JP2559962B2 - 情報表示装置およびファイルの特性を表示する装置 - Google Patents

情報表示装置およびファイルの特性を表示する装置

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JP2559962B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・コンピュー
タ・システムにおける情報の表示に関し、さらに詳細に
は、極めて大きな数のものに関する情報の表示に関す
る。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムの利用者にとっ
て大きな問題は、コンピュータ・システムによってアク
セス可能な情報の表示が非常に高水準な情報表現であっ
たり、非常に詳細な情報表現であったりするのに対し、
利用者は中水準の情報表現を必要とすることがしばしば
ある。例えば、テキスト・ファイルは、アイコンまたは
ファイル名によってそのままの形で表示され、あるファ
イルが一度選択されると、ファイルの多数の行をウィン
ドウに表示することができる。しかし、現在そのウィン
ドウに表示されている行がファイル全体の行と如何なる
関係にあるかという理にかなった観念をあたえる情報は
何も表示されない。そのような中間の水準の情報表示に
欠ける1つの結果として、利用可能な情報の使用および
理解が困難になる。例えば、多くのプログラム作成プロ
ジェクトでは、コンピュータ・プログラムのソース・コ
ードについて行われた変更に関する情報を収容する変更
のデータベースが維持される。ソース・コードの各行の
変更時期はデータベースから知ることが可能であるが、
変更とソース・コードが入っているファイルとの間の関
係の概観をプログラマに提供する方法は、従来の技術は
与えていない。所与の行の変更時にソース・コードの他
のどの行が変更されたかというような質問に答えること
は非常な労力を要し、仮にその質問に答える場合も、プ
ログラマがその答えの意味を理解できなうような答え方
になる。
【0003】中間水準の低水準の情報を与える1つの試
みはスクロール・バーである。多くのテキスト・エディ
タにおいて、編集中のテキストが現れるウィンドウの片
側か反対側にスクロール・バーがある。スクロール・バ
ーは、テキスト全体を表し、スクロール・バーにおいて
カーソル位置を調節することによってテキスト中の対応
する点に移動することができる。例えば、カーソルをス
クロール・バーの1/2下がった点に移動させた場合、
ウィンドウに現れるテキストは、文書の中間の行に中心
が置かれる。スクロール・バーによっては、現在ウィン
ドウに表示されている文書の部分に相当するスクロール
・バーの部分の表現にさらに変化があり、利用者がスク
ロール・バーを見ることによってテキスト全体に対する
表示部分の相対的位置を判断することができるものもあ
る。
【0004】スクロール・バーは、ある種の中間的な情
報をさらに幾分詳細な水準で与えるためにも使用されて
きた。ウィリアムC.ヒル(William C. Hill)、ジェ
ームズD.ホラン(James D. Hollan)、デーブ・ロブ
ルスキ(Dave Wroblewski)およびティム・マッキャン
ドレス(Tim McCandless)は、ソフトウェア作成の研究
(Software Production Research)の論文「エディット
・ウェアとリード・ウェア---これらの理論および一般
概念(Edit Wear and Read Wear: Their Theory and Ge
neralizations)」において、あるシステムを開示し
た。このシステムでは、スクロール・バーが文書の個々
の行が編集または読み出された頻度を示すヒストグラム
(柱状図)を備えている。スクロール・バーにヒストグ
ラムの情報を加えることは、属性マップト・スクロール
・バーと称する一般的な技術の一例である。属性マップ
ト・スクロール・バーは、2件の米国特許出願----ロブ
ルスキ、ヒル、マッキャンドレスによる米国出願番号07
/523,117(1990,5,14)および07/626,130(1990,12,1
1)の「属性を高めたスクロール・バー(Attribute-enh
anced Scroll Bars)」に開示されている。属性マップ
ト・スクロール・バーは、有用ではあるが、情報がある
場合以外は中間水準の情報を与ない。表示されているフ
ァイルまたはデータベースに常に存在するテキストの行
またはデータ・レコードのような中間的な構造を示す一
般的な問題の解決にはならない。したがって、以下にお
いて開示する装置および技術の目的は、コンピュータ・
システムにおける情報の表示に関するこの課題およびそ
の他の問題を解決することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明が解決しようとす
る課題は、コンピュータ・システムにおいて情報を中間
的な構造で示す装置および技術を与えることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ある面におい
て、実体のある等級の部分実体についての情報を見やす
く表示する装置である。この装置を構成するのは、 ・画面に実体を視覚的に表現する実体表示手段 ・実体表現手段において部分実体の各々を視覚的に表現
する部分実体表示手段、 この1つひとつが部分実体の各々に対応し、部分実体表
示手段の各々の画素で表した最小寸法は画面に表示でき
る文字「e」の識別可能な最小の表現の画素で表した高
さより十分小さい ・画面から部分実体表現手段を任意に選択する選択手
段、および ・選択手段によって選択された部分実体に関する情報を
選択手段に応じて表示する情報表示手段 である。
【0007】本発明のもう1つの面は、ファイルの集合
の内容の特性を画面に視覚的に表現する装置である。こ
の装置は、 ・視覚的特性を内容の所与の特性に関係付ける手段、お
よび ・ファイルの集合に含まれるファイルを視覚的に表現す
るファイル表示手段 からなる。各ファイル表示手段は、個々のファイルに対
応し、そのファイル表示手段に対応するファイルが内容
の所与の特性を有する場合、その視覚特性を示す。
【0008】本発明は、さらにもう1つの面において、
移動可能なカーソル(以降、「移動カーソル」と称す
る)を備えた画面において実体表示によって表された実
体に関する詳細な情報を表示する装置も含む。この装置
は、 ・詳細な情報が関係する実体を表す実体表示を指定する
1つ以上の実体表示指定体 ・実体表示指定体の各々に対応し、対応する実体表示指
定体により指定された実体表示によって表示される実体
に関する詳細な情報を表示する詳細情報表示手段、およ
び ・実体表示指定体のうちの1つのみを移動カーソルに取
り付けることにより、移動カーソルに取り付けられた実
体表示指示体のみがカーソルと共に移動するようにする
取り付け手段 からなる。
【0009】
【実施例】以下の好ましい実施例の詳細な説明において
は、最初に好ましい実施例が利用される環境を説明し、
次に実施例が利用者にとってどのようなものであり、ど
のように実施されるかを説明し、最後にその他の実施例
および本発明の応用について説明する。
【0010】本発明の環境:図1 本発明の実施例は、デジタル交換機のための非常に大き
なコードの集合体の保守を担当する開発者によって利用
される。大きなコードの集合体を維持する上での大きな
問題は、変更の軌跡を保存することである。実施例を使
用する開発者は、変更要求(modification request)、
即ちMRにのみ応じてデジタル交換機のコードの変更を
行う。実施例が用いられる環境101においては、MR
に起因する変更は、すべてコード集合体データベース1
13に記憶される。データベース113には、その交換
機で使用されるコードの各ファイルに対するコード・フ
ァイル・レコード(CFR)115がある。これらのレ
コード115が一体となってコード・ファイル・レコー
ド集合(CFRS)114を構成する。所与のコード・
ファイル・レコード115(m)は、コード・ファイル
名(CFN)116(そのレコードが対応するコード・
ファイルの名前)、およびコード・ファイル行レコード
集合(CFLRS)117へのポインタを含む。レコー
ド集合117には、コード・ファイル・レコード115
(m)に対応するコード・ファイルに対して追加または
削除が行われたコードの一つひとつの行に対するコード
・ファイル行レコード(CFLR)118が含まれる。
コード・ファイル・レコード115(m)によって表さ
れるファイルの行rに対するコード・ファイル行レコー
ド118(m,r)には3つのフィールド---追加また
は削除された行のテキストが収容されるテキスト・フィ
ールド119、追加MR(AMR)120、および削除
MR(DMR)122---が収容される。追加MR12
0および削除MR122は、ファイルに対する行の追加
または削除を行うことになるMRに対するコード集合体
データベースのレコードへのポインタである。行はすべ
てコード集合体に一度追加されたものであるから、すべ
ての行がAMRフィールド120にポインタを持つ。そ
の行が後に削除された場合、DMRフィールド122に
もポインタを持ち、相でない場合には、DMRフィール
ド122は空のポインタ値を持つ。CFLR118
(m,r)において、追加MRフィールド120がポイ
ンタを収容し、削除MRフィールド122が空値を収容
している。ゆえに、コード・ファイル行レコード118
(m,r)により表されるコード・ファイル行に対応す
る変更要求レコード(MRR)121が唯一存在する。
【0011】コード集合体に変更をもたらしたすべての
変更要求に対し、変更要求レコード121が存在する。
変更要求レコードの全部が一体となって変更要求レコー
ド集合(MRRS)126を構成する。各変更要求レコ
ード121には、変更要求名(MRN)125および情
報の他の項目へのポインタが入る。現在の説明に関係す
るものには、日付139(変更要求において要求された
変更が完了した日付)、要旨141(変更要求の簡単な
記述)、および変更要求を実行した開発者のための開発
者記録(DVPR)145が収容される開発者記録集
(DVPRS)143が含まれる。
【0012】図1から明らかなように、所与の変更要求
によって変更された一つひとつのコード・ファイル行レ
コード118には、その与えられた変更要求に対する変
更要求レコード121へのポインタが入ることになる。
このように、開発者は、コード集合体データベース11
3を用いることにより、コード集合体の各行が追加また
は削除された時期、理由、および変更者を知ることがで
きる。コード集合体データベース113の情報は、すべ
て処理ユニット111によってアクセス可能である。処
理ユニット111は、データベース・システムを用いて
コード集合体データベース113から情報を検索するこ
とができる。検索された情報は、キーボード105また
は指示装置(この場合はマウス)103により入力され
るコマンドに応じて画面107上に表示することができ
る。画面107上の現在位置は、カーソル110(キー
ボード105またはマウス103から制御される)によ
って示される。ウィンドウ処理システムがプロセッサ1
11上で実行している場合、情報は画面107上の1つ
以上のウィンドウに表示してもよい。例えば、関係する
行に対するコード・ファイル行レコード118のテキス
ト・フィールド110からコードの行を表示するために
1つのウィンドウ109を使用し、関係する行に対する
変更要求レコード121から情報を表示するために別の
ウィンドウを使用することができる。
【0013】コード集合体データベース113には、コ
ード集合体の履歴を理解しようとするプログラマが必要
な情報がすべて含まれるが、その情報の有用性は、その
極めて僅かしか所与の瞬間に見ることができないという
事実によって厳しく制限されている。表示装置107
は、一般に対角線で僅か9インチの寸法の画面を持ち、
コード集合体データベース113からの情報は、一般に
ASCII文字の形式で表示されるため、結果的にコー
ド集合体データベース113からは全体で僅か約200
行の情報が表示装置107に有効に表示できるだけであ
る。
【0014】実施例を用いて情報を表示する:図2〜6 図2において、表示201は、画面107の1つのウィ
ンドウ109の内部である。表示201の上部にある表
題203によって示されるように、この表示の目的は、
コード集合体を構成するコード・ファイルからコードの
行に関する情報を表示することである。表示201は、
5つの部分に分割される---そのウィンドウの表題を表
示する表題表示部204;コード・ファイル116を表
し、ファイル欄205によって表されるコード・ファイ
ル116における行を表す行表示207を収容するファ
イル欄205を表示する表示空間部213;各ファイル
欄205によって表されるコード・ファイルの名前を収
容する上部空間部211;および選択されたコード行ま
たは選択された変更要求に関するテキスト情報およびこ
の実施例を制御するための3個のボタンを表示するボタ
ン空間部215。
【0015】まず表示空間213には、コード集合体に
おける各コード・ファイルのために一つずつ欄205が
ある。欄205が対応するコード・ファイルの名前20
9は、その欄の上の上部空間211に現れる。勿論、こ
の名前は、そのコード・ファイルに対応するコード・フ
ァイル・レコード115のコード・ファイル名から取ら
れる。各欄205は、コード集合体におけるすべてのコ
ード・ファイルに対する欄205が表示空間213に中
に収まるように自動的に大きさが調節される。欄の最小
幅は、15画素であり、欄の長さは、行表示が行われる
対象となる各コード行に対する行表示207を収容する
のに必要な分となる。コード・ファイルにおける行数に
より、表示空間213より長い欄205が発生する場
合、残りの行に対する追加欄206が、欄205に直に
隣接して置かれる。
【0016】表示のためにボタン227を用いてコード
行を選択することができる。実施例では、3つの選択肢
がある。追加行の選択:欄206の行表示207が、欄
206によって表されるファイルに追加され、かつ削除
されていないコード行を表す。削除行の選択:欄206
の行表示207が、欄206によって表されるファイル
から削除されたコード行を表す。分割欄の選択:欄20
6において2組の行表示が並んで表示され、一方が削除
されたコード行を表し、他方が追加されたコード行を表
す。
【0017】コード行が追加されたか、または削除され
たかは、勿論、コード集合体データベース113から決
定される。行表示207は、行がコード・ファイルに現
れるのと同じ順序で欄205に現れる。好ましい実施例
では、行表示207は、1画素の厚さである。さらに詳
細に後述するように、行表示207の色は、表示201
上のオプションによって変更することができる。
【0018】実施例において、コードは標準的なインデ
ンテーション(字下がり)規則で書かれているので、結
果的に、コード行のインデンテーションにより、コード
の構造が伝えられる。この情報を表示201を見ている
プログラマに利用できるようにするために、実施例で
は、行表示107が対応するコード行のインデンテーシ
ョンを示すようにするかどうかを選択するボタンを与え
る。プログラマは、このボタンをマウスを用いて有効に
することにより、インデンテーションを選択する。イン
デンテーションが選択された場合、行表示207の画素
は、対応するコード行のインデンテーションの程度に相
当する距離だけ欄205の右手側から離れて始まり、行
表示には、対応するコード行の長さに相当する数の画素
が収容される。インデンテーションが選択されなかった
場合、行表示207は、欄207の幅全体に及ぶ。
【0019】ボタン空間215には、ボタン223、2
25および227、ならびにラベル214および216
が収容される。ボタン223および227の用途は既に
説明した。ボタン225の用法は、詳細の後述する。ラ
ベル214は、選択されたコード行のテキストを表示す
る場所を示し、ラベル216は、選択された変更要求の
要旨のテキストが表示される位置を示す。選択が発生す
るようすは後述する。
【0020】右手の空間217には、行特性欄219お
よび行特性欄ラベル220が入る。行特性欄219は、
変更要求レコード121と異なる値を行表示207に表
示する方法を示す。例えば、各コード・ファイル行レコ
ード119には、行を追加または削除する変更要求に対
する変更要求レコード121へのポインタが含まれ、そ
して関係する変更要求レコード121には、日付レコー
ド139へのポインタが含まれる。結果的に、一つひと
つのコード行がコード集合体に対して追加または削除さ
れる時間は、コード集合体データベース113によって
決定される。コード行が変更された時間は次のようにし
て表示201に現れるようにする。即ち、各変更要求に
色相を割り当てる。色相は、変更要求が完了した時期に
依存する。好ましい実施例では、赤から黄を経て青に及
び、青は最も古い変更要求を表し、赤は最近の変更要求
を表す。さらに、各変更要求は、行特性欄219におい
て画素の長方形からなる変更要求表示に関係付けられ、
最も古い変更要求の長方形が最下部に位置し、最新の変
更要求が最上部に位置する。所与の変更要求に対する変
更要求表示は、さらにその変更要求の色によって、行特
性欄219が最下部から最上部にかけて青から赤に変わ
るように表示される。最終的に、所与の変更要求におい
て追加または削除された行表示207が、その時期に対
応する色で表示される。したがって、最新の変更要求に
おいて追加または削除された行表示207は赤であり、
一方、最も古い変更要求において追加または削除された
ものは青であり、その他の行表示207は、それらが追
加または削除された原因となった変更要求に対応する色
となる。
【0021】このように、表示201は、2つの理由か
ら注目に値する。第1に、表示201により、コード集
合体におけるすべての行の表示207が一度に行われ
る。第2に、表示された行に対する情報が表示される。
コード集合体におけるすべての行の表示が行われる点に
ついては、対角線が19インチの標準画面107で垂直
に1024画素、水平に1280画素を表示することが
できる。107画面のほぼ全体を占めるウィンドウ10
9に表示201がある場合、行特性欄219が、水平空
間の約1/5をとり、上部空間211および下部空間2
15が垂直空間の約1/8をとり、欄205の表示のた
めに約900画素x1000画素の表示空間213が残
る。欄の最小幅を15画素とし、欄の間の距離を8画素
とすれば、40以上の欄205を表示することが可能で
あり、これらの欄の各々が900までの行表示を持つこ
とができる。従って、好ましい実施例の単一画面に3
6,000以上の別個のコード行に対する行表示を表示
することが可能である。
【0022】上述の例における行に関する情報の表示に
ついては、表示201により、プログラマは、コード集
合体の現在の開発を全体的に概観することができる。同
じかまたは緊密に関連した色相を有する行表示207に
より、ほぼ同じ時期に変更されたコード行が表される。
したがって、開発者は、欄205における行表示207
に現れる色によってコード集合体の主な開発段階を知る
ことができる。さらに、コード集合体のある部分が、時
間的に安定しているかどうか、または絶えず変更されて
いるかどうかを判断することができる。前者の場合、行
表示207の大半が、同じ色を示し、後者の場合、多く
の異なる色を示す。最後に、1つのコード・ファイルで
行われた変更が、他のコード・ファイルで行われた変更
と如何なる関係にあるかを知ることができ、これによっ
て、コード・ファイル間の依存関係が分かる。
【0023】表示201上の操作:図3〜5 表示201は、好ましい実施例がコード集合体データベ
ース113からコード集合体に関する情報の全体像をど
のように与えるかを示す。マウス103を用いれば、実
施例の利用者は、表示201上の操作を行うことによ
り、コード集合体に関するさらに詳細な情報を得ること
ができる。
【0024】表示201上では一般に4つのマウス操作
が可能である。即ち、カーソルの移動、現在のカーソル
位置にある実体の選択、現在のカーソル位置にある実体
の選択解除、およびウィンドウの移動である。カーソル
を移動するには、単にマウス103を移動する。どのボ
タンも押されていなければ、カーソル110が、OFF
となっている行表示207または変更要求表示(好まし
い実施例では黒)の上を通過する時、カーソル110が
行表示207または変更要求表示の上にある間は、行表
示または変更要求表示がONとなる(関係する変更要求
に関係付けられた色が付く)。所与の変更要求に対する
変更要求表示およびその与えられた変更要求で変更され
たコード行に対する行表示207は共に結合されるの
で、カーソル110が、前記の所与の変更要求の上にあ
るか、またはその与えられた変更要求によって影響され
る何れかのコード行に対する何れかの行表示207の上
にある場合、前記の所与の変更要求に対する変更要求表
示、およびその与えられた変更要求によって影響される
すべての行に対する行表示のすべてがONとなる。
【0025】左端のマウスボタンが押されている場合、
カーソル下の行表示または変更要求表示は、ONとな
り、カーソルが移動した後もONのままである。変更要
求表示および影響された行の行表示207は、前記のよ
うに結合される。中央のボタンが押されている場合、カ
ーソル下の行表示または変更要求表示は、ONとなり、
カーソルの移動後はOFFとなる。この場合も、変更要
求およびそれに対応する行表示は結合される。左側のボ
タンと中央のボタンが共に押された場合、マウス103
を用いて、表示201の構成要素を動かし回ることがで
きる。マウスの右端のボタンの使用を続いて説明する。
【0026】すべての行表示207および変更要求表示
は、行特性欄219に対するラベル220によってON
またはOFFにすることができる。マウス103をラベ
ル220に移動し、かつ左端のボタンを押した場合、す
べての行表示207および変更要求表示が、ONとな
り、ON状態を維持する。中央のボタンを押した場合、
すべての行表示207および変更要求表示が、OFFと
なり、カーソルが行表示または変更要求表示の上を通る
までOFF状態を維持する。以下において、変更要求お
よびその変更要求に結合された行表示207がONとな
りON状態を維持している場合、その変更要求を「活
性」と記す。
【0027】図3に、マウス103を用いて、1つ以上
の変更要求についてさらに情報を得る方法を示す。すべ
ての行表示207および変更要求表示が直前の説明のよ
うにOFFとなっている場合、表示301が現れる。マ
ウス103によりカーソル110をウィンドウを横切っ
て移動させていくと、カーソルが上を通る行表示207
およびこれらに結合された変更要求表示はONとなり、
この時に左のボタンが押されている場合、変更要求表示
に対応する変更要求は活性化された状態となり、変更要
求表示およびこれに結合された行表示207はONのま
まである。したがって、図3は、変更要求表示303
(1)、303(2)、303(3)および303
(4)の上で左側のマウス・ボタンを押した結果を表
す。これらの変更要求表示に結合された行表示207
は、それぞれ行表示の集合307(1)、307
(2)、307(3)および307(4)として現れ
る。変更要求表示303が直前に説明したように活性化
されると、ラベル305が変更要求表示303の右に現
れる。ラベル305のテキストは、その変更要求に対す
る変更要求レコード121の変更要求名レコード125
から取られる。さらに、変更要求の要旨のテキスト30
9が、最下部のフィールド215にラベル216に続い
て現れる。このテキストは、勿論、要旨レコード141
から取られる。
【0028】実施例においては、変更要求の非活性化
は、その変更要求に対応する変更要求表示303の上に
カーソルを置き中央のボタンを押すことによって、実行
する。そのボタンを押すと、変更要求表示303および
それに結合された行表示がOFFとなり、ラベル305
および要旨のテキスト309もOFFとなる。マウス1
03を用いて行特性欄のラベル220を選択することに
より変更要求をすべて活性化したときは、ラベル305
および要旨のテキスト309は現れない。
【0029】表示201に対するもう1つの操作は、図
4に示したコード・ファイル選択操作である。やはり、
コード・ファイル選択操作も、一般に、欄205および
行特性欄219をOFFとした後に行われる。コード・
ファイル選択操作においては、マウス103を用いてコ
ード・ファイル115を表す欄205に対する欄ラベル
209を選択することによって、コード・ファイル11
5を選択する。図4において、選択されたコード・ファ
イル403は、欄205(n)によって表されるもので
あると解釈される。欄ラベル209が選択されると、所
与のファイルに影響を与えた変更要求がすべて活性化さ
れる。その結果、欄205(n)における行表示20
7、それらの行表示に結合されたすべての変更要求30
3、およびそれらの変更要求に結合されたすべての行表
示207がONとなる。この場合も、ラベル305およ
びテキスト309は現れない。
【0030】図4において、ファイル欄205(n)に
よって表されるファイルは、3つの変更要求---したが
って、3つの変更要求表現303(a)、303(b)
および303(c)---の結果である。これらの3つの
変更要求で変更されたコード行207は、欄205
(n)、205(1)および205(2)の中にそれぞ
れ行307(a)、307(b)および307(c)と
して現れる。ファイルには一般に多くの行が含まれ、ま
たファイルは少なくともいくつかの変更要求の結果であ
るため、ファイル選択操作では、コード・ラベル214
およびMRラベル216またはMR表示303に対する
ラベル305の後にテキストは表示されない。選択され
た欄403に対する欄ラベル209の選択解除により、
すべての欄205における行表示307(a)、(b)
および(c)の表示、ならびに行特性欄219における
変更要求表示303(a)、(b)および(c)の表示
がOFFとなる。以上の説明から分かるとおり、ファイ
ル選択操作により、利用者は、選択されたファイルに影
響を及ぼした変更要求、およびそれらの変更要求がコー
ド集合体114のその他のファイルに如何なる影響を及
ぼしたかを直ちに知ることができる。
【0031】表示201上で可能なもう1つの操作は、
行の選択である。カーソル110を所与の行表示207
へと移動し、左のマウス・ボタンを押すことにより、そ
の行表示207を選択すると、カーソル110を移動し
ても、行表示207の画素はONとなった状態を維持す
る。勿論、結合された変更要求表示303およびその変
更要求表示303に結合された行表示207もONとな
った状態を維持し、ラベル305が、その変更要求表示
303と共に現れる。したがって、図5において、表示
501は、選択された行表示503(これは、変更要求
表示303(d)に対応する変更要求で変更されたもの
である)を示す。行表示503は、変更要求表示303
(d)に対応する変更要求で変更された行表示307
(d)の集合のうちの1つの一部であり、それらの行表
示における画素もONとなる。選択された行自体が、下
部空間215にラベル「CODE」の後に現れ、変更要
求表示303(d)に対応する変更要求に対する要旨
が、下部空間215にラベル「MR」に続いて現れる。
図5において、コード行は参照番号515を有し、要旨
は参照番号517を有する。前記の説明から推測される
ように、517への要旨の表示および515へのコード
行の表示に対する一般原則は、表示201に関する現在
の操作によって指定されるのは、単一の変更要求、単一
のコード行、またはこれらの両方に過ぎないということ
である。行の選択解除は、中央のボタンを押しながら行
表示207を横切ってカーソルと移動させることにより
行われ、この結果、行選択の結果の逆となる。
【0032】図5において、コード表示ウィンドウ50
5は、カーソル110が現在位置する行表示207によ
って表されるコード行の前後のコード行を表す。コード
表示ウィンドウを開くためには、好ましい実施例では、
マウス103を用いてコード・ウィンドウ・ボタン22
7を選択する。ここでウィンドウが開き、マウス103
を用いて、ウィンドウを捉えたり、その位置を変更した
りすることができる。表示ウィンドウ505を開き、捉
えた後、カーソル110を欄205に移動させると、こ
の時点で、長方形504が欄205のカーソル位置に現
れる。この長方形は、その中央を横切る水平線を有し、
ウィンドウ505の大きさに比例した大きさを有する。
即ち、ウィンドウ109がコード行のために空間を有す
るように、長方形504も多くの行表示のための空間を
持つ。カーソル110が欄205にある限り、カーソル
110は長方形504の中央に位置し、長方形504は
カーソル110と共に移動する。長方形504の内部に
ある行表示207に対応するコード行は、何れもウィン
ドウ505に現れる。
【0033】マウス103の右端のボタンを押すことに
より、長方形504をカーソル110から切り離すこと
ができる。このようにすると、長方形504は、右側の
ボタンが押されたときにそれがあった位置に留まり、ウ
ィンドウ505は、長方形504の内部に含まれる行表
示に対応するコード行の表示を続ける。再び右側のボタ
ンを押すことにより長方形504をカーソル110に再
び取り付けられ、この時点で、長方形504はカーソル
110位置に移動するようになる。コード・ウィンドウ
505は、ウィンドウ・システムに対する標準的なクロ
ーズ操作を使用することによって閉じられる。
【0034】欄205が分割されている場合、即ち、追
加および削除の両方の行に対する行表示207を行う場
合、ウィンドウ505も分割され、追加および削除され
たコード行が互いに並んで表示される。表示されるコー
ド行511の色は、長方形504内部の対応する行表示
207の色と同じである。対応する行表示207がON
となっていない場合、表示される行は灰色である。コー
ド表示空間509の中央に表示されるコード行513
は、長方形504における水平線の位置にある行表示2
07に対応するコード行である。好ましい実施例では、
表示されるコード行513は、行511とは異なる色の
背景を有する。予想されるとおり、コード行515は、
行513と同じであり、要旨517は、表示されるコー
ド行513に対応する変更要求に対するものと同じであ
る。好ましい実施例では、コード・ウィンドウ505内
で見られるコード行は、長方形504を移動させること
によってのみ変更することができる。他の実施例では、
ウィンドウ505内において上下へのスクロール操作に
よってコード行を移動させ、ウィンドウ505内で行が
スクロールされるにともない、長方形504が205内
で移動するものもある。
【0035】好ましい実施例では、3つまでコード・ウ
ィンドウ505を開くことができる。多数のコード・ウ
ィンドウ505を用いることにより、コード集合体のあ
る部分のコードを他の部分のコードと比較することがで
きる。図6において、表示201は、2つのコード・ウ
ィンドウ505(a)および(b)を有する。コード・
ウィンドウ505(a)が既に存在し、長方形504
(a)がカーソル103から分離されていると仮定する
と、カーソル110をコード・ウィンドウ・ボタン22
7に移動させ、そのボタンを選択することにより、新た
なコード・ウィンドウ505(b)が作られる。結果的
に、ウィンドウ505(b)が開かれ、長方形504
(b)が現れてカーソル110に取り付けられる。ウィ
ンドウ505(b)は前述のように移動および捕捉が可
能であり、長方形504(b)がカーソル110に取り
付けられると、カーソル110の動きがウィンドウ50
5(b)に反映される。
【0036】勿論、前記のように長方形504(b)を
カーソル110から分離することも可能である。表示2
01に1つ以上の長方形504があり、カーソル110
がそれらの何れにも付けられていない場合、マウス10
3の右のボタンを押すことにより、カーソル110は最
も近い長方形504に移動し、その長方形504はカー
ソル110と合体する。好ましい実施例における長方形
504の境界603は、カーソルが対応するウィンドウ
505の境界と同じ色であり、このことが、どの長方形
504がどのウィンドウ505に対応するかを判断する
ことを容易にしている。グラフィック・ディスプレイ分
野の業者には明らかなとおり、コード・ウィンドウ50
5および長方形504に関して説明した技術は、表示の
一部に関する詳細を示すために「ズーム」ウィンドウを
用いるような状況下で利用することができる。
【0037】このように、表示201上の操作により、
1つ以上の変更要求によって影響を受けたコード集合体
におけるコード行を容易かつ迅速に決定し、所与のコー
ド・ファイルまたは所与のコード・ファイルにおける所
与の行に関係する変更要求を判断し、さらに所与のコー
ド行およびその所与の行を直に取りまくコード行を表示
することができる。勿論、これらのすべての操作は、表
示201によって与えられるコード集合体の全体の概観
を背景として行われるという事実によって、さらに有用
なものとなる。図2〜6には示されていないが言及に値
する表示201の他の特徴であるが、実施例によって
は、表示空間214の左側に沿って行番号スケールを有
し、行特性欄219における色相に関係付けられた値の
程度を示すスケールを行特性欄219の左側に沿って有
するものもある。例えば、表示201においては、色相
が日付に関係付けられていて、スケールは、日付スケー
ルである。
【0038】好ましい実施例の実施:図7〜13 好ましい実施例の実施に関する以下の説明では、まず本
発明は実施されるハードウェアを説明し、次にデータ構
造を説明し、最後に、その実施例の動作を説明する。
【0039】好ましい実施例において使用するハードウェア:図7 本発明の好ましい実施例は、パーソナルIRISオペレ
ーティング・システムを実行するシリコン・グラフィッ
クス(Silicon Graphic)社の4D/35プロセッサを
用いて実施される。図7において、処理ユニット111
は、2つの主な構成要素、メモリ701およびプロセッ
サ709を備えている。メモリには、プログラム・コー
ド(PC)703(実施例を実施するために使用される
プログラム)およびプログラムのデータ707(実施す
る上で使用されるデータ)が格納される。プログラム・
コード703の制御の下で、プロセッサ・ユニット70
9は、プログラム・データ707を用いて、画面107
について説明した表示を生成する。
【0040】処理ユニット111は、グラフィック表示
を作成するように特別に設計されたものである。処理ユ
ニット111には、画面107を制御し、キーボード1
05およびマウス103からの入力に応答するグラフィ
ックス・インタフェース711が含まれている。グラフ
ィックス・インタフェース711は、プログラム・コー
ド703におけるグラフィックス操作によって制御され
る。グラフィックス・インタフェース711は、Silico
n Graphics Computer Systemsの文書番号007-1203-040
(1991年)の「Graphics Library Reference Manua
l」の第C版に詳細に説明されている。既に述べたよう
に、好ましい実施例の表示には色を使用し、表示に使用
する色は、グラフィックス・インタフェース711にお
けるカラー・マップ(CMAP)713によって定義さ
れる。図7の右側に詳細に示したように、カラー・マッ
プ713は、4096のカラー・マップ・エントリ(C
MAPE)715を持つ。個々のカラー・マップ・エン
トリ715は、0から4096の範囲の値によってイン
デックスが付けられている。各カラー・マップ・エント
リには、3つのフィールド---赤フィールド717、緑
フィールド719、および青フィールド721---から
なる。これらのフィールドの値によって、赤色成分、緑
色成分、および青色成分の強度が決定され、結果的に色
が決定される。例えば、黒い色に対しては、これら3つ
のフィールドは、すべてその値を持つ。
【0041】グラフィックス操作の中の3つの操作によ
ってカラー・マップ713を操作する。color(<color m
ap index>)により、カラー・マップ・エントリ715の
インデックスを指定することにより色を指定する。画面
107に書かれる次の画素を指定されたカラー・マップ
・エントリ715で定義された色で書く。mapcolor(<co
lor map index>,<red value>,<green value>,<blue val
ue>)により、インデックスの値によって指定されたカラ
ー・マップ・エントリ715のフィールドを他の引数に
よって指定された値に設定する。getmcolor(<color map
index>,<red loc>,<green loc>,<blue loc>)により、
インデックス値によって指定されたカラー・マップ・エ
ントリ715のフィールドの現在の値を他の引数によっ
て指定されたメモリ701内の位置に書く。
【0042】このように、カラー・マップ713を用い
て、画面107で使用するための色の「パレット」を生
成し、それらの色を画面107で使用することができ
る。さらに、カラー・マップ713の現在の内容を後で
使用するためにメモリ701に保存しておくことができ
る。
【0043】行およびMRデータ:図8 実施例の操作の速さを与えるために、表示の基礎である
コード集合体データベース113からのデータをメモリ
701にコピーし、これがプログラム・データ707の
一部を形成する。コピーは、詳細に後述する前処理動作
の一部として実行される。図8にメモリ707における
データ形式を示す。データは2つのグループに分けられ
る。即ち、コード集合体におけるコード行に関する情報
である行情報801、およびコード行に対応する変更要
求に関する情報である変更要求(MR)情報817であ
る。前処理動作により、コード集合体におけるファイル
および変更要求の両方のソートを行う。実施例では、フ
ァイルをファイル名によって並べ替え、変更要求は、色
が関係付けられた値によって並べ替える。現在の例で
は、それらの値は、データ・レコード139の値であ
る。その他の実施例では、変更要求を他の値(例えば、
開発者記録集143からの開発者名)によってソートし
てもよい。
【0044】まず行情報801については、第1の情報
は、追加されたコード行をその行に追加した変更要求に
関係付けるものである。追加変更要求803は、その行
が追加されたものであることを示すAMRフィールド1
20を持つ1つひとつのコード・ファイル行レコード1
18に対し1つのエントリを有する配列である。各ファ
イルに対するエントリは、それらの行がそのファイル上
で発生する順序で配列されている。各追加変更要求エン
トリ(AMRE)805には、その行を追加した変更要
求に関係付けられた色を指定する変更要求情報817に
おける位置へのポインタが入る。
【0045】削除変更要求807は、追加変更要求80
3のような配列であり、削除された各行に対するエント
リが入る点だけが異なる。この場合も、各エントリは、
その行を削除した変更要求に関係付けられた色を指定す
る変更要求情報817における位置へのポインタを収容
する。コード行809は、コード集合体におけるコード
行のテキストである。行は、それらがファイルにおいて
発生する順序で配列され、ファイルは、ソートされた順
序で配列される。ファイル番号811は、ファイルの番
号を指定する整数であり、行番号813は、各ファイル
における行の番号を指定する整数の配列である。ファイ
ルに対する整数は、ファイルがソートされた順に配列さ
れる。ファイル名815は、ファイル名の配列であり、
これもファイルがソートされた順に配列される。
【0046】変更要求情報817の説明を続ける。この
データの第1の部分は、その変更要求に関係付けられた
色を指定する配列である。変更要求色819には、コー
ド集合体に影響を与えた各変更要求に対するエントリ8
21が入る。所与の変更要求に対するエントリは、変更
要求をソートしたリストにおけるその変更要求の位置に
対応する配列における位置に現れる。即ち、この場合、
第1のエントリ821は、最も古い変更要求に対するも
のであり、最後のエントリ821は、最新の変更要求に
対するものである。前処理の一部として、カラー・マッ
プ713は、変更要求に対応するカラー・マップ・エン
トリ715の集合ができるように、設定される。この集
合において、最も古い変更要求に対応するエントリ71
5が青の色を与えられ、最新の変更要求に対応するエン
トリ715が赤の色を与えられ、その他は中間の色が与
えられるように、色が配列される。各エントリ821に
は、そのエントリ821によって表される変更要求に対
応する色のカラー・マップ713におけるインデックス
が入る。
【0047】変更要求名822は、変更要求の名前の配
列である。この情報は、変更要求名フィールド125か
ら取られる。この場合も、名前は、変更要求のソート順
である。フィールド823は、変更要求の番号を指定す
る。変更要求記述825は、要旨141が収容される配
列である。MR表題827は、行特性欄219の上に現
れる表題であり、前処理中にパラメータとして与えられ
る。MR日付829は、日付ファイル139において指
定されるような日付の配列である。これも、最も古い日
付が最初の要素で、最新のものが最後となる。MRラベ
ル831は、行特性欄219にあるMRにラベルを付け
るために使用されるデータである。ラベルは、変更要求
のソート順である。表示フラグ833は、開発者から何
らかの入力がある前の表示201の出現、例えば、その
時点で分割表示が使用されているかどうかを示すフラグ
である。最後に、ウィンドウ表題835は、ウィンドウ
109の表題である。フラグおよび表題は、共にパラメ
ータとして与えられる。
【0048】行情報801および変更要求情報817を
コード集合体データベースから作成する効果は、コード
・データベース113へのある問い合わせから発生する
情報が行情報801および変更要求情報817に含まれ
るので、直ちに実施例に利用できることである。このよ
うに、好ましい実施例によれば、そのような照会の結果
をほぼ瞬時に表示できる。
【0049】実施例で使用されるオブジェクト:図9〜11 好ましい実施例に対するプログラム・コード703のソ
ース・コードは、C++プログラミング言語を用いて書か
れている。この言語は、アディソン=ウェスレー(Addis
on-Wesley)のビャーネ・ストラウスラップ(Bjarne St
roustrup)による「C++プログラミング言語」(198
7年)に説明がある。C++は、オブジェクト指向言語で
あるから、変更要求およびコードを表すためにオブジェ
クトを用いる。
【0050】図9に、変更要求を表す変更要求オブジェ
クト901において使用されるデータ構造を示す。第1
のデータ構造は、変更要求状態配列903である。配列
903には各変更要求に対するエントリ903があり、
エントリは、古いものから順に配列されている。各エン
トリは、4つの状態値---無印かつ不活性、有印、活
性、および有印かつ活性---のうちの1つを有する。
「有印」状態は、変更要求のラベル305が表示される
べきであることを示し、「活性」状態は、変更要求が活
性であることを示す。
【0051】フィールド907〜919は、変更要求
(MR)情報817の一部へのポインタである。MR NAM
ES907は変更要求名822を指し、同様にMR DESCS9
11は変更要求記述825を、MR TITLE915は変更要
求表題827を、MR COLS919は変更要求色819を
それぞれ指す。フィールド923は、変更要求の番号を
示す。MR SCALEN925は、行特性欄219に対するス
ケール・ラベルを収容する配列を指し、MR SCALEL92
9は、それらのラベルに対する位置を収容する配列を指
す。
【0052】フロント配列933およびバック配列93
7は、ブール配列である。各変更要求に対し各配列に1
つの要素があり、要素の値は、それに結合された変更要
求表示303および行表示205を表示201上に黒で
表示するべきかまたは変更要求に関係付けられた色で表
示するべきかを示す。配列が2つあるので、カーソル1
10の移動およびマウス103上のボタンの位置から生
じる変化を取り入れるためにバック937が変更されて
いる間に、フロントによって表示201を再描画するこ
とができる。
【0053】図11に、コード集合体のコードを表すコ
ード・オブジェクト1101に属するデータ構造を示
す。コード・ポインタ(CODE PTR)1103は、行情報
801におけるコード行809を指す。図11に示すよ
うに、行は各ファイルに対する順序で構成され、ファイ
ルはソート順である。ファイル数1109は、コード行
809にコードを有するファイルの数を示す。行数ポイ
ンタ111は、行数配列(NLA)1113を指す。配
列1113は、ファイルにおける行数を示すエントリ1
115を809における各ファイルに対して収容する。
このエントリに対する順序も、ファイルのソート順であ
る。最後に、最大行ポインタ1117は、各ファイルに
対するエントリ1121を有する最大行長配列1119
を指す。あるファイルに対するこのエントリは、そのフ
ァイルにおける最長の行の長さを示す。行の長さの情報
は、行表示207の大きさを正しく調整するために使用
される。
【0054】図11において、色配列1123は、カラ
ー・マップ713に匹敵し、変更要求とカラー・マップ
713に本来設定される色との間の関係を保有するメモ
リ701内の配列である。色配列1123には、各カラ
ー・マップ・エントリ715に対応する色配列エントリ
1127があり、またカラー・マップ・エントリ715
と同様に、色配列エントリ1125も、赤フィールド1
127、緑フィールド1129および青フィールド11
31の各値によって色を指定する。
【0055】図10に、実施例において使用され関係の
あるその他のデータ構造を示す。変数do_indentは、そ
の値によって、行表示207がインデンテーションを示
すべきかどうかを示す。この値は、カーソル110がボ
タン223の上を移動し、かつ左のマウス・ボタンが押
されたときに設定される。変数do_splitは、その値によ
り、追加された行、削除された行、またはそれらの両方
に対する行表示を表示するべきかどうかを示す。この値
は、カーソル110がボタン227の上を通るときに設
定される。また、両変数は、プログラム・コード703
の実行開始時に表示フラグ833の値から設定すること
ができる。追加行配列1005は、追加変更要求の配列
803のエントリ805へのポインタの配列である。エ
ントリ805は、変更要求色819のエントリを指し示
す。同様に、削除行配列1011は、削除変更要求80
7のエントリへのポインタの配列である。このように、
これらの構造は、コード行を関係のある変更要求に結合
することに役立つ。
【0056】好ましい実施例の動作:図12および13 図12および13の流れ図1201により、実施例の動
作の概要を示す。図12において、実施例の動作の最初
の部分は、前処理1209であり、コード集合体データ
ベース113のデータから行情報801および変更要求
情報817を準備する。前処理の第1段階は1203で
ある。ステップ1203において、カラー・マップ71
3の色に関係付けるために値のクラスを選択する。これ
まで説明してきた例では、選択されるクラスの値は、各
変更要求が完了した日付であったが、その他のクラスの
値を選択することも可能である。例えば、何れのコード
が何れの開発者によって書かれたかを知りたい場合に
は、開発者レコード103で指定された開発者の集合を
そのクラスの値として選択し、開発者の各集合に異なる
色を関係付けることができる。好ましい実施例では、M
Rの値のクラスの選択は、前処理を行うプログラムに与
えられたパラメータに応じて行われる。
【0057】次のステップは、変更要求をカラー・マッ
プ713のエントリ715に割り当てることである。実
施例では、MR値の選択されたクラスの値をソートし、
ソートした値をエントリ715に割り当て、さらに各変
更要求をその変更要求にたいして選択された値が割り当
てられる色に関係付けることによって、これを行う。日
付の例では、日付を、最前からから最近へとソートし、
青から緑、黄そしてオレンジを経て赤に至る範囲の色を
表すカラー・マップ・エントリ715にソート順に割り
当てる。各変更要求が日付を有し、さらに、その変更要
求の日付が割り当てられた色が、変更要求の色となる。
選択された値の色への写像および色の変更要求への結合
の結果は、変更要求色819に記録される。変更要求に
対する各エントリ821には、所与の変更要求に対する
日付139に関係付けられた色に対するカラー・マップ
・エントリ714のインデックスが入る。
【0058】前処理1209の最後のステップは、行情
報801およびMR情報817を作成することである。
既に指摘したように、これらのデータ構造における情報
の大半は、コード集合体データベース113に基づく。
コード行に関する情報および行それ自体は、ファイル名
をソートし、さらに行をソートにファイル名の順に入れ
ることによって、順番に配列される。MRに関する情報
は、カラー・マップ713に割り当てられた値のソート
順によって順序付けられる。表示フラグ813、MR表
題827、およびウィンドウ表題835の値は、前処理
を行うプログラムに対するパラメータによって与えられ
る。
【0059】MR情報817および行情報801は、表
示201を実際に生成し操作するプログラムへの引数で
ある。このプログラムの第1段階ステップ1211は、
ウィンドウ109を含むオブジェクトを生成したのち、
前記の引数からの値を使用してオブジェクト内のデータ
を初期化することである。この時点で行われる動作に
は、カラー・マップ・エントリ715の現在の値を色配
列1123の対応するエントリにコピーすることも含ま
れる。
【0060】これらの初期化が終了すると、主ループ1
301(図13)を開始することができる。主ループ1
301の最初のステップは、キーボード105およびマ
ウス103からの入力の待ち行列の先頭の値を得ること
である。この値により、次に発生することが決定され
る。この値が、表示201が現れる行表示ウィンドウを
閉じるべきことを示す場合(分岐1306)、ステップ
1307および1309に示すように、ウィンドウを閉
じるために必要な処置を講じ、実施例を実施するプログ
ラムは終了する。
【0061】閉じる以外の場合、1311においてその
他の事例を処理する。如何なる事例を処理しても、次の
ステップは、判断ステップ1313であり、カーソル1
10が行表示ウィンドウの中にある場合、次のステップ
は1317であり、そうでなければ1303である。ス
テップ1317において、プログラムの状態をマウス入
力によって要求されたとおりに設定する。例を次ぎに掲
げる。
【0062】マウスが表示空間213にある場合、つぎ
のようになる。カーソルが行表示207または変更要求
表示303の上を通った場合、行表示によって表される
行を変更した変更要求または変更要求表示によって表さ
れる変更要求に対するフロント配列933のエントリ9
35が「真」に設定される。カーソルが行表示207ま
たは変更要求表示303の上を通過したときに左側のボ
タンが押されていた場合、その変更要求に対するMR状
態エントリ905が、「有印かつ活性」に設定される。
カーソルが行表示207または変更要求表示303の上
を通過したときに中央のボタンが押されていた場合、そ
の変更要求に対するMR状態エントリ905は、「無印
かつ不活性」に設定され、その変更要求に対するフロン
ト配列933のエントリが、「偽」に設定される。
【0063】カーソルが上部空間211にある場合、つ
ぎのようになる。カーソル110がファイル名209の
上にある場合、その名前が、左のボタンが押された場合
に白となり、中央のボタンが押された場合に赤となり、
かつその他の場合に黄であるように、状態が設定され
る。次ぎに、ループが実行され、ラベルによって特定さ
れるファイルの各行に対して、次のことが行われる。追
加された行、削除された行、または両者の何れを表示が
示しているかによって、追加行配列1005および(ま
たは)削除行配列1011を用いて、追加または削除さ
れた行に関係付けられた変更要求に対するカラー・マッ
プ713のインデックスを収容する変更要求色819に
おけるエントリの所在を特定する。その変更要求に対す
るバック配列937のエントリを「真」に設定する;左
側のボタンが押されている場合、MR状態エントリ90
5における状態を活性に設定する(その状態が既に有印
に設定されている場合は、活性かつ有印に設定する)。
右側のボタンが押されている場合、その変更要求に対す
るバック配列937のエントリを「偽」に設定し、MR
状態エントリ905の状態を無印かつ不活性に設定す
る。
【0064】カーソルが右の空間217にある場合、何
が起こるかは、それが行特性欄ラベル220上にあるか
または欄219の中にあるかによる。前者の場合、ファ
イル名209に対して説明したようにラベル220の色
を変更するように状態を設定する;次に、左または中央
のボタンが押されている場合、各変更要求に対し、MR
状態配列903におけるその変更要求に対するエントリ
905を調べて、その状態が「有印」か、または「有印
かつ活性」かを判断し、その状態を保存する;次に、M
R状態配列903における変更要求に対するエントリを
マウス・ボタンによって要求されたとおりに設定する:
左のボタンが押されている場合、状態は活性となり、バ
ック937の変更要求に対するエントリを「真」に設定
する;中央のボタンが押されている場合、状態は無印か
つ不活性となり、バック937の変更要求に対するエン
トリを「偽」に設定する。次に、変更要求の保存された
状態が「有印」または「有印かつ活性」でない場合、変
更要求の現在の状態を「活性」のみに設定する。この効
果は、変更要求表示がすべて活性化されたときに、欄ラ
ベル220の選択の前にONであった変更要求表示に対
するラベル305のみがON状態を維持するのを保証す
ることである。
【0065】カーソルが行特性欄219にある場合、カ
ーソル110の位置は、そのカーソル位置の変更要求表
示によって表される変更要求の番号へと変換される。こ
の変換が可能なのは、変更要求表示309が、変更要求
色819における変更要求の順序と同じ順序を欄219
に持つためである。次に、変更要求に対する変更要求状
態配列903およびバック配列937のエントリを次の
ように設定する。何れのボタンも押されていない場合、
バック配列エントリを「真」に設定する。左のボタンが
押されている場合、状態配列エントリをさらに値「有印
かつ活性」に設定する。中央のボタンが押されている場
合、バック配列エントリの値を「偽」に設定し、さらに
状態配列エントリを値「無印かつ不活性」に設定する。
【0066】カーソル110が表示空間213、上部空
間211または右の空間217にあるときに行われる動
作に関する前記の説明において述べたように状態を設定
することの重要な効果は、カーソル110が変更要求に
対する変更要求表示303または変更要求によって影響
を受ける行の行表示207の上を通るときにカーソル1
10によって「ONにされ」た各変更要求に対するバッ
ク配列エントリ939が「真」に設定されることであ
る。さらに、左または中央のボタンが押された場合、変
更要求に対するMR状態エントリ905をボタンによる
要求どおりに設定し、中央のマウス・ボタンの場合、バ
ック配列エントリ939を偽に設定する。従って、バッ
ク配列バック配列937を調べることによって、カーソ
ル110の移動の結果としてONにするべき行表示20
7および変更要求表示303を決定することができ、ま
たMR状態配列903を調べることによって、何れの行
表示207および変更要求表示303がON状態を維持
するべき(それらが左のマウスボタンによって選択され
たため)かを決定することができる。
【0067】ボタン空間223には、最終的にボタン2
23、225および227のみが収容される。インデン
ト・ボタン223およびコード表示タイプ・ボタン22
7の場合、ボタンの選択または選択解除により、静的変
数do_indentおよびdo_splitの状態が変化する。コード
表示ボタン225の効果は、さらに詳細に後述する。
【0068】状態設定の最終段階は、カラー・マップ7
13を設定することにより、その変更要求表示303お
よびそれに関係付けられた行表示207がONにされる
べき変更要求に対応するカラー・マップ・エントリ71
5がその変更要求に関係付けられた色に設定され、かつ
その変更要求表示303およびそれに関係付けられた行
表示207がONにされるべきでない変更要求に対応す
るカラー・マップ・エントリ715が黒に設定されるよ
うにすることである。カラー・マップ713は次のルー
プを実行することによって設定される。即ち、このルー
プにおいては、各変更要求に対し、まず変更要求に対す
るバック配列エントリ939をその変更要求に対するフ
ロント配列エントリと比較し;それらが異なる場合、変
更要求がONまたはOFFとなっていたことを示し、そ
の変更要求のカラー・マップ・エントリ715のインデ
ックスを保存する。次に、その変更要求に対するバック
配列エントリ939が真である場合、mapcolor関数を用
いて、その変更要求のカラー・マップ・エントリ715
をその変更要求の色配列エントリ1125にある値に設
定し;偽の場合、mapcolorにより、変更要求のカラー・
マップ・エントリ715を黒に設定する;その上で、バ
ック配列エントリ939をフロント配列エントリ935
にコピーする。この最後のステップにより、フロント配
列933がバック配列937の直前の状態を常に収容す
ることを保証する。最後に、ラベル214および表示中
のコード行515、ならびにラベル216および表示中
の変更要求要旨517を下部空間215に表示する。
【0069】流れ図1201に戻りステップ1319に
おいて、表示210をステップ1317の動作またはル
ープ1301の以前の繰り返し動作において設定された
状態に従って再表示する。実施例では、マウスの入力結
果として変更された表示表示201の部分のみを再表示
する。例えば、入力が表示空間213にのみ関わる場
合、その空間のみを再表示する。再表示は、現在の表示
バッファを空のバッファにコピーし、その空のバッファ
の変更された部分を書き直し、さらにその書き換えられ
た表示内容を有するバッファと表示201を現在表示し
ているバッファとの間で内容を交換することによって、
行う。
【0070】種々の空間の再表示は次のとおりである。
表示空間213を再表示する場合、コード集合体におけ
る各ファイルに対する欄205を描画するループを実行
する。この欄は次のループによって描画される:ファイ
ルの各行に対し、まずコード行809に格納されている
行を調べて、その長さおよび先行する空白の数を決定す
る;次に、使用できるdo_indent1001がインデント
・ボタン223が押されたことを示す場合、行表示20
3の長さおよび開始点を前記の決定にしたがって設定す
る;押されていない場合、行表示は欄205の長さであ
る。
【0071】次に、表示201が追加行、削除行、また
は両方の何れを表示しているかによって追加行配列10
05、削除行配列1011、または両方の何れかにおけ
るその行の変更要求に対して指定されたカラー・マップ
713へのインデックスを用いて、行表示を描画する。
既に述べたように、その行の変更要求に対する行表示2
07をONにしようとする場合、カラー・マップ713
の変更要求エントリを色配列1123における変更要求
に対して指定された色に設定する;その行表示をOFF
にするばあい、その変更要求のエントリ715を黒に設
定する。
【0072】上部空間211については、各ファイルに
対するそれぞれの欄205の上にそのファイルのファイ
ル名を書くループによって、上部空間211を再描画す
る。ボタン空間215を描画すると、ラベル214およ
び216、コード、および要旨行515および517に
ボタン223、225および227の現在の状態が追加
される。
【0073】右の空間217は次のように再描画され
る。行表示欄219は、各変更要求に対して実行される
ループによって描画される。このループにより、変更要
求色819からカラー・マップ713におけるその変更
要求のインデックスを獲得し、color関数を用いて書く
べき色をその色に設定したのち、変更要求表示303を
描画する;この結果、変更要求表示303はカラー・マ
ップ713におけるその変更要求に対する色になる;前
述のように、この色は、その変更要求がONとなってい
れば黒であり、そうでない場合には、色配列1123に
おいてその変更要求に関係付けられた色となる。さら
に、その変更要求に対するMR状態配列エントリ905
が「有印」状態または「有印かつ活性」の状態にある場
合、その変更要求に対するラベル305が変更要求表示
の隣に描画される。ラベル305はその変更要求表示と
同じ色になる。実施例では最後に、変更要求日付スケー
ルが、行表示欄219の右側に描画され、表題ラベル2
20が、行特性欄の上に描画される。
【0074】コード・ビュアの実施:図5、6および14 図5の説明において述べたように、コード・ウィンドウ
・ボタン227が押されると、結果として、コード・ウ
ィンドウ505および関係付けられた長方形504が表
示201に現れる。長方形504が一群の行表示207
の上に置かれると、ウィンドウ505はそれらの行表示
207によって表される行を表示する。長方形504お
よびウィンドウ505により、コード・ビュアが構成さ
れる。実施例ではコード・ビュアを3つまで持つことが
できる。これらは、コード・ビュア・オブジェクトの配
列として実施される。図14において、データは4つの
範疇に分かれる。コード・ウィンドウ情報1403:そ
のコード・ビュアのコード・ウィンドウ505で表示さ
れている行を記述する。ファイル情報1415:その行
を表示する元となったファイルを記述する。長方形情報
1431:そのコード・ビュアに対する長方形504を
記述する。コード・ビュア状態1439:そのコード・
ビュアが取り付けられているかどうかを示す。
【0075】最初に、コード・ウィンドウ情報1403
について、データは次のとおりである。最大行(MAX LI
NES)1405により、ウィンドウ505に表示しうる
最大の行数を示す。先頭表示行オフセット(FDL OFF)
1407は、ウィンドウ505に表示されている最初の
行のコード行809におけるそのファイルの最初の行か
らのオフセットである。最終表示行オフセット(LDL OF
F)1409は、ウィンドウ505に表示されている最
後の行のコード行809におけるそのファイルの最初の
行からのオフセットである。表示モード・ポインタ(DI
SP MODE)1411は、追加された行、削除された行、
またはそれらの両方のうちの何れを表示するべきかを示
す変数do_splitへのポインタである。そして、前回表示
モード(LAST DISP MODE)1413により、ウィンドウ
505が最後に再描画された時の表示モードを示す。
【0076】続いて、ファイル情報1415について
は、次のものが含まれる。ファイル行ポインタ集合(FL
PTRS)1417:コード・ウィンドウ505に行を現
在表示する元となったファイルのコード行809におけ
る最初の行へのポインタ、長方形504の中心が現在置
かれている行へのポインタ、およびそのファイルの最後
の行へのポインタが含まれる。第1追加行配列エントリ
・ポインタ(FIRST ALAE)1425は、追加行配列(AL
A)1005におけるファイルの最初の行に対するエン
トリを指す。そして、第1削除行配列エントリ・ポイン
タ(FIRST DLAE)1427は、削除行配列(DLA)10
11におけるファイルの最初の行に対するエントリを指
す。このように、ファイル情報1415により、コード
・ウィンドウに現在表示されているファイルの行の位置
を特定し、その行に対する行表示207に対応する色で
その行を表示するために必要な情報がすべて与えられ
る。
【0077】その他の情報により、長方形504を定義
し、コード・ビュアが取り付けられているかどうかを示
す。長方形情報1431は、長方形の中心の座標(CENT
ER X)1433および(CENTER Y)1435、および長
方形およびそれに関係付けられたコード・ウィンドウに
使用する輪郭の色からなる。コード・ビュア状態143
9は、コード・ビュアが取り付けられている場合には
「真」の値を持ち、そうでない場合は「偽」となる。
【0078】次に、コード・ビュアの生成および動作の
詳細を説明する。表示210中にコード・ビュアが3つ
未満しかないときにマウスでボタン227を活性化した
場合、結果的に、新たなコード・ビュアが生成される。
生成過程において、表示モード1411がdo_split10
03の現在の値に設定され、ポインタ集合1417がす
べてNULLに設定され、新たなコード・ビュアの境界
の色が決定され、コード・ウィンドウ505および長方
形504の最小の大きさが設定され、さらにコード・ビ
ュア状態1439が真に設定される。ここで、開発者が
マウスを用いてウィンドウの大きさを調節すると、長方
形504の大きさがそのウィンドウの大きさに比例して
調整される。
【0079】行表示207にコード・ビュアがあると、
カーソルが移動される度ごとに、カーソルとコード・ビ
ュアとの間の関係を判断する必要がある。取り付けられ
たコード・ビュアがある場合、カーソル110は、勿
論、そのコード・ビュアに取り付けられ、そうでない場
合、各コード・ビュアに対し、そのコード・ビュアの長
方形504とカーソル110の現在の位置(長方形情報
1431に収容されている)との間の距離を計算し;右
側のマウス・ボタンが押されている場合、カーソル位置
に最も近いコード・ビュアの長方形が、カーソル110
に取り付けられる。右側のマウス・ボタンが押された時
に取り付けられているコード・ビュアがある場合、その
コード・ビュアは分離される。
【0080】次の段階は、現在取り付けられているコー
ド・ビュアを現在のカーソル位置に関係付けることであ
る。カーソルが欄205にある場合、その欄によって表
されるファイルは以前に決定済みである。コード・ビュ
アをカーソルの現在位置に関係付けるために、FFL PTR
1419がそのファイルの最初の行を指し、LFL PTR1
423が最後の行を指し、CFL PTR1421がファイル
の現在の行を指すようにそれぞれ設定する。さらに、第
1追加行配列エントリ・ポインタ(FIRST ALAE)142
5よおび第1削除行配列エントリ・ポインタ(FIRST DL
AE)1427がそのファイルに対し、追加行配列100
5および削除行配列1011における最初のエントリを
それぞれ指すように、これらのポインタを設定する。最
後に、xおよびy座標1433および1435を現在の
カーソル位置の座標から設定する。
【0081】コード・ビュアの生成、その現在のカーソ
ル位置への取り付けおよび関係付けは、すべて流れ図1
201のステップ1317において発生し、このとき、
その表示に対する状態はマウス入力により求められると
おりに設定される。何かが発生してコード・ビュアの状
態を変化させた場合、そのコード・ビュアは、行表示ウ
ィンドウ再描画ステップ1319において再描画され
る。しかしながら、すべての場合において、最初のステ
ップは、長方形504を再描画することである。次に、
コード・ウィンドウ505における最初の行を決定した
のち、そのウィンドウの最大行数に達するまで行を描画
することによって、コード・ウィンドウ505に要求さ
れた行を描画する。各行を描画する場合、追加行配列1
005、削除行配列1011、またはそれらの両方(分
割表示の場合)におけるその行のエントリを用いてカラ
ー・マップ713の変更要求に対するインデックスを決
定し、その変更要求に対する色をカラー・マップ713
から取り出し、さらにその色を用いてコード行を描画す
る。
【0082】本表示技術の他の用法:図15 大きなコード集合体の種々の概要を開発者に与えると同
時に、その集合体の重要な部分へのアクセスを与えるた
めに実施例において使用した表示技術は、詳細なアクセ
スに結び付いた概要が役にたつような状況であれば、如
何なる場合も利用することができる。以下において、本
表示技術のその他の用法の多くの例を説明する。
【0083】例えば、欄205によりデータベースにお
けるレコードの種類を表し、行表示207により、ある
種類に属する個々のレコードを表してもよい。レコード
に含まれるある情報のデータベース検索をそのデータベ
ースに対して行い、一致を発生させた行表示207をあ
る色で表示することもできる。結果として、利用者は、
それらの一致がその欄によって表されるレコードの種類
にどのように関連するかを知ることができる。さらに、
検索を複数回行い、各検索および複数回の検索による一
致に異なる色を関係付けることができる。これにより、
異なる検索が、データベースのレコードと、他の検索
と、またレコードの種類とどのような関係にあるかを知
ることができる。また、このようなシステムが、一般に
本発明の実施例において開示したコード・ビュアのよう
に作用して個々のレコードを調べられるようにする1つ
以上の「レコード・ビュア」を備ることも可能である。
【0084】コード集合体の履歴を表示するために実施
例において使用した技術は、目録のデータベースと共に
使用して、目録の概要を与えることができる。例えば、
行表示207で目録の項目を表し、かつ項目が目録に入
った時間が目録のデータベースに格納されている場合、
行表示の色により、項目が目録に留まった期間を示すこ
とができる。この場合、欄により、目録の項目の種類を
示してもよい。同様に、目録項目の回転率を決定する根
拠となる情報がデータベースに入っていれば、色によっ
て回転率を示すことができる。このような用途では、レ
コード・ビュアにより、目録項目に関する詳細にアクセ
スすることができる。
【0085】この技術のもう1つの用途は、品目の売上
高の概要を得ることである。このような用途の場合、各
欄で品目の販路を表し、所与の品目の行表示207が欄
の各々の同じ位置に来るように行表示207を調整し、
さらに、色によって売上の範囲がどうであるかを示して
もよい。このようにして、販路で何がどれだけ売れいる
かを容易に比較することができる。この場合も、レコー
ド・ビュアがあれば、個々の品目または品目のグループ
の売上高に関する詳細へのアクセスが得られ、かつ異な
る販路の結果の詳細な比較が可能となる。
【0086】データベースに記憶されている主な情報が
テキスト行であるようなデータベースも勿論多数存在す
る。コード行に関して本明細書に開示した技術は、その
ようなデータベースにも勿論、直接応用することができ
る。例えば、法文書データベースの場合、欄205が法
律の法典の節に対応し、行表示が節における行を表し、
色を用いて、その行が法典に追加される原因となった制
定を示すことができる。また、法典の行をそれらを解釈
した判例に関係付けるように色を使用することも可能で
ある。このような用途の場合、コード・ビュアは、法典
お行を見るのみならず、注釈、行を追加した法律が通過
したときに作成されたレコードの関係する部分、および
行を解釈する判決のような情報を見る際にも使用するこ
とができる。
【0087】テキスト行からなるデータベースにおける
本技術のもう1つの応用は、色を用いて相互の参照を表
すことである。行または行の集合が他の行と相互に参照
し合う場合、それらの行のすべてが同じ色で現れる。同
じ技術を項目索引を有するデータベースにおいて使用す
ることができる。即ち、項目索引から言葉を選択するこ
とができ、その言葉を含む行に対する行表示がすべて同
じ色で与えられる。この用途の場合、コード・ビュアを
用いて、その言葉を含む行を表示し比較することができ
る。好ましい実施例では、追加された行および削除され
た行を同時に表示する場合に分割オプションを用いる
が、その他の実施例および本発明の応用においては、こ
れを用いて、コードの異なるバージョンまたは一般に2
つのテキストの異なるバージョンを比較することができ
る。
【0088】好ましい実施例では、ファイルのコード行
が線的な秩序を有ているため、欄205は、ファイルに
対して自然な表現である。しかしながら、この技術は、
データ項目がテーブル状に配列された状況においても使
用することができる。例えば、この技術を用いて、多数
のスプレッドシートを表示することができる。各スプレ
ッドシートは、各行表示207がスプレッドシートのセ
ルを表すテーブルとして現れる。行表示207の色を用
いて、セルの型、セルに収容される情報の種類、セル間
の依存性、またはセルが最後に変更された時間などの情
報を示すことができる。この場合、コード・ビュアを用
いて、個々のセルまたはセルのグループを調べることが
できる。行表示207は、線形な表示および表状の表示
の場合と同じように3次元の表示にも利用することがで
きる。
【0089】以上から明らかなように、ここに開示した
技術は、情報を表示する技術における根本的な革新であ
り、それらの応用は、情報を需要者および表示の供給者
の想像力によってのみ制限される。しかしながら、本技
術が特によく適合する情報表示技術の一分野がある。そ
の分野は、テキスト・エディタである。
【0090】近年のテキスト・エディタは、表示された
テキストに対して編集を行う。テキストの表示は、表示
画面全体を占めたり、表示画面のウィンドウ109を占
めたりすることがある。最近のテキスト・エディタの1
つの構成要素は、スクロール・バーであり、表示の片側
にある。スクロール・バーは編集中のテキスト・ファイ
ル全体を表す。ファイルの中央に移るには、カーソルを
スクロール・バーの中央に移動させる。ファイルの2/
3の点に移るには、カーソルをスクロール・バーの2/
3の点に移動させる。さらに、スクロール・バーには、
画面に表示されている行の位置をファイル全体に関連付
けて表示する明暗を付けた部分があることが多い。現在
のエディタの難点は、スクロール・バーによって与えら
れる表示(文書の全体を表す)と画面で見ることができ
僅かな行数分の文書によって与えられる表示との間に表
示される詳細の段階がないことである。このような詳細
の段階が、好ましい実施例において実施された技術によ
って与えられる。
【0091】図15における表示1501は、以下にお
いて、画面107上のウィンドウ1503内に表示され
るものと仮定する。ウィンドウ1503の最上部には、
表題バー1505があり、続いてメニュー・バー150
7(編集中のテキストに対する操作の選択に使用され
る)がくる。テキストは、テキスト表示1513にテキ
スト行1517として表示される。テキスト表示151
3の左にはスクロール・バー1511がある。スクロー
ル・バー1511には、編集中のテキスト・ファイルに
おける各行に対する行表示207がある。単一のスクロ
ール・バー1511に表示できる以上の行表示207が
ある場合、スクロール・バー1511の隣に続きのスク
ロール・バーが現れる。テキスト・ファイルにおける行
を選択するためには、カーソル110をスクロール・バ
ー1511の中へと移動させる。カーソル110がスク
ロール・バー1511の中にある場合、カーソル110
は、表示1513が含む行1517の数と同数の行表示
207を覆う長方形504に取り付けられる。長方形5
04内部の行表示207に対応する行1517がテキス
ト表示1513に表示される。長方形504の中央にあ
る水平な線によって横切られた行表示207に対応する
行1519が、テキスト表示1513の中央に現れる。
行1519は、異なる配色の背景または反転表示などの
技術によりOFFに設定してもよい。実施例によって
は、ファイルに対する表示1513の相対的位置が、長
方形504を移動させるだけでなく、表示1513の中
からも変更することができるものがある。そのような実
施例では、表示1513がファイル中を移動するにした
がって、長方形504が、スクロール・バー1511の
中を移動する。
【0092】行表示207がファイルの行に関する詳細
な情報を与える方法は多く存在する。例えば、図15に
示したように、異なる色またはスクロール・バー151
1の色の何れかによって、行表示207が、前記のよう
にインデンテーションを示してもよく、また空白行を示
してもよい。さらに、節のヘッディングまたはリストの
ような特殊な構造の部分であるテキスト行にエディタが
印を付ける場合、それらの行を異なる色で表示すること
により、文書の論理構造がスクロール・バー1511の
行表示によって見えるようになる。さらに、編集中のフ
ァイルに対し言葉の検索を行う場合、検索される言葉を
含む行に対する行表示207の異なる表現を与えること
ができる。実施例によっては、異なる色で与えるものが
あり、また行表示が点滅するものもあり、さらには、行
表示に横線(ダッシュ)を引くものもある。
【0093】ファイルの行に関連したファイルに関する
情報が他にある場合、スクロール・バーの行表示を用い
て、その情報も表示することができる。例えば、編集中
のテキストが好ましい実施例の関係するコード集合体の
プログラムである場合、行表示により、変更要求のデー
タベースにおいて利用可能な情報をすべて示すことがで
きる。従って、何れの変更要求が編集中の行を追加した
か、それが最後に変更されたのはいつか、そして誰がそ
れを変更したかを判断して、新たな事実を示すことがで
きる。
【0094】最後に、長方形504および行表示207
を用いて、削除および移動などの操作によって影響を受
けた行を指定することができる。表示1503を使用す
るエディタにおける削除操作は、次の用のに作用するこ
とができる。即ち、操作メニュー1507から削除を選
択する;その時、マウス103を用いてスクロール・バ
ー1511の行表示207を選択することによって、削
除するべき行を選択する。選択された行表示の表現が変
化し、それらが削除されることを示す。利用者が正しい
行が削除されたことに満足した場合、その削除操作を再
び選択する。第2の選択により、実際の削除が起こる。
移動操作も同様であるが、選択されたテキストがスクロ
ール・バー上で指定された位置に移動される点だけが異
なる。また、行表示がスクロール・バーにおいて一度使
用できるようになると、それらに対する多くの用途が明
らかになる。
【0095】さらに、好ましい実施例のコード・ビュア
に関して説明した技術をテキスト・エディタに応用して
もよい。例えば、テキスト表示1513に1つ以上のウ
ィンドウがあり、各ウィンドウが長方形504に対応し
ていることがある。そのウィンドウの長方形504に対
するカーソルの取り付けおよび取り外しは、実施例に対
して説明したとおりである。多数の長方形504を使用
すれば、ファイルの異なる部分の同時比較が可能とな
る。例えば、ある単語がファイルの異なる部分でどのよ
うに使用されているかに興味がある場合、検索を行えば
よい。その結果、前述のように強調された行表示が現
れ、いくつかの長方形504を用いて強調された行表示
を出し、その単語がいろいろな位置でどのように使用さ
れているか比較することができる。
【0096】以上、好ましい実施例の詳細な説明によ
り、極めて多くの実体の全体にわたる概要およびそれら
の実体の選択された部分への詳細なアクセスを共に与え
るために、ある表示技術を如何に実施し且つ使用するか
について開示した。詳細な説明から明らかなように、本
技術は、根本的な革新を示すものである。本技術および
その実施方法には多くの変形が可能である。例えば、好
ましい実施例では、色を用いて変更要求を行に関係付け
ているが、他の実施例では、広い意味での色を使用でき
る、即ちグレイ・スケールまたはその他の種類の明暗化
を色の代わりに使用することができる。さらに、その他
の如何なる表現上の変化を利用して行表示を区別しても
よい。例としては、行表示の点滅、形の変化、あるいは
行表示にその位置を変えさせることなどがある。さら
に、好ましい実施例の欄は、すべての行表示によって表
されるすべての実体が属する1つの実体を示すのに役立
つような構造によって置き換えることも可能である。実
施については、マウス103は、カーソル制御キーおよ
びペン装置を含む如何なる指示装置で代替することがで
きる。本明細書で説明したデータ構造も、コード・ビュ
アの動作と同様に表示中の情報の種類に応じて勿論変更
することができる。
【0097】尚、特許請求の範囲に記載した参照番号
は、発明の容易なる理解のためで、その技術的範囲を制
限するように解釈されるべきではない。
【0098】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ンピュータ・システムにおいて極めて多くの実体に関す
る概略的な情報および詳細な情報だけでなく、それらの
中間的な詳細水準の情報も示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】好ましい実施例が使用されるシステムの図であ
る。
【図2】好ましい実施例によって生成される表示の図で
ある。
【図3】好ましい実施例によって生成される第2の表示
の図である。
【図4】好ましい実施例によって生成される第3の表示
の図である。
【図5】好ましい実施例によって生成される第4および
第5の表示の図である。
【図6】好ましい実施例によって生成される第6の表示
の図である。
【図7】好ましい実施例において使用されるハードウェ
アの概略図である。
【図8】好ましい実施例において使用されるデータの概
略図である。
【図9】好ましい実施例において使用されるMRオブジ
ェクトの図である。
【図10】好ましい実施例において使用される他のデー
タの図である。
【図11】好ましい実施例において使用されるコード・
オブジェクトおよびその他のデータの図である。
【図12】好ましい実施例の動作を示す流れ図の第1の
部分である。
【図13】好ましい実施例の動作を示す流れ図の第2の
部分である。
【図14】コード・ビュア・オブジェクトの図である。
【図15】好ましい実施例の技術を取り入れたテキスト
・エディタの表示である。
【符号の説明】
101 実施例が用いられる環境 103 指示装置(マウス) 105 キーボード 107 画面 109 ウィンドウ 111 処理ユニット 113 コード集合体データベース 114 コード・ファイル・レコード集合(CFRS) 115 コード・ファイル・レコード(CFR) 116 コード・ファイル名(CFN) 117 コード・ファイル行レコード集合(CFLR
S) 118 コード・ファイル行レコード(CFLR) 119 テキスト・フィールド 120 追加MR(AMR) 122 削除MR(DMR) 121 変更要求レコード(MRR) 125 変更要求名(MRN) 126 変更要求レコード集合(MRRS) 139 日付レコード 141 要旨 143 開発者記録集(DVPRS) 145 開発者記録(DVPR) 201 表示 204 表題表示部 205 ファイル欄 207 行表示 213 表示空間部 211 上部空間部 215 ボタン空間部 209 コード・ファイルの名前 206 追加欄 215、225、227ボタン 214および216ラベル 219 行表示欄 220 行特性欄ラベル 303 変更要求表示 307 行表示の集合 305 ラベル 309 要旨のテキスト 403 コード・ファイル 503 行表示 515 コード行 517 要旨 505 コード表示ウィンドウ 701 メモリ 709 プロセッサ 707 プログラム・データ 711 グラフィックス・インタフェース(GI) 713 カラー・マップ(CMAP) 715 カラー・マップ項目(CMAPE) 717 赤フィールド(RF) 719 緑フィールド(GF) 721 青フィールド(BF) 801 行情報 817 変更要求(MR)情報 803 追加変更要求 805 追加変更要求エントリ(AMRE) 817 変更要求情報 807 削除変更要求 809 コード行 811 ファイル番号 813 行番号 815 ファイル名 819 変更要求色 821 エントリ 822 変更要求名 823 変更要求の番号 825 変更要求記述 827 MR表題 829 MR日付 831 MRラベル 833 表示フラグ 835 ウィンドウ表題 901 変更要求オブジェクト 903 変更要求状態 1005 追加行配列(ALA) 1011 削除行配列(DLA) 1101 コード・オブジェクト 1103 コード・ポインタ(CODE PTR) 1109 ファイル数 1113 行数配列(NLA) 1115 行数配列エントリ 1117 最大行ポインタ 1121 ファイルに対するエントリ 1119 最大行長配列 1125 色配列エントリ 1123 色配列 1401 コード・ビュア・オブジェクト 1403 ウィンドウ情報 1415 ファイル情報 1431 長方形情報 1439 コード・ビュア状態 1405 最大行(MAX LINES) 1407 先頭表示行オフセット(FDL OFF) 1409 最終表示行オフセット(LDL OFF) 1411 表示モード・ポインタ(DISP MODE) 1413 前回表示モード(LAST DISP MODE) 1425 第1追加行配列エントリ・ポインタ(FIRST
ALAE) 1427 第1削除行配列エントリ・ポインタ(FIRST
DLAE) 1433、1435長方形の中心の座標(CENTER X)お
よび(CENTER Y)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データプロセッサを有するシステムにお
    いて、複数の実体に含まれる部分実体に関する情報を、
    前記データプロセッサによって駆動されるディスプレイ
    上に見やすく表示する装置において、 それぞれが各実体を視覚的に表現する複数の実体表現手
    段(205)と、 各実体表現手段内にあって、それぞれが各部分実体を視
    覚的に表現する複数の部分実体表現手段(207)と、 前記ディスプレイから部分実体表現手段のいずれかを選
    択する選択手段(103)と、 前記複数の実体表現手段に対応して、前記実体表現手段
    とは別に設けられ、前記選択手段によって選択された部
    分実体表現手段によって表現される部分実体に関する情
    報を前記ディスプレイ上に表示する情報表示手段(11
    1)とからなり、 各部分実体表現手段は個別にかつ同時に見ることが可能
    であるとともに個別に選択可能であり、各部分実体表現
    手段の最小寸法は5ピクセルより小さいことを特徴とす
    る情報表示装置。
  2. 【請求項2】 データプロセッサを有するシステムにお
    いて、移動可能なカーソル(110)を有し前記データ
    プロセッサによって駆動されるディスプレイ上に、それ
    ぞれが実体表現手段(207)によって表現される複数
    の実体に関する詳細な情報を表示する装置において、 前記カーソルとは別に設けられ、前記詳細な情報が関係
    する実体を表現する実体表現手段の近傍に置かれたとき
    に当該実体表現手段を選択する一つ以上の実体表現選択
    手段(504)と、 前記実体表現手段とは別に設けられ、各実体表現手段に
    対応して、当該実体表現選択手段によって選択された実
    体表現手段によって表現される実体に関する詳細な情報
    を前記ディスプレイ上に表示する詳細情報表示手段(5
    05)と、 前記カーソルに取り付けられた一つの実体表現選択手段
    のみが前記カーソルと一緒に移動するように前記実体表
    現選択手段のうちの一つのみを前記カーソルに取り付け
    る取り付け手段(103)とからなり、 選択された実体表現手段、前記実体表現選択手段、およ
    び前記詳細情報表示手段はすべて同時にディスプレイ上
    に存在することを特徴とする情報表示装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、前記ディスプレイ上の
    部分実体表現手段のうちの一つの近傍に置かれたときに
    当該実体表現手段を選択する一つ以上の部分実体表現選
    択手段であり、 前記情報表示手段は、各部分実体表現選択手段に対応し
    て、当該部分実体表現選択手段によって選択された部分
    実体表現手段によって表現される部分実体に関する詳細
    な情報を前記ディスプレイ上に表示する詳細情報表示手
    段であり、 前記実体表現手段、前記部分実体表現選択手段、および
    前記詳細情報表示手段はすべて同時に前記ディスプレイ
    上に存在することを特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記実体表現手段はテキストを表現し、 前記部分実体は前記テキスト中の行であり、 前記詳細情報表示手段は、少なくとも、前記部分実体表
    現選択手段によって選択される部分実体表現手段に対応
    する行を表示することを特徴とする請求項3の装置。
  5. 【請求項5】 前記ディスプレイはカーソル(110)
    を有し、 前記カーソルは前記部分実体表現選択手段のうちの一つ
    に取り付けられ、 当該取り付けられた部分実体表現選択手段は前記カーソ
    ルと一緒に移動することを特徴とする請求項3の装置。
  6. 【請求項6】 前記カーソルを前記部分実体表現選択手
    段のうちの一つに取り付け、また、現在前記カーソルが
    取り付けられている部分実体表現選択手段から前記カー
    ソルを取り外す手段(103)をさらに有することを特
    徴とする請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 前記部分実体表現手段はある範囲の外観
    を有し、当該外観の範囲は前記部分実体表現手段によっ
    て表現される部分実体に関する情報の値にマッピングさ
    れ、前記部分実体表現手段の外観は、当該部分実体表現
    手段によって表現される部分実体に関する情報の値に対
    応する外観であることを特徴とする請求項1、3、4、
    5または6の装置。
  8. 【請求項8】 前記部分実体表現手段の外観は、当該部
    分実体表現手段によって表現される部分実体に関する情
    報の値に従って変化する明暗であることを特徴とする請
    求項7の装置。
  9. 【請求項9】 前記ディスプレイはカラーディスプレイ
    であり、 前記明暗が色の明暗であることを特徴とする請求項8の
    装置。
  10. 【請求項10】 前記部分実体表現手段の形状が当該部
    分実体表現手段によって表現される部分実体に関する情
    報の値に従って変化することを特徴とする請求項7の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記部分実体表現手段の形状は、前記
    部分実体表現手段の相対的な大きさを含むことを特徴と
    する請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 前記外観はさらに、前記部分実体表現
    手段が前記ディスプレイ上でアクティブであるか否かに
    従って変化することを特徴とする請求項8の装置。
  13. 【請求項13】 前記実体表現手段はバーであり、 前記部分実体表現手段は前記バー中の線であることを特
    徴とする請求項1、3、5または6の装置。
  14. 【請求項14】 ディスプレイの要素の表示を制御する
    装置において、 前記ディスプレイ内のある領域に値の集合を関係づける
    値集合定義手段と、 前記ディスプレイの要素に前記集合に属する値を関係づ
    ける値関係手段と、 前記領域内の指示手段の移動に応答して、当該移動によ
    って定義される部分領域の外観を変化させることによ
    り、当該部分領域に関係づけられた値を含むように前記
    集合の部分集合を定義する値部分集合定義手段と、 前記値関係手段および前記値部分集合定義手段に応じ
    て、前記部分集合に属する値を有する要素の外観を変化
    させる要素表示手段とからなることを特徴とする、ディ
    スプレイの要素の表示を制御する装置。
JP4351062A 1991-12-06 1992-12-07 情報表示装置およびファイルの特性を表示する装置 Expired - Lifetime JP2559962B2 (ja)

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