JP2565521Y2 - 温風暖房器 - Google Patents
温風暖房器Info
- Publication number
- JP2565521Y2 JP2565521Y2 JP1992007622U JP762292U JP2565521Y2 JP 2565521 Y2 JP2565521 Y2 JP 2565521Y2 JP 1992007622 U JP1992007622 U JP 1992007622U JP 762292 U JP762292 U JP 762292U JP 2565521 Y2 JP2565521 Y2 JP 2565521Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot air
- front panel
- louver frame
- duct
- louver
- Prior art date
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- Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は温風暖房器に係わり、特
に、温風暖房器の温風吹出口構造の改良に関する。
に、温風暖房器の温風吹出口構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の温風暖房器は、燃焼筒より排出さ
れる燃焼ガスを、対流用送風機からの送風によって室内
に吹出すものであり、例えば実開平2−114869号
公報等に開示されている。
れる燃焼ガスを、対流用送風機からの送風によって室内
に吹出すものであり、例えば実開平2−114869号
公報等に開示されている。
【0003】図3はこの種の温風暖房器の一例を示すも
のであり、前面パネル1の折返し部2に形成された温風
吹出口3にルーバー枠4を装着し、このルーバー枠4に
ルーバー5を上下方向に多段に配設するとともに、燃焼
筒6より排出される燃焼ガスを燃焼筒6の上部に連通し
た送風ダクト7に導入し、この導入された燃焼ガスを送
風ダクト7の後部に設けられた対流用送風機8からの送
風によって、前記ルーバー5を介して温風吹出口3から
室内に吹出すように構成されている。
のであり、前面パネル1の折返し部2に形成された温風
吹出口3にルーバー枠4を装着し、このルーバー枠4に
ルーバー5を上下方向に多段に配設するとともに、燃焼
筒6より排出される燃焼ガスを燃焼筒6の上部に連通し
た送風ダクト7に導入し、この導入された燃焼ガスを送
風ダクト7の後部に設けられた対流用送風機8からの送
風によって、前記ルーバー5を介して温風吹出口3から
室内に吹出すように構成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、前面パネル1と、ルーバー枠4および送風ダクト7
は、いずれも温風吹出口3の上方で一体的に取付けられ
ているため、燃焼筒6の上部より排出される高温の温風
が送風ダクト7に当たると、前面パネル1およびルーバ
ー枠4もともに加熱され、しかも、この燃焼筒6からの
高温の温風が直接ルーバー枠4より温風吹出口3の周囲
に当たりながら吹出されるため、温風吹出口3の上側に
位置する前面パネル1並びにルーバー枠4の温度が上昇
し、火傷等の発生を招く危険性がある。このため、前面
パネル1およびルーバー枠4の温度上昇を抑制するため
に、温風吹出路の途中に風向制御板を追加したり、各ル
ーバー5毎に形状を変えることが提案されているが、部
品点数の増加を招くばかりでなく、その構造が複雑にな
り、コスト高を生じるといった問題点を有していた。
は、前面パネル1と、ルーバー枠4および送風ダクト7
は、いずれも温風吹出口3の上方で一体的に取付けられ
ているため、燃焼筒6の上部より排出される高温の温風
が送風ダクト7に当たると、前面パネル1およびルーバ
ー枠4もともに加熱され、しかも、この燃焼筒6からの
高温の温風が直接ルーバー枠4より温風吹出口3の周囲
に当たりながら吹出されるため、温風吹出口3の上側に
位置する前面パネル1並びにルーバー枠4の温度が上昇
し、火傷等の発生を招く危険性がある。このため、前面
パネル1およびルーバー枠4の温度上昇を抑制するため
に、温風吹出路の途中に風向制御板を追加したり、各ル
ーバー5毎に形状を変えることが提案されているが、部
品点数の増加を招くばかりでなく、その構造が複雑にな
り、コスト高を生じるといった問題点を有していた。
【0005】こうした問題点に対し、実願昭58−90
157号(実開昭59−195447号)のマイクロフ
ィルムには、多数のルーバーを並設したルーバー枠を、
前面板の折返し部に形成した開口部に装着し、送風ダク
トに燃焼ガスを導入することにより、ルーバーより温風
を吹出させる温風暖房器にあって、送風ダクトの前板と
前面板の折返し部とにより、ルーバー枠の上部を覆った
ものが開示されている。また、別の実願昭60−180
901号(実開昭62−88249号)のマイクロフィ
ルムには、多数のルーバを配設した吹出口ユニットの吹
出口枠に風案内部を一体形成し、この風案内部によって
送風路からの温風を吹出口ユニットの中央に案内し、前
板の鍔部に高温風を当てないようにした温風暖房機が開
示されている。
157号(実開昭59−195447号)のマイクロフ
ィルムには、多数のルーバーを並設したルーバー枠を、
前面板の折返し部に形成した開口部に装着し、送風ダク
トに燃焼ガスを導入することにより、ルーバーより温風
を吹出させる温風暖房器にあって、送風ダクトの前板と
前面板の折返し部とにより、ルーバー枠の上部を覆った
ものが開示されている。また、別の実願昭60−180
901号(実開昭62−88249号)のマイクロフィ
ルムには、多数のルーバを配設した吹出口ユニットの吹
出口枠に風案内部を一体形成し、この風案内部によって
送風路からの温風を吹出口ユニットの中央に案内し、前
板の鍔部に高温風を当てないようにした温風暖房機が開
示されている。
【0006】しかし、前者の構成では、略垂直に形成し
た送風ダクトの下端部と前面板の折返し部との間に隙間
があり、しかも、送風ダクトの前板にも複数の角穴があ
るので、これらの隙間や角穴からルーバー枠の上部に温
風が入り込む。また、前面板の折返し部が、送風ダクト
の下端部の近傍にまで延びているため、前面板の折返し
部に温風が直接当たってしまい、前面板も温度上昇を起
こす懸念を生じる。
た送風ダクトの下端部と前面板の折返し部との間に隙間
があり、しかも、送風ダクトの前板にも複数の角穴があ
るので、これらの隙間や角穴からルーバー枠の上部に温
風が入り込む。また、前面板の折返し部が、送風ダクト
の下端部の近傍にまで延びているため、前面板の折返し
部に温風が直接当たってしまい、前面板も温度上昇を起
こす懸念を生じる。
【0007】さらに、後者の構成も、風案内部と吹出口
ユニットとは一体であるため、風案内部に温風が当たる
と、ルーバー枠に相当する吹出口ユニットが温度上昇を
起こす。また、風案内部は前板の鍔部全体を覆っていな
いために、温風が前板の垂直な表面側に近い鍔部の基端
側に当たってしまい、前板も温度上昇を起こす。
ユニットとは一体であるため、風案内部に温風が当たる
と、ルーバー枠に相当する吹出口ユニットが温度上昇を
起こす。また、風案内部は前板の鍔部全体を覆っていな
いために、温風が前板の垂直な表面側に近い鍔部の基端
側に当たってしまい、前板も温度上昇を起こす。
【0008】つまり、従来の上記各構成では、前面パネ
ルやルーバー枠に対する遮熱効果が十分に期待できな
い。
ルやルーバー枠に対する遮熱効果が十分に期待できな
い。
【0009】そこで、本考案は上記問題点を解決して、
別部材を介在させることなく簡単な構成で、前面パネル
およびルーバー枠の温度上昇を防止することの可能な温
風暖房器を提供することを目的とする。
別部材を介在させることなく簡単な構成で、前面パネル
およびルーバー枠の温度上昇を防止することの可能な温
風暖房器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は前面パネルの折
返し部に形成された温風吹出口にルーバー枠を装着する
とともに、このルーバー枠にルーバーを多段に配設し、
燃焼筒より排出される燃焼ガスをこの燃焼筒の上部に連
通した送風ダクトに導入して、前記ルーバーを介して前
記温風吹出口より温風を吹出す温風暖房器において、前
記ルーバー枠の上部に前記送風ダクトを貫通させる切欠
部を形成し、前記送風ダクトの下端部に前記前面パネル
の表面部付近にまで延長した水平部を形成するととも
に、この水平部を前記前面パネルの折返し部に当接させ
たものである。
返し部に形成された温風吹出口にルーバー枠を装着する
とともに、このルーバー枠にルーバーを多段に配設し、
燃焼筒より排出される燃焼ガスをこの燃焼筒の上部に連
通した送風ダクトに導入して、前記ルーバーを介して前
記温風吹出口より温風を吹出す温風暖房器において、前
記ルーバー枠の上部に前記送風ダクトを貫通させる切欠
部を形成し、前記送風ダクトの下端部に前記前面パネル
の表面部付近にまで延長した水平部を形成するととも
に、この水平部を前記前面パネルの折返し部に当接させ
たものである。
【0011】
【作用】上記構成により、切欠部を貫通して前面パネル
の折返し部に当接する送風ダクトの下端部に形成した前
面パネルの表面部付近にまで延びる水平部によって、送
風ダクトからルーバー枠へ流れる温風は、この送風ダク
トの下側でその流れが規制され、送風ダクトから温風が
直接前面パネルの折返し部により形成した温風吹出口の
上側に当たることが防止されるので、折返し部からの熱
伝導による前面パネルの温度上昇を防止することが可能
になる。また、温風吹出口の上側に位置するルーバー枠
上部は前面パネルの折返し部および送風ダクトの当接に
よって直接温風が当たらず、しかも、送風ダクトとルー
バー枠は接触しないため、ルーバー枠からの熱伝導によ
る前面パネルの温度上昇も抑制される。
の折返し部に当接する送風ダクトの下端部に形成した前
面パネルの表面部付近にまで延びる水平部によって、送
風ダクトからルーバー枠へ流れる温風は、この送風ダク
トの下側でその流れが規制され、送風ダクトから温風が
直接前面パネルの折返し部により形成した温風吹出口の
上側に当たることが防止されるので、折返し部からの熱
伝導による前面パネルの温度上昇を防止することが可能
になる。また、温風吹出口の上側に位置するルーバー枠
上部は前面パネルの折返し部および送風ダクトの当接に
よって直接温風が当たらず、しかも、送風ダクトとルー
バー枠は接触しないため、ルーバー枠からの熱伝導によ
る前面パネルの温度上昇も抑制される。
【0012】
【実施例】以下、本考案の一実施例につき、図1及び図
2を参照して説明する。11は置台12上に設けられたケー
スであり、このケース11の前面には前面パネル13が設け
られるとともに、前面パネル13の下方に位置する折返し
部14には温風吹出口15が形成される。16は前記ケース11
内に設けられたバーナであり、このバーナ16の上方には
燃焼筒17が立設している。18は前記燃焼筒17の上部の外
側を覆うように設けられた送風ダクトであり、この送風
ダクト18の前側は前記温風吹出口15に連通している。ま
た、前記送風ダクト18の後側には対流用送風機19が設け
られていて、前記燃焼筒17から排出される燃焼ガスを、
この対流用送風機19からの送風とともに前記温風吹出口
15から吹出すようになっている。
2を参照して説明する。11は置台12上に設けられたケー
スであり、このケース11の前面には前面パネル13が設け
られるとともに、前面パネル13の下方に位置する折返し
部14には温風吹出口15が形成される。16は前記ケース11
内に設けられたバーナであり、このバーナ16の上方には
燃焼筒17が立設している。18は前記燃焼筒17の上部の外
側を覆うように設けられた送風ダクトであり、この送風
ダクト18の前側は前記温風吹出口15に連通している。ま
た、前記送風ダクト18の後側には対流用送風機19が設け
られていて、前記燃焼筒17から排出される燃焼ガスを、
この対流用送風機19からの送風とともに前記温風吹出口
15から吹出すようになっている。
【0013】20は前記温風吹出口15に装着され、送風ダ
クト18に連通するルーバー枠であり、このルーバー枠20
は平板状の取付け座21に大小の開口部22,23と、複数の
取付孔24が穿設される。また、この取付け座21には、そ
の外方に向かって突出形成された折曲げ片21Aを複数有
している。25は温風吹出口15へ吹出される温風の風向を
制御する横長板状のルーバーであり、このルーバー25は
前記折曲げ片21A上に載置された状態で、ねじ26を介し
てルーバー枠20の上下方向に間隔をおいて多段に設けら
れる。そして、ルーバー25に対向して前記ルーバー枠20
には、フィン状の切起し部27が開口部22,23間に位置し
て内方に形成される。この切起し部27は開口部22を形成
する際、その切欠部分を開口部22の下端縁よりルーバー
枠20の内方に折曲げた後、この折曲げ部の先端を部分的
に切断して形成される。また、28はルーバー枠20の上部
に設けられたフランジ部であり、このフランジ部28には
前記送風ダクト18を貫通させる切欠部29が開口部22の上
方に沿って形成される。さらに、送風ダクト18の下端部
には水平部たる水平片30が前面パネル13の垂直な表面部
13A付近にまで延長して形成されており、この送風ダク
ト18を切欠部29に貫通すると、水平片30の先端に折曲げ
形成された縁部31が前記パネル13の折返し部14に当接
し、温風吹出口15の上側に位置するフランジ部28の下面
は、折返し部14および水平片30によって覆われるように
構成される。
クト18に連通するルーバー枠であり、このルーバー枠20
は平板状の取付け座21に大小の開口部22,23と、複数の
取付孔24が穿設される。また、この取付け座21には、そ
の外方に向かって突出形成された折曲げ片21Aを複数有
している。25は温風吹出口15へ吹出される温風の風向を
制御する横長板状のルーバーであり、このルーバー25は
前記折曲げ片21A上に載置された状態で、ねじ26を介し
てルーバー枠20の上下方向に間隔をおいて多段に設けら
れる。そして、ルーバー25に対向して前記ルーバー枠20
には、フィン状の切起し部27が開口部22,23間に位置し
て内方に形成される。この切起し部27は開口部22を形成
する際、その切欠部分を開口部22の下端縁よりルーバー
枠20の内方に折曲げた後、この折曲げ部の先端を部分的
に切断して形成される。また、28はルーバー枠20の上部
に設けられたフランジ部であり、このフランジ部28には
前記送風ダクト18を貫通させる切欠部29が開口部22の上
方に沿って形成される。さらに、送風ダクト18の下端部
には水平部たる水平片30が前面パネル13の垂直な表面部
13A付近にまで延長して形成されており、この送風ダク
ト18を切欠部29に貫通すると、水平片30の先端に折曲げ
形成された縁部31が前記パネル13の折返し部14に当接
し、温風吹出口15の上側に位置するフランジ部28の下面
は、折返し部14および水平片30によって覆われるように
構成される。
【0014】次に、上記構成に付きその作用を説明す
る。バーナ16を点火するとともに、対流用送風機19を駆
動させると、燃焼筒17より排出される燃焼ガスは送風ダ
クト18に導入され、この導入された燃焼ガスが対流用送
風機19からケース11内に吸引される送風によって、送風
ダクト18の先端に向って吹出される。そして、この送風
ダクト18からの温風は、開口面22,23を通過し、その後
ルーバー25及びルーバー枠20によりその風向を規制され
ながら、温風吹出口15を通過して前面パネル13より外方
に吹出される。このとき、送風ダクト18から開口部22へ
流れる温風は、切欠部29を貫通して直接前面パネル13の
折返し部14に当接する水平片30によって、送風ダクト18
の下側でその流れが規制され、温風吹出口15の上側の折
返し部14および水平片30に、直接送風ダクト18から温風
が当たることが防止される。また、ルーバー枠20のフラ
ンジ部28は折返し部14および水平片30によって温風が当
たらず、しかも、送風ダクト18とルーバー枠20は接触し
ないように構成されており、高温の温風が送風ダクト18
に当たって加熱されても、ルーバー枠20に送風ダクト18
からの熱は直接伝わらず、ルーバー枠20からの熱伝導に
よる前面パネル3の温度上昇も抑制される。
る。バーナ16を点火するとともに、対流用送風機19を駆
動させると、燃焼筒17より排出される燃焼ガスは送風ダ
クト18に導入され、この導入された燃焼ガスが対流用送
風機19からケース11内に吸引される送風によって、送風
ダクト18の先端に向って吹出される。そして、この送風
ダクト18からの温風は、開口面22,23を通過し、その後
ルーバー25及びルーバー枠20によりその風向を規制され
ながら、温風吹出口15を通過して前面パネル13より外方
に吹出される。このとき、送風ダクト18から開口部22へ
流れる温風は、切欠部29を貫通して直接前面パネル13の
折返し部14に当接する水平片30によって、送風ダクト18
の下側でその流れが規制され、温風吹出口15の上側の折
返し部14および水平片30に、直接送風ダクト18から温風
が当たることが防止される。また、ルーバー枠20のフラ
ンジ部28は折返し部14および水平片30によって温風が当
たらず、しかも、送風ダクト18とルーバー枠20は接触し
ないように構成されており、高温の温風が送風ダクト18
に当たって加熱されても、ルーバー枠20に送風ダクト18
からの熱は直接伝わらず、ルーバー枠20からの熱伝導に
よる前面パネル3の温度上昇も抑制される。
【0015】以上のように上記実施例によれば、ルーバ
ー枠20のフランジ部28に送風ダクト18を貫通させる切欠
部29を形成し、この送風ダクト18の水平片30先端に形成
された縁部31を前面パネル13の折返し部14に当接させる
ことにより、送風ダクト18からの温風を温風吹出口15の
上側に位置する折返し部14および水平片30に直接当たら
ないようにすることが可能となり、しかも、折返し部14
および水平片30によってルーバー枠20のフランジ部28に
温風が当たることが防止されるとともに、ルーバー枠20
は送風ダクト18に接触しないため、ルーバー枠20および
このルーバー枠20からの熱伝導による前面パネル13の温
度上昇は抑制され、火傷等の発生を防止することができ
る。
ー枠20のフランジ部28に送風ダクト18を貫通させる切欠
部29を形成し、この送風ダクト18の水平片30先端に形成
された縁部31を前面パネル13の折返し部14に当接させる
ことにより、送風ダクト18からの温風を温風吹出口15の
上側に位置する折返し部14および水平片30に直接当たら
ないようにすることが可能となり、しかも、折返し部14
および水平片30によってルーバー枠20のフランジ部28に
温風が当たることが防止されるとともに、ルーバー枠20
は送風ダクト18に接触しないため、ルーバー枠20および
このルーバー枠20からの熱伝導による前面パネル13の温
度上昇は抑制され、火傷等の発生を防止することができ
る。
【0016】また、切欠部29を貫通して前面パネル13の
折返し部14に当接する送風ダクト18の下端部に形成した
前面パネル13の表面部13A付近にまで延びる水平片30に
よって、送風ダクト18からルーバー枠20へ流れる温風
は、この送風ダクト18の下側でその流れが規制され、送
風ダクト18から温風が直接前面パネル13の折返し部14に
より形成した温風吹出口15の上側に当たることが防止さ
れるので、折返し部14からの熱伝導による前面パネル13
の温度上昇を防止することが可能になる。
折返し部14に当接する送風ダクト18の下端部に形成した
前面パネル13の表面部13A付近にまで延びる水平片30に
よって、送風ダクト18からルーバー枠20へ流れる温風
は、この送風ダクト18の下側でその流れが規制され、送
風ダクト18から温風が直接前面パネル13の折返し部14に
より形成した温風吹出口15の上側に当たることが防止さ
れるので、折返し部14からの熱伝導による前面パネル13
の温度上昇を防止することが可能になる。
【0017】さらに、従来例のように、温風吹出路の途
中に風向制御板などの別部材を介在させたり、ルーバー
25の形状を個々に変える必要もなく、簡単な構成で前面
パネル13およびルーバー枠20の温度上昇を防止すること
が可能である。
中に風向制御板などの別部材を介在させたり、ルーバー
25の形状を個々に変える必要もなく、簡単な構成で前面
パネル13およびルーバー枠20の温度上昇を防止すること
が可能である。
【0018】尚、本考案は上記実施例に限定されるもの
ではなく、本考案の要旨の範囲において種々の変形実施
が可能である。例えば、ルーバー枠、送風ダクトおよび
前面パネルの形状、大きさ等は、吹出される温風の風量
などに応じて適宜選定すればよく、また、温風暖房器と
しては強制給排気式のものでもよい等、種々の変形が可
能である。
ではなく、本考案の要旨の範囲において種々の変形実施
が可能である。例えば、ルーバー枠、送風ダクトおよび
前面パネルの形状、大きさ等は、吹出される温風の風量
などに応じて適宜選定すればよく、また、温風暖房器と
しては強制給排気式のものでもよい等、種々の変形が可
能である。
【0019】
【考案の効果】本考案は前面パネルの折返し部に形成さ
れた温風吹出口にルーバー枠を装着するとともに、この
ルーバー枠にルーバーを多段に配設し、燃焼筒より排出
される燃焼ガスをこの燃焼筒の上部に連通した送風ダク
トに導入して、前記ルーバーを介して前記温風吹出口よ
り温風を吹出す温風暖房器において、前記ルーバー枠の
上部に前記送風ダクトを貫通させる切欠部を形成し、前
記送風ダクトの下端部に前記前面パネルの表面部付近に
まで延長した水平部を形成するとともに、この水平部を
前記前面パネルの折返し部に当接させたものであり、別
部材を介在させることなく簡単な構成で、前面パネルお
よびルーバー枠の温度上昇を防止することの可能な温風
暖房器を提供できる。
れた温風吹出口にルーバー枠を装着するとともに、この
ルーバー枠にルーバーを多段に配設し、燃焼筒より排出
される燃焼ガスをこの燃焼筒の上部に連通した送風ダク
トに導入して、前記ルーバーを介して前記温風吹出口よ
り温風を吹出す温風暖房器において、前記ルーバー枠の
上部に前記送風ダクトを貫通させる切欠部を形成し、前
記送風ダクトの下端部に前記前面パネルの表面部付近に
まで延長した水平部を形成するとともに、この水平部を
前記前面パネルの折返し部に当接させたものであり、別
部材を介在させることなく簡単な構成で、前面パネルお
よびルーバー枠の温度上昇を防止することの可能な温風
暖房器を提供できる。
【図1】本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】同上全体の縦断面図である。
【図3】従来例を示す全体の縦断面図である。
13 前面パネル13A 表面部 14 折返し部 15 温風吹出口 17 燃焼筒 18 送風ダクト 20 ルーバー枠 25 ルーバー 29 切欠部 30 水平片(水平部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 阿部 聡 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝熱器具株式会社内 (72)考案者 佐藤 忠幸 新潟県加茂市大字後須田2570番地1 東 芝熱器具株式会社内 (56)参考文献 実開 昭59−195447(JP,U) 実開 昭62−88249(JP,U) 実開 平2−114869(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 前面パネルの折返し部に形成された温風
吹出口にルーバー枠を装着するとともに、このルーバー
枠にルーバーを多段に配設し、燃焼筒より排出された燃
焼ガスをこの燃焼筒の上部に連通した送風ダクトに導入
して、前記ルーバーを介して前記温風吹出口より温風を
吹出す温風暖房器において、前記ルーバー枠の上部に前
記送風ダクトを貫通させる切欠部を形成し、前記送風ダ
クトの下端部に前記前面パネルの表面部付近にまで延長
した水平部を形成するとともに、この水平部を前記前面
パネルの折返し部に当接させたことを特徴とする温風暖
房器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007622U JP2565521Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 温風暖房器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992007622U JP2565521Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 温風暖房器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0569560U JPH0569560U (ja) | 1993-09-21 |
JP2565521Y2 true JP2565521Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=11670924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992007622U Expired - Fee Related JP2565521Y2 (ja) | 1992-02-21 | 1992-02-21 | 温風暖房器 |
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JP (1) | JP2565521Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6288249U (ja) * | 1985-11-25 | 1987-06-05 |
-
1992
- 1992-02-21 JP JP1992007622U patent/JP2565521Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0569560U (ja) | 1993-09-21 |
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