JP2565062Y2 - コルゲート管用割り型接続継手 - Google Patents

コルゲート管用割り型接続継手

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JP2565062Y2
JP2565062Y2 JP1991094336U JP9433691U JP2565062Y2 JP 2565062 Y2 JP2565062 Y2 JP 2565062Y2 JP 1991094336 U JP1991094336 U JP 1991094336U JP 9433691 U JP9433691 U JP 9433691U JP 2565062 Y2 JP2565062 Y2 JP 2565062Y2
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JP
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joint
corrugated pipe
water
packing
split
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JP1991094336U
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JPH0545379U (ja
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政和 岩本
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、コルゲート管接続用
継手において、従来継手よりも容易に止水性を確保でき
る継手を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】コルゲート管は、主として高密度ポリエ
チレン樹脂を使用して成形され、軽量かつ圧縮偏平強度
が高いことから、地中埋設用電線管の様に地中埋設用途
に使用されている。特に地中埋設する電線類を保護する
電線管路は長期の止水性が必要である。このため、接続
継手の止水性は重要な性能である。
【0003】このコルゲート管の接続継手としては、従
来、図3に示す様なテープ巻き式の継手が多用されてき
た。図において符号8は接続スリーブ、9はシーリング
テープ、10は粘着ゴムテープ、11はPVCテープで
ある。
【0004】また、テープ巻き式の継手の他に、らせん
状コルゲート管用の割り型継手として、図4に示す様な
継手がある。図において符号12は継手本体、13はゴ
ムパッキン、14は蝶ナット、15はコルゲート管であ
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】テープ巻き式の継手
は、外部にゴム状のテープを巻き付けることにより止水
しようとするもので、テープの巻付けの良否により止水
性に差があり、また長期の止水性を確保することは困難
である。
【0006】また、前記割り型継手は、接続・止水しよ
うとする管がらせん状コルゲート管であるため、継手の
内部形状の全ての部分を略コルゲート管の外部形状とす
る必要があり、軽度の締付力で止水性を確保するために
は、パッキンのゴム硬度を低硬度にする必要がある。実
開昭63−138827号では、ゴム硬度Hs 25以下
が好ましいとしているが、このような低硬度のパッキン
材質では、一般的に長期にわたって良好な物性を得るこ
とは困難で、従って長期の止水性を確保することは困難
である。
【0007】そこで、この考案の目的とするところは、
この様な従来の継手の問題点をことごとく解決し、最小
の止水面積で長期の接続・止水が確保できる継手を提供
するところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】独立リング状コルゲート
管の継手では、らせん状コルゲート管のそれのように接
続部全面で止水する必要はなく、接続する管の一部の全
周を1ケ所止水するだけで止水性が確保できる。例え
ば、図1の管の山部aのみで止水する場合は、全体で止
水する場合に比し、止水面積を約15%にすることがで
きる。
【0009】このことにより、同一硬度のパッキンを使
用した場合、全体止水タイプに比し約1/6の締付力で
同じパッキン面圧を確保でき、さらには全体止水タイプ
よりも約6倍のモジュラス(硬度差にして30〜40
°)の比較的硬度が高く、長期の物性が安定したパッキ
ンを使用でき、高い止水性が確保できる。
【0010】そこで、この考案では、独立リング状のコ
ルゲート管を接続する割り型継手を対象とし、継手内面
全体を止水部とするのではなく、部分的に止水部を構成
し、残余の部分は非止水部とする構成を採用したもので
ある。
【0011】すなわち、この考案の継手は、独立リング
状のコルゲート管を接続する割り型継手において、継手
内面がコルゲート管の外部形状に一致した止水部と残余
の非止水部で構成され、継手内面に介在させるパッキン
により、少なくとも継手の両側1ケ所づつにおいて設け
られる止水部において止水するようにしたコルゲート管
用割り型接続継手としている。
【0012】良好な止水性を確保する意味からは、コル
ゲート管外径、継手内径およびパッキン厚みとの間にお
いて、次のような関係式が成り立つことが好ましい。
【0013】 使用するパッキンの材質は、地中に埋設する関係から、
耐バクテリア性を考慮し、EPDM、CR等のゴムが適
しており、ゴム硬度としては、30〜60°が好まし
い。
【0014】
【作用】この考案の継手は独立リング状のコルゲート管
を接続する割り型継手であり、部分的に止水部を構成し
たので、止水面積が僅少であるため僅かな締付力によっ
て有効なパッキン面圧を確保できる。また、比較的高い
硬度のパッキンを使用できるため長期にわたって良好な
物性を得ることができ、長期の止水性を確保し得る。
【0015】
【実施例】図2に本考案の実施例を示す。図において、
1は継手本体、2はゴムパッキン、3は独立リング状の
コルゲート管、4は締め具である。継手本体1の内面は
コルゲート管3の外部形状に一致した止水部5と、残余
の非止水部6で構成されている。この止水部5は、少な
くとも継手の両側1ケ所づつにおいて設けるものとす
る。具体的には、止水部5は、継手本体1の内面をコル
ゲート管3の外部凹凸形状に合わせて凹凸形状に形成さ
れており、本実施例では継手本体の片側に2つの山部
と、この間に挟まれた谷部とで構成されている。非止水
部6は、両側の止水部5に挟まれた部分に相当し、その
形状としては、コルゲート管3の外部と非接触状態とな
るように形成された溝部で構成されている。この継手本
体1の内面に介在されるゴムパッキン2は、パッキンの
内径のうち凹凸状のいずれか一方がコルゲート管の外径
よりも大きく、他方が小さい寸法となる。接続するコル
ゲート管3の外径をDpとし、継手止水部5の内径をD
c、非止水部6の内径をDnとし、パッキンの厚さをt
とした場合、 Dp+0.2t<Dc<Dp+2t Dp+2t<Dn<Dp+4t の関係式が成り立つ範囲内において各部の寸法を設定し
ている。
【0016】以上の様な構成で、呼び径80、パッキン
厚さ3mm、ゴム硬度40°で割り型継手を構成し、独立
リング状のコルゲート管を接続の上、外水圧試験をした
ところ、4kg/cm2 の水圧でも漏水は発生しなかっ
た。
【0017】図3は他実施例を示すもので、僅かな締付
力で、継手止水部5のパッキン面圧をさらに向上させる
ため、止水部5に対応するパッキン2内周面にリング状
の突起7を一体に成形している。
【0018】
【考案の効果】以上の通り、この考案に係るコルゲート
管用割り型接続継手は、内面全体を止水部とせず、両側
の止水部と残余の非止水部とで構成したので、止水面積
の減少により、僅かな締付力で有効なパッキン面圧が得
られる。また、パッキン材料としても比較的硬度の高い
材料を使用し得るので長期に亘って物性が安定し、高い
止水性を補償し得るものである。さらに、止水部に対応
するパッキンの内周面にリング状の突起を形成したの
で、パッキン性能がさらに向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るコルゲート管用割り型接続継手
を適用する独立リング状コルゲート管の管壁を示す部分
断面図、
【図2】この考案に係るコルゲート管用割り型接続継手
の一実施例を示す半裁断面図、
【図3】同コルゲート管用割り型接続継手に使用するパ
ッキンの他実施例を示す部分断面図、
【図4】従来のテープ巻き式の継手による接続例を示す
断面図、
【図5】らせん状コルゲート管を対象とした継手による
接続例を示す他の従来例の断面図。
【符号の説明】
1……継手本体 2……ゴムパッキン 3……コルゲート管 5……止水部 6……非止水

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立リング状のコルゲート管の突き合わ
    せた端部同士を接続する割り型継手であって、 継手本体の内面は、継手の両側に少なくとも1個所づつ
    設けられた止水部と、その残余の非止水部とから構成さ
    れ、 前記止水部は、前記継手本体の内面がコルゲート管の外
    部形状に一致した凹凸形状に形成され、前記非止水部
    は、前記継手本体の内面とコルゲート管の外部とが非接
    触状態となるよう形成された溝部を有し、 前記継手本体の内面に、前記凹凸形状及び溝部に沿って
    パッキンが介在されたことを特徴とするコ ルゲート管用
    割り型接続継手。
  2. 【請求項2】前記パッキンが、ゴム硬度Hs30〜60
    である請求項1記載の割り型接続継手。
  3. 【請求項3】前記止水部に対応するパッキンの内周面に
    リング状の突起を一体形成した請求項1又は2記載の
    り型接続継手。
JP1991094336U 1991-11-18 1991-11-18 コルゲート管用割り型接続継手 Expired - Lifetime JP2565062Y2 (ja)

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JPH0545379U JPH0545379U (ja) 1993-06-18
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JPS6196072U (ja) * 1984-11-30 1986-06-20
JPS6345287U (ja) * 1986-09-03 1988-03-26

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