JP2565088B2 - ドットインパクト式印字機構 - Google Patents
ドットインパクト式印字機構Info
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- JP2565088B2 JP2565088B2 JP5152726A JP15272693A JP2565088B2 JP 2565088 B2 JP2565088 B2 JP 2565088B2 JP 5152726 A JP5152726 A JP 5152726A JP 15272693 A JP15272693 A JP 15272693A JP 2565088 B2 JP2565088 B2 JP 2565088B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドット式印字機構に係
り、とくにインクリボンを装備したドットインパクト式
印字機構に関する。
り、とくにインクリボンを装備したドットインパクト式
印字機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のドットインパクト式印字機構は、
そのプラテンの材質として、通常はゴム部材が用いられ
ている。また、印字ヘッドのドットを構成する部材によ
っては、プラテンの外表面が所定厚さの金属製部材で一
様に構成される場合もある。
そのプラテンの材質として、通常はゴム部材が用いられ
ている。また、印字ヘッドのドットを構成する部材によ
っては、プラテンの外表面が所定厚さの金属製部材で一
様に構成される場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のプラテンに
おいて、複写伝票を印字する際、その印字ヘッドに対向
する部分の材質がゴム製の場合は5〜6枚の複写枚数を
使用すると十分な印字濃度が得られないという不都合が
あった。また、プラテンが金属製の場合は、硬度を十分
にとれることから十分な濃度を得ることができるが、リ
ボン布への負荷が大きく、時にはリボン布が破れる場合
が生じ汎用性に欠けるという不都合があった。
おいて、複写伝票を印字する際、その印字ヘッドに対向
する部分の材質がゴム製の場合は5〜6枚の複写枚数を
使用すると十分な印字濃度が得られないという不都合が
あった。また、プラテンが金属製の場合は、硬度を十分
にとれることから十分な濃度を得ることができるが、リ
ボン布への負荷が大きく、時にはリボン布が破れる場合
が生じ汎用性に欠けるという不都合があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、とくに使用目的に対応して汎用性良好なドット
インパクト式印字機構を提供することを、その目的とす
る。
改善し、とくに使用目的に対応して汎用性良好なドット
インパクト式印字機構を提供することを、その目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、回転可能に
装備されたプラテンと、このプラテンに対向し当該プラ
テンの中心軸に平行に配置された印字ヘッドと、この印
字ヘッドの前記プラテン側に該印字ヘッドに沿って走行
可能に配設されたインクリボンとを備えたドットインパ
クト式印字機構において、プラテンの外周面の一部に、
当該プラテンの中心軸に沿って所定幅の金属部を設ける
と共に、当該プラテンの回転の規制及び解除を自在とす
る固定用ブラケットを設けるけ、等の構成を採ってい
る。これによって前述した目的を達成しようとするもの
である。
装備されたプラテンと、このプラテンに対向し当該プラ
テンの中心軸に平行に配置された印字ヘッドと、この印
字ヘッドの前記プラテン側に該印字ヘッドに沿って走行
可能に配設されたインクリボンとを備えたドットインパ
クト式印字機構において、プラテンの外周面の一部に、
当該プラテンの中心軸に沿って所定幅の金属部を設ける
と共に、当該プラテンの回転の規制及び解除を自在とす
る固定用ブラケットを設けるけ、等の構成を採ってい
る。これによって前述した目的を達成しようとするもの
である。
【0006】
【作 用】まず複写枚数の多い複写伝票用紙を使用する
場合、印字濃度が高くなるように印字ヘッドと対向する
位置がプラテンの金属部となるように、プラテンをその
バランサ部分で固定用ブラケットで固定する。一方、複
写枚数の少ない複写伝票用紙を使用する場合、印字濃度
がプラテン材質により、顕徴な差が発生しないため、プ
ラテン1はその回転支軸10を中心として回転される。
この時、特別な駆動力を用いずに複写伝票用紙7の搬送
に伴う摩擦負荷のみでプラテン1はスムーズに回転させ
られる。
場合、印字濃度が高くなるように印字ヘッドと対向する
位置がプラテンの金属部となるように、プラテンをその
バランサ部分で固定用ブラケットで固定する。一方、複
写枚数の少ない複写伝票用紙を使用する場合、印字濃度
がプラテン材質により、顕徴な差が発生しないため、プ
ラテン1はその回転支軸10を中心として回転される。
この時、特別な駆動力を用いずに複写伝票用紙7の搬送
に伴う摩擦負荷のみでプラテン1はスムーズに回転させ
られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1に基づいて説
明する。この図1に示す実施例は、回転可能に装備され
たプラテン1と、このプラテン1に対向し当該プラテン
1の中心軸に平行に配置された印字ヘッド2と、この印
字ヘッド2のプラテン1側に該印字ヘッド2に沿って走
行可能に配設されたインクリボン3とを備えたドットイ
ンパクト式印字機構において、プラテン1の外周面の一
部に、当該プラテン1の中心軸に沿って所定幅の金属部
1Bが設けられている。
明する。この図1に示す実施例は、回転可能に装備され
たプラテン1と、このプラテン1に対向し当該プラテン
1の中心軸に平行に配置された印字ヘッド2と、この印
字ヘッド2のプラテン1側に該印字ヘッド2に沿って走
行可能に配設されたインクリボン3とを備えたドットイ
ンパクト式印字機構において、プラテン1の外周面の一
部に、当該プラテン1の中心軸に沿って所定幅の金属部
1Bが設けられている。
【0008】即ち、本実施例におけるプラテン1は、印
字ヘッド2に対向し、ゴム部1Aとステンレスの金属部
1Bを合わせて円筒形を成している。プラテン1の直径
は本実施例では20〔mm〕に設定されている。金属部
1Bはプラテン1の断面内においては回転中心部からみ
て扇状に形成されている。そして、この場合、プラテン
周面の弧の長さが2〔mm〕程度に設定されている。符
号21,22は搬送ローラ部を示し、符号20は用紙搬
入台を示す。
字ヘッド2に対向し、ゴム部1Aとステンレスの金属部
1Bを合わせて円筒形を成している。プラテン1の直径
は本実施例では20〔mm〕に設定されている。金属部
1Bはプラテン1の断面内においては回転中心部からみ
て扇状に形成されている。そして、この場合、プラテン
周面の弧の長さが2〔mm〕程度に設定されている。符
号21,22は搬送ローラ部を示し、符号20は用紙搬
入台を示す。
【0009】また、プラテン1の回転支軸10には、前
述した金属部1Bと相対する位置に同量のバランサ4が
固定されている。バランサ4の重量は金属部1Bの重
さ,慣性力及び重力等を考慮して設定されている。そし
て、複写伝票用紙7は、プラテン1とリボン布3の間を
搬送され、印字ヘッド2により印字される。
述した金属部1Bと相対する位置に同量のバランサ4が
固定されている。バランサ4の重量は金属部1Bの重
さ,慣性力及び重力等を考慮して設定されている。そし
て、複写伝票用紙7は、プラテン1とリボン布3の間を
搬送され、印字ヘッド2により印字される。
【0010】次に動作を説明する。
【0011】通常、印字装置で複写伝票7を使用する場
合1枚〜6枚迄を用いる。
合1枚〜6枚迄を用いる。
【0012】まず5枚及び6枚と複写枚数の多い複写伝
票用紙7を使用する場合、印字濃度が高くなるように印
字ヘッド2と対向する位置が常にプラテン1の金属部1
Bとなるように、プラテン1をそのバランサ4部分で固
定用ブラケット11で固定する。
票用紙7を使用する場合、印字濃度が高くなるように印
字ヘッド2と対向する位置が常にプラテン1の金属部1
Bとなるように、プラテン1をそのバランサ4部分で固
定用ブラケット11で固定する。
【0013】このため、金属製のプラテンを使用するこ
とと同様となり、十分な印字濃度が得られる。この場
合、複写伝票用紙7の枚数が5枚及び6枚と多いため、
印字する際の印字ヘッド6のリボン布3への負荷が、複
写伝票用紙7で吸収され、リボン布3のいたみは軽減さ
れる。
とと同様となり、十分な印字濃度が得られる。この場
合、複写伝票用紙7の枚数が5枚及び6枚と多いため、
印字する際の印字ヘッド6のリボン布3への負荷が、複
写伝票用紙7で吸収され、リボン布3のいたみは軽減さ
れる。
【0014】次に、1〜2枚等の複写枚数の少ない複写
伝票用紙7を使用する場合、印字濃度がプラテン材質に
より、顕徴な差が発生しないため、プラテン1はその回
転支軸10を中心として回転される。
伝票用紙7を使用する場合、印字濃度がプラテン材質に
より、顕徴な差が発生しないため、プラテン1はその回
転支軸10を中心として回転される。
【0015】この時、特別な駆動力を用いずに複写伝票
用紙7の搬送に伴う摩擦負荷のみでプラテン1はバラン
サ4の作用によりスムーズに回転させられる。
用紙7の搬送に伴う摩擦負荷のみでプラテン1はバラン
サ4の作用によりスムーズに回転させられる。
【0016】本実施例にあっては、印字する場合は、プ
ラテン1のゴム部1Aと金属1Bが交互に使用されるこ
とになる。そして、金属部1Bが使用される時は、リボ
ン布2のいたみが発生することになるが、プラテン1の
全周の中でゴム部1Aの占める割合が金属部1Bに対し
はるかに大きいため、ゴム部1Aと金属1Bが交互に使
用する限りにおいては、その影響は著しく軽減される。
また、3〜4枚の複写枚数の複写伝票用紙7を使用する
場合は、状況に応じて上述のプラテン材質を生かした使
い分けが可能となる。
ラテン1のゴム部1Aと金属1Bが交互に使用されるこ
とになる。そして、金属部1Bが使用される時は、リボ
ン布2のいたみが発生することになるが、プラテン1の
全周の中でゴム部1Aの占める割合が金属部1Bに対し
はるかに大きいため、ゴム部1Aと金属1Bが交互に使
用する限りにおいては、その影響は著しく軽減される。
また、3〜4枚の複写枚数の複写伝票用紙7を使用する
場合は、状況に応じて上述のプラテン材質を生かした使
い分けが可能となる。
【0017】又、バランサ4の効果により、金属部1B
の慣性モーメントを相殺させ、プラテン1の回転をスム
ーズにさせることが可能となっている。
の慣性モーメントを相殺させ、プラテン1の回転をスム
ーズにさせることが可能となっている。
【0018】
【発明の効果】本発明は、プラテンの外周面の一部を金
属部とし、複写伝票用紙の枚数に応じて、固定用ブラケ
ットによりプラテンにおける印字ヘッドとの対向部を、
金属部又はそれ以外の部分に自在に切り換えることがで
きる。このため、複写伝票用紙 の枚数が多い場合でも充
分な印刷濃度を確保できると共に用紙の少ない場合でも
インクリボンの破損等の発生を防止し、複写伝票用紙の
枚数に応じてプラテン材質を有効に生かした使い分けが
可能となり、これにより装置の操作性,使用目的に対応
した汎用性,装置の保守性が向上し、良好なドットイン
パクト式印字機構を提供することができる。
属部とし、複写伝票用紙の枚数に応じて、固定用ブラケ
ットによりプラテンにおける印字ヘッドとの対向部を、
金属部又はそれ以外の部分に自在に切り換えることがで
きる。このため、複写伝票用紙 の枚数が多い場合でも充
分な印刷濃度を確保できると共に用紙の少ない場合でも
インクリボンの破損等の発生を防止し、複写伝票用紙の
枚数に応じてプラテン材質を有効に生かした使い分けが
可能となり、これにより装置の操作性,使用目的に対応
した汎用性,装置の保守性が向上し、良好なドットイン
パクト式印字機構を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
1 プラテン 1A ゴム部1A 1B 金属部 2 印字ヘッド 3 インクリボン 4 バランサ 10 回転支軸
Claims (2)
- 【請求項1】 回転可能に装備されたプラテンと、この
プラテンに対向し当該プラテンの中心軸に平行に配置さ
れた印字ヘッドと、この印字ヘッドの前記プラテン側に
該印字ヘッドに沿って走行可能に配設されたインクリボ
ンとを備えたドットインパクト式印字機構において、 前記プラテンの外周面の一部に、当該プラテンの中心軸
に沿って所定幅の金属部を設けると共に、 当該プラテンの回転の規制及び解除を自在とする固定用
ブラケットを設けた ことを特徴とするドットインパクト
式印字機構。 - 【請求項2】 回転可能に装備されたプラテンと、この
プラテンに対向し当該プラテンの中心軸に平行に配置さ
れた印字ヘッドと、この印字ヘッドの前記プラテン側に
該印字ヘッドに沿って走行可能に配設されたインクリボ
ンとを備えたドットインパクト式印字機構において、 前記プラテンの外周面の一部に、当該プラテンの中心軸
に沿って所定幅の金属部を設けると共に、 前記プラテンの回転支軸に、前記プラテンの金属部に対
応したバランサ部材を装備したことを特徴とするドット
インパクト式印字機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152726A JP2565088B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ドットインパクト式印字機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152726A JP2565088B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ドットインパクト式印字機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06340132A JPH06340132A (ja) | 1994-12-13 |
JP2565088B2 true JP2565088B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=15546817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5152726A Expired - Fee Related JP2565088B2 (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ドットインパクト式印字機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565088B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60220769A (ja) * | 1985-03-08 | 1985-11-05 | Hitachi Ltd | 感熱記録装置 |
JP2861079B2 (ja) * | 1989-07-13 | 1999-02-24 | 松下電器産業株式会社 | 自転車の転倒防止装置 |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5152726A patent/JP2565088B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06340132A (ja) | 1994-12-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960806 |
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