JP2560493B2 - 畑作業機 - Google Patents

畑作業機

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JP2560493B2
JP2560493B2 JP1262618A JP26261889A JP2560493B2 JP 2560493 B2 JP2560493 B2 JP 2560493B2 JP 1262618 A JP1262618 A JP 1262618A JP 26261889 A JP26261889 A JP 26261889A JP 2560493 B2 JP2560493 B2 JP 2560493B2
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wheels
drive wheels
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idle
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伸 渡部
環 久保
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、畑で作業する苗植機等の畑作業機に関す
るものである。
〔従来技術とその課題〕
畑の表面は、耕されて軟らかく滑り易い。特に、山間
部における傾斜地の畑では、滑り易く車輪がスリップを
して作業機を定速で推進させるのに苦慮している。そこ
で、スパイク車輪を用いることが考えられるが、車輪転
動時にスパイクにより車体が上下に激しく動き、苗植機
等の苗の植付深さに精度を要するようなものには用いら
れない。また、ゴムの低圧タイヤが開発され、接地面を
広く取ってスリップを防止する工夫もなされているが、
山間部における傾斜地の畑では充分ではない。
〔課題を解決するための手段〕
この発明は、前記の従来技術の課題を解決するため
に、機体の左右に一対の駆動車輪13・13を備え、該左右
駆動車輪4・4より左右方向内側に左右駆動車輪4・4
がまたぐ畝の上面に対して作業を施す作業装置26を配設
した畑作業機において、伝動機構を内装したチェンケー
ス2・2を走行車体1の左右に回動可能に且つ該回動軸
心位置から後方に延びるよう設け、該チェンケース2・
2の後端部側の左右外側部から突出させた車軸に前記駆
動車輪4・4を取り付け、前記チェンケース2・2の回
動軸心位置に対して前後方向にずれた位置で回動可能に
且つ該回動軸心位置から後方に延びるよう支持腕10・10
を設け、該支持腕10・10の後端部側の左右外側部から突
出させた軸に遊動車輪13・13を取り付け、前記チェンケ
ース2・2の回動軸心部から一体にアーム18・18を設け
るとともに、前記支持腕10・10の回動軸心部から一体に
アーム20・20を設け、前記チェンケース2・2のアーム
18・18と、前記支持腕10・10のアーム20・20と、両アー
ム18・18,20・20を連結する部材とで方形リンク機構を
構成し、該方形リンク機構は、チェンケース2・2と支
持腕10・10とが同方向に回動駆動されるよう油圧シリン
ダ15に連結して、該油圧シリンダ15の伸縮作動により、
前記駆動車輪4・4と前記遊動車輪13・13とが共に上下
動する構成とし、前記駆動車輪4・4と前記遊動車輪13
・13との左右方向外側に位置して駆動車輪4・4の車軸
の回動動力を遊動車輪13・13の車軸に伝動する伝動装置
25・25を設けたことを特徴とする畑作業機としたもので
ある。
〔作用〕
この発明の畑作業機は、前後の駆動車輪と遊動車輪と
を畝間の谷部に位置させ、左右の車輪間に形成される空
間に畝を位置させて、畝をまたいだ状態とし、その状態
で走行しながらその畝上に苗の植付等の作業を行う。油
圧シリンダによりそのチェーンケースと支持腕とを同方
向に回動して駆動車輪と遊動車輪とを共に上下動させれ
ば、畝の高さに応じて機体がまたげる左右車輪間の空間
を適宜高低調節でき、また、作業装置の畝上面に対する
高さを調節できて作業深さを一定に調節することもでき
る。更には、駆動車輪と遊動車輪との左右方向外側に位
置して駆動車輪の車軸の回転動力を遊動車輪の車軸に伝
動する伝動装置により、全車輪が駆動回転されて推進力
が向上し、また、この装置より、畝をまたぐための左右
の車輪間の空間が規制されることはなく、チェンケース
の遊端部側と支持腕の遊端部側とが伝動装置で連結され
るために車輪支持構造が強固になる。
〔発明の効果〕
この発明の畑作業機は、畝をまたいで走行しながら、
その畝上に苗の植付等の作業が行えるものであり、前後
に設けた駆動車輪と遊動車輪とを、機体の左右側部から
回動可能に且つ該回動軸心位置から後方に延びるよう設
けたチェンケースと支持腕の後端部側の左右外側部から
突出させた車軸に取り付けて、油圧シリンダによりその
チェンケースと支持腕とが同方向に回動して駆動車輪と
遊動車輪とが共に上下動する構成としているから、機体
を小型に構成しつつ、左右の車輪間に畝をまたぐに充分
な空間が形成されて、また、畝の高さに応じてその空間
を適宜高低調節でき、且つ、作業装置の畝上面に対する
高さを調節できて作業深さを一定に調節することもで
き、しかも、駆動車輪と遊動車輪との左右方向外側に位
置して駆動車輪の車軸の回転動力を遊動車輪の車軸に伝
動する伝動装置を設けたので、畝をまたぐための左右の
車輪間の空間は充分に確保しつつ、全輪駆動形態を容易
に得られ、且つ、チェンケースの遊端部側と支持腕の遊
端部側とを伝動装置で連結されるために、車輪支持構造
が強固になる。
〔実施例〕
この発明の一実施例である歩行型の苗植作業機に基づ
いて詳細に説明する。
走行車体1には、前の部分の両側に一対のチェンケー
ス2・2の上部が横軸回りに回動自在に取付けられ、こ
のチェンケース2・2は、斜後下に伸びて下端に車軸3
・3が支架され、その車軸3・3に駆動車輪4・4が固
定されている。
チェンケース2・2の回動中心には、エンジン5で駆
動される上部軸6・6があり、その外端にはチェンケー
ス2・2内において歯車7・7が固定され、車軸3・3
に固定された歯車8・8とこの歯車7・7とにそれぞれ
チェン9・9が掛け回され、もって、駆動車輪4・4が
エンジン5で駆動されるようになっている。
支持腕10・10の上部が走行車体1の後部に横軸11で取
付けられ、これらの下端から外側に突出された後車軸12
・12に遊動車軸13・13のボス14・14が回動自在に装着さ
れている。
走行車体1の中央部の油圧シリンダ15からラム16が後
に伸び、その後端に横杆17の中央部が回動自在に取付け
られ、前記のチェンケース2・2から上に突出されたア
ーム18・18の先とこの横杆17の左右の両端がロッド19・
19で連結されている。また、前記の支持腕10・10も上に
突出するアーム20・20を備え、このアーム20・20の上端
と横杆17の左右の両端とがロッド21・21で連結されてい
る。なお、このロッド21・21は、第1図のように、ばね
22で弾力的に接続される。
前車軸3・3には、駆動車輪4・4の外側で調車23・
23が固定されボス14・14にも遊動車輪13・13の外側で調
車24・24が固定され、前後の調車23・23および24・24に
それぞれ伝動装置としてのVベルト(無端体)25・25が
掛け回される。
走行車体1の上部には、苗植装置26が装着される。こ
の苗植装置26は、左右に移動する苗載台27と、この苗載
台27の後部で上下に移動する植付杆28を備えている。
このように構成された苗植作業機は、左右の駆動車輪
4・4と遊動車輪13・13とが畝のそれぞれの谷間を通る
ようにして前進する。そして、前進しているとき、植付
杆28が苗載台27上のレタスや白菜などの苗をその後端部
から一本づつ取り出しては畝の頂部に植付ける。
また、畝の高低に応じ、手動又は自動で油圧シリンダ
15がラム16を出没させる。すると、横杆17でロッド19・
19およびロッド21・21が作動し、アーム18・18およびア
ーム20・20がチェンケース2・2および支持腕10・10を
回動させるので、駆動車輪4・4および遊動車輪13・13
が走行車体1に対して上下に移動し、もって植付杆28の
苗を植える深さが適正に保たれる。
さらに、エンジン5の回転は、上部軸6・6、歯車7
・7、チェン9・9、歯車8・8をこの順に伝わって前
車軸3・3で駆動車輪4・4を回すとともに、前車輪3
・3から調車23・23、Vベルト25・25、調車24・24およ
びボス14・14をこの順に伝わって遊動車輪13・13を回す
から、4個の駆動車輪4・4および遊動車輪13・13が共
に駆動される4輪駆動車となる。従って、推進力が増大
して、傾斜した畑でも、良好に上下に向って進行する。
尚、前後の車輪に直接無端帯を掛けてクローラにしたも
のがあるが、その無端帯がしばしば脱落する欠点があっ
た。これに対し、上記実施例では、前後の車輪に空気圧
の低い低圧タイヤを用いて機体の上下の動きを少なくし
ても、車輪間の動力伝達が断たれることはない。
そして、特に、走行車体1の左右に設けられてエンジ
ン5で駆動される左右駆動車輪4・4と、その後におい
て走行車体1に設けられた左右遊動車輪13・13とを備え
た畑作業機において、該前後する左右駆動車輪4・4と
左右遊動車輪13・13との車体外側に左右駆動車輪4・4
から左右遊動車輪13・13に回転動力を伝動するVベルト
25・25を装着自在に設けたので、平坦な畑及び山間部の
傾斜した畑を問わず機体を安定良く推進させることがで
き、然も、左右駆動車輪4・4と左右遊動車輪13・13と
の車体外側にVベルト25・25を装着自在に設けたもので
あるから、簡単な構成で2輪駆動方式から4輪駆動方式
に変更でき、更に、Vベルト25・25の着脱も容易であ
り、平坦な畑仕様の畑作業機から傾斜した畑仕様の畑作
業機への変更が構成簡単にして容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を施した畑作業機の一種である苗植作
業機の全体側面図、第2図はその要部を表した全体平面
図である。 尚、図中の符号は、つぎのとおりである。 1……走行車体、4……駆動車輪 5……エンジン、13……遊動車輪 25……伝動装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体の左右に一対の駆動車輪4・4を備
    え、該左右駆動車輪4・4より左右方向内側に左右駆動
    車輪4・4がまたぐ畝の上面に対して作業を施す作業装
    置26を配設した畑作業機において、伝動機構を内装した
    チェンケース2・2を走行車体1の左右に回動可能に且
    つ該回動軸心位置から後方に延びるよう設け、該チェン
    ケース2・2の後端部側の左右外側部から突出させた車
    軸に前記駆動車輪4・4を取り付け、前記チェンケース
    2・2の回動軸心位置に対して前後方向にずれた位置で
    回動可能に且つ該回動軸心位置から後方に延びるよう支
    持腕10・10を設け、該支持腕10・10の後端部側の左右外
    側部から突出させた軸に遊動車輪13・13を取り付け、前
    記チェンケース2・2の回動軸心部から一体にアーム18
    ・18を設けるとともに、前記支持腕10・10の回動軸心部
    から一体にアーム20・20を設け、前記チェンケース2・
    2のアーム18・18と、前記支持腕10・10のアーム20・20
    と、両アーム18・18,20・20を連結する部材とで方形リ
    ンク機構を構成し、該方形リンク機構は、チェンケース
    2・2と支持腕10・10とが同方向に回動駆動されるよう
    油圧シリンダ15に連結して、該油圧シリンダ15の伸縮作
    動により、前記駆動車輪4・4と前記遊動車輪13・13と
    が共に上下動する構成とし、前記駆動車輪4・4と前記
    遊動車輪13・13との左右方向外側に位置して駆動車輪4
    ・4の車軸の回動動力を遊動車輪13・13の車軸に伝動す
    る伝動装置25・25を設けたことを特徴とする畑作業機。
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