JP2637242B2 - オイルフリー・スクリュー圧縮機装置 - Google Patents

オイルフリー・スクリュー圧縮機装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオイルフリー・スクリュー圧縮機装置のギヤ
ケースから排出されるオイルミストの分離、除去、回収
に関する。
[従来の技術] スクリュー圧縮機は、スクリュー歯車形の雄ロータと
雌ロータとを噛み合せてロータケーシング内で回転さ
せ、吸入側からロータケーシングに吸入した気体(以
下、代表的に空気であるとする)を圧縮して吐出するも
のである。通常のスクリュー圧縮機においては、ロータ
相互間およびロータとロータケーシング間のシールおよ
び潤滑ならびに冷却のためにオイルを用いる。
これに対し、オイルフリー・スクリュー圧縮機におい
ては、全くオイル分を含まない圧縮空気を得る目的のた
め、ロータケーシング内には全くオイルを導入せず、
雄、雌両ロータを僅少な間隙を置いて非接触状態に保ち
つつ、両ロータ軸に取り付けられたタイミングギヤ(こ
れはロータケーシング外にある)の噛合いによって両ロ
ータを互に非接触で同期的に高速回転させるようになっ
ている。ロータケーシング外において両ロータ軸は軸受
で支持されており、この軸受および上記タイミングギヤ
はオイルで潤滑されるが、そのオイルがロータケーシン
グ内に入らないようにする非接触のビスコシールと、ロ
ータケーシング内からの空気の漏れを抑制する非接触の
カーボンシールとを、ロータケーシングの吸入側および
吐出側のロータ軸に設けてある。更に、ロータ軸には軸
方向に冷却用孔が貫通しており、ロータ軸の1端に設け
た冷却用給油ノズルからオイルを該孔に導入し他端から
流出させることによってロータを冷却し、またロータケ
ーシングの外周には冷却水を流すようになっている。以
上のようなオイルフリー・スクリュー圧縮機の内部構成
は公知であるから、これ以上詳述しない。
第2図はオイルフリー・スクリュー圧縮機を組付けた
圧縮機装置の断面図であって、1は上記のような内部構
成を有するオイルフリー・スクリュー圧縮機を示す。オ
イルフリー・スクリュー圧縮機1はギヤケース2に取り
つけられており、圧縮機1のロータ軸は、プーリ11で駆
動されるギヤシャフト6から増速ギヤ3で増速されて所
定の高速回転数で回転せしめられる。ギヤケース2の下
部は油だめ9になっており、ここからオイルフィルタ5
を経由してオイルポンプ4に吸い上げたオイルをオイル
クーラ7で冷却して圧縮機1内のロータ軸受、ロータ内
部冷却用給油ノズル、タイミングギヤ、及び増速ギヤ3
等へ給油潤滑を行なう。
圧縮機1内の吐出側のロータ軸受、タイミングギヤ等
を潤滑した油は排油口8から排出され、排油管12を通っ
てギヤケース2内へ回収され、また、吸入側のロータ軸
受を潤滑した油は排油口10から排出され同じくギヤケー
ス2内へ回収される。またロータ軸内の冷却用孔に冷却
用給油ノズルから導入されたオイルは吸入側のロータ軸
端からギヤケース2内へ回収される。従ってギヤケース
2内には油煙が発生する。ところで、圧縮機1内のビス
コシールは非接触タイプのものであり、その性能を確保
するために背圧(すなわちギヤケース2の内圧)を低い
値に抑える必要があり、ギヤケース2に連なるギヤケー
ス排気管Bへギヤケース2内の空気を導くことによって
ギヤケース2の内圧を低い値に抑えるようにしており、
圧縮機1内のロータケーシングから漏れ出した微量の空
気は排油管12を通ってギヤケース2内へ流れ込むので、
ギヤケース2内の油煙はギヤケース排気管Bに流入す
る。ギヤケース排気管Bを経て排出されるオイルミスト
13がオイルフリー・スクリュー圧縮機1の空気吸入口に
入らないように、ギヤケース排気管Bの出口Aは屋外に
出してある。
以上述べた従来技術に関し、公知例として、圧縮機の
シール部の構造については特開昭59−51190号、特開昭5
9−51189号、ケーシング構造については特開昭59−7309
3号、駆動系については特開昭59−93974号各公報が挙げ
られる。
ところで、前記のギヤケース排気管Bの出口からオイ
ルミストが排出されることは、たとえ屋外への排出であ
っても、好ましくなく、また地下室のような場所では屋
外へ排出することが不可能なこともある。そこでギヤケ
ース排気管Bにオイルミスト除去用フィルタエレメント
を設け、その2次側(フィルタ下流側)に吸引ファンを
設けたものがある(例えば公開技報82−9254)。
[発明が解決しようとする課題] ギヤケース排気管中のオイルミストの除去に関する上
記従来技術では、フィルタエレメントに油分が捕集され
るにつれて圧損が増加し、ギヤケース2の内圧が圧縮機
1内のビスコシールの性能限界である40〜100mmH2Oの圧
力を越えるという問題がある。フィルタエレメントの濾
過面積を大きくすることで圧損をある程度低くし、圧損
の上昇スピードも遅くすることは可能かもしれないが、
そのためにはファンおよびフィルタエレメントが圧縮機
に対し非常に大きなものとなり、実用的でない。
電気集塵機などを設置してオイルミストを除去するこ
とも考えられるが、大型、高価なものになり、実用的で
ない。
本発明の1目的は、ギヤケース排気からオイルミスト
を除去するフィルタを有するオイルフリー・スクリュー
圧縮機装置において、ギヤケース内圧の上昇を効果的
に、且ついかなる運転状態においても、防止することに
あり、他の目的は該フィルタで除去、分離された油を特
別な付加装置なしに自動的に該圧縮機へ回収可能にする
ことにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、特許請求の範囲の夫々の請求項記載の構
成により達成される。
[作用] 真空エゼクタによりフィルタエレメントの二次側圧力
が負圧になり、フィルタエレメントを通過する気体流速
を速くすることができるので、フィルタエレメントに捕
捉されたオイルミストは油膜を形成せず、一定以上の量
になると油滴となって落下し、エレメントの圧損は一定
値で飽和する。これによりギヤケースの内圧は許容値を
越えない。
また、真空エゼクタの動作が十分でなくてフィルタ容
器の二次側圧を負圧にできない時には、ギヤケース内圧
上昇を防ぐべく安全弁が開き、ギヤケース内圧を開放す
る。
フィルタ容器内にフィルタエレメントにより分離され
た油は圧縮機に付設のオイルポンプの吸入側へ接続され
た油回収管を通じて圧縮機の油循環回路内へ自動的に回
収される。
圧縮機停止中はエゼクタへの作動気体の供給を止める
弁を設けたことにより、圧縮機、従ってそれに付設のオ
イルポンプ、の停止中に真空エゼクタの動作により油が
ギヤケースから上記油回収管を通って上記フィルタ容器
に逆流するという不都合は防止される。
[実 施 例] オイルフリー・スクリュー圧縮機のギヤケース排気に
許容される圧損は10〜20mm H2Oが最大である。ギヤケー
ス排気空気流量は50〜200/minと微量なためオイルミ
スト除去用フィルタエレメントに油膜が形成されるとこ
のような微流量では圧損が上昇し、短期に許容圧損を越
える。そこで、以下に述べる本発明の実施例では、重要
な事はギヤ内圧を正圧にしないことであることに着眼
し、ギヤケース排気中のオイルミスト除去用フィルタの
二次側の圧力を真空エゼクタで負圧に保つことで上記の
問題の解決を図っている。
以下、本発明の二つの実施例を第1図、第3図に夫々
示す。これらの図において、第2図に示した圧縮機装置
の図示は簡略にしてある。
第1図は第1の実施例を示す。図のように、適当な大
きさのオイルミスト分離用のフィルタエレメント14を内
包した容器15をギヤケース排気管Bに取付け、フィルタ
エレメント14の二次側での容器15内の圧力は、これに取
付けた真空エゼクタ16で排気することにより、負圧に保
つ。真空エゼクタ16へ供給する圧縮空気は、エアフィル
タ17でドレン分を分離し、減圧弁18で適当な圧力に減圧
し、電磁弁24(これについては更に後述する)を介して
供給する。この圧縮空気は圧縮機1のアフタークーラ下
流から取り出すことによって供給できる。上記エゼクタ
用に必要となる圧縮空気の量は極く微量(圧縮機吐出空
気量の0.5%程度あるいはそれ以下)であり、エゼクタ1
6の圧縮空気消費量は無視できる。
上記構成によれば、エゼクタ16により、フィルタエレ
メント14の二次側圧力を負圧にしてフィルタエレメント
14を通過する空気流速を速くすることができるので、フ
ィルタエレメント14に捕捉されたオイルミストは油膜を
形成せず、一定以上の量になると油滴となってフィルタ
エレメント14から落下し、フィルタエレメント14の圧損
は一定値で飽和する。従って、安定した空気の通過およ
びオイルミストの捕捉が行われ、ギヤケース2の内圧は
許容値を越えない。
フィルタエレメント14から油滴となって落下したオイ
ルは容器15内の下部の油溜室22に溜り、油回収管19を経
てオイルポンプ4に吸入されて回収される。なお、この
点については後に更に詳述する。
ギヤケース排気管Bおよびギヤケース2内の圧力は減
圧弁18の調整により任意に調整できるため、フィルタエ
レメント14の圧損の飽和点を把握しておけば、常に安定
したオイルミストの分離が、ギヤケース2の内圧を上昇
させる危険なく、行なわれる。圧力計あるいは差圧計20
を取付けてギヤケース2又はギヤケース排気管B内の圧
力を管理する。本部分に微圧センサを取り付ければ、万
一、フィルタエレメント14が詰まったときや、寿命に近
づいたとき、アラームを発生させメンテナンスが必要な
ことを知らせることができる。
ところで、ここまでに述べた上記構成はエゼクタ16へ
の正規の空気供給圧力が存在する時には全く問題なく動
作するが、しかし、エゼッタ16へ供給する圧縮空気が、
圧縮機1自体によって作られた圧縮空気であり、他の空
気圧力源からの空気でない場合には、この圧縮機1の起
動時を考えると、次のような不具合を生ずる。即ち、圧
縮機1は起動と同時に空気の圧縮を開始し、ギヤケース
2内への漏洩もこれと同時に開始し、ギヤケース排気管
B内への流出が生じる。しかし圧縮機から吐出される圧
力は、その下流に接続されるレシーバ(空気溜、不図
示)等の容量により、すぐには上昇しない。このためエ
ゼクタ16は吸引動作をせず、逆にフィルタエレメント14
の2次側はエゼクタ16で絞られた形となり、該フィルタ
エレメント自体の持つ圧損以上の圧損を生じ、この間ギ
ヤケース2の内圧が上昇してしまう。
これを防止するために、本実施例では、第1図に示す
ような空気圧操作の二方弁23を設ける。二方弁23はギヤ
ケース排気管Bに分岐管26を介して接続されている。こ
の二方弁23のピストンには、一方では押バネが作用して
おり、他方ではエゼクタ16への圧縮空気供給ライン28か
らの空気圧力が操作圧力としてライン27を経て作用する
様になっている。この二方弁23は、該操作圧力が圧縮機
1の通常運転時におけるエゼクタ16への正規の供給空気
圧力である例えば約2kg/cm2(ゲージ圧)以上のとき
は、そのピストンが左に移動して、閉となるが、該操作
圧力が2kg/cm2ゲージ圧より低くなると、ピストンがバ
ネの力で右方に移動して該弁が開となり、従ってギヤケ
ース排気管Bの内圧を大気へ連通するようになってい
る。
この様な二方弁23を設けることで、圧縮機1の起動
後、エゼクタが動作可能になる様な正規の空気圧がエゼ
クタ16に供給されない間は、この二方弁23を介してギヤ
ケース2の内圧は大気へ開放され、上昇しない。エゼク
タ16への供給空気圧が正規圧力になった後に二方弁23は
閉になり、通常運転状態になる。なお、二方弁23が開に
なっている間は、若干のオイルミストが二方弁23から大
気へ放出されることになるが、圧縮機起動後エゼクタに
正規の空気圧が供給されない時間は短時間であるから、
この間に大気に放出されるオイルミストは微量であり、
特に問題にはならない。
第3図は別の実施例で、前記二方弁23のかわりにバネ
負荷式のリリーフ弁40をギヤケース排気管Bに設けてあ
る。その弁板41は弱いバネ42によって開方向に付勢され
てる。従って、圧縮機1の起動後、エゼクタ16がギヤケ
ース2内を負圧とする正常な動作をしない間は弁板25は
開いており、ギヤケース2の内圧が上昇するのを防止す
る。エゼクタ16が正常動作になりギヤケース2の内圧が
負圧になると大気圧との差圧により弁板25は弱いバネ26
の力に打ち勝って閉じ、装置は通常運転状態となる。
さて、次に、フィルタ容器15からのオイルの回収手段
について説明する。フィルタ容器15の下部の油溜室22か
ら、圧縮機1の軸受、歯車等を循環給油するために設け
られたオイルポンプ4の吸入側へ連通する油回収管19を
設けてある。
フィルタエレメント14で分離された油は容器15の下部
の油溜室22に落下する。しかしエゼクタ16の正常動作中
は、この部分の圧力は−500mm H2O〜−1000mmH 2O〜程
度の負圧となっており、これに対し、フィルタエレメン
ト14を介して吸引されているギヤケース2の内圧はフィ
ルタエレメント14の通過圧損分だけ高い。それ故、もし
油回収管19がオイルポンプ4の吸入口にではなくて、ギ
ヤケース2に直接接続されていると、油溜室22に落下捕
集された油を油回収管19を経てギヤケース2内へ自然に
回収することはできないから、容器15の油溜室22に溜ま
った油を別設した特別な手段を定期的に手動操作するこ
とで回収してやることが必要になり好ましくない。
しかし、本発明においては、第1図、第3図に示すよ
うに、油回収管19をオイルポンプ4の収入側に接続して
あり、オイルポンプ4吸入側の圧力は、通常、−1500〜
−2000mm H2Oの圧力となっており、この値はフィルタ容
器15の油溜室22内の圧力より低いので、油溜室22内の油
は油回収管19を経てオイルポンプ4に吸込まれ、常時、
自動的に特別な構造、装置を追加することなく圧縮機1
内の油循環回路内へ回収されることができる。
最後に、エゼクタ16への圧縮空気供給ライン中に図示
の如く電磁開閉弁24を設けた点について説明する。例え
ばエゼクタ16への圧縮空気が、当該圧縮機1を含めた複
数台の圧縮機又は他の適宜の圧縮空気源から供給される
場合においては、当該圧縮機1が停止(従ってそのオイ
ルポンプ4も停止)したとき、他の圧縮機又は圧縮空気
源からエゼクタ16に圧縮空気が供給され続けると、エゼ
クタ16の作動によりフィルタエレメント14の二次側がギ
ヤケース2内圧よりも遥かに負圧になってギヤケース2
内の油が油回収管19を通ってフィルタ容器15内へ逆流す
る危険がある。しかし、図示の如く電磁弁24を設け、当
該圧縮機1の停止時に該電磁弁24を閉状態にすれば、エ
ゼクタ16の作動は止み、上記の如き油の逆流は防止され
る。また、当該圧縮機停止中にエゼクタ16に無用な圧縮
空気を供給することによる圧縮空気の無駄な消費も防止
できる。
[発明の効果] 本発明によれば、従来のようにギヤケース排気管を屋
外へ配管する必要や、ブロワ付フィルタや電気集塵機の
ような大型、高価な機器の使用及びそのための電力の使
用の必要なしに、かつギヤケースの内圧を上昇させずに
(即ち圧縮機内の軸シールの信頼性を損なわずに)、ギ
ヤケースから排出されるオイルミストを除去することが
可能となる。
ギヤケース或はギヤケース排気管に安全弁を設けたこ
とにより、真空エゼクタが作用しないときは、この安全
弁が開放してギヤケースの内圧を大気に開放し、ギヤケ
ースの内圧の上昇が防止される。
フィルタ容器の2次側室下部を油回収管により圧縮機
に付設のオイルポンプの吸込側に接続したことにより、
フィルタエレメントで分離されたオイルは自動的に圧縮
機の油循環回路内へ回収される。
真空エゼクタへの圧縮空気供給配管中に設けた弁が当
該圧縮機の停止時に自動的に閉じて、真空エゼクタへの
圧縮気体の供給を断ち、回収された油のフィルタ側への
逆流が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は駆動系を
含めた圧縮機装置を示す一部断面とした立面図、第3図
は本発明の他の実施例を示す図である。 1……オイルフリー・スクリュー圧縮機 2……ギヤケース、3……増速ギヤ 4……オイルポンプ、5……オイルフィルタ 6……ギヤシャフト、7……オイルクーラ 8……排油口、9……油溜め 10……排油口、12……排油管 13……オイルミスト 14……フィルタエレメント 15……フィルタ容器、16……エゼクタ 17……エアフィルタ、18……減圧弁 19……油回収管、20……圧力センサ 22……油溜室、23……二方弁 24……電磁弁、40……リリーフ弁 41……弁板、42……バネ A……屋外排気口、B……ギヤケース排気管

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルフリー・スクリュー圧縮機のロータ
    軸を駆動するギアを内包したギヤケースを該圧縮機に一
    体的に取り付け、該ギヤケース内から該圧縮機に給油
    し、該圧縮機からの排出油及び漏洩気体が該ギヤケース
    内へ排出され、該ギヤケースにはギヤケース排気管を接
    続し、該ギヤケース排気管にオイルミスト分離用のフィ
    ルタエレメントを収納したフィルタ容器を接続し、該容
    器内のフィルタエレメント2次側室の圧力を負圧とする
    ための真空エゼクタの吸入口を該容器内のフィルタエレ
    メント2次側室に接続してなるオイルフリー・スクリュ
    ー圧縮機装置において、前記ギヤケース或いはギヤケー
    ス排気管に前記真空エゼクタが作用しないときに前記ギ
    ヤケース内圧を大気へ開放する安全弁を設けたことを特
    徴とするオイルフリー・スクリュー圧縮機装置。
  2. 【請求項2】安全弁は、真空エゼクタに供給されるエゼ
    クタ作動用圧縮気体の圧力が所定値以下のとき開放し、
    以上のとき閉じる二方弁である請求項1記載のオイルフ
    リー・スクリュー圧縮機装置。
  3. 【請求項3】安全弁はバネ負荷されたリリーフ弁である
    請求項1記載のオイルフリー・スクリュー圧縮機装置。
  4. 【請求項4】オイルフリー・スクリュー圧縮機のロータ
    軸を駆動するギアを内包したギヤケースを該圧縮機に一
    体的に取り付け、該ギヤケース内から該圧縮機に給油
    し、該圧縮機からの排出油及び漏洩気体が該ギヤケース
    内へ排出され、該ギヤケースにはギヤケース排気管を接
    続し、該ギヤケース排気管にオイルミスト分離用のフィ
    ルタエレメントを収納したフィルタ容器を接続し、該容
    器内のフィルタエレメント2次側室の圧力を負圧とする
    ための真空エゼクタの吸入口を該容器内のフィルタエレ
    メント2次側室に接続してなるオイルフリー・スクリュ
    ー圧縮機装置において、前記フィルタ容器内のフィルタ
    エレメント2次側室の下部と、前記オイルフリー・スク
    リュー圧縮機に付設されたオイルポンプの吸入側とを油
    回収管で接続したことを特徴とするオイルフリー・スク
    リュー圧縮機装置。
  5. 【請求項5】前記真空エゼクタへのエゼクタ作動用圧縮
    気体の供給配管中に、前記オイルフリー・スクリュー圧
    縮機の停止中に閉塞される弁が設けられている請求項4
    記載のオイルフリー・スクリュー圧縮機装置。
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