JP2565272Y2 - 内装表皮材料 - Google Patents
内装表皮材料Info
- Publication number
- JP2565272Y2 JP2565272Y2 JP2632592U JP2632592U JP2565272Y2 JP 2565272 Y2 JP2565272 Y2 JP 2565272Y2 JP 2632592 U JP2632592 U JP 2632592U JP 2632592 U JP2632592 U JP 2632592U JP 2565272 Y2 JP2565272 Y2 JP 2565272Y2
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- JP
- Japan
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- skin
- skin material
- present
- interior skin
- base material
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は家具、乗物等に使用され
る内装表皮材料に関する。
る内装表皮材料に関する。
【0002】
【従来の技術】家具、乗物等の椅子、内装の用途に使用
される表皮材料としては、織物、編物等よりなる表皮用
基材の裏面にクッション性を有するフォーム材料が接着
された複合材料が一般的に使用されている。特に乗物の
椅子等に使用される表皮材料にあっては、狭い密室状態
における運転中の快適性を確保するために、表皮基材の
外観、品質はいうにおよばず、表皮材料自体のクッショ
ン性、通気性、透湿性等が特に重視されている。
される表皮材料としては、織物、編物等よりなる表皮用
基材の裏面にクッション性を有するフォーム材料が接着
された複合材料が一般的に使用されている。特に乗物の
椅子等に使用される表皮材料にあっては、狭い密室状態
における運転中の快適性を確保するために、表皮基材の
外観、品質はいうにおよばず、表皮材料自体のクッショ
ン性、通気性、透湿性等が特に重視されている。
【0003】このような性能を満足させるために表皮材
料に使用されるクッション材としては、所定の厚みにス
ライスされた軟質系のウレタンフォームシートが利用さ
れており、近年自動車の生産増加に従ってその使用量も
拡大の一途をたどっているのが現状である。
料に使用されるクッション材としては、所定の厚みにス
ライスされた軟質系のウレタンフォームシートが利用さ
れており、近年自動車の生産増加に従ってその使用量も
拡大の一途をたどっているのが現状である。
【0004】しかしながらこの様な表皮基材とフォーム
シートを接着により複合体とした表皮材料が不用となり
廃棄処分される場合には、該フォームシート自体の強度
が弱いために表皮基材とフォームシートの各々に分離せ
ずに複合化された形態のまま焼却されているのが現状で
ある。この様な処分の方法では、燃焼装置の損傷が激し
く、また環境の汚染が甚大であり、更には両基材夫々の
成分への還元処理が不可能のため資源の再利用が図れな
い等多くの問題が残されている。
シートを接着により複合体とした表皮材料が不用となり
廃棄処分される場合には、該フォームシート自体の強度
が弱いために表皮基材とフォームシートの各々に分離せ
ずに複合化された形態のまま焼却されているのが現状で
ある。この様な処分の方法では、燃焼装置の損傷が激し
く、また環境の汚染が甚大であり、更には両基材夫々の
成分への還元処理が不可能のため資源の再利用が図れな
い等多くの問題が残されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は従来よ
り使用されている表皮材料と同様な通気性、透湿性、ク
ッション性を備えた上、表皮材料が不用となり廃棄処分
する場合には表皮基材とクッション材を容易に分離でき
両基材各々の成分への還元処理を可能とした内装表皮材
料を提供することにある。
り使用されている表皮材料と同様な通気性、透湿性、ク
ッション性を備えた上、表皮材料が不用となり廃棄処分
する場合には表皮基材とクッション材を容易に分離でき
両基材各々の成分への還元処理を可能とした内装表皮材
料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本考案手段の要旨とするところは、表皮基材の裏面に
表面地組織、裏面地組織および該両組織を継ぐ連結糸か
ら編織構成される三次元構造布帛を積層し接着させてな
るものである。
の本考案手段の要旨とするところは、表皮基材の裏面に
表面地組織、裏面地組織および該両組織を継ぐ連結糸か
ら編織構成される三次元構造布帛を積層し接着させてな
るものである。
【0007】以下本考案を図面に基づいて説明する。図
1は本考案による表皮材料の平面図、図2は同表皮材料
の断面図を示す。本考案の表皮材(1)は、織物、編物
等の布帛により成る表皮基材(2)の裏面に該三次元構
造布帛(3)を接着剤(4)により積層し貼り合わせ複
合化してなるものである。
1は本考案による表皮材料の平面図、図2は同表皮材料
の断面図を示す。本考案の表皮材(1)は、織物、編物
等の布帛により成る表皮基材(2)の裏面に該三次元構
造布帛(3)を接着剤(4)により積層し貼り合わせ複
合化してなるものである。
【0008】本考案の表皮基材に使用する繊維の種類と
しては椅子等に張設して使用に供した場合その耐久性に
支障をきたさないものであれば特に限定されないが、過
酷な使用条件から考えると、アクリル繊維、ポリアミド
繊維、ポリエステル繊維等が好適である。
しては椅子等に張設して使用に供した場合その耐久性に
支障をきたさないものであれば特に限定されないが、過
酷な使用条件から考えると、アクリル繊維、ポリアミド
繊維、ポリエステル繊維等が好適である。
【0009】また、表皮基材の形態としては、織物、編
物その他の布帛状のものがあげられるが、外観、感触、
装着性等の点から編物形態の布帛が好適である。特に表
面が立毛状のものは感触、外観にすぐれており好まし
い。
物その他の布帛状のものがあげられるが、外観、感触、
装着性等の点から編物形態の布帛が好適である。特に表
面が立毛状のものは感触、外観にすぐれており好まし
い。
【0010】なお、表皮基材中に導電性繊維を併用した
ものは、椅子張りに用いた場合、使用中の電撃ショック
を防止できる。このようにして得られた表皮基材はその
まま装着に使用してもよく、また所望により、各種の樹
脂加工、撥水、撥油、防汚、帯電防止等種々の処理を施
してもよい。
ものは、椅子張りに用いた場合、使用中の電撃ショック
を防止できる。このようにして得られた表皮基材はその
まま装着に使用してもよく、また所望により、各種の樹
脂加工、撥水、撥油、防汚、帯電防止等種々の処理を施
してもよい。
【0011】次に本考案表皮材料のクッション材として
は目的とする性能を満足するようなものであれば、いか
なる繊維及び糸使いのものでもよいが、表面組織と裏面
組織を比較的繊度の大きい連結糸で連絡した構造からな
り、表面よりの繰り返し荷重圧縮に対する回復性に優れ
該両組織間の空隙が常に一定に保持することができる構
造の布帛好適である。
は目的とする性能を満足するようなものであれば、いか
なる繊維及び糸使いのものでもよいが、表面組織と裏面
組織を比較的繊度の大きい連結糸で連絡した構造からな
り、表面よりの繰り返し荷重圧縮に対する回復性に優れ
該両組織間の空隙が常に一定に保持することができる構
造の布帛好適である。
【0012】特に該クッション材に使用する連結糸とし
ては、ポリアミド系、ポリエステル系等の合成繊維モノ
フィラメント糸またはフィラメント数の少ないマルチフ
ィラメントを用いることが好ましい。
ては、ポリアミド系、ポリエステル系等の合成繊維モノ
フィラメント糸またはフィラメント数の少ないマルチフ
ィラメントを用いることが好ましい。
【0013】このような構造よりなるクッション材とし
ては例えば、特願平1−341729、特願昭60−9
6061で提案されているような構造の布帛があげられ
る。
ては例えば、特願平1−341729、特願昭60−9
6061で提案されているような構造の布帛があげられ
る。
【0014】
【考案の効果】本考案による内装表皮材料は、従来使用
されている表皮材料と同様な通気性、透湿性、クッショ
ン性等の必要な機能を備えていると同時に表皮基材とク
ッション材を比較的容易に剥離により、分離することが
できるため、資源のリサイクルの観点から考えた場合、
各々の成分へ還元できるという実用上優れた機能を果た
すものである。
されている表皮材料と同様な通気性、透湿性、クッショ
ン性等の必要な機能を備えていると同時に表皮基材とク
ッション材を比較的容易に剥離により、分離することが
できるため、資源のリサイクルの観点から考えた場合、
各々の成分へ還元できるという実用上優れた機能を果た
すものである。
【図1】本考案の内装表皮材料の斜視図である。
【図2】本考案の内装表皮材料の概略断面図である。
1 表皮材 2 表皮基材 3 三次元構造布帛 4 接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】 表皮基材の裏面に、表面地組織、裏面地
組織および該組織を継ぐ連結糸から編織構成される三次
元構造布帛を積層し接着させてなることを特徴とする内
装表皮材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2632592U JP2565272Y2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 内装表皮材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2632592U JP2565272Y2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 内装表皮材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574832U JPH0574832U (ja) | 1993-10-12 |
JP2565272Y2 true JP2565272Y2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=12190263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2632592U Expired - Fee Related JP2565272Y2 (ja) | 1992-03-12 | 1992-03-12 | 内装表皮材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565272Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102005053755A1 (de) * | 2005-11-10 | 2007-05-16 | Maquet Gmbh & Co Kg | Polsterelement für eine Patientenliegefläche eines Operationstisches |
-
1992
- 1992-03-12 JP JP2632592U patent/JP2565272Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574832U (ja) | 1993-10-12 |
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JPH0355330Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |