JP2565439B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2565439B2
JP2565439B2 JP3271323A JP27132391A JP2565439B2 JP 2565439 B2 JP2565439 B2 JP 2565439B2 JP 3271323 A JP3271323 A JP 3271323A JP 27132391 A JP27132391 A JP 27132391A JP 2565439 B2 JP2565439 B2 JP 2565439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整髪性(まとまり力)に
優れ、かつ柔軟性、しっとり感、平滑性等のコンディシ
ョニング性の良好な毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪の平滑性や光沢を向上させる
目的でシリコーン油を配合した毛髪化粧料が知られてい
る。しかしながら、これらシリコーン油を含む毛髪化粧
料は、使用後の油性残留感(油っぽい、ベタベタする)
を有する、しっとり感、柔軟性に欠けるといった問題を
有していた。
【0003】一方、毛髪化粧料に整髪性を賦与する目的
で造膜性の高分子化合物を配合することが知られてい
る。しかし、かかる高分子化合物含有化粧料を使用した
場合、その毛髪はなめらかさ、柔らかさがなくなり、ゴ
ワつくという感触面の悪化が生じるという欠点があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は整髪性に優れ、かつ平滑性、柔軟性等のコンディショ
ニング性の良好な毛髪化粧料を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情に鑑み、本発
明者らは鋭意研究した結果、カチオン化ポリマー及びシ
リコーン油に、分子中にアルコキシ基を有する常温で通
常固体の変性シリコーン重合体を配合すれば整髪性に優
れ、かつコンディショニング性も良好な毛髪化粧料が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は次の成分(a)、
(b)及び(c) (a)分子中に少なくとも1個のアルコキシ基を有し、
融点が30℃以上の変性シリコーン重合体 (b)カチオン化ポリマー (c)シリコーン油 を含有することを特徴とする毛髪化粧料を提供するもの
である。
【0007】本発明の毛髪化粧料に用いられる(a)成
分の変性シリコーン重合体は、1分子中に少なくとも1
個のアルコキシ基を有し、融点が30℃以上であること
が必要である。変性シリコーンの分子形態は直鎖状、分
岐鎖状または網状のいずれであっても良い。また、変性
シリコーン重合体を形成するオルガノシロキサン中に
は、アルコキシ基以外にメチル基、エチル基、プロピル
基などのアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基;フェニル基、ナフチル基などのアリール基;シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基などの官能基が
含まれていてもよい。これらのうち、メチル基を含むも
のが一般的に用いられる。
【0008】上記変性シリコーン重合体に含まれるアル
コキシ基の代表的なものとしては次の一般式(1)で表
わされる基が挙げられる。 −(CH2k−O−R1 (1) 〔式中、R1 は炭素数1〜28のアルキル基を示し、kは
0〜6の整数を示す〕
【0009】(1)式中、R1 のアルキル基の具体例と
しては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イ
ソプロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、ペンチ
ル基、ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オク
チル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデ
シル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシ
ル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル
基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル基、テ
トラコシル基、ヘキサコシル基、オクタコシル基等が挙
げられるが、これらのうち、炭素数12〜22のものが
好ましい。
【0010】(a)成分の変性シリコーン重合体の代表
的なものとしては、次の一般式 (2) で表わされるもの
が挙げられる。
【0011】
【化1】
【0012】〔式中、R2 はメチル基又はフェニル基を
示し、lは1〜3000の整数を示し、m及びnはm+n=
1〜500 となる整数を示し、R1 及びkは前記と同じ意
味を有する〕
【0013】また、一般式(2)で表わされる変性シリ
コーン重合体のうち、好ましいものとしては次の一般式
(3)で表わされるものが挙げられる。
【0014】
【化2】
【0015】〔式中、pは1〜100の整数を示し、q
は1〜50の整数を示し、Rは前記と同じ意味を有す
る〕本発明に用いる(a)成分の変性シリコーン重合体
は、特公昭48−19941号公報記載の方法に順じ
て、1分子中に少なくとも1個の−SiH基を有するオ
ルガノハイドロジェンポリシロキサンに、アルカリ金属
アルコキシドの存在下、アルコールを反応させることに
より製造される。
【0016】上記の(a)成分はシリコーン油との相溶
性が良く、これを配合すると乳化物の保存安定性が向上
する。また、常温で通常固体状であることから毛髪に塗
布したときべたつきがなく、水分閉塞性に優れている。
【0017】これらの(a)成分は単独で又は二種以上
を組み合せて配合することができ、本発明毛髪化粧料中
に0.1〜10重量%、特に0.2〜5重量%配合する
のが好ましい。
【0018】本発明に用いられる(b)成分のカチオン
化ポリマーとしては、例えばカチオン化セルロース誘導
体、カチオン性澱粉、カチオン化グアガム誘導体、ジア
リル4級アンモニウム塩重合物、ジアリル4級アンモニ
ウム塩/アクリルアミド共重合物、4級化ポリピニルピ
ロリドン誘導体、ポリグリコールポリアミン縮合物、ア
ジピン酸/ジメチルアミノヒドロキシプロピルエチレン
トリアミン共重合物、カチオン化デキストラン及び特開
昭53−139734号公報、特開昭60−36407
号公報等に記載のカチオン化ポリマーを使用することが
できる。
【0019】これらのうち、カチオン化セルロース誘導
体としては、次の一般式(4)で表わされるものが好ま
しい。
【0020】
【化3】
【0021】〔(4)式中、Aはアンヒドログルコース
単位の残基を示し、aは50〜20000の整数であ
り、各R3 は、それぞれ次の一般式(5)で表わされる
置換基を示す。
【0022】
【化4】
【0023】〔(5)式中、R4 ,R5 :炭素数2又は
3アルキレン基 b:0〜10の整数 c:0〜3の整数 d:0〜10の整数 R6 :炭素数1〜3のアルキレン又はヒドロキシアルキ
レン基 R7 ,R8 ,R9 :同じか又は異なっており、炭素数1
0までのアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式
中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。 X1 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等))〕
【0024】カチオン化セルロースのカチオン置換度
は、0.01〜1、すなわちアンヒドログルコース単位
あたりのcの平均値は、0.01〜1、好ましくは0.
02〜0.5である。又、b+dの合計は平均1〜3で
ある。置換度は、0.01以下では、充分でなく、又1
以上でもかまわないが反応収率の点より1以下が好まし
い。例えばR12、R13、R14としては全てCH3 基、又
は2つのCH3 基などの短鎖アルキル基であり残り1つ
が炭素数10〜20の長鎖アルキル基であるものが好ま
しい。ここで用いるカチオン化セルロースの分子量は約
100000〜8000000の間である。市販品とし
てはカチセロ H−60(花王製)、カチナール(東邦
化学製)、レオガード(マツモト交商製)等が挙げられ
る。
【0025】カチオン性澱粉としては次の一般式(6)
で表わされるものが好ましい。
【0026】
【化5】
【0027】〔(6)式中、B:澱粉残基 R10:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R11,R12,R13:同じか又は異なっており、炭素数1
0以下のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式
中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。 X2 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) e:正の整数〕
【0028】カチオン性澱粉のカチオン置換度は0.0
1〜1、すなわち無水グルコース単位当り0.01〜1
個、特に0.02〜0.5個のカチオン基が導入された
ものが好ましい。置換度が0.01以下では充分でな
く、又1以上でもかまわないが反応収率の点より1以下
が好ましい。
【0029】カチオン化グアガム誘導体としては、次の
一般式(7)で表わされるものが好ましい。
【0030】
【化6】
【0031】〔(7)式中、D:グアガム残基 R14:アルキレン基又はヒドロキシアルキレン基 R15,R16,R17:同じか又は異なっており、炭素数1
0以下のアルキル基、アリール基、アラルキル基又は式
中の窒素原子を含んで複素環を形成してもよい。 X3 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、リン酸、硝酸等) f:正の整数〕
【0032】カチオン化グアガム誘導体のカチオン置換
度は、0.01〜1個、特に0.02〜0.5個のカチ
オン基が糖ユニットに導入されたものが好ましい。この
型のカチオン性ポリマーは、特公昭58−35640号
公報、特公昭60−46158号公報、及び特開昭58
−53996号公報中に記載されており、例えばセラニ
ーズ−シュタイン・ホール社から商標名ジャガーで市販
されている。
【0033】ジアリル4級アンモニウム塩重合物又はジ
アリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物と
しては、次の一般式(8)又は(9)で表わされるもの
が好ましい。
【0034】
【化7】
【0035】〔(8)及び(9)式中、 R18,R19:同じか又は異なっており、水素、アルキル
基(炭素数1〜18)、フェニル基、アリール基、ヒド
ロキシアルキル基、アミドアルキル基、シアノアルキル
基、アルコキシアルキル基、カルボアルコキシアルキル
基 R20,R21,R22,R23:同じか又は異なっており、水
素原子、低級アルキル基(炭素数1〜3)、フェニル基 X4 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、メチル硫酸、硝酸など) g:1〜50の整数 h:0〜50の整数 i:150〜8000の整数〕
【0036】ジアリル4級アンモニウム塩共重合物又は
ジアリル4級アンモニウム塩/アクリルアミド共重合物
の分子量としては約3万〜200万、好ましくは10万
〜100万の範囲が良い。
【0037】4級化ポリビニルピロリドン誘導体として
は、次の一般式(10)で表わされるものが好ましい。
【0038】
【化8】
【0039】〔(10)式中、R24:水素原子又は炭素
数1〜3のアルキル基 R25,R26,R27:同じか又は異なっており水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ア
ミドアルキル基、シアノアルキル基、アルコキシアルキ
ル基、カルボアルコキシアルキル基 Y:酸素原子又はアミド結合中のNH基 X5 :陰イオン(塩素、臭素、沃素、硫酸、スルホン
酸、炭素数1〜4のアルキル硫酸、リン酸、硝酸等) s:1〜10の整数 j+r=20〜8000の整数〕
【0040】4級化ポリビニルピロリドン誘導体の分子
量としては1万〜200万、好ましくは5万〜150万
が特に良い。上記のビニル重合体中に含まれるカチオン
性高分子に由来するカチオン性窒素の含有量はビニル重
合体に対して0.004〜0.2%、好ましくは0.0
1〜0.15%である。0.004%以下では充分に効
果がなく、0.2%以上では性能的によいがビニル重合
体の着色原因にもなり又、経済的にも不利となる。
【0041】ポリグリコールポリアミン縮合物として
は、次の一般式(11)で表わされるものが好ましい。
【0042】
【化9】
【0043】〔(11)式中、R28,R30,R31
33:炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基 R29,R32:炭素数2〜3のアルキレン基 t,u:10〜20の整数 v:2〜4の整数 w:2〜6の整数 x:1〜50の整数 R34:炭素数6〜20の直鎖又は分岐鎖アルキル基〕
【0044】また、アジピン酸/ジメチルアミノヒドロ
キシプロピルエチレントリアミン共重合物としては、例
えば商品名「カルタチレン」として米国サンドス社から
製造、販売されているものが好ましい。
【0045】本発明においてはこれらのカチオン化ポリ
マーのうち、特に次の一般式(8a)で表わされるもの
が好ましく、これは例えば商品名「マーコート10
0」、「マーコート550」としてマツモト交商から販
売されている。
【0046】
【化10】
【0047】これらの(b)成分のカチオン化ポリマー
は一種又は二種以上を組み合せて用いることができ、本
発明毛髪化粧料全量中に0.1〜10重量%、特に0.
2〜5重量%配合するのが好ましい。
【0048】また、本発明における(c)成分のシリコ
ーン油は水に不溶性で液状から半固体状の不揮発性のも
のであり、具体的にはジメチルポリシロキサン系油、メ
チルフェニルポリシロキサン系油、アミノ変性シリコー
ン油、エポキシ変性シリコーン油、エポキシ・ポリエー
テル変性シリコーン油、カルボキシ変性シリコーン油、
アルコール変性シリコーン油、脂肪族アルコール変性シ
リコーン油、アルキル変性シリコーン油、ポリエーテル
変性シリコーン油、フッ素変性シリコーン油、高分子ジ
メチルシロキサン、高分子メチルフェニルシロキサン等
が挙げられる。
【0049】これらのシリコーン油のうち、高分子ジメ
チルシロキサン又は高分子メチルフェニルシロキサンを
用いる場合は、あらかじめ低沸点鎖状シリコーン油、低
沸点環状シリコーン油、低沸点イソパラフィン系炭化水
素等の常温で液状の油分に溶解しておいてから用いるこ
とが好ましい。
【0050】かかる(c)成分のシリコーン油は、本発
明の毛髪化粧料全量中に0.05〜5重量%、特に0.
1〜3重量%配合するのが好ましい。
【0051】本発明の毛髪化粧料は上記(a)、(b)
及び(c)成分を配合すればよいが、これら成分に親水
性界面活性剤及び水を配合して乳化系とすることもでき
る。ここで、親水性界面活性剤としては、非イオン性界
面活性剤、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性
剤及び両性界面活性剤のうち親水性のものであればいず
れをも用いることができる。
【0052】具体的に例を挙げると、非イオン性界面活
性剤としてはポリオキシエチレン(以下、POEとい
う)ソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノ
ステアレート、POEソルビタントリオレエート等のP
OEソルビタン脂肪酸エステル類、POEソルビットモ
ノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、P
OEソルビットモノステアレート等のPOEソルビット
脂肪酸エステル類、POEグリセリンモノステアレー
ト、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグ
リセリントリイソステアレート等のPOEグリセリン脂
肪酸エステル類、POEモノオレエート、POEジステ
アレート、POEジオレエート等のPOE脂肪酸エステ
ル類、POEオレイルエーテル、POEステアリルエー
テル、POEベヘニルエーテル、POE2−オクチルド
デシルエーテル、POE2−ヘキシルデシルエーテル、
POE2−ヘプチルウンデシルエーテル、POE2−デ
シルテトラデシルエーテル、POE2−デシルペンタデ
シルエーテル、POEコレスタノールエーテル等のPO
Eアルキルエーテル類、POEノニルフェニルエーテル
等のPOEアルキルフェニルエーテル類、POE・ポリ
オキシプロピレン(以下、POPという)POPブロッ
クコポリマー類、POE・POPセチルエーテル、PO
E・POP2−デシルテトラデシルエーテル、POE・
POP水添ラノリン等のPOE・POPアルキルエーテ
ル類、POEヒマシ油等のPOEヒマシ油又は硬化ヒマ
シ油誘導体、POEソルビットミツロウ等のPOEミツ
ロウ・ラノリン誘導体、ショ糖オレイン酸モノエステル
等のシュガーエステル類、ポリグリセリンモノアルキル
エステル及びモノアルキルエーテル類、ポリエーテル変
性シリコーン界面活性剤類等が挙げられる。
【0053】陰イオン性界面活性剤としては、例えば、
ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸カリウム等の脂肪
酸セッケン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カ
リウム等の高級アルキル硫酸エステル塩、POEラウリ
ル硫酸トリエタノールアミン等のアルキルエーテル硫酸
エステル塩、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−
アシルサルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタ
ウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩、
POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステ
アリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩、ジ−2−
エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコ
ハク酸塩、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノール
アミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグルタミン酸
モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナト
リウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナト
リウム等のN−アシルグルタミン酸塩等が挙げられる。
【0054】陽イオン性界面活性剤としては、例えば、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリル
トリメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキ
ル四級アンモニウム塩、アルキルアミン塩等が挙げられ
る。
【0055】両性界面活性剤としては、例れば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、
アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤、N−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリルβ−
アラニン等のアミノ酸塩等が挙げられる。
【0056】尚、本発明において、良好な乳化組成物を
得るためには、これらの親水性界面活性剤のうち、特に
シリコーンを疎水基とする水溶性のポリエーテル変性シ
リコーン界面活性剤が好ましい。また、疎水基が炭化水
素の界面活性剤を使用する場合には、炭素数が12以上
の炭化水素を有する界面活性剤が好ましく、更に好まし
くは炭素数が16以上のものが良く、特に、低温での安
定性を向上させるには、クラフト点が常温以下、好まし
くは0℃以下のものが良い。
【0057】本発明において、乳化組成物を得る場合、
これらの親水性界面活性剤は単独で又は二種以上を混合
して用いることができ、本発明の毛髪化粧料全量中に
0.1〜30重量%、特に乳化安定性を考慮して0.5
〜20重量%配合するのが好ましい。
【0058】この場合において水は、前記の親水性界面
活性剤に対し、重量比で1〜1,000倍量の範囲で配
合するのが好ましい。
【0059】尚、本発明の毛髪化粧料には、その使用目
的に応じて更に、保湿剤、薬剤、紫外線吸収剤、防腐
剤、酸化防止剤、顔料、分散剤、金属イオン封鎖剤、低
級アルコール、生薬抽出物、ムコ多糖類、アミノ酸類、
蛋白質類、色素、香料等の任意成分を添加することがで
きる。
【0060】本発明の毛髪化粧料は、毛髪に直接つけ
て、すすがない剤として用いることが好ましく、用途に
応じて種々の形態とすることができ、例えばスタイリン
グローション、ブロースタイリングローション、泡状ス
タイリング剤、泡状ヘアトリートメント剤、ミスト状ヘ
アトリートメント剤、ヘアクリーム等として提供するこ
とができる。
【0061】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、整髪性(毛髪の
まとまり力)に優れ、かつ柔軟性、平滑性等のコンディ
ショニング性の良好なものである。
【0062】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれらによって何ら限定されるものではな
い。
【0063】実施例1 表1に示す組成の毛髪化粧料(ヘアフォーム)を調製
し、下記評価法により、毛髪の柔軟性、くし通り性及び
まとまり力の評価を行った。その結果を表1に示す。 評価法:長さ約18cm、重さ10gの毛束を水で濡ら
し、タオルドライした後、表1記載の組成物を約0.2
g塗布し、自然乾燥させた。この毛髪について下記の基
準で各項目を評価した。 (1)くし通り性 ◎:非常に良い ○:良い △:変わらない ×:悪い (2)まとまり力 ◎:非常によくまとまる ○:まとまる △:変わらない ×:まとまらない (3)柔軟性 ◎:非常に柔らかい ○:柔らかい △:硬いとも柔らかいともいえない ×:硬い
【0064】
【表1】
【0065】*1:次式のステアロキシ変性シリコーン
【0066】
【化11】
【0067】実施例2 セットローション (重量%) (1)第四級化ポリビニルピロリドン誘導体 (ガフカット755N) 3.0 (2)ステアロキシ変性シリコーン*2 2.0 (3)ポリオキシエチレン(20モル)ステアリル アルコールエーテル 1.5 (4)メチルフェニルポリシロキサン*3 0.2 (5)ポリエーテル変性シリコーン*4 0.1 (6)エタノール 10.0 (7)香料 適量 (8)染料 適量 (9)防腐剤、紫外線吸収剤 適量 (10)精製水 バランス *2:実施例1の*1と同じ *3:KF-53,信越化学工業社製 *4:ジメチルシロキサン・メチル(ポリオキシエチレ
ン)共重合体(信越化学工業社製, KF945A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b)及び(c) (a)分子中に少なくとも1個のアルコキシ基を有し、
    融点が30℃以上の変性シリコーン重合体 (b)カチオン化ポリマー (c)シリコーン油 を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
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