JP2563413Y2 - 記録用紙の紙送り距離補正装置 - Google Patents
記録用紙の紙送り距離補正装置Info
- Publication number
- JP2563413Y2 JP2563413Y2 JP7977191U JP7977191U JP2563413Y2 JP 2563413 Y2 JP2563413 Y2 JP 2563413Y2 JP 7977191 U JP7977191 U JP 7977191U JP 7977191 U JP7977191 U JP 7977191U JP 2563413 Y2 JP2563413 Y2 JP 2563413Y2
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- distance
- paper
- recording paper
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- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は記録装置において記録用
紙の紙送り距離を補正する記録用紙の紙送り距離補正装
置に関するものである。
紙の紙送り距離を補正する記録用紙の紙送り距離補正装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】記録用紙の紙送りは紙送りローラによっ
て行われ、紙送りローラはパルスモータによって駆動さ
れている。パルスモータに１本のパルスが入力される
と、パルスモータは単位角度回転してローラを駆動し、
記録用紙を単位量だけ紙送りを行う。従来の装置では、
パルスモータに入力するパルスの本数を累計して、その
計数値に比例する数値により紙送り距離を表した。パル
スモータには正転，逆転の両方向の回転があるので、入
力パルスをカウンタで計数する場合、逆転の間の入力パ
ルスではカウンタをダウンカウンタとして動作させてい
る。
て行われ、紙送りローラはパルスモータによって駆動さ
れている。パルスモータに１本のパルスが入力される
と、パルスモータは単位角度回転してローラを駆動し、
記録用紙を単位量だけ紙送りを行う。従来の装置では、
パルスモータに入力するパルスの本数を累計して、その
計数値に比例する数値により紙送り距離を表した。パル
スモータには正転，逆転の両方向の回転があるので、入
力パルスをカウンタで計数する場合、逆転の間の入力パ
ルスではカウンタをダウンカウンタとして動作させてい
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、上述のようなの記録用紙の紙送り装置では紙送り
距離の計算値に誤差が生じる点にある。
点は、上述のようなの記録用紙の紙送り装置では紙送り
距離の計算値に誤差が生じる点にある。
【０００４】すなわち、パルスモータに入力されるパル
スの本数の累計に比例する数値として記録用紙の紙送り
距離を決定する従来の紙送り装置では、記録用紙の紙送
り距離として決定された数値（この明細書では仮に記録
用紙の紙送り距離の計算値という）が、実際の記録用紙
の紙送り距離に対し誤差を持つ。例えば、紙送りローラ
と記録用紙との間にはすべりがあり、また、紙送りロー
ラの径の大きさは、さほど正確でないなどの原因から、
パルスモータへ入力したパルスの本数の累計に比例する
数値が実際の紙送り距離を表さなくなる。従来の紙送り
装置では、紙送り距離の計算値をそのまま記録用紙の紙
送り距離として作図を行っているため、作図結果に誤差
が含まれてしまう。
スの本数の累計に比例する数値として記録用紙の紙送り
距離を決定する従来の紙送り装置では、記録用紙の紙送
り距離として決定された数値（この明細書では仮に記録
用紙の紙送り距離の計算値という）が、実際の記録用紙
の紙送り距離に対し誤差を持つ。例えば、紙送りローラ
と記録用紙との間にはすべりがあり、また、紙送りロー
ラの径の大きさは、さほど正確でないなどの原因から、
パルスモータへ入力したパルスの本数の累計に比例する
数値が実際の紙送り距離を表さなくなる。従来の紙送り
装置では、紙送り距離の計算値をそのまま記録用紙の紙
送り距離として作図を行っているため、作図結果に誤差
が含まれてしまう。
【０００５】本考案はかかる課題を解決するためになさ
れたもので、記録用紙の紙送り距離の計算値に含まれる
誤差を修正する記録用紙の紙送り距離補正装置を得るこ
とを目的としている。
れたもので、記録用紙の紙送り距離の計算値に含まれる
誤差を修正する記録用紙の紙送り距離補正装置を得るこ
とを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案の先行技術として
は、本願出願人が平成２年６月２２日に出願した特願平
２−１６２７４８号「多数回記録装置の用紙基準位置制
御装置およびその制御方法」（以下、先出願という）が
ある。この先出願においては、記録紙表面の各部の反射
光の強さのランダムな変化を利用し、相関関係を計算し
て記録用紙が往復運動をした場合の零点位置の正確な決
定を行った。本考案では紙送りの方向に距離Ｌを隔てて
配列されている２個の反射光センサの出力の相関関係を
計算し、相関最大の位置が記録用紙送り距離の計算値で
表してＬ＋ｅであることを決定し、記録用紙送り距離を
補正することを特徴としている。
は、本願出願人が平成２年６月２２日に出願した特願平
２−１６２７４８号「多数回記録装置の用紙基準位置制
御装置およびその制御方法」（以下、先出願という）が
ある。この先出願においては、記録紙表面の各部の反射
光の強さのランダムな変化を利用し、相関関係を計算し
て記録用紙が往復運動をした場合の零点位置の正確な決
定を行った。本考案では紙送りの方向に距離Ｌを隔てて
配列されている２個の反射光センサの出力の相関関係を
計算し、相関最大の位置が記録用紙送り距離の計算値で
表してＬ＋ｅであることを決定し、記録用紙送り距離を
補正することを特徴としている。
【０００７】
【実施例】図１は、本考案の一実施例を示す説明図で、
図において、１は記録用紙、２は紙送りローラ、３はロ
ーラ駆動用モータでパルスモータが使用され、モータ３
への入力パルスの本数の累計値が記録用紙送り距離の計
算値に比例する。４１は第１の反射光センサ、４２は第
２の反射光センサで、センサ４１，４２の距離は紙送り
の方向でＬ（実際の距離）になるように配列される。セ
ンサ４１と４２の特性は、許容範囲内で同一であること
を必要とし、たとえば本願出願人が平成２年５月２３日
に出願した特願平２−５３０２１号「反射光センサ」に
記述したセンサなどを使用することができる。５は補正
値算出手段、６は補正値メモリ、７は制御回路であり、
５１，５２はそれぞれアナログデジタル変換器（以下Ａ
／Ｄと略記する）、５３は回転量検出手段、５４は相関
演算手段、５５は補正量算出手段を示す。
図において、１は記録用紙、２は紙送りローラ、３はロ
ーラ駆動用モータでパルスモータが使用され、モータ３
への入力パルスの本数の累計値が記録用紙送り距離の計
算値に比例する。４１は第１の反射光センサ、４２は第
２の反射光センサで、センサ４１，４２の距離は紙送り
の方向でＬ（実際の距離）になるように配列される。セ
ンサ４１と４２の特性は、許容範囲内で同一であること
を必要とし、たとえば本願出願人が平成２年５月２３日
に出願した特願平２−５３０２１号「反射光センサ」に
記述したセンサなどを使用することができる。５は補正
値算出手段、６は補正値メモリ、７は制御回路であり、
５１，５２はそれぞれアナログデジタル変換器（以下Ａ
／Ｄと略記する）、５３は回転量検出手段、５４は相関
演算手段、５５は補正量算出手段を示す。
【０００８】図２は図１の矢印の方向への紙送りが行わ
れた場合のセンサ４１，４２の出力と記録用紙の紙送り
距離の計算値ｘとの関数関係を示す図で、図２（ａ）は
センサ４１の出力を、図２（ｂ）はセンサ４２の出力を
示す。記録用紙送り距離の計算値が実際の値と一致する
なら、波形（ｂ）はＬだけ遅れて波形（ａ）と一致す
る。然し、実際の場合は記録用紙送り距離の計算値をＬ
＋ｅ（＝δ）だけ遅らせた点で波形（ｂ）は波形（ａ）
に一致し、記録用紙送り距離の計算値に対し、Ｌ／（Ｌ
＋ｅ）の補正を施したものが、実際の記録用紙送り距離
になる。
れた場合のセンサ４１，４２の出力と記録用紙の紙送り
距離の計算値ｘとの関数関係を示す図で、図２（ａ）は
センサ４１の出力を、図２（ｂ）はセンサ４２の出力を
示す。記録用紙送り距離の計算値が実際の値と一致する
なら、波形（ｂ）はＬだけ遅れて波形（ａ）と一致す
る。然し、実際の場合は記録用紙送り距離の計算値をＬ
＋ｅ（＝δ）だけ遅らせた点で波形（ｂ）は波形（ａ）
に一致し、記録用紙送り距離の計算値に対し、Ｌ／（Ｌ
＋ｅ）の補正を施したものが、実際の記録用紙送り距離
になる。
【０００９】センサ４１，４２の出力はアナログ量であ
り、相関演算手段５４における演算は普通デジタル演算
であるので、Ａ／Ｄ５１，５２が挿入されている。Ａ／
Ｄ５１の出力をｆ（ｘ）、Ａ／Ｄ５２の出力をｇ（ｘ）
とすると、ｆ（ｘ）とｇ｛ｘ−（Ｌ＋ｅ）｝との相関が
最大となることからＬ＋ｅの値が決定される。相関計算
に関しては先出願で詳細に説明してあるのでここでは省
略する。
り、相関演算手段５４における演算は普通デジタル演算
であるので、Ａ／Ｄ５１，５２が挿入されている。Ａ／
Ｄ５１の出力をｆ（ｘ）、Ａ／Ｄ５２の出力をｇ（ｘ）
とすると、ｆ（ｘ）とｇ｛ｘ−（Ｌ＋ｅ）｝との相関が
最大となることからＬ＋ｅの値が決定される。相関計算
に関しては先出願で詳細に説明してあるのでここでは省
略する。
【００１０】回転量検出手段５３の出力は紙送り距離の
計算値であり、相関演算手段５４における変数ｘの値は
紙送り距離の計算値により表され、したがって相関計算
の結果得られるＬ＋ｅは紙送り距離の計算値で表され、
これは実際の距離としてはセンサ４１と４２との間の距
離Ｌに相当する。
計算値であり、相関演算手段５４における変数ｘの値は
紙送り距離の計算値により表され、したがって相関計算
の結果得られるＬ＋ｅは紙送り距離の計算値で表され、
これは実際の距離としてはセンサ４１と４２との間の距
離Ｌに相当する。
【００１１】以上のようにして補正値Ｌ／（Ｌ＋ｅ）が
決定されると、補正値メモリ６へ書き込まれ、その後紙
送りの実際の距離を算出するためには、モータ３の回転
量から定められる紙送りの計算値に補正値メモリ６の内
容を乗算して紙送りの実際の距離とする。逆に、紙送り
の実際の距離が指定されている場合には、この実際の距
離を補正値メモリ６の内容で割り算した数値によって、
必要とするモータ３の回転量を算出すれば良い。
決定されると、補正値メモリ６へ書き込まれ、その後紙
送りの実際の距離を算出するためには、モータ３の回転
量から定められる紙送りの計算値に補正値メモリ６の内
容を乗算して紙送りの実際の距離とする。逆に、紙送り
の実際の距離が指定されている場合には、この実際の距
離を補正値メモリ６の内容で割り算した数値によって、
必要とするモータ３の回転量を算出すれば良い。
【００１２】
【考案の効果】以上説明したように本考案の記録用紙の
紙送り距離補正装置は、記録用紙の紙送り距離を正確に
補正することができる利点がある。
紙送り距離補正装置は、記録用紙の紙送り距離を正確に
補正することができる利点がある。
【図１】本考案の一実施例を示す説明図である。
【図２】センサの出力と記録用紙の紙送り距離の計算値
ｘとの関係を示す波形図ある。
ｘとの関係を示す波形図ある。
１ 記録用紙 ２ ローラ ３ モータ ５ 補正値算出手段 ６ 補正値メモリ ７ 制御回路 ４１ 第１の反射光センサ ４２ 第２の反射光センサ
Claims (1)
- 【請求項１】 記録装置の記録用紙をローラにより紙送
りする場合に記録用紙送り距離を補正する記録用紙の紙
送り距離補正装置において、 上記ローラの回転を駆動するモータの回転角に比例する
数値を紙送り距離の計算値とする手段、 記録用紙の表面の反射光の強さを測定する第１の反射光
センサ、 この第１の反射光センサから紙送り方向に所定の距離Ｌ
を隔てて配置され第１の反射光センサと同一な特性を有
する第２の反射光センサ、 当該記録装置の電源投入時、あるいは記録用紙のセット
完了後、記録用紙を上記距離Ｌよりも十分長い距離だけ
紙送りを行い、第１の反射光センサの出力ｆと第２の反
射光センサの出力ｇとを上記紙送りの距離の計算値ｘの
関数ｆ（ｘ），ｇ（ｘ）として記憶する手段、 関数ｆ（ｘ）と関数ｇ（ｘ）の相互相関関数ｆ（ｘ）・
ｇ（ｘ−δ）（但しδは実際の紙送り距離を表す）を演
算し、この関数が極大値を取るときのδを検出しＬ／δ
を算出して補正値メモリに記憶する手段、 上記紙送り距離の計算値に上記補正値メモリの内容を乗
じた数値を紙送りの実際距離とする手段、 を備えたことを特徴とする記録用紙の紙送り距離補正装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7977191U JP2563413Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 記録用紙の紙送り距離補正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7977191U JP2563413Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 記録用紙の紙送り距離補正装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526408U JPH0526408U (ja) | 1993-04-06 |
| JP2563413Y2 true JP2563413Y2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13699472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7977191U Expired - Fee Related JP2563413Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 記録用紙の紙送り距離補正装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2563413Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP7977191U patent/JP2563413Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0526408U (ja) | 1993-04-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |