JP2564688Y2 - 浴槽エプロンの取付構造 - Google Patents

浴槽エプロンの取付構造

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JP2564688Y2
JP2564688Y2 JP5872192U JP5872192U JP2564688Y2 JP 2564688 Y2 JP2564688 Y2 JP 2564688Y2 JP 5872192 U JP5872192 U JP 5872192U JP 5872192 U JP5872192 U JP 5872192U JP 2564688 Y2 JP2564688 Y2 JP 2564688Y2
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保男 内田
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は浴槽エプロンの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、浴槽エプロンの浴槽本体への
取付構造については種々のものが知られている。その一
つに、浴槽本体の手摺部の差込溝にエプロン上端部を差
し込む一方、浴槽本体の脚部ないしその近傍部位に支持
金具を取り付けて、かかる支持金具によりエプロン下端
部を支持するようにしたものがある。
【0003】しかしながら浴槽本体の脚部ないし近傍下
部に支持金具を取り付けることが困難であるような場合
には、このような取付構造を採用することができない。
そこで浴槽本体の中間部裏面に支持金具を接着固定し、
この支持金具にてエプロンを支持させるといったことも
考えられるが、浴槽裏面に支持金具を接着固定するとい
ったことは浴槽の種類によっては実際上難しい場合があ
る。
【0004】こうしたことから、図5に示しているよう
なエプロンの取付構造、即ちエプロン100上端部を浴
槽本体102の手摺部103の裏面側に嵌合固定する一
方、手摺部103から斜め下方に延び出させたステー1
04の先端部をエプロン100の裏面にボルト等にて固
定するといった構造が提案され(実開平2−10739
2号)、実施されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの取付
構造の場合、一旦エプロン100を取り付けてしまうと
その後取外しが困難であり、エプロン100を取り外し
た上で所定のメンテナンス作業、例えば浴槽手摺部に取
り付けた水栓のメンテナンス作業等を行う必要がある場
合、このような取付構造を採用することは困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような課題
を解決するためになされたものであり、その要旨は、浴
槽本体の手摺部裏面側に差込溝を形成して該差込溝に浴
槽エプロン上端の差込部を差し込むようにし、且つ該手
摺部より支持具を下向きに延び出させてその所定部位に
該エプロン側にほぼ水平に延び出す受面を形成する一
方、該エプロンの裏面側に該浴槽本体側に向かってほぼ
水平に延びる被受面を形成してこれを該受面上に載せて
支持させるようにし、且つ該エプロンと前記支持具との
相対向個所に、該エプロンに対する軽度の押込力及び引
込力にて結合又は結合解除可能なファスナー手段を設け
たことにある。
【0007】
【作用及び考案の効果】本考案の取付構造の場合、浴槽
手摺部によってエプロンが支持される構造となってお
り、従って浴槽の脚部ないしその近傍部位や浴槽本体の
中間部裏面に支持用の金具を取り付けたり、接着固定し
たりする必要がない。従って様々な種類,形状,材質の
浴槽に適用することができる。
【0008】しかもこのエプロンは容易に脱着できる構
造となっており、それ故エプロンを取り外した上で所定
のメンテナンス作業が必要な場合にも容易にこれを行う
ことができる。
【0009】本考案の取付構造にあっては、エプロンの
重量の支持と浴槽本体からの脱落防止とが別々の部材に
て行われるようになっている。具体的には、支持具に設
けた受面とエプロンに設けた被受面とによりエプロンの
重量の支持が、またそれらの対向個所に設けられたファ
スナー手段にてエプロンの脱落が防止される構造となっ
ている。それ故エプロンの支持力と、ファスナー手段に
おける脱落防止のための結合力とをそれぞれ別個独立に
設定できる利点を有している。
【0010】
【実施例】次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2及び図3において、10は浴槽本体で上
端部に手摺部12を有している。手摺部12の外周縁部
は、ほぼ垂直下向きの垂下部14(図1参照)となって
いる。
【0011】図1に示しているように手摺部12の下面
(裏面)側には、適宜の位置に厚肉のボス部16が形成
されており、このボス部16に溝形成金具18と第一支
持金具20とが、ボス部16に埋込みの雌ねじ金具22
とボルト24とにより固定されている。
【0012】溝形成金具18は、垂下部14との間に所
定の差込溝26を形成するもので、この差込溝26にエ
プロン28の上端部の差込部30が下側から差し込まれ
ている。
【0013】手摺部12の下面側には、図3に示してい
るように別途のボス部16において第二支持金具31
が、同じくボス部16に埋込みの雌ねじ金具22とボル
ト24とにより固定されている。
【0014】この第二支持金具31は下向き且つ斜め方
向に延び出しており、その先端が図1に示しているよう
にボルト32により垂直向きの前記第一支持金具20に
固定されている。
【0015】第一支持金具20の下端部は、浴槽本体1
0のほぼ中間高さ位置において直角に折れ曲り、この折
曲り部34の上面がほぼ水平な受面36と成されてい
る。
【0016】一方エプロン28の裏面側にはL字状の金
具38が固定され、この金具38が浴槽本体12側に突
出している。このL字状金具38の水平部の下面は被受
面40となるもので、この被受面40が第一支持金具2
0の受面36上に載せられて支持されている。
【0017】一方L字状金具38の垂直な立上部42
は、クイックファスナー44にて第一支持金具20に結
合されている。図4はこのクイックファスナー44の構
成を示している。図示のようにこのクイックファスナー
44は第一部材46と第二部材48とから成っており、
それぞれがL字状金具38の立上部42と第一支持金具
20の相対向する個所に固定されている。
【0018】このクイックファスナー44は、第一部材
46及び第二部材48におけるベース50上に多数の可
撓性のキノコ状小片52が突設された形態のもので、図
中矢印方向に力を加えるとキノコ状小片52同士が互い
に弾性的に係合して第一及び第二部材46,48が互い
に結合され、また逆方向に力を加えると係合が外れてそ
れら第一部材46,第二部材48が別々に分離する。尚
これはクイックファスナーの一例を示したもので、他の
様々な形態のクイックファスナーを用いることも勿論可
能である。
【0019】本例の取付構造においては、エプロン28
下端を手に持ち、そしてクイックファスナー44のキノ
コ状小片52同士の弾性係合力に打ち勝つ程度にエプロ
ン28を浴槽本体10から離れる方向に軽く引くだけ
で、ファスナー44の結合を解除することができる。
【0020】そして更にエプロン28を手前に引いてL
字状金具38を第一支持金具20から外し、その後下向
きに降ろすだけで容易にエプロン28を浴槽本体10か
ら外すことができる。
【0021】逆にエプロン28を浴槽本体10に取り付
ける場合には、エプロン28下端を手に持って上端の差
込部30を浴槽本体手摺部12の差込溝26に差し込ん
だ上、軽く前方(浴槽本体10側)に押すだけで良い。
【0022】エプロン28を前方に押すとL字状金具3
8が第一支持金具20の折曲り部34の上に載った状態
となって、エプロン28の重量が支持されるとともに、
ファスナー44における第一部材46と第二部材48と
が互いに係合し、L字状金具38と第一支持金具20と
を結合する。そしてこのファスナー44の結合力に基づ
いてエプロン28が脱落防止される。
【0023】以上のように本例の取付構造によれば、エ
プロン28を極めて簡単に脱着することができる。また
エプロン28が手摺部12にて支持される構造となって
いるため、浴槽本体10の下部や中間部に支持金具を取
り付ける必要がない。
【0024】尚本例では溝形成金具18にてエプロン2
8差込みのために必要な差込溝26を形成するようにし
ており、このようにすることによって手摺部12下面の
形状に拘りなく適正な差込溝を形成し得て望ましいが、
他の形態で差込溝を形成することも可能であるし、その
際にかかる溝形成金具18を省略することも可能であ
る。
【0025】その他本考案は、エプロン28の脱落防止
のためのファスナー手段として、エプロン28に対する
軽度の押込又は引込力で互いに結合及び結合解除し得る
他の手段を採用することも可能であるなど、その主旨を
逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき様々な
変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるエプロン取付構造の要
部拡大図である。
【図2】図1の浴槽本体及びエプロンを分解して示す斜
視図である。
【図3】同じ浴槽をエプロン取付状態で示す図である。
【図4】図1におけるクイックファスナーの説明図であ
る。
【図5】本考案の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 浴槽本体 12 手摺部 20,31 支持金具 26 差込溝 28 浴槽エプロン 30 差込部 36 受面 38 L字状金具 40 被受面 44 クイックファスナー 46 第一部材 48 第二部材 52 キノコ状小片

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽本体の手摺部裏面側に差込溝を形成
    して該差込溝に浴槽エプロン上端の差込部を差し込むよ
    うにし、且つ該手摺部より支持具を下向きに延び出させ
    てその所定部位に該エプロン側にほぼ水平に延び出す受
    面を形成する一方、該エプロンの裏面側に該浴槽本体側
    に向かってほぼ水平に延びる被受面を形成してこれを該
    受面上に載せて支持させるようにし、且つ該エプロンと
    前記支持具との相対向個所に、該エプロンに対する軽度
    の押込力及び引込力にて結合又は結合解除可能なファス
    ナー手段を設けたことを特徴とする浴槽エプロンの取付
    構造。
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