JP2564249B2 - 背ボール自動供給集積装置 - Google Patents

背ボール自動供給集積装置

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JP2564249B2
JP2564249B2 JP6147091A JP14709194A JP2564249B2 JP 2564249 B2 JP2564249 B2 JP 2564249B2 JP 6147091 A JP6147091 A JP 6147091A JP 14709194 A JP14709194 A JP 14709194A JP 2564249 B2 JP2564249 B2 JP 2564249B2
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belt
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幸喜 平野
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KUROYANAGI SEIPPON KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は背ボール自動供給集積装
置に関し、更に詳細には上製角山本における表紙の背部
分に使用される短冊状のボール紙(背ボール)を自動供
給して集積部に集積する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示されるように上製角山本1にお
ける表紙の背部分2には、背ボールと称して、一定の幅
にスリットされた短冊状のボール紙3が入れられている
ことはよく知られている。このような上製角山本1にお
ける表紙は「表紙貼機」と称する自動機械で作られる
が、その際、この背ボール3は予めマガジンに多数収納
されて準備され、これをマガジンから連続的に一枚づつ
送り出して所定箇所へ供給されるようになっていた。
【0003】従来、この背ボール3は、予め専用の断裁
機で所定の寸法に切り揃えられ、これを作業者が手で纏
めて前述した表紙貼機のマガジンに収納していた。この
背ボール3の大きさは、本のサイズにより異なるが、最
も小さいものでは幅6mm位のものからある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最近、
特に処理スピードが高速化している表紙貼機におけるマ
ガジンにこのような小さなボール紙を作動中に揃えて随
時供給することは熟練したオペレータでも非常に困難に
なってきている。そのため、最近ではこの表紙貼機のス
ピードを落し、作業者による背ボールのマガジンへの供
給作業に合せるようにしているのが現状である。
【0005】従って、せっかく表紙貼機がその処理スピ
ードを上げるべく工夫改良されても、その能力を100
%発揮することができないことから製本作業の能率の向
上を阻害することとなり、その結果生産性が上がらない
と言う問題が出ている。
【0006】本発明の目的は、かかる従来の問題点を解
決するためになされたもので、上製角山本における表紙
の背部分に使用する背ボールを表紙貼機のマガジンに供
給し易いように予め自動的に纏めて集積する背ボール自
動供給集積装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上製角山本の
表紙の背部分に使用する短冊状のボール紙(背ボール)
を自動的に供給して集積する装置である。この背ボール
自動供給集積装置は、多数の前記背ボールが乗せられて
これを搬送するベルトコンベヤー装置と、前記ベルトコ
ンベヤー装置のベルト上に前記背ボールの厚さ寸法より
僅かに大きな寸法の間隔をあけて設置され、前記コンベ
ヤーベルト上にその搬入端から無雑作に乗せられた多数
の前記背ボールを一枚づつ並べて整列すべく前記コンベ
ヤーベルト移動方向と反対方向に回転する整列ローラ
と、前記コンベヤーベルトの搬出端から整列状態で順次
送り出される前記背ボールを一枚づつ待機位置へ送る第
1送り爪と、前記待機位置に送られた前記背ボールを保
持して集積部の直下へ移送し、これを上方へ持ち上げて
前記集積部に下部開口を押し開いて進入させる第2送り
爪とから構成されていることを特徴とする。
【0008】このように構成される本発明において、前
記整列ローラは前記コンベヤーベルト上に前記ボール紙
の厚さの約1.5倍の間隔をあけて設置されていること
が好ましい。また、前記整列ローラの周面は摩擦性材料
で形成されていることが好ましい。更に、前記整列ロー
ラを前記コンベヤーベルトの幅方向に配列された複数の
ローラ部から構成することも好ましい。
【0009】本発明の背ボール自動供給集積装置では、
前記第1送り爪と前記第2送り爪とを連結しておき、両
者を一体に往復動させるようにすると構造が簡単となっ
て運動効率や慣性効率を向上させることができる。ま
た、前述した待機位置に不良品排出口ゲートを設け、こ
の不良品排出ゲートを開閉可能に構成して、当該ゲート
上の前記待機位置に不良品の背ボールが移送されてきた
時前記ゲートが開いてこれを排出することにより簡単に
良品と不良品の選別が可能となる。
【0010】更に、本発明の背ボール自動供給集積装置
では、前記第1送り爪で一枚の背ボールを前記待機位置
である前記不良品排出ゲートに移送する際その経路上に
レーザ判別装置を設けておき、前記レーザ判別装置を通
過する時前記背ボールの良、不良をこのレーザ判別装置
で検査し、不良品と判別された時には前記不良品排出ゲ
ートを前記レーザ判別装置からの信号により開放動作す
ることで不良品を搬送経路上から簡単に外して回収する
ことができる。
【0011】
【作用】本発明の背ボール自動供給集積装置によると、
ベルトコンベヤー装置の搬入端に多数の短冊状背ボール
が無雑作に乗せられる。一般的にはベルトコンベヤー装
置の搬入端上部にホッパーを設置しておき、このホッパ
ー内にボール紙を常時供給して下端の排出口から所定数
の背ボールをコンベヤーベルト上に供給することが好ま
しい。
【0012】このようにしてベルトコンベヤー装置のベ
ルト上に無雑作に乗せられた多数の背ボールは、ベルト
の移動に伴って整列ローラまで移送される。整列ローラ
は、ベルトコンベヤー装置のコンベヤーベルト移動方向
とは反対方向に回転しており、しかもコンベヤーベルト
表面と背ボールの厚さより若干広い間隔を保って設置さ
れているので背ボールは一枚だけがコンベヤーベルト上
に残り、その上に重なって乗った余分な背ボールは搬入
端方向へ押し戻される。
【0013】コンベヤーベルト上に整列された背ボール
は搬出端から例えばテーブル上に順次送り出され、一枚
づつ第1送り爪で待機位置へ送給される。そして、この
待機位置に送られる間に良、不良が判定されて不良品で
あった場合には待機位置を構成している不良品排出ゲー
トをあけて廃棄される。良品である背ボールは待機位置
で第2送り爪により保持されて集積部の直下へ移送され
る。次いで、集積部の直下に移送された背ボールは第2
送り爪が上方に持ち上げられて集積部の下部開口を押し
開くようにして内部に収納される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の背ボール自動供給集積装置を
図に示される実施例について更に詳細に説明する。図1
及び図2には本発明の一実施例に係る背ボール自動供給
集積装置10が示されている。この背ボール自動供給集
積装置10は、摩擦性の高い例えばゴムのような送りベ
ルト11aを備えて構成されたベルトコンベヤー装置1
1を含む。
【0015】このベルトコンベヤー装置11の搬入端に
おける上部には、ホッパー12が設置され、このホッパ
ー12内には断裁機(図示せず)で所定の大きさの短冊
形に切断形成された多数の背ボール13が供給される。
更に、このベルトコンベヤー装置11においてホッパー
12が設置されている搬入端から移送方向側の送りベル
ト11a上には整列ローラ14が設けられている。
【0016】この整列ローラ14は送りベルト11aの
横断方向に配置された回転軸15に3つのローラ部14
a、14b、14cが取り付けられている。これら3つ
のローラ部14a、14b、14cは相互に間隔をあけ
て共通の回転軸15に取り付けられているが、最側部に
あるローラ部14a、14cの間隔は、図2からも明ら
かなように短冊状の背ボール13の長さより大きくはな
い。
【0017】従って、3つのローラ部14a、14b、
14cはすべて背ボール13の長さ範囲内に位置してい
ることになる。これらの各ローラ部14a、14b、1
4cにおける周面は、送りベルトと同様に摩擦性の大き
な例えばゴム材で形成されており、送りベルト11aの
表面との間隔は背ボール13の厚さの1.5倍程度に保
たれている。
【0018】このように3つのローラ部14a、14
b、14cから主に構成される整列ローラ14は、図1
に示されるように送りベルト11aの移送方向とは反対
の方向へ回転される。すなわち、この整列ローラ14
は、送りベルト11a上に2重3重に重なって乗せられ
た背ボール13の一枚だけを通過させ、その上の背ボー
ル13を押し戻すことになる。
【0019】この整列ローラ14を構成している3つの
ローラ部14a、14b、14cを取り付けている回転
軸15は、これに隣接して平行に配置された固定支持軸
16の両端に取り付けられたアーム17よって回転可能
に支持されている。回転軸15の一端にはスプロケット
18が取り付けられており、このスプロケット18は固
定支持軸16の一端に回転可能に取り付けられたスプロ
ケット19とチェーン20などで回転伝達可能に連結さ
れている。
【0020】更に、固定支持軸16にはスプロケット2
0と一体に回転可能な別のスプロケット21が取り付け
られており、このスプロケット21はベルトコンベヤー
装置11の下に据え付けられたモータ22の駆動軸に設
けられたスプロケット23とチェーン24により回転伝
達可能に接続されている。
【0021】モータ22の回転力をスプロケット21に
伝達するチェーン24は、ベルトコンベヤー装置11の
搬出端におけるベルト支持軸11bの端部に固定された
スプロケット25にも掛けられているため、モータ22
はこのベルトコンベヤー装置11をも駆動する。このベ
ルト支持軸11bが位置する搬出端には、テーブル26
の一端が隣接して配置されている。
【0022】但し、図2では図面の複雑化を避けて構成
の理解を容易にするためこのテーブル26は省略されて
いる。このテーブル26は送りベルト11aとほぼ同じ
平面上にあり、従って送りベルト11aで送られてきた
多数の整列した背ボール13は搬出端からそのままスム
ースにテーブル26上に乗り移る。整列ローラ14を通
過することで整列状態とされ、送りベルト11aの移動
に伴って送られる多数の背ボール13は、送りベルト1
1a及びテーブル26における搬送面上で浮き上がりな
どを起こさないように2つの押え金具27で押えられて
いる。
【0023】すなわち、2つの押え金具27はそれぞれ
細長い金属板から形成され、前述の搬送面に対して背ボ
ール13の厚さ分の間隔をあけて支持されている。これ
らの各押え金具27のそれぞれは、その一端27aが整
列ローラ14を構成する3つのローラ部14a、14
b、14cの間に位置し、他端27bがテーブル26上
の次の作用部所の直前に位置するように背ボール13の
搬送方向に沿って伸長して配置されている。
【0024】前述の押え金具27における他端27bよ
り搬送方向前方側のテーブル26上面にはストッパ板2
8が固定されている。従って、テーブル26上をベルト
コンベヤー装置11側から押せ押せで進行してきた背ボ
ール13は、このストッパ板28の端縁部に当接して停
止する。この背ボール13の停止位置が前述した「次の
作用部所」を意味している。
【0025】この背ボール停止位置においてテーブル2
6には図3に示されるようにその位置を含めて搬送方向
前後に亘る細長いスロット状の開口29がテーブル26
の幅方向に所定の間隔をあけて複数形成されている。ス
トッパ板28における背ボール当接側の端部には、テー
ブル26に横列に形成された複数のスロット状開口29
に部分的に整合して重なる複数の切欠溝28aが形成さ
れている。
【0026】すなわち、このストッパ板28だけを見る
と背ボール当接側の端部があたかも櫛の歯状であり、こ
れら各歯の間の切欠溝28aがそれぞれのスロット状開
口29の長さ方向ほぼ半分に整合して重なっている。こ
のスロット状開口29が形成されている位置におけるテ
ーブル26の真下には押上げ装置30が設置されてい
る。
【0027】この押上げ装置30は、垂直に設置された
ピストンシリンダー装置31とこのピストンロッド31
aに取り付けられた突上げ部32とから構成されてい
る。そして、この突上げ部32の上部は、前述したテー
ブル26に横列に形成された複数のスロット状開口29
を通ってテーブル26上方へ突き上がる複数の突上げ歯
32aを形成している。
【0028】従って、押上げ装置30におけるピストン
シリンダー装置31の作動により、ピストンロッド31
aが上昇及び下降すると、その当該ロッド31aに取り
付けられた突上げ部32の突上げ歯32aがテーブル2
6の各スロット状開口29を出入りすることになる。こ
れにより、これらの各突上げ歯32aが各スロット状開
口29を通過して上方へ突き上がる時、ストッパ板28
の前端部に当接してテーブル26の幅方向に並んでいる
複数のスロット状開口29を横断する位置で停止してい
る1枚の背ボール13は、これら複数の突上げ歯32a
上にそのまま乗り移って持ち上げられることになる。
【0029】この突上げ部32上部の突上げ歯32aに
隣接して搬送方向前方には3つの第1底ガイド板33
a、33b、33cが横方向に間隔をあけて配置されて
いる。この3つの第1底ガイド板33a、33b、33
cは、いずれもその上面が図1から明らかなように突上
げ部32の最大上昇位置における突上げ歯32aの上面
と同じ位置即ち同一平面となる高さに設置されている。
そして、この3つの第1底ガイド板33a、33b、3
3cの内、搬送路横断方向両サイドの第1底ガイド板3
3a、33cには搬送方向に細長いスロット状のレーザ
光通過穴34が形成されている。
【0030】ところで、背ボール13は前述したように
ストッパ板28の前端部に当接し、横列に形成された複
数のスロット状開口29を横断して停止する。この背ボ
ールの停止位置のすぐ後方には、4つの第1送り爪35
が搬送路横断方向に一列に並んで配置されている。これ
ら各々の第1送り爪35は棒状を呈し、それぞれの第1
送り爪35は搬送路の上方で当該搬送路に沿って往復移
動可能に設置された送り爪移動ユニット36に吊り下げ
られるように取り付けられている。
【0031】各第1送り爪35の先端即ち下端は、図1
から明らかなように突上げ歯32aの最上昇位置の上面
より僅かに下方に位置して終端している。そして、更
に、各第1送り爪35は、突上げ歯32a相互の間隔部
の延長上に位置し、その幅は突上げ歯32a相互間隔部
の幅よりも小さく設計されている。従って、送り爪移動
ユニット36が搬送方向前方へ移動すると、第1送り爪
35の下端部は突上げ歯32a間の間隔部を通って進行
することになる。
【0032】これら4つの第1送り爪35の移動に関連
して、先に説明した3つの第1底ガイド板33a、33
b、33cは、最外側部に位置する第1送り爪35が第
1底ガイド板33aと33cの外側空間部を通過し、内
側の2つの第1送り爪35が第1底ガイド板33aと3
3bとの間の間隔部及び第1底ガイド板33bと33c
との間の間隔部をそれぞれ通過可能なようにその大きさ
と位置が決められている。
【0033】第1底ガイド板33a、33cに形成され
たレーザ光通過穴34を挟んでその上下にはそれぞれ一
対のレーザ判別装置37a、37bが設置されている。
それぞれ一対のレーザ判別装置37a、37bは一方が
レーザ光照射装置であり、他方がレーザ光受光装置であ
り、第1底ガイド板33a、33b、33cに乗ってス
ライドしてくる背ボール13をレーザ光で照射してその
形状及び寸法精度を検査する。
【0034】また、前述した第1送り爪35を後端部で
吊り下げ支持している送り爪移動ユニット36が、図1
に実線で描かれた位置即ち前述した背ボール停止位置の
直前に第1送り爪35がある位置を第1ポジションと称
する。この第ポジションに送り爪移動ユニット36が位
置する時のその前端部は、レーザ判別装置37a、37
bの設置位置より僅かに前方の位置にあって、この前端
部にはピストンシリンダー装置38が倒立状態で固定さ
れている。このピストンシリンダー装置38のピストン
ロッド38a端部には、L字状に形成された複数の第2
送り爪39が取り付けられている。
【0035】これらのL字状の第2送り爪39も第1送
り爪35と同様に櫛の歯状に構成され、且つ第1送り爪
35の各々と搬送路横断方向における同じ位置即ち第1
底ガイド板33a、33b、33cの相互の間隔部及び
両最外側に位置するように構成されている。この第2送
り爪39の水平部先端より僅かに前方位置で各第1底ガ
イド板33a、33b、33cは終端しており、その端
部には搬送面が第1底ガイド板のそれと同じ高さに設定
された排出ゲート40が当接して設置されている。
【0036】この排出ゲート40は、搬送路面が複数の
支持板40aを立設させた櫛の歯状に形成されている。
その際、各支持板40aの配置は、各第2送り爪39の
搬送方向延長線上には位置しないように設計されてい
る。更に、排出ゲート40は、これら各支持板40aを
下端で一体に連結又は形成している基部40bを備えて
いる。この基部40bには後述する第2底ガイド板41
の下面に、搬送方向に沿うように取り付けられたピスト
ンシリンダー装置42のピストンロッド42aに接続さ
れている。
【0037】これにより、排出ゲート40はピストンシ
リンダー装置42の作動によって搬送方向に往復移動す
ることができる。すなわち、この排出ゲート40がピス
トンシリンダー装置42の作動によって搬送方向前方へ
移動された時、その搬送路面には開口部があくことにな
る。この開口部の真下には不良品排出ボックス43が設
置されている。更に、排出ゲート40の搬送方向前方側
には3つの第2底ガイド板41が前述した第1底ガイド
板と同様な搬送路横断方向位置で且つ同様な相互の間隔
をあけて設置されている。
【0038】これらの第2底ガイド板41は、具体的に
は搬送路横断方向に櫛の歯状に配列されている複数の支
持板40aに隣接し、それらの前端部には排出ゲート4
0が搬送方向前方へ移動した時、各支持板40aが第2
底ガイド板41に当接しないようにこれらをが入り込む
ことのできる切欠き部41aが形成されている。この結
果、排出ゲート40の移動が可能となり、不良品排出ボ
ックス43への開口部を開くことができる。
【0039】第2底ガイド板41の搬送方向終端部付近
における上方には、背ボール集積部44が設置されてい
る。この集積部44は搬送方向後方に3本の縦枠44a
と搬送方向前方に1本の縦枠44bとを背ボール13の
幅とほぼ同じ間隔をあけて形成され、各縦枠の下端部に
は下端が片矢じり型をしたフックレバー44cが矢じり
部を対向する側に向けて枢着されている。
【0040】これにより、背ボール13を集積部44の
真下からこの前後のフックレバー44c間に押込もうと
すると、矢じり部の傾斜面に当接する背ボール13がこ
れらフックレバー44cを押し開いて内部に入り、これ
と同時にフックレバー44cはその自重によって垂直位
置へ復帰し、この結果集積部44c内に入った背ボール
13は矢じり部に乗って保持される。
【0041】搬送路に沿って移動可能に支持された送り
爪移動ユニット36は前述した第1ポジションと図1に
仮想線で示される第2ポジションとの間を往復動し、第
2ポジションでは第1送り爪35が排出ゲート40の支
持板40a直前の位置にあり且つ第2送り爪39が集積
部44の直下の位置にくるように設計されている。
【0042】次に、本実施例に係る背ボール自動供給集
積装置10の動作を以下詳細に説明する。前述したよう
に所定の大きさに形成された多数の背ボール13は、ベ
ルトコンベヤー装置11の搬入端上部に取り付けられた
ホッパー12内にその長さ方向がコンベヤーベルト11
aの横断方向に一致する方向に向けて投入される。ホッ
パー内12の背ボール13は、その出口においてある程
度の量的規制を受けてコンベヤーベルト11a上に無雑
作に供給され、コンベヤーベルト11aの移動に伴って
搬送される。
【0043】コンベヤーベルト11a上の背ボール13
は、整列ローラ14の下を通過する時、前述したように
逆方向に回転する3つのローラ部14a、14b、14
cによって積重なった背ボール13を押し戻して1枚だ
けを通過させる。これにより多数の背ボール13はコン
ベヤーベルト11a上で整列させられ、且つ押え金具2
7によってコンベヤーベルト11a上から浮き上がるこ
となく整然と整列して搬送され、テーブル26にそのま
まの状態で乗り移って押せ押せで送給される。
【0044】このようにしてテーブル26上を送給され
てきた背ボール13は、ストッパ板28の端縁部に当接
し、これによりテーブル26に搬送路横断方向に並んで
形成された多数のスロット状開口29を横断する状態で
停止する。すると、テーブル26の下に位置していた押
上げ装置30のピストンシリンダー装置31が作動し
て、そのピストンロッド31aにより突上げ部32が上
昇し、櫛の歯状の突上げ歯32aがテーブル26のスロ
ット状開口29から突出し、テーブル26上で停止して
いる1枚の背ボール13を乗せてこれを持ち上げる。
【0045】突上げ歯32aが搬送方向前方側でこれに
隣接して配置された第1底ガイド板33と同じ高さまで
上昇されると、後方から送られてくる次の背ボール13
は、この上昇している突上げ歯32aの後面に衝突して
その位置で停止している。その間に、送り爪移動ユニッ
ト36が第1ポジションから第2ポジションに向って移
動される。
【0046】これにより、この送り爪移動ユニット36
の後部に吊り下げられて取り付けられた複数の第1送り
爪35の下端は突上げ歯32aに乗せられた背ボール1
3の後方からこれに当接して搬送方向へ押し出し、突上
げ歯32aから第1底ガイド板33a、33b、33c
を跨ぐように横断した状態でスライドさせて行く。
【0047】そして、突上げ歯32aから背ボール13
が送り出されると、ピストンシリンダー装置31が作動
して突上げ歯32aを元の位置まで下降させる。する
と、この突上げ歯32aの後面に衝突して停止していた
次の背ボール13が送られてきてストッパ板28の端縁
部に当接して停止する。
【0048】ところで、送り爪移動ユニット36の移動
において、各第1送り爪35は、突上げ歯32aについ
ては各突上げ歯間の間隔部を通り、また第1底ガイド板
33a、33b、33cについては相互の間隔部及び最
外側空間部を通過するので、その移動に問題は生じな
い。このようにして背ボール13が第1底ガイド板33
a、33b、33c上を搬送方向前方へスライドさせら
れている時、レーザ光通過穴34を横断する。そして、
これらのレーザ光通過穴34の上下に設置された一対の
レーザ判別装置37a、37bが背ボール13を規定の
形状並びに寸法内にあるか否かを瞬時に判定する。
【0049】そして、送り爪移動ユニット26が第2ポ
ジションに移動して停止した時における第1送り爪35
での背ボール搬送終了位置は、排出ゲート40における
櫛の歯状の支持板40a上である。その際、レーザ判別
装置37a、37bが第1底ガイド板を通過した背ボー
ル13の寸法形状を検出して規定外であった場合にはレ
ーザ判別装置が制御装置(図示せず)に信号を供給して
ピストンシリンダー装置42を作動させる。
【0050】これにより排出ゲート40は搬送方向前方
へ移動されて搬送路面に開口部を形成する。この結果、
不良品と認定された背ボール13はこの開口部から不良
品排出ボックス43内に落とされて収容される。レーザ
判別装置37a、37bが第1底ガイド板を通過する背
ボール13の寸法及び形状を規定範囲内と判定した時に
は排出ゲート40は全く移動することはない。
【0051】この背ボール13がベルトコンベヤー装置
11で搬送されてきた先頭の背ボールであったとする
と、ここで送り爪移動ユニット36は第1ポジションへ
戻される。そして、テーブル26上のストッパ板28端
縁部で当接して停止している背ボール13を前述した動
作の繰返しにより再び送り爪移動ユニット36により搬
送する。
【0052】さて、前述の送り爪移動ユニット36の説
明においては先頭の背ボール13を搬送する場合であっ
たため第2送り爪39についての動作は説明を省略した
が、第2送り爪39はこの送り爪移動ユニット36が第
2ポジションへ移動し始める直前にピストンシリンダー
装置38により下方へ下ろされ、櫛の歯状の各第2送り
爪39は第1底ガイド板の間隔部と最外側空間部に降り
る。
【0053】そして、送り爪移動ユニット36が移動す
ると、第1送り爪35は前述したように次の背ボール1
3を送り出し、これと同時に第2送り爪39は排出ゲー
ト40上に位置していた最初の背ボール13を搬送方向
へ押し出しながら第2底ガイド板41上をスライドして
集積部44の直下まで搬送する。この第2ポジションで
送り爪移動ユニット36が停止すると、直ちにピストン
シリンダー装置38が作動して第2送り爪39を上昇さ
せる。これにより背ボール13は第2送り爪36の水平
部分に乗って持ち上げられ、集積部44内にフックレバ
ー44cを押し開いて押込まれる。
【0054】なお、この時、フックレバー44cは第2
送り爪39の間隔部に入るような位置関係で設計されて
いることからこれが第2送り爪に当接することはない。
その後、第2送り爪39が上昇したままで送り爪移動ユ
ニット36は再び第1ポジションに戻り、そこで第2送
り爪39が下方へ下ろされて前述した一連の動作を繰返
す。従って、以後の送り爪移動ユニット36の動作で
は、後方の第1送り爪35と前方の第2送り爪39とが
同時に2箇所の背ボール13を搬送することになる。
【0055】前述した実施例の背ボール自動供給集積装
置10における一連の各部動作は、電子制御装置(図示
せず)等により連続的に行なうようにされている。これ
により、背ボール13は完全な自動装置により集積部4
4に次々と収納され、そして所定数の背ボール13が集
積部44内に保持された時これを一束として取り出して
表紙貼機へセットされる。このように、この実施例の背
ボール自動供給集積装置では、全く人の手に頼らないた
め極めて能率的に背ボールの集積ができ、これにより表
紙貼機の高速化にも充分対応することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の背ボール
自動供給集積装置によれば、上製角山本における表紙の
背部分に使用する背ボールを表紙貼機のマガジンに供給
し易いように予め自動的に纏めて集積することができ
る。そのため表紙貼機の高速化にも充分に対応すること
ができ上製角山本の生産性を向上させることができると
言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る背ボール自動供給集積
装置を示す縦断面図である。
【図2】図1に示される一実施例の背ボール自動供給集
積装置を示す平面図である。
【図3】図1に示される本実施例の背ボール自動供給集
積装置における背ボール停止位置でのテーブル面と押上
げ装置を示す部分的な斜視図である。
【図4】上製角山本を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
10 背ボール自動供給集積装置 11 ベルトコンベヤー装置 11a コンベヤーベルト 11b ベルト支持軸 12 ホッパー 13 背ボール 14 整列ローラ 14a ローラ部 14b ローラ部 14c ローラ部 15 回転軸 16 固定支持軸 17 アーム 18 スプロケット 19 スプロケット 20 チェーン 21 スプロケット 22 モータ 23 スプロケット 24 チェーン 25 スプロケット 26 テーブル 27 押え金具 28 ストッパ板 28a 切欠溝 29 スロット状開口 30 押上げ装置 31 ピストンシリンダー装置 31a ピストンロッド 32 突上げ部 32a 突上げ歯 33a 第1底ガイド板 33b 第1底ガイド板 33c 第1底ガイド板 34 レーザ光通過穴 35 第1送り爪 36 送り爪移動ユニット 37a レーザ判別装置 37b レーザ判別装置 38 ピストンシリンダー装置 39 第2送り爪 40 排出ゲート 41 第2底ガイド板 42 ピストンシリンダー装置 43 不良品排出ボックス 44 集積部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上製角山本の表紙の背部分に使用する短
    冊状のボール紙(背ボール)を自動的に供給して集積す
    る装置であって、多数の前記背ボールが乗せられてこれ
    を搬送するベルトコンベヤー装置と、前記ベルトコンベ
    ヤー装置のベルト上に前記背ボールの厚さ寸法より僅か
    に大きな寸法の間隔をあけて設置され、前記コンベヤー
    ベルト上にその搬入端から無雑作に乗せられた多数の前
    記背ボールを一枚づつ並べて整列すべく前記コンベヤー
    ベルト移動方向と反対方向に回転する整列ローラと、前
    記コンベヤーベルトの搬出端から整列状態で順次送り出
    される前記背ボールを一枚づつ待機位置へ送る第1送り
    爪と、前記待機位置に送られた前記背ボールを保持して
    集積部の直下へ移送し、これを上方へ持ち上げて前記集
    積部に下部開口を押し開いて進入させる第2送り爪とか
    らなる背ボール自動供給集積装置。
  2. 【請求項2】 前記整列ローラが前記コンベヤーベルト
    上に前記背ボールの厚さの約1.5倍の間隔をあけて設
    置されていることを特徴とする請求項1に記載の背ボー
    ル自動供給集積装置。
  3. 【請求項3】 前記整列ローラの周面が摩擦性材料で形
    成されていることを特徴とする請求項2に記載の背ボー
    ル自動供給集積装置。
  4. 【請求項4】 前記整列ローラが前記コンベヤーベルト
    の幅方向に配列された複数のローラ部から構成されてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の背ボール自動供給
    集積装置。
  5. 【請求項5】 前記第1送り爪と前記第2送り爪とが連
    結されていて、両者は一体に往復動することを特徴とす
    る請求項1に記載の背ボール自動供給集積装置。
  6. 【請求項6】 前記待機位置には不良品排出口ゲートが
    設けられており、この不良品排出ゲートが開閉可能に構
    成され、当該ゲート上の前記待機位置に不良品の背ボー
    ルが移送されてきた時前記ゲートが開いてこれを排出す
    ることを特徴とする請求項1に記載の背ボール自動供給
    集積装置。
  7. 【請求項7】 前記第1送り爪で一枚の背ボールを前記
    待機位置である前記不良品排出ゲートに移送する際その
    経路上にレーザ判別装置が設けられ、前記レーザ判別装
    置を通過する時前記背ボールの良、不良が検査され、不
    良品と判別された時には前記不良品排出ゲートが前記レ
    ーザ判別装置からの信号により開放動作させられること
    を特徴とする請求項6に記載の背ボール自動供給集積装
    置。
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