JP2561651B2 - 粒子スペ−サを用いたタツチセンスイテイブオ−バレイパネル装置及びその製造方法 - Google Patents

粒子スペ−サを用いたタツチセンスイテイブオ−バレイパネル装置及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、決定できる位置の接触を得るための外部の
力、例えば指の圧力、が与えられるまでタッチセンスィ
ティブオーバレイ(touch sensitive overlay)装置の
隣接する水平平行層の間の接触を妨げるため、小さな寸
法の粒子スペーサを平行層の間に配置したことに関す
る。
〔従来の技術〕
多くの種類の装置が、外部の電気回路によって処理さ
れる信号を発生するための隣接したきわめて接近した間
隔の柔軟な層の間の、光学的な又は電気的な接触を得る
ための外部の力、例えば利用者の指の力、の適用によっ
て実行される様々な操作に広く使用されている。例え
ば、エレベータのフロアー選択ボタンやある種のコンピ
ュータ端末、そして最近では、コンピュータの中に記録
を蓄積するのを取り扱うためのコンピュータモニターの
利用を可能にするタッチセンスィティブオーバレイスク
リーンがある。
タッチセンスィティブオーバレイ(touhc sensitive
overlay:以後TSOと記述)装置をコンピュータモニター
に利用する時、ある意味では、利用者がコンピュータの
中に蓄積したデータを扱うための多重の透明な層を通過
して運ばれる光を必要とする時、TSO装置の中の隣接す
る光学的に透明な、そして時々電気的に伝導な一定間隔
の層が光学的に妨げとならない手段で用いられること
は、ますます重要となっている。1つの方法として、第
1図および第2図に示されるように、隣接する圧力感応
(pressure−sensitive)の電気的に伝導な層の間に、
それらの層を分けるために小さなプラスチックの不伝導
なコブ又はポイントを与える方法がある。このようなプ
ラスチックスペーサのコブは、通常均一になるように分
布しており、そして目に見え、それゆえに、利用者側に
すればじゃまである。このような方法の例として、1983
年にグロール(Gurol)とその他に特許された米国特許
第4,423,299号「タッチセンスィティブ透明スィッチア
レイ」(Touch Sensitive Transparent Switch Array)
がある。
より一般的な提案として、光に不透明な隣接するきわ
めて接近した間隔の層、例えば利用者側から照明された
タッチセンスィティブキーボード面においても、予定さ
れた方法で電気的に伝導か、不伝導かのどちらかの分離
を保証することはたいへん望ましい。
それ故に、面を互いに動いて接近させ、そしてそれに
よってその間の位置を決定できる接触を得るための外部
の力の容易さを除くことなく、予定した距離で2つの水
平平行層を分離するための、簡単で安価な解決策が望ま
れている。分けられた層が電気的に伝導な時、それら層
の分離は電気的に不伝導に与えられなければならない。
〔発明の目的〕
それ故に、本発明の目的は予定された小さな距離で隣
接した接近した間隔の本質的に平行な2つの層を分離す
るための適用し易く、安価な手段を提供するものであ
る。
本発明の他の目的は、TSO装置の中の光学的に透明な
隣接する層の電気的に伝導な2つの面を、電気的に不伝
導に分離する手段を提供するものである。
本発明の他の目的は、利用者によるTSO装置の片側へ
の適用された予定された圧力が2つの隣接する面の間の
決定できる接触を位置的に有効にするため、TSO装置の
2つの隣接する層の2つの隣接する水平平行な面を予定
された小さな距離で分離することである。
さらに本発明の他の目的は、利用者によって制御され
た圧力が、連結された電気回路へ適用された圧力の位置
を示す信号を発生するために、2つの隣接した接近した
一定間隔の水平平行面を分離する光学的にじゃまになら
ない手段を提供するものである。
“光学的に透明”とは、物理的にも、又一時的にも両
方において“半透明”そして“部分的に透明そして部分
的に不透明”と言うことを含んだ表現であると解釈され
るべきである(例えば、液晶表示を含んだ時)。
〔発明を実現するための手段〕
本発明のこれらのそして他の目的は、2つの隣接する
層の2つの隣接する面の一方の面の上に、予定されたサ
イズ範囲内の、予定された密度の範囲内で、適当な物質
の細かい粒子を堆積させることによって成し遂げられ
る。粒子の物質は、光学的に邪魔をせず、化学的に不活
性で、そして割合に安価に使用できるものが望ましい。
この目的のための適当な物質はブラウンアルミナ(brow
n alumina)粒子であり、取り扱う面の上に水に懸濁し
てたやすくスプレーされる。水は蒸発し、そして隣接す
る面をその上に並べて配置した時、前記粒子の大きなも
のによって特性される予定された小さな距離によって分
離され保たれる。分離された面の片方をささえている層
の上への利用者による圧力は、いずれか一方の面又は具
体的には、しなやかな面上に真空堆積された電気的に伝
導な非常にうすいフィルムに有害な影響を及ぼすことな
く粒子のいずれか一方に隣接する面の間の接触を可能に
する。アルカリ土類金属の塩化物溶液に懸濁された小さ
なガラスビード(Glass beads)も同様に、満足の得ら
れる分離を与える。ブラウンアルミナ粒子及びガラスビ
ードは大変硬く、それゆえに確かな応用として、例えば
フラクトゲルTSK HW−Cのような、半硬質のゲル状の
水に対し強い親和力のあるビニルポリマ物質の均一な小
さい球形粒子を用いることが好ましい。キャリヤ流体
は、それぞれのケースにおいて蒸発し、そして隣接した
電気的に伝導な層の間に位置するためスプレーされた面
に付着した光学的にさまたげとならない細かい粒子の適
当な任意の分布を残す。スプレーされた面の細かい粒子
の望むべき付着のはっきりした真の原因は十分に理解さ
れていないが、この付着は、ブラウンアルミナ又はガラ
スビードのような物質において、弱い力又は分子間力
(一方ではファンデルワールス力として知られている)
によると信じられている。一方、フラクトゲル粒子は他
の理由、例えば、ポリマ粒子の表面上の局所的な接触受
応部によりスプレーされた面に付着する。このように粒
子は粒子の分布を所定の位置に保つために、一定の間隔
の面の1つが他の面に対して成す圧力にたよらない。流
体のキャリヤもまた粒子間のファンデルワールスの又は
他の力の行使を避けたり、妨げられたりするために働く
と信じられ、このようにして、スプレーされた面上に付
着している粒子の望ましい任意な堆積は与えられる。
〔実施例〕
本実施例は、目的のための満足のいく粒子の分布を得
る方法と、隣接した接近した一定間隔の本質的に平行な
面の間の不伝導な細かい粒子スペーサの使用に関して以
下に記述する。本実施例において、一定間隔の面はその
間に外圧の作用によって電気的な接触が可能な一定の方
向に置かれた電気的に伝導な帯域(Zone)を選択的にも
っている。第1図は、伝統的な平らな、概して長方形の
TSOパネル11について示しており、TSOパネル11はその外
面でコンピュータ(図示せず)に接続された適当なデコ
ーダー回路14に配線12と配線13によって電気的に接続さ
れている。技術的に熟練した人達は、接近した一定間隔
の面を含む他の幾何形状、例えば円筒状の又は球形の型
においても実行でき、そして時々はその方が望ましくさ
えあるということを認めるだろう。概して面の幾何又は
特定のそれを使用することはここで示すところの本発明
の有効性をなんら減じない。
外部から適用される力、例えば利用者の指又はスタイ
ラス、による力の作用のもとで接触ポイントの測定を可
能にする電気的に伝導な面は、タッチセンスィティブパ
ネルにおいて必ずしも必要でない。電気的に伝導な接触
可能な面を使用しない操作の感光起電モード(photo−v
oltaic modes)に基づくタッチセンスィティブパネルの
例として、カスディ(Kasday)に特許された米国特許番
号第4,484,179号「タッチ ポジィション センスィテ
ィブ サーフィス」(Touch Position Sensitive Surfa
ce)と、IBMの技術告知会報1981年11月第24版6号(IBM
Technical Disclosure Bulletins:Vol.24 No.6 Novem
ber 1981)の「オプティカル オーバレイ インプット
デバイス フォア カソード レイチューブ」(Opti
cal Overlay Input Device For A Cathode Ray Tube)
と、そして同じくIBMの1983年11月第26版6号(Vol.26
No.6 November 1983)の「オプティカル キーボード
デバイス アンド テクニック」(Optical Keyboard D
evice And Technique)がある。電気的に伝導な隣接す
る接触可能な面をもった又はもたない両方のタッチセン
スィティブパネルに第1に必要なのは、接触を起こす外
部的な力の適用まで隣接した面の正しい分離を保つこ
と、そしてこのような接触によって生じる信号の処理に
よって接触ポイントを確立することである。この技術に
熟練した人達は、このような隣接した面は必ずしも平ら
である必要はなく、またそれらの1つ又は両方が選定し
た位置において必ずしも光学的に不透明である必要もな
いことにたやすく気付くだろう。しかしながら、これら
は主題においてそして本発明においても変動であり、こ
こに明らかにされるように、発生させられて続いて伝送
又は処理される信号によるモードにかかわらず予定され
た分離で隣接する面を保つことをなす。もし電気的に伝
導な面がここで考え主張されるところの小さな粒子又は
ビードによって物理的に分離されるならば、明らかにこ
のような粒子又はビードは電気的に不伝導でなければな
らない。ここで述べられた実施例は、それにより分離さ
れた電気的に伝導な面の1つである。しかし、この技術
に熟練した人達は本発明の応用の非常に広い範囲をたや
すくわかるだろう。
第2図は、パネル面を法線の方向で切った、第1図の
パネルの垂直断面図である。
第2図に示されるように、伝統的な種類の典型的TSO
パネルは、外部の上部面16と下部面17をもった一番上の
柔軟な光学的に透明な層15を含む。下部面17には下部面
19をもった電気的に伝導な薄いフィルム18が、概して真
空堆積によって電気的に伝導な金属の予定されたパター
ンとして取り付けられている。近い将来、応用に基づい
て、このような電気的に伝導な予定されたパターンのた
めにより望ましい金属酸化物、金属混合物又は金属の使
用が見つかるかもしれない。層15に水平平行に第2の光
学的に透明な層20があり、上部面22と下部面21をもって
いる。上部面22もまた、好んで金属の真空堆積によっ
て、上部面24をもった電気的に伝導な金属23の予定され
たパターンを適用している。2つの電気的に伝導な面19
と面24の予定された分離を保証するための伝統的なアプ
ローチとして、25のような電気的に不伝導なコブの予定
されたパターン(第1図で見ることができる)を与える
ものがある。これらコブ25は第2図で下の方の層20に置
かれて示されており、上方の電気的に伝導なフィルム18
の面19と物理的に接触している。ある種の伝統的TSOパ
ネルにおいては、層20の下に電気的伝導でなく、そして
上部面31をもった概して透明な背面板30に対向して層20
が位置する時のニュートンリングの形成を打ち破るため
のもう1つの層32をもつものがある。
第3図は、応用について図解描写しており、ノズル52
を通して伝統的スプレー装置51を用いて、光学的に透明
な層20の上に堆積された電気的に伝導なパターン23の上
部面24の上へ、予定されたサイズ範囲内の大きな粒子53
と小さな粒子54の堆積を行うスプレー55を示している。
技術に熟練した人達は、オペレータがパネルのうしろを
見ることができなければならない場合に、このようなTS
Oパネルが充分に役立つことがわかるであろう。このよ
うな装置がコンピュータの光学的モニターの前に直接配
置されたとき、電気的に伝導な金属堆積18と23は概して
非常に薄く、多分わずか数原子の厚さである。
知られているタイプの真空堆積工程を用いて堆積金の
ような高い伝導性の金属をこのように微細の厚さで堆積
させた、電気的に伝導な層はとても薄くなっており、透
明な層の上の入射光の多くをその下に通過させる。ブラ
ウンアルミナ又はガラス(ビード)よりも軟らかい球形
粒子の物質、例えばフラクトゲル ビニルポリマのよう
な物質を使用することはこのような応用において特に有
効である。
スプレー55は、特定したサイズ範囲内の粒子53と54の
みを含むのではなく、スプレー操作の間、懸濁状態に保
つための水のような流体もまた含んでいる。調査による
と、水に懸濁された3−50ミクロンのサイズ範囲のブラ
ウンアルミナ(Brown alumina,約96%の酸化アルミニウ
ムAl2O3)が望ましい効果を与えることが示されてい
る。他の匹敵する電気的に不伝導で、化学的に不活性で
そしてそれ故に安定な物質はホワイトアルミナ(White
alumina)と小さなガラスビード(Glass beads)が含ま
れている。アルカリ土類金属の塩化物の水溶液(例え
ば、NaCl、KCl、CaCl2)はガラスビードのような粒子の
キャリヤ流体として特に有効であることがわかってい
る。その過程と分子レベルの力を含めて完全に理解され
てないと同時に、キャリヤ流体の蒸発した後の粒子は、
アクリルプラスチック、ガラス、マイラー(Mylar:商
標)そしてポリカーボネイトのような典型的なふさわし
い光学的に透明な物質にしっかりと付着する傾向があ
り、その上に典型的な真空堆積工程によって生産された
非常に薄く堆積された伝導金属又は酸化物のフィルムに
しっかりと付着する傾向があることがわかっている。も
ちろんこの技術に熟練した人達は、電気的に伝導する帯
域の予定されたパターンをもつ面の上に細かい粒子をス
プレーして堆積させることは、電気的に伝導な帯域およ
び、その間の不伝導な領域の両方に付着することを理解
するだろう。
粒子がスプレーされて、その後キャリヤ物質が蒸発し
たあと、電気的に伝導な帯域の予定されたパターンをも
った第2の層に粒子でおおわれた面が配置される。予定
されたサイズ範囲内の粒子の適当な選択で、両方の隣接
する面に同時に接触する大きい粒子のサイズにより決定
される量によって互いに非常に接近した電気的に伝導な
面が分離されて残ることを保証することが可能である。
前述したように一度一つの面に堆積された粒子は、そこ
から働くことはないことがわかっている。小さな粒子は
最初にスプレーされた面上に付着して残るが、大きな粒
子は隣接した面に同時に接触することが望ましいことも
わかった。第5図に第4図に示した面の垂直断面図を示
す。上部の層の電気的に伝導な面19と、下部の層の電気
的に伝導な面24に大きな粒子が、大きな粒子の間に点在
する小さな粒子をともなってどのように接触しているか
がたやすく見れる。ここでは、例えばガラスビードやビ
ニルポリマ球のような球形の粒子は、図6中において大
きい粒子は153と表され、小さいものは従って154と表さ
れるところに見られるように、それらは勿論、断面が円
形として表される。図7においては、大きな粒子が、電
導な層19及び23の隣りあう面に接触して、それらを分離
しようとしている。
サイズ範囲が50−100ミクロンのフラクトゲル球形粒
子は、ph値が1−14の範囲で化学的に安定し、100℃以
上で温度的に安定し、そして微生物に抵抗する。従って
それらはたいていのTSOの応用にとって安全な選択であ
り、ブラウンアルミナやガラスビードと同じようにたや
すく、全く同じ方法を適用できる。球形であることは、
CRT及びとりまく入射光を有効に拡散し、従来技術の構
造と異なり、わずかな空間だけ離れて接近して隣接する
面のうち1つの1部として半球形又は円錐形のコブを発
生する。例えば、Saito et alのUSP4594482において、
そのようなコブはもし隣接する面の1つの頂に形成され
ると特に顕著であることに気付かされる。
利用者は、面16(第2図参照)に外部の局所的な力を
加え、それによって層15を層20に近づけて内側にそらせ
る。もし加えられた圧力が充分に大きいと、小さなすき
まの間の粒子53と54の存在にもかかわらず、電気的に伝
導な面19は、電気的に伝導な面24と局所的に接触し、そ
してそれによって外部の回路の一部を完成し、そして、
概して加えられた力の位置を暗示する有用な信号を発生
する。3−50ミクロンのサイズ範囲の粒子は伝導な層18
と23上にわずかの有害な効果も出さず、また柔軟な光学
的に透明な層15と20にも障害をおこさないことが実験で
示された。なおその上に、実際上では100ミクロン以下
のブラウンアルミナはTSO装置において肉眼では見るこ
とが不可能であることがわかった。
3−50ミクロンのサイズ範囲内のブラウンアルミナ粒
子またはガラスビードの分布の望ましい密度は300−1,0
00粒子/平方インチ範囲内であることがわかった。300
粒子/平方インチ以下の値においては、電気的に伝導な
面の間で間欠的な不規則な短絡(Shorting)の危険があ
る。これは、サイズ範囲50−100ミクロンの、フラクト
ゲル粒子より幾分大きい粒子が使用されたとしても本質
的な状態である。1,000粒子/平方インチより大きな分
布密度においては、電気的な接触を得るために大きな圧
力刺激が必要である。この技術に熟練した人達は、与え
られたサイズの範囲の粒子の予定された分布密度を制御
することで、TSOパネルの刺激圧力を調整することが可
能であることに気づくであろう。それ故に、この点は、
有用な設計要因である。
前述のように実験的な研究によって、予定されたサイ
ズ範囲内の、予定された分布密度内の細かい粒子は、電
気的に伝導な、そして光学的に透明な2つの層を長期の
使用で有害な効果なしに分離するためにもっとも効果的
に使用される。なおその上に、先に示したように、技術
に熟練した人たちは、応用において、ホワイトアルミ
ナ、小さなガラスビード、小さなビニルポリマ球又は化
学的に不活性でそして安定な粒子(その粒子は加えて、
典型的コンピュータ装置やモニターの操作の際に発生す
る温度又はその温度以上において物理的に安定であると
言う固有の利益もまたもっている)これらを使用するこ
とが好ましいことがわかるだろう。
細かい粒子とキャリヤ流体の懸濁液のスプレー分布は
伝統的な手動操作噴霧器タイプのスプレー装置、又は、
コンピュータ制御又は伝統的性質の機械化されたスプレ
ー装置によってより正確に、精巧にした、そして経済的
に扱いよい工程により得られるだろう。
本発明は、ここに明細に記述され、そして明らかにさ
れたのと別の方法で実行され、そして電気的に伝導でな
い分離された接触可能な面においての適用も同等の効力
で使用されるだろうことは前述より明白である。それ故
に、ここに明らかにされた特定の実施例は、この発明の
範囲から離れることなく変更されるだろうし、そして変
更は本発明の特許請求の範囲に含まれるつもりである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、典型的な伝統的TSO装置の平面図を示し、こ
のケースでは、電気的に伝導な隣接する面をもった2つ
の隣接した間隔の層の間のプラスチックスペーサを現す
点の規則的な模様が透明な層を透して見える。 第2図は、同じ伝統的TSO装置で、第1図(平面図)の
垂直断面図を示し、その中に含まれる多数の層を示して
いる。 第3図は、伝統的スプレー装置から粒子とキャリヤ流体
物質の懸濁液が面の上にスプレーされるのを示した図式
的イラストである。 第4図は、面の上の選択されたサイズ範囲内の粒子の任
意の分布を現した図式的拡大図である。 第5図は、第4図の垂直断面図を示し、その間に堆積し
た任意の分布の大きな粒子に、互いに反対側に同時に接
触して、そしてそれにより分離されている2つの隣接す
る面を示している。 第6図は、面上の球形ビニルポリマ粒子をあらわす図式
的拡大図である。 第7図は、第6図の垂直断面図であり、粒子の反対の側
に同時に接触することによって分離された、2つの隣り
あった面を表している。 符号の説明 11……タッチセンスィティブオーバレイ(TSO) 12、13……配線 14……デコーダー回路 15……透明な層 16、17……面 18……電気的に伝導な層 19……電気的に伝導な層18の面 20……透明な層 21、22……面 23……電気的に伝導な層 24……電気的に伝導な層23の面 25……不伝導の物質のコブ 30……透明な物質の背面板(backing plate) 31……背面板の面 32……ニュートンリングを妨げる物質の層 33、34……ニュートンリングを妨げる物質の層の面 51……スプレー装置 52……調整可能なノズル 53、54……粒子 55……スプレー

Claims (43)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部の力の作用によって、局所的な接触を
    達成するため互いに動いて接近する物質の2つの一定間
    隔をもった平行層を位置的に互いにきわめて接近して配
    置した装置において、 第1の面と、第1の面に平行な第2の面からなる第1の
    物質の第1の層と、 第3の面と、第3の面に平行な第4の面からなる第2の
    物質の第2の層と、 予定されたサイズの範囲内のサイズであり、予定された
    密度の範囲で任意に分布され、前記第2の面と前記第3
    の面に同時に接触するように、前記第1の層と前記第2
    の層の間に堆積される大きなサイズの粒子と、この大き
    なサイズの粒子の間に介在させられる前記第2の面と前
    記第3の面に同時に接触しない小さなサイズの粒子から
    なることを特徴とする粒子スペーサを用いたタッチセン
    スィティブオーバレイパネル(touch sensitive overla
    y panel)装置。
  2. 【請求項2】前記第1の面はタッチセンスィティブオー
    バレイパネルのタッチ面である特許請求の範囲第1項記
    載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバ
    レイパネル装置。
  3. 【請求項3】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサイ
    ズの粒子は3−50ミクロンの範囲のサイズである特許請
    求の範囲第1項記載の粒子スペーサを用いたタッチセン
    スィティブオーバレイパネル装置。
  4. 【請求項4】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサイ
    ズの粒子は300−1,000粒子/平方インチの密度の範囲で
    任意に分布される特許請求の範囲第1項記載の粒子スペ
    ーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装
    置。
  5. 【請求項5】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサイ
    ズの粒子はブラウンアルミナ(brown alumina)からな
    る特許請求の範囲第1項記載の粒子スペーサを用いたタ
    ッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  6. 【請求項6】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサイ
    ズの粒子はガラスビード(glass beads)からなる特許
    請求の範囲第1項記載の粒子スペーサを用いたタッチセ
    ンスィティブオーバレイパネル装置。
  7. 【請求項7】外部の力の作用によって、局所的に物理的
    な接触を達成する平行層の2つの電気的に不伝導な一定
    間隔の隣接する面を位置的にきわめて接近して配置する
    製造方法において、 大きなサイズの粒子と小さなサイズの粒子からなる、予
    定されたサイズの範囲内の任意のサイズの粒子を、予定
    された密度の範囲内で任意の分布を前記隣接した面の第
    1の面に堆積させる工程と、 前記第1の面に堆積させられた前記大きなサイズの粒子
    と前記小さなサイズの粒子のうち前記大きなサイズの粒
    子が前記第1の面と前記第2の面の両方に同時に接触
    し、前記大きなサイズの粒子の間に介在させられた前記
    小さなサイズの粒子が前記第1の面と前記第2の面に接
    触しないように、前記第1の面と前記第2の面を並べて
    配置する工程を含むことを特徴とする粒子スペーサを用
    いたタッチセンスィティブオーバレイパネルの製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記堆積工程は前記第1の面の上に前記大
    きなサイズの粒子と前記小さなサイズの粒子を液体のキ
    ャリヤー物質に懸濁させた液をスプレーする特許請求の
    範囲第7項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィ
    ティブオーバレイパネルの製造方法。
  9. 【請求項9】前記堆積工程は前記第1の面の上にブラウ
    ンアルミナの粒子を水に懸濁させた液をスプレーする特
    許請求の範囲第7項記載の粒子スペーサを用いたタッチ
    センスィティブオーバレイパネルの製造方法。
  10. 【請求項10】前記堆積工程は前記第1の面の上に、ア
    ルカリ土類金属の塩化物塩の水溶液中にガラスビードを
    懸濁させた液をスプレーする特許請求の範囲第7項記載
    の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレ
    イパネルの製造方法。
  11. 【請求項11】前記予定されたサイズ範囲は3−50ミク
    ロンである特許請求の範囲第7項記載の粒子スペーサを
    用いたタッチセンスィティブオーバレイパネルの製造方
    法。
  12. 【請求項12】前記予定された密度範囲は300−1,000粒
    子/平行インチである特許請求の範囲第7項記載の粒子
    スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネ
    ルの製造方法。
  13. 【請求項13】外部の力の作用によって局所的な接触を
    達成するため互いに動いて接近する2つの一定間隔をも
    った光伝送平行層を位置的にきわめて接近して配置した
    装置において、 第1の面と、第1の面に平行な第2の面からなる第1の
    透明な物質の第1の層と、 第3の面と、第3の面に平行な第4の面からなる第2の
    透明な物質の第2の層と、 大きなサイズの粒子と小さなサイズの粒子からなる、予
    定されたサイズの範囲内のサイズの粒子であり、予定さ
    れた密度範囲で任意に分布され、前記第2の面と前記第
    3の面にそれぞれ同時に接触するように、前記第1の層
    と前記第2の層の間に堆積される前記大きなサイズの粒
    子と、この大きなサイズの粒子の間に介在させられた前
    記第2の面と前記第3の面に同時に接触しない前記小さ
    なサイズの粒子からなることを特徴とする粒子スペーサ
    を用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  14. 【請求項14】前記第1の透明物質はマイラー(Mylar:
    商標)である特許請求の範囲第13項記載の粒子スペーサ
    を用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  15. 【請求項15】前記第1の面はタッチセンスィティブオ
    ーバレイパネルのタッチ面である特許請求の範囲第13項
    記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオー
    バレイパネル装置。
  16. 【請求項16】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子は3−50ミクロンのサイズである特許請求の
    範囲第13項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィ
    ティブオーバレイパネル装置。
  17. 【請求項17】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子は300−1,000粒子/平方インチの密度範囲で
    ある特許請求の範囲第13項記載の粒子スペーサを用いた
    タッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  18. 【請求項18】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子はブラウンアルミナから成る特許請求の範囲
    第13項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティ
    ブオーバレイパネル装置。
  19. 【請求項19】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子はガラスビートから成る特許請求の範囲第13
    項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオ
    ーバレイパネル装置。
  20. 【請求項20】外部の力の作用によって局所的に物理的
    な接触を達成する平行層の2つの一定間隔の隣接する面
    を位置的にきわめて接近して配置する方法において、 大きなサイズの粒子と小さなサイズの粒子からなる、予
    定されたサイズの範囲内の任意のサイズの粒子を、予定
    された密度の範囲内で任意の分布を前記隣接した面の第
    1の面に堆積させる工程と、 前記第1の面に堆積させられた前記粒子のうち前記大き
    なサイズの粒子が前記第1の面と前記第2の面の両方に
    同時に接触するように前記第1の面と前記第2の面を並
    べて配置し、前記大きなサイズの粒子の間に前記第1の
    面と前記第2の面に同時に接触しないように前記小さな
    サイズの粒子を介在させる工程を含むことを特徴とする
    粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイ
    パネルの製造方法。
  21. 【請求項21】前記堆積工程は前記第1の面の上に前記
    大きなサイズの粒子と前記小さなサイズの粒子を液体の
    キャリヤー物質に懸濁させた液をスプレーする特許請求
    の範囲第20項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンス
    ィティブオーバレイパネルの製造方法。
  22. 【請求項22】前記堆積工程は前記第1の面の上にブラ
    ウンアルミナの粒子を水に懸濁させた液をスプレーする
    特許請求の範囲第20項記載の粒子スペーサを用いたタッ
    チセンスィティブオーバレイパネルの製造方法。
  23. 【請求項23】前記堆積工程は前記第1の面の上に、ア
    ルカリ土類金属の塩化物塩の水溶液中にガラスビードを
    懸濁させた液をスプレーする特許請求の範囲第20項記載
    の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレ
    イパネルの製造方法。
  24. 【請求項24】前記予定されたサイズ範囲は3−50ミク
    ロンである特許請求の範囲第20項記載の粒子スペーサを
    用いたタッチセンスィティブオーバレイパネルの製造方
    法。
  25. 【請求項25】前記予定された密度範囲は300−1,000粒
    子/平方インチである特許請求の範囲第20項記載の粒子
    スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネ
    ルの製造方法。
  26. 【請求項26】外部の力の作用によって局所的に電気的
    な接触を達成するため互いに動いて接近する透明な物質
    の電気的に伝導な光伝送平行層を互いにきわめて接近し
    て配置した装置において、 第1の面と、第1の面に平行な第2の面からなり第1の
    電気的に不伝導な透明な物質の第1の層と、 第2の面に、予定された型、サイズそして方向の帯域の
    第1の配置で取り付けられた光学的に透明な厚さの第1
    の電気的に伝導な物質と、 第3の面と、第3の面に平行な第4の面からなり第2の
    電気的に不伝導な透明な物質の第2の層と、 第3の面に、予定された型、サイズそして方向の帯域の
    第2の配置で取り付けられた光学的に透明な厚さの第2
    の電気的に伝導な物質と、 帯域の前記第1の配置と前記第2の配置に同時に接触
    し、予定された密度で任意に分布するように、電気的に
    伝導な帯域の前記第1の配置と前記第2の配置の間に堆
    積された予定されたサイズ範囲内の電気的に不伝導な、
    大きなサイズの粒子と小さなサイズの粒子のうち大きな
    サイズの粒子と、前記大きなサイズの粒子の間に介在さ
    せられた前記第1の配置と前記第2の配置に同時に接触
    しない前記小さなサイズの粒子からなることを特徴とす
    る粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレ
    イパネル装置。
  27. 【請求項27】前記第1の透明な物質はマイラー(Myla
    r:商標)である特許請求の範囲第26項記載の粒子スペー
    サを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装
    置。
  28. 【請求項28】前記第1の面は、帯域の前記第1の配置
    と前記第2の配置の間に局所的に電気的な接触を達成す
    るために、前記第1の配置を前記第2の配置に向かって
    動かすことで接触をする特許請求の範囲第26項記載の粒
    子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパ
    ネル装置。
  29. 【請求項29】前記第1の面はタッチセンスィティブオ
    ーバレイパネルのタッチ面である特許請求の範囲第28項
    記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオー
    バレイパネル装置。
  30. 【請求項30】前記第1および第2の電気的に伝導な物
    質は金である特許請求の範囲第26項記載の粒子スペーサ
    を用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  31. 【請求項31】前記第1の電気的に伝導な物質は酸化金
    属から成る特許請求の範囲第26項記載の粒子スペーサを
    用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装置。
  32. 【請求項32】前記第1の電気的に伝導な物質は少なく
    とも1つの金属から成る特許請求の範囲第26項記載の粒
    子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパ
    ネル装置。
  33. 【請求項33】電気的な通路は前記第1の配置と前記第
    2の配置のそれぞれから電気回路へ少なくとも1つの帯
    域と結合することで与えられる特許請求の範囲第26項記
    載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバ
    レイパネル装置。
  34. 【請求項34】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子は3−50ミクロンのサイズ範囲である特許請
    求の範囲第26項記載の粒子スペーサを用いたタッチセン
    スィティブオーバレイパネル装置。
  35. 【請求項35】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子は300−1,000粒子/平方インチの密度範囲で
    任意に分布される特許請求の範囲第26項記載の粒子スペ
    ーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネル装
    置。
  36. 【請求項36】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子はブラウンアルミナから成る特許請求の範囲
    第26項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティ
    ブオーバレイパネル装置。
  37. 【請求項37】前記大きなサイズの粒子と前記小さなサ
    イズの粒子はガラスビードから成る特許請求の範囲第26
    項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオ
    ーバレイパネル装置。
  38. 【請求項38】外部の力の作用によって局所的に物理的
    な接触をする平行層の2つの電気的に伝導な面を位置的
    にきわめて接近して不伝導に配置する方法において、 予定されたサイズの範囲内の任意のサイズで、予定され
    た密度の範囲内で任意の分布で電気的に不伝導な、大き
    なサイズの粒子と小さなサイズの粒子からなる粒子を前
    記電気的に伝導な面の第1の面へ堆積させる工程と、 前記第1の面に堆積させられた前記粒子の前記大きなサ
    イズの粒子が前記第1の面と前記第2の面の両方に同時
    に接触するように前記第1の面と前記第2の面を並べて
    配置し、前記大きなサイズの粒子の間に前記第1の面と
    前記第2の面に同時に接触しない前記小さなサイズの粒
    子を配置する工程を含むことを特徴とする粒子スペーサ
    を用いたタッチセンスィティブオーバレイパネルの製造
    方法。
  39. 【請求項39】前記堆積工程は前記第1の面の上に前記
    大きなサイズの粒子と前記小さなサイズの粒子を液体の
    キャリヤー物質に懸濁させた液をスプレーする特許請求
    の範囲第38項記載の粒子スペーサを用いたタッチセンス
    ィティブオーバレイパネルの製造方法。
  40. 【請求項40】前記堆積工程は前記第1の面の上にブラ
    ウンアルミナの粒子を水に懸濁させた液をスプレーする
    特許請求の範囲第38項記載の粒子スペーサを用いたタッ
    チセンスィティブオーバレイパネルの製造方法。
  41. 【請求項41】前記堆積工程は前記第1の面の上に、ア
    ルカリ土類金属の塩化物塩の水溶液にガラスビードを懸
    濁させた液をスプレーする特許請求の範囲第38項記載の
    粒子スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイ
    パネルの製造方法。
  42. 【請求項42】前記予定されたサイズ範囲は3−50ミク
    ロンである特許請求の範囲第38項記載の粒子スペーサを
    用いたタッチセンスィティブオーバレイパネルの製造方
    法。
  43. 【請求項43】前記予定された密度範囲は300−1,000粒
    子/平方インチである特許請求の範囲第38項記載の粒子
    スペーサを用いたタッチセンスィティブオーバレイパネ
    ルの製造方法。
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