JP2566016B2 - 浴室用換気扇の制御装置 - Google Patents
浴室用換気扇の制御装置Info
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- JP2566016B2 JP2566016B2 JP1221920A JP22192089A JP2566016B2 JP 2566016 B2 JP2566016 B2 JP 2566016B2 JP 1221920 A JP1221920 A JP 1221920A JP 22192089 A JP22192089 A JP 22192089A JP 2566016 B2 JP2566016 B2 JP 2566016B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、浴室用換気扇の運転をその浴室内が乾燥状
態になるまで自動的に行うようにした浴室用換気扇の制
御装置に関する。
態になるまで自動的に行うようにした浴室用換気扇の制
御装置に関する。
(従来の技術) 従来より、このように換気扇を利用して浴室内の乾燥
運転を行う装置の一例として、浴室内の湿度を検知する
湿度センサを設けると共に、この湿度センサによる検知
湿度に基づいて浴室用換気扇の運転を制御する運転制御
手段を設ける構成としたものが供されている。この場
合、上記運転制御手段は、具体的には、湿度センサによ
る検知湿度が設定湿度を越えたときに浴室用換気扇の運
転を開始させ、且つこの後に上記検知湿度が設定湿度以
下に下がったときに所定の遅延時間だけ換気扇の運転状
態を継続した後に、その運転を停止させる構成となって
いる。
運転を行う装置の一例として、浴室内の湿度を検知する
湿度センサを設けると共に、この湿度センサによる検知
湿度に基づいて浴室用換気扇の運転を制御する運転制御
手段を設ける構成としたものが供されている。この場
合、上記運転制御手段は、具体的には、湿度センサによ
る検知湿度が設定湿度を越えたときに浴室用換気扇の運
転を開始させ、且つこの後に上記検知湿度が設定湿度以
下に下がったときに所定の遅延時間だけ換気扇の運転状
態を継続した後に、その運転を停止させる構成となって
いる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来構成のものでは次に述べるよ
うな欠点があった。即ち、浴室用換気扇は、浴室内湿度
の変化情況に関係なく一定の換気能力で運転する構成と
なっているため、梅雨時或は降雨時などのように浴室外
の湿度が比較的高い状態、つまり換気扇の運転に伴い浴
室内に流入する空気の湿度が高い状態では、その運転時
間が無闇に長くなる虞がある。また、浴室外の湿度がき
わめて高い状態となっていた場合には、換気扇による浴
室内の乾燥運転時に湿度センサによる検知湿度が何時ま
で経っても設定湿度以下に下がらないことがあり、この
ような場合には換気扇の運転が不用意に長く継続されて
無駄な電力消費を招くことになる。
うな欠点があった。即ち、浴室用換気扇は、浴室内湿度
の変化情況に関係なく一定の換気能力で運転する構成と
なっているため、梅雨時或は降雨時などのように浴室外
の湿度が比較的高い状態、つまり換気扇の運転に伴い浴
室内に流入する空気の湿度が高い状態では、その運転時
間が無闇に長くなる虞がある。また、浴室外の湿度がき
わめて高い状態となっていた場合には、換気扇による浴
室内の乾燥運転時に湿度センサによる検知湿度が何時ま
で経っても設定湿度以下に下がらないことがあり、この
ような場合には換気扇の運転が不用意に長く継続されて
無駄な電力消費を招くことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、浴室外が高湿度状態にあることに起因して浴室
内の乾燥運転の所要時間が長引くことを防止できると共
に、上記乾燥運転が浴室外の湿度に起因して不能な状態
となったときにその旨を自動的に表示することができ、
以て無駄な電力消費を未然に防止し得るなどの効果を奏
する浴室用換気扇の制御装置を提供するにある。
目的は、浴室外が高湿度状態にあることに起因して浴室
内の乾燥運転の所要時間が長引くことを防止できると共
に、上記乾燥運転が浴室外の湿度に起因して不能な状態
となったときにその旨を自動的に表示することができ、
以て無駄な電力消費を未然に防止し得るなどの効果を奏
する浴室用換気扇の制御装置を提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、換気扇による
浴室内の換気運転状態で湿度センサによる検知湿度が設
定湿度以下となった時点から所定の遅延時間が経過した
ときに換気扇を運転停止させる運転制御手段を備えて成
る浴室用換気扇の制御装置において、前記換気扇による
換気能力を切換可能な構成とした上で、前記運転制御手
段を、前記換気扇を当初において低換気能力状態で運転
し、この運転開始後に、予め設定された第1のタイマ時
間が経過した時点で湿度センサによる検知湿度が設定湿
度を越えていた場合に換気扇を高換気能力状態に切換
え、この切換後に、予め設定された第2のタイマ時間が
経過した時点で前記検知湿度が設定湿度を越えていた場
合に表示手段を駆動する構成としたものである。
浴室内の換気運転状態で湿度センサによる検知湿度が設
定湿度以下となった時点から所定の遅延時間が経過した
ときに換気扇を運転停止させる運転制御手段を備えて成
る浴室用換気扇の制御装置において、前記換気扇による
換気能力を切換可能な構成とした上で、前記運転制御手
段を、前記換気扇を当初において低換気能力状態で運転
し、この運転開始後に、予め設定された第1のタイマ時
間が経過した時点で湿度センサによる検知湿度が設定湿
度を越えていた場合に換気扇を高換気能力状態に切換
え、この切換後に、予め設定された第2のタイマ時間が
経過した時点で前記検知湿度が設定湿度を越えていた場
合に表示手段を駆動する構成としたものである。
(作用) 換気扇は当初において低換気能力状態で運転されるも
のであり、このような換気運転によって浴室内の湿度が
設定湿度以下に下がったときには、その時点から所定の
遅延時間が経過したときに換気扇の運転が自動的に停止
される。この場合、浴室外の湿度が比較的高い状態で
は、上記換気運転に伴い浴室内に高湿度の空気が流入す
る関係上、浴室内の湿度の低下速度が遅くなって換気運
転時間が長引くようになる。しかし、このような状態時
には、予め設定された第1のタイマ時間が経過したとき
に、換気扇が高換気能力状態に切換えられるから、浴室
内の乾燥速度が早められてその乾燥運転の所要時間が無
闇に長引く事態が防止される。また、浴室外の湿度がき
わめて高い状態となっていた場合には、上記のように高
換気能力状態に切換えられた場合でも浴室内の湿度が何
時まで経っても設定湿度以下に下がらないことがある
が、この場合には、高換気能力状態への切換後において
予め設定された第2のタイマ時間が経過したときに表示
手段が駆動されるようになるから、これにより乾燥運転
が浴室外の湿度に起因して不能な状態となった旨が報知
され、以て換気扇の無駄な運転を停止させるなどの対処
が可能となる。
のであり、このような換気運転によって浴室内の湿度が
設定湿度以下に下がったときには、その時点から所定の
遅延時間が経過したときに換気扇の運転が自動的に停止
される。この場合、浴室外の湿度が比較的高い状態で
は、上記換気運転に伴い浴室内に高湿度の空気が流入す
る関係上、浴室内の湿度の低下速度が遅くなって換気運
転時間が長引くようになる。しかし、このような状態時
には、予め設定された第1のタイマ時間が経過したとき
に、換気扇が高換気能力状態に切換えられるから、浴室
内の乾燥速度が早められてその乾燥運転の所要時間が無
闇に長引く事態が防止される。また、浴室外の湿度がき
わめて高い状態となっていた場合には、上記のように高
換気能力状態に切換えられた場合でも浴室内の湿度が何
時まで経っても設定湿度以下に下がらないことがある
が、この場合には、高換気能力状態への切換後において
予め設定された第2のタイマ時間が経過したときに表示
手段が駆動されるようになるから、これにより乾燥運転
が浴室外の湿度に起因して不能な状態となった旨が報知
され、以て換気扇の無駄な運転を停止させるなどの対処
が可能となる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。
説明する。
まず、第2図において、1は浴室内の換気を行うため
の換気扇で、これはモータ2及び軸流形のファン3を備
えた周知構成のものであり、その前面には化粧枠4が設
けられている。このとき、上記モータ2は、その回転速
度を所謂タップ選択により2段階に切換可能となってお
り、これにより換気扇1の換気能力を高低2段階に切換
可能な構成となっている。5は上記化粧枠4の隅部に形
成された通気窓部で、これは多数のスリットを有した形
状となっており、その裏側にはファン3による送風経路
とは隔絶したセンサ室6が設けられている。そして、こ
のセンサ室6内には、浴室内の湿度を通気窓部5を介し
て検知するための湿度センサ(第1図に符号7を付して
示す)が配置されている。また、化粧枠4の前面下部に
は、表示手段たる発光素子8が設けられている。
の換気扇で、これはモータ2及び軸流形のファン3を備
えた周知構成のものであり、その前面には化粧枠4が設
けられている。このとき、上記モータ2は、その回転速
度を所謂タップ選択により2段階に切換可能となってお
り、これにより換気扇1の換気能力を高低2段階に切換
可能な構成となっている。5は上記化粧枠4の隅部に形
成された通気窓部で、これは多数のスリットを有した形
状となっており、その裏側にはファン3による送風経路
とは隔絶したセンサ室6が設けられている。そして、こ
のセンサ室6内には、浴室内の湿度を通気窓部5を介し
て検知するための湿度センサ(第1図に符号7を付して
示す)が配置されている。また、化粧枠4の前面下部に
は、表示手段たる発光素子8が設けられている。
第1図には電気的構成が機能ブロックの組合わせにて
示されており、以下これについて説明する。即ち、9は
湿度センサ7の出力を受ける信号変換回路で、これは湿
度センサ7による検知湿度をその湿度に応じたレベルの
電圧信号Vdに変換する。10は信号発生回路で、これは設
定湿度Hj(浴室内が所定の乾燥状態となったときの湿
度)に対応した電圧レベルの基準信号Vsを出力する。11
は上記電圧信号Vd及び基準信号Vsを受ける比較回路で、
これはVd≦Vsの関係となったとき、換言すれば湿度セン
サ7による検知湿度が設定湿度Hj以下になったときに低
湿度検知信号Szを出力し、Vd>Vsの関係となったとき、
換言すれば湿度センサ7による検知湿度が設定湿度Hjを
越えたときに高湿度検知信号Syを出力する。
示されており、以下これについて説明する。即ち、9は
湿度センサ7の出力を受ける信号変換回路で、これは湿
度センサ7による検知湿度をその湿度に応じたレベルの
電圧信号Vdに変換する。10は信号発生回路で、これは設
定湿度Hj(浴室内が所定の乾燥状態となったときの湿
度)に対応した電圧レベルの基準信号Vsを出力する。11
は上記電圧信号Vd及び基準信号Vsを受ける比較回路で、
これはVd≦Vsの関係となったとき、換言すれば湿度セン
サ7による検知湿度が設定湿度Hj以下になったときに低
湿度検知信号Szを出力し、Vd>Vsの関係となったとき、
換言すれば湿度センサ7による検知湿度が設定湿度Hjを
越えたときに高湿度検知信号Syを出力する。
12は遅延タイマ回路で、これは比較回路11から低湿度
検知信号Szが出力された時点から所定の遅延時間Ta(例
えば3時間)だけタイマ動作を行い、そのタイマ動作が
終了したときにタイムアップ信号Saを出力する。13は第
1のタイマ手段たる第1のタイマ回路で、これは運転制
御手段たる制御回路14からの動作指令により第1のタイ
マ時間Tb(例えば6時間)だけタイマ動作を行い、その
タイマ動作が終了したときにタイムアップ信号Sbを出力
する。15は第2のタイマ手段たる第2のタイマ回路で、
これは制御回路14からの動作指令により第2のタイマ時
間Tc(例えば6時間)だけタイマ動作を行い、そのタイ
マ動作が終了したときにタイムアップ信号Scを出力す
る。
検知信号Szが出力された時点から所定の遅延時間Ta(例
えば3時間)だけタイマ動作を行い、そのタイマ動作が
終了したときにタイムアップ信号Saを出力する。13は第
1のタイマ手段たる第1のタイマ回路で、これは運転制
御手段たる制御回路14からの動作指令により第1のタイ
マ時間Tb(例えば6時間)だけタイマ動作を行い、その
タイマ動作が終了したときにタイムアップ信号Sbを出力
する。15は第2のタイマ手段たる第2のタイマ回路で、
これは制御回路14からの動作指令により第2のタイマ時
間Tc(例えば6時間)だけタイマ動作を行い、そのタイ
マ動作が終了したときにタイムアップ信号Scを出力す
る。
また、16は制御回路14からの動作指令に基づいて前記
発光素子8を駆動するための表示駆動回路、17は同じく
制御回路14からの動作指令に基づいて前記モータ2を駆
動するためのモータ駆動回路で、そのモータ2のタップ
選択も上記動作指令に基づいて同時に行うように構成さ
れている。
発光素子8を駆動するための表示駆動回路、17は同じく
制御回路14からの動作指令に基づいて前記モータ2を駆
動するためのモータ駆動回路で、そのモータ2のタップ
選択も上記動作指令に基づいて同時に行うように構成さ
れている。
さて、制御回路14は、上述のような各タイマ回路13,1
5及び各駆動回路16,17に対する動作指令を、比較回路11
からの高湿度検知信号Sy,低湿度検知信号Sz及び各タイ
マ回路12,13,15からのタイムアップ信号Sa,Sb,Sc並びに
予め記憶したプログラムに基づいて出力するという制御
を行うものであり、以下その制御内容について関連作用
と共に第3図も参照しながら説明する。
5及び各駆動回路16,17に対する動作指令を、比較回路11
からの高湿度検知信号Sy,低湿度検知信号Sz及び各タイ
マ回路12,13,15からのタイムアップ信号Sa,Sb,Sc並びに
予め記憶したプログラムに基づいて出力するという制御
を行うものであり、以下その制御内容について関連作用
と共に第3図も参照しながら説明する。
即ち、第3図は換気扇1の運転に伴う電圧信号Vdの変
化状態(つまり浴室内の湿度の変化状態)を示すもので
あり、同図(a)は浴室外の湿度が比較的低い状態、
(b)は浴室外の湿度が比較的高い状態、(c)は浴室
外の湿度がきわめて高い状態に対応する。しかして、
今、入浴などに伴い浴室内の湿度が上昇して、これが設
定湿度Hjを越えるようになると、第3図中時刻t1に示す
ように電圧信号Vd及び基準信号VsがVd>Vsの関係とな
り、このため比較回路11から高湿度検知信号Syが出力さ
れて制御回路14に与えられる。すると、制御回路14は、
モータ駆動回路17を通じてモータ2を低速回転させるよ
うになり、これに応じて換気扇1が低換気能力状態で運
転される。また、制御回路14は、上記高湿度検知信号Sy
を受けた時点から第1のタイマ回路13に動作指令を与
え、以てそのタイマ動作を開始させる。
化状態(つまり浴室内の湿度の変化状態)を示すもので
あり、同図(a)は浴室外の湿度が比較的低い状態、
(b)は浴室外の湿度が比較的高い状態、(c)は浴室
外の湿度がきわめて高い状態に対応する。しかして、
今、入浴などに伴い浴室内の湿度が上昇して、これが設
定湿度Hjを越えるようになると、第3図中時刻t1に示す
ように電圧信号Vd及び基準信号VsがVd>Vsの関係とな
り、このため比較回路11から高湿度検知信号Syが出力さ
れて制御回路14に与えられる。すると、制御回路14は、
モータ駆動回路17を通じてモータ2を低速回転させるよ
うになり、これに応じて換気扇1が低換気能力状態で運
転される。また、制御回路14は、上記高湿度検知信号Sy
を受けた時点から第1のタイマ回路13に動作指令を与
え、以てそのタイマ動作を開始させる。
このような低換気能力での換気運転によって浴室内の
湿度が設定湿度Hj以下に下がり、以て第3図(a)中時
刻t2に示すようにVd≦Vsの関係になると、比較回路11か
ら低湿度検知信号Szが出力される。このように低湿度検
知信号Szが出力されると、遅延タイマ回路12がタイマ動
作を開始するようになり、その後に遅延時間Taが経過し
たときに遅延タイマ回路12からタイムアップ信号Saが出
力されて制御回路14に与えられる(第3図(a)中時刻
t3)。すると、制御回路14にあっては、モータ駆動回路
17を介したモータ2の駆動を停止させ、以て換気扇1の
換気運転を終了させる。
湿度が設定湿度Hj以下に下がり、以て第3図(a)中時
刻t2に示すようにVd≦Vsの関係になると、比較回路11か
ら低湿度検知信号Szが出力される。このように低湿度検
知信号Szが出力されると、遅延タイマ回路12がタイマ動
作を開始するようになり、その後に遅延時間Taが経過し
たときに遅延タイマ回路12からタイムアップ信号Saが出
力されて制御回路14に与えられる(第3図(a)中時刻
t3)。すると、制御回路14にあっては、モータ駆動回路
17を介したモータ2の駆動を停止させ、以て換気扇1の
換気運転を終了させる。
つまり、浴室外の湿度が比較的低い状態時には、換気
扇1の低換気能力での運転によって浴室内の乾燥が進行
するようになり、その乾燥が十分に進行した時点で換気
扇1の運転が自動的に停止されるようになる。
扇1の低換気能力での運転によって浴室内の乾燥が進行
するようになり、その乾燥が十分に進行した時点で換気
扇1の運転が自動的に停止されるようになる。
一方、浴室外の湿度が比較的高い状態では、換気扇1
による換気運転に伴い浴室内に高湿度の空気が流入する
関係上、浴室内の湿度ひいては電圧信号Vdの低下速度が
第3図(b)に示すように遅くなる。そして、換気運転
の開始後において第1のタイマ回路13に設定された第1
のタイマ時間Tbが経過したときには、そのタイマ回路13
からタイムアップ信号Sbが出力されて制御回路14に与え
られる(第3図(b)中時刻t4)。このとき、Vd>Vsの
関係のままであった場合、即ち低湿度検知信号Szが制御
回路14に与えられていなかった場合には、制御回路14に
あっては、モータ駆動回路17を通じてモータ2を高速回
転させ、換気扇1を高換気能力での運転状態に切換え
る。この結果、第3図(b)に示すように電圧信号Vdが
比較的早く低下するようになり、これに応じて浴室内の
湿度が設定湿度Hj以下に下がり、以て第3図(b)に示
す時刻t5にてVd≦Vsの関係になったときには、前述同様
に所定の遅延時間Taが経過した時点で換気扇1の換気運
転が終了される(時刻t6)。尚、制御回路14は、上記タ
イムアップ信号Sbを受けた時点から第2のタイマ回路15
に動作指令を与え、以てそのタイマ動作を開始させる。
による換気運転に伴い浴室内に高湿度の空気が流入する
関係上、浴室内の湿度ひいては電圧信号Vdの低下速度が
第3図(b)に示すように遅くなる。そして、換気運転
の開始後において第1のタイマ回路13に設定された第1
のタイマ時間Tbが経過したときには、そのタイマ回路13
からタイムアップ信号Sbが出力されて制御回路14に与え
られる(第3図(b)中時刻t4)。このとき、Vd>Vsの
関係のままであった場合、即ち低湿度検知信号Szが制御
回路14に与えられていなかった場合には、制御回路14に
あっては、モータ駆動回路17を通じてモータ2を高速回
転させ、換気扇1を高換気能力での運転状態に切換え
る。この結果、第3図(b)に示すように電圧信号Vdが
比較的早く低下するようになり、これに応じて浴室内の
湿度が設定湿度Hj以下に下がり、以て第3図(b)に示
す時刻t5にてVd≦Vsの関係になったときには、前述同様
に所定の遅延時間Taが経過した時点で換気扇1の換気運
転が終了される(時刻t6)。尚、制御回路14は、上記タ
イムアップ信号Sbを受けた時点から第2のタイマ回路15
に動作指令を与え、以てそのタイマ動作を開始させる。
従って、浴室外の湿度が比較的高い状態時には、換気
扇1が自動的に高換気能力状態へ切換えられて浴室内の
乾燥速度が早められるようになり、以て乾燥運転の所要
時間が無闇に長引く事態が防止される。
扇1が自動的に高換気能力状態へ切換えられて浴室内の
乾燥速度が早められるようになり、以て乾燥運転の所要
時間が無闇に長引く事態が防止される。
また、浴室外の湿度がきわめて高い状態となっていた
場合には、上記のように換気扇1が高換気能力状態に切
換えられた場合でも、浴室内の湿度が何時まで経っても
設定湿度Hj以下に下がらず、このため、第3図(c)に
示すように、Vd>Vsの状態が継続されることがある。こ
の場合、時刻t4にて換気扇1が高換気能力状態に切換え
られた後において、第2のタイマ回路15に設定された第
2のタイマ時間Tcが経過したときには、そのタイマ回路
15からタイムアップ信号Scが出力されて制御回路14に与
えられる(第3図(c)中時刻t7)。すると、このよう
に低湿度検知信号Szを受けることなくタイムアップ信号
Scを受けた制御回路14にあっては、モータ駆動回路17を
通じたモータ2の駆動を停止すると同時に、表示駆動回
路16を通じて発光素子8を点灯させる。
場合には、上記のように換気扇1が高換気能力状態に切
換えられた場合でも、浴室内の湿度が何時まで経っても
設定湿度Hj以下に下がらず、このため、第3図(c)に
示すように、Vd>Vsの状態が継続されることがある。こ
の場合、時刻t4にて換気扇1が高換気能力状態に切換え
られた後において、第2のタイマ回路15に設定された第
2のタイマ時間Tcが経過したときには、そのタイマ回路
15からタイムアップ信号Scが出力されて制御回路14に与
えられる(第3図(c)中時刻t7)。すると、このよう
に低湿度検知信号Szを受けることなくタイムアップ信号
Scを受けた制御回路14にあっては、モータ駆動回路17を
通じたモータ2の駆動を停止すると同時に、表示駆動回
路16を通じて発光素子8を点灯させる。
従って、換気扇1の無駄な運転が不用意に継続される
事態が未然に防止されると共に、乾燥運転が浴室外の湿
度に起因して不能な状態となった旨が発光素子8の点灯
により報知されるようになる。
事態が未然に防止されると共に、乾燥運転が浴室外の湿
度に起因して不能な状態となった旨が発光素子8の点灯
により報知されるようになる。
尚、上記実施例において、比較回路11,各タイマ回路1
2,13,15及び制御回路14の機能は、マイクロコンピュー
タを利用して得ることが可能である。また、上記実施例
では、発光素子8の点灯と同時にモータ2の駆動を停止
させる構成としたが、このような停止制御は必要に応じ
て行えば良い。
2,13,15及び制御回路14の機能は、マイクロコンピュー
タを利用して得ることが可能である。また、上記実施例
では、発光素子8の点灯と同時にモータ2の駆動を停止
させる構成としたが、このような停止制御は必要に応じ
て行えば良い。
[発明の効果] 本発明によれば以上の説明によって明らかなように、
浴室外の湿度に起因して換気扇による浴室内の乾燥能力
が不足したときには、その換気扇の換気能力を自動的に
高めると共に、所定時間が経過しても浴室内の乾燥が十
分に行われなかった場合には表示手段を駆動する構成と
したので、浴室外が高湿度状態にあることに起因して浴
室内の乾燥運転の所要時間が長引くことを防止できると
共に、上記乾燥運転が浴室外の湿度に起因して不能な状
態となったときにその旨を自動的に表示できるようにな
り、以て無駄な電力消費を未然に防止し得るという優れ
た効果を奏するものである。
浴室外の湿度に起因して換気扇による浴室内の乾燥能力
が不足したときには、その換気扇の換気能力を自動的に
高めると共に、所定時間が経過しても浴室内の乾燥が十
分に行われなかった場合には表示手段を駆動する構成と
したので、浴室外が高湿度状態にあることに起因して浴
室内の乾燥運転の所要時間が長引くことを防止できると
共に、上記乾燥運転が浴室外の湿度に起因して不能な状
態となったときにその旨を自動的に表示できるようにな
り、以て無駄な電力消費を未然に防止し得るという優れ
た効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は電気的
構成のブロック図、第2図は換気扇の斜視図、第3図は
湿度センサによる検知湿度の変化例を示す特性図であ
る。 図中、1は換気扇、2はモータ、7は湿度センサ、8は
発光素子(表示手段)、9は信号変換回路、10は信号発
生回路、11は比較回路、12は遅延タイマ回路、13は第1
のタイマ回路、14は制御回路(運転制御回路)、15は第
2のタイマ回路、16は表示駆動回路、17はモータ駆動回
路を示す。
構成のブロック図、第2図は換気扇の斜視図、第3図は
湿度センサによる検知湿度の変化例を示す特性図であ
る。 図中、1は換気扇、2はモータ、7は湿度センサ、8は
発光素子(表示手段)、9は信号変換回路、10は信号発
生回路、11は比較回路、12は遅延タイマ回路、13は第1
のタイマ回路、14は制御回路(運転制御回路)、15は第
2のタイマ回路、16は表示駆動回路、17はモータ駆動回
路を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】浴室内の換気運転を行う換気扇を制御する
ものであって、前記浴室内の湿度を検知する湿度センサ
と、前記換気扇の運転状態で前記湿度センサによる検知
湿度が設定湿度以下となった時点から所定の遅延時間が
経過したときにその換気扇を運転停止させる運転制御手
段とを備えて成る浴室用換気扇の制御装置において、 前記換気扇による換気能力を切換可能な構成とした上
で、 前記運転制御手段を、 前記換気扇を当初において低換気能力状態で運転し、こ
の運転開始後に、予め設定された第1のタイマ時間が経
過した時点で前記湿度センサによる検知湿度が設定湿度
を越えていた場合に換気扇を高換気能力状態に切換え、
この切換後に、予め設定された第2のタイマ時間が経過
した時点で前記検知湿度が設定湿度を越えていた場合に
表示手段を駆動する構成としたことを特徴とする浴室用
換気扇の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1221920A JP2566016B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 浴室用換気扇の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1221920A JP2566016B2 (ja) | 1989-08-29 | 1989-08-29 | 浴室用換気扇の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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1989
- 1989-08-29 JP JP1221920A patent/JP2566016B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0384346A (ja) | 1991-04-09 |
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