JPH08328491A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH08328491A
JPH08328491A JP15554195A JP15554195A JPH08328491A JP H08328491 A JPH08328491 A JP H08328491A JP 15554195 A JP15554195 A JP 15554195A JP 15554195 A JP15554195 A JP 15554195A JP H08328491 A JPH08328491 A JP H08328491A
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JP
Japan
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frame
display
opening
main body
locking
Prior art date
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Pending
Application number
JP15554195A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Aizawa
勇造 相沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
Original Assignee
Fuji Bellows Co Ltd
Fuji Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Bellows Co Ltd, Fuji Seiko Co Ltd filed Critical Fuji Bellows Co Ltd
Priority to JP15554195A priority Critical patent/JPH08328491A/ja
Publication of JPH08328491A publication Critical patent/JPH08328491A/ja
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  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本体枠の開口部に支軸を支点に開閉自由に収
まる表示枠を支軸との結合を解いて取り外せるようにす
ると共に、閉塞時には本体枠の前面に揃えて平面的に収
め、且つその状態に係止し閉塞できるようにした広告ポ
スター等を掲示する表示装置を提供すること。 【構成】 本体枠1の開口部3には左右の側枠の内側面
上端部に支軸27を向い合せに植設し、他方表示枠2の
左右の枠材の外側面上端部には上記支軸27を係脱自由
に軸承する軸嵌合凹部35を有する軸受部28を備えて
該軸受部28を上記支軸27に掛け止めることによって
取外し自由に且つ開閉自由に枢着すると共に、開口部3
の下枠上面には係止部39を備えて閉塞される前記表示
枠2の下枠材を係止し拘束し、同時に該表示枠の前面を
本体枠1の前面に揃えて平面にしたことを特徴とする表
示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポスターや案内表示物
等を掲示する表示装置に関するもので、特にこの発明は
掲示物を変換するのに便利なように改善した表示装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】駅の構内や地下通路、催し場等には広告
用ポスターや案内の表示物を掲示する表示装置が設置さ
れている。これらの表示装置は駅構内や通路の壁面を利
用して多くは壁面に一体的に固定し、内部に備える照明
ランプで掲示物を背後から照らし暗い場所にあっても見
易いものにしている。この表示装置はことに広告用のポ
スター等を掲示するものにあっては大型のものが多く、
また強度と安全性,美観の面から金属製、更に具体的に
は最近ではアルミの押出型材を材料にしたものが多く提
供されている。
【0003】この種表示装置は掲示物を変換するため前
面の表示枠を開閉自由にしているのが普通で、一般には
表示枠を蝶着して交換時には扉のように開放してこの表
示枠に嵌め込まれるガラス板等の透明板の背面を開き、
ここに添わせるポスター等の掲示物を外から着脱できる
ようにしている。そして、この表示枠の開放は内部に備
える照明ランプの変換の際にも利用され、表示装置の前
面側から作業できるようにしてある。
【0004】上記表示枠の蝶着は一般には蝶番によって
本体枠に連結した状態で取付られているが、大型の表示
装置の場合には掲示物も大きくなることから現場での交
換作業が厄介となる。特に人通りの多い通路や、駅構内
の線路に沿った部所での作業は危険を伴い、時間的制約
も加わることから一層困難なものとなる。
【0005】そこで、これらの問題を解消する方法とし
て出願人は先に実公昭43ー6181号と実公昭57ー
54123号の公報に記載される発明を提案した。この
2つの提案は駅の構内等構造物の壁面に固定される本体
枠に対して表示枠を取り外し可能に蝶着するもので、掲
示物の交換時には表示枠を持ち上げて表示枠の下端自由
縁の係合を外し、開放させると共に所定位置まで蝶着点
を支点に回動させたのち蝶着関係を外して表示枠を本体
枠から取り外せるようにしたもので、場所を移動するこ
とによって安全に、且つ楽な姿勢において作業が行える
ようにしたものである。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】この表示枠を着脱可
能にした表示装置は、掲示物の交換時の現場における作
業を回避できる利点があるが、一つの難点は単に表示枠
を開放するときでも重量物の表示枠を持ち上げなければ
ならないことで、大型の装置においては透明板の重量も
加わることから2人以上の作業員によらなければ開閉作
業ができない問題があった。ことにこの表示装置は蝶着
部の支軸と軸受部とが分離できる構造に係ることから左
右における持ち上げ量が異なると本体枠に対して表示枠
が傾いて開口部内周面に引っかゝり円滑な前方への引き
出しが妨げられることがあった。
【0007】また、その一方前記従来の着脱可能にした
表示装置は、係脱可能な蝶着部を構成することと、持ち
上げによる開閉機構、所謂「けんどん」式の機構を備え
ることから表示枠の上下の枠材が予め異なる形状のもの
となっており、従ってアルミの押出型材を利用して組立
る場合においても、その断面形状を違えた少なくとも二
種以上の型材を容易しなければならず、これに伴って製
造コストが高くなる問題があった。
【0008】本発明はこれらの問題点に鑑み改善する目
的で開発されたもので、蝶着部の係脱によって本体枠か
ら表示枠を取り外せるようにすることは勿論のこと、表
示枠の開閉操作時には表示枠を持ち上げることなく手前
方向に下端自由端を引き出すことによって容易に開放で
きるようにした広告ポスター等の掲示用表示装置を提供
しようとするものである。
【0009】また本発明は従来異なる形状の型材により
組立製造していたことによる不都合に鑑み、同一型材に
よる組立を可能にして製造性の改善を図り低コストで提
供できるようにした表示装置を提供しようとするもので
ある。
【0010】また更に、本発明は表示枠の開閉構造に加
えて本体枠の内部に第2の開口部を形成し、この開口部
内に開閉自由な中枠を備えて表示枠を取り外したとき本
体枠内部に備える照明ランプ等の内部部品が直接外見さ
れ、表示装置の設置場所の美観が損なわれるのを防止す
るようにした表示装置を提供しようとするものである。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本発明はこの様な問題
点を解消するためなされたもので、その特徴とするとこ
ろは、上下の枠と左右の側枠によって前面に矩形の開口
部を形成する箱形をなす本体枠と、上下,左右の枠材に
より矩形に形成され、上記開口部の内周に嵌り込むと共
に透明板を嵌め殺し状に収めてなる額縁形をなす表示枠
とからなる表示装置であって、前記本体枠には前記開口
部の左右の側枠の内側面上端部に相対向させて一対の支
軸を突設せしめ、他方前記表示枠には左右の枠材の外側
面上端部に後向きに突き出し且つ下面に軸嵌合凹部を設
けてなる鉤形の軸受部をそれぞれ設けて該各軸受部を前
記支軸に係脱自由に掛け止め、表示枠を支軸を支点に前
後方向に揺動自由に吊設支持する一方、前記本体枠の下
枠上面部には係止部を備えて上記表示枠の下枠材を係脱
自由に止め付け閉塞状態に拘束してなることを特徴とし
た表示装置を提供することにある。
【0012】また本発明は、前記支軸は複数のねじ挿通
孔を有する取付基板の一面から立設して、該取付基板を
本体枠の左右側枠の内側面上端部に添わせねじ止めする
ことによって該内側面上端部から突設するようにしたこ
とを特徴とする表示装置を提供することにある。
【0013】また、本発明は、前記軸受部は複数のねじ
挿通孔を有する取付基板の一側縁から上向きに腕を突き
出し、且つ該腕の上端から後向きに嘴を延設して鉤形に
形成すると共に、該嘴の下面に軸嵌合凹部を設けてな
り、前記取付基板を表示枠左右側枠の外側面上端部に添
わせねじ止めすることにより止着してなることを特徴と
した表示装置を提供することにある。
【0014】また本発明は、前記表示枠を拘束する係止
部は基板と、該基板の前側縁から基板の斜め上方に向け
て後向きに延設する傾斜係合片と、基板の後側縁から上
記傾斜係合片に向けて前傾姿勢に延設される押圧片とを
有した係止部材にして、前記基板を介して本体枠の下枠
上面部に取付け、表示枠の閉塞時には該表示枠の下枠材
から垂下せしめる突片を上記傾斜係合片に掛け止めると
共に、その背面部を前記押圧片に当接し、常時前方に向
けて押圧付勢するようにしたことを特徴とする表示装置
を提供することにある。
【0015】更に本発明は上記表示枠を拘束する係止部
は表示枠の下枠材に開設するねじ孔に螺装される止めね
じと、該止めねじに対向して本体枠の下枠上面部に固着
されるねじ受け部から形成して、表示枠の閉塞時に上記
止めねじをねじ受け部に螺着し拘束するようにしたこと
を特徴とする表示装置を提供することにある。
【0016】更にまた、本発明は前記表示枠を拘束する
係止部は表示枠の下枠材下面に前後方向に向けて軸装す
る操作回転軸と、該回転軸に軸着される係止翼片とから
形成し、常には自重によって垂下する上記係止翼片を本
体枠下枠上面部に係合させて閉塞状態に拘束し、開放時
には表示枠下枠前面に露出する前記操作回転軸の軸端を
回転操作して上記係止翼片の係合を外すようにしてなる
ことを特徴とした表示装置を提供することにある。
【0017】
【作 用】本発明は上記構成から本体枠の開口部左右
側枠内側面の上端部に設ける支軸に対して表示枠の左右
構成の外側面上端部に備える軸受部を係脱自由に掛け止
め、該支軸を支点に揺動自由に吊設支持することがで
き、従って本体枠開口部に対して表示枠を開閉自由に取
付けることができる一方、表示枠の開放後前記左右の支
軸から軸受部を外すことによって開口部から表示枠を取
り外すことができることになる。
【0018】その一方、前記支軸に各軸受部を軸承させ
て該支軸を支点に下端自由端を揺動自由に吊設支持し、
開閉自由に組付けた表示枠は閉塞操作に伴わせて上記下
端自由端を本体枠の下枠上面部に嵌め入れることで、こ
れに備える係止部に掛け止めて閉塞状態に拘束すること
ができる。
【0019】また本発明は、本体枠の開口部から表示枠
を取り外したとき、その背後の第2開口部に中枠が収め
られて内部の露出を防止する一方、この中枠は上記第2
開口部に備える係止軸に係止長孔を軸承させて該係止軸
を支点に開閉自由に支持されることから、表示枠を開放
させたときにはこれに続けて開放させ照明ランプ等を設
備する本体枠内部を露出させることができる。次に本発
明を図示する実施例につき説明し、その特徴とするとこ
ろを詳述することにする。
【0020】
【実施例】図1は本発明に係る表示装置の正面図で、図
2は図1のA−A線に沿って断面とした一部省略する拡
大縦断右側面図、図3は同じくB−B線に沿って断面と
した表示枠を開放した状態における一部省略する拡大縦
断右側面図で、図4は同じくC−C線に沿って断面とし
た部分の拡大平面図である。この実施例は本発明表示装
置を広告掲示枠につき実施した例であり、図中の符号1
は駅構内等の壁面に固定される本体枠であり、2は本体
枠の前面開口部3に収められる表示枠である。
【0021】本体枠1は所要の板幅を有するアルミの押
出型材からなる上下の枠4,5と左右の側枠6,7を矩
形に組み合せ、後部の開口部に裏板8を添わせて塞ぎ、
全体が浅い箱形をなすように形成してある。そして、各
枠材の前縁部から内方に向けて延設する片9によって前
記開口部3を形ち作る共に各内面の中間から延設する片
10によって上記開口部3に連通する第2の開口部11
を形成し、本体枠内部に照明室12を形成している。
【0022】開口部3は表示枠2を収めて塞ぐととも
に、この開口部を形成する片9と第2の開口部11を形
成する片10との間に形成される空間13に表示枠2の
全体を受け入れられるようにしてあり、また第2の開口
部11には照明室12を塞ぐ中枠14を嵌め付けて、室
内に装備される照明体となる蛍光ランプ15等の露出を
防止するようにしてある。
【0023】表示枠2は図2,図4に断面が示されるよ
うに同一の断面形状を有するアルミの押出型材を上下、
左右の枠材16,17,18,19として使用し前記開
口部3内に収まる矩形の枠に組立て、額縁形に形成して
あり、各枠材の内面後半部に設ける断面L字形の凹部に
よって嵌合部20を形成し、この嵌合部に背面側からガ
ラス乃至アクリル板製の透明板21を嵌め入れている。
【0024】透明板21は背面に掲示物たるポスターな
どの表示画面22(図面中2点鎖線で示す。)を添わ
せ、これを支持するもので、前記嵌合部20にはパッキ
ング23を介して収め、このパッキング23に対向する
ように添わせる別体のパッキング24を添わせたのち背
面側から押縁材25を添わせてビス26で止め付け表示
枠内に固定するようにしてある。表示画面22は背後か
ら添わせるパッキング24によってその周縁部を押え付
け、ビス26による押縁材25の止め付けによって透明
板21の背面に張り付けられる。上記パッキング23,
24は透明板21のガタ付きを防止すると同時に、表示
画面22をズレることなくしっかり固定するためのもの
で、表示画面の交換は押縁材25の脱着によって行われ
る。
【0025】図中、27は本体枠1の開口部3に表示枠
2を着脱自由に且つ回動自由に支持する支軸で、28は
この支軸27に掛け止める軸受部である。支軸27及び
軸受部28は図6に示した様に別体にそれぞれ金属材を
以て成形されるもので、支軸27は複数のねじ挿通孔2
9を穿つ取付基板30に植立させて一体のものとしてあ
り、また軸受部28は複数のねじ挿通孔31を設けた取
付基板32の一側縁から上向きに腕33を突き出し、そ
の上端から後向きに嘴34を突き出して鉤形に形成し、
この嘴の下面に軸嵌合凹部35を設けるものとしてあ
る。
【0026】支軸27は開口部3を形成する左右の側枠
6,7の各内側面の上端部に取付基板30を添わせ、ビ
ス36で止め付けることにより向い合せに取付けられ
る。この止め付けに当たってビス36により強固な締付
けが行われるが、安定的な固着が得られるように取付基
板30は側枠6,7に設けられる内向きの片9,10間
に隙間なく収まるようにしてある。一方、軸受部28は
表示枠2の左右の枠材18,19の外側面上端部に基板
32を添わせ、同じく止めビス37を使って緊締し、前
記本体枠開口部に設けられるそれぞれの支軸27に向い
合せに取付けられる。
【0027】軸受部28は側枠18,19の前面から側
方に向け突き出すように形成する片38の背後に取付基
板32を収めるようにして前面側に露出するのを避けて
あり、片9の突き出し高さを超えて内側に突出する支軸
27をその軸嵌合凹部35に受け入れるようにしてあ
る。そして、この軸受部28は図示するように嘴34を
後向きに取付け、軸嵌合凹部35を後方に開放して支軸
27をこの開放部分を通して受け入れられるようにして
ある。
【0028】ところで、本体枠1に対する表示枠2の組
付けは上記支軸27と軸受部28との結合によって行わ
れるが、この結合は本体枠の開口部3の上縁に向けて前
方から表示枠2の上端を斜めに傾けた姿勢で臨ませ、僅
かに突き入れることによって行われる。上記表示枠2の
上端を開口部3の上縁に沿って突き入れると、開口部左
右側枠6,7の内面上端部から内向きに突き出る支軸2
7に表示枠の左右側面上端部に設ける軸受部28が臨
み、この軸受部の嘴34の部分が支軸27に乗り上がる
ことによって両者の位置決めが行われることになる。こ
の状態ガ得られたところで支軸27をガイドに表示枠2
の上端を押し入れると、嘴34の上面傾斜部が滑って奥
に進み、嘴34が切れたところで支軸27が開放部に入
り、自動的に軸嵌合凹部35に嵌入することになる。
【0029】この支軸27の嵌入は開口部3の左右にお
いて同時になされ、軸受部28はこの支軸と結合するこ
とになり、また支軸を支点に回動自由に軸承されること
になる。従って、上記結合ののち表示枠2の支えを解く
と、表示枠は自重によって支軸27を支点に閉塞方向に
回動し、開口部3を塞ぐことになる。その一方、表示枠
3の下端を前方に引き出し、傾斜させたのち再び上端を
本体枠内方に突き入れる如く押し上げると、軸受部28
の凹部35から支軸27が抜け出すことになる。そこで
次に上端を開口部の上縁に押し付けるように持ち上げた
のち手前に引き出すと、支軸27と軸受部28の結合が
解かれることになり、開口部3から表示枠2が外せるこ
とになる。
【0030】図中、39は支軸27に回動自由に支持さ
れた表示枠2を閉塞状態に拘束する係止部である。ここ
に示した係止部はばね性を有した金属板を素材としてお
り、図7に示すように基板39aと、この基板の前側縁
から基板の上方に向け斜め後向きに延設される傾斜係合
片39bと、基板の後側縁から上記傾斜係合片に向けて
前傾姿勢に延設される押圧片39cから構成される係止
部材となっている。上記傾斜係合片39bは前側縁の中
央部から延設し、他方押圧片39cは係合片39bの先
端部を挟み込むように後側縁の両端から並行状に延設し
て互いの先端部が交錯するようにしてある。
【0031】この係止部材39は本体枠1の開口部3を
構成する下枠5の内側面に取付枠材40を介してビス4
1の止め付けにより、あるいは溶接によって傾斜係合片
39bが前面に向くように固定される。そして、開口部
3に取り付けられる表示枠3が閉じられるとき、この枠
の下枠材17の下面に固定する係止枠材42の垂下突片
が上記傾斜係合片39bに掛け止められて拘束されこの
表示枠を閉塞することになる。
【0032】表示枠2は閉塞されるとき、開口部3の下
枠上面に沿って係止枠材42の垂下突片を滑り込ませ、
この侵入によって係止部材39の係合片39bを押し下
げ、更に進んで押圧片39cを後方に押圧することにな
る。この押圧に伴い係止部材42の垂下突片が係合片3
9bを過ぎたところで、上記押し下げが開放されるため
係合片39bは原状に復帰し、垂下突片の前面に係合し
表示枠の戻りを阻止することになる。そしてこのとき上
記押圧された押圧片39cが上記垂下片を前方に押し戻
すため係合片39bの先端との間で挟み付けガタ付きを
有効に防止することになる。
【0033】上記閉塞される表示枠2は開口部3内に嵌
り込み、各枠材の表面を本体枠1の前端縁に設ける片9
の表面に揃えて面一となり一体感を呈することになる。
そして閉じられた表示枠は下枠材17と本体枠の下枠5
との間に出来る僅かな空隙を通して薄い金属板等の解除
具43を差し入れ係止枠材42に係合する傾斜係止片3
9bを押し下げることによって閉塞状態を解除し開放さ
れる。尚、上記解除具43によって係合片39bが押し
下げられて係合を解除すると、押圧片39cが前方に付
勢しているため表示枠の下端は自動的に開口部3の外に
押出されることになる。このため表示枠には手掛け部を
備えることなく直接下端に手を掛けて引き出し開放操作
することができる。
【0034】一方、第2の開口部11に収められる中枠
14は照明ランプ15の光を分散させ表示画面22に対
して均一な光を与える共に、前記表示枠2を取り外した
とき照明室12の内部の露出を防止するためのもので、
アルミの押出型材からなる枠材44を矩形に組んで枠本
体を額縁形に形成し、この枠本体内に乳白色のアクリル
半透明板45を嵌め殺しに収めて構成してある。
【0035】この中枠14は左右の枠材44の上端に近
い側面に縦長の係止長孔46を開設し、第2の開口部1
1の左右の縁部の内面上部に向い合せに突設する係止軸
47をこの係止長孔にそれぞれ嵌入させて軸着され、こ
の係止軸47を支点に下端を前後方向に揺動自由にして
開閉できるようにしてある。この中枠14は係止軸47
を支点に垂直に下げたとき第2の開口部11の内周に自
動的に収まるものにしてあり、この開口部11の下縁内
周面に設ける係止体48に揺動下端を掛け止めることに
よって閉塞状態に拘束できるようにしてある。
【0036】上記係止体48に対する掛け止めは自重に
よって閉塞される中枠14の下端がこの係止体48に衝
合したとき、中枠を持ち上げることによって行われる。
実際には係止本体48に衝合した状態において中枠14
を持ち上げると、係止軸47をガイドに係止長孔46が
長さを限度にずり上ることから上記衝合が解かれて中枠
の下端が係止体48を乗り越え係止されることになる。
【0037】本実施例では上記係止体48に対する掛け
止めを容易にするため係止体を滑りのよい合成樹脂材で
形成すると共に、衝合前面を傾斜面にして中枠下縁の乗
り越えが容易になるようにしてある。そして更に、第2
の開口部11の下縁の内側には当たり縁49を設けて押
しこまれる中枠下縁を受け止めると共に、この当接位置
において係合状態に自動的に案内できるようにして作業
の容易性と確実性が図られるようにしてある。
【0038】この中枠14は前記係止軸47をガイドに
長孔46をずり上げるように持ち上げ、そのまゝ手前方
向に引き出すことによって係止体48との係合を外し開
放することができる。この中枠は係止軸47に枢着した
まゝ下端を跳ね上げて開放し、照明ランプ等の交換作業
ができるが、係止軸46のナット46aを外すことで中
枠を開口部11から取り出すことができ、照明室12内
部の保守作業が便利に行えるようにしてある。
【0039】ところで、図8並びに図9,10は表示枠
2の係止部につき示した他の実施例で、図8は係止部を
止めねじ49とした場合であり、図9,10の実施例は
係止部を操作回転軸50に軸装した係止翼片51とした
場合である。
【0040】図8に示すように止めねじ49は表示枠2
の下枠材17から延設する片38に設けるねじ孔(図示
せず)に蝶装して前面側から後方に貫かせてあり、これ
に対向するように本体枠1の下枠5の上面にはL字形に
形成したねじ孔を設けたねじ受け板52を立ち上げて表
示枠2が閉塞されたとき、前記止めねじ49を上記ねじ
孔に受けて蝶着し、拘束するようにしたものである。
尚、この実施例では表示枠2に透明板21とその背面に
添うように半透明板53を重ね合せに収めて両板の間に
表示画面(図示せず)を挟み掲示するようにしてあり、
押縁材25で止め付けるようにしてある。
【0041】他方、係止翼片51による場合は、図9,
10に示すように表示枠2の下枠材17から延設する片
38に回転軸50を回動自由に軸装してこの軸に係止翼
片51を固着したもので、常には自重で係止翼片51を
垂下させ、本体枠の下枠5から延設する片9に係合させ
て表示枠の開放を拘束し、開放時には表示枠の前面側か
らドライバー等の工具で回転軸50を回転させて上記翼
片51の係合を解くようにしたものである。
【0042】
【発明の効果】以上本発明を図示する実施例につき説明
したが、前記構成において明らかな様に、本体枠1の開
口部3に収めた表示枠2は支軸27を支点に回動自由に
支持され、自由に開閉できる一方、この支軸27に係合
する軸受部28を表示枠の持ち上げにより上方にずらす
と軸嵌合凹部35から支軸27を外すことができるため
開口部3から取り外すことができることになる。従って
本によれば、装置の設置位置でポスター等の掲示物の変
換作業が困難な場合には表示枠を本体枠から外して行う
ことができ、また場所を変えて行うことができる。
【0043】また、この表示枠2は閉塞時本体枠1を形
成する各枠部の前面に額縁形をなす枠材の前面を揃えて
面一となるように収まり、このとき前方に突出するもの
がなく、しかも表示枠自体開口部内に嵌り込むと共にこ
の状態で係止部に掛け止められることから安全な閉塞状
態が得られ、且つ美麗に仕上げられる利点がある。そし
て、加えるに本体枠並びに表示枠の各枠材はそれぞれに
おいて同一断面形をなす形材からなるため廉価に提供で
きる利点がある。
【0044】また本発明は開口部3に揃えてその背後に
第2の開口部11を設けてこれを中枠14で塞ぎ内部に
備えられる照明装置等を被うようにしたことから前記表
示枠2を開口部3から外した場合において、照明室12
を露出させることがなく外観を損なうことがない。
【0045】そして上記中枠は開口部11に対して開閉
自由に取付けられることから照明ランプ15等の交換の
場合自由に開放しその作業時支持軸27をガイドに長孔
28を上下にずらすことで係止体48との係合を係脱す
ることができ、容易且つ確実に操作できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表示装置の正面図。
【図2】図1のA−A線に沿った一部欠截の拡大縦断右
側面図。
【図3】図1のB−B線に沿った一部欠截の拡大縦断右
側面図。
【図4】図1のC−C線に沿った部分拡大横断平面図。
【図5】支軸の取付状態を示す拡大右側面図。
【図6】支軸と軸受部の拡大斜視図。
【図7】係止部たる係止部材の斜視図。
【図8】係止部の他の実施例を示す一部断面とした要部
の拡大右側面図。
【図9】係止部のその他の実施例を示す一部断面とした
要部の拡大右側面図。
【図10】図9の正面図である。
【符号の説明】
1 本体枠 2 表示枠 3 開口部 4 上枠 5 下枠 6 左側枠 7 右側枠 9,10 上下左右の枠に設けられる片 11 第2の開口部 12 照明室 13 空間 14 中枠 15 照明ランプ 16 上枠材 17 下枠材 18,19 左右の枠材 21 透明板 22 ポスター等の表示画面 27 支軸 28 軸受部 34 軸受部の嘴 35 軸受部の軸嵌合凹部 38 表示枠の枠材に設けた片 39 係止部たる係止部材 39b 傾斜係合片 39c 押圧片 45 半透明板 46 係止長孔 47 支持軸 48 係止体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の枠と左右の側枠によって前面に矩
    形の開口部を形成する箱形をなす本体枠と、上下,左右
    の枠材により矩形に形成され上記開口部の内周に嵌り込
    むと共に透明板を嵌め殺し状に収めてなる額縁形をなす
    表示枠とからなる表示装置であって、 前記本体枠には前記開口部の左右の側枠の内側面上端部
    に相対向させて一対の支軸を突設せしめ、他方前記表示
    枠には左右の枠材の外側面上端部に後向きに突き出し且
    つ下面に軸嵌合凹部を設けてなる鉤形の軸受部をそれぞ
    れ設けて該各軸受部を前記支軸に係脱自由に掛け止め、
    表示枠を支軸を支点に前後方向に揺動自由に吊設支持す
    る一方、前記本体枠の下枠上面部には係止部を備えて上
    記表示枠の下枠材を係脱自由に止め付け閉塞状態に拘束
    してなることを特徴とした表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、支軸は複数の
    ねじ挿通孔を有する取付基板の一面から立設して、該取
    付基板を本体枠の左右側枠の内側面上端部に添わせねじ
    止めすることによって該内側面上端部から突設するよう
    にしたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の記載において、軸受部は複数
    のねじ挿通孔を有する取付基板の一側縁から上向きに腕
    を突き出し、且つ該腕の上端から後向きに嘴を延設して
    鉤形に形成し、且つ該嘴の下面に軸嵌合凹部を設けてな
    り、前記取付基板を表示枠左右枠材の外側面上端部に添
    わせねじ止めすることにより止着してなることを特徴と
    した表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の記載において、表示枠を拘束
    する係止部は基板と、該基板の前側縁から基板の斜め上
    方に向けて後向きに延設する傾斜係合片と、基板の後側
    縁から上記傾斜係合片に向けて前傾姿勢に延設される押
    圧片とを有した係止部材にして、前記基板を介して本体
    枠の下枠上面部に取付け、表示枠の閉塞時には該表示枠
    の下枠材から垂下せしめる突片を上記傾斜係合片に掛け
    止め、併せてその背面部を前記押圧片に当接して常時前
    方に向けて押圧付勢するようにしてなることを特徴とし
    た表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の記載において、表示枠を拘束
    する係止部は表示枠の下枠材に開設するねじ孔に螺装さ
    れる止めねじと、該止めねじに対向して本体枠の下枠上
    面部に固着されるねじ受け部から形成して、表示枠の閉
    塞時に上記止めねじをねじ受け部に螺着し拘束するよう
    にしてなることを特徴とした表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の記載において、表示枠を拘束
    する係止部は表示枠の下枠材下面に前後方向に向けて軸
    装する操作回転軸と、該回転軸に軸着される係止翼片と
    から形成し、常には自重によって垂下する上記係止翼片
    を本体枠下枠上面部に係合させて閉塞状態に拘束せし
    め、開放時には表示枠下枠前面に露出する前記操作回転
    軸の軸端を回転操作して上記係止翼片の係合を外すよう
    にしてなることを特徴とした表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の記載において、本体枠には開
    口部の後方に並行して第2の開口部を形成し、該開口部
    の後方に照明ランプを備える照明室を形成する一方、第
    2の開口部内には半透明板を収めてなる額縁形の中枠を
    嵌め入れると共に、該第2の開口部の左右の縁部内側面
    上部に内向きに係止軸を突設し、また上記中枠の左右側
    枠外側面の上部に縦長の係止長孔を設けて上記係止軸に
    それぞれ回軸自由に軸承させ、且つ係止長孔の長さの範
    囲で上下方向に摺動自由に支持させると共に、該中枠の
    下端を第2の開口部の下縁に係脱自由に掛け止め開閉自
    由に閉塞してなることを特徴とした表示装置。
JP15554195A 1995-05-31 1995-05-31 表示装置 Pending JPH08328491A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020041219A (ko) * 2000-11-27 2002-06-01 강준우 광고대
JP2007516457A (ja) * 2003-07-10 2007-06-21 アチユセル バックライトされるハウジング内の動的表示システム
CN105788482A (zh) * 2016-02-01 2016-07-20 大连博大盛世广告传媒有限公司 新型广告灯箱

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