JP2565165B2 - ディジタル磁気記録の再生等化方法 - Google Patents

ディジタル磁気記録の再生等化方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタルVTR等に用いられるディジタル
磁気記録の再生等化方法に関する。
〔発明の概要〕
本発明はディジタル磁気記録の再生等化方法に関し、
入力信号を高域補償化した信号からビット間干渉を取出
し、この信号と入力信号との差信号を得ることにより、
S/N劣化のない良好な再生等化を行えるようにしたもの
である。
〔従来の技術〕
例えばパーシャル・レスポンス・クラスIVを用いるデ
ィジタル磁気記録においては、例えば第4図に示すよう
に記録再生が行われる。図において端子(41)には直流
成分の除去のための信号処理等の行われたディジタル信
号が供給される。この信号が加算器(42)に供給され、
この加算器(42)の出力が2ビットクロックの遅延回路
(43)を介して加算器(42)に帰還される。これによっ
てこの加算器(42)及び遅延回路(43)の構成にて、 のプリコードが行われる。なお上述の加算器(42)はmo
d.2加算、すなわちエクスクルーシブオアである。
この加算器(42)からのプリコード信号が記録アンプ
(44)を通じて記録ヘッド(45)に供給され、テープ
(46)に記録される。
さらに記録された信号は再生ヘッド(47)及び再生ア
ンプ(48)を通じて再生されて取出される。ここでヘッ
ド(45)→テープ(46)→ヘッド(47)の電磁変換系に
は、〔1−D〕の特性がある。
この再生アンプ(48)からの信号がリニアイコライザ
(49)を介して加算器(50)に供給されると共に、イコ
ライザ(49)からの信号が1ビットクロックの遅延回路
(51)を介して加算器(50)に供給される。これにって
この加算器(50)及び遅延回路(51)の構成にて、〔1
+D〕のエンコードが行われ、上述のプリコード、電磁
変換の特性と合せて、 となり、伝達関数“1"の伝送が行われると共に、パーシ
ャル・レスポンス・クラスIVの3値信号が形成される。
この3値信号が正側のコンパレータ(52)及び負側の
コンパレータ(53)に供給されてそれぞれ所定のレベル
と比較され、これらの比較出力がオア回路(54)で合成
されて、再生ディジタル信号が端子(55)に取出され
る。
従ってこの回路において、例えば第5図Aに示すよう
なディジタル信号が端子(41)に供給されると、記録ヘ
ッド(45)にて同図Bに示すような波形が記録される。
これに対して再生ヘッド(47)からは同図Cに示すよう
な信号が再生される。ここでこの再生信号は孤立再生波
の重ね合せにより表現され、この時電磁変換系のf特、
特に高域成分の有無によって孤立再生波の性格が決ま
る。そして高域f特が悪い、すなわち高域成分の少ない
系では、図示のように孤立再生波はなだらかな形とな
り、ビット間干渉が離れた符号にまで影響を与えること
になる。
そこで上述の回路においては、リニアイコライザ(4
9)が設けられ、このイコライザ(49)にて高域補償等
化(高域f特の持ち上げ)を行って電磁変換形のf特を
補正するようにしている。
これによればイコライザ(49)からは同図Dの実線に
示すような信号が得られ、この信号が1ビットクロック
遅延された信号(破線)と加算されて加算器(50)から
は同図Eに示すような3値信号が取出される。そしてこ
の3値信号がコンパレータ(52)(53)に供給されてそ
れぞれ同図F,Gに示すような信号が形成され、これらの
信号がオア回路(54)で合成されて、同図Hに示すよう
にディジタル信号が再生される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが上述の回路において、リニアイコライザ(4
9)にて高域のf特が持ち上げられると、信号レベルと
共に高域成分のノイズも持ち上げられ、識別点でのS/N
が劣化されてしまうことになっていた。
この出願はこのような点に鑑みてなされたもので、識
別点でのS/N劣化のない良好な再生等化を行うようにす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明において第1の手段は、入力信号に対して必要
充分な高域補償等化(リニアイコライザ(7))を行っ
てからビット間干渉を取出す第1の系(加算器(8)〜
加算器(15)(19))と、上記入力信号に対して上記第
1の系に相当する遅延補償を行う第2の系(遅延回路
(1))とを有し、上記第1の系からの信号と第2の系
からの信号との差信号を得(減算器(5)(6))、こ
の差信号をコンパレートして出力信号を得るようにした
ディジタル磁気記録の再生等化方法である。
第2の手段は、上記第1の手段において、上記第2の
系にて上記第1の系の高域補償等化より小レベルの高域
補償等化(リニアイコライザ(4))を行うようにした
ディジタル磁気記録の再生等化方法である。
〔作用〕
これによれば、入力信号のビット間干渉を取出しこの
干渉分を元の信号から差し引いて再生等化を行うことに
より、等化信号に対する高域補償を除いてS/N劣化の少
ない再生等化を行うことができる。
〔実施例〕
第1図において、端子(41)から再生アンプ(48)ま
での構成は従来技術と同等であるので説明を省略し、以
降の回路について詳述する。
この再生アンプ(48)からの信号が後述する所定の遅
延回路(1)を介して加算器(2)に供給されると共
に、遅延回路(1)からの信号が1ビットクロックの遅
延回路(3)を介して加算器(2)に供給される。この
加算器(2)からの信号が小レベルのリニアイコライザ
(4)を介して減算器(5)に供給され、さらに減算器
(5)の出力が減算器(6)に供給される。
またアンプ(48)からの信号が必要充分な高域補償等
化を行うリニアイコライザ(7)に供給され、このイコ
ライザ(7)からの信号が加算器(8)に供給されると
共に、イコライザ(7)からの信号が1ビットクロック
の遅延回路(9)を介して加算器(8)に供給される。
さらにこの加算器(8)からの信号が正側のコンパレー
タ(10)及び負側のコンパレータ(11)に供給されてそ
れぞれ所定のレベルと比較される。
この内の正側の比較出力がシフトレジスタ(12)に供
給され、所望の信号に対する前後のビットが取出されて
それぞれ所定の加重回路(13)(14)を介して加算器
(15)で加算され、この加算信号が減算器(5)に供給
される。また負側の比較出力が同様にシフトレジスタ
(16)に供給され、所望の信号に対する前後のビットが
取出されてそれぞれ所定の加重回路(17)(18)を介し
て加算器(19)で加算され、この加算信号が減算器
(6)に供給される。
そしてこの減算器(6)からの信号がコンパレータ
(52)及び(53)に供給され、これらの比較出力がオア
回路(54)で合成されて、端子(55)に取出される。
すなわちこの回路において、リニアイコライザ(4)
からは、上述の従来技術と同様のディジタル信号が端子
(41)に供給された場合に、第2図Aに示すような信号
が取出される。
一方リニアイコライザ(7)〜コンパレータ(10)
(11)の系は上述の従来技術のリニアイコライザ(49)
〜コンパレータ(52)(53)と同様の動作となり、上述
の比較出力に対してシフトレジスタ(12)(15)にて所
望の信号に対する前後のビットが取出され、加重回路
(13)(14)、(17)(18)にて所定の加重されて加算
器(15)(19)にて加算されることによって同図B,Cに
示す信号が形成される。なお所望の信号の前後のビット
を取出すため、シフトレジスタ(12)(16)にて信号に
1ビットクロックの遅延が設けられる。そこでこの遅延
分及び他の回路遅延等の補償が遅延回路(1)にて行わ
れている。
さらにこれらの加算器(15)(19)からの信号が、イ
コライザ(4)の出力信号から減算されることにより、
減算器(6)からは同図Dに示すような3値信号が取出
される。そしてこの3値信号がコンパレータ(52)(5
3)に供給されることによってそれぞれ同図E,Fに示すよ
うな信号が形成され、これらの信号がオア回路(54)で
合成されて、同図Gに示すようにディジタル信号が再生
される。
従ってこの回路によれば、入力信号のビット間干渉を
取出しこの干渉分を元の信号から差し引いて再生等化を
行うことにより、等化信号に対する高域補償を除いてS/
N劣化の少ない再生等化を行うことができる。
すなわち上述の回路において、等化信号を取出す遅延
回路(1)〜減算器(6)の系には、イコライザ(4)
にて小レベルの高域補償等化が行われるのみなので、こ
れによってS/Nが劣化されるおそれは極めて少ない。
これに対してイコライザ(7)にて必要充分な高域補
償等化の行われた信号からは、信号のビット間干渉が取
出される。そしてこの干渉分が元の信号から減算されて
再生等化が行われるわけであるが、この場合にイコライ
ザ(7)での高域補償等化によるS/Nの劣化によって干
渉分の抽出に誤りが生じても、この信号が元の信号と合
成(減算)されることによって誤りのレベルは小さくさ
れ、再生ディジタル信号に誤りが発生する可能性は極め
て小さくされる。
なお上述の干渉分の抽出に用いる加重回路(13)(1
4)(17)(18)の加重係数a-1,a1,b-1,b1は、波形図の
Aに示すようにリニアイコライザ(4)からの補償等化
された信号の孤立再生波の波形に応じて決められる値と
される。ここで原理的にはリニアイコライザ(4)は無
くしてもよいが、これが無い場合には加重係数を大きく
する必要があり、誤りを生じたときの影響が大きくな
る。そこでリニアイコライザ(4)を設けて加重係数を
小さくできるようにするものである。イコライザ(4)
によって生じるS/Nの劣化との兼合でこれらの加重係数
及び補償等化の特性が決められる。
これによって誤りの少ない良好な再生等化を行うこと
ができる。
さらに上述の例はパーシャル・レスポンス・クラスIV
を用いるディジタル磁気記録の場合について説明した
が、一般的なディジタル記録の再生等化については第3
図に示すようにして行うことができる。
すなわち図において、再生信号が遅延回路(21)及び
小レベルのリニアイコライザ(22)を介して減算器(2
3)に供給される。また再生信号が必要充分なリニアイ
コライザ(24)に供給され、このイコライザ(24)から
の信号がコンパレータ(25)に供給されると共に、イコ
ライザ(24)からの信号が平均レベル検出回路(26)に
供給されて、検出された平均レベルがコンパレータ(2
5)に供給される。このコンパレータ(25)からの信号
がシフトレジスタ(27)に供給され、所望の信号に対す
る前後のビットが取出されてそれぞれ所望の加重回路
(28)(29)を介して加算器(30)で加算され、この加
算信号が減算器(23)に供給される。そしてこの減算器
(23)からの信号がコンパレータ(31)に供給されると
共に、減算器(23)からの信号が平均レベル検出回路
(32)に供給され、検出された平均レベルがコンパレー
タ(31)に供給される。このコンパレータ(31)からの
信号が端子(33)に出力される。
このようにして一般的なディジタル記録の再生等化が
行われる。
従ってこの出願においては、本来のディジタル信号の
再生に用いられるコンパレータ(31)、平均レベル検出
回路(32)等の回路系と同等の回路系(コンパレータ
(25)、平均レベル検出回路(26))を設け、この第2
の回路系の信号から入力信号のビット間干渉を取出し、
この干渉分を元の信号から差し引くことにより、良好な
再生等化を行うことができるものである。
〔発明の効果〕
この発明によれば、入力信号のビット間干渉を取出し
この干渉分を元の信号から差し引いて再生等化を行うこ
とにより、等化信号に対する高域補償を除いてS/N劣化
の少ない再生等化を行うことができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例の構成図、第2図、第3図はその
説明のための図、第4図、第5図は従来技術の説明のた
めの図である。 (1)(3)(9)は遅延回路、(2)(8)(15)
(19)は加算器、(4)(7)はリニアイコライザ、
(5)(6)は減算器、(10)(11)はコンパレータ、
(12)(16)はシフトレジスタ、(13)(14)(17)
(18)は加重回路である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号に対して必要充分な高域補償等化
    を行ってからビット間干渉を取出す第1の系と、 上記入力信号に対して上記第1の系に相当する遅延補償
    を行う第2の系とを有し、 上記第1の系からの信号と第2の系からの信号との差信
    号を得、 この差信号をコンパレートして出力信号を得るようにし
    たディジタル磁気記録の再生等化方法。
  2. 【請求項2】上記特許請求の範囲第1項において、上記
    第2の系にて上記第1の系の高域補償等化より小レベル
    の高域補償等化を行うようにしたディジタル磁気記録の
    再生等化方法。
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