JP2560839Y2 - 自動車用アームレスト - Google Patents

自動車用アームレスト

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JP2560839Y2
JP2560839Y2 JP6768092U JP6768092U JP2560839Y2 JP 2560839 Y2 JP2560839 Y2 JP 2560839Y2 JP 6768092 U JP6768092 U JP 6768092U JP 6768092 U JP6768092 U JP 6768092U JP 2560839 Y2 JP2560839 Y2 JP 2560839Y2
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spring
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armrest
hinge bracket
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政之 池田
洋一 河村
篤樹 佐々木
和義 岩本
実 湯川
和宏 色摩
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、蓋体の開閉動作時にお
ける節度感が良好なうえに収納品の出し入れが容易であ
り、しかも、シンプルな構造で設置スペースを小さくす
ることができる自動車用アームレストに関するものであ
る。
【従来の技術】
【0002】例えば、上面を開口部としたアームレスト
本体の上端に該開口部を開閉する蓋体を枢着した自動車
用アームレストは、コンソールボックスなどに多くみら
れるところであるが、従来のこの種自動車用アームレス
トにおいては、スプリングを内蔵した蝶番ヒンジを用い
ているために蓋体の開閉時における節度感がないうえに
蓋体を所定角度の開放状態に保持することが難しく、し
かも、取付部分における見栄えが悪い等の問題点があっ
た。また、実開昭63−94849号公報や実開平2−
2255号公報などに示されるように、ヒンジブラケッ
トに伸縮ダンパを組み込んで蓋体の開閉時における節度
感の向上等を図ったものが提案されているが、このよう
なものは伸縮ダンパがボックス本体の外部に取り付けら
れることとなるので広い設置スペースを必要として外観
が著しく損なわれ、しかも、開口部からの収納品の出し
入れが行いにくい等の問題点もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
するところは、上記のような従来の問題点を解決して、
蓋体の開閉動作時における節度感が良好なうえに収納品
の出し入れが容易であり、しかも、シンプルな構造で設
置スペースの省力化を図ることができる自動車用アーム
レストを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するためになされた本考案の自動車用アームレストは、
上面が開口部に形成されたアームレスト本体の一側上端
にヒンジブラケットを介して該開口部を開閉する蓋体を
枢着した自動車用アームレストにおいて、筒状スプリン
グケースとこれに収納されたスプリングにより弾発され
て進退動する連結部材とよりなるスプリング装置を該筒
状スプリングケースの底端をもって前記ヒンジブラケッ
トにその回転中心が前記蓋体の回転中心とは異なるよう
に枢着するとともに前記連結部材の上端を前記蓋体の枢
着基部側内面に連結して蓋体の開度に応じて前記スプリ
ングによる蓋体に対する弾発力が変化するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0005】
【実施例】次に、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。図中1は自動車室内の所定位置にセットされ
た上面を開口部2とするアームレスト本体、3は該開口
部2を開閉するためアームレスト本体1の上端にヒンジ
ブラケット4を介して枢着された蓋体であり、この蓋体
3はその基部をヒンジブラケット4に対してピン5によ
り枢着されて開閉自在とされており、以上の点は従来の
この種自動車用アームレストと同様である。
【0006】ヒンジブラケット4は図2に示されるよう
に、板状の脚部4aの上端一側に断面が半楕円形の頭部
4bを連設してその頂部にばね介入用の凹部4cを3個
配設したものであり、このヒンジブラケット4には図2
に示されるように、3個のスプリング装置6がその底端
を各別の凹部4cに介入させた状態でピン7により回動
自在に枢着されている。
【0007】スプリング装置6は、筒状スプリングケー
ス6aと、上方部分が開口端より突出するように筒状ス
プリングケース6a内に収納されたスプリング6cと、
該スプリング6cにより常時上方へ弾発された状態とし
て筒状スプリングケース6a内に摺動自在に嵌合されて
直線状の進退動をする内筒6bとよりなり、該内筒6b
の先端は円錐状の突子6dとされて前記蓋体3の基部内
面にほぼ垂直に突設された係合片8にスプリング6cの
弾発力下に係合保持されてスプリング6cの弾発力が常
に蓋体3に付与されるよう構成されている。
【0008】また、筒状スプリングケース6aの底端を
ヒンジブラケット4の凹部4c内に介入させてピン7に
よりスプリング装置6を枢着している筒状スプリングケ
ース6aは結果としてピン5により基部をヒンジブラケ
ット4に枢着させている蓋体3とはそれぞれの回転中心
を異ならせており、このため、スプリング6cの蓋体3
に対する弾発力が蓋体3の開度によって徐々に変化する
ようになっている。また、前記蓋体3の内面側には装飾
用の裏蓋9が装着されていて上記のような蓋体裏面の構
造を全て隠して優れた意匠的効果を付与している。な
お、実施例においては前記アームレスト本体1の開口部
2にはオートウインドやオーディオ装置等の操作パネル
10が設けられている。
【0009】
【作用】このように構成されたものにおいては、ヒンジ
ブラケット4に基部が軸支されている蓋体3の先端を引
き上げることによりアームレスト本体1の開口部2を露
出させ、アームレスト本体1内に収納品を収納したり、
内部に装着されている操作パネル10を操作することは
従来のこの種自動車用アームレストと同様であるが、本
考案においては筒状スプリングケース6aを軸支するピ
ン7と蓋体3を軸支するピン5とをヒンジブラケット4
の異なる位置に配置してスプリング6cの蓋体3に対す
る弾発力が回動位置によって徐々に変化するよう構成し
てあるので、前記蓋体3がヒンジブラケット4に回動自
在に枢着されているスプリング装置6のスプリング6c
により常時適度な弾発力を付与された状態となっている
のみならず開閉動作に伴う節度感が極めて優れたものと
なる。すなわち、蓋体3とスプリング装置6との回転中
心をずらせたことにより蓋体3を開閉する間において全
開状態および全閉状態の近辺においては弾力が強くな
り、一方、その回動軌跡の中間部分においては弾力が弱
くなるようスプリング力が調整されるので、蓋体3の開
閉動作における節度感はより優れたものとなる。しか
も、一定値以上の強い力で開いたり閉じたりしない限り
蓋体3が開閉することがなく、特に走行中の振動等によ
って突然蓋体3が開閉することが防止されるので操作パ
ネル10等の操作も的確に行うことが可能となり、また
安全性も著しく向上することとなる。
【0010】また、前記スプリング装置6は筒状スプリ
ングケース6aの内部にスプリング6cをその先方部分
が上端開口より突出した状態に収納するとともに筒状ス
プリングケース6aの内面に沿って摺動する内筒6bを
嵌挿した極めて小さなものでよいので、アームレスト本
体1の外側あるいは内側へ突出することもなくて余分な
設置スペースを必要とせず、また、アームレスト本体1
の収納スペース等を狭めることもなく優れた収納機能等
を発揮する。しかも、蓋体3を開いた状態においては、
図1に示されるように蓋体3の端縁部3aがヒンジブラ
ケット4の脚部4aに係止して所定角度に保持されたう
え、スプリング6cの適度な弾発力が付与された状態と
なっているので走行中の振動等によって蓋体3が突然に
閉まるような不都合もなく極めて使い勝手に優れたもの
である。
【0011】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案は蓋体の開閉動作に優れた節度感を発揮できるととも
に蓋体を所定角度の開放状態に保持することができるう
えにシンプルな構造で設置スペースを大幅に小さくする
ことができ、しかも、開口部が開閉機構などで邪魔され
ることがないので開口部からの収納品の出し入れ等も極
めて容易に行うことができるものである。よって本考案
は従来の問題点を一掃した自動車用アームレストとし
て、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す要部の断面図である。
【図2】本考案の実施例を示す要部の分解斜視図であ
る。
【図3】本考案の実施例を示す全体斜視図である。
【符号の説明】
1 アームレスト本体 2 開口部 3 蓋体 4 ヒンジブラケット 6 スプリング装置 6a 筒状スプリングケース 6b 連結部材 6c スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐々木 篤樹 愛知県名古屋市熱田区青池町3丁目83番 地 (72)考案者 岩本 和義 愛知県豊田市若林西町茶屋間23番地28 (72)考案者 湯川 実 愛知県知多郡武豊町字長峰59番地の6 (72)考案者 色摩 和宏 神奈川県横須賀市二葉2丁目7番8号 (56)参考文献 特開 昭59−192172(JP,A) 実開 平4−18042(JP,U) 実開 昭58−126549(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が開口部(2) に形成されたアームレ
    スト本体(1) の一側上端にヒンジブラケット(4) を介し
    て該開口部(2) を開閉する蓋体(3) を枢着した自動車用
    アームレストにおいて、筒状スプリングケース(6a)とこ
    れに収納されたスプリング(6c)により弾発されて進退動
    する連結部材(6b)とよりなるスプリング装置(6) を該筒
    状スプリングケース(6a)の底端をもって前記ヒンジブラ
    ケット(4) にその回転中心を前記蓋体(3) の回転中心と
    は異ならせて枢着するとともに前記連結部材(6b)の上端
    を前記蓋体(3) の枢着基部側内面に連結して蓋体(3)の
    開度に応じて前記スプリング(6c)による蓋体(3) に対す
    る弾発力が変化するようにしたことを特徴とする自動車
    用アームレスト。
JP6768092U 1992-09-29 1992-09-29 自動車用アームレスト Expired - Fee Related JP2560839Y2 (ja)

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