JP2563951Y2 - 5ポート4位置切換弁及び吸引車の管路切換装置 - Google Patents
5ポート4位置切換弁及び吸引車の管路切換装置Info
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- JP2563951Y2 JP2563951Y2 JP1992060397U JP6039792U JP2563951Y2 JP 2563951 Y2 JP2563951 Y2 JP 2563951Y2 JP 1992060397 U JP1992060397 U JP 1992060397U JP 6039792 U JP6039792 U JP 6039792U JP 2563951 Y2 JP2563951 Y2 JP 2563951Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、弁箱に対して弁体を回
転させて4位置に切り換えることにより、弁体の5個の
ポートのうちの何れか2個を相互に連通させ、且つ他の
何れか2個を相互に連通させ得る5ポート4位置切換弁
と、その5ポート4位置切換弁を用いた吸引車の管路切
換装置とに関する。
転させて4位置に切り換えることにより、弁体の5個の
ポートのうちの何れか2個を相互に連通させ、且つ他の
何れか2個を相互に連通させ得る5ポート4位置切換弁
と、その5ポート4位置切換弁を用いた吸引車の管路切
換装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】レシーバタンクの内部を真空ポンプの吸
入口に接続して減圧することにより汚泥を汚水及び空気
と共に吸引した後、レシーバタンクの内部を真空ポンプ
の吐出口に接続して加圧することにより汚水を排出する
吸引車が知られている。
入口に接続して減圧することにより汚泥を汚水及び空気
と共に吸引した後、レシーバタンクの内部を真空ポンプ
の吐出口に接続して加圧することにより汚水を排出する
吸引車が知られている。
【0003】従来の吸引車は、レシーバタンクと真空ポ
ンプとを接続する管路に複数の開閉弁を備えており、こ
れら複数の開閉弁を開閉操作することにより、前記吸引
状態及び加圧状態を切り換えるとともに、レシーバタン
クを閉塞して真空ポンプを大気に連通させる中正状態を
実現するようになっている。
ンプとを接続する管路に複数の開閉弁を備えており、こ
れら複数の開閉弁を開閉操作することにより、前記吸引
状態及び加圧状態を切り換えるとともに、レシーバタン
クを閉塞して真空ポンプを大気に連通させる中正状態を
実現するようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のものでは、管路の切り換えを行う度に複数の開閉弁を
操作する必要があって面倒であるばかりか、誤操作が発
生し易い問題がある。
のものでは、管路の切り換えを行う度に複数の開閉弁を
操作する必要があって面倒であるばかりか、誤操作が発
生し易い問題がある。
【0005】本考案は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、複数の開閉弁の機能を1個で満たす5ポート4位置
切換弁と、この5ポート4位置切換弁を用いた吸引車の
管路切換装置とを提供することを目的とする。
で、複数の開閉弁の機能を1個で満たす5ポート4位置
切換弁と、この5ポート4位置切換弁を用いた吸引車の
管路切換装置とを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、5個のポートにそれぞれ連通する5個の
弁室を固定側弁座に開口させてなる弁箱と、前記固定側
弁座に摺接する可動側弁座に第1及び第2連通路の両端
をそれぞれ開口させてなる弁体とを備え、弁体を回転軸
回りに回転させて弁箱に対する回転位置を4位置に切り
換えることにより、第1連通路で何れか2個の弁室を相
互に連通させ、且つ第2連通路で他の何れか2個の弁室
を相互に連通させる5ポート4位置切換弁であって、弁
箱の固定側弁座に、互いに隣接する3個の弁室の開口を
それぞれ回転軸を中心として90°間隔で形成するとと
もに、前記3個の弁室の両端間に位置する残りの2個の
弁室の開口をそれぞれ回転軸を中心として45°間隔で
形成し、かつ弁体の可動側弁座に回転軸を中心として9
0°間隔で4個の開口を形成し、その隣接する2個を第
1連通路の開口とするとともに他の隣接する2個を第2
連通路の開口としたことを特徴とする。
に、本考案は、5個のポートにそれぞれ連通する5個の
弁室を固定側弁座に開口させてなる弁箱と、前記固定側
弁座に摺接する可動側弁座に第1及び第2連通路の両端
をそれぞれ開口させてなる弁体とを備え、弁体を回転軸
回りに回転させて弁箱に対する回転位置を4位置に切り
換えることにより、第1連通路で何れか2個の弁室を相
互に連通させ、且つ第2連通路で他の何れか2個の弁室
を相互に連通させる5ポート4位置切換弁であって、弁
箱の固定側弁座に、互いに隣接する3個の弁室の開口を
それぞれ回転軸を中心として90°間隔で形成するとと
もに、前記3個の弁室の両端間に位置する残りの2個の
弁室の開口をそれぞれ回転軸を中心として45°間隔で
形成し、かつ弁体の可動側弁座に回転軸を中心として9
0°間隔で4個の開口を形成し、その隣接する2個を第
1連通路の開口とするとともに他の隣接する2個を第2
連通路の開口としたことを特徴とする。
【0007】また本考案は、前記5ポート4位置切換弁
を用いた吸引車の管路切換装置であって、5ポート4位
置切換弁の5個のポートに、レシーバタンクに連通する
第1管路と、大気に連通する第2管路と、真空ポンプの
吸入口に連通する第3管路と、大気に連通する第4管路
と、真空ポンプの吐出口に連通する第5管路とをそれぞ
れ接続し、5ポート4位置切換弁を少なくとも3位置に
切り換えることにより、真空ポンプの吸入口がレシーバ
タンクに接続されて吐出口が大気に開放される吸引状
態、真空ポンプの吐出口がレシーバタンクに接続されて
吸入口が大気に開放される加圧状態及びレシーバタンク
が閉塞されて真空ポンプの吸入口と吐出口が大気に開放
される中正状態の何れかを選択することを特徴とする。
を用いた吸引車の管路切換装置であって、5ポート4位
置切換弁の5個のポートに、レシーバタンクに連通する
第1管路と、大気に連通する第2管路と、真空ポンプの
吸入口に連通する第3管路と、大気に連通する第4管路
と、真空ポンプの吐出口に連通する第5管路とをそれぞ
れ接続し、5ポート4位置切換弁を少なくとも3位置に
切り換えることにより、真空ポンプの吸入口がレシーバ
タンクに接続されて吐出口が大気に開放される吸引状
態、真空ポンプの吐出口がレシーバタンクに接続されて
吸入口が大気に開放される加圧状態及びレシーバタンク
が閉塞されて真空ポンプの吸入口と吐出口が大気に開放
される中正状態の何れかを選択することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1に示すように、吸引車に搭載されたレ
シーバタンク1には、汚泥を汚水及び空気と共に吸引す
る吸引バルブ2と、吸引した汚水を排出する排出バルブ
3と、レシーバタンク1が満杯になった時に閉じるフロ
ートバルブ4とが設けられる。レシーバタンク1の内部
を加圧または吸引する水封式の真空ポンプ5は吸入口5
aと吐出口5bとを備え、これら吸入口5a及び吐出口
5bは5ポート4位置切換弁Vを介してレシーバタンク
1に選択的に接続される。即ち、5ポート4位置切換弁
Vは5個のポートP1 〜P5 を備え、第1ポートP1 は
レシーバタンク1に連通する第1管路L1 に、第2ポー
トP2 はバタフライバルブ6を介して大気に連通する第
2管路L2 に、第3ポートP3 は空気中の塵埃を除去す
るためのサイクロン7を介して真空ポンプ5の吸入口5
a連通する第3管路L3 に、第4ポートP4 は空気中の
水分を除去するとともにサイレンサとしても機能する気
液分離器8を介して大気に連通する第4管路L4 に、第
5ポートP5 はチェックバルブ9を介して真空ポンプ5
の吐出口5bに連通する第5管路L5 に接続される。そ
して、第3管路L3 には該第3管路L3 の圧力が所定値
を越えて減少すると開弁するバキュームブレーカ10が
接続されるとともに、第5管路L5 には該第5管路L5
の圧力が所定値を越えて増加すると開弁するリリーフバ
ルブ11が接続される。また気液分離器8と真空ポンプ
5とは、該真空ポンプ5にシール水を供給するための第
6管路L6 で接続される。
シーバタンク1には、汚泥を汚水及び空気と共に吸引す
る吸引バルブ2と、吸引した汚水を排出する排出バルブ
3と、レシーバタンク1が満杯になった時に閉じるフロ
ートバルブ4とが設けられる。レシーバタンク1の内部
を加圧または吸引する水封式の真空ポンプ5は吸入口5
aと吐出口5bとを備え、これら吸入口5a及び吐出口
5bは5ポート4位置切換弁Vを介してレシーバタンク
1に選択的に接続される。即ち、5ポート4位置切換弁
Vは5個のポートP1 〜P5 を備え、第1ポートP1 は
レシーバタンク1に連通する第1管路L1 に、第2ポー
トP2 はバタフライバルブ6を介して大気に連通する第
2管路L2 に、第3ポートP3 は空気中の塵埃を除去す
るためのサイクロン7を介して真空ポンプ5の吸入口5
a連通する第3管路L3 に、第4ポートP4 は空気中の
水分を除去するとともにサイレンサとしても機能する気
液分離器8を介して大気に連通する第4管路L4 に、第
5ポートP5 はチェックバルブ9を介して真空ポンプ5
の吐出口5bに連通する第5管路L5 に接続される。そ
して、第3管路L3 には該第3管路L3 の圧力が所定値
を越えて減少すると開弁するバキュームブレーカ10が
接続されるとともに、第5管路L5 には該第5管路L5
の圧力が所定値を越えて増加すると開弁するリリーフバ
ルブ11が接続される。また気液分離器8と真空ポンプ
5とは、該真空ポンプ5にシール水を供給するための第
6管路L6 で接続される。
【0010】次に、図2〜図5に基づいて5ポート4位
置切換弁Vの構造を説明する。
置切換弁Vの構造を説明する。
【0011】5ポート4位置切換弁Vは、上面に固定側
弁座12が形成された有底円筒状の弁箱13と、この弁
箱13の固定側弁座12に摺接する可動側弁座14を有
して回転軸S回りに回転する半球状の弁体15から構成
される。弁箱13には固定側弁座12に開口する5個の
弁室161 〜165 が形成され、各弁室161 〜165
は各々ポートP1 〜P5 を介して管路L1 〜L5 に連通
する。図5から明らかなように、各弁室161 〜165
の開口は回転軸Sを中心とする扇形に形成され、2個の
弁室161 ,162 の開口はその中心が相互に45°離
間して形成されるとともに各々45°の中心角を持ち、
残りの3個の弁室163 〜165 の開口はその中心が相
互に90°ずつ離間して形成されるとともに各々90°
の中心角を持つ。
弁座12が形成された有底円筒状の弁箱13と、この弁
箱13の固定側弁座12に摺接する可動側弁座14を有
して回転軸S回りに回転する半球状の弁体15から構成
される。弁箱13には固定側弁座12に開口する5個の
弁室161 〜165 が形成され、各弁室161 〜165
は各々ポートP1 〜P5 を介して管路L1 〜L5 に連通
する。図5から明らかなように、各弁室161 〜165
の開口は回転軸Sを中心とする扇形に形成され、2個の
弁室161 ,162 の開口はその中心が相互に45°離
間して形成されるとともに各々45°の中心角を持ち、
残りの3個の弁室163 〜165 の開口はその中心が相
互に90°ずつ離間して形成されるとともに各々90°
の中心角を持つ。
【0012】一方、図4から明らかなように、弁箱13
の弁座12に摺接する弁体15の可動側弁座14には、
45°の中心角を持つ開口171 〜174 が90°間隔
で4個形成され、隣接する2個の開口171 ,172 を
接続するように第1連通路181 が形成されるととも
に、残りの隣接する2個の開口173 ,174 を接続す
るように第2連通路182 が形成される。
の弁座12に摺接する弁体15の可動側弁座14には、
45°の中心角を持つ開口171 〜174 が90°間隔
で4個形成され、隣接する2個の開口171 ,172 を
接続するように第1連通路181 が形成されるととも
に、残りの隣接する2個の開口173 ,174 を接続す
るように第2連通路182 が形成される。
【0013】弁体15は回転軸Sの上端との間に縮設し
たスプリング19によって弁箱13に向けて付勢されて
おり、これにより弁箱13の固定側弁座12に弁体15
の可動側弁座14が密着する。固定側弁座12と可動側
弁座14は平面で摺接するためにシール性に優れるだけ
でなく、こじれや偏摩耗が発生する虞がない。
たスプリング19によって弁箱13に向けて付勢されて
おり、これにより弁箱13の固定側弁座12に弁体15
の可動側弁座14が密着する。固定側弁座12と可動側
弁座14は平面で摺接するためにシール性に優れるだけ
でなく、こじれや偏摩耗が発生する虞がない。
【0014】弁体15はそのブラケット15aをシリン
ダ20に接続されて45°間隔で回転駆動され、図6
(A)〜(D)にそれぞれ示す吸引位置、加圧位置、中
正位置及び予備位置の4位置の何れかに選択的に切り換
えられる。尚、前記予備位置は本実施例では使用されな
い不使用位置とされる。
ダ20に接続されて45°間隔で回転駆動され、図6
(A)〜(D)にそれぞれ示す吸引位置、加圧位置、中
正位置及び予備位置の4位置の何れかに選択的に切り換
えられる。尚、前記予備位置は本実施例では使用されな
い不使用位置とされる。
【0015】而して、5ポート4位置切換弁Vが吸引位
置にある時、第1連通路181 を介して弁室161 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室164 が連通し、残りの弁室162
は閉塞される。また、5ポート4位置切換弁Vが加圧位
置にある時、第1連通路181 を介して弁室164 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室161 が連通し、残りの弁室162
は閉塞される。更に、5ポート4位置切換弁Vが中正位
置にある時、第1連通路181 を介して弁室162 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室164 が連通し、残りの弁室161
は閉塞される。更にまた、5ポート4位置切換弁Vが予
備位置にある時、第1連通路181 を介して弁室165
と弁室162 が連通するとともに、第2連通路182 を
介して弁室164 と弁室163 が連通し、残りの弁室1
61 は閉塞される。
置にある時、第1連通路181 を介して弁室161 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室164 が連通し、残りの弁室162
は閉塞される。また、5ポート4位置切換弁Vが加圧位
置にある時、第1連通路181 を介して弁室164 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室161 が連通し、残りの弁室162
は閉塞される。更に、5ポート4位置切換弁Vが中正位
置にある時、第1連通路181 を介して弁室162 と弁
室163 が連通するとともに、第2連通路182 を介し
て弁室165 と弁室164 が連通し、残りの弁室161
は閉塞される。更にまた、5ポート4位置切換弁Vが予
備位置にある時、第1連通路181 を介して弁室165
と弁室162 が連通するとともに、第2連通路182 を
介して弁室164 と弁室163 が連通し、残りの弁室1
61 は閉塞される。
【0016】次に、前述の構成を備えた本考案の実施例
の作用について説明する。
の作用について説明する。
【0017】レシーバタンク1に汚泥を吸引するには、
図7に示すように、レシーバタンク1の吸引バルブ2を
開弁して排出バルブ3を閉弁し、且つ第2管路L2 に設
けたバタフライバルブ6を閉弁した状態で5ポート4位
置切換弁Vを吸引位置に切り換えて真空ポンプ5を運転
する。これによりレシーバタンク1の内部がフロートバ
ルブ4、第1管路L1 、第1ポートP1 、第1連通路1
81 、第3ポートP3及びサイクロン7を有する第3管
路L3 を介して真空ポンプ5の吸入口5aに接続され、
減圧されたレシーバタンク1の内部に吸引バルブ2を介
して汚泥、汚水及び空気が吸引される。このとき、レシ
ーバタンク1の内部が満杯になると、フロートバルブ4
が閉じて第1管路L1 が閉塞される。一方、真空ポンプ
5の吐出口5bから排出された空気は、チェックバルブ
9を有する第5管路L5 、第5ポートP5 、第2連通路
182 、第4ポートP4 、第4管路L4 及び気液分離器
8を介して大気に放出される。
図7に示すように、レシーバタンク1の吸引バルブ2を
開弁して排出バルブ3を閉弁し、且つ第2管路L2 に設
けたバタフライバルブ6を閉弁した状態で5ポート4位
置切換弁Vを吸引位置に切り換えて真空ポンプ5を運転
する。これによりレシーバタンク1の内部がフロートバ
ルブ4、第1管路L1 、第1ポートP1 、第1連通路1
81 、第3ポートP3及びサイクロン7を有する第3管
路L3 を介して真空ポンプ5の吸入口5aに接続され、
減圧されたレシーバタンク1の内部に吸引バルブ2を介
して汚泥、汚水及び空気が吸引される。このとき、レシ
ーバタンク1の内部が満杯になると、フロートバルブ4
が閉じて第1管路L1 が閉塞される。一方、真空ポンプ
5の吐出口5bから排出された空気は、チェックバルブ
9を有する第5管路L5 、第5ポートP5 、第2連通路
182 、第4ポートP4 、第4管路L4 及び気液分離器
8を介して大気に放出される。
【0018】レシーバタンク1から汚水を排出するに
は、図8に示すように、レシーバタンク1の吸引バルブ
2を閉弁して排出バルブ3を開弁し、且つ第2管路L2
に設けたバタフライバルブ6を閉弁した状態で5ポート
4位置切換弁Vを加圧位置に切り換えて真空ポンプ5を
運転する。これにより気液分離器8、第4管路L4 、第
4ポートP4 、第1連通路181 、第3ポートP3 及び
サイクロン7を有する第3管路L3 を介して真空ポンプ
5の吸入口5aに加圧用の空気が吸引される。そして真
空ポンプ5の吐出口5bから吐出された空気は、チェッ
クバルブ9を有する第5管路L5 、第5ポートP5 、第
2連通路182 、第1ポートP1 、第1管路L1 及びフ
ロートバルブ4を介してレシーバタンク1に供給され、
加圧されたレシーバタンク1から排出バルブ3を介して
汚水が排出される。
は、図8に示すように、レシーバタンク1の吸引バルブ
2を閉弁して排出バルブ3を開弁し、且つ第2管路L2
に設けたバタフライバルブ6を閉弁した状態で5ポート
4位置切換弁Vを加圧位置に切り換えて真空ポンプ5を
運転する。これにより気液分離器8、第4管路L4 、第
4ポートP4 、第1連通路181 、第3ポートP3 及び
サイクロン7を有する第3管路L3 を介して真空ポンプ
5の吸入口5aに加圧用の空気が吸引される。そして真
空ポンプ5の吐出口5bから吐出された空気は、チェッ
クバルブ9を有する第5管路L5 、第5ポートP5 、第
2連通路182 、第1ポートP1 、第1管路L1 及びフ
ロートバルブ4を介してレシーバタンク1に供給され、
加圧されたレシーバタンク1から排出バルブ3を介して
汚水が排出される。
【0019】レシーバタンク1への汚泥の吸引及び汚水
の排出を中断するには、図1に示すように、レシーバタ
ンク1の吸引バルブ2及び排出バルブ3を閉弁するとと
もに第2管路L2 のバタフライバルブ6を開弁し、5ポ
ート4位置切換弁Vを中正位置に切り換える。これによ
りバタフライバルブ6を有する第2管路L2 、第2ポー
トP2 、第1連通路181 、第3ポートP3 、サイクロ
ン7を有する第3管路L3 を介して真空ポンプ5の吸入
口5aに空気が吸入され、その空気は真空ポンプ5の吐
出口5bからチェックバルブ9を有する第5管路L5 、
第5ポートP5、第2連通路182 、第4ポートP4 、
第4管路L4 及び気液分離器8を介して大気に排出され
る。そして、レシーバタンク1に第1管路L1 を介して
接続される第2ポートP2 は閉塞され、レシーバタンク
1の内部は加圧状態又は減圧状態に保持される。
の排出を中断するには、図1に示すように、レシーバタ
ンク1の吸引バルブ2及び排出バルブ3を閉弁するとと
もに第2管路L2 のバタフライバルブ6を開弁し、5ポ
ート4位置切換弁Vを中正位置に切り換える。これによ
りバタフライバルブ6を有する第2管路L2 、第2ポー
トP2 、第1連通路181 、第3ポートP3 、サイクロ
ン7を有する第3管路L3 を介して真空ポンプ5の吸入
口5aに空気が吸入され、その空気は真空ポンプ5の吐
出口5bからチェックバルブ9を有する第5管路L5 、
第5ポートP5、第2連通路182 、第4ポートP4 、
第4管路L4 及び気液分離器8を介して大気に排出され
る。そして、レシーバタンク1に第1管路L1 を介して
接続される第2ポートP2 は閉塞され、レシーバタンク
1の内部は加圧状態又は減圧状態に保持される。
【0020】而して、レシーバタンク1を吸引状態、加
圧状態及び中正状態の何れかに切り換える作業を1個の
5ポート4位置切換弁Vの操作によって行うことが可能
となり、作業性の向上と誤操作の防止が可能となるばか
りか、コストとスペースの削減を併せて達成することが
できる。
圧状態及び中正状態の何れかに切り換える作業を1個の
5ポート4位置切換弁Vの操作によって行うことが可能
となり、作業性の向上と誤操作の防止が可能となるばか
りか、コストとスペースの削減を併せて達成することが
できる。
【0021】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
案は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0022】例えば、実施例では5ポート4位置切換弁
Vを3位置切換弁として使用しているが、必要に応じて
2位置切換弁又は4位置切換弁として使用可能であるこ
とは勿論である。
Vを3位置切換弁として使用しているが、必要に応じて
2位置切換弁又は4位置切換弁として使用可能であるこ
とは勿論である。
【0023】
【考案の効果】以上のように本考案の5ポート4位置切
換弁によれば、弁体を回転軸回りに回転させて弁箱に対
する回転位置を4位置に切り換えることにより、弁体に
設けた第1連通路で弁箱に設けた5個の弁室のうちの何
れか2個の弁室を相互に連通させ、且つ第2連通路で他
の何れか2個の弁室を相互に連通させることができる。
これにより、複数個の開閉弁の機能を1個の5ポート4
位置切換弁で賄うことが可能となり、コストとスペース
を削減することができる。
換弁によれば、弁体を回転軸回りに回転させて弁箱に対
する回転位置を4位置に切り換えることにより、弁体に
設けた第1連通路で弁箱に設けた5個の弁室のうちの何
れか2個の弁室を相互に連通させ、且つ第2連通路で他
の何れか2個の弁室を相互に連通させることができる。
これにより、複数個の開閉弁の機能を1個の5ポート4
位置切換弁で賄うことが可能となり、コストとスペース
を削減することができる。
【0024】また本考案の吸引車の管路切換装置によれ
ば、1個の5ポート4位置切換弁を切換操作するだけで
レシーバタンクが真空ポンプの吸入口に接続される吸引
状態、レシーバタンクが真空ポンプの吐出口に接続され
る加圧状態及びレシーバタンクが閉塞される中正状態の
何れかを選択することが可能となり、従来の複数の開閉
弁を開閉操作するものに比べて操作性が大幅に向上する
だけでなく、誤操作を未然に防止することも可能とな
る。
ば、1個の5ポート4位置切換弁を切換操作するだけで
レシーバタンクが真空ポンプの吸入口に接続される吸引
状態、レシーバタンクが真空ポンプの吐出口に接続され
る加圧状態及びレシーバタンクが閉塞される中正状態の
何れかを選択することが可能となり、従来の複数の開閉
弁を開閉操作するものに比べて操作性が大幅に向上する
だけでなく、誤操作を未然に防止することも可能とな
る。
【図1】吸引車の全体構成図(中正状態)
【図2】5ポート4位置切換弁の側面図
【図3】図2の3−3線断面図
【図4】図2の4−4線断面図
【図5】図2の5−5線断面図
【図6】5ポート4位置切換弁の作用説明図
【図7】吸引車の作用説明図(吸引状態)
【図8】吸引車の作用説明図(加圧状態)
1 レシーバタンク 5 真空ポンプ 5a 吸入口 5b 吐出口 12 固定側弁座 13 弁箱 14 可動側弁座 15 弁体 161 〜165 弁室 171 〜174 開口 181 第1連通路 182 第2連通路 L1 〜L5 管路 P1 〜P5 ポート S 回転軸 V 5ポート4位置切換弁
Claims (2)
- 【請求項1】 5個のポート(P1 〜P5 )にそれぞれ
連通する5個の弁室(161 〜165 )を固定側弁座
(12)に開口させてなる弁箱(13)と、前記固定側
弁座(12)に摺接する可動側弁座(14)に第1及び
第2連通路(181 ,182 )の両端をそれぞれ開口さ
せてなる弁体(15)とを備え、弁体(15)を回転軸
(S)回りに回転させて弁箱(13)に対する回転位置
を4位置に切り換えることにより、第1連通路(1
81 )で何れか2個の弁室(161 〜165 )を相互に
連通させ、且つ第2連通路(182 )で他の何れか2個
の弁室(161 〜165 )を相互に連通させる5ポート
4位置切換弁であって、 弁箱(13)の固定側弁座(12)に、互いに隣接する
3個の弁室(163 〜165 )の開口をそれぞれ回転軸
(S)を中心として90°間隔で形成するとともに、前
記3個の弁室(163 〜165 )の両端間に位置する残
りの2個の弁室(161 ,162 )の開口をそれぞれ回
転軸(S)を中心として45°間隔で形成し、かつ弁体
(15)の可動側弁座(14)に回転軸(S)を中心と
して90°間隔で4個の開口(171 〜174 )を形成
し、その隣接する2個を第1連通路(181 )の開口
(171 ,172 )とするとともに他の隣接する2個を
第2連通路(182 )の開口(173 ,174 )とした
ことを特徴とする、5ポート4位置切換弁。 - 【請求項2】 請求項1記載の5ポート4位置切換弁
(V)を用いた吸引車の管路切換装置であって、 5ポート4位置切換弁(V)の5個のポート(P1 〜P
5 )に、レシーバタンク(1)に連通する第1管路(L
1 )と、大気に連通する第2管路(L2 )と、真空ポン
プ(5)の吸入口(5a)に連通する第3管路(L3 )
と、大気に連通する第4管路(L4 )と、真空ポンプ
(5)の吐出口(5b)に連通する第5管路(L5 )と
をそれぞれ接続し、5ポート4位置切換弁(V)を少な
くとも3位置に切り換えることにより、真空ポンプ
(5)の吸入口(5a)がレシーバタンク(1)に接続
されて吐出口(5b)が大気に開放される吸引状態、真
空ポンプ(5)の吐出口(5b)がレシーバタンク
(1)に接続されて吸入口(5a)が大気に開放される
加圧状態及びレシーバタンク(1)が閉塞されて真空ポ
ンプ(5)の吸入口(5a)と吐出口(5b)が大気に
開放される中正状態の何れかを選択することを特徴とす
る、吸引車の管路切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060397U JP2563951Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 5ポート4位置切換弁及び吸引車の管路切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992060397U JP2563951Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 5ポート4位置切換弁及び吸引車の管路切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622672U JPH0622672U (ja) | 1994-03-25 |
JP2563951Y2 true JP2563951Y2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=13140991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992060397U Expired - Lifetime JP2563951Y2 (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 5ポート4位置切換弁及び吸引車の管路切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2563951Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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US10344877B2 (en) | 2015-12-01 | 2019-07-09 | Tesla Motors, Inc. | Multi-port valve with multiple operation modes |
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KR102564923B1 (ko) * | 2021-11-23 | 2023-08-09 | (주)엠투엔 | 전기자동차의 냉각수용 방사형 멀티밸브 |
KR102521910B1 (ko) * | 2021-11-25 | 2023-04-28 | 주식회사 신한전기 | 전기자동차의 냉각수용 원통형 멀티밸브 |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP1992060397U patent/JP2563951Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0622672U (ja) | 1994-03-25 |
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