JP2562256Y2 - 眼鏡レンズの枠入れ補助具 - Google Patents

眼鏡レンズの枠入れ補助具

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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、眼鏡レンズの枠入れ補
助具に関し、特に、眼鏡枠にレンズを枠入れする際に正
確なレイアウト作業が要求され高い光学機能を有する累
進多焦点レンズに好適な枠入れ補助具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆる「累進多焦点レン
ズ」を眼鏡枠に枠入れする際には、累進多焦点レンズの
レイアウト情報が記入された枠入れ補助具を用いること
が実開昭63−12022号公報によって知られてい
る。この枠入れ補助具は遠用アイポイント穴と近用アイ
ポイント穴とが固定されて形成されている。近年、累進
帯域の長さや近用中心と遠用中心とのアイポイント距離
を種々変えた累進多焦点レンズが多種販売されるように
なった。このような時代の中で前記公報に開示された枠
入れ補助具を使用していくと大きな不具合が生じること
になる。つまり、前述したように前記枠入れ補助具は2
つのアイポイント穴が固定されているため1種類の累進
多焦点レンズにしか使用できない。そのためレイアウト
作業者は累進多焦点レンズのレンズタイプごとに前記公
報に開示されたレイアウト補助具を用意しなければなら
ない必要性が生じてくる。この不具合を解決する手段と
して、例えば実開平3−89416号公報には、遠用ア
イポイント域の下方に縦長に形成された近用アイポイン
ト域と、この近用アイポイント域の隣りに形成された遠
用アイポイント域からの距離を表示する識別マークとを
設けた枠入れ補助具が開示されている。この枠入れ補助
具は前記識別マークを設けることにより近用アイポイン
ト域を縦長に形成でき、さらにこの2つの構成によって
1種類の枠入れ補助具で多種類の累進多焦点レンズに対
応することが可能になった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら前述した
実開平3−89416号公報に開示された枠入れ補助具
は以下の不具合を有する。枠入れされた累進多焦点レン
ズまたは仮玉レンズにこの補助具を貼りつけてレンズ枠
における装用者の近用アイポイント位置を確認するとき
には装用者のみの確認しかできない。特公昭53−23
704号公報に開示されている反射法による確認、つま
りレイアウト作業者による確認はこの補助具からはでき
ないのである。従ってこの補助具を用いて枠入れする場
合は、レンズ枠における装用者のアイポイント位置をレ
イアウト作業者は充分に確認できなく、正確な累進多焦
点レンズの枠入れができなくなるおそれがあった。本考
案は上述した課題を解決するためになされたもので、そ
の目的は、累進多焦点レンズを枠入れする際、レンズ枠
におけるアイポイント位置をレイアウト作業者が確認で
き、さらに多種類の累進多焦点レンズに対応できる眼鏡
レンズの枠入れ補助具を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した目的は、累進多
焦点レンズを眼鏡枠に枠入れするための補助具におい
て、透明なシート状の素材に、累進多焦点レンズの遠用
中心位置を基準とした遠用アイポイント穴と、この遠用
アイポイント穴の下方に、縦長に切り欠いて形成された
近用アイポイント域と、この近用アイポイント域の両側
の所定位置にレンズタイプがそれぞれ異なる累進多焦点
レンズの近用中心位置を表示した位置決めマークと、こ
の位置決めマークに合わせて前記近用アイポイント域の
所定位置に貼付可能な近用アイポイント穴を有するアイ
ポイントシールと、を備えたことを特徴とする眼鏡レン
ズの枠入れ補助具によって達成された。
【0005】この場合、前記遠用アイポイント域の下端
から前記近用アイポイント域の上端との間に、累進多焦
点レンズの累進帯域に対応して切り欠いて形成した累進
アイポイント域を設けることが望ましい。
【0006】
【作用】前記第1の考案では、レンズタイプがそれぞれ
異なる累進多焦点レンズの近用中心位置がわかるよう前
記レンズタイプに応じて前記近用アイポイント域の所定
位置に貼付可能な近用アイポイント穴を有するアイポイ
ントシールを設けた。このアイポイントシールを累進多
焦点レンズのレンズタイプに応じて所定の近用アイポイ
ント域内に貼ることによってそれぞれの累進多焦点レン
ズの近用中心位置を基準とした近用アイポイント穴が形
成でき、この枠入れ補助具は種々の累進多焦点レンズに
対応できる。また、このアイポイントシールは近用アイ
ポイント穴を有しているので、その箇所をレイアウト作
業者は理解しやすく特公昭53−23704号公報等に
開示されている反射法による確認が可能となる。
【0007】前記第2の考案では、遠用アイポイント域
の下端から近用アイポイント域の上端との間に、累進多
焦点レンズの累進帯域に対応して形成した累進アイポイ
ント域を設けた。レイアウト作業者はレンズ枠に嵌めこ
まれている仮レンズまたは累進多焦点レンズに枠入れ補
助具を貼り、さらに装用者に前記枠入れ補助具を貼った
眼鏡をかけてもらい、装用者の瞳孔が累進アイポイント
域にあるかどうかチェックする。この手順で行えば装用
者が輻湊障害があるかどうかレイアウト作業者は簡単に
チェックできる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を詳し
く説明する。図1は本考案による枠入れ補助具の一実施
例を示す正面図である。図1の枠入れ補助具は右眼用で
ある。
【0009】枠入れ補助具1は全体が透明シートによっ
て形成されており、その基本構成は、遠用アイポイント
穴10、近用アイポイント域20、位置決めマーク2
1、累進アイポイント域30、およびアイポイントシー
ル40よりなっている。前記透明シート素材としては、
所要の厚みを有し且つ可撓性を有するプラスチック製シ
ートが特に適している。図1中、左上には「R」2とい
う文字が記入されている。この「R」2は、レンズ枠の
左右との対応関係を明示するためのものである。すなわ
ち、「R」と表記されているものは右眼用のレンズ枠に
対して使用され、「L」は左眼用レンズ枠に対して使用
される。また図1中の補助具1の中心から右上寄りに、
累進多焦点レンズの遠用中心に該当する小円(内側の小
さな円)の遠用アイポイント穴10が形成してある。こ
の遠用アイポイント穴10の直径は本実施例では約4m
mであり、この径内に実際の累進多焦点レンズの遠用中
心が来るようにレイアウトされる。遠用アイポイント穴
10の直径は、瞳孔径の大きさに相当して定められ、径
を大きくすると前記遠用アイポイント穴10の中心に瞳
孔中心を見出すのに誤差が生じるので、約4mmが最適
である。また、この遠用アイポイント穴10の形状およ
び大きさ等は特に円に限定されるものではなく、アイポ
イント位置または累進多焦点レンズの遠用中心位置の表
示を明示するものであれば任意に設定できる。この遠用
アイポイント穴10の上下及び左右方向には遠用アイポ
イント穴10の中心を交点とした遠用中心垂直線11お
よび遠用中心水平線12が描画されている。この2つの
線によって累進多焦点レンズの遠用アイポイント位置に
補助具1の遠用アイポイント穴10の中心を容易に合わ
せることができる。
【0010】この遠用アイポイント穴10の上方に直線
状の上端縁13が形成されている。この上端縁13は、
遠用アイポイント穴10からこの位置までレンズ面が存
在しないと、遠用視に支障をきたすという限界、すなわ
ち最小限必要とされる遠用視域限界位置を示すものであ
る。遠用アイポイント穴10の中心から上端縁13の距
離の値は個人差に応じて適宜定められるものであるが、
最低限13mmは必要である。なお、遠用アイポイント
穴10の周囲には、図1に示すように、遠用アイポイン
ト穴10の位置をわかりやすくするためにドーナツ状の
表示マーク14を形成することができる。
【0011】更に、遠用アイポイント穴10の下方2m
mには、レンズの幾何学中心を通る水平線15が記入さ
れている。この水平線15により、枠入れ時のレンズの
傾き等の情報を知ることができる。
【0012】前記遠用アイポイント穴10の周囲にある
同心円14の下端から図1に示す右側に寄って行きなが
ら斜め方向に幅5mm、長さ8mmの略平行四辺形形状
の切欠き域30(累進アイポイント域)が形成されてい
る。この累進アイポイント域30は、累進多焦点レンズ
の累進帯域に対応させて形成され、特に輻湊近点を測定
する際に好ましく用いられる。このように本実施例の枠
入れ補助具1は簡単な構成で従来の機能に輻湊の障害が
あるか容易にチェックすることができる。この累進アイ
ポイント域は遠用アイポイント域の下端から近用アイポ
イント域上端の間で形成される。なお、輻湊および輻湊
近点の測定の説明は、「眼科MOOK眼科一般検査放
第5版」(金原出版 昭和58年5月20日発行)にて
なされているので省略する。
【0013】この累進アイポイント域30の下部から連
がって縦方向に縦長の切欠き(近用アイポイント域)2
0が形成され、その両側には、後述するアイポイントシ
ール40を累進多焦点レンズの種類によって貼る位置が
定められている位置決めマーク21と、累進多焦点レン
ズの種類表示マーク22がそれぞれ描画されている。
【0014】この近用アイポイント域20の位置は、そ
の横方向の中心が遠用アイポイント穴10の中心から右
側に2.5mmのところにあり、この近用アイポイント
域20の上部20aは遠用アイポイント穴10の中心か
ら11mm離れた位置にある。また、切欠きの幅は5m
mで、長さは8mmである。位置決めマーク21はレン
ズタイプがそれぞれ異なる累進多焦点レンズの近用中心
を表示し、アイポイントシール40の貼付位置を定めた
もので、近用アイポイント域20の上下方向に沿って4
段階に2mmピッチで水平方向に3mmの長さで形成さ
れている。さらに、累進多焦点レンズの近用中心位置を
さらにわかりやすく表示させるために付加的に近用アイ
ポイント域の下端中心に垂直方向に3mmの長さで形成
されている。さらに、近用アイポイント域20の上下方
向にある位置決めマーク21の横には、この位置決めマ
ーク21に対応して累進多焦点レンズの種類表示マーク
(ここでは、A、B、C、D)22が描画されている。
このA、B、C、Dはレンズタイプを示し、また、A、
B、C、Dに対応する位置決めマーク21の位置にその
レンズタイプの近用中心位置があることを示す役割をす
る。ここで、遠用アイポイント穴10、近用アイポイン
ト域20、累進アイポイント域の範囲を明確にするた
め、その範囲を図2に示す。図2中、遠用アイポイント
穴10は縦線で、近用アイポイント域は左上り斜線で、
累進アイポイント域は横点線で示す。
【0015】なお近用アイポイント域20の位置は累進
多焦点レンズのレンズ設計に応じて定められる。つまり
使用目的とする累進多焦点レンズの近用中心が近用アイ
ポイント域の中に入るようにして近用アイポイント域の
位置が定まる。本実施例では近用アイポイント域20の
位置が遠用アイポイント穴10から右側に寄った位置に
形成されたが、使用目的とする累進多焦点レンズの近用
中心が遠用中心の真下にあるものであれば、近用アイポ
イント域は遠用アイポイント穴の真下に形成される。ま
た近用アイポイント域の形状は、アイポイントシール4
0が貼付でき、さらに近用アイポイント域の横幅が近用
アイポイント穴41の直径よりも大きい条件を満たせば
自由に定められる。また累進アイポイント域は輻湊障害
があるかどうかをチェックするために設けられたもの
で、その形状は累進多焦点レンズの累進帯に対応させて
遠用アイポイント穴を基準として鼻側に寄って斜めに形
成されれば特に限定されない。
【0016】アイポイントシール40は累進多焦点レン
ズのレンズタイプによって異なる近用中心位置をわかり
やすくするよう前記位置決めマーク21の所定の位置に
貼付されるもので、近用アイポイント穴41、この近用
アイポイント穴41の周囲に描画されている同心円4
2、位置決めマーク43、およびシール把持部44より
基本的に構成されている。この近用中心アイポイント穴
41は、小円形状で、その直径は本実施例では約4mm
である。また、この近用中心アイポイント穴41は累進
多焦点レンズの近用中心、または近用アイポイントに対
応するものである。近用アイポイント穴41の直径は、
前述した遠用アイポイント穴10の直径同様、瞳孔径の
大きさに相応して定められ、径を大きくすると前記遠用
アイポイント穴10の中心に瞳孔中心を見出すのに誤差
が生じるので、約4mmが最適である。また、この近用
アイポイント穴41の形状および大きさ等は特に円に限
定されるものではなく、アイポイント位置の表示を明示
するものであれば任意に設定できる。この近用アイポイ
ント穴41の周囲には、近用アイポイント穴41の位置
をわかりやすくするためにドーナツ状の表示マーク42
が形成されている。
【0017】また、近用中心アイポイント穴41の上下
及び左右方向には近用中心アイポイント穴41の中心を
交点とした垂直線および水平線からなる位置マーク43
が形成されている。この位置決めマーク43は、前述し
た近用アイポイント域20周囲に描画された位置決めマ
ーク21と対応して形成されたものである。このレイア
ウトシール40を近用アイポイント域に貼付する際に
は、近用アイポイント域周囲に描画された累進多焦点レ
ンズの位置マーク22にレイアウトシールの位置決めマ
ーク43を合わせて貼付する。このように近用アイポイ
ント域20には、累進多焦点レンズのレンズタイプごと
の近用中心位置を位置決めマーク21、種類表示マーク
22によって表示し、さらにアイポイントシール40を
レンズタイプに応じて所定の位置決めマーク21に貼付
することによってそれぞれの累進多焦点レンズの近用中
心位置を基準とした近用アイポイント穴が形成でき、こ
の枠入れ補助具1は、1種類にて種々の累進多焦点レン
ズに対応できる。また、アイポイントシール40を近用
アイポイント域20に貼付したとき近用アイポイント穴
が形成されることにより、特公昭53−23704号公
報に開示されている反射法による確認が可能となる。な
お、アイポイントシール40には、近用アイポイント域
20上の移動を円滑にするために、シール把持部44を
設けることもできる。
【0018】更に、近用アイポイント域20の下方には
水平な直線状の下端縁23が形成される。この下端縁2
3は最小限必要とされる近用視域限界位置を示す。下端
縁23の位置も個人差に応じて異なり、一般的には遠用
アイポイント穴10の中心から18mm〜30mmの範
囲に設定される。枠入れ補助具1の左側方部には更に、
幾何学中心を中心として、一般的規格品の生地レンズ径
に相当する65mmφ、70mmφ、75mmφ、80
mmφの円弧からなるレンズ有効径表示部4が記入して
ある。これらの円弧は生地レンズ規格品の耳側の端縁位
置を示す。このレンズ有効径表示部4は必ずしも必要で
ない。また、径を示す各円弧は枠入れ補助具1の左側部
に表示する必要はなく、枠入れ補助具1において表示が
可能な個所であれば任意の個所に表示できる。また、表
示の形態も線に限定されず、色分けされた領域など任意
の表示を行うことができる。更に、枠入れ補助具1に
は、仮レンズ上の移動を円滑にするために、把持部5を
設けることもできる。
【0019】次に、上述した枠入れ補助部1を用いた累
進多焦点レンズの枠入れ方法の一例を図1および図3か
ら図4までのフローチャートを参照して説明する。
【0020】ステップ S1 装用者のライフスタイルに最も適した累進多焦点レンズ
を選定する。(なお、ここでは累進多焦点レンズのレン
ズタイプをA、B、C、Dの4種類とする。)
【0021】ステップ S2 ステップS1で選定した累進多焦点レンズの情報をもと
に、図1のアイポイントシール40を近用アイポイント
域20の所定の位置に貼付する。例えば、Aタイプのレ
ンズを選定した場合には、アイポイントシール40の位
置決めマーク43を近用アイポイント域の上下方向に描
画されている種類表示マーク22のAに対応する位置決
めマークに合わせてアイポイントシール40を貼付す
る。以下、同様にBタイプのレンズを選定したときは、
種類表示マークのBに合わせてアイポイントシール40
を貼付する。なお、参考のため、図5にAタイプのレン
ズを選定してアイポイントシール40を貼付した枠入れ
補助枠を示す。
【0022】ステップ S3 装用者が最も好む眼鏡枠を選定する。
【0023】ステップ S4 ステップ S3で選定した眼鏡枠を装用者にかけてもら
い、レンズ枠における装用者の遠用アイポイント位置、
近用アイポイント位置を見つける。これらのアイポイン
ト位置の見つけ方は特公昭53−23704号公報、実
公平2−34658号公報などによって開示されている
のでその説明は省略する。
【0024】ステップ S5 前記ステップ S4で見つけたレンズ枠における装用者
の遠用アイポイント位置と遠用アイポイント穴を合わせ
て、ステップ S2で得た眼鏡レンズ枠に嵌めこまれて
いる仮レンズに枠入れ補助具を貼着する。
【0025】ステップ S6 ステップ S5で得られた眼鏡枠が累進多焦点レンズを
入れるのに適切かどうかチェックする。チェックの方法
は特公昭53−23704号公報、実公平2−3465
8号公報などによって開示されているのでその説明は省
略する。ここで適当であれば次のステップに行き、適当
でなければステップ S3に戻る。
【0026】ステップ S7、S7−1、S7−2 ステップ S5で得られた眼鏡枠を装用者にかけてもら
い、装用者の遠用アイポイントが遠用アイポイント穴1
0に、近用アイポイントが近用アイポイント穴41に一
致するか反射法で確認する。一致する場合には次のステ
ップへ、一致しない場合は、遠用中心、近用中心どちら
を重要視するかを考えて枠入れ補助具に貼付する。な
お、近用中心を重要視する場合には、レンズ枠における
装用者の近用アイポイントと近用アイポイント穴41を
合わせて、仮レンズに枠入れ補助具を貼付する。
【0027】ステップ S8 ステップ S7で枠入れ補助具を貼付した仮レンズの情
報をもとに、従来の方法でステップ S1で選定した累
進多焦点レンズを玉摺機に取りつけたときの取りつけ中
心位置を見つけるため、ステップ S1で選定した累進
多焦点レンズのレイアウトを行う。
【0028】ステップ S9 ステップ S8でレイアウトを行った累進多焦点レンズ
を玉摺機で研削し、さらに研削されたレンズをステップ
S3で得られた眼鏡枠に枠入れする。
【0029】ステップ S10 ステップ S9で得られた眼鏡枠の累進多焦点レンズに
枠入れ補助具を貼付する。
【0030】ステップ S11 ステップ S10で得られた眼鏡枠をかけてもらい、特
公昭53−23704号公報に開示されている反射法に
て遠用アイポイント穴10に装用者の遠用アイポイント
が、また近用アイポイント穴41に装用者の近用アイポ
イントが来るか確認する。ずれている場合には眼鏡枠の
鼻微調整などを行ってフィッティングを行う。
【0031】なお、前述した本実施例の位置決めマーク
は4段階でそのピッチは2mmであるが、これに限定さ
れずピッチを短くすること、また段階を多くすることも
可能である。
【0032】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば種々
の累進多焦点レンズを枠入れする際、レンズ枠における
アイポイント位置をレイアウト作業者が確認でき、さら
に多種類の累進多焦点レンズに対応できる眼鏡レンズの
枠入れ補助具を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による枠入れ補助具の一実施例を示す正
面図である。
【図2】遠用アイポイント穴、近用アイポイント域、累
進アイポイント域の範囲を示す図である。
【図3】本考案による枠入れ補助具を用いて枠入れを行
う作業手順を示すフローチャート前段である。
【図4】本考案による枠入れ補助具を用いて枠入れを行
う作業手順を示すフローチャート後段である。
【図5】アイポイントシールを近用アイポイント域に貼
付したことを示す図である。
【符号の説明】
1 枠入れ補助具 10 遠用アイポイント穴 20 近用アイポイント域 21 位置決めマーク 40 アイポイントシール 41 近用アイポイント穴

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 累進多焦点レンズを眼鏡枠に枠入れする
    ための補助具において、 透明なシート状の素材に、 累進多焦点レンズの遠用中心位置を基準とした遠用アイ
    ポイント穴と、 この遠用アイポイント穴の下方に、縦長に切り欠いて形
    成された近用アイポイント域と、 この近用アイポイント域の両側の所定位置にレンズタイ
    プがそれぞれ異なる累進多焦点レンズの近用中心位置を
    表示した位置決めマークと、 この位置決めマークに合わせて前記近用アイポイント域
    の所定位置に貼付可能な近用アイポイント穴を有するア
    イポイントシールと、 を備えたことを特徴とする眼鏡レンズの枠入れ補助具。
  2. 【請求項2】 前記遠用アイポイント域の下端から前記
    近用アイポイント域の上端との間に、累進多焦点レンズ
    の累進帯域に対応して切り欠いて形成した累進アイポイ
    ント域と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の眼鏡レンズの
    枠入れ補助具。
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