JP2565177Y2 - 柵装置 - Google Patents

柵装置

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JP2565177Y2
JP2565177Y2 JP8928992U JP8928992U JP2565177Y2 JP 2565177 Y2 JP2565177 Y2 JP 2565177Y2 JP 8928992 U JP8928992 U JP 8928992U JP 8928992 U JP8928992 U JP 8928992U JP 2565177 Y2 JP2565177 Y2 JP 2565177Y2
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清 岡村
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として駐車場と道路
との境界、その他の私有地と道路の境界等の地面の境界
に設置使用される柵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば駐車場の出入口等にお
ける道路との境界部に設置される柵装置として、相対向
する支柱間に張架されるチェーン等の索状体を支柱内に
設けた昇降部材に連結し、該昇降部材により前記索状体
を上下動させて開閉するようにしたものが存する。
【0003】例えば、実公平3−36570号公報に
は、相対向する支柱の内部に、ネジ軸に螺合して上下動
する昇降部材を設け、該昇降部材の上下動により、これ
に連結された索状体を上下動させるようにしたものが示
されている。また実公昭50−30098号公報には、
支柱上部に設けた滑車を利用して支柱内部に吊設した昇
降部材をウインチにより上下動させて、これに連結され
た索状体を上下動させるようにしたものも存する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この種の柵装置におい
て、相対向する支柱間に架渡されたチェーン等の索状体
を上昇させて張った状態で弛みが残っていると、中央部
が垂れ下がったようになり易く、特に相対向する支柱間
の間隔が大きくなるばなるほど、前記の垂れ下がりが大
きくなる。例えば、昇降部材を支柱の85cm程度の高
さに上昇させても、中央部では30cm以下の高さにし
かならないことがある。仮に前記のように索状体に大き
な弛みがあると、この索状体を高く上げれば自動車が容
易にくぐり抜けできるようになり、盗難防止の柵として
の役目を果せないことになる。
【0005】かと言って、索状体を上昇させた状態にお
いても垂れ下がりが殆ど生じないように、索状体を充分
に張った状態で両支柱間に架渡してあると、支柱内部の
昇降部材の降下により索状体を下ろした状態において、
索状体を地面に充分に這わせられず、支柱に近い部分で
浮いたようになり、自動車の通行によって索状体が切れ
たり、歩行者が躓いたりし易く、危険である。
【0006】したがって、この種の柵装置においては、
両支柱間に張架された索状体を下ろした状態では地面に
充分に這わせることができ、また上昇させた状態では中
央部で過度に垂れ下がらないような弛みなく適度の張り
を与えることが望まれるが、従来の装置においてはこれ
についての配慮がなされていない。
【0007】本考案は、上記に鑑みて、支柱内に設けた
昇降部材によって上下動させるチェーン等の索状体を、
下ろしたときには地面に充分に這わせることができ、し
かも上昇させた状態においては、弛みなく適度に張った
状態に保持でき、支柱間の間隔が大きくても中央部が過
度に垂れ下がることがないようにした柵装置を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決する本考
案は、相対向する2本の支柱の内部に、それぞれ適宜駆
動手段により同期して上下動される昇降部材を設けると
ともに、該支柱の相対向する側に上下方向に伸びるスリ
ットを設け、両支柱間に架渡されるチェーン等の索状体
を前記スリットを通して前記昇降部材に連結し、両支柱
内の昇降部材の上下動によって前記索状体を上下させる
ようにした柵装置において、前記両支柱内の昇降部材
を、両者間の間隔が上部側ほど広くなるように斜めに上
下動するように設け、これに連結された索状体の張り状
態を上下で変化させるようにしたことを特徴とするもの
である。
【0009】
【作用】上記した本考案の柵装置によれば、相対向する
支柱の内部に備えた昇降部材の上下動により、これに連
結されて両支柱間に架渡されているチェーン等の索状体
が上下動するものであるが、前記昇降部材は、両者間の
間隔が上部側ほど広くなるように斜めに上下動するよう
になっているために、この昇降部材の上下動に伴って両
昇降部材間の間隔が変化し、これに連結された索状体の
張り状態が変化する。
【0010】すなわち、両昇降部材の間隔は最上昇位置
にあるとき最も広く、最下降位置にあるとき最も狭くな
るため、この両昇降部材間に連結されている索状体の長
さを、上昇位置させたときに垂れ下がりが生じないで適
度に張った状態となるように設定しておけば、昇降部材
の降下により索状体を下ろした状態においては、該索状
体に弛みが生じることとなって、地面に充分に這わせる
ことができる。
【0011】
【実施例】次に本考案の1実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図中の(1)は所要間隔を存して相対向し
て立設された支柱、(10)は前記両支柱(1)(1)
間に架渡されたチェーン等の索状体である。支柱(1)
は、地中の基礎部に埋設されたアンカーボルト(21)
に固定される固定用ベース(2)と、この固定ベース
(2)の中央部に溶接手段等により固着されて立設され
た支柱本体(3)と、この支柱本体(3)の外方を覆う
ように固定ベース(2)に連接された支柱ケース(4)
とからなる。
【0013】前記支柱本体(3)は、二つのC型チャン
ネル材等の型材(3a)(3a)を両支柱(1)(1)
の相対向する側よりみて左右に所要の間隔を存して背面
同士を相対向させるように配してなる。また前記支柱ケ
ース(4)は、支柱本体(3)の外方において固定ベー
ス(2)に有する連接板(5)にビス止め手段(5a)
により固定されて立設されており、この支柱ケース
(4)の両支柱(1)(1)の相対向する側に縦方向に
伸びるスリット(6)が設けられている。
【0014】(7)は両支柱(1)(1)の内部に装備
した昇降部材であり、前記支柱本体(3)の両型材(3
a)(3a)間に配設されたガイド部材(8)により上
下動可能に保持されている。
【0015】すなわち、図4に示すように、ガイド部材
(8)は両支柱(1)(1)の相対向する側に開口する
断面略コ字形をなす型材よりなり、その両側端部が内側
に折返されてレール部(8a)(8a)として形成さ
れ、他方、昇降部材(7)は、その上下部の両側にロー
ラ(9)(9)が設けられ、この両側のローラ(9)が
前記ガイド部材(8)両側のレール部(8a)(8a)
に係合されて、前記ガイド部材(8)の開口側に抜脱す
ることなく上下動できるように設けられている。
【0016】特に前記のガイド部材(8)は、上方に向
って両支柱(1)(1)の相対向する側とは反対側に傾
斜して設けられ、このガイド部材(8)に沿って斜めに
上下動する両昇降部材(7)(7)間の間隔が上部側ほ
ど大きくなるように構成されている。
【0017】前記の昇降部材(7)の中央部にはフック
状の係止部(19)が突設されている。上記した索状体
(10)は、その端部に有する係止部材(11)が前記
支柱ケース(4)のスリット(6)を通して前記係止部
(19)に係止連結されて支柱(1)(1)間に張架さ
れ、昇降部材(7)と共に上下動するように設けられて
いる。特に前記係止部材(11)が支柱ケース(4)内
から外部に突出することなく係止部(19)に連結され
ている。
【0018】前記昇降部材(7)を上下動させる手段と
して、支柱本体(3)の上下端部に配されたスプロケッ
ト(12)(13)に掛架されてガイド部材(8)の背
部側を回って回動するチェーン(14)の両端が、昇降
部材(7)の上下端部に連結され、さらに上部のスプロ
ケット(12)に、正逆回転可能な駆動モータ(15)
が適当な伝動手段(16)を介して連結され、該駆動モ
ータ(15)の正逆回転により前記チェーン(14)が
回動し、これに伴い昇降部材(7)が上下動するように
設けられている。
【0019】図の場合、昇降部材(7)の上下のローラ
(9)(9)が常にガイド部材(8)のレール部(8
a)(8a)に当接した状態を保持できるように、前記
チェーン(14)は、図のように昇降部材(7)の上端
側では前部側に、下端側では昇降部材(7)の後部側に
連結されている。
【0020】なお、前記昇降部材(7)を上下動させる
手段には、上昇位置および下降位置での停止を確実にす
るために、適当なストッパー手段やブレーキ手段を設け
ておくのが望ましい。
【0021】また図示する実施例の場合、支柱ケース
(4)は、支柱(1)(1)同士の相対向側の側面が開
口するケース本体(4a)と、該ケース本体(4a)の
前記開口部を遮蔽する蓋板(4b)とからなり、該蓋板
(4b)の中央部のスリット(6)の部分には、断面略
台形状のスリット枠部材(17)が突設されている。こ
のスリット枠部材(17)は、その内側面にネジ(1
8)が突設され、このネジ(18)が蓋板(4b)に有
する係合孔に嵌入されて内側よりナット締めされて、外
側から外せないように取着されている。
【0022】また蓋板(4b)は、鉤形状に屈曲形成さ
れた両側縁部がケース本体(4a)の両側開口縁部に係
合され、さらに下端部においては支柱ケース(4)に嵌
合する環状の防護カバー(22)により保持されるとと
もに、上端部近傍においては錠止手段によりケース本体
(4a)に固定されている。
【0023】すなわち、環状の防護カバー(22)は支
柱ケース(4)に嵌合して固定ベース(2)のアンカー
ボルト(21)による固定部分を被覆し、さらに前記蓋
板(4b)の下端部を前記防護カバー(22)の内側に
挿し込んで、前記スリット枠部材(17)の下端で防護
カバー(22)を押え、この状態で蓋板(4b)の上端
側を、ケース本体(4a)に固着された錠部材(23)
に対し鍵により錠止して固定状態に保持できるように設
けている。このようにすれば、解錠しない限り蓋板(4
b)を外せず、また防護カバー(22)を除去できない
ようになっている。
【0024】図の(24)は支柱本体(3)と支柱ケー
ス(4)の間に介在するスペーサ部材、(25)アンカ
ー止めナット、(26)は除き窓である。
【0025】上記の柵装置は、例えば駐車場の出入り口
や私有地と道路の境界等の所定の場所において、両支柱
(1)(1)を所要の間隔を存して相対向させて立設配
置して使用するもので、相対向する両支柱(1)(1)
の内部に装備した昇降部材(7)を、駆動モータ(1
5)の回転によりチェーン(14)を回動させて上下動
させることにより、これに連結された索状体(10)が
上下動する。
【0026】しかして、前記昇降部材(7)のガイド部
材(8)は、上方に向って両支柱の相対向する側とは反
対側に傾斜しており、そのため、このガイド部材(8)
に沿って上下動する両昇降部材(7)(7)間の間隔が
上部側ほど大きくなるように変化する。
【0027】これにより、この昇降部材(7)に連結さ
れた索状体(10)の張り状態も変化する。したがっ
て、この索状体(10)の長さを、上昇させたときに垂
れ下がりが生じないで適度に張った状態となるように設
定しておけば、昇降部材(7)の降下により索状体(1
0)を下ろした状態においては、該索状体(10)に弛
みが生じることとなって、地面に充分に這わせることが
でき、車両通行による索状体の切断が生じたり、歩行の
邪魔になることもない。
【0028】なお、上記の実施例では、昇降部材(7)
の上下動の手段として、これに連結されたチェーン(1
4)をモータにより回動させるようにした場合を示した
が、本考案はこれに限らず、昇降部材(17)を上記同
様に斜めに上下動させ得る種々の構造による実施が可能
である。
【0029】例えば、支柱内部において、上下方向に配
したネジ軸を設けるとともに、該ネジ軸に昇降部材を螺
合してネジ軸の回転により上下動させるように設け、こ
の昇降部材に索状体を連結した構造のものにおいて、昇
降部材の上下動ガイドを兼ねる前記ネジ軸を傾斜させて
設けることにより、上記同様に昇降部材を両者間の間隔
が上部側ほど広くなるように斜めに上下動するように設
けて実施することもできる。
【0030】
【考案の効果】上記したように本考案によれば、相対向
する両支柱内部の昇降部材に連結されて両支柱間に張架
されたチェーン等の索状体を、昇降部材の降下により下
ろしたときには地面に充分に這わせることができ、自動
車の通行によって切断したり、歩行の邪魔になることが
ない。しかも昇降部材により上昇させた状態において
は、弛みなく適度に張った状態に保持でき、支柱間の間
隔が大きくても中央部が過度に垂れ下がることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例を示す略示正面図である。
【図2】一方の支柱の一部を欠截した拡大縦断面図であ
る。
【図3】同上の相対向面側よりみた一部欠截正面図であ
る。
【図4】図2のX−X線の拡大断面図である。
【図5】錠止手段部分の拡大横断面図である。
【符号の説明】
(1) 支柱 (2) 固定ベース (3) 支柱本体 (4) 支柱ケース (4a) ケース本体 (4b) 蓋板 (6) スリット (7) 昇降部材 (8) ガイド部材 (9) ローラ (10) チェーン等の索状体 (11) 係止部材 (14) チェーン (15) 駆動モータ (17) スリット枠部材 (19) 係止部 (22) 防護カバー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対向する2本の支柱の内部に、それぞれ
    適宜駆動手段により同期して上下動される昇降部材を設
    けるとともに、該支柱の相対向する側に上下方向に伸び
    るスリットを設け、両支柱間に架渡されるチェーン等の
    索状体を前記スリットを通して前記昇降部材に連結し、
    両支柱内の昇降部材の上下動によって前記索状体を上下
    させるようにした柵装置であって、 前記両支柱内の昇降部材を、両者間の間隔が上部側ほど
    広くなるように斜に上下動するように設け、これに連結
    された索状体の張り状態を上下で変化させるようにした
    ことを特徴とする柵装置。
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JP6196501B2 (ja) * 2013-08-29 2017-09-13 大成建設株式会社 漂流物捕捉装置
JP6931246B1 (ja) * 2020-03-27 2021-09-01 株式会社セオコーポレーション スタンド装置およびベルトパーティション

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