JPH0550267U - 圧力制御弁 - Google Patents

圧力制御弁

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JPH0550267U
JPH0550267U JP10035691U JP10035691U JPH0550267U JP H0550267 U JPH0550267 U JP H0550267U JP 10035691 U JP10035691 U JP 10035691U JP 10035691 U JP10035691 U JP 10035691U JP H0550267 U JPH0550267 U JP H0550267U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 両背室相互間における液体の流通を確保し
て、不必要なダンパ効果の発生を阻止することができる
圧力制御弁の提供。 【構成】 各プランジャ部54a,54bの内周面とバ
ルブスプール4の両端に形成された各小径部4g,4h
外周面との間に各プランジャ部54a,54bで画成さ
れた貫通穴(プランジャ室)57a,57bの両画成室
間を連通する所定の環状隙間4j,4kを形成し、か
つ、互いに当接するバルブスプール4の端部ランド4
c,4dの外側端面と各プランジャ部54a,54bの
端面のいずれかの端面に、各環状隙間4j,4kと各貫
通穴(プランジャ室)57a,57bを介して連通路1
1cと連通する切欠溝4p,4rを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車載の操舵装置やその他産業機器等に適用される圧力制御弁に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧力制御弁として、例えば、実開平3−68685号公報に記載されて いるようなものが知られている。 この従来の圧力制御弁は、バルブボディに形成されたバルブ穴に対して摺動可 能に設けられ、この摺動に基づいて第1出力回路または第2出力回路の出力液圧 を選択的に制御可能なバルブスプールと、該バルブスプールの両端に形成された 小径部と、該各小径部の外周に形成されたプランジャ室と、該両プランジャ室間 を連通する連通路と、前記バルブスプールの小径部両端にバルブスプールの摺動 を許容すべく形成され、前記各プランジャ室と連通する第1背室及び第2背室と 、前記バルブスプールを第1出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる第1ソレ ノイド、及び、バルブスプールを第2出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる 第2ソレノイドと、前記各プランジャ室内においてバルブスプールの各小径部の 外周にその軸方向移動を規制された状態で装着され、各ソレノイドの吸引力が作 用する磁性体より成るプランジャ部と、前記各プランジャ部をその外周側で摺動 支持する摺動支持部材とを備え、前記各プランジャ部の内周面とバルブスプール の各小径部外周面との間に各プランジャ部で画成された両画成室間を連通するこ とにより、両背室間を連通する所定の環状隙間を形成した構造となっていた。
【0003】 即ち、この従来の圧力制御弁では、バルブスプールの両端小径部外周にプラン ジャ部を一体に形成することで、バルブスプールの両端にプランジャが設けられ ていてロッドを介してバルブスプールを押圧する構造のものに比べ、圧力制御弁 を軸方向にコンパクト化することができるという特徴を有するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来の圧力制御弁では、前述のように、バルブスプールの 両端面と各プランジャ部の端面とが全面的に当接する構造であったため、環状隙 間で構成される流路が塞がれて、左右両背室相互間における液体の流通ができな くなり、このため、バルブスプールに不必要なダンパ効果が出て、制御応答性を 低下させるという問題があった。
【0005】 本考案は、上述の従来の問題点に着目して成されたもので、両背室相互間にお ける液体の流通を確保して、不必要なダンパ効果の発生を阻止することができる 圧力制御弁を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案の圧力制御弁では、バルブボディに形成 されたバルブ穴に対して摺動可能に設けられ、この摺動に基づいて第1出力回路 または第2出力回路の出力液圧を選択的に制御可能なバルブスプールと、該バル ブスプールの両端に形成された小径部と、該各小径部の外周に形成されたプラン ジャ室と、該両プランジャ室間を連通する連通路と、前記バルブスプールの小径 部両端にバルブスプールの摺動を許容すべく形成され、前記各プランジャ室と連 通する第1背室及び第2背室と、前記バルブスプールを第1出力回路の出力液圧 増圧方向に作動させる第1ソレノイド、及び、バルブスプールを第2出力回路の 出力液圧増圧方向に作動させる第2ソレノイドと、前記各プランジャ室内におい てバルブスプールの各小径部の外周にその軸方向移動を規制された状態で装着さ れ、各ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成るプランジャ部と、前記各プ ランジャ部をその外周側で摺動支持する摺動支持部材とを備え、前記各プランジ ャ部の内周面とバルブスプールの各小径部外周面との間に各プランジャ部で画成 された両画成室間を連通する所定の環状隙間を形成し、かつ、互いに当接するバ ルブスプールの両端面と各プランジャ部の端面のいずれかの端面に、各環状隙間 と各プランジャ室を介して連通路と連通する切欠溝を形成した手段とした。
【0007】
【作用】
例えば、一方のソレノイドに通電すると吸引力が発生し、この吸引力により、 両プランジャ部及びバルブスプールを摺動させ、このバルブスプールの摺動によ り、一方の出力回路の出力液圧が上昇されることになる。
【0008】 そして、バルブスプールの摺動により、一方の背室側ではその容積が減少し、 他方の背室側ではその容積が増加するため、その差圧により、容積が減少する背 室側の液体が、両環状隙間と両切欠溝及び連通路を経由して容積が増加する背室 側に流入する。 このように、両背室間における液体の流通を確保することができるため、不必 要なダンパ効果の発生を阻止することができる。
【0009】 また、ソレノイドの吸引力を入力するプランジャ部がバルブスプールの両端部 外周にその軸方向移動を規制された状態で装着されているために、両者をオーバ ラップさせて設けたのと同様の構成となり、両者を別体にしたものに比べ圧力制 御弁の軸方向寸法を短くすることができ、コンパクト化を図ることができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面により詳述する。 まず、実施例の構成について説明する。 図1は、本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であって、この圧力制御弁は 、第1出力回路S1及び第2出力回路S2の出力液圧P1 ,P2 を制御するもの である。このような、2つの出力回路S1,S2の出力液圧P1 ,P2 の液圧制 御は、例えば、後輪の舵角制御装置の作動に用いられ、このような舵角制御装置 では、例えば、第1出力回路S1の出力液圧上昇により後輪が右に転舵され、逆 に第2出力回路S2の出力液圧上昇により後輪が左に転舵されるというような作 動が成されるものであって、通常この制御は前輪の操舵に応答して成されるもの で、精度の高い制御が望まれる。
【0011】 図において、1はバルブボディであって、このバルブボディ1には、バルブ穴 11が穿設されている。そして、このバルブ穴11には、第1出力ポート11a 及び第2出力ポート11bが形成され、両ポート11a,11b間位置には液圧 供給回路2が接続され、また、両ポート11a,11bの外側位置にはドレーン 回路3が接続されている。
【0012】 尚、前記第1出力ポート11aは第1出力回路S1に接続され、一方、第2出 力ポート11bは第2出力回路S2に接続されている。また、前記液圧供給回路 2にはポンプPからの液圧が供給されるようになっている。また、前記ドレーン 回路3は、リザーバタンクTに接続されていて、大気圧となっている。
【0013】 前記バルブ穴11にはバルブスプール4が摺動可能に内蔵されている。そして 、このバルブスプール4には、前記第1出力ポート11aにアンダラップ状態で 設けられてバルブ穴11との間に絞りq,rを形成する第1ランド4aと、第2 出力ポート11bにアンダラップ状態で設けられてバルブ穴11との間に絞りs ,tを形成する第2ランド4bと、両端部の端部ランド4c,4dと該端部ラン ド4c,4dよりさらに外方に延設された小径部4g,4hとが形成され、各絞 りq,r,s,tの開度を調整して前記液圧供給回路2から導かれた液圧の両出 力回路S1,S2への供給量及びドレーン回路3へのドレーン量を制御するよう になっている。
【0014】 即ち、このバルブスプール4は、図中左方向に摺動すると、第1出力ポート1 1aではドレーン側の絞りqが狭まると共に液圧供給側の絞りrが広がって第1 出力回路S1への出力液圧P1 が上昇し、一方、バルブスプール4が、逆に図中 右方向に摺動した場合には、絞りsが狭まると共に絞りtが広がって第2出力回 路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0015】 前記バルブスプール4の摺動は、第1,第2ソレノイド5a,5bにより成さ れる。即ち、バルブ穴11の両端位置のバルブボディ1には、それぞれ、第1ソ レノイド5a及び第2ソレノイド5bが設けられていて、両ソレノイド5a,5 bに通電すると、その発生吸引力により、直接バルブスプール4を押圧するもの で、第1ソレノイド5aへ通電すると、バルブスプール4は図中左に摺動して第 1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇し、逆に、第2ソレノイド5bに通電する と第2出力回路S2の出力液圧P2 が上昇する。
【0016】 前記第1・第2ソレノイド5a,5bは、ソレノイドボディ部B1 ,B2 と、 コイル部K1 ,K2 と、プランジャ部54a,54bとを備えている。
【0017】 前記ソレノイドボディ部B1 ,B2 は、バルブボディ1の端面にボルトで固定 されたベース51a,51bと、このベース51a,51bに嵌合固定された中 間シリンダ56a,56bと、この中間シリンダ56a,56bに嵌合された後 部シリンダ58a,58bとで構成されている。
【0018】 前記コイル部K1 ,K2 は、コイル53a,53bと、このコイル53a,5 3bが巻かれた非磁性体よりなる断面L型のホビン55a,55bと、このホビ ン55a,55bの外周をカバーする断面逆L型のコイルケーシング52a,5 2bとで構成されている。そして、このコイル部K1 ,K2 は、前記ソレノイド ボディ部B1 ,B2 の外周に着脱自在に装着され、後部シリンダ58a,58b の端部外周に螺合された締結ナット59a,59bで交換可能に取り付けられて いる。
【0019】 また、前記ベース51a,51bの中心部には、バルブ穴11よりは僅かに大 径のプランジャ室を構成する貫通穴57a,57bが形成され、この貫通穴57 a,57b内には、該貫通穴57a,57bの内周面に装着された摺動支持部材 としてのブッシュ72a,72bによりその外周側を支持された円筒状のプラン ジャ部54a,54bが軸方向摺動自在に設けられている。そして、このプラン ジャ部54a,54bは磁性体で形成されるのに対し、バルブスプール4は非磁 性体で形成されている。
【0020】 また、前記バルブスプール4の小径部4g,4hは、プランジャ部54a,5 4bの中心穴及び後部シリンダ58a,58bの中心部に穿設された貫通穴71 a,71b内にそれぞれ環状隙間4j,4k及び4m,4nを形成して挿通され ている。
【0021】 そして、前記プランジャ部54a,54bは、小径部4g,4hの外周に装着 されたストッパ部材6a,6bと、端部ランド4c,4dとの間に挟持されるこ とにより、その軸方向移動が規制されている。また、図2及び図3にもその詳細 を示すように、この各プランジャ部54a,54bの内側端面が当接する各端部 ランド4c,4dの外側端面には、複数の半径方向切欠溝4p,4rが形成され ている。
【0022】 また、この貫通穴71a,71bの端面には大径穴73a,73bが形成され 、この大径穴73a,73bには、センタリングスプリング4e,4fのセット 力を調整するための調整部材8a,8bが螺合されていて、前記大径穴73a, 73bとこの調整部材8a,8bとで大径の第1・第2背室1a,1bが形成さ れており、この調整部材8a,8bの突出部にはロックナット74a,74bが 螺合されている。
【0023】 そして、前記第1・第2背室1a,1bと各貫通穴57a,57bとの間が環 状隙間4m,4nで連通されると共に、各プランジャ部54a,54bで左右方 向に画成されたプランジャ室の両画成室間が、両環状隙間4j,4k及び半径方 向切欠溝4p,4rで連通され、さらに、内側の両画成室相互間が絞り7a,7 bを介して連通路11cで連通されていて、両背室1a,1b相互間で液体の流 通が可能となっている。
【0024】 また、前記バルブスプール4は、その両端面と両調整部材8a,8bとの間に 介装されたセンタリングスプリング4e,4fによって弾性支持されていて、両 出力液圧P1 ,P2 が同じ液圧となる中立位置に配置されるよう摺動付勢されて いる。
【0025】 このセンタリングスプリング4e,4fとバルブスプール4との間にはリテー ナ41a,41bが介在されている。このリテーナ41a,41bは、バルブス プール4が中立位置となると、バルブボディ1に当接されるるようになっていて 、バルブスプール4の中立位置や、センタリングスプリング4e,4fから離れ る方向へ摺動した状態では、弾発力がバルブスプール4へ伝達されないようにな っている。
【0026】 前記バルブスプール4の両端軸心部には、第1ピストン摺動孔63a及び第2 ピストン摺動孔63bが形成されていて、さらにこのピストン摺動孔63a,6 3bには、円柱形状の第1パイロットピストン64a及び第2パイロットピスト ン64bが摺動自在に挿入されている。
【0027】 この両ピストン摺動孔63a,63bは、バルブスプール4に形成された第1 フィードバック液圧導入孔61a及び第2フィードバック液圧導入孔61bによ り、それぞれ、第1出力ポート11aと第2出力ポート11bとに連通され、両 パイロットピストン64a,64bは、一端面側がフィードバック液圧を受圧す る受圧面65a,65bとなっていて、このフィードバック液圧による反力でバ ルブスプール4が押し戻されるようになっている。そして、このフィードバック 液圧の反力(フィードバック力)とソレノイド5a,5bによる押圧力が釣り合 う位置にスプール4が配置されたところで、出力回路S1,S2の出力液圧P1 ,P2 がソレノイド5a,5bへ通電する電流値に比例した液圧に制御される。 尚、図中81a,81bはシールリングを示している。
【0028】 次に、実施例の作用を説明する。尚、実施例を説明するにあたり、両出力回路 S1,S2の液圧をフィードバック制御するための作用については、前述の従来 技術で提示した公報にも記載されている周知の内容であるので説明を省略し、本 実施例特有の作用について説明する。
【0029】 例えば、第1ソレノイド5aに通電すると吸引力が発生し、この吸引力がセン タリングスプリング4eのセット荷重より大きくなった時点で、この吸引力によ り、両プランジャ部54a,54b及びバルブスプール4を図中左方向に摺動さ せる。このバルブスプール4の摺動により、絞りrが広がり、第1出力ポート1 1a及び第1出力回路S1の出力液圧P1 が上昇されることになる。
【0030】 そして、バルブスプール4の左方向への摺動により、第1背室1a側ではその 容積が減少し、第2背室1b側ではその容積が増加するため、その差圧により、 第1背室1a側の液体が、環状隙間4m,環状隙間4j,半径方向切欠溝4p, 絞り7a,連通路11c,絞り7b,半径方向切欠溝4r,環状隙間4k,環状 隙間4nを経由して第2背室1b側に流入する。
【0031】 また、各プランジャ室内をプランジャ部54a,54bが摺動する際には、該 プランジャ部54a,54bの中心穴とバルブスプール4の小径部4g,4hと の間に形成された環状隙間4j,4k及び半径方向切欠溝4p,4rを経由し、 プランジャ部54a,54bで左右に画成されたプランジャ室の両画成室相互間 においても液体が相互に流通し、これにより、プランジャ部54a,54bの摺 動に基づく両画成室間の容積変化分を相互に補うことができる。
【0032】 第2ソレノイド5bに通電した場合には、上記第1ソレノイド5a駆動時と逆 に、バルブスプール4を図中右方向へ摺動させて第2出力回路S2の出力液圧P2 が上昇されるもので、その作動は、上記の場合と対称的であるので説明を省略 する。
【0033】 以上説明したように、本実施例では、各プランジャ部54a,54bの内側端 面が当接する各端部ランド4c,4dの外側端面に複数の半径方向切欠溝4p, 4rを形成したために、両背室1a,1b間における液体の流通を確保すること ができ、これにより、不必要なダンパ効果の発生を阻止することができるという 特徴を有している。
【0034】 また、本実施例では、半径方向切欠溝4p,4rの断面積を変えることによっ て、容易にダンパ効果の調整を行なうことができるようになるという特徴を有し ている。
【0035】 また、ソレノイド5a,5bの吸引力を入力するプランジャ部54a,54b をバルブスプール4の両端部外周にその軸方向移動を規制された状態で装着した ために、両者をオーバラップさせて設けたのと同様の構成となり、両者を別体に したものに比べ圧力制御弁の軸方向寸法を短くすることができ、コンパクト化を 図ることができるという特徴を有している。
【0036】 以上、本考案の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施 例に限られるものではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があって も本考案に含まれる。
【0037】 例えば、実施例では、バルブスプール側に切欠溝を形成した場合を示したが、 プランジャ側に形成するようにしてもよい。 また、実施例では、切欠溝を半径方向に形成した場合を示したが、その形状は 任意であって、例えば、図4及び図5に示すように、2面幅状に形成することも できる。
【0038】
【考案の効果】
以上説明してきたように、本考案の圧力制御弁にあっては、バルブスプールの 端部にプランジャを一体に装着したため、バルブスプールとプランジャとの間に ロッドを介するものに比べ、圧力制御弁を軸方向にコンパクト化することができ ると共に、各プランジャ部の内周面とバルブスプールの各小径部外周面との間に 各プランジャ部で画成された両画成室間を連通する所定の環状隙間を形成し、か つ、互いに当接するバルブスプールの両端面と各プランジャ部の端面のいずれか の端面に、各環状隙間と各プランジャ室を介して連通路と連通する切欠溝を形成 したことで、両背室間における液体の流通を確保することができるようになり、 これにより、不必要なダンパ効果の発生を阻止することができるという効果が得 られる。
【0039】 また、切欠溝の断面積を変えることによって、容易にダンパ効果の調整を行な うことができるようになるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の圧力制御弁を示す断面図であ
る。
【図2】実施例圧力制御弁における端部ランド部分の拡
大図である。
【図3】図2のA矢視方向図である。
【図4】他の実施例を示す端部ランド部分の拡大図であ
る。
【図5】図4のB矢視方向図である。
【符号の説明】
1 バルブボディ 1a 第1背室 1b 第2背室 4 バルブスプール 4g 小径部 4h 小径部 4j 環状隙間 4k 環状隙間 4p 半径方向切欠溝 4r 半径方向切欠溝 5a 第1ソレノイド 5b 第2ソレノイド 11 バルブ穴 11c 連通路 54a プランジャ部 54b プランジャ部 57a 貫通穴(プランジャ室) 57b 貫通穴(プランジャ室) 72a ブッシュ(摺動支持部材) 72b ブッシュ(摺動支持部材) P1 第1出力液圧 P2 第2出力液圧 S1 第1出力回路 S2 第2出力回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バルブボディに形成されたバルブ穴に対
    して摺動可能に設けられ、この摺動に基づいて第1出力
    回路または第2出力回路の出力液圧を選択的に制御可能
    なバルブスプールと、 該バルブスプールの両端に形成された小径部と、 該各小径部の外周に形成されたプランジャ室と、 該両プランジャ室間を連通する連通路と、 前記バルブスプールの小径部両端にバルブスプールの摺
    動を許容すべく形成され、前記各プランジャ室と連通す
    る第1背室及び第2背室と、 前記バルブスプールを第1出力回路の出力液圧増圧方向
    に作動させる第1ソレノイド、及び、バルブスプールを
    第2出力回路の出力液圧増圧方向に作動させる第2ソレ
    ノイドと、 前記各プランジャ室内においてバルブスプールの各小径
    部の外周にその軸方向移動を規制された状態で装着さ
    れ、各ソレノイドの吸引力が作用する磁性体より成るプ
    ランジャ部と、 前記各プランジャ部をその外周側で摺動支持する摺動支
    持部材とを備え、 前記各プランジャ部の内周面とバルブスプールの各小径
    部外周面との間に各プランジャ部で画成された両画成室
    間を連通する所定の環状隙間を形成し、かつ、互いに当
    接するバルブスプールの両端面と各プランジャ部の端面
    のいずれかの端面に、各環状隙間と各プランジャ室を介
    して連通路と連通する切欠溝を形成したことを特徴とす
    る圧力制御弁。
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