JP2562674B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP2562674B2 JP63218912A JP21891288A JP2562674B2 JP 2562674 B2 JP2562674 B2 JP 2562674B2 JP 63218912 A JP63218912 A JP 63218912A JP 21891288 A JP21891288 A JP 21891288A JP 2562674 B2 JP2562674 B2 JP 2562674B2
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俊一 栗山
善章 宝谷
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は往復式電気かみそりに係り、モータの駆動を
内刃体に伝達する機構及び、内刃体自身の構造に関する
ものである。
(ロ) 従来の技術 従来の往復式電気かみそりの駆動伝達機構は例えば特
公昭56−47782号公報に開示されているように、振動子
の両側より垂下した弾性を有する振動板の下端を固定
し、振動子の長手方向への運動のみを受ける弾性アーム
を振動子の下面に装着すると共にモータの出力軸に取着
した偏心軸を弾性アームに軸支し、振動子の上面に突設
せる駆動ブッシュに内刃を取着し、トリマー等の補助刃
を駆動する補助刃駆動部を振動子及び駆動ブッシュの適
所に突設したものである。
この例の場合弾性アームの中央片に形成された小孔に
より偏心軸の回転運動と振動子の往復運動とのズレを吸
収できるが、弾性アームの揺れと該往復運動とのズレと
は振動子の両外側片に伝達され、この両外側片は振動子
の振動板に固定されているため結果的に幾分波打った往
復運動となる惧れがあった。
また往復式電気かみそり用の内刃体は従来特開昭60−
163680号公報に開示されているようにチタン、タンタ
ル、クロムおよびジルコニウムのグループから選択され
た少なくとも1種の金属の酸化物から成る被膜(101)
を表面に形成した小刃(102)を有するものがあるが、
この被膜(101)は第6図に示されるように内刃台にイ
ンサート成形される小刃(102)に側面のみならず外刃
体(103)との摺接面にも形成されるため、エッジ部(1
04)(105)が丸味を帯びてしまい切断能力が低下する
惧れがあった。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 本発明が解決しようとする課題は往復式電気かみそり
の切れ味の向上を図ることであり、より詳しくは、モー
タから内刃体への駆動伝達性能の向上を図ること、及び
内刃体の刃先エッジ部の強度向上を図ることである。
(ニ) 課題を解決するための手段 電池及びモータを収納した本体ケースと、外刃を係着
し前記本体ケース上部に載置係合される外刃枠と、該外
刃枠内部に配設される内刃体と、前記本体ケース内より
中央の駆動杆部を突出させて両側の揺動脚部の端部を本
体ケースに固定して配置され前記モータの駆動を前記内
刃体に伝達する振動子とを備えた往復式電気かみそりに
おいて、一側に弾性薄肉部を介して嵌合孔部を形成し他
側に枢支軸を立設してなる駆動補助板を設け、該駆動補
助板の嵌合孔部に前記モータの回転軸に装着された偏心
カム軸を回動可能に嵌合するとともに、前記枢支軸を前
記振動子に形成された枢支孔に回動可能に嵌合する。
また前記内刃体を合成樹脂台とこれにインサート成形
された多数の小刃により形成するとともに該小刃の外刃
体との摺接面を除く側面に該側面の周端縁と一致するか
または周端縁よりも突出するセラミック層を形成する。
(ホ) 作用 モータの回転軸に装着された偏心カム軸は駆動補助板
の嵌合孔部に対して回動し、また駆動補助板の枢支軸は
振動子の枢支孔に対して回動し、両回動機構により、偏
心カム軸の偏心運動と往復運動とのズレが吸収される。
セラミック層が両側面に形成された内刃体の小刃はそ
のセラミック層に鋭利なエッジ部を形成することがで
き、且つ外刃体と摺接面の殆どは小刃部分が露出してい
るため、内刃体摺動による外刃体の損傷も少ない。
(ヘ) 実施例 以下本発明の往復式電気かみそりを図面の一実施例に
基き詳細に説明する。
第1図の要部断面図において、(1)はABS樹脂やAS
樹脂製の本体ケース、(2)は該本体ケース(1)内部
に嵌合固定されるモータ取付板、(3)は該モータ取付
板(2)にネジ(4)(5)により吊下固定されるモー
タ、(6)(7)は前記本体ケース(1)の内部で且つ
前記モータ(3)の両側に配設される電源電池、(8)
は前記モータ取付板(2)に設けられた中央開孔
(9)′を貫通したモータ(3)の回転軸(10)に嵌合
固定される偏心カム軸である。
前記本体ケース(1)の上面と前記モータ取付板
(2)との間の空間(11)に振動子(12)が収容され
る。この振動子(12)は第1図及び第2図の分解斜視図
において、両側に略U字形状の振動脚部(13)(14)を
形成し、上面中央に駆動杆(15)を立設し、一側に枢支
孔(16)を形成している。また前記振動脚部(13)(1
4)の上端は前記本体ケース(1)の上面裏側に形成さ
れた係合凹部(17)(18)に係合固定される。
(19)は前記振動子(12)とモータ(3)の回転軸
(10)に嵌合された偏心カム軸(9)とを連結する駆動
補助板であり、一側に弾性薄肉部(20)を介して前記偏
心カム軸(9)を回動可能に嵌合する嵌合孔部(21)を
形成し、他側に前記振動子(12)の枢支孔(16)に回動
可能に嵌合せしめられ、Eリング(22)で抜け止めされ
る枢支軸(23)を形成した合成樹脂製のものである。斯
かる構成の振動子(12)において、モータ(3)の回転
により偏心カム軸(9)が偏心運動を行うと、弾性アー
ム(20)の弾性の利用により直線的な往復運動が駆動補
助板(19)の枢支軸(23)に伝達される。前記枢支軸
(23)の運動は、弾性アーム(20)の変形により駆動補
助板(19)の運動と前記振動子(12)の理想的な往復運
動との間にズレが生じるが、このズレは前記枢支軸(2
3)の枢支孔(16)に対する回動運動により補償され、
振動子(12)の往復運動はいっそう理想的な運動に近づ
く。
前記本体ケース(1)の上部両側には突出方向にバネ
(24)(25)により弾性付勢された外刃枠係止爪(26)
(27)が設けられ、該本体ケース(1)の上部に、これ
ら係止爪(26)(27)が係止される係止凹部(28)(2
9)を内面に形成してなるアルミダイキャスト製の外刃
枠(30)が、着脱可能に載置係合される。(31)は前記
外刃枠(30)に係着保持され、ニッケル電鋳により多数
のヒゲ導入孔が形成された外刃である。
(32)は前記本体ケース(1)の上部開口(33)を介
して外刃枠(30)内に突出して臨む駆動杆(15)の頂部
にEリング(34)を介して抜け止めされ且つスプリング
(35)によって上方即ち外刃(31)の方向へ付勢されて
なる内刃取付台であり、該内刃取付台(32)には合成樹
脂製の内刃台(36)に多数のステンレス製小刃(37)を
等間隔でインサート成形してなる内刃体(38)が係脱可
能に取付けられる。前記小刃(37)は外刃(31)との摺
接面を除いた側面全体にセラミック層(38)(39)を形
成してなり、該セラミック層(38)(39)は前記小刃
(37)の端縁に一致するかもしくは少許(段差hは約50
〜100μ)突出させるものが好ましい。そして前記セラ
ミック層(38)(39)の研磨により鋭利なエッジ(40)
(41)が小刃(37)の両側に形成される。
セラミック層(38)(39)と小刃(37)端縁との間に
段差hを形成するにはエッチング加工が便利であり、上
記の内刃体(38)は摺接面の大部分を小刃(37)が占め
るため、外刃(31)の内面に形成されたエッジ部(第6
図の106参照)の摩耗を抑制するとともに内刃体(38)
自身のエッジ(40)(41)はセラミック製なので耐久性
が高い。またセラミック層(38)(39)は小刃(37)の
表面よりも粘着係数が低く、ヒゲ等の付着は少なく、且
つ掃除もし易い。
(ト) 発明の効果 本発明は以上の説明の如く、電池及びモータを収納し
た本体ケースと、外刃を係着し前記本体ケース上部に載
置係合される外刃枠と、該外刃枠内部に配設される内刃
体と、前記本体ケース内より中央の駆動杆部を突出させ
て両側の揺動脚部の端部を本体ケースに固定して配置さ
れ前記モータの駆動を前記内刃体に伝達する振動子とを
備えた往復式電気かみそりにおいて、一側に弾性薄肉部
を介して嵌合孔部を形成し他側に枢支軸を立設してなる
駆動補助板を設け、該駆動補助板の嵌合孔部に前記モー
タの回転軸に装着された偏心カム軸を回動可能に嵌合す
るとともに、前記枢支軸を前記振動子に形成された枢支
孔に回動可能に嵌合することにより、前記偏心カム軸及
び枢支軸の回動が駆動補助板の振動子往復運動方向から
のズレを相補的に吸収し、振動子の往復運動を極めて理
想的な運動に近づける効果がある。
また、内刃体を合成樹脂基台とこれにインサート成形
された多数の小刃により形成するとともに該小刃の外刃
体との摺接面を除く側面に該側面の周端縁と一致するか
また周端縁よりも突出するセラミック層を形成すること
により、内刃体の切れ味寿命と外刃体の切れ味寿命をと
もに長くできるとともに、セラミック層により内刃体の
ヒゲ付着が抑制され掃除し易くなる効果が生まれる。更
にセラミック層と非セラミック層との間に段差を設ける
ことにより更に外刃体に対する摺動負荷を軽減すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明往復式電気かみそりの要部断面図、第2
図は駆動伝達機構部の分解斜視図、第3図は内刃体の断
面図、第4図はセラミックス層形成の実施例を示す第3
図のA−A′線断面図、第5図は第4図に相当する他の
実施例を示す断面図、第6図は第4、第5図に相当する
従来例の断面図である。 (6)(7)……電池、(3)……モータ、(1)……
本体ケース、(31)……外刃、(30)……外刃枠、(3
8)……内刃体、(15)……駆動杆、(13)(14)……
揺動脚部、(12)……振動子、(20)……弾性薄肉部、
(21)……嵌合孔部、(23)……枢支軸、(19)……駆
動補助板、(16)……枢支孔、(9)……偏心カム軸、
(36)……内刃台、(37)……小刃、(38)(39)……
セラミック層。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池及びモータを収納した本体ケースと、
    外刃を係着し前記本体ケース上部に載置係合される外刃
    枠と、該外刃枠内部に配設される内刃体と、前記本体ケ
    ース内より中央の駆動杆部を突出させて両側の揺動脚部
    の端部を本体ケースに固定して配置され前記モータの駆
    動を前記内刃体に伝達する振動子とを備えた往復式電気
    かみそりにおいて、一側に弾性薄肉部を介して嵌合孔部
    を形成し他側に枢支軸を立設してなる駆動補助板を設
    け、該駆動補助板の嵌合孔部に前記モータの回転軸に装
    着された偏心カム軸を回動可能に嵌合するとともに、前
    記枢支軸を前記振動子に形成された枢支孔に回動可能に
    嵌合することを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】電池及びモータを収納した本体ケースと、
    外刃を係着し前記本体ケース上部に載置係合される外刃
    枠と、該外刃枠内部に配設される内刃体と、前記本体ケ
    ース内より中央の駆動杆部を突出させて両側の揺動脚部
    の端部を本体ケースに固定して配置され前記モータの駆
    動を前記内刃体に伝達する振動子とを備えた往復式電気
    かみそりにおいて、前記内刃体を合成樹脂基台とこれに
    インサート成形された多数の小刃により形成するととも
    に該小刃の外刃との摺接面を除く側面に該側面の周端縁
    と一致するかまたは周端縁よりも突出するセラミック層
    を形成することを特徴とする往復式電気かみそり。
JP63218912A 1988-09-01 1988-09-01 往復式電気かみそり Expired - Lifetime JP2562674B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6288594A (ja) * 1985-10-14 1987-04-23 松下電工株式会社 刃物
JPS62148684A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 松下電工株式会社 往復式電気かみそりの内刃体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6288594A (ja) * 1985-10-14 1987-04-23 松下電工株式会社 刃物
JPS62148684A (ja) * 1985-12-23 1987-07-02 松下電工株式会社 往復式電気かみそりの内刃体

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