JP2562896Y2 - 蝶着装置 - Google Patents

蝶着装置

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JP2562896Y2
JP2562896Y2 JP1991078623U JP7862391U JP2562896Y2 JP 2562896 Y2 JP2562896 Y2 JP 2562896Y2 JP 1991078623 U JP1991078623 U JP 1991078623U JP 7862391 U JP7862391 U JP 7862391U JP 2562896 Y2 JP2562896 Y2 JP 2562896Y2
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勇造 相沢
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Fuji Bellows Co Ltd
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Fuji Bellows Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、駅の構内やビルの廊下
等に設置される案内図や表示、或いは広告文や写真等を
収める表示装置の前面に開閉自由に蝶着される掲示用の
開閉枠等を蝶着するのに適した蝶着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】駅の構内やビルの廊下等に設置される表
示装置類、取り分けて内部に照明用の蛍光ランプを備え
た所謂電照式の表示装置類にあっては掲示物の変更に加
え、蛍光ランプの交換に便ならしめるため、前面の枠を
開閉自由に蝶着したものがある。この前面の開閉枠は通
常の蝶番によって蝶着されることが多いが、この蝶番に
よる蝶着は枠の開放は自由に出来るが、開放時この枠が
本体枠に一体に取付くことから掲示物を変換するとき、
或いは蛍光ランプを変換するとき開放状態に保持してや
る必要がある。しかし、装置が大型である場合、開閉枠
そのものも大型化し重量物となると同時に、多くの場合
これらの表示装置は掲示の目的から天井や壁の高所に設
置されることが多いため作業員が開放状態を維持するこ
とは極めて困難であり、危険である。この様なことから
本出願人は先に表示板を収める表示枠、つまり前面の枠
を開閉自由に蝶着すると同時に、この蝶着を解除して基
枠、つまり本体枠から前面の開閉枠を取り外せるように
した蝶着装置を開発し、これを実公昭63−28451
号公報を以て明らかにした。この表示枠装置における蝶
着装置は、表示枠を蝶着する一方、必要ある場合、例え
ば装置場所が高所にあって作業性が悪い場合や、掲示物
の交換作業に時間を要する場合に蝶着部を分解して表示
枠のみを外せるようにしたものである。つまりこの装置
は本体枠に設けるヒンジ部材の弧状面に表示枠の突片を
滑合させ、弧状面を中心にして表示枠を回動自由にする
一方、一定の回動範囲に達したところで上記弧状面から
突片の抜け出しを可能にして外せるようにしたものであ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】上記提案に係る蝶着
装置はそれまでの蝶番に比較して簡単に蝶着状態を解除
できる利点がある反面、一定の回動範囲を越えて表示枠
が回動されると直ちに解除状態となって落下する危険が
あった。本考案は、この落下の危険に鑑み、蝶着解除の
位置に達する直前で回動を止め表示枠の落下を未然に防
止して表示枠の損傷を防ぐと同時に作業員の安全性を確
保するようにした蝶着装置を提供せんとするものであ
る。また本考案は、上記表示枠の回動範囲を定位置で止
め蝶着の解除を規制する一方、必要ある場合にはこの規
制を解いて蝶着状態を解除し本体枠から表示枠を自由に
取り外せるようにした蝶着装置を提供せんとするもので
ある
【0004】
【問題点を解決するための手段】本考案は上述目的に基
づきなされたもので、その特徴とするところは本体枠の
開口部上縁部には断面円弧状をなす樋形の受部を設け、
開閉枠の上縁部には前記受部に滑合する滑合部を設けて
該滑合部を支点に前記開閉枠を回動自由に蝶着支持する
一方、前記受部の外側面には突起部を突設し、他方前記
開閉枠の上縁部には前記滑合部に所要の間隔をおいて対
向する抜止め片を設けて該抜止め片と前記滑合部との間
に前記本体枠の受部を受け入れると共に、該抜止め片に
はネジ孔を穿ち前記受部の下面に向けてストッパー用ネ
ジを着脱自由に螺着し、前記開閉枠の最大開放時に該ネ
ジを前記突起部に衝合させて回動範囲を規制してなるこ
とを特徴とした蝶着装置を提供することにある。次に、
この考案を図示する実施例について明らかにし、併せて
その他の特徴とするところを詳述する。
【0005】
【実施例】図示する実施例は本考案を広告掲示装置に実
施した一例である。図1は使用状態の要部縦断側面図、
図2は開放状態の要部縦断側面図であり、図中の符号1
は掲示装置の本体枠、2は本体枠1の前面開口部に開閉
自由に蝶着した開閉枠である。
【0006】本体枠1はアルミ合金の押出形材からなる
枠材3を矩形に枠組してなり、ここでは枠の背面部を沿
直な壁面4に当接し、図示しないアンカーボルトを介し
て固定し開口部を表面に向けるようにしてある。
【0007】図中、5は本体枠1内部に備えた照明用の
蛍光ランプであり、6は蛍光ランプ5の前面に沿って張
設した光拡散用のスクリーン、7はスクリーン6の前方
にスプリング8を介して張設した半透明の拡散シート、
9はこの拡散シート7の更に前方に同じくスプリング1
0を介して張設した広告用カラーフィルムである。
【0008】拡散シート7及びフィルム9は上下の枠材
3の開口部縁から前方に突き出す如く延設される突片1
1に係脱自由に掛け止められるようにしてある。この突
片11は上下向かい合わせになる内側面に係止溝部を有
し、この溝部に2条の係止片を突設した係止部材12を
装着して前記スプリング8及び10の各一端を掛け止め
張設するようにしてあり、スプリング8,10の該各一
端には前記係止片に穿つ透孔に係脱自由に掛け止める鉤
部8a,10aが設けてある。
【0009】さて、図中13は本体枠1の前面開口部に
臨む上部枠材3の開口部縁に前方に向け突き出す如く設
けた受部であり、14は開閉枠2の上記本体枠の上部開
口部縁に臨む上縁部15に設けた滑合部である。
【0010】開閉枠2は本体枠1の開口部縁に沿ってそ
の前面を被うように額縁形に形成してあり、その上縁の
枠部、つまり上縁部15の外周部に前記受部13に相対
向するように滑合部14を設けている。
【0011】受部13は上面を断面半円弧状の凹曲面に
形成する樋形にしてこの凹曲面部に滑合部14を受け入
れられるようにしてあり、これの前方に突き出す先端縁
には外に向けて水平に突き出す突起部16が長さ方向に
沿って設けてある。
【0012】一方、滑合部14は断面C字形に形成して
あり、その円形の周面を前記受部13に上方から嵌め込
むことによってこの受部を支点に回転自由に係合し、開
閉枠2を回動自由に蝶着することができるようにしてあ
る。そして、ここでは上記滑合部14との間に間隔をお
いて並行状に断面円弧状をなす抜止め片17を設け、こ
の抜止め片17と上記滑合部14との間に前記受部13
を受け入れるようにしてある。
【0013】抜止め片17は図1に示すように開閉枠2
が閉塞状態にあるときその先端部を受部13の直下に置
き、この先端部に下方からネジ孔(図示せず)を垂直に
穿ってストッパーとなる頭付きのネジ18を揉み込みネ
ジの軸端を受部13の下面に臨ませるようにしてある。
【0014】開閉枠2は前述したように額縁形に形成し
て本体枠1の開口部縁と、拡散シート7とフィルム9を
引っ張るスプリング8,10の前面を被うものである
が、前面の板部2aには背面に沿って内側縁部からネジ
杆19を差し渡し、その軸先端部を前記突片11の先端
に設ける係止部20に掛け止めることによって閉塞状態
に維持できるようにしてある。
【0015】本考案装置は上述の様に構成されるもの
で、開閉枠2は使用時にはネジ杆19を係止部20に掛
け止めて閉塞状態に維持され、スプリング8,10、シ
ート7及びフィルム9の縁部を被ってフィルムの要部の
みを露出させることになる。そして、例えばフィルム9
を交換したり、蛍光ランプ5を交換する場合にはネジ杆
19の係合を外して跳ね上げれば、受部13に滑合する
滑合部14を支点にして回動し開放することができる。
【0016】この開閉枠2の開放はこの実施例の場合、
図2に示した様に略90度回動したところ、即ち最大開
放時点でストッパーたるネジ18が突起部16に衝合し
たところで止まることになる。従って、開閉枠2はネジ
杆19を外すことで上記略90度の範囲で自由に開閉動
するが、更に上記突起部16に衝合する前記ネジ18を
抜き取ると、開閉枠は更に回動が可能になり、そのまま
持ち上げると蝶着状態が解除され本体枠1から開閉枠2
が取り外せることになる。
【0017】次に、図3は本考案を表示装置の表示板2
1を収める開閉枠22に実施した他の実施例である。図
中、23は壁面に固定し、或いは天井から吊設する本体
枠であり、24は本体枠の上部開口部縁に止着した受
部、25はこの受部24に対応する開閉枠22の上縁部
に設けた滑合部である。
【0018】本体枠23は前記第1の実施例と同様にア
ルミの押出形材26を以て矩形に枠組してなり、この形
材の前縁部に係止溝部27を設けて、この溝部に受部2
4に一体に備える帯板状係止板28を掛け止め、更にビ
ス29て止め付けることで一体に固着するようにしてあ
る。即ち、この実施例では形材と受部とを別体に成形し
て組合わせる構造としているのである。
【0019】上記受部24は上面を断面半円形の凹弧面
にする樋形に形成し、この凹弧面部に周面を円形の断面
形に形成した滑合部25を受け入れるようにしている。
【0020】開閉枠22はアルミの押出形材によって形
成される。そして、その上縁部に設けられる滑合部25
に並行して設けられる抜止め片30にはストッパーとな
るネジ31がネジ付けられ、ネジ軸の先端が前記受部2
4の下面に臨むようにしてある。そして、この受部24
の先端部には外方に向け水平に突き出す突起部32が設
けられている。
【0021】前記本体枠23には図示しないが内部に照
明用のランプが収められる。そして、使用時には開閉枠
22を閉じ、図3に2点鎖線で示すように自由下縁部を
本体枠の下部開口部縁に当接してここに設ける係止フッ
ク33に掛け止め閉塞状態に保持される。そして、ラン
プ等の交換に際しては受部24に滑合する滑合部25を
支点に開閉枠を跳ね上げ開放することになる。
【0022】開閉枠22の開放はネジ31が突起部32
に衝合することで規制され、略90度開放したところで
止められるが、上記ネジ31を外すと突起部32から開
放されることに伴って滑合部25が受部24から抜け出
し、蝶着状態が解かれて開閉枠22を本体枠23から外
すことができる。
【0023】尚、滑合部25は開閉枠22を水平に保っ
て受部24に嵌め入れ、この受部を基点に開閉枠を閉じ
ると蝶着状態に戻り、同時に抜止め片30が受部24の
下に入り込む結果蝶着状態に拘束されることになる。そ
して、この状態でネジ31をネジ込めば回動範囲が前述
の通り規制され勝手に外れなくなる。
【0024】
【考案の効果】以上本考案を図示の実施例につき詳述し
たが、本考案蝶着装置は樋形の受部に滑合部を嵌め入
れ、この受部を中心に回動自由に支持することから開閉
枠を自由に開閉操作できると共に、一定の角度まで開放
すると、ストッパーとしてのネジが受部の突起部に衝合
して回動を止め、上記受部に嵌合した滑合部の抜出しを
止めることから蝶着状態が解除されることがなく、従っ
て安全に開閉操作ができる一方、本考案装置は上記ネジ
の抜き取りによって突起部との衝合を解除して受部から
滑合部を外すことができるため、必要ある場合には本体
枠から開閉枠を簡単に外すことができ、また蝶着状態に
戻すことができる。しかも、本考案においては上記開閉
枠の取り外しに当たって抜止め片を滑合部に並設し、滑
合部を受部に滑合したとき、この受部の下面に該抜止め
片を対向させて受部を滑合部との間に挟み込むようにし
たことから、抜止め片の先端部が突起部を越える時点ま
で蝶着状態が解除されることがなく、従って開閉枠の開
閉操作の途中で脱落するような危険を未然に回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案蝶着装置を広告フィルムの掲示装置に実
施した使用状態における要部の縦断側面図。
【図2】蝶着装置の蝶着状態を解除できるまで開閉枠を
開放した状態を示す要部の縦断側面図。
【図3】本考案の他の実施例を示す要部の縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体枠 2 開閉枠 13 受部 14 滑合部 16 突起部 17 抜止め片 18 ストッパーとなるネジ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体枠(1)の開口部上縁部には断面円
    弧状をなす樋形の受部(13)を設け、開閉枠(2)の
    上縁部(15)には前記受部(13)に滑合する滑合部
    (14)を設けて該滑合部(14)を支点に前記開閉枠
    (2)を回動自由に蝶着支持する一方、前記受部(1
    3)の外側面には突起部(16)を突設し、他方前記開
    閉枠(2)の上縁部(15)には前記滑合部(14)に
    所要の間隔をおいて対向する抜止め片(17)を設けて
    該抜止め片と前記滑合部(14)との間に前記本体枠
    (1)の受部(13)を受け入れると共に、該抜止め片
    (17)にはネジ孔を穿ち前記受部(13)の下面に向
    けてストッパー用ネジ(18)を着脱自由に螺着し、前
    記開閉枠(2)の最大開放時に該ネジ(18)を前記突
    起部(16)に衝合させて回動範囲を規制してなること
    を特徴とした蝶着装置。
JP1991078623U 1991-06-26 1991-06-26 蝶着装置 Expired - Lifetime JP2562896Y2 (ja)

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JPH053560U JPH053560U (ja) 1993-01-19
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59142370U (ja) * 1983-03-14 1984-09-22 キ−ンツレ・アパラ−テ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング ケ−シングに旋回可能に配置されたカバ−の支承装置
JPH0433341Y2 (ja) * 1986-07-22 1992-08-10

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