JP2565749Y2 - 電気接続箱の電線束引出し部の防水構造 - Google Patents

電気接続箱の電線束引出し部の防水構造

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JP2565749Y2
JP2565749Y2 JP1990404878U JP40487890U JP2565749Y2 JP 2565749 Y2 JP2565749 Y2 JP 2565749Y2 JP 1990404878 U JP1990404878 U JP 1990404878U JP 40487890 U JP40487890 U JP 40487890U JP 2565749 Y2 JP2565749 Y2 JP 2565749Y2
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環 高林
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車に搭載される電気
接続箱の電線束(ワイヤハーネス)の引出し部の防水構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電気接続箱の電線束引出し部の
防水構造には、従来は図5、図6に示すようなものがあ
った。図5に示すものはケース本体AにU字状の切欠き
部Bを設け、その切欠き部BにグロメットCを嵌合し、
更にその上方からU字状の切欠き部Dを有するカバーE
を前記グロメットCに嵌合するものである。図6に示す
ものはケース本体Aに形成されている丸穴Fにグロメッ
トCを嵌合するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】図5の防水構造ではケ
ース本体AとカバーEのU字状の切欠き部B、Dにグロ
メットCを嵌合させるものであるため、両切欠き部B、
Dにより形成される通孔がどうしても電線束Gの外径よ
りも大きくなって水が侵入し易くなる。また、ケース本
体AとカバーEの材質が異なる場合は、それらの変形の
度合いが異なるのでケース本体AとカバーEとでグロメ
ットCの外周を保持する圧力が異なり、グロメットCの
外周の水密性が不均一になって設計通りの防水性能が得
られにくいという問題があった。また、グロメットCに
電線束Gを通すのが面倒であり、手間がかかるので人件
費が高くなるという問題もあった。
【0004】図6の防水構造は防水性において図5の防
水構造よりも勝るが、電線束GをグロメットCだけでな
くケース本体Aの丸穴Fにも通す必要があるためその作
業が面倒であり、図の防水構造よりも施工に手間がか
かり、人件費が高くなるという問題がある。
【0005】
【考案の目的】本考案の目的は電線束を引出し易く、手
間がかかりにくく、しかも防水性に優れた電気接続箱の
電線束引出し部の防水構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】電気接続箱のケース本体
6からその外側に突設された半円筒状の受筒部5内に電
線束3の引出し部4を収容し、そのケース本体6の下側
に、半円筒状の被覆筒部2を有する電気接続箱のカバー
1を嵌合して、被覆筒部2を受筒部5に被せて両筒部
2、5により前記電線束3の引出し部4を被覆し、受筒
部5と被覆筒部2とに設けた係止凹部8と係止凸部7と
を互いに係止し、前記両筒部2、5の外周 と該両筒部
2、5の先端より先に引き出されている電線束3の外周
との間がそれに巻き付けたテープ9により被覆され、前
被覆筒部2はその先端側よりカバー1側の根元部分2
1に向けて下り傾斜に形成され、防水壁22の頂部が被
覆筒部2の根元部分21底面近傍より上方に突設され、
且つ被覆筒部2の根元部分21であって、前記防水壁2
2の外側に該防水壁22に沿って水抜き孔23を設け、
被覆筒部2内に侵入した水が同水抜き孔23からカバー
1の外側面を伝って外部に排出されるようにしたもので
ある。
【0007】
【作用】本考案ではケース本体6の受筒部5に電線束3
を収容してから、ケース本体6にカバー1を嵌合させて
同電線束3を受筒部5と被覆筒部2とで挟み込んで被覆
するので、図5、図6のようにグロメットCを使用する
必要がない。従って図5、図6のように電線束Gをグロ
メットCに通したり、更には図6のようにグロメットC
をケース本体Aの丸穴Fに通したりする必要もなく、施
工が容易であり、格別手間もかからない。しかも前記受
筒部5と被覆筒部2に形成されてい係止凹部8と係止
凸部7とが互いに嵌合して係止するので、両筒部2と5
をワンタッチで固定することができる。
【0008】
【実施例】本考案の電気接続箱の電線束引出し部の防水
構造を図1〜図4に基づいて説明する。これらの図にお
ける6は電気接続箱のケース本体であり、それには図1
に明示するように半円筒状で下向き開口の受筒部5が突
設されている。同受筒部5の先端側両側面には枠状の係
止凹部8が形成されている。この係止凹部8は図4に示
すようにカバー1の係止凸部7に嵌合するものである。
また、受筒部5の開口端部内側には、受筒部5の肉厚を
薄くして嵌合側突子5aを形成してある。
【0009】図1の1は電気接続箱のカバーであり、こ
れはケース本体6の下側に被せることができるように形
成されている。このカバー1には半円筒状の被覆筒部2
が上向きに突設されている。同被覆筒部2の先端側両側
面には図1、図4に明示するように裾広がりの係止凸部
7が形成されている。この係止凸部7は図4に示すよう
に前記ケース本体6の係止凹部8に嵌合するものであ
る。また、被覆筒部2の開口端部外側には被覆筒部2の
肉厚を薄くして嵌合側突子2aを形成してある。 ま
た、同被覆筒部2は図3に明示するように先端側(図3
の右側)からカバー1側の根元部分21に向けて下り傾
斜に形成してある。また、防水壁22の頂部が被覆筒部
2の根元部分21底面近傍より上方に突設されている。
更に、図3に明示するように被覆筒部2の根元側底面で
あって防水壁22の外側に防水壁22に沿って水抜き孔
23を設けることにより、同被覆筒部2内に侵入した水
が水抜き孔23からカバー1の外側面を伝って外部に排
されると共に、カバー1内に入り込むのを防水壁22
で阻止できるようにしてある。
【0010】図2に示す実施例より前記受筒部5内に電
線束3の引出し部4を収容してから、ケース本体6の下
にカバー1を被せて、電線束3の引出し部4を受筒部
5と被覆筒部2で挟んで被覆すると共に、受筒部5と被
覆筒部2に設けた係止凹部8と係止凸部7とを互いに嵌
合して両筒部2と5を固定し、更に、被覆筒部2と受筒
部5の外周と該両筒部2、5の先端より先に引き出され
ている電線束3の外周との間がそれに巻き付けたテープ
9により被覆されることにより防水性を一段と高めて
る。図2の26はケース本体6の上から被せるアッパー
カバーである。
【0011】
【考案の効果】本考案の電気接続箱の電線束引出し部の
防水構造は以下の効果がある。 .電線束3の引出し部4を被覆したケース本体6の受
筒部5とカバー本体1の被覆筒部2の係止凹部8と係止
凸部7とを互いに係止し、前記両筒部2、5の外周と、
該両筒部2、5の先端より先に引き出されている電線束
3の外周との間がそれに巻き付けたテープ9により両筒
部2、5と電線束3とを被覆するため、同電線束3と両
筒部2、5との間に殆ど隙間ができず、外部から水が侵
入しにくくなり、防水性が高い。 .被覆筒部2を先端側からカバー1の根元部分21に
向けてり傾斜に形成してあるので、若しも被覆筒部2
内に水が侵入してもその水は根元部分21側に確実に流
れ、被覆筒部2内の途中にたまることがない。しかも、
根元部分21にはそれより高い防水壁22を形成してあ
るので、根元部分21側に流れた水は防水壁22により
阻止されて、それより内側まで流れ込むことがない。 .更に被覆筒部2の根元部分21に水抜き孔23が
水壁22の外側に該防水壁22に沿って開口されている
ので、被覆筒部2内に侵入し防水壁22によりカバー1
内に入り込むのを阻止された水は水抜き孔23からカバ
ー1の外側面を伝って確実に外部に排出し、防水性能が
高まる。 .電線束3をグロメットに通したり、グロメットを丸
穴に通したりする必要がないので、施工が容易であり、
従来方法よりも手間がかからず、人件費も高くならず、
コストダウンが図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電気接続箱の分解図。
【図2】本考案の電気接続箱を組み立てた状態の斜視
図。
【図3】本考案の電気接続箱の受筒部と被覆筒部を示す
断面図。
【図4】本考案の電気接続箱の受筒部と被覆筒部の嵌合
状態を示す断面図。
【図5】従来の電気接続箱の分解図。
【図6】従来の電気接続箱の他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
1はカバー 2は被覆筒部 3は電線束 4は引出し部 5は受筒部 6はケース本体 7は係止凸部 8は係止凹部 9はテープ21は根元部分 22は防水壁 23は水抜き孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気接続箱のケース本体(6)からその
    外側に突設された半円筒状の受筒部(5)内に電線束
    (3)の引出し部(4)を収容し、そのケース本体
    (6)の下側に、半円筒状の被覆筒部(2)を有する電
    気接続箱のカバー(1)を嵌合して、被覆筒部(2)を
    受筒部(5)に被せて両筒部(2、5)により前記電線
    束(3)の引出し部(4)を被覆し、受筒部(5)と被
    覆筒部(2)とに設けた係止凹部(8)と係止凸部
    (7)とを互いに係止し、前記両筒部(2、5)の外周
    と該両筒部(2、5)の先端より先に引き出されている
    電線束(3)の外周との間がそれに巻き付けたテープ
    (9)により被覆され、前記被覆筒部(2)はその先端
    側よりカバー(1)側の根元部分(21)に向けて下り
    傾斜に形成され、防水壁(22)の頂部が被覆筒部
    (2)の根元部分(21)底面近傍より上方に突設さ
    れ、且つ被覆筒部(2)の根元部分(21)であって、
    前記防水壁(22)の外側に該防水壁(22)に沿って
    水抜き孔(23)を設け、被覆筒部(2)内に侵入した
    水が同水抜き孔(23)からカバー(1)の外側面を伝
    って外部に排出されるようにしたことを特徴とする電気
    接続箱の電線束引出し部の防水構造。
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