JP2560914B2 - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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Description
のために、容器の上蓋をなす絶縁部材に保持される内部
接続端子が半導体素子と接続された基板上の回路配線と
ろう付けされる半導体装置に関する。
上に固定し、各素子の接続に基板上の回路配線を用い、
その配線を内部接続端子を用いて容器外にある端子とを
接続した半導体装置の構造はパワートランジスタモジュ
ールなどで知られている。第3図(a),(b)はその
ような内部接続端子の一例を示し、第3図(a)に示す
ように両面に銅箔よりなる回路配線2を有する絶縁基板
1の上に半導体チップ3が固定され、下面の電極は配線
2に直接ろう付けすることにより、上部の電極は図示し
ない導線のボンディングにより配線2と接続される。銅
からなる内部端子4は、下端が配線2とはんだ付けさ
れ、上部は樹脂からなる容器上蓋5に保持されている。
保持は、第3図(b)に示されているように端子4の上
部に凸部41を形成しておき、上蓋5の下方に向けての突
出部51に形成されたスリット6に凸部41にわずかに変形
させながら圧入することによって行う。内部端子4と図
示しない外部端子の接続は、リード線7を用い、リード
線の先端を内部端子のブリッジ部42に圧入することによ
って行う。第4図(a),(b)は別の例で、内部端子
4のスリット6内への圧入およびリード線7の内部端子
4への接続のために、内部端子4に引起こし部43,44が
形成されている。
部端子4の保持力は、スリット6内への端子4の挿入圧
力によって決まる。しかし、この挿入圧力はスリット6
の空隙ならびに内部端子4の凸部41あるいは引起こし部
43の寸法によって異なり、寸法精度に応じたばらつきが
生ずる。一旦圧入すれば、樹脂部材5のスリット部6は
変形してしまうので、後で保持力を調整することはでき
ない。そのため、十分な保持力が得られず、場合によっ
ては内部端子4がスリット6から脱落してしまうという
問題があった。また、このような半導体装置の通電動作
時には、損失電力により発熱が生じ、容器内部の温度は
最大で約150℃まで達する。この際、容器を構成する樹
脂より熱膨脹係数の小さい銅よりなる内部接続端子と容
器との熱膨脹の差により、容器上蓋5に保持された内部
端子4を容器底板上に固定された基板1から引離そうと
する力が働く。逆に、通電が休止状態の場合は、容器内
部の温度は低下し、各部品が収縮して内部端子4を回路
基板1へ押付ける力が働く。この結果、内部端子4と絶
縁基板1上の配線2とを接続固着しているはんだにくり
返し応力が加わり、限界に達するとはんだに亀裂が入
り、最終的には内部接続端子4が回路基板1から離れて
しまい、半導体装置としての機能を果たせなくなってし
まう問題があった。
上の回路配線とのろう付け部が繰り返し応力により分離
することのない半導体装置を提供することにある。
接続され、一端が容器底部に固定された絶縁基板上の配
線導体にろう付けされる内部端子が前記基板に対向する
容器上蓋に保持される半導体装置において、内部端子の
他端が容器上蓋の突出部の前記基板の垂直方向に深いス
リットに緩挿され、内部端子の一面に形成された突起が
スリットに連通して容器上蓋突出部に横方向に開けられ
た窓に遊嵌することにより容器上蓋に保持されるものと
する。そして、内部端子に形成される突起が板状端子に
打出された凸部あるいは引き起こされた凸部であること
が有効である。また、窓の内部にゲル材が充填されるこ
とも有効である。
スリットに圧入されることなく緩挿されているが、その
一面に形成された突起が容器上蓋突出部に横方向に曲げ
られたスリットに連通する窓に遊嵌することにより脱落
することはない。そして、内部端子は容器上蓋に対して
固定されず、スリット内で基板に垂直方向に可動である
ため、容器の樹脂と内部端子の金属との膨脹,収縮の差
が吸収されるので、内部端子と基板上の配線導体とのろ
う付け部に繰り返し応力が生ずることがない。
の各図同様、第3,第4図と共通の部分には同一の符号が
付されている。この半導体装置の容器は、樹脂形成品で
ある底板11,側壁12および上蓋5よりなる。そして底板1
1を取付ねじ13により放熱冷却フィン14に固定して使用
する。この容器内の底板11の上に回路基板1が固着さ
れ、その上面の配線に内部接続端子4の端部がはんだ付
けされる。内部端子4と上蓋5を貫通する外部端子15は
リード線7によって接続されている。容器内部の空間に
はシリコーンゲル16およびモールド樹脂17が充填されて
いる。第1図(a),(b)はこの半導体装置に用いら
れている内部接続端子4の保持構造を示す。第2図,第
3図と異なり、容器上蓋5の突出部51に形成されたスリ
ット6の幅は端子4の厚さより広いので、端子4はスリ
ット6に圧入されず、緩挿されているだけである。そし
て、内部端子4のスリット6に挿入された部分に円形の
凸部81がプレス加工による打出しで形成されており、そ
の凸部81の頭部は第2図に拡大して示すように樹脂部材
5の突出部51に開けられたスリット6に連通する円形の
窓9の中に位置する。そのため、凸部81の高さはスリッ
ト6の幅より大きくされているが、内部端子4はスリッ
ト6の下方の開口部から凸部81がスリットを押し広げな
がら挿入される。樹脂からなる上蓋の突出部51には窓9
が開けられているため、弾性的な変形可能であり、その
ような端子4の挿入が容易にでき、挿入後はその弾性復
元力により挿入前の寸法に戻ることにより、凸部81の下
縁は窓9の下縁に係止され、半導体装置の組立工程途中
でも脱落することがない。そして端子4はスリット6内
に垂直に保持されるので、端子4の下端を回路基板1上
の銅配線2の面に平坦に密着させることができ、はんだ
による固着が容易にできる。さらに、窓81の中にはシリ
コーンゲル16によって充填されているため、回路基板に
固着された内部端子4は第2図(a)の矢印10に示すよ
うに自由に可動でき、半導体装置作動の際の約150℃ま
での熱膨脹と冷却収縮により端子4と上蓋5との300μ
m程度の相対的位置変動を吸収できるため、はんだに応
力が加えられず、安定した機能が維持できる。
装置の内部接続端子の保持構造を示す。この場合は、端
子4に舌状凸部82が引起こされており、上蓋5の突出部
51に形成されたスリット6に連通する角形の窓9内に位
置し、脱落防止の役をする。この舌状体82は、端子4の
スリット6への挿入時に突起高さが低くなるように変形
しやすいので挿入が容易である。
一対で設けられているので、回路配線2のパターンに合
わせ、端子4の凸部81,82の形成された面を逆向きにし
てスリット6内に挿入することもできる。
底板に向けて形成されたスリット内に緩挿し、端子に形
成された突起を突出部に開けられた窓内に遊嵌させるこ
とにより、内部端子はスリットの深さ方向に可動である
ため、半導体装置内での発熱による温度変動に基づく寸
法変化の影響を吸収すると共に、突起が窓の縁部で係止
されるので端子の脱落の発生もない。突起は板状内部端
子の局部的な打出し,引起こしにより容易に形成でき、
また窓内にゲル材を充填することにより、端子の移動を
可能にしながら半導体素子を保護する機能をもたせるこ
とができる。
し、(a)は断面図、(b)は(a)のA−A線断面
図、第2図は第1図の部分拡大図、第3図,第4図は従
来の内部接続端子保持構造の二つの例を示し、いずれも
(a)は断面図、(b)はそれぞれ(a)のB−B線お
よびC−C線断面図、第5図は第1図,第2図の内部接
続端子保持構造を有する半導体装置の断面図、第6図は
本発明の別の実施例の内部接続端子保持構造を示し、
(a)は断面図、(b)は(a)のD−D線断面図であ
る。 1:絶縁基板、2:回路配線、3:半導体チップ、4:内部接続
端子、5:容器上蓋、51:突出部、6:スリット、7:リード
線、81,82:凸部、9:窓、11:容器底板、16:シリコーンゲ
ル、17:モールド樹脂。
Claims (4)
- 【請求項1】リード線に接続され、一端が容器底部に固
定された絶縁基板上の配線導体にろう付けされる内部端
子が前記基板に対向する容器上蓋に保持されるものにお
いて、内部端子の他端が容器上蓋の突出部の前記基板の
垂直方向に深いスリットに緩挿され、内部端子の一面に
形成された突起がスリットに連通して容器上蓋突出部に
横方向に開けられた窓に遊嵌することにより容器上蓋に
保持されることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】請求項1記載の装置において、内部端子に
形成される突起が板状端子に打出された凸部である半導
体装置。 - 【請求項3】請求項1記載の装置において、内部端子に
形成される突起が板状端子に引き起こされた凸部である
半導体装置。 - 【請求項4】請求項1,2あるいは3記載の装置におい
て、窓の内部にゲル材が充填された半導体装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2322146A JP2560914B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 半導体装置 |
GB9119472A GB2249869B (en) | 1990-09-17 | 1991-09-12 | Semiconductor device |
US07/760,906 US5155660A (en) | 1990-09-17 | 1991-09-17 | Semiconductor device |
DE19914130899 DE4130899C2 (de) | 1990-09-17 | 1991-09-17 | Halbleitervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2322146A JP2560914B2 (ja) | 1990-11-26 | 1990-11-26 | 半導体装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04196156A JPH04196156A (ja) | 1992-07-15 |
JP2560914B2 true JP2560914B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=18140445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2322146A Expired - Fee Related JP2560914B2 (ja) | 1990-09-17 | 1990-11-26 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560914B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-26 JP JP2322146A patent/JP2560914B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04196156A (ja) | 1992-07-15 |
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