JP2564356B2 - 印刷制御装置 - Google Patents

印刷制御装置

Info

Publication number
JP2564356B2
JP2564356B2 JP63091403A JP9140388A JP2564356B2 JP 2564356 B2 JP2564356 B2 JP 2564356B2 JP 63091403 A JP63091403 A JP 63091403A JP 9140388 A JP9140388 A JP 9140388A JP 2564356 B2 JP2564356 B2 JP 2564356B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
print
unit
command
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63091403A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01263063A (ja
Inventor
齋司 蔭山
啓一 中根
弘明 上林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP63091403A priority Critical patent/JP2564356B2/ja
Publication of JPH01263063A publication Critical patent/JPH01263063A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2564356B2 publication Critical patent/JP2564356B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザービームプリンタ、LED(発光ダイ
オード)プリンタ、LCS(液晶)プリンタ等の光プリン
タを制御する印刷制御装置に関する。
〔従来の技術〕
近年、パソコン、ワースステーションの分野におい
て、光プリンタが普及しつつある。光プリンタは、印刷
制御装置を介してパソコン、ワークステーション等のホ
ストコンピュータと接続される。
従来、印刷制御装置は、第2図に示すように構成され
る。
第2図において、ホストコンピュータ20が送信したコ
マンド列(以下印刷データと呼ぶ)は、受信処理部21に
より受信され、受信バッファ部22へ一旦格納された後、
コマンド処理部23により読み出され、その内容が解釈・
実行され、ページバッファ(#1)241へドットパター
ンとして描画される。1ページ分の描画が完了すると、
ページバッファ241内のデータは印刷処理部25により読
み出された後、パラレルシリアル変換を施され、プリン
タエンジン部26にビデオ信号として送信される。プリン
タエンジン部26では、光プリンタプロセスを実行し、紙
1ページについての印刷を遂行する。
従来の印刷制御装置の中には、上記した第2図に示す
もののように、ページバッファ部24に2面のページバッ
ファ241と242を用意したものがある。このような印刷制
御装置では、一方のページバッファへの描画書込み中
に、他方のページバッファからプリンタエンジン部への
読み出しを行なうことにより、コマンド処理部23による
描画と印刷処理部25による印刷を並行処理化し、印刷性
能を高めようとしている。
なお、この種の装置としで関連するものには、例え
ば、特開昭60−141573号等に開示されるものが挙げられ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、印刷制御装置とプリンタエンジン部を接続
した場合の実効印刷時間は、次のように分析、評価する
ことができる。
初めにパラメータT、Tp、Td、Tdmaxを次のように定
義する。
T:印刷制御装置とプリンタエンジン部を接続した場合の
ページ当りの実効印刷時間(sec/ページ) Tp:印刷制御装置によりプリンタエンジン部を遊び時間
なく最高プロセス速度で動作させた時に達成されるペー
ジ当りの印刷時間(sec/ページ) Td:ページ当りの描画時間(sec/ページ) Tdmax:プリンタエンジン部を最高プロセス速度で動作さ
せるという条件下で許される、最長描画時間(sec/ペー
ジ) この時、実効印刷時間Tは次のようになる。
(i) Td≦Tdmaxならば、実効印刷時間TをTpとで
き、プリンタエンジン部の高速印刷性能を発揮できる。
(ii) Td>Tdmaxならば、実効印刷時間TはTpより遅
くなり、プリンタエンジン部の高速印刷性能を発揮でき
ない。
従って、Tdmaxが大きい程、描画に余裕があるため、
実効印刷時間を短くできる。
しかし、上記した従来の印刷制御装置では20ppm(ペ
ージ/分)以上の高速プリンタエンジンにおいて、Td
maxがTpよりずっと少ない時間となる点について配慮が
なされておらず、プリンタエンジン部の高速印刷性能が
発揮できないという問題点があった。
例えば、Tp=3sec/ページの高速光プリンタの場合、T
dmaxは1sec/ページ程度である。仮に、Tdmax=0.8sec/
ページとすると、現在の技術では32ドット×32ドットの
文字フォントをページ当り約2700文字しか描画できず、
それ以上の文字を出力する場合、プリンタエンジンを最
高プロセス速度で運転できなくなる。すなわち、ページ
当り約5400文字出力するものとすれば、プリンタエンジ
ン性能の約半分の出力速度になる。
次に、2面のページバッファ構成において、TdmaxがT
pより少なくなる問題点について第3図を参照して解説
する。
第3図は、2面ページバッファを用いた場合の描画と
印刷の手順をタイムチャートに表わしたものである。こ
こで、T1、Trの定義は以下の通りである。
T1:光プリンタエンジンを最高プロセス速度で運転する
ために、垂直同期信号(VSYNC)立ち下げ後、次頁用に
印刷開始命令信号(PRREQ)を有効にするまでの、最大
待ち時間(sec/ページ) Tr:1ページ分のページバッファデータの読み出し時間
(sec/ページ) 第3図において、T1+Tp=Tr+Tdmaxより、Tp−Tdmax
=Tr−T1となる。ここで、読み出し時間Trは印刷時間Tp
に近い。また、T1は大容量ペーパデッキ等の給紙パスの
長い給紙部を用いる場合0.1〜0.2sec/ページとなり、こ
れらの給紙部の使用頻度は多い。10〜40ppm(ページ/
分)のプリンタエンジン部においてTp=1.5〜6sec/ペー
ジである。従って、Tr−T1>0、つまりTdmax<Tpとな
る。
一方、Tdmax=T1+Tp−Trであり、Tp−Trはせいぜい
0.5sec/ページ程度であるから、Tdmaxは0.6〜0.7sec/ペ
ージ程度となる。
なお、第3図において、印刷処理部25とプリンタエン
ジン部26の間の垂直同期要求、垂直同期信号等のインタ
フェース信号の決め方には任意性がある。しかし、ここ
で定義したTdmax、Tp、T1、Trという四つのパラメータ
は、これからインタフェース信号の決め方にかかわらず
常に存在し、Tdmax=T1+Td−Trとなる関係も常に成立
する。また、各パラメータの値も通常前述した程度であ
る。
従って、従来の2面バッファ方式では、インタフェー
ス信号の決め方にかかわらず、常に上記問題点が生じ
る。
ところで、先の問題点を解決する方法として、描画完
了前にプリンタエンジン部に印刷開始命令(PRREQ信
号)を発行して印刷をスタートさせ、2面バッファのま
までTdmaxを少々増大させる方法が考えられる。しか
し、この方法では、描画時間が不定であり、1ページ当
り数分のオーダに達することもある。従って、光プリン
タエンジン部の感光体に不要な光疲労を与え、感光体の
寿命を縮めたり、光プリンタエンジン部にビデオ信号を
読み出し開始するまでの待ち時間(通常数秒程度)を越
え、紙ジャム等の印刷ミスが生じたりするという課題が
生じる。
従って、描画完了前に印刷開始命令を発行するのは得
策ではない。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決すべく、
高性能パイプライン印刷制御方式において、プリンタエ
ンジン部が高速印刷性能を実現できるようにした印刷制
御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、文字コードおよびコマンドの列からなる印
刷データを受信する受信部と、該印刷データを解釈して
ドットパターンに展開・描画するコマンド処理部と、該
ドットパターンに展開された印刷データを格納するペー
ジバッファ部と、該ページバッファ部に格納された印刷
データを読み出してプリンタエンジン部に出力する印刷
処理部とを有する印刷制御装置において、 上記ページバッファ部を、ページバッファの少なくと
も紙面3ページ分の集合体として設け、 かつ、上記コマンド処理部および印刷処理部と接続さ
れ、上記複数のページバッファのいずれに上記印刷デー
タを格納するほかの選択、および、いずれから印刷デー
タを読み出すかの選択を決定する制御情報を格納するペ
ージバッファ制御テーブル部を設けて構成することを特
徴とする。
上記ページバッファ部は、好ましくは紙面3ページ分
のページバッファにより構成する。すなわち、ページバ
ッファを3面配置してページバッファ部を構成する。も
っとも、ページバッファを3面より多く配慮してもよ
い。
上記ページバッファ制御テーブル部は、ページバッフ
ァ部の各面について、制御情報として、“描画可能”、
“描画中”、“印刷可能”、“印刷開始”、“印刷中”
の各状態を順次設定する構成とする。この場合、“描画
中”と“印刷中”は、それぞれ同時に一定数以上設定さ
れないように定める。また本発明は、ホストコンピュー
タからの印刷データを受信する受信部と、該受信部で受
信された印刷データを解釈してドットパターンに展開・
描画するコマンド処理部と、該コマンド処理部でドット
パターンに展開された印刷データを格納するページバッ
ファ部と、該ページバッファ部に格納された印刷データ
を読出してプリンタエンジン部に出力する印刷処理部と
を備えた印刷制御装置であって、前記ページバッファ部
は、ページ毎の印刷データを複数のページ分について格
納できるように複数のページバッファで構成し、更にプ
リンタエンジン部から得られる印刷開始命令に基づいて
前記複数のページバッファの何れかに格納された印刷デ
ータを読出して前記印刷処理部を介してプリンタエンジ
ン部へ送信するように制御するページバッファ制御部を
備えたことを特徴とする印刷制御装置である。
〔作用〕
本発明は、ページバッファ制御テーブル部によりコマ
ンド処理部と印刷処理部とを制御する構成となってい
る。これにより、少なくとも3面分以上設けられるペー
ジバッファに対する描画と印刷の並行処理を可能にす
る。また、複数ページ分設けられたページバッファの各
面について、描画可能(ページバッファが空)、描画
中、印刷可能(描画完了)、印刷開始、印刷中の5状態
をシーケンシャルに遷移すると共に、描画や印刷を一定
数以上の面に対して同時に実行しないよう保証してい
る。
次に、ページバッファを3面設けることにより、Td
max=Tpとできることを、第4図を参照して説明する。
なお、第4図は、3面ページバッファを順次、描画と印
刷に使う手順をタイムチャートに表わしたものである。
第4図において、第4ページの描画は、第3ページ目
の描画直後(第4図の*1の時点)と、第1ページ目の
読み出し完了直後(第4図の*3の時点)のうち、遅い
方の時点、つまり*1の時点にスタートすることができ
る。そして、*2に示した時刻に描画を完了し、印刷開
始命令を発行すればよい。(最高プロセス速度Tpでプリ
ンタエンジン部を運転し続けることができる。)従っ
て、*1と*2の区間、つまりTp(sec/ページ)だけ描
画にかけても、プリンタエンジンを最高プロセス速度で
運転することができる。従って、Tdmax=Tpとできる。
以上の効果をまとめると、以下の通りである。
(1)Tdmax=Tpとできる。
(2)(1)を達成した上に、描画完了前に印刷開始命
令を発行していない。従って、前述した感光体への余分
な光疲労や、余分な印刷ミスを発生しないで済ますこと
ができる。
なお、描画用プロセッサ数を1とする場合、 Tdmaxの上限値はTpであるから、本発明により Tdmaxを最大にすることができる。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について第1図を参照して説明
する。
本実施例は、受信処理部11、受信バッファ部12、コマ
ンド処理部13、ページバッファ部14、ページバッファ制
御テーブル部17、及び印刷処理部15からなる。
本実施例は、ページバッファ部14を紙面3ページ分の
ページバッファの集りとして構成すると共に、前記ペー
ジバッファ制御テーブル部(以下PCTと略記する)17を
設け、コマンド処理部13による3面ページバッファ部14
への書込みと、印刷処理部15による3面ページバッファ
部14からの読み出しを、PCT17を用いて制御する構成と
なっている。
前記コマンド処理部13には、コマンド解釈部131、印
刷制御コマンド処理部132、及び描画コマンド処理部133
を設けてある。
上記各部は、マイクロプロセッサ、RAM、ROM、論理IC
等を使用して構成する。
第1図において、ホストコンピュータ10が送信した印
刷データは、受信処理部11により受信され、受信バッフ
ァ部12へ格納される。前記受信バッファ部12内の印刷デ
ータは、コマンド処理部13により読み出され、解釈・実
行される。
コマンド処理部13においては、初めにコマンド解釈部
131によりコマンドを解釈し、コマンドが描画用コマン
ドに属するならば、描画コマンド処理部133が起動さ
れ、ページバッファ141〜143のいずれかへ展開・描画処
理が施される。この展開および描画処理により、ホスト
コンピュータ10から送信された文字、図形、イメージ出
力用のコマンドが前記ページバッファ上にドットパター
ンとして出力される。一方、コマンド解釈部131により
解釈されたコマンドが印刷制御用コマンドに属するなら
ば、印刷制御コマンド処理部132により給紙部、排紙部
の指定、印刷開始命令の発行等の処理が施される。
ここで、描画用コマンドは、1枚のページバッファ内
に展開・描画する印刷制御用コマンド(改ページコマン
ド)により区切られたテキスト、イメージ、グラフィク
スデータの内容を指示するためのコマンドである。
また、印刷制御用コマンドは、ページの区切り、プリ
ンタエンジン給紙部、排紙部の指定等の、ページ内の展
開・描画とは独立な制御を指示するためのコマンドであ
る。
印刷処理部15においては、前記印刷開始命令に従い、
ページバッファ141〜143のいずれか描画完了済のページ
バッファからドットパターンデータを読み出し、パラレ
ルシリアル変換した後、プリンタエンジン部16へビデオ
信号として出力する。
3ページ分のページバッファのいずれに対し描画コマ
ンド処理部133による処理を行なうかの選択と、3ペー
ジ分のページバッファのいずれに対し印刷処理部15によ
る処理を行なうかの選択は、ページバッファ制御テーブ
ル部17を用いて行なう。
次に、第5図を参照してPCT17について説明する。
PCT17は、第5図(a)のように、f1,f2,f3の三つの
値の組からなる。fi(i=1,2,3)は、各々第i面ペー
ジバッファの状態を示すフラグである。fiは、第5図
(b)に示した四つの値(“描画可能”、“描画中”、
“印刷可能”、“印刷開始”、“印刷中”)のいずれか
をとり、第5図(c)の状態遷移図に示した順序で値が
推移する。なお、本実施例において、iは、1≦i≦3
に設定される。
また、f1,f2,f3において、“描画中”と“印刷中”は
各々同時に一つしか生じないように、本テーブルを操作
する。
すなわち、f1,f2,f3のいずれかが“描画中”の場合、
他のfは同じ状態とならないように設定する。これは、
f1,f2,f3について状態遷移の位相を適当に選定すること
により実現できる。
次に、第6図のPAD(Problem Analysis Diagram)
を用いて、処理手順を説明する。
初めに初期化61を行ない、本装置を構成するハードウ
ェア(RAM、ROM、各種LSI等)のチェックを行なった
後、各種パラメータを初期設定する。初期化の後は、イ
ベント処理62とコマンド処理63の2種類の処理を無限に
繰り返す。
イベント処理62では、ホストコンピュータからの受信
処理や各種異常処理等を、必要ならば行なう。異常処理
には、プリンタエンジン部16に関するもの、ホストコン
ピュータ10との間の通信処理に関するもの、前記コマン
ド処理(13,63)に関するもの等がある。
処理の必要性の判定は、フラグを用いて次のように行
なう。
(i) ホストコンピュータのデータの受信割込み67等
の割込み処理やコマンド処理641,642におけるイベント
の発生時点で、予めイベント発生記録用のフラグ(以後
イベントフラグと呼ぶ)をセットしておく。
(ii) イベント処理においては、前記イベントフラグ
をチェックし、フラグがセットされていれば対応する処
理(前記受信処理や異常処理等)を行なう。処理が終了
したら対応するイベントフラグをリセットする。
コマンド処理63では、受信バッファ部が空か否か判定
し(631)、空ならコマンド処理63を終了する。一方、
空でないなら、前記PCT17を用いて描画条件を判定する
(632)。PCT17により描画中と判定された場合(PCTの
中にfi=“描画中”なるfiがあった場合)、第i面ペー
ジバッファをそのまま描画対象として、コマンド解釈64
を行なう(632−a)。PCT17により描画可能と判定され
た場合(PCTの中にfi=“描画中”なるfiがなく、fi
“描画可能”なるfiが少なくとも一つあった場合)、描
画可能な第i面ページバッファを一つ選択し、そのフラ
グfiを“描画可能”から“描画中”に変更した後、コマ
ンド解釈64を行なう(632−b)。PCT17により印刷可能
と判定された場合(PCTの中にfi=“印刷可能”なるfi
があった場合)、第i面ページバッファに対し、印刷処
理66を行なう(632−c)。それ以外の場合は、何もし
ない(632−d)。
コマンド解釈64では、コマンドの内容を解釈し、印刷
制御用コマンドなら印刷制御コマンド処理641を行な
い、描画用コマンドなら描画コマンド処理642を行な
う。印刷制御コマンド処理641では、コマンドの内容に
応じて、改ページコマンド処理641−a、給紙部指定コ
マンド処理641−b、排紙部指定コマンド処理641−c等
の処理を行なう。これらのうち改ページコマンド処理64
1−aでは、PCTの中からfi=“描画中”なる一面を見つ
け、その値を“印刷可能”に変更した後(65)、印刷処
理66を起動する。
なお、“印刷可能”な面が同時に3枚まで発生し得る
ので、発生順に番号(優先順位)をつけて、fiに記入す
る。例えば、fiを2バイトとし、上位1バイトに前記優
先順位を入れ、下位1バイトで“描画可能”、“描画
中”、“印刷可能”、“印刷開始”、“印刷中”の5値
を表現する。
また、コマンド処理641−bと641−cによる給紙部と
排紙部の選択結果は、プリンタエンジン制御テーブルと
呼ぶ印刷処理部15内に設けたテーブルへセットする。
印刷処理66では、初めにPCT17を参照して印刷条件を
判定する(661)。印刷条件は、PCT17の中に“印刷可
能”な面が少なくとも一つあり、かつ、印刷開始命令の
発行が成立するときに、印刷可能と判定する。
ここで、印刷開始命令の発行条件とは、一旦前ページ
データの印刷用に印刷開始命令を発行した後、次ページ
データの印刷用に同命令を発行するまでにプリンタエン
ジン部16が満たさねばならない条件のことである。具体
例としては、 (i) 垂直同期信号(VSYNC)の立ち下げ後、印刷開
始命令信号(PRREQ)を一旦立ち上げること、 (ii) プリンタエンジン部における給紙部や排紙部を
選択した後、特定時間待つこと、等がある。
以上の印刷条件が成立する場合、プリンタエンジン部
16が正常か否かチェックする(662)。正常ならば前記P
CT17の中からfi=“印刷可能”なる優先順位の一番高い
一面を見つけ、その値を“印刷開始”に変更した後、そ
の面を対象にして印刷開始664を起動する。
印刷開始664では、プリンタエンジン部16に対し、給
紙部選択命令と排紙部選択命令を前記プリンタエンジン
制御テーブルを参照して発行した後(664−a)、印刷
開始命令を発行する(664−b)。
その結果、プリンタエンジン部16が起動され、プリン
タエンジン部16の喚起に応じ、印刷処理部15が“印刷開
始”フラグを“印刷中”フラグに書き換えた後、この
“印刷中”フラグを新たに付けたページバッファからビ
デオ信号を読み出し、プリンタエンジン部16へ送信する
(664−c)。
ここで、上記664−aの処理において、給紙部又は排
紙部を変更しない場合、それの指定命令は省くことがで
きる。
また、以上の処理手順に加えて、割込み処理67,68等
を行なう。このうち、割込み68は、ページバッファから
プリンタエンジン部16への1ページ分のデータの読み出
しが終了した時点で発生させる。この場合(68)、前記
ペーシバッファに対応するPCT17上のフラグを“印刷
中”から“描画可能”に変更する(681)。この割込み6
8により、ページバッファが空いた時点で直ちにそのフ
ラグ値を描画可能に書き換える。従って、描画がページ
バッファを遊び時間なく使用するよう、制御することが
できる。
また、割込み69では、印刷開始命令の発行条件が不成
立から成立に変わるのを、印刷処理部15内のプリンタ制
御部が監視し、その変化があった時点で、印刷処理66を
起動した。この割込み69により、“印刷可能”なページ
バッファがある場合、印刷開始命令が発行可能、つまり
プリンタエンジン部が空いた時点で直ちに印刷開始命令
を発行することになる。従って、プリンタエンジン部を
遊び時間なく使用することができる。
以上のようにPCTを活用することにより、3面ページ
バッファを用いて、印刷と描画の並行処理化を実現する
ことができる。
なお、以上の実施例において、印刷制御コマンド処理
部132と描画コマンド処理部133を一体化したコマンド実
行部とし、コマンドを印刷制御用コマンドと描画用コマ
ンドに大分類しない実現方法もある。この場合、コマン
ド解釈部131により選ばれた各コマンドを、このコマン
ド実行部内の対応する各コマンド用の実行モジュールで
直接実行する。
また、描画と印刷用の面の選択を次に示す四つのポイ
ンタを用いて管理し、描画と印刷を各々No.1〜No.3の面
に対し順番に行なうこともできる。ここでNo.1〜No3の
面は、ページバッファ141〜143の面に対応する。ポイン
タとしては、(i)現在描画中の面No.、(ii)描画可
能な最後の面No.、(iii)現在印刷中の面No.、(iv)
印刷可能な最後の面No.、を用意する。この時、面No.
は、総面数3を越えたら1に戻るように管理する。
また、ページバッファの面数を4以上とした場合につ
いても、本発明は、実施例に示したのと同様の構成と動
作手順で実現することができる。また、“印刷開始”フ
ラグと“印刷中”フラグを一緒にして、新たに“印刷実
行中”なるフラグを定め、“印刷開始”と“印刷中”を
用いず、“印刷実行中”のみを用いる場合についても、
同様の考え方で実現することができる。
本実施例の効果をまとめると、以下の通りである。
(1) Tdmax=Tpとできた。つまり、描画に対し、プ
リンタエンジン部を最高プロセス速度で運転するという
条件下で許される最長時間Tpを許容できるようになっ
た。
(2) (1)を達成した上に、描画完了前に印刷開始
命令を発行していない。従って、前述した感光体への余
分な光疲労や、余分な印刷ミスを発生しないで済ますこ
とができた。
(3) PCTを用いた制御を行なうことにより、3面ペ
ージバッファに対し、描画と印刷を並行処理できるよう
にした。
〔発明の効果〕
本発明によれば、プリンタエンジン部を最高プロセス
速度で動作させるという条件下で許される最長描画時間
Tdmaxを上限値であるプリンタエンジン部の印刷時間Tp
とすることができる。
従って、印刷制御装置の描画時間Tdが印刷時間Tp以下
ならば、プリンタエンジン部を最高プロセス速度で運転
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成を示すブロック図、第2
図は従来の印刷制御装置の構成を示すブロック図、第3
図は従来の印刷制御装置における描画と印刷の手順を示
すタイムチャート、第4図は各々本発明の実施例におけ
る描画と印刷の手順を示すタイムチャート、第5図
(a),(b),(c)は本発明の実施例に使用するペ
ージバッファ制御テーブル部の内容を示す説明図、第6
図(a)〜(g)は本発明の実施例の動作手順を説明す
るための説明図である。 10……ホストコンピュータ 11……受信処理部、12……受信バッファ部 13……コマンド処理部、14……ページバッファ部 15……印刷処理部、16……プリンタエンジン部 17……ページバッファ制御テーブル部 131……コマンド解釈部 132……印刷制御コマンド処理部 133……描画コマンド処理部 141……ページバッファ1 142……ページバッファ2 143……ページバッファ3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−173526(JP,A) 特開 昭62−287352(JP,A) 特開 平1−103466(JP,A) 特開 昭61−201565(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータからの印刷データを受
    信する受信部と、 該受信部で受信された印刷データを解釈してドットパタ
    ーンに展開・描画するコマンド処理部と、 該コマンド処理部でドットパターンに展開された印刷デ
    ータをページ毎の印刷データを複数のページ分について
    格納できるように複数のページバッファで構成されるペ
    ージバッファ部と、 該ページバッファ部に格納された印刷データを読出して
    プリンタエンジン部に出力することにより印刷する印刷
    処理部とを備えた印刷制御装置であって、 前記複数のページバファそれぞれについて、描画および
    印刷に関する状態が描画可能、描画中、印刷可能および
    印刷中のいずれかであることを格納するページバッファ
    制御テーブル部とを有し、 前記ページバッファ制御テーブル部に格納された状態に
    応じて、所定のバッファテーブルに対し、前記コマンド
    処理部は描画を行い、前記印刷処理部は印刷データを読
    出すことを特徴とする印刷制御装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の印刷制御装
    置において、 前記ページバッファテーブル部には、描画および印刷中
    が、それぞれ1つのページバッファにのみ格納すること
    を特徴とする印刷制御装置。
JP63091403A 1988-04-15 1988-04-15 印刷制御装置 Expired - Lifetime JP2564356B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091403A JP2564356B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 印刷制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63091403A JP2564356B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 印刷制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01263063A JPH01263063A (ja) 1989-10-19
JP2564356B2 true JP2564356B2 (ja) 1996-12-18

Family

ID=14025413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63091403A Expired - Lifetime JP2564356B2 (ja) 1988-04-15 1988-04-15 印刷制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2564356B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2731315B2 (ja) * 1992-03-17 1998-03-25 富士通株式会社 プリンタ装置
JP5176488B2 (ja) * 2007-11-02 2013-04-03 カシオ電子工業株式会社 印刷データ処理方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6073636A (ja) * 1983-09-30 1985-04-25 Canon Inc 記録装置
JPS60141573A (ja) * 1983-12-28 1985-07-26 Ricoh Co Ltd ペ−ジ・プリンタ
JPS61201565A (ja) * 1985-03-05 1986-09-06 Pentel Kk 印字制御方式
JPH0675985B2 (ja) * 1985-10-30 1994-09-28 キヤノン株式会社 印刷制御装置
JPS62173526A (ja) * 1986-01-27 1987-07-30 Ricoh Co Ltd ペ−ジバツフア制御方式
JPH01103466A (ja) * 1987-10-19 1989-04-20 Nec Corp ページ式プリンタ装置の制御方式

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01263063A (ja) 1989-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4992958A (en) Method and apparatus for controlling printer
JP3576819B2 (ja) 情報処理装置及び印刷制御方法並びに記憶媒体
EP0491029A1 (en) Raster image processor for all points addressable printer
JPH1120272A (ja) 印刷制御装置および方法
US6317193B2 (en) Image forming apparatus
JPH08286860A (ja) 出力制御方法及びその装置とそのコンピュータプログラム製品
JPH0263763A (ja) 出力方法及びその装置
EP0621538B1 (en) Output method and apparatus
JP2564356B2 (ja) 印刷制御装置
JP2816184B2 (ja) 印刷制御装置
JP2776894B2 (ja) プリンタコントローラおよび印刷制御方法
JPH0997141A (ja) Windows用端末エミュレータ印刷方法
JP4054544B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、印刷制御プログラム、印刷処理装置、印刷処理方法及び印刷処理プログラム
JP3870042B2 (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法
JPH05301429A (ja) エラー回復機能付き印刷制御装置及び印刷制御方法
JPS59201870A (ja) 印字装置
JPS6049958A (ja) 漢字プリンタ
JPH0467224A (ja) 情報処理装置
JP2003015849A (ja) 印刷制御装置及び印刷制御方法
JPH10305631A (ja) 印刷制御装置および方法
JP2872144B2 (ja) 印刷装置
JP2900520B2 (ja) 印字装置
KR0155258B1 (ko) 페이지 프린터의 버퍼 메모리 릴리즈 방법
JPS5936314B2 (ja) 表示装置の制御方式
JPH04144763A (ja) 印字装置