JP2560675Y2 - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JP2560675Y2
JP2560675Y2 JP10035691U JP10035691U JP2560675Y2 JP 2560675 Y2 JP2560675 Y2 JP 2560675Y2 JP 10035691 U JP10035691 U JP 10035691U JP 10035691 U JP10035691 U JP 10035691U JP 2560675 Y2 JP2560675 Y2 JP 2560675Y2
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chambers
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聡 窪澤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車載の操舵装置やその
他産業機器等に適用される圧力制御弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧力制御弁として、例えば、実開
平3−68685号公報に記載されているようなものが
知られている。この従来の圧力制御弁は、バルブボディ
に形成されたバルブ穴に対して摺動可能に設けられ、こ
の摺動に基づいて第1出力回路または第2出力回路の出
力液圧を選択的に制御可能なバルブスプールと、該バル
ブスプールの両端に形成された小径部と、該各小径部の
外周に形成されたプランジャ室と、該両プランジャ室間
を連通する連通路と、前記バルブスプールの小径部両端
にバルブスプールの摺動を許容すべく形成され、前記各
プランジャ室と連通する第1背室及び第2背室と、前記
バルブスプールを第1出力回路の出力液圧増圧方向に作
動させる第1ソレノイド、及び、バルブスプールを第2
出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる第2ソレノイ
ドと、前記各プランジャ室内においてバルブスプールの
各小径部の外周にその軸方向移動を規制された状態で装
着され、各ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成
るプランジャ部と、前記各プランジャ部をその外周側で
摺動支持する摺動支持部材とを備え、前記各プランジャ
部の内周面とバルブスプールの各小径部外周面との間に
各プランジャ部で画成された両画成室間を連通すること
により、両背室間を連通する所定の環状隙間を形成した
構造となっていた。
【0003】即ち、この従来の圧力制御弁では、バルブ
スプールの両端小径部外周にプランジャ部を一体に形成
することで、バルブスプールの両端にプランジャが設け
られていてロッドを介してバルブスプールを押圧する構
造のものに比べ、圧力制御弁を軸方向にコンパクト化す
ることができるという特徴を有するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の圧力制御弁では、前述のように、バルブスプールの
両端面と各プランジャ部の端面とが全面的に当接する構
造であったため、環状隙間で構成される流路が塞がれ
て、左右両背室相互間における液体の流通ができなくな
り、このため、バルブスプールに不必要なダンパ効果が
出て、制御応答性を低下させるという問題があった。
【0005】本考案は、上述の従来の問題点に着目して
成されたもので、両背室相互間における液体の流通を確
保して、不必要なダンパ効果の発生を阻止することがで
きる圧力制御弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案の圧力制御弁では、バルブボディに形成さ
れたバルブ穴に対して摺動可能に設けられ、この摺動に
基づいて第1出力回路または第2出力回路の出力液圧を
選択的に制御可能なバルブスプールと、該バルブスプー
ルの両端に形成された小径部と、該各小径部の外周に形
成されたプランジャ室と、該両プランジャ室間を連通す
る連通路と、前記バルブスプールの小径部両端にバルブ
スプールの摺動を許容すべく形成され、前記各プランジ
ャ室と連通する第1背室及び第2背室と、前記バルブス
プールを第1出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる
第1ソレノイド、及び、バルブスプールを第2出力回路
の出力液圧増圧方向に作動させる第2ソレノイドと、前
記各プランジャ室内においてバルブスプールの各小径部
の外周にその軸方向移動を規制された状態で装着され、
各ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成るプラン
ジャ部と、前記各プランジャ部をその外周側で摺動支持
する摺動支持部材とを備え、前記各プランジャ部の内周
面とバルブスプールの各小径部外周面との間に各プラン
ジャ部で画成された両画成室間を連通する所定の環状隙
間を形成し、かつ、互いに当接するバルブスプールの両
端面と各プランジャ部の端面のいずれかの端面に、各環
状隙間と各プランジャ室を介して連通路と連通する切欠
溝を形成した手段とした。
【0007】
【作用】例えば、一方のソレノイドに通電すると吸引力
が発生し、この吸引力により、両プランジャ部及びバル
ブスプールを摺動させ、このバルブスプールの摺動によ
り、一方の出力回路の出力液圧が上昇されることにな
る。
【0008】そして、バルブスプールの摺動により、一
方の背室側ではその容積が減少し、他方の背室側ではそ
の容積が増加するため、その差圧により、容積が減少す
る背室側の液体が、両環状隙間と両切欠溝及び連通路を
経由して容積が増加する背室側に流入する。このよう
に、両背室間における液体の流通を確保することができ
るため、不必要なダンパ効果の発生を阻止することがで
きる。
【0009】また、ソレノイドの吸引力を入力するプラ
ンジャ部がバルブスプールの両端部外周にその軸方向移
動を規制された状態で装着されているために、両者をオ
ーバラップさせて設けたのと同様の構成となり、両者を
別体にしたものに比べ圧力制御弁の軸方向寸法を短くす
ることができ、コンパクト化を図ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面により詳述す
る。まず、実施例の構成について説明する。図1は、本
考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であって、この圧
力制御弁は、第1出力回路S1及び第2出力回路S2の
出力液圧P1 ,P2 を制御するものである。このよう
な、2つの出力回路S1,S2の出力液圧P1 ,P2
液圧制御は、例えば、後輪の舵角制御装置の作動に用い
られ、このような舵角制御装置では、例えば、第1出力
回路S1の出力液圧上昇により後輪が右に転舵され、逆
に第2出力回路S2の出力液圧上昇により後輪が左に転
舵されるというような作動が成されるものであって、通
常この制御は前輪の操舵に応答して成されるもので、精
度の高い制御が望まれる。
【0011】図において、1はバルブボディであって、
このバルブボディ1には、バルブ穴11が穿設されてい
る。そして、このバルブ穴11には、第1出力ポート1
1a及び第2出力ポート11bが形成され、両ポート1
1a,11b間位置には液圧供給回路2が接続され、ま
た、両ポート11a,11bの外側位置にはドレーン回
路3が接続されている。
【0012】尚、前記第1出力ポート11aは第1出力
回路S1に接続され、一方、第2出力ポート11bは第
2出力回路S2に接続されている。また、前記液圧供給
回路2にはポンプPからの液圧が供給されるようになっ
ている。また、前記ドレーン回路3は、リザーバタンク
Tに接続されていて、大気圧となっている。
【0013】前記バルブ穴11にはバルブスプール4が
摺動可能に内蔵されている。そして、このバルブスプー
ル4には、前記第1出力ポート11aにアンダラップ状
態で設けられてバルブ穴11との間に絞りq,rを形成
する第1ランド4aと、第2出力ポート11bにアンダ
ラップ状態で設けられてバルブ穴11との間に絞りs,
tを形成する第2ランド4bと、両端部の端部ランド4
c,4dと該端部ランド4c,4dよりさらに外方に延
設された小径部4g,4hとが形成され、各絞りq,
r,s,tの開度を調整して前記液圧供給回路2から導
かれた液圧の両出力回路S1,S2への供給量及びドレ
ーン回路3へのドレーン量を制御するようになってい
る。
【0014】即ち、このバルブスプール4は、図中左方
向に摺動すると、第1出力ポート11aではドレーン側
の絞りqが狭まると共に液圧供給側の絞りrが広がって
第1出力回路S1への出力液圧P1 が上昇し、一方、バ
ルブスプール4が、逆に図中右方向に摺動した場合に
は、絞りsが狭まると共に絞りtが広がって第2出力回
路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0015】前記バルブスプール4の摺動は、第1,第
2ソレノイド5a,5bにより成される。即ち、バルブ
穴11の両端位置のバルブボディ1には、それぞれ、第
1ソレノイド5a及び第2ソレノイド5bが設けられて
いて、両ソレノイド5a,5bに通電すると、その発生
吸引力により、直接バルブスプール4を押圧するもの
で、第1ソレノイド5aへ通電すると、バルブスプール
4は図中左に摺動して第1出力回路S1の出力液圧P1
が上昇し、逆に、第2ソレノイド5bに通電すると第2
出力回路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0016】前記第1・第2ソレノイド5a,5bは、
ソレノイドボディ部B1 ,B2 と、コイル部K1 ,K2
と、プランジャ部54a,54bとを備えている。
【0017】前記ソレノイドボディ部B1 ,B2 は、バ
ルブボディ1の端面にボルトで固定されたベース51
a,51bと、このベース51a,51bに嵌合固定さ
れた中間シリンダ56a,56bと、この中間シリンダ
56a,56bに嵌合された後部シリンダ58a,58
bとで構成されている。
【0018】前記コイル部K1 ,K2 は、コイル53
a,53bと、このコイル53a,53bが巻かれた非
磁性体よりなる断面L型のホビン55a,55bと、こ
のホビン55a,55bの外周をカバーする断面逆L型
のコイルケーシング52a,52bとで構成されてい
る。そして、このコイル部K1 ,K2 は、前記ソレノイ
ドボディ部B1 ,B2 の外周に着脱自在に装着され、後
部シリンダ58a,58bの端部外周に螺合された締結
ナット59a,59bで交換可能に取り付けられてい
る。
【0019】また、前記ベース51a,51bの中心部
には、バルブ穴11よりは僅かに大径のプランジャ室を
構成する貫通穴57a,57bが形成され、この貫通穴
57a,57b内には、該貫通穴57a,57bの内周
面に装着された摺動支持部材としてのブッシュ72a,
72bによりその外周側を支持された円筒状のプランジ
ャ部54a,54bが軸方向摺動自在に設けられてい
る。そして、このプランジャ部54a,54bは磁性体
で形成されるのに対し、バルブスプール4は非磁性体で
形成されている。
【0020】また、前記バルブスプール4の小径部4
g,4hは、プランジャ部54a,54bの中心穴及び
後部シリンダ58a,58bの中心部に穿設された貫通
穴71a,71b内にそれぞれ環状隙間4j,4k及び
4m,4nを形成して挿通されている。
【0021】そして、前記プランジャ部54a,54b
は、小径部4g,4hの外周に装着されたストッパ部材
6a,6bと、端部ランド4c,4dとの間に挟持され
ることにより、その軸方向移動が規制されている。ま
た、図2及び図3にもその詳細を示すように、この各プ
ランジャ部54a,54bの内側端面が当接する各端部
ランド4c,4dの外側端面には、複数の半径方向切欠
溝4p,4rが形成されている。
【0022】また、この貫通穴71a,71bの端面に
は大径穴73a,73bが形成され、この大径穴73
a,73bには、センタリングスプリング4e,4fの
セット力を調整するための調整部材8a,8bが螺合さ
れていて、前記大径穴73a,73bとこの調整部材8
a,8bとで大径の第1・第2背室1a,1bが形成さ
れており、この調整部材8a,8bの突出部にはロック
ナット74a,74bが螺合されている。
【0023】そして、前記第1・第2背室1a,1bと
各貫通穴57a,57bとの間が環状隙間4m,4nで
連通されると共に、各プランジャ部54a,54bで左
右方向に画成されたプランジャ室の両画成室間が、両環
状隙間4j,4k及び半径方向切欠溝4p,4rで連通
され、さらに、内側の両画成室相互間が絞り7a,7b
を介して連通路11cで連通されていて、両背室1a,
1b相互間で液体の流通が可能となっている。
【0024】また、前記バルブスプール4は、その両端
面と両調整部材8a,8bとの間に介装されたセンタリ
ングスプリング4e,4fによって弾性支持されてい
て、両出力液圧P1 ,P2 が同じ液圧となる中立位置に
配置されるよう摺動付勢されている。
【0025】このセンタリングスプリング4e,4fと
バルブスプール4との間にはリテーナ41a,41bが
介在されている。このリテーナ41a,41bは、バル
ブスプール4が中立位置となると、バルブボディ1に当
接されるるようになっていて、バルブスプール4の中立
位置や、センタリングスプリング4e,4fから離れる
方向へ摺動した状態では、弾発力がバルブスプール4へ
伝達されないようになっている。
【0026】前記バルブスプール4の両端軸心部には、
第1ピストン摺動孔63a及び第2ピストン摺動孔63
bが形成されていて、さらにこのピストン摺動孔63
a,63bには、円柱形状の第1パイロットピストン6
4a及び第2パイロットピストン64bが摺動自在に挿
入されている。
【0027】この両ピストン摺動孔63a,63bは、
バルブスプール4に形成された第1フィードバック液圧
導入孔61a及び第2フィードバック液圧導入孔61b
により、それぞれ、第1出力ポート11aと第2出力ポ
ート11bとに連通され、両パイロットピストン64
a,64bは、一端面側がフィードバック液圧を受圧す
る受圧面65a,65bとなっていて、このフィードバ
ック液圧による反力でバルブスプール4が押し戻される
ようになっている。そして、このフィードバック液圧の
反力(フィードバック力)とソレノイド5a,5bによ
る押圧力が釣り合う位置にスプール4が配置されたとこ
ろで、出力回路S1,S2の出力液圧P1,P2 がソレ
ノイド5a,5bへ通電する電流値に比例した液圧に制
御される。尚、図中81a,81bはシールリングを示
している。
【0028】次に、実施例の作用を説明する。尚、実施
例を説明するにあたり、両出力回路S1,S2の液圧を
フィードバック制御するための作用については、前述の
従来技術で提示した公報にも記載されている周知の内容
であるので説明を省略し、本実施例特有の作用について
説明する。
【0029】例えば、第1ソレノイド5aに通電すると
吸引力が発生し、この吸引力がセンタリングスプリング
4eのセット荷重より大きくなった時点で、この吸引力
により、両プランジャ部54a,54b及びバルブスプ
ール4を図中左方向に摺動させる。このバルブスプール
4の摺動により、絞りrが広がり、第1出力ポート11
a及び第1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇されるこ
とになる。
【0030】そして、バルブスプール4の左方向への摺
動により、第1背室1a側ではその容積が減少し、第2
背室1b側ではその容積が増加するため、その差圧によ
り、第1背室1a側の液体が、環状隙間4m,環状隙間
4j,半径方向切欠溝4p,絞り7a,連通路11c,
絞り7b,半径方向切欠溝4r,環状隙間4k,環状隙
間4nを経由して第2背室1b側に流入する。
【0031】また、各プランジャ室内をプランジャ部5
4a,54bが摺動する際には、該プランジャ部54
a,54bの中心穴とバルブスプール4の小径部4g,
4hとの間に形成された環状隙間4j,4k及び半径方
向切欠溝4p,4rを経由し、プランジャ部54a,5
4bで左右に画成されたプランジャ室の両画成室相互間
においても液体が相互に流通し、これにより、プランジ
ャ部54a,54bの摺動に基づく両画成室間の容積変
化分を相互に補うことができる。
【0032】第2ソレノイド5bに通電した場合には、
上記第1ソレノイド5a駆動時と逆に、バルブスプール
4を図中右方向へ摺動させて第2出力回路S2の出力液
圧P2 が上昇されるもので、その作動は、上記の場合と
対称的であるので説明を省略する。
【0033】以上説明したように、本実施例では、各プ
ランジャ部54a,54bの内側端面が当接する各端部
ランド4c,4dの外側端面に複数の半径方向切欠溝4
p,4rを形成したために、両背室1a,1b間におけ
る液体の流通を確保することができ、これにより、不必
要なダンパ効果の発生を阻止することができるという特
徴を有している。
【0034】また、本実施例では、半径方向切欠溝4
p,4rの断面積を変えることによって、容易にダンパ
効果の調整を行なうことができるようになるという特徴
を有している。
【0035】また、ソレノイド5a,5bの吸引力を入
力するプランジャ部54a,54bをバルブスプール4
の両端部外周にその軸方向移動を規制された状態で装着
したために、両者をオーバラップさせて設けたのと同様
の構成となり、両者を別体にしたものに比べ圧力制御弁
の軸方向寸法を短くすることができ、コンパクト化を図
ることができるという特徴を有している。
【0036】以上、本考案の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本考案に含まれる。
【0037】例えば、実施例では、バルブスプール側に
切欠溝を形成した場合を示したが、プランジャ側に形成
するようにしてもよい。また、実施例では、切欠溝を半
径方向に形成した場合を示したが、その形状は任意であ
って、例えば、図4及び図5に示すように、2面幅状に
形成することもできる。
【0038】
【考案の効果】以上説明してきたように、本考案の圧力
制御弁にあっては、バルブスプールの端部にプランジャ
を一体に装着したため、バルブスプールとプランジャと
の間にロッドを介するものに比べ、圧力制御弁を軸方向
にコンパクト化することができると共に、各プランジャ
部の内周面とバルブスプールの各小径部外周面との間に
各プランジャ部で画成された両画成室間を連通する所定
の環状隙間を形成し、かつ、互いに当接するバルブスプ
ールの両端面と各プランジャ部の端面のいずれかの端面
に、各環状隙間と各プランジャ室を介して連通路と連通
する切欠溝を形成したことで、両背室間における液体の
流通を確保することができるようになり、これにより、
不必要なダンパ効果の発生を阻止することができるとい
う効果が得られる。
【0039】また、切欠溝の断面積を変えることによっ
て、容易にダンパ効果の調整を行なうことができるよう
になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であ
る。
【図2】実施例圧力制御弁における端部ランド部分の拡
大図である。
【図3】図2のA矢視方向図である。
【図4】他の実施例を示す端部ランド部分の拡大図であ
る。
【図5】図4のB矢視方向図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 1a 第1背室 1b 第2背室 4 バルブスプール 4g 小径部 4h 小径部 4j 環状隙間 4k 環状隙間 4p 半径方向切欠溝 4r 半径方向切欠溝 5a 第1ソレノイド 5b 第2ソレノイド 11 バルブ穴 11c 連通路 54a プランジャ部 54b プランジャ部 57a 貫通穴(プランジャ室) 57b 貫通穴(プランジャ室) 72a ブッシュ(摺動支持部材) 72b ブッシュ(摺動支持部材) P1 第1出力液圧 P2 第2出力液圧 S1 第1出力回路 S2 第2出力回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディに形成されたバルブ穴に対
    して摺動可能に設けられ、この摺動に基づいて第1出力
    回路または第2出力回路の出力液圧を選択的に制御可能
    なバルブスプールと、 該バルブスプールの両端に形成された小径部と、 該各小径部の外周に形成されたプランジャ室と、 該両プランジャ室間を連通する連通路と、 前記バルブスプールの小径部両端にバルブスプールの摺
    動を許容すべく形成され、前記各プランジャ室と連通す
    る第1背室及び第2背室と、 前記バルブスプールを第1出力回路の出力液圧増圧方向
    に作動させる第1ソレノイド、及び、バルブスプールを
    第2出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる第2ソレ
    ノイドと、 前記各プランジャ室内においてバルブスプールの各小径
    部の外周にその軸方向移動を規制された状態で装着さ
    れ、各ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成るプ
    ランジャ部と、 前記各プランジャ部をその外周側で摺動支持する摺動支
    持部材とを備え、 前記各プランジャ部の内周面とバルブスプールの各小径
    部外周面との間に各プランジャ部で画成された両画成室
    間を連通する所定の環状隙間を形成し、かつ、互いに当
    接するバルブスプールの両端面と各プランジャ部の端面
    のいずれかの端面に、各環状隙間と各プランジャ室を介
    して連通路と連通する切欠溝を形成したことを特徴とす
    る圧力制御弁。
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