JP2562140Y2 - 端子台 - Google Patents

端子台

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JP2562140Y2
JP2562140Y2 JP1991071061U JP7106191U JP2562140Y2 JP 2562140 Y2 JP2562140 Y2 JP 2562140Y2 JP 1991071061 U JP1991071061 U JP 1991071061U JP 7106191 U JP7106191 U JP 7106191U JP 2562140 Y2 JP2562140 Y2 JP 2562140Y2
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Japan
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JP1991071061U
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JPH0515327U (ja
Inventor
貞雄 野田
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サンクス株式会社
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  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Connections Arranged To Contact A Plurality Of Conductors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、導体を被覆材にて被覆
してなるケーブルの前記導体を端子に接続する端子台
関する。
【0002】
【従来の技術】図15にはシールドケーブルを示してお
り、周知のように、シールドケーブル1は、内部導体
2、内被覆材3、外部導体4および外被覆材5から構成
されている。このシールドケーブル1の外部導体4を端
子に接続するについては、通常、外被覆材5を剥いて外
部導体4を露出させ、その露出した外部導体4を端子に
接続するようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、外部導体4
を端子に接続する場合、外被覆材5を剥かなければなら
ず、作業が面倒で、しかも、剥いた外部導体4を、ねじ
締めあるいはかしめ等により端子に接続しなければなら
ず、いずれにしても、接続作業が極めて面倒である。
【0004】なお、被覆材を剥かずに端子と導通させる
ものとして、図16に示すようにしたものがある。同図
に示す端子6は、端子板6aの先端に溝6bを切欠形成
している。このものは、同図に示す単線ケーブルに対す
る導通接続にはある程度好適するものの、シールドケー
ブルには不向きである。すなわち、導体である芯線7を
被覆材8にて被覆したケーブル(単線ケーブル)9を、
この端子板6aの前記溝6bに圧入することで、該ケー
ブル9の被覆材8を溝2の両側縁に食い込ませて内部の
芯線7と端子6とを導通させるようにしている。
【0005】しかして、このものでは、溝6bの両側縁
にてケーブル9を押圧することで被覆材8を破るもので
あり、この被覆材8内部が堅い芯線7のみである構成で
は、被覆材8をうまく破ることができるが、前述のシー
ルドケーブル1をこの端子6に接続する場合、外被覆材
5の内部には比較的柔軟な内被覆材3が存するので、溝
2の両側縁による押圧力が外被覆材5に作用しても外被
覆材5が潰れ変形して破れないことがある。この結果、
外部導体4と端子5との接続がうまくいかないおそれが
ある。
【0006】そこで、本考案の目的は、導体を端子に接
続するのにその被覆材を予め剥かずに端子と接続でき、
特にシールドケーブルの外部導体を端子に接続する場合
に、内部導体との短絡のおそれがなく、しかも確実に接
続できる端子台を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の端子台は、導体
を被覆材にて被覆してなるケーブルの前記導体を端子に
接続するものにおいて、ケーブルがほぼ平行に移動する
ケーブル通し部を形成した端子ホルダと、この端子ホル
ダの前記ケーブル通し部にケーブルと交差する形態に配
置され側縁にケーブルの被覆材に食い込む突起部を有す
る端子と、前記ケーブル通し部を移動するケーブルとこ
の端子の側縁とのうちの一方を他方へ押圧付勢させる付
勢手段とを備えて成るところに特徴を有するものであ
る。
【0008】
【作用】この構成の端子台においては、ケーブルを支持
したケーブルホルダを移動させると、端子の側縁の突起
部がケーブルの被覆材に対して交差する形態で食い込
み、これを破る。この食い込み力は、この端子に作用す
る付勢力によって得られるもので、ケーブルの太さ(外
径)が異なってもこの付勢力により端子の突起部分が被
覆材に適度に食い込んで導体と接触し導通する。従っ
て、被覆材を剥かず導体と接続でき、しかもケーブルの
太さにも対応できる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の第1の実施例につき図1ない
し図7を参照して説明する。図1ないし図3において、
端子ホルダ11は、本体部12を有すると共にこれに対
向する立上り壁部13とを有して構成されている。この
本体部12には長孔14が形成されており、この長孔1
4には後述するがシールドケーブル1が通されて上から
下へと平行移動される。また、この長孔14に直交する
ようにスリット状の端子配置孔15が形成され、この端
子配置孔15には本考案の端子に相当する第1の端子1
6が移動可能に設けられており、そして、付勢手段とし
てのばね17により図3矢印A方向へ押圧付勢されてい
る。
【0010】この端子16の側縁16aは前記長孔14
に突出しており、この端子16の側縁16aには切り歯
状の突起部18が形成されていると共に、この突起部1
8の上部は斜状のガイド部16bとなっている。前記突
起部18の突起長さa(図6参照)は、シールドケーブ
ル1の外被覆材5の厚みとほぼ同等程度に設定されてい
る。また、壁部13にはばね19を介して別の端子であ
る第2の端子20が設けられている。
【0011】ケーブルホルダ21は前記端子ホルダ11
の本体部12を挟むように形状をなしており、このケー
ブルホルダ21は矢印B方向およびその反対方向へ移動
可能である。このケーブルホルダ21の対向する壁部2
2および23には、それぞれ挿通孔24および挿通孔2
5が形成されており、一方の挿通孔24はシールドケー
ブル1の外被覆材5の太さよりも若干大きめに設定さ
れ、そして他方の挿通孔25は異径段付き形状に形成さ
れ、大径部分25aの径は外被覆材5の太さよりも若干
大きめに設定され、小径部分25bの径は内被覆材3の
太さよりも若干大きめに設定されている。
【0012】上記構成の作用を説明する。本実施例で
は、第1の端子16にシールドケーブル1の外部導体4
を接続するのに加えて、第2の端子20に内部導体2を
接続する関係で、図4に示すようにシールドケーブル1
の外部導体4および外被覆材5は先端部分で切除してお
く。
【0013】図4に示すように、シールドケーブル1を
挿通孔24、長孔14および挿通孔25に挿通し、シー
ルドケーブル1の外被覆材5部分を挿通孔24にて支持
すると共に、内被覆材3部分を挿通孔25にて支持す
る。そしてこのケーブルホルダ21を矢印B方向へ押し
下げる。すると、ケーブル1が長孔14を上から下へと
平行移動し、そして、第1の端子16と交差する形態で
そのガイド部16bに摺接してガイドされ、相対的にこ
の端子16の突起部18が、ケーブル1の外被覆材5に
対して交差する形態のまま食い込み、これを破る。
【0014】この食い込み力は、ばね17のばね力によ
って得られるもので、シールドケーブル1の太さ(外
径)が異なってもこの付勢力により端子16の突起部1
8が外被覆材5に適度に食い込んで外部導体4と接触し
導通する。従って、外被覆材5を剥かず外部導体4と接
続でき、しかもシールドケーブル1の太さにも対応でき
る。
【0015】また、端子16の突起部18が外被覆材5
を破って外部導体4と接触し導通するから、端子16が
必要以上にシールドケーブル1内部に入り込むことはな
い。従って、端子16をシールドケーブル1の外部導体
4と接続する場合に、端子16が内部導体2にいたるこ
とはなくて、外部導体4が内部導体2に短絡するおそれ
はなく、もってシールドケーブル1の外部導体4の接続
に大いに好適する。
【0016】一方、第1の端子16と外部導体4とが接
続されると同時に、第2の端子20と内部導体2とが接
続される。すなわち、ケーブルホルダ21を既述したよ
うに矢印B方向へ押し下げたときに、シールドケーブル
1の内被覆材3が第2の端子20の先端(上端)に突き
当たる。
【0017】そしてこの突き当たり時には、ケーブル1
の突出部分が上方へたわむようになり、第2の端子20
がケーブルホルダ21の壁部23の端面23a(図7
照)から離間するようになるが、この端子20には端面
23a方向へばね19のばね力が作用しており、その離
間が適度に抑えられ、この結果、端子20が相対的にケ
ーブル1の内被覆材3に食い込み、そして内部導体2と
接触し導通する(図7参照)。従って、本実施例では、
外部導体4および第1の端子16の接続と、内部導体2
および第2の端子20の接続とが同時にできる。
【0018】図8は本考案の第2の実施例を示し、同図
においては、次の点が上記第1の実施例と異なる。すな
わち、第1の端子31は端子ホルダ32に固定されてお
り、このとき、第1の端子31の側縁31aを端子ホル
ダ32の長孔14から寸法aにて突出させており、もっ
て切り歯状の突起部33が形成されている。その第1の
端子31の側縁31aの突起部33に対向する部分に、
付勢手段としてのばね34によって押圧付勢された押圧
体35を設けている。そして、この押圧体35の上部に
斜状のガイド部35aを形成している。
【0019】この第2の実施例においては、ケーブルホ
ルダ21を押し下げれば、ケーブル1が押圧体35のガ
イド部35aにガイドされて第1の端子31の突起部3
3に相対的に食い込む。従って、この実施例において
も、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0020】図9には本考案の第3の実施例を示してお
り、この実施例においては、上記第2の実施例と次の点
が異なる。すなわち、第2の実施例の押圧体35および
ばね34に代わり、第1の端子31にばね性を有するア
ーム部36を一体に形成している。この場合アーム部3
6が付勢手段および押圧体に相当する。この実施例にお
いても、第1の実施例と同様の効果を奏する。
【0021】図10ないし図13は本考案の第4の実施
例を示しており、この実施例においては、第1の実施例
における長孔14をなくし、ケーブルホルダ44側にス
リット状の端子挿通溝46を形成した点が主として第1
の実施例と異なる。すなわち、第1の実施例と異なる部
分について説明する。端子ホルダ41の本体部42は立
上り壁部43とほぼ同等の高さ寸法に形成されている。
【0022】ケーブルホルダ44には連続する異径段付
き形状の挿通孔45が形成されており、また、この挿通
孔45と直交するようにスリット状の端子挿通溝46が
形成されている。
【0023】この実施例においても、第1の実施例と同
様の効果を得ることができるものである。
【0024】なお、付勢手段としては、単独の部品から
構成するものに限られるものではなく、例えば、本考案
第5の実施例として示す図14のようにしても良い。
すなわち、この実施例においては、端子51をばね板か
ら構成することで、端子51が付勢手段も兼用する構成
としている。
【0025】その他、本考案は上記し且つ図面に示す実
施例に限られず、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更し
て実施できるものである。
【0026】
【考案の効果】本考案の端子台によれば、導体を端子に
接続するのにその被覆材を予め剥かずに端子と接続で
き、特にシールドケーブルの外部導体を端子に接続する
場合に、確実に接続できるという効果を奏する他に、ケ
ーブルの太さが異なる場合にも良好に接続できるという
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す縦断側面図
【図2】斜視図
【図3】縦断正面図
【図4】作用説明のための縦断側面図
【図5】作用説明のための縦断正面図
【図6】作用説明のための第1の端子部分の縦断正面図
【図7】作用説明のための第2の端子部分の縦断側面図
【図8】本考案の第2の実施例を示す第1の端子部分の
縦断正面図
【図9】本考案の第3の実施例を示す第1の端子部分の
縦断正面図
【図10】本考案の第4の実施例を示す縦断側面図
【図11】斜視図
【図12】縦断正面図
【図13】作用説明のための要部の縦断正面図
【図14】本考案の第5の実施例を示す縦断正面図
【図15】シールドケーブルの斜視図
【図16】従来例を示すケーブルおよび端子の斜視図
【符号の説明】
1はシールドケーブル、2は内部導体、3は内被覆材、
4は外部導体、5は外被覆材、11は端子ホルダ、16
は第1の端子(端子)、17はばね(付勢手段)、18
は突起部、21はケーブルホルダ、31は第1の端子
(端子)、32は端子ホルダ、33は突起部、34はば
ね(付勢手段)、36はアーム部(付勢手段)、41は
端子ホルダ、44はケーブルホルダ、51は端子を示
す。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を被覆材にて被覆してなるケーブル
    の前記導体を端子に接続するものにおいて、ケーブルを
    支持するケーブルホルダと、このケーブルホルダと相対
    的に移動可能に設けられた端子ホルダと、この端子ホル
    ダにケーブルと交差する形態に配置され側縁にケーブル
    の被覆材に食い込む突起部を有する端子と、前記ケーブ
    ルとこの端子の側縁とのうちの一方を他方へ押圧付勢さ
    せる付勢手段とを備えて成る端子台。
JP1991071061U 1991-08-08 1991-08-08 端子台 Expired - Lifetime JP2562140Y2 (ja)

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JPH0515327U JPH0515327U (ja) 1993-02-26
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