JP2563250Y2 - 油冷式圧縮機 - Google Patents

油冷式圧縮機

Info

Publication number
JP2563250Y2
JP2563250Y2 JP271492U JP271492U JP2563250Y2 JP 2563250 Y2 JP2563250 Y2 JP 2563250Y2 JP 271492 U JP271492 U JP 271492U JP 271492 U JP271492 U JP 271492U JP 2563250 Y2 JP2563250 Y2 JP 2563250Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
compressor
compressor body
pressure
drain water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP271492U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0561498U (ja
Inventor
照正 久米
和夫 久保
正樹 松隈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP271492U priority Critical patent/JP2563250Y2/ja
Publication of JPH0561498U publication Critical patent/JPH0561498U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2563250Y2 publication Critical patent/JP2563250Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、潤滑油により圧縮中の
ガスを冷却するようにした油冷式圧縮機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮ガスの冷却,ロータ部の潤
滑,圧縮空間の隙間のシール等の目的で、ガス圧縮空間
に潤滑油を導くようにした油冷式圧縮機は公知である。
そして、この種の圧縮機では吐出流路に油タンクが設け
てあり、ここで潤滑油とともに吐出された圧縮ガスを潤
滑油と分離した後、送り出す一方、分離された潤滑油を
下方に滴下させて、回収し、この下部に一旦溜めた後、
再度圧縮機本体内に送り、以後循環使用に供するように
なっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
油タンク内に溜められた潤滑油から、これに含まれた水
分が徐々に分離して、この潤滑油の下方に溜まってゆ
く。これを放置しておけば、圧縮機本体内の給油箇所に
潤滑油ではなく、この溜まった水が供給されるようにな
り好ましくない。このため、毎日始業時に油タンクに溜
まった水を抜く、いわゆるドレン抜き作業を行わなけれ
ばならないという煩わしさがあった。本考案は、斯る従
来の問題点を課題としてなされたもので、油タンクのド
レン抜き作業を不要とした油冷式圧縮機を提供しようと
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案は、圧縮機本体の吐出流路に設けた油タンク
の最下部を、上記圧縮機本体の吸込流路から吐出圧力よ
りも低い上記圧縮機本体内ガス圧縮空間までの間のいず
れかの箇所に連通させた連通路と、上記吐出流路から分
岐するとともに開閉弁を有する放気流路とを備えた油冷
式圧縮機において、上記吐出流路の圧力を検出して、検
出圧力が設定値よりも低い場合には上記圧縮機本体に対
して駆動信号を出力する圧力スイッチと、上記油タンク
内下部に溜まったドレン水が設定値以上の場合には、上
記開閉弁に対してこれを開らかせるための開信号を出力
するドレン水検出手段と、上記圧縮機本体の吐出口から
上記油タンク内に至る箇所のいずれかの箇所の温度を検
出して、この検出温度が設定値以上の場合には、上記圧
縮機本体に対して停止信号を出力する温度検出手段とを
設けて形成した。
【0005】
【作用】上記考案のように構成することにより、油タン
クの底部に溜まったドレン水の量が設定値以上になる
と、自動的にこのドレン水は圧縮機本体に吸込まれて、
ガス圧縮時の熱により蒸発し、圧縮ガスとともに吐出さ
れるようになるとともに、温度検出手段によって検出温
度が設定値に達すると駆動部に対して停止信号を出力す
るように形成してあるため、油タンク内に溜まったドレ
ン水がなくなると駆動部は停止して、必要以上に長く運
転することがなくなる。
【0006】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本考案の第1実施例に係る油冷式圧
縮機を示し、圧縮機本体1の吸込口2には吸込流路3が
接続し、吐出口4からは吐出流路5が延び、この吐出流
路5には油タンク6が設けてある。また、油タンク6内
の上部には油分離エレメント7が設けてあり、下部は油
溜り部8になっており、油溜り部8からは油フィルタ
9,油クーラ10を介して圧縮機本体1内の図示しない
軸受,軸封部,圧縮空間等の給油箇所に至る潤滑油循環
流路11が設けてある。さらに、油溜り部8の最下部か
らこの部分に溜ったドレン水12を排出するためにオリ
フィス13を介して吸込口2に至る連通路であるドレン
水流路14が設けてある。
【0007】また、油タンク6の出側に続く吐出流路5
aに圧力スイッチ15と、電磁式開閉弁16,およびオ
リフィス17を有する放気流路18とを設けるととも
に、油タンク6の下部にドレン水検出手段19を設けて
形成してある。ここで、圧力スイッチ15はその検出圧
力が、即ち吐出流路5内の圧力が設定値以上の場合には
圧縮機本体1に対して、その作動を停止させるための信
号を出力し、それ以外の場合には圧縮機本体1に対し
て、これを作動させるための信号を出力するものであ
る。ドレン水検出手段19は油タンク6内のドレン水1
2の量が設定値、即ち許容量以上の場合には、電磁式開
閉弁16に対して、これを開状態にするための開信号を
出力する一方、その他の場合には電磁式開閉弁16を閉
の状態にするための閉信号を出力するものである。さら
に、本実施例では、油タンク6にこの内部のガス温度を
検出して、この温度が設定値以上の場合には、圧縮機本
体1に対して停止信号を出力する温度検出手段20が設
けてある。ここで、この設定値は潤滑油からドレン水が
析出することのない温度とする。なお、図1中※印同志
は連続していることを表している。
【0008】次に、上記構成からなる油冷式圧縮機の作
動について説明する。圧縮機本体1の運転時において
は、圧縮機本体1内の図示しない回転するロータにより
吸込流路3より吸込口2を経てガスが吸込まれ、潤滑油
循環流路11よりガスの冷却等の目的で供給された潤滑
油とともに圧縮後、吐出口4を経て、吐出流路5に吐出
される。この吐出された圧縮ガスは潤滑油とともに油タ
ンク6に至り、油分離エレメント7により潤滑油と分離
され、圧縮ガスは上方に続く吐出流路5aに送り出さ
れ、分離された潤滑油は下方に滴下し、油溜り部8に回
収され、一旦溜められる。さらに、この潤滑油は油タン
ク6内の吐出圧を受けて油フィルタ9,油クーラ10を
経て圧縮機本体1内の上記給油箇所に供給後、圧縮ガス
とともに吐出口4に吐出され、以後上記同様、循環使用
に供される。
【0009】一方、圧縮機本体1が停止して、油タンク
6内の温度が下がるにしたがって、油タンク6内に潤滑
油から析出したドレン水12が溜まってくる。そして、
ドレン水検出手段19による検出値が設定値より小さい
場合には、ドレン水検出手段19からの信号によって電
磁式開閉弁16は閉状態に保たれ、放気流路18からの
放気は行われず、吐出流路5内の圧力は、吐出流路5内
の圧縮ガスの消費がない限り維持される。この結果、圧
力スイッチ15による検出圧力も設定値以上となり、圧
縮機本体1の停止状態は保たれる。これに対して、ドレ
ン水検出手段19による検出値が設定値以上の場合に
は、ドレン水検出手段19からの信号によって電磁式開
閉弁16は開状態になり、吐出流路5内のガスが放気流
路18側へ、オリフィス17で一旦絞られてから流出し
て、吐出圧力が低下する。
【0010】そして、圧力スイッチ15による検出圧力
が設定値よりも小さくなると、圧力スイッチ15からの
信号によって、圧縮機本体1は停止状態にある場合で
も、作動状態にされる。この結果、油タンク6内に溜ま
ったドレン水12は、潤滑油同様に吐出圧力を受けてド
レン水流路14よりオリフィス13によって急激な流れ
を抑制されつつ低圧側の吸込口2に導かれ、ガス圧縮時
に生じる熱により蒸発し、圧縮ガスとともに吐出流路5
aに吐出される。また、圧力スイッチ15から圧縮機本
体1に対して駆動信号が出力されている場合において、
圧縮機本体1の運転が続き、油タンク6内の温度が上昇
して、圧力スイッチ15による検出温度が設定値以上に
なると、圧力スイッチ15からの信号によって圧縮機本
体1の運転は停止する。
【0011】このように、この圧縮機では、作業者によ
る油タンク6のドレン水排出作業をしなくても、自動的
に潤滑油から分離した水を吸込口2に導くことによりド
レン水除去が可能となっている。具体的には、例えば圧
縮機が間欠運転で使用され、その休止時間に比べて作動
時間が短く、かつ圧縮機の周囲の気温が低くて、湿度が
高く、しかも圧縮機本体1からの吐出圧力が高く、油中
でドレン水が析出し易い条件下でも、圧縮機本体1は適
当な時間間隔で作動して圧縮ガス熱を発生するようにな
り、完全に油中のドレン水はこの圧縮ガス熱により蒸発
するようになっている。
【0012】また、この圧縮機では、吐出流路5の温度
が上昇すると、油タンク6内の温度も同様に上昇し、こ
の温度が設定値に達すると圧縮機本体1の運転を停止さ
せるように形成してあるので、例えば圧力スイッチ15
からの信号により圧縮機本体1を一定時間だけ作動させ
るようにした場合には無駄な動力を消費することがあり
得るのに対して、省エネルギの要求に合致した構造とな
っている。即ち、夏季のように外気温が高いときは、ド
レン水を除去するための運転は短時間、例えば数分で足
り、一方冬季のように外気温が低いときはドレン水を除
去するための運転は長時間、例えば数十分必要とする
が、上記のように一定時間だけ圧縮機本体1を作動させ
るようにした場合、この一定時間は上述した運転時間の
内、長時間の方を選択することになるので、外気温が高
いときには、必要以上に長く、ドレン水を除去するため
の運転をすることになり、省エネルギの要求に反するこ
とになる。上記圧縮機は、斯る不具合をなくしたもので
ある。
【0013】なお、上記実施例では、温度検出手段20
を油タンク6に設けたものを示したが、本考案は、これ
に限るものでなく、この他、温度検出手段20を、図1
中で示すように吐出流路5に設けて、吐出ガス温度を
検出するようにした圧縮機、および図1中で示すよう
に油タンク6の油溜り部8に設けて、油温を検出するよ
うにした圧縮機も含むものである。そして、これらの圧
縮機では、吐出ガス温度、或は油温が設定値以上の場合
には、圧縮機本体1の運転は停止させられることにな
る。また、上記実施例ではドレン水流路14を吸込口2
に連通させた装置を示したが、本考案はこれに限るもの
でなく、このドレン水流路14を吸込流路3から圧縮機
本体1内のガス閉込み直後の空間までの間のいずれかの
箇所に連通させた装置であればよい。
【0014】
【考案の効果】以上の説明より明らかなように、本考案
によれば、圧縮機本体の吐出流路に設けた油タンクの最
下部を、上記圧縮機本体の吸込流路から吐出圧力よりも
低い上記圧縮機本体内ガス圧縮空間までの間のいずれか
の箇所に連通させた連通路と、上記吐出流路から分岐す
るとともに開閉弁を有する放気流路とを備えた油冷式圧
縮機において、上記吐出流路の圧力を検出して、検出圧
力が設定値よりも低い場合には上記圧縮機本体に対して
駆動信号を出力する圧力スイッチと、上記油タンク内下
部に溜まったドレン水が設定値以上の場合には、上記開
閉弁に対してこれを開らかせるための開信号を出力する
ドレン水検出手段と、上記圧縮機本体の吐出口から上記
油タンク内に至る箇所のいずれかの箇所の温度を検出し
て、この検出温度が設定値以上の場合には、上記圧縮機
本体に対して停止信号を出力する温度検出手段とを設け
て形成してある。
【0015】このため、油タンクの底部に溜まったドレ
ン水の量が設定値以上になると、自動的にこのドレン水
は圧縮機本体に吸込まれて、ガス圧縮時の熱により蒸発
し、圧縮ガスとともに吐出されるようになり、油タンク
のドレン抜き作業を不要になる。したがって、例えば圧
縮機が間欠運転で使用され、その休止時間に比べて作動
時間が短く、かつ圧縮機の周囲の気温が低くて、湿度が
高く、しかも圧縮機本体からの吐出圧力が高く、油中に
ドレン水が析出し易い使用条件下でも、ドレン抜き作業
を行わなくても、完全に油中のドレン水は圧縮ガスの熱
により蒸発するようになる。また、温度検出手段によっ
て検出温度が設定値に達すると駆動部に対して停止信号
を出力するように形成してあるため、油タンク内に溜ま
ったドレン水がなくなると駆動部は停止して、必要以上
に長く運転することがなくなり、無駄な動力消費をなく
すことが可能になる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る油冷式圧縮機の全体構成図であ
る。
【符号の説明】
1 圧縮機本体 3 吸込流路 5 吐出流路 6 油タンク 14 ドレン水流路 15 圧力スイッチ 16 電磁式開閉弁 18 放気流路 19 ドレン水検出手段 20 温度検出手段

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機本体の吐出流路に設けた油タンク
    の最下部を、上記圧縮機本体の吸込流路から吐出圧力よ
    りも低い上記圧縮機本体内ガス圧縮空間までの間のいず
    れかの箇所に連通させた連通路と、上記吐出流路から分
    岐するとともに開閉弁を有する放気流路とを備えた油冷
    式圧縮機において、上記吐出流路の圧力を検出して、検
    出圧力が設定値よりも低い場合には上記圧縮機本体に対
    して駆動信号を出力する圧力スイッチと、上記油タンク
    内下部に溜まったドレン水が設定値以上の場合には、上
    記開閉弁に対してこれを開らかせるための開信号を出力
    するドレン水検出手段と、上記圧縮機本体の吐出口から
    上記油タンク内に至る箇所のいずれかの箇所の温度を検
    出して、この検出温度が設定値以上の場合には、上記圧
    縮機本体に対して停止信号を出力する温度検出手段とを
    設けたことを特徴とする油冷式圧縮機。
JP271492U 1992-01-29 1992-01-29 油冷式圧縮機 Expired - Lifetime JP2563250Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP271492U JP2563250Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 油冷式圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP271492U JP2563250Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 油冷式圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0561498U JPH0561498U (ja) 1993-08-13
JP2563250Y2 true JP2563250Y2 (ja) 1998-02-18

Family

ID=11536979

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP271492U Expired - Lifetime JP2563250Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 油冷式圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2563250Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0561498U (ja) 1993-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2530765B2 (ja) 油冷式圧縮機の運転方法
US5624236A (en) Oil cooled air compressor
JPS60228856A (ja) 冷凍装置の運転方法及びその制御装置
CN104343683A (zh) 油冷式空气压缩机及其控制方法
JPH0758074B2 (ja) オイルフリー・スクリュー圧縮機装置
JP3384225B2 (ja) 油冷式スクリュー圧縮機及びその運転方法
JP4214013B2 (ja) 油冷式空気圧縮機
JP5222900B2 (ja) スクリュー圧縮機の運転方法
JP2563250Y2 (ja) 油冷式圧縮機
JP2007085360A (ja) スクリュー圧縮機の運転方法
JPH08219024A (ja) 油冷式圧縮機のドレン水除去方法ならびに装置
JP2002115925A (ja) 油冷圧縮形冷凍機の運転方法
JP5980754B2 (ja) 油冷式空気圧縮機及びその制御方法
JP2000291561A (ja) 空気圧縮装置
JPH0213759Y2 (ja)
JP2799514B2 (ja) 密閉型ターボ冷凍機の油回収装置
JP2637242B2 (ja) オイルフリー・スクリュー圧縮機装置
KR100255863B1 (ko) 냉동시스템및그제어방법
JP2857780B2 (ja) 密閉型ターボ冷凍機の油回収装置
JP2002317786A (ja) 油冷式圧縮機およびその運転方法
JPS5842842Y2 (ja) 二段圧縮冷凍装置
JP2602100Y2 (ja) 圧縮機のアフタクーラドレン自動排出装置
JPH08247033A (ja) 圧縮流体供給装置及び供給方法
JPS6144123Y2 (ja)
JP2004301462A (ja) 冷凍装置