JP2564983Y2 - ゴムブロツク切断用カッター - Google Patents

ゴムブロツク切断用カッター

Info

Publication number
JP2564983Y2
JP2564983Y2 JP7032393U JP7032393U JP2564983Y2 JP 2564983 Y2 JP2564983 Y2 JP 2564983Y2 JP 7032393 U JP7032393 U JP 7032393U JP 7032393 U JP7032393 U JP 7032393U JP 2564983 Y2 JP2564983 Y2 JP 2564983Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
rubber block
cutting
rubber
cutting blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7032393U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0740089U (ja
Inventor
幸彦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP7032393U priority Critical patent/JP2564983Y2/ja
Publication of JPH0740089U publication Critical patent/JPH0740089U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564983Y2 publication Critical patent/JP2564983Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ゴムブロック特に導電
ゴムシートあるいは遮光性ゴムシートと絶縁ゴムシ
ートあるいは透明性ゴムシートを交互多重に積層した積
層シリコーンゴムブロック等のゴムブロックを所定の寸
法、形状に切断するゴムブロック切断用カッター(以
下、単にカッターと称する。)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にゴムブロックを切断するには回転
円板を使用することが多いが、弾性ゴム、例えばシリ
コーンゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、天然ゴム等
で硬度が15〜80°H範囲内の弾性ゴムは摩擦抵抗
が大きいため、このものでは円滑に切断することはでき
ない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来このような切断
は、フラットナイフを用い手作業で行っていたが、ナイ
フが薄く細くしかも切れ味が悪いため、切断線が蛇行し
て切断面がわん曲し、所定形状、寸法通りに切断するこ
とができなかった。その結果切断したゴムブロックの形
が異なるのでこれをさらに大きなゴムブロックに積層し
ようとしても、必要な形状、寸法が得られにくかった。
また30mmを超える厚さのゴムブロックを切断するこ
とは実質的にできず、作業効率も低かった。
【0004】特に最近のLCD等の表示装置に不可欠の
いわゆるゼブラ型コネクターをるには、まず絶縁性ゴ
ムシートと導電性ゴムシートを交互多重に積層して、厚
さ10〜30mmのゴムブロックを製作し、これを所定
の設定寸法をもつ形状になるよう縦横に切断しなければ
ならないが、この場合切断面は平行平面で正確な寸法間
隔をもつことを要求される。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、ゴムブロック
の切断を手作業によることなく自動化し、安全で品質の
安定と生産性の向上を実現できるカッターを提供しよう
とするもので、これは頂点近傍を除去した三角形の金属
またはファインセラミックス板よりなり、各辺が切断
刃であることを特徴とするゴムブロック切断用カッター
を要旨とし、好ましくは、この切断刃の断面は、11〜
17°の範囲から選ばれた刃先角αに続いて2〜6°の
範囲から選ばれた逃がし角βをなすくさび形を有してい
る。このような材質、形状からなるカッターを用いるこ
とにより、弾性ゴム、例えばシリコーンゴム、ニトリル
ゴム、ウレタンゴム、天然ゴム等で硬度が15〜80°
Hからなるゴムブロックであっても正確かつスムースに
切断できる。
【0006】以下図によって本考案のカッターの一例を
説明する。図1(a),(b)に示すように、厚さTの
金属板を三角形に加工し、後述する頂点3近傍を除去し
または除去せずして、各辺に切断刃2を形成する。刃の
断面は、図1(c)に示すように、刃先角がαのくさび
形をなすが、カッターの中心に向かって厚さTに広がる
まえに、傾斜を緩やかにし逃がし角βをなす部分を
する。これはカッターの進行方向の摩擦を減らしゴム
ブロックの切断をスムースに行うためである。しかして
ゴムブロックを切断し易くすると同時に、切断刃の耐久
性を増すためには刃先角αは11〜17°、逃がし角β
は2〜6°、厚さTは2〜3mmとするのが好ましい。
弾性ゴムの場合にあっては、刃先角αを13〜15°、
逃がし角βは2〜3°とするのがより好ましい。三角形
の各頂点3が除去されていない場合には危険と欠け防止
のため一部除去し刃加工するが、切断刃の有効幅Wはゴ
ムブロックの厚、装置の小型化の点から通常は300
mmまでとするのがよい。またカッターの中央には保持
シャフト9(図2参照)に嵌合させるための開口4と固
定用ビス穴5が設けられている。
【0007】三角形の頂点近傍を除去してなるカッター
1の頂角γは、図1(d),(e)に示すように、ゴム
ブロック6を移動して切断する際の、切断刃2とゴムブ
ロック6の表面間の傾斜すなわちバイアス角θとの間に
θ=90°−γ/2の関係をもち、バイアス角θはカッ
ターによる切断刃の切れ味に重要な関係をもつ。そこで
頂角γは60°すなわちカッター全体が正三角形の
点近傍を除去した場合を標準とし、切断するゴムブロッ
クの硬度が大きければ、引き裂くように切断するため6
5〜95°、硬度が小さければ、ゴムブロックが逃げな
いようにするため30〜50°の範囲から選ばれたもの
とするのが好ましい。さらに保持シャフトを細かくまわ
カッター傾きしたがってバイアス角θが変化す
るのでカッターの切れ味を細かく調節することができ
120°すと隣接する辺の切断刃交換することがで
きる。カッターの材質は鋼が一般的であるが、より硬
質で摩耗の少ないファインセラミックスであってもよ
い。
【0008】
【作用】つぎに本考案のカッターを使用した切断装置の
一例を図によって詳細に説明する。図2(a),(b)
において、カッター保持部7はベース8上に固定され、
カッター1はその開口4で保持シャフト9に挿通され、
ビス穴5によってビス止めされる。保持シャフト9は
切断刃角度調節モータ10によりシャフト11、ギヤボ
ックス12を介してバイアス角θの角度が微調節され
る。切断されるゴムブロック6はスライドテーブル13
上に固定金具14によって固定される。スライドテーブ
ル13はベース8上に敷設したレール15上を滑動自在
であり、ベース8の表面に長さ方向に形成した溝16内
に収納した送りねじ17をスライドテーブルに固定した
把持金具18がつかみ、スライドテーブル駆動モータ1
9により送りねじ17を回転させると、スライドテーブ
ル13はベース8上をその長さ方向に往復移動させるこ
とができる。スライドテーブル13の移動速度はゴムブ
ロックの硬度により50〜200mm/秒の範囲から選
ばれたものに調節する。20はスライドテーブル13の
回転シリンダーで、スライドテーブル13がカッター保
持部7を過ぎて左端に達したときこれを90°回転さ
せ、いままで移動してきた方向とは逆方向に移動させ、
いままで使用した切断刃2の辺に隣接した辺の切断刃で
切断を行う。
【0009】
【実施例】図2(a),(b)に示すように、透明シリ
コーンゴムシートと、これとは屈折率の異なる透明シリ
コーンゴムシートを交互に積層した縦、横、厚さがそれ
ぞれ00mm,400mm,50mmのS型シリコー
ンゴムブロック6を、縦800mm,横600mmのス
ライドテーブル13上に固定金具14で固定した。カッ
ター1は、硬度HS80〜85°のSKHで造られ、T
=2mm,α=15°、β=2°、W=300mmで頂
点を5mm切除したカッターを3枚、各295mm隔て
てバイアス角が50°になるよう保持シャフト9に固定
した。スライテーブル13を100mm/秒の速度で
ベース8上を往復させて、ゴムブロック6を縦295m
m、横200mmの2個のゴムブロックに切断すること
ができた。しかも切断面はきれいな平面をなし、切り屑
も生じなかった。
【0010】
【考案の効果】本考案のカッターを使用することにより
下記のような効果を挙げることができる。 1. 従来のフラットナイフに比べ剛性が大きいので、蛇
行せず、直線的に正確な切断ができる。 2. 頂角をゴムブロックの硬度にあわせて調節したカッ
ターを使いスムースに切断することができる。 3. カッターを往復させて隣接した切断刃により切断で
きる。 4. 保持シャフトを120°回転させることにより、3
個の辺に形成した切断刃を順送りに使用できるので、取
扱が簡単かつカッターの寿命が長い。 5. バイアス角を細かく調節してゴムブロックをスムー
スに切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本考案のカッターの平面図、,(b)
は正面図、(c)は(a)のX−X線に沿う断面図、
(d)は切断中のカッター刃先付近の側面図、(e)は
切断中のカッター刃先付近の断面図である。
【図2】本考案のカッターを使用した切断装置の、
(a)は正面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1…カッター 2…切断刃 3…頂点 4…開口 5…ビス穴 6…ゴムロック 7…カッター保持部 8…ベース 9…保持シャフト 10…切断角度調節モータ 11…シャフト 12…ギヤボックス 13…スライドテーブル 14…固定金具 15…レール 16…溝 17…送りねじ 18…把持金具 19…スラドテーブル駆動モータ 20…回転シリンダー

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】頂点近傍を除去した三角形の金属板よりな
    り、各辺が切断刃であることを特徴とするゴムブロック
    切断用カッター。
  2. 【請求項2】頂点近傍を除去した三角形のファインセラ
    ミックス板よりなり、各辺が切断刃であることを特徴と
    するゴムブロック切断用カッター。
  3. 【請求項3】前記切断刃の断面が、11〜17°の刃先
    αに続いて2〜6°の逃がし角βをなすくさび形であ
    る請求項1又は2に記載のゴムブロック切断用カッタ
    ー。
  4. 【請求項4】前記切断刃により切断されるゴムブロック
    の硬度が、15〜80°Hである請求項1乃至3に記載
    のゴムブロック切断用カッター。
JP7032393U 1993-12-28 1993-12-28 ゴムブロツク切断用カッター Expired - Fee Related JP2564983Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032393U JP2564983Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ゴムブロツク切断用カッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7032393U JP2564983Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ゴムブロツク切断用カッター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0740089U JPH0740089U (ja) 1995-07-18
JP2564983Y2 true JP2564983Y2 (ja) 1998-03-11

Family

ID=13428130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7032393U Expired - Fee Related JP2564983Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ゴムブロツク切断用カッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564983Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0740089U (ja) 1995-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2989602B1 (ja) ガラスカッタホィ―ル
JP4662357B2 (ja) 光学フィルムシートの切断方法、および光学フィルムシートの切断装置
EP0660771A1 (en) Mat cutting system
US4969380A (en) Gypsum board grooving system
DE59907337D1 (de) Maschine zum Schneiden eines Gutstrangs in Scheiben
JP3166116B2 (ja) 磁気記録媒体の裁断方法及び装置
JP2564983Y2 (ja) ゴムブロツク切断用カッター
CN106271663B (zh) 一种铝基板v割工艺
GB2138343A (en) Mat board cutter with adjustable cutter-carrying body
JP2593509Y2 (ja) ゴムブロック切断装置
CN115533542A (zh) 一种标识牌切割加工装置
CN211387100U (zh) 适用于裁切出不同宽度钢带的纵剪机
JP3067223U (ja) おにぎり用海苔包装フィルムのコ―ナ―切り欠き装置
JP3148641U (ja) 面取り加工装置
CN214163280U (zh) 一种带有定位结构的模切机
JP3779387B2 (ja) プラスチック段ボール用カット装置
US4211137A (en) Apparatus for cutting stiff sheet material
CN217095937U (zh) 一种铜带分切机的刀片定位机构
CN215618466U (zh) 环形切割系统的磨刀机构及薄切机
CN216919029U (zh) 一种玻璃切割装置
JP3246726U (ja) まな板セット
JPH0343007B2 (ja)
JP6357613B1 (ja) 刃物研ぎ器
GB2056892A (en) Super-surfacer for machining timber
JP4105468B2 (ja) Alcパネルの端縁部加工方法及び端縁部加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees