JP2561443Y2 - 扉の錠装置 - Google Patents

扉の錠装置

Info

Publication number
JP2561443Y2
JP2561443Y2 JP1995006515U JP651595U JP2561443Y2 JP 2561443 Y2 JP2561443 Y2 JP 2561443Y2 JP 1995006515 U JP1995006515 U JP 1995006515U JP 651595 U JP651595 U JP 651595U JP 2561443 Y2 JP2561443 Y2 JP 2561443Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
door
protruding body
shaft
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995006515U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09199U (ja
Inventor
幹夫 立平
祐一 高木
Original Assignee
扶桑電機工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 扶桑電機工業株式会社 filed Critical 扶桑電機工業株式会社
Priority to JP1995006515U priority Critical patent/JP2561443Y2/ja
Publication of JPH09199U publication Critical patent/JPH09199U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2561443Y2 publication Critical patent/JP2561443Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、スライド型扉の錠装置
に関するものである。さらに詳しくは無目または下部レ
ールより錠の突出体を突出させ、上框または下框に設け
た係止孔や係止段部に係合させて施錠する扉の錠装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スライド型自動扉等の錠装置は図
5に示すように、無目30の内部に、ソレノイド26を
下向に設け、このソレノイド26の可動鉄心27に突出
体28を直結し、この突出体28を、案内孔29に案内
されつつ上下に進退自在とし、扉1の上框31の突部3
2と係合してなるものであった。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】以上のような突出体2
8が可動鉄心27に直結されたものは、扉1を開く方向
へ付勢した状態、すなわち突出体28と扉1の突部32
が互いに圧接している場合、ソレノイド26に通電して
解錠しようとしても、突出体28と突部32の間の摩擦
抵抗がソレノイド26の発生する駆動力より大きいため
に、突出体28を引抜くことができず、解錠できなくな
るばかりか、ソレノイド26にも悪影響を与え、この状
態が長く続くとソレノイド26が焼損してしまうという
場合もあった。 【0004】このような事態を解消するためには、より
強力な駆動力を発生する大型のソレノイドを必要とする
などの問題があった。またソレノイド26を下向きに設
置すると、可動鉄心27や突出体28のストローク分も
含めて上下の間隔sを大きくとらなければならず、相当
大きなスペースがあるところでなければ設置できないと
いう問題もあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】本考案は、スライド型扉
1に臨ませて施錠用突出体6のストッパ10を進退自在
に設けてなるものにおいて、前記突出体6の一端をアー
ム3の一端に軸7により回動自在に取り付け、このアー
ム3の他端を固定的に設けた支枠12に軸4により回動
自在に取り付け、前記突出体6の他端上半部分に、係止
ローラ16が凡そその半径程度だけ乗り上げて係止する
垂直部34と係止ローラ16の出入り側がやや低くなる
ように傾斜した係止段部14とで切り欠きを設けるとと
もに、前記突出体6の他端下半部分に、前記突出体6が
軸7を支点として回転するときの、軸7からテーパ部3
3の下端までの距離が上端までの距離よりもよりも短く
なるようにやや内側に傾斜したテーパ部33を設け、前
記係止段部14に臨ませて、ソレノイド15によって進
退される前記係止ローラ16を転動自在に設け、前記支
枠12に突出体6を扉1側に付勢するばね11を設け、
前記突出体6と前記係止ローラ16の進退方向を互いに
略直角としたことを特徴とする扉の錠装置である。 【0006】 【作用】ソレノイド15に通電して励磁すると、可動鉄
心21とともに係止ローラ16が移動し、係止ローラ1
6と突出体6との係合は解かれる。ここで係止ローラ1
6が回動自在のため、突出体6と扉1の突部5の間に、
圧接する力が加わっていても、係止ローラ16が突出体
6を転動して小さな摩擦抵抗でスムーズに動く。突出体
6と係止ローラ16との係合が解かれると、扉1による
力で突出体6は回動し、無目の中へ押し込まれ扉1が開
放する。扉1を閉成するときには係止ローラ16が突出
体6に係止していても、突出体6は無目の中に押し込ま
れ扉1が閉じる。 【0007】突出体6にテーパ部33を設けたので、係
止ローラ16が一旦退出して係止段部14との係止が外
れれば、扉1の突部5が突出体6のストッパ部10を完
全に通過しないうちに係止ローラ16がばね22で戻っ
ても、扉1の突部5がストッパ部10を通過すると、ば
ね11で突出体6を下方に押し下げる力により、テーパ
部33に接触している係止ローラ16がばね22に抗し
て徐々に押し込まれて、突出体6は軸7を支点に回転し
て下方に戻される。突出体6が下方に戻されると、係止
ローラ16がばね22で突出して係止段部14に係止さ
れる。このように、ソレノイド15の励磁と解磁とのタ
イミングの正確な精度を必要としなくても突出体6は確
実に復帰できる。 【0008】 【実施例】図1ないし図4に基づいて本考案の一実施例
を説明する。これらの図において、1は、スライドによ
って開閉する扉で、この扉1が自動扉である場合、モー
タ、上部レール、吊枠などが無目内に設置される。この
無目内には、また本考案の錠装置2が取り付けられてい
る。この錠装置2の断面上向きコ字型の支枠12内に
は、下向きコ字型のアーム3が図中右端の軸4によって
回動自在に取り付けられ、このアーム3の図中左端内側
部には、扉1の突部5と係脱する突出体6が軸7によっ
て回動自在に取り付けられている。 【0009】前記アーム3の軸4と7の間には、バー8
が設けられ、このバー8は前記突出体6にあけられた孔
9に遊嵌しており、この遊びの範囲内で突出体6が揺動
するようになっている。前記突出体6の下面には、図中
左側が垂直で右側がテーパをなしたストッパ部10が一
体に下方に突出して設けられ、このストッパ部10は、
支枠12の左端に設けたばね11によって、常に支枠1
2の突出口13より突出する方向に付勢されている。 【0010】この突出体6の図中右端には、図面からも
明らかなように、上半部分を切り欠いた係止段部14
と、下半部分を斜めに切り取ったテーパ部33とが設け
られている。このうち、係止段部14は、係止ローラ1
6の係脱を円滑にするために係止ローラ16の出入り側
がやや低くなるように傾斜しているとともに、係止ロー
ラ16が凡そその半径程度だけ乗り上げて係止しそれ以
上乗り上げないようにするための垂直部34が形成され
ている。また前記テーパ部33は、突出体6が軸7を支
点として回転するときの、軸7からテーパ部33の下端
までの距離が上端までの距離よりもよりも短くなるよう
にやや内側に傾斜して設けられている。 【0011】この係止段部14に臨ませてソレノイド1
5とばね22によって進退する係止ローラ16が設けら
れ、この係止ローラ16は連結棒17の先端に設けられ
たコ字型金具18に回動自在に取り付けられている。前
記連結棒17はガイド19を摺動自在に貫通し、他端が
軸20によって可動鉄心21に連結されている。この可
動鉄心21はばね22によって常に進出方向に付勢され
ている。 【0012】つぎに前記連結棒17と可動鉄心21を連
結する軸20は、支枠12の長孔33を貫通して外側ま
で延びており、この軸20の突出端に臨ませて、手動に
よる解錠のためのスライダ23が設けられている。この
スライダ23は、前記軸20を押圧しない方向にばね2
4によって引張られている。さらにこのスライダ23に
は、手動解錠用の紐25が継がれている。 【0013】つぎに以上の構成による動作を説明する。
図1は、無通電時の状態を示し、この状態では、突出体
6がばね11によって下方へ押出されることにより、ア
ーム3は、軸4を中心にして図中左側が下方へ回動し
て、ストッパ部10は、突出口13より突出している。
無通電時であるから、可動鉄心21と連結棒17がばね
22で突出して、係止ローラ16が係止段部14に係止
している。この状態で扉1を開放しようとして矢印A方
向より力Foが加えられても、突出体6は、図1では左
回転できないので、扉1を開くことはできない。 【0014】つぎに、ソレノイド15に通電して励磁す
る。すると、係止ローラ16がばね22に抗して可動鉄
心21とともに図中右方向に移動しようとする。ここ
で、係止ローラ16と軸4は、ともに回動自在に設けら
れているため、矢印A方向より力Foが加わっていて
も、軸4がコ字型金具18上を回動し、かつ係止ローラ
16が係止段部14を転動して小さな摩擦抵抗でスムー
ズに動いて、係止ローラ16と係止段部14との係合は
解かれる。係止ローラ16と係止段部14との係合が解
かれると、扉1による矢印A方向の力で突出体6は、ば
ね11に抗して軸7を中心として回動し、支枠12の中
へ押し込まれて図3の状態になり、扉1が開放する。 【0015】ここで、図1における扉1の開放動作をさ
らに詳しく説明すると、扉1と突出体6の接触点aを力
点、軸7の中心点bを支点、係止段部14と係止ローラ
16との接触点cを作用点として、てこを構成してい
る。そのため、係止段部14と係止ローラ16との間に
生じる押圧力Fは、扉1と突出体6との間に生じる押圧
力Fo、扉1の進行方向と直線abのなす角をθとする
と、F=Fo×sinθ×(ab/bc)となる。した
がって、θが0度に近づくこと、および/または(ab
/bc)が小さくなること、によってより小さな力で扉
は開放する。例えばθ=30°、(ab/bc)=1/
2とすればF=(1/4)Foとなり、接触抵抗をさら
に1/4に減じることになる。 【0016】突出体6の図中右端の下半部分にテーパ部
33を設けたので、係止ローラ16が図3のように一旦
退出して係止段部14との係止が外れれば、扉1の突部
5が突出体6のストッパ部10を完全に通過しないうち
に係止ローラ16がばね22で戻っても、扉1の突部5
がストッパ部10を通過すると、ばね11で突出体6を
下方に押し下げる力により、テーパ部33に接触してい
る係止ローラ16がばね22に抗して徐々に押し込まれ
て、突出体6は軸7を支点に回転して下方に戻される。
突出体6が下方に戻されると、係止ローラ16がばね2
2で突出して係止段部14に係止される。このように、
ソレノイド15の励磁と解磁とのタイミングの正確な精
度を必要としなくても突出体6は確実に復帰できる。 【0017】扉1を閉成するために、図1の鎖線ように
突出体6の点dに矢印B方向より力が加わっ他物とす
る。この状態では、係止ローラ16が係止段部14に係
止していても、図4に示すように、アーム3が軸4を中
心として回動するとともに、突出体6が係止段部14に
おいて係止ローラ16と接触したまま回動して、支枠1
2の中に押し込まれる。係止段部14において係止ロー
ラ16と接触していなくとも、アーム3と突出体6が回
動してストッパ部10が突出口13の内部に退出して扉
1が閉じる。 【0018】つぎに停電等でソレノイド15に通電でき
ないときに扉1を開放するには、紐25に連結したスラ
イダ23をばね24に抗して引けば、このスライダ23
の先端と軸20が当接して、可動鉄心21と連結棒17
をばね22に抗して動かし、突出体6の係止段部14と
係止ローラ16との係合が解かれ、解錠される。 【0019】 【考案の効果】(1)従来は、突出体28と扉1の突部
32が互いに圧接している場合、ソレノイド26に通電
して解錠しようとしても、突出体28と突部32の間の
摩擦抵抗がソレノイド26の発生する駆動力より大きい
ために、突出体28を引抜くことができず、解錠できな
くなるばかりか、ソレノイド26にも悪影響を与え、こ
の状態が長く続くとソレノイド26が焼損してしまうと
いう場合があって、より強力な駆動力を発生する大型の
ソレノイドを必要としていた。しかし、本考案は以上の
ように構成したので、扉を開放方向に付勢した状態でも
小さなソレノイドの力でスムーズに解錠できる。 【0020】(2)従来は、ソレノイド26を下向きに
設置すると、可動鉄心27や突出体28のストローク分
も含めて上下の間隔sを大きくとらなければならず、相
当大きなスペースがあるところでなければ設置できなか
ったが、本考案によれば、ソレノイド15は横向きにで
き取付け場所に限定されることはなく、スペースも小さ
くて済む。 【0021】(3)突出体6の他端に、係止段部14
と、テーパ部33を設けたので、係止ローラ16が一旦
退出して係止段部14との係止が外れれば、扉1の突部
5が突出体6のストッパ部10を完全に通過しないうち
に係止ローラ16がばね22で戻っても、扉1の突部5
がストッパ部10を通過すると、ばね11で突出体6を
下方に押し下げる力により、テーパ部33に接触してい
る係止ローラ16がばね22に抗して徐々に押し込まれ
て、突出体6は軸7を支点に回転して下方に戻される。
突出体6が下方に戻されると、係止ローラ16がばね2
2で突出して係止段部14に係止される。このように、
ソレノイド15の励磁と解磁とのタイミングの正確な精
度を必要としなくても突出体6は確実に復帰できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案による扉の錠装置の一実施例を示す施錠
時の縦断正面図である。 【図2】図1における横断底面図である。 【図3】本考案による扉の錠装置の解錠時の縦断正面図
である。 【図4】本考案による扉の錠装置の扉開放時の縦断正面
図である。 【図5】従来の錠の説明図である。 【符号の説明】 1…扉、2…錠装置、3…アーム、5…突部、6…突出
体、8…バー、9…孔、10…ストッパ部、11…ば
ね、12…支枠、13…突出口、14…係止段部、15
…ソレノイド、16…係止ローラ、23…スライダ、2
4…ばね、25…紐、33…ストッパ部、34…垂直
部。

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 1.スライド型扉1に臨ませて施錠用突出体6のストッ
    パ10を進退自在に設けてなるものにおいて、前記突出
    体6の一端をアーム3の一端に軸7により回動自在に取
    り付け、このアーム3の他端を固定的に設けた支枠12
    に軸4により回動自在に取り付け、前記突出体6の他端
    上半部分に、係止ローラ16が凡そその半径程度だけ乗
    り上げて係止する垂直部34と係止ローラ16の出入り
    側がやや低くなるように傾斜した係止段部14とで切り
    欠きを設けるとともに、前記突出体6の他端下半部分
    に、前記突出体6が軸7を支点として回転するときの、
    軸7からテーパ部33の下端までの距離が上端までの距
    離よりもよりも短くなるようにやや内側に傾斜したテー
    パ部33を設け、前記係止段部14に臨ませて、ソレノ
    イド15によって進退される前記係止ローラ16を転動
    自在に設け、前記支枠12に突出体6を扉1側に付勢す
    るばね11を設け、前記突出体6と前記係止ローラ16
    の進退方向を互いに略直角としたことを特徴とする扉の
    錠装置。 2.係止ローラ16は、コ字型金具18に回動自在に取
    り付けられ、軸4は、コ字型金具18に接しながらアー
    ム3に回動自在に取り付けられてなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の扉の錠装置。
JP1995006515U 1995-06-07 1995-06-07 扉の錠装置 Expired - Lifetime JP2561443Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006515U JP2561443Y2 (ja) 1995-06-07 1995-06-07 扉の錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006515U JP2561443Y2 (ja) 1995-06-07 1995-06-07 扉の錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09199U JPH09199U (ja) 1997-04-08
JP2561443Y2 true JP2561443Y2 (ja) 1998-01-28

Family

ID=18527937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995006515U Expired - Lifetime JP2561443Y2 (ja) 1995-06-07 1995-06-07 扉の錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2561443Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4453913B2 (ja) * 2005-02-08 2010-04-21 寺岡オート・ドアシステム株式会社 自動扉の施錠装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09199U (ja) 1997-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4130020B2 (ja) エレベータの制御盤開閉装置
JPH0353135B2 (ja)
JP2561443Y2 (ja) 扉の錠装置
JP2007247365A (ja) デッドボルトの構造
JPH0354282Y2 (ja)
US2751220A (en) Door locking means
JP2563146B2 (ja) 引戸式自動扉の施錠・解錠装置
KR200386711Y1 (ko) 창문용 잠금장치
JP2727284B2 (ja) ブラインドの昇降装置
JPH0722477Y2 (ja) 門扉の電気錠装置
JP2761869B2 (ja) 引き戸用自動施錠装置
JPS6142639Y2 (ja)
JPH10140896A (ja) シャッタの自動ロック装置
JP3127802B2 (ja) サッシ
JPH03102092A (ja) エレベータ扉の解錠装置
JP2537741Y2 (ja) ロック装置
JPH038752Y2 (ja)
JPS6240038Y2 (ja)
JP2586968Y2 (ja) 扉の係止機構
JP2554661Y2 (ja) ウインドレギュレータ装置
JP2504002Y2 (ja) 跳出し引違いサッシの可動障子跳出保持装置
JPH0358430B2 (ja)
JPS6040539Y2 (ja) エレベ−タ用ドア−装置
JPS5850034Y2 (ja) 建築用出入口枠
JPS6112070B2 (ja)