JP2563895Y2 - スプリンクラヘッドのデフレクタ - Google Patents

スプリンクラヘッドのデフレクタ

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JP2563895Y2
JP2563895Y2 JP1988143765U JP14376588U JP2563895Y2 JP 2563895 Y2 JP2563895 Y2 JP 2563895Y2 JP 1988143765 U JP1988143765 U JP 1988143765U JP 14376588 U JP14376588 U JP 14376588U JP 2563895 Y2 JP2563895 Y2 JP 2563895Y2
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JP
Japan
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deflector
valve body
sprinkler head
fire extinguishing
discharge port
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Application number
JP1988143765U
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English (en)
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JPH0263870U (ja
Inventor
正満 大橋
良和 清水
Original Assignee
能美防災 株式会社
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Publication date
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は住宅などに設置されるスプリンクラヘッド
に関するもので、更に述べると、消火用スプリンクラヘ
ッドのデフレクタに関するものである。
従来の技術 消火用スプリンクラヘッドには、放水口から噴出する
消火用水を分散させるためにデフレクタが設けられてい
る。
従来のデフレクタは、平面状の基体の外周縁部に半径
方向の切欠溝を形成した後、該外周縁部を直角に折り曲
げて垂直状に成形している。
考案が解決しようとする課題 従来例のデフレクタでは、放水口から噴出する消火用
水は、基体に衝突した後該基体の表面に沿って流下し、
その一部は切欠溝から放出されるが、その他は外周縁部
に沿って上昇するので、垂直方向にその流れ方向が変え
られる。そのため、消火用水の多くは、天井面に向かっ
て流れるので、燃え易いタンスや本棚などの家具が配設
されている側壁側に十分な散水が行われない。
そのため、火災の初期段階で消火(初期消火)するこ
とが困難となる。
この考案は、上記事情に鑑み側壁側に十分散水できる
ようにすることを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案は、本体の放水口に弁体の突状部を挿入し、
該弁体を熱分解部により前記放水口に圧接せしめ、又、
熱分解部の分解時に、前記弁体がデフレクタに支持され
るとともに、該弁体の突起部に前記放水口からの消火用
液が衝突するスプリンクラヘッドであって;該デフレク
タが、平面状の基体の外周縁部を折り曲げ部から側壁に
向って上向きに傾斜するように5〜20度上向きに折り曲
げ、該折り曲げ部の位置を消火用液が弁体の突起部に衝
突してデフレクタ上に落下する地点より外側にし、該基
体の外周縁部に半径方向の切欠溝を円周方向に間隔をお
いて複雑形成するとともに、隣り合う切欠溝間の傾斜爪
の幅を該切欠溝の幅より大きく形成したことを特徴とす
るスプリンクラヘッドのデフレクタにより前記目的を達
成しようとするものである。
作用 本体の放水口に対向せしめて所定位置にデフレクタを
配設する。
火災などの発生により放水口が開き消火用水が噴出さ
れると、該消火用水はデフレクタの基体に衝突してその
流れ方向を変えられ、基体表面に沿って流下し、さら
に、外周縁部によりその流れ方向を斜め上方に変えら
れ、側壁に向かって飛散する。
実施例 この考案の実施例を添付図面により説明するが、同一
図面符号はその名称も機能も同一である。
平面状の基体1の外周縁部2を、折り曲げ部2aから折
り曲げて上向きに傾斜せしめる。この折り曲げ部2aの位
置は、開弁して弁体が落下しデフレクタに支持された時
に消火用水が弁体15の突起部に衝突してデフレクタ21上
に落下する地点より外側である。
この外周縁部2の傾斜角度θは水平面に対して10度で
あるが、この角度θは必要に応じて5〜20度の範囲内で
選ばれる。
なお、一辺が約3.6mの略方形の部屋の中央天井面にス
プリンクラヘッドを取り付ける場合には、本実施例で記
した約10度の傾斜角が最適な角度となる。
基体1と外周縁部2とにわたって半径方向に切欠溝3
が形成されているが、この切欠溝3は、円周方向に沿っ
て等間隔に複数形成されている。隣り合う切欠溝間の傾
斜爪の幅は該切欠溝の幅より大きく形成されている。基
体1の中央部には楕円状の弁体ガイド穴4が形成され、
また、その外周にはストッパリング22の支持棒6を固定
する取付穴7が穿設されている。
次に、この実施例の作動につき説明する。第4図に示
すように、デフレクタ21をフラッシュ型スプリンクラヘ
ッドに組み込んでセットする。
火災などが発生して熱分解部19が分解すると、弁体15
は、弁体ガイド穴4とガイド31に案内されながらデフレ
クタ21に固定され、また、ストッパリング22はフレーム
20の内壁面に沿って落下しフレーム20の係合部に係止す
る。このとき、デフレクタ21は、第5図に示す状態とな
るので、放水口11から噴出される消火用水は、矢印A11
に示すように弁体15の突起部に衝突してその流れ方向が
変えられ、デフレクタ21の折り曲げ部2aより内側に落下
した後、矢印A12に示すように基体1の水平面に沿って
流下し、その一部は矢印A13に示すように、切欠穴3か
ら飛散し、また、他は、矢印A14に示すように、斜め上
方に飛散して図示しない側壁に散水される。
なお、10は放水口が形成されている本体、14はふっ素
樹脂製のOリング、18は弁体15と熱分解部19との間に設
けられたバランサ、25は感熱板26の筒状部に嵌合された
ピストン、27はピストン25とコンプレッション半田28に
より挟持される断熱材、30はリンク押さえ板23とアーム
支持板24とに係合するアーム、をそれぞれ示す。
考案の効果 この考案に係るスプリンクラヘッドのデフレクタは以
上の様に構成したので、放水口から放水される消火用水
(液)は基体に衝突して平面に沿って流下した後、一部
は切欠溝を介して水平方向に飛散し、他は傾斜爪に案内
されながら側壁に向かって上方に飛散する。この時、傾
斜爪の幅を該切欠溝の幅より大きく形成されるので、該
傾斜爪を介して上向きに飛散する消火用液の量が該切欠
溝を介して水平方向に飛散する消火用液の量より多くな
る。そのため、デフレクタの全周にわたり散水されると
共に、側壁近傍にも十分散水される。
従って、側壁近傍に配設された家具などに十分散水で
きるので、初期消火が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の実施例を示す図で、第1図
は平面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は
斜視図、第4図は使用状態を示す縦断面図、第5図は第
4図の他の状態を示す縦断面図、である。 1……基体 2……外周縁部 3……切欠穴

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体の放水口に弁体の突状部を挿入し、該
    弁体を熱分解部により前記放水口に圧接せしめ、又、熱
    分解部の分解時に、前記弁体がデフレクタに支持される
    とともに、該弁体の突起部に前記放水口からの消火用液
    が衝突するスプリンクラヘッドであって; 前記デフレクタが、平面状の基体の外周縁部を折り曲げ
    部から側壁に向って上向きに傾斜するように5〜20度上
    向きに折り曲げ、 該折り曲げ部の位置を消火用液が弁体の突起部に衝突し
    てデフレクタ上に落下する地点より外側にし、 該基体の外周縁部に半径方向の切欠溝を円周方向に間隔
    をおいて複数形成するとともに、 隣り合う切欠溝間の傾斜爪の幅を該切欠溝の幅より大き
    く形成したことを特徴とするスプリンクラヘッドのデフ
    レクタ。
JP1988143765U 1988-11-02 1988-11-02 スプリンクラヘッドのデフレクタ Expired - Lifetime JP2563895Y2 (ja)

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JPH0263870U JPH0263870U (ja) 1990-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0753639Y2 (ja) * 1992-11-09 1995-12-13 ヤマトプロテック株式会社 消火設備の側壁型泡ヘッド
JP5959318B2 (ja) * 2011-09-30 2016-08-02 能美防災株式会社 スプリンクラヘッド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5618132U (ja) * 1979-07-11 1981-02-17
JPS5854143U (ja) * 1981-10-06 1983-04-13 三洋電機株式会社 円形表示装置

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