側端を重ね終
    えた後、その第2の包込み具(19)による重なり状態を
    維持したまま前記第1の包込み具(18)を非作用姿勢に
    引退するように順序作動すべく構成されている包装装
    置。
  2. 【請求項2】前記固定保持機構(2)における被包装物
    に対する接当保持部を弾性変形可能に構成してある請求
    項1記載の包装装置。
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JPS5066386A (ja) * 1973-10-15 1975-06-04
JPS63281922A (ja) * 1987-05-08 1988-11-18 Tenchi Kikai Kk 野菜等の球状物の包装補助装置

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