JP2564286Y2 - 伸縮釣竿 - Google Patents

伸縮釣竿

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JP2564286Y2
JP2564286Y2 JP3474792U JP3474792U JP2564286Y2 JP 2564286 Y2 JP2564286 Y2 JP 2564286Y2 JP 3474792 U JP3474792 U JP 3474792U JP 3474792 U JP3474792 U JP 3474792U JP 2564286 Y2 JP2564286 Y2 JP 2564286Y2
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JP
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rod
rod portion
telescopic
engaging
fishing rod
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伸浩 宮本
孝仁 和田
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Ryobi Ltd
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Ryobi Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は伸縮釣竿に係り、特に伸
縮竿部の固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、釣竿は仕掛けの遠投操作、釣糸
の巻取り操作、釣竿の保持操作等に応じてそれぞれ最適
の長さにすることが望まれることから、長さ調節可能な
釣竿が提案されている。
【0003】図12は実開平3−108364号公報の
伸縮釣竿の固定機構を示す断面図である。図中符号10
1は伸縮元竿であり、この伸縮元竿101の内部に元竿
に一体形成とされた嵌合筒部(図示せず)が収納されて
いる。この嵌合筒部(図示せず)の端部に係合筒102
が取付けられている。上記伸縮元竿101の内周壁部に
は平坦状の係合面101aが形成されている。また、係
合筒102の外周部には切欠部102aと、上記係合面
101aと当接して、伸縮元竿101の軸方向移動を規
制する係止部102bとが形成されている。
【0004】このように構成された固定機構にあって
は、伸縮元竿101を回転させる。そして、係合面10
1aに切欠部102aが対向する状態(図12の状態)
で伸縮元竿101を軸方向移動させ、適所で再び伸縮元
竿101を回転させ、係合筒102の係止部102bと
伸縮元竿101の係合面101aとを当接させることに
より、伸縮元竿101の軸方向移動を規制し、固定する
ことができるようにしたものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記公報に
記載された伸縮釣竿にあっては、係合面と係止部との当
接力により固定するものであるため、係止部が摩耗する
と伸縮元竿を固定することができなくなるといった問題
点がある。
【0006】本考案は上述のような問題点に鑑みてなさ
れたものであり、伸縮竿の固定操作を容易に、しかも確
実に固定することができる伸縮釣竿を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、元竿部と伸縮
竿部とを軸方向に摺動自在に嵌合することにより、長さ
調節可能な伸縮釣竿において、上記元竿部又は上記伸縮
竿部のいずれか一方の竿部には筒状を呈する固定具が設
けられ、この固定具には弾性部材により上記固定具の中
空内部方向に付勢され、上記中空内部に進退可能な第一
係合部材が設けられ、上記元竿部又は上記伸縮竿部の他
方の竿部の両端部には上記第一係合部材が上記弾性部材
の付勢力により上記固定具の中空内部に位置した際に、
上記第一係合部材と係合して上記伸縮竿部の上記元竿部
に対する移動を規制する第二係合部が設けられているこ
と;元竿部と伸縮竿部とを軸方向に摺動自在に嵌合する
ことにより、長さ調節可能な伸縮釣竿において、上記元
竿部又は上記伸縮竿部のいずれか一方の竿部には筒状を
呈する固定具が設けられ、この固定具の外周部には周溝
が形成され、この周溝と固定具の中空内部とを連通する
孔が形成され、上記周溝には可撓性を有する第一係合部
材が設けられ、この第一係合部材の係合部は上記孔を貫
通し、上記固定具の中空内部に突出され、上記元竿部又
は上記伸縮竿部の他方の竿部の両端部には上記第一係合
部材の係合部と係合して上記伸縮竿部の上記元竿部に対
する移動を規制する第二係合部が設けられていることを
特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の伸縮釣竿において、弾性部材の付勢
力に抗して第一係合部材を固定具の中空内部から退去移
動させ、第一係合部材と第二係合部との係合状態が解除
され、伸縮竿部を元竿部に対して軸方向に移動せしめ、
竿の長さを調節する。そして、第一係合部材を弾性部材
の付勢力により固定具の中空内部方向に移動せしめ、第
一係合部材と第二係合部とを係合せしめる。これによ
り、元竿部に伸縮竿部を固定させることができる。
【0009】請求項2の伸縮釣竿において、可撓性を有
する第一係合部材を弾性変形せしめ、第一係合部材の係
合部と第二係合部との係合状態を解除し、伸縮竿部を元
竿部に対して軸方向に移動させ、竿の長さを調節する。
そして、第一係合部材がその復元力により通常の形状に
戻ることにより、第一係合部材の係合部と第二係合部と
を係合せしめる。これにより、元竿部に伸縮竿部を固定
させることができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照して本考案の一実施例
について説明する。図1は本考案における伸縮釣竿の一
実施例を示す部分断面図である。図中符号1は元竿であ
り、この元竿1の基端部側(図中右側)には筒状を呈す
る固定具2が設けられている。この固定具2は図2に示
す如き形状を呈しており、この固定具2の適所には外部
と中空内部とを連通せしめる爪挿入部2aが軸方向に長
く形成されている。そして、図1においてこの爪挿入部
2a内に第一係合部材である爪3を位置せしめ、ピン4
を固定具2のピン挿入用孔2b(図2参照)および爪3
に貫通させて爪3を支持している。このピン4にはばね
5が巻装されており、このばね5は固定具2と爪3との
間に介在され、爪3をピン4を中心として図1中時計方
向に付勢せしめている。なお、図3は固定具2に爪3、
ピン4、ばね5を取付けた状態の図である。また、図1
において、元竿1の中空内部には伸縮竿6が挿入されて
いる。この伸縮竿6の先端側(図中左端側)には筒状を
呈する第二係合部である先端側係止具7が嵌着されてい
る。この先端側係止具7は図4に示すように外周部に係
合溝7aが周設されており、この係合溝7aに爪3が係
止しうるように構成されている。さらに伸縮竿6の基端
側(図中右端側)には先端側係止具7とほぼ同様の形状
を呈する基端側係止具8が嵌着されている。この基端側
係止具8の外周部には係合溝8aが周設されている。伸
縮竿6の基端部(図中右端部)には尻栓9が装着されて
いる。
【0011】このように構成された伸縮釣竿を伸縮させ
る場合の作用について以下に説明する。まず、図1は釣
竿が伸びた状態であるが、この釣竿を縮める場合には、
図5において爪3を指10等でピン4を中心として図中
反時計方向にばね5の付勢力に抗して回転せしめる。こ
れにより、先端側係止具7の係合溝7aと爪3との係合
状態が解除される。この状態で、伸縮竿6を図中左方に
移動せしめ基端側係止具8の係合溝8aに爪3を係合せ
しめる(図6)。これにより釣竿を短かくした状態で使
用することができる。
【0012】また、伸縮釣竿を図6に示す縮めた状態か
ら伸ばした状態にする場合には、上述の場合と逆の操作
により、釣竿を容易に伸ばすことができる。図7は本考
案における伸縮釣竿の他の実施例を示す部分断面図であ
る。なお、上述実施例と同一部材には同一符号を付し、
詳細な説明は省略する。
【0013】本実施例は上述実施例が固定具2を元竿1
の基端部側に設けたのに対して、伸縮竿6の先端部側
(図中左側)に設け、元竿1に先端側係止具7と基端側
係止具8とを設けたものである。
【0014】図8は本考案における伸縮釣竿の他の実施
例の要部拡大図、図9は図8中IX−IX矢視断面図であ
る。図8中符号11は元竿であり、この元竿11の基端
部(図8中右端部)には筒状を呈する固定具12が設け
られている。この固定具12の図8中下側には切欠部1
2aが形成されている。また、固定具12の外周部には
周溝12bが周設されており、この周溝12bは上記切
欠部12aと連設されている。さらに、上記周溝12b
の上記切欠部12aとは反対側(図9中上側)には外部
と中空内部とを連通する孔12cが穿設されている。ま
た、上記周溝12bには図9に示す如く、板ばねを屈曲
して形成した第一係合部材である係止ばね13が嵌め込
まれている。この係止ばね13は円弧状を呈する2つの
本体部13a,13aと、この2つの本体部13a,1
3aの一端部同士を接続し、外方に突設された押圧部1
3bと、上記本体部13a,13aの他端部のそれぞれ
に設けられ、内方に突設して上記固定具12の孔12c
を貫通する係合部13c,13cとで形成されている。
一方、上記元竿11内には伸縮竿14が挿入されてい
る。この伸縮竿14の両端には上述実施例と同様の形状
を呈する第二係合部である先端側係止具15と基端側係
止具(図示せず)とが嵌着されている。また、この先端
側係止具15と基端側係止具(図示せず)とにはそれぞ
れ外周に周状の係合溝15aが形成されている。
【0015】このように構成された伸縮釣竿を伸縮させ
る場合の作用について以下に説明する。図8に示す状態
は釣竿が伸びた状態であるが、この釣竿を縮める場合に
は、図9において係止ばね13の押圧部13bを図中上
方に押し上げる。すると、図10に示すように係止ばね
13は本体部13a,13aが拡径しながら図中上方に
移動する。このため、係合部13c,13cが先端側係
止具15の係合溝15aから係脱され、伸縮竿14の軸
方向移動が可能となる。この状態で、伸縮竿14を図1
1中左方に移動せしめ、伸縮竿14の基端部側に設けら
れた基端部係止具(図示せず)の係合溝(図示せず)と
固定具12の孔12cとを整合させた位置で係止ばね1
3の復元力により図9に示す形状に戻し、係合部13
c,13cを基端部係止具(図示せず)の係合溝(図示
せず)に係合させることにより、伸縮竿14の軸方向移
動を規制する。
【0016】また、伸縮釣竿を縮めた状態から伸ばした
状態にする場合には、上述の場合と逆の操作により、釣
竿を容易に伸ばすことができる。なお、上述実施例にお
ける係止ばね13は板ばねを屈曲して形成したものであ
るが、角線ばね、丸線ばねであっても良く、限定される
ものではない。また、第一係合部材を構成するものとし
て、係止ばね13を使用したが、必ずしも弾性を有する
ものでなくても良く、一定形状への復元力を有し、人為
的に容易に変形可能な可撓性を有する材料に使用するよ
うにしても良い。また、上述実施例においては固定具1
2を元竿11に取付ける構造としたが、伸縮竿14に固
定具12を取付け、先端側係止具15および基端側係止
具(図示せず)を元竿11に取付けるようにして良い。
【0017】また、上述各実施例においては、第二係合
部である先端側係止具7,15、基端側係止具8として
は伸縮竿と別体に構成したが、必ずしも別体である必要
はなく、例えば伸縮竿6,14の外周に係合溝を形成す
るようにしたものであっても良い。
【0018】
【考案の効果】本考案は上述のような構成としたことに
より、簡易な構造で確実に伸縮竿の固定を行なうことが
できるので長・短二様の竿を必要とせず、釣竿操作の必
要に応じて、長短二様に使い分け使用できるので釣趣の
向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における伸縮釣竿の部分断面図である。
【図2】本考案における伸縮釣竿に使用される固定具の
図である。
【図3】本考案における伸縮釣竿に使用される固定具の
図である。
【図4】本考案における伸縮釣竿に使用される先端側係
止具の図である。
【図5】本考案における伸縮釣竿の部分断面図である。
【図6】本考案における伸縮釣竿の部分断面図である。
【図7】本考案における伸縮釣竿の他の実施例の部分断
面図である。
【図8】本考案における伸縮竿(図9)の係合状態から
係止バネが弾性変形して移動して係合解除になったとき
のXI−XI矢視断面図である。
【図9】図8中IX−IX矢視部分断面図である。
【図10】本考案における伸縮釣竿の他の実施例の断面
図である。
【図11】図10中XI−XI矢視部分断面図である。
【図12】従来の伸縮竿の固定機構を示す図である。
【符号の説明】
1,11…元竿(元竿部) 2,12…固定具 3…爪(第一係合部材) 5…ばね(弾性部材) 6,14…伸縮竿(伸縮竿部) 7,15…先端側係止具(第二係合部) 8…基端側係止具(第二係合部) 12b…周溝 12c…孔 13…係止ばね(第一係合部材) 13c…係合部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元竿部と伸縮竿部とを軸方向に摺動自在
    に嵌合することにより、長さ調節可能な伸縮釣竿におい
    て、上記元竿部又は上記伸縮竿部のいずれか一方の竿部
    には筒状を呈する固定具が設けられ、この固定具には弾
    性部材により上記固定具の中空内部方向に付勢され、上
    記中空内部に進退可能な第一係合部材が設けられ、上記
    元竿部又は上記伸縮竿部の他方の竿部の両端部には上記
    第一係合部材が上記弾性部材の付勢力により上記固定具
    の中空内部に位置した際に、上記第一係合部材と係合し
    て上記伸縮竿部の上記元竿部に対する移動を規制する第
    二係合部が設けられていることを特徴とする伸縮釣竿。
  2. 【請求項2】 元竿部と伸縮竿部とを軸方向に摺動自在
    に嵌合することにより、長さ調節可能な伸縮釣竿におい
    て、上記元竿部又は上記伸縮竿部のいずれか一方の竿部
    には筒状を呈する固定具が設けられ、この固定具の外周
    部には周溝が形成され、この周溝と固定具の中空内部と
    を連通する孔が形成され、上記周溝には可撓性を有する
    第一係合部材が設けられ、この第一係合部材の係合部は
    上記孔を貫通し、上記固定具の中空内部に突出され、上
    記元竿部又は上記伸縮竿部の他方の竿部の両端部には上
    記第一係合部材の係合部と係合して上記伸縮竿部の上記
    元竿部に対する移動を規制する第二係合部が設けられて
    いることを特徴とする伸縮釣竿。
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