JP2565149C - - Google Patents

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JP2565149C
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optical system
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mirror
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】 本発明は、IC、LSI等の回路の製造方法、及びIC、LSI等の回路を製
造する際に用いる露光装置に関する。 【0002】 【従来の技術】 従来より投影露光装置を用い、IC、LSI等の集積回路のパターンをシリコ
ンウエハーに焼付ける為の反射型の軸外結像光学系が、例えば特開昭48-12039号
公報「単位倍率の反射光学系」、特開昭52- 5544号公報「反射光学系」、特開昭
53- 100230号公報「環帯視野光学系」、特開昭58- 219517号公報「挟角オフアク
シス光学装置」等で提案されている。 【0003】 特開昭48-12039号公報や特開昭52- 5544号公報では、凹面鏡と凸面鏡の2枚の
反射鏡を曲率中心が同心若しくは非同心となるようにし、かつ全系の結像倍率が
等倍になるようにして結像光学系を構成している。 【0004】 特開昭53- 100230号公報では凹面鏡と凸面鏡の他に負の屈折力のメニスカス形
状のレンズを用い光学性能の向上を図っている。又特開昭58- 219517号公報では
反射系と屈折系を組み合わせて光学性能の向上を図った結像倍率が等倍の反射屈
折光学系を提案している。 【0005】 この種の結像倍率が等倍の反射鏡より成る結像光学系は、色収差や非対称性収
差であるコマ収差や歪曲収差が殆ど生じない構成となっている点で、回路パター
ンの焼付け用の結像光学系として優れているが、結像倍率が等倍である為、より
微細な回路パターンを焼付けるのは困難である。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】 本発明の目的は、より微細な回路パターンの焼付けが可能な、反射鏡より成る
結像光学系を用いた、回路の製造方法及び露光装置を提供することにある。 【0007】 【課題を解決するための手段】 本発明の回路の製造方法は、反射鏡より成る結像光学系により回路パターンを
被露光体上に結像せしめる工程を含む回路の製造方法において、前記反射鏡より
成る結像光学系は中間像を挟んで凹面鏡を有する第1結像系と、凹面鏡を有する
第2結像系とを備え、前記反射鏡より成る結像光学系の結像倍率を縮小にし、前
記反射鏡より成る結像光学系の結像倍率を縮小にした際に生じるコマ収差を屈折
光学系により補正し、前記反射鏡より成る結像光学系と前記屈折光学系により、
前記回路パターンの像を前記中間像面に形成した後で前記被露光体上に再結像す
ることを特徴としている。 【0008】 本発明の露光装置は、投影光学系によりマスクの回路パターンを被露光体上に
投影する露光装置において、前記投影光学系が縮小倍率を有し、且つ反射鏡より
成る結像光学系と、前記縮小倍率を有し、且つ反射鏡より成る結像光学系で生じ
るコマ収差を補正する屈折光学系とを備え、前記縮小倍率を有し、且つ反射鏡よ
り成る結像光学系は、中間像面を挟んで凹面鏡を有する第1結像系と凹面鏡を有
する第2結像系を有し、前記投影光学系により前記回路パターンの像を前記中間
像面に形成した後で前記被露光体上に再結像することを特徴としている。 【0009】 【実施例】 図1は本発明の反射鏡より成る結像光学系により回路パターンを被露光体上に
結像せしめる工程の為の露光装置の一実施例の光学系の概略図である。図2は本
発明の数値実施例の収差図である。収差図において(A)はサジタル像面、(B
)はメリディオナル像面である。図1の反射屈折光学系は物体側より順に同一方
向に曲率中心を有し、かつ同一光軸上に位置するように凹面鏡M11、凸面鏡M12
そして凹面鏡M13の3つの反射鏡とメニスカス形状のレンズL11で第1結像 系を構成し、2つのメニスカス形状のレンズL21,L22、凹面鏡M21そして2つ
のメニスカス形状のレンズL22′,L21′で第2結像系を構成している。 【0010】 そして、図中、光軸上方の所定領域内の軸外物点Pからの光束を反射鏡M11
12,M13の順で反射させ、レンズL11を経た後、第1像点P1′に結像させて
いる。又第1像点P1′は第2結像系の物点P2となり、物点P2からの光束が2
つのレンズL21,L22、凹面鏡M21そして2つのレンズL22′,L21′を経て第
2像点P2′に結像するように構成している。 【0011】 本実施例では第1結像系を物点P1からの光束が凹面鏡M11、凸面鏡M12そし
て凹面鏡M13の、所謂正、負、正の屈折力の3つの反射鏡とメニスカス形状のレ
ンズL11を通過した後に第1像点P1′に結像するように構成し、各反射鏡より
発生する収差をバランス良く補正している。 【0012】 特にメニスカス形状のレンズL11を凹面鏡M13で反射した光束のみが透過する
ように配置することにより、縮小系を構成する場合に多く発生する軸外収差とコ
マ収差(非対称性収差)を良好に補正している。 【0013】 又レンズL11で第2結像系に配置した屈折系より生じる色収差を互いに打消し
、第2結像系の収差補正を容易にしている。 【0014】 第2結像系を物点P2からの光束がまず2つのメニスカス形状のレンズL21
22を通過し、凹面鏡M21そして2つのメニスカス形状のレンズL22′,L21
を通過した後、第2像点P2′に結像するよう構成し、第1結像系での残存収差
の補正及び色収差の補正を良好に行っている。 【0015】 特に各々のレンズの硝材を短波長(波長230〜400nm)側の透過率が良
い石英ガラスのみで構成したにもかかわらず、前述の如くレンズ形状を特定する
ことにより、後述する収差図に示す如く良好なる色収差の補正を達成している。 特に物点P2からの光束を2つのレンズL21,L22そして同じく2つのレンズL2
2′,L21′を介することにより口径比の拡大を図りつつ全体的にコマ収差や軸
外ハロー等の収差の発生量を少なくすると共に第1結像系のレンズL11と共に色
収差の補正を良好に行っている。そして反射系を採用したにもかかわらず、光束
のケラレを極力少なくしている。 【0016】 本実施例では第1結像系の結像倍率を0.11倍、第2結像系の結像倍率を2
.26倍とし、全体として0.25倍の縮小系の反射屈折光学系を構成している
。 【0017】 このように一方の結像系を拡大系、他方の結像系を縮小系とし、全体的に縮小
系となるように構成することにより、各々の結像系で発生する軸外球面収差、コ
マ収差、歪曲収差等の諸収差の補正を良好に行い簡易な構成にもかかわらず大口
径比の反射屈折光学系を容易に達成している。 【0018】 尚、本実施例において軸外球面収差、コマ収差そして色収差の補正を更に良好
に行いより高解像力の縮小系を達成するにはレンズL11を凹面鏡M13側に凹面を
向けたメニスカス形状のレンズで又レンズL21,L22,L21′,L22′をいずれ
も凹面鏡M21側に凸面を向けたメニスカス形状のレンズで構成するのが好ましい
。又レンズL11とレンズL21、レンズL21′を正の屈折力、レンズL22、レンズ
22′を負の屈折力のレンズで構成するのが良好なる収差補正を達成するのに好
ましい。 【0019】 本実施例ではレンズL21とレンズL21′を同一のレンズで、又レンズL22とレ
ンズL22′を同一のレンズで各々構成した場合を示したが、各レンズを別々のレ
ンズで構成しても良く、これによれば自由度が増し、より良好に収差補正を達成
することができる。又レンズL11を2枚以上のメニスカス形状のレンズで構成し
ても本発明の目的を達成することができる。 【0020】 又本実施例においては物点P1からの主光線が凸面鏡M12と凹面鏡M13との間
及び凹面鏡M21とレンズL22′との間で各々光軸と交わるように構成し、光学系
全体を小型にし、しかも光束のケラレを少なくしつつ高性能な反射屈折光学系を
達成している。 【0021】 本実施例では後述するように各レンズを同一の硝材より構成した場合を示した
が、短波長側での透過率の良いCaF2等を用いても良い。 【0022】 次に第1図に示す実施例の数値実施例を示す。Riは物点P1から光の進行順
に数えて第i番目の反射鏡及びレンズ面の曲率半径、Diは物点P1からの光の
進行順に数えて第i番目と第i+1番目のレンズ厚及び空気間隔、SiO2は石
英ガラスである。空気間隔及び屈折率は光の進行方向左方から右方に測ったとき
を正、その逆を負として示している。 【0023】 数値実施例 【0024】 【表1】 【0025】 【発明の効果】 本発明によれば、回路パターン等のパターンを反射鏡より成る結像光学系で縮
小結像でき、しかも当該結像光学系で生じるコマ収差を補正して鮮明な像を生成
するので、より微細なパターンを被露光体上に正確に焼付けることが可能になり
、よって、高い集積度を持つIC,LSI等の供給にも役立つ。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の数値実施例の光学断面図 【図2】 本発明の数値実施例の収差図 【符号の説明】 Y0 物高 P1 第1物点 P2 第2物点 P1′ 第1像点 P2′ 第2像点 L11,L21,L22,L21′,L22′ 補正手段

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 反射鏡より成る結像光学系により回路パターンを被露光体上
    に結像せしめる工程を含む回路の製造方法において、前記反射鏡より成る結像光
    学系は中間像を挟んで凹面鏡を有する第1結像系と、凹面鏡を有する第2結像系
    とを備え、前記反射鏡より成る結像光学系の結像倍率を縮小にし、前記反射鏡よ
    り成る結像光学系の結像倍率を縮小にした際に生じるコマ収差を屈折光学系によ
    り補正し、前記反射鏡より成る結像光学系と前記屈折光学系により、前記回路パ
    ターンの像を前記中間像面に形成した後で前記被露光体上に再結像することを特
    徴とする回路の製造方法。 【請求項2】 投影光学系によりマスクの回路パターンを被露光体上に投影
    する露光装置において、前記投影光学系が縮小倍率を有し、且つ反射鏡より成る
    結像光学系と、前記縮小倍率を有し、且つ反射鏡より成る結像光学系で生じるコ
    マ収差を補正する屈折光学系とを備え、前記縮小倍率を有し、且つ反射鏡より成
    る結像光学系は、中間像面を挟んで凹面鏡を有する第1結像系と凹面鏡を有する
    第2結像系を有し、前記投影光学系により前記回路パターンの像を前記中間像面
    に形成した後で前記被露光体上に再結像することを特徴とする露光装置。 【請求項3】 前記補正手段が屈折光学系を含むことを特徴とする請求項2
    記載の露光装置。 【請求項4】 前記反射鏡より成る結像光学系が第1,第2の2つの結像系
    を順に配置して成り、前記第1結像系により形成した物体の像を前記第2結像系
    により再結像するよう前記第1,第2結像系が構成されていることを特徴とする
    請求項2記載の露光装置。 【請求項5】 前記物体側から光の進行順に、前記第1結像系が凹面鏡M11
    凸面鏡M12、凹面鏡M13を有し、前記第2結像系が凹面鏡M21を有することを特
    徴とする請求項4記載の露光装置。 【請求項6】 前記物体側から光の進行順に、前記補正手段が、メニスカス
    形状のレンズL11、メニスカス形状の2つのレンズL21,L22、メニスカス形状 の2つのレンズL22′,L21′を有することを特徴とする請求項5記載の露光装
    置。

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