JP2563726Y2 - 脱穀装置の唐箕風ガイド - Google Patents

脱穀装置の唐箕風ガイド

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JP2563726Y2
JP2563726Y2 JP1991101615U JP10161591U JP2563726Y2 JP 2563726 Y2 JP2563726 Y2 JP 2563726Y2 JP 1991101615 U JP1991101615 U JP 1991101615U JP 10161591 U JP10161591 U JP 10161591U JP 2563726 Y2 JP2563726 Y2 JP 2563726Y2
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chaff
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rocking
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和実 藪
正美 中村
啓太 上窪
誠 尾立
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Yanma Agricultural Equipment Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は脱穀装置の唐箕ファンに
より、効率良く風選を行うための構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来からコンバイン等の脱穀装置におい
て、扱胴により脱穀されてクリンプ網を漏下した穀粒等
を、揺動選別装置にて選別し、更に、その落下途中で唐
箕からの選別風により風選を行う技術は公知となってい
るのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のように
揺動選別装置から落下するときに風選を行う構成である
と、少し湿った穀粒等が落下してくると揺動選別装置の
チャフ前部において滞留が発生しやすく、また、多量の
穀粒が落下してきた場合に一番物に藁くず等が混ざり易
く、二番物も増加して処理能力の低下が発生していたの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような問
題点を解消するために、次のように構成したものであ
る。脱穀装置の揺動選別装置15と唐箕35において、
揺動選別装置15は、前部に流穀板40を配置し、該流
穀板40の後部にチャフ42を配置し、該チャフ42の
下部にグレンシーブ44を配設して構成し、該揺動選別
装置15の流穀板40の下方に唐箕35を配置し、唐箕
35は周囲に、前部ガイド板47と上部ガイド板48を
配設し、該前部ガイド板47と上部ガイド板48の間に
上向きの開口部Eを設け、上部ガイド板48の下方で後
向きの開口部Fを設け、上向きの開口部Eより選別風の
一部は、流穀板40の下面からグレンシーブ44とチャ
フ42の上方へ送風され、後向きの開口部Fより主選別
風が、前記グレンシーブ44の下方と一番コンベア10
の間へ送風されるものである。
【0005】
【実施例】本考案が解決しようとする課題及び解決する
ための手段は以上の如くであり、次に添付の図面に示し
た実施例の構成を説明する。図1はコンバインの全体側
面図、図2は同じく平面図、図3は脱穀・選別装置の側
面断面図、図4は同じく正面断面図、図5は同じく平面
図、図6は唐箕部の拡大側面図、図7は揺動選別装置の
チャフ部の拡大側面図である。
【0006】図1、図2にてコンバインの全体構成から
説明する。クローラ式走行装置1上に機体フレーム2を
載置し、該機体フレーム2の前端に引起し・刈取装置A
を昇降可能に配設し、該引起し・刈取装置Aは前端に分
草板3を突出して穀稈を分草する。その後部に引起しケ
ース4を立設して該引起しケース4より突出したタイン
の回転により穀稈を引き起こす。前記分草板3の後部に
配設した刈刃5にて株元を刈り取り、上部搬送装置、下
部搬送装置、縦搬送装置6にて後部へ搬送し、該縦搬送
装置6の上端から株元がフィードチェーン7に受け継が
れて脱穀装置B内に穀稈を搬送するのである。そして、
該フィードチェーン7後端には排藁チェーン16が配設
され、該排藁チェーン16後部下方には排藁カッター装
置17が配設されて、排藁を切断して圃場に放出するよ
うにしている。
【0007】前記脱穀装置Bの側部には選別後の精粒を
貯留するグレンタンク12が配設され、該グレンタンク
12前部には運転室19が配設され、該グレンタンク1
2の後部には排出オーガ18の縦オーガ18aが立設さ
れて、該縦オーガ18aを中心にグレンタンク12が側
方へ回動可能として本機内部側に配置した駆動系や油圧
系のメンテナンスを容易にできるようにしている。該グ
レンタンク12の底部には排出コンベア22が前後方向
に配設され、該排出コンベア22から排出オーガ18に
動力が伝達されて、先端よりトラック等へグレンタンク
12内の籾を排出できるようにしている。
【0008】前記脱穀装置Bは、図3・図4・図5に示
すように、扱胴20が前後方向に横架され、扱胴20周
囲に扱刃20a・20a・・・が植設され、該扱胴20
の上カバー30の内側の、フィードチェーン7の側と奥
側にそれぞれ切刃26・27・・・が扱胴中心方向に突
出されている。該扱刃20aに絡まった長稈等を切断し
て詰まりを防止し脱粒し易くし、扱胴20下部周囲には
クリンプ網31を設けて籾や小さな藁くず等のみ落下す
るようにしている。
【0009】そして、扱胴20の後部のグレンタンク1
2側に送塵口処理胴21が扱胴20と平行に横架され、
該扱胴20の後部から送塵口33aを介して送塵口処理
胴21に送るようして、扱胴20で処理できなかった枝
梗付着粒等の未処理物を送塵口処理胴21へ送るように
している。該送塵口処理胴21の下部周囲に、クリンプ
網32が設けられ、籾や小さな藁くず等のみ落下するよ
うにし、該クリンプ網32の前クリンプ網32aの網目
は後クリンプ網32bの網目より小さくして精粒が前側
で漏下し、二番物が後部で漏下するようにして、一番
物、二番物をそれぞれ選別し易くし、後クリンプ網32
b後端からは藁屑等が排塵ファン39に吸引されて機外
へ排出されるのである。
【0010】前記扱胴20、送塵口処理胴21の下方に
は選別装置Cが配設され、該選別装置Cは、揺動選別装
置15による比重選別と唐箕35による風選により一番
物と二番物と藁くず等に選別を行うものである。前記揺
動選別装置15は、前下部に枢支軸36を設けて後部を
クランク軸37に枢支して、該クランク軸37の回動に
より揺動すべく構成している。該揺動選別装置15の前
部は、流穀板40、その後部に固定チャフ41、その後
部に可動チャフ42、そして後端にふるい線43を配設
し、可動チャフ42下部にグレンシーブ44を配設して
いる。
【0011】前記可動チャフ42のフィン42a・42
a・・・は、図7に示すように、上端を結ぶ仮想線がV
字状に配設されており、その谷42bは前記送塵口処理
胴21の前クリンプ網32aと後クリンプ網32bの境
界32’よりも、Lだけ前方に配置し、前記フィン42
a・42a・・・はそれぞれの上端を中心に、アーム5
3を回動して、運転席よりレバー操作によりワイヤー5
6aを介して回動可能としている。また、ワイヤー56
bを介して排藁チェーン16のガイド杆に連動して回動
させて落下量を調節できるようにし、更に、後端の数個
のフィンは機外より回動可能とし、それぞれのフィン4
2a・42a・・・の間隔は後方ほど広く配設されてい
る。そして、後部のフィン42a上に起立片38・38
・・・が斜めに突出されて選別物を左右均等に流せるよ
うにし、可動チャフ42後端にふるい線43が配設さ
れ、該ふるい線43は支持軸43aより後方に多数の杆
を後方へ突出して、該支持軸43aを揺動枠に枢支し、
支持軸43aの一端にアーム43bを固定して、前端を
機体側の溝に枢支して、揺動選別装置15の揺動により
ふるい線43も揺動できるように構成している。
【0012】前記唐箕35は図6の如く右回転され、揺
動選別装置15に横設した流穀板40の下部に選別風の
ガイド板45、固定チャフ41の下方に流穀板を兼ねた
ガイド板46が配設されている。一方、唐箕35の周囲
にも前部ガイド板47と上部ガイド板48が配設され
て、該前部ガイド板47と上部ガイド板48における上
方及び後方に開口部E・Fを設けて、選別風の一部が上
方の開口部Eより抜け、主選別風が開口部Fより抜ける
ようにしている。該開口部Eには上部ガイド板48に沿
って風量調節ガイド板59が摺動可能に配置されて外側
より摺動させて風量を調節できるようにし、該開口部E
からガイド板45と46の間を通って固定チャフ41及
び可動チャフ42とグレンシーブ44の間へガイドされ
て選別風が送られる。更にその一部がチャフのフィンと
フィンの間から上方へ抜けて、クリンプ網31・32か
ら揺動選別装置15へ落下する漏下物を予備風選を行
い、揺動選別装置15上での滞留をなくすのである。
【0013】そして、開口部Fからは主選別風が送られ
るのであるが、上部ガイド板48の端部で渦が生じ易い
ので一番コンベア10の上方に、角度位置調節可能にガ
イド板49を設けて、一番流穀板50と共にガイドして
グレンシーブ44から漏下してくる穀粒等を風選して、
一番コンベア10に当たった選別風も上昇して風選を行
うのである。そして、精粒は一番流穀板50から一番コ
ンベア10へ、二番物は二番流穀板51から二番コンベ
ア13へ集められて、塵埃等は後方から排出され、前記
一番コンベア10からは揚穀コンベア11を介して脱穀
装置B側方に配設したグレンタンク12に貯留され、二
番物は二番コンベア13から二番還元コンベア14を介
して揺動選別装置15前部へ還元して再度選別されるの
である。
【0014】
【考案の効果】以上のように構成したので、本考案は次
のような効果を奏するものである。第1に、粒数が非常
に多い多粒米や、ハイブリッド米等の選別処理量の多い
合や、多条刈の大型コンバイン等において、チャフの
上で処理物が滞留してしまい、選別不良を発生すること
があるが、本考案においては、流穀板40からチャフ4
2に移行する前に、唐箕35の選別風を作用させて選別
することにより、予備的選別を行うことが出来るので、
選別性能の向上に役立つのである。 第2に、選別風の一
部がチャフ42の始端部に送られるようになり、揺動選
別部において前部ガイド板47と上部ガイド板48の間
の、上向きの開口部Eから、選別風が吐出され被選別物
の送り効果を向上するので、湿った穀粒であっても、滞
留物を少なくし、選別を可能とし、選別効率を上げるこ
とができたのである。 第3に、上向きの開口部Eからの
選別風により、塵埃等を機外へ速く排出することが可能
となり、未処理物を減少できて高速作業を可能とするこ
とができたのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバインの全体側面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】脱穀・選別装置の側面断面図である。
【図4】同じく正面断面図である。
【図5】同じく平面図である。
【図6】唐箕部の拡大側面図である。
【図7】揺動選別装置のチャフ部の拡大側面図である。
【符号の説明】
B 脱穀装置 E 上向きの開口部 F 後向きの開口部 15 揺動選別装置 35 唐箕 41 固定チャフ 42 可動チャフ 44 グレンシーブ 45・46 ガイド板 47 前部ガイド板 48 上部ガイド板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 上窪 啓太 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤン マー農機株式会社内 (72)考案者 尾立 誠 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭60−100951(JP,A) 実開 平1−74737(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱穀装置の揺動選別装置15と唐箕35
    において、揺動選別装置15は、前部に流穀板40を配
    置し、該流穀板40の後部にチャフ42を配置し、該チ
    ャフ42の下部にグレンシーブ44を配設して構成し、
    該揺動選別装置15の流穀板40の下方に唐箕35を配
    置し、唐箕35は周囲に、前部ガイド板47と上部ガイ
    ド板48を配設し、該前部ガイド板47と上部ガイド板
    48の間に上向きの開口部Eを設け、上部ガイド板48
    の下方で後向きの開口部Fを設け、上向きの開口部Eよ
    り選別風の一部は、流穀板40の下面からグレンシーブ
    44とチャフ42の上方へ送風され、後向きの開口部F
    より主選別風が、前記グレンシーブ44の下方と一番コ
    ンベア10の間へ送風されることを特徴とする脱穀装置
    の唐箕風ガイド。
JP1991101615U 1991-12-10 1991-12-10 脱穀装置の唐箕風ガイド Expired - Lifetime JP2563726Y2 (ja)

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JPH0548640U JPH0548640U (ja) 1993-06-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60100951A (ja) * 1983-11-09 1985-06-04 松下電器産業株式会社 超音波探触子
JPH0618450Y2 (ja) * 1987-11-09 1994-05-18 株式会社クボタ 脱穀選別装置

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