JP2559925Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
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- JP2559925Y2 JP2559925Y2 JP7698591U JP7698591U JP2559925Y2 JP 2559925 Y2 JP2559925 Y2 JP 2559925Y2 JP 7698591 U JP7698591 U JP 7698591U JP 7698591 U JP7698591 U JP 7698591U JP 2559925 Y2 JP2559925 Y2 JP 2559925Y2
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- electrolytic capacitor
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電解コンデンサに関し、
さらに詳しく言えば、アルミニウム電解コンデンサの安
全装置に関するものである。
さらに詳しく言えば、アルミニウム電解コンデンサの安
全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム電解コンデンサは、アルミ
ニウム箔からなる陽極箔と陰極箔とをセパレ−タを挟ん
で巻回し所定の電解液を含浸させたコンデンサ素子を備
えている。同コンデンサ素子は有底筒状の例えばアルミ
ニウムからなる外装ケ−ス内に収納され、その開口部は
封口部材にて気密的に閉じられている。
ニウム箔からなる陽極箔と陰極箔とをセパレ−タを挟ん
で巻回し所定の電解液を含浸させたコンデンサ素子を備
えている。同コンデンサ素子は有底筒状の例えばアルミ
ニウムからなる外装ケ−ス内に収納され、その開口部は
封口部材にて気密的に閉じられている。
【0003】ところで、この電解コンデンサに逆電圧、
過電圧もしくは過大な温度などが加えられると、電解液
の分解により内部ガスが発生し、内部圧力が上昇し爆発
するおそれがある。またその他の原因によっても内部圧
力が異常に上昇する場合があるので、従来では外装ケ−
スに規定の内部圧力に達したときにその内部発生ガスを
外部に逃がす防爆弁を設けている。
過電圧もしくは過大な温度などが加えられると、電解液
の分解により内部ガスが発生し、内部圧力が上昇し爆発
するおそれがある。またその他の原因によっても内部圧
力が異常に上昇する場合があるので、従来では外装ケ−
スに規定の内部圧力に達したときにその内部発生ガスを
外部に逃がす防爆弁を設けている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】防爆弁が作動すること
により電解コンデンサの爆発は防止されるが、しかし噴
出する発生ガスによりセット(機器)の火災と間違えら
れ、使用者に無用な不安感を与えることがある。また、
場合によっては発生ガスとともに電解液が周囲に飛散
し、回路をショ−トさせるおそれもある。
により電解コンデンサの爆発は防止されるが、しかし噴
出する発生ガスによりセット(機器)の火災と間違えら
れ、使用者に無用な不安感を与えることがある。また、
場合によっては発生ガスとともに電解液が周囲に飛散
し、回路をショ−トさせるおそれもある。
【0005】本考案は、防爆弁が作動しても、発生ガス
や電解液が外部に飛散することがないような電解コンデ
ンサを提供することを目的としている。
や電解液が外部に飛散することがないような電解コンデ
ンサを提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案では、有底筒状の外装ケ−ス内にコンデンサ素
子が収納され、その外装ケ−スの開口部が防爆弁を有す
る封口板にて封口されるとともに、上記コンデンサ素子
から引き出されている陽極リ−ドと陰極リ−ドとが上記
封口板に設けられている陽極端子と陰極端子とにそれぞ
れ接続されてなる電解コンデンサにおいて、該電解コン
デンサ全体が封口板側を上にして有底筒状の安全用ケ−
ス内に収納され、安全用ケースの上方の開口部は一対の
外部端子を有する第2の封口板にて封口されているとと
もに、安全用ケース内の電解コンデンサは電解コンデン
サの上方および下方に上部空間および底部空間ができる
ように配置され、上部空間と底部空間とは電解コンデン
サの外周側部と安全用ケースの内周側部との間に配置さ
れた封緘部材により気密的に区分され、上部空間にある
電解コンデンサの陽極端子および陰極端子と安全用ケー
スの各外部端子との間は少なくとも一方がヒュ−ズ線と
して作用する一対の内部リ−ド線により接続され、また
底部空間にある電解コンデンサの底部外面と上記安全用
ケ−スの底部内面の間またはその少なくともいずれか一
方に緩衝材が設けられているように構成されている。
に本考案では、有底筒状の外装ケ−ス内にコンデンサ素
子が収納され、その外装ケ−スの開口部が防爆弁を有す
る封口板にて封口されるとともに、上記コンデンサ素子
から引き出されている陽極リ−ドと陰極リ−ドとが上記
封口板に設けられている陽極端子と陰極端子とにそれぞ
れ接続されてなる電解コンデンサにおいて、該電解コン
デンサ全体が封口板側を上にして有底筒状の安全用ケ−
ス内に収納され、安全用ケースの上方の開口部は一対の
外部端子を有する第2の封口板にて封口されているとと
もに、安全用ケース内の電解コンデンサは電解コンデン
サの上方および下方に上部空間および底部空間ができる
ように配置され、上部空間と底部空間とは電解コンデン
サの外周側部と安全用ケースの内周側部との間に配置さ
れた封緘部材により気密的に区分され、上部空間にある
電解コンデンサの陽極端子および陰極端子と安全用ケー
スの各外部端子との間は少なくとも一方がヒュ−ズ線と
して作用する一対の内部リ−ド線により接続され、また
底部空間にある電解コンデンサの底部外面と上記安全用
ケ−スの底部内面の間またはその少なくともいずれか一
方に緩衝材が設けられているように構成されている。
【0007】
【作用】何らかの原因で電解コンデンサの内圧が上昇
し、防爆弁が作動すると、発生ガスがその防爆弁を介し
て安全用ケ−スの気密的な上部空間内に噴出する。これ
により、その上部空間内の圧力が高められ、電解コンデ
ンサが安全用ケ−スの底部側に勢いよく移動する。この
移動により、内部リ−ド線が引っ張られてついには少な
くともその一方が切断されて電解コンデンサは不作動化
される。その際、発生ガスや電解液は気密的な上部空間
に閉じ込められ、安全用ケ−ス外に漏れることはない。
し、防爆弁が作動すると、発生ガスがその防爆弁を介し
て安全用ケ−スの気密的な上部空間内に噴出する。これ
により、その上部空間内の圧力が高められ、電解コンデ
ンサが安全用ケ−スの底部側に勢いよく移動する。この
移動により、内部リ−ド線が引っ張られてついには少な
くともその一方が切断されて電解コンデンサは不作動化
される。その際、発生ガスや電解液は気密的な上部空間
に閉じ込められ、安全用ケ−ス外に漏れることはない。
【0008】また、電解コンデンサの移動時に底部外面
側と安全用ケ−スの底部内面側が勢いよくぶつかっても
外装ケースの底部外面と上記安全用ケ−スの底部内面と
の間または少なくともいずれか一方に緩衝材が配置され
ているので衝撃および衝撃音が吸収される。
側と安全用ケ−スの底部内面側が勢いよくぶつかっても
外装ケースの底部外面と上記安全用ケ−スの底部内面と
の間または少なくともいずれか一方に緩衝材が配置され
ているので衝撃および衝撃音が吸収される。
【0009】
【実施例】図1には本考案の実施例に係る電解コンデン
サの概略的側断面図が示されている。同図によると、こ
の電解コンデンサCは例えばアルミニウム箔の陽極箔と
陰極箔とをセパレ−タを挟んで巻回してなるコンデンサ
素子1を備えている。このコンデンサ素子1からはリボ
ン状をなす陽極リ−ド2aおよび陰極リ−ド2bが引き
出されている。コンデンサ素子1は所定の電解液が含浸
されたのち、例えばアルミニウム製の有底筒状をなす外
装ケ−ス3内に収納されている。コンデンサ素子1は適
当な固定剤4にて外装ケ−ス3内に固定され、その外装
ケ−ス3の開口部は陽極端子5aおよび陰極端子5bを
有する封口板6によって封口されている。
サの概略的側断面図が示されている。同図によると、こ
の電解コンデンサCは例えばアルミニウム箔の陽極箔と
陰極箔とをセパレ−タを挟んで巻回してなるコンデンサ
素子1を備えている。このコンデンサ素子1からはリボ
ン状をなす陽極リ−ド2aおよび陰極リ−ド2bが引き
出されている。コンデンサ素子1は所定の電解液が含浸
されたのち、例えばアルミニウム製の有底筒状をなす外
装ケ−ス3内に収納されている。コンデンサ素子1は適
当な固定剤4にて外装ケ−ス3内に固定され、その外装
ケ−ス3の開口部は陽極端子5aおよび陰極端子5bを
有する封口板6によって封口されている。
【0010】陽極端子5aおよび陰極端子5bはアルミ
リベットからなり、その各端子5a,5bのケ−ス内側
には、陽極リ−ド2aと陰極リ−ド2bとが接続され
る。また、各端子5a,5bのケ−ス外側には例えば硬
鋼線からなるヒュ−ズ線7a,7bがそれぞれ溶接され
ている。なお封口板6は例えばベ−クライト板の上面に
ゴムなどの弾性膜を添設してなるゴム張り積層板からな
り、ベ−クライト板のほぼ中央部には孔からなる防爆弁
6aが設けられている。
リベットからなり、その各端子5a,5bのケ−ス内側
には、陽極リ−ド2aと陰極リ−ド2bとが接続され
る。また、各端子5a,5bのケ−ス外側には例えば硬
鋼線からなるヒュ−ズ線7a,7bがそれぞれ溶接され
ている。なお封口板6は例えばベ−クライト板の上面に
ゴムなどの弾性膜を添設してなるゴム張り積層板からな
り、ベ−クライト板のほぼ中央部には孔からなる防爆弁
6aが設けられている。
【0011】この電解コンデンサCは有底筒状をなす安
全用ケ−ス8内に収納されている、安全用ケ−ス8は例
えばアルミニウム製で、安全用ケ−ス8の上方の開口部
は第2の封口板9によって気密的に封口されている。安
全用ケース8内の電解コンデンサCは電解コンデンサC
の上方および下方にそれぞれ上部空間Aおよび底部空間
Bが生ずるように配置され、上部空間Aおよび底部空間
Bは電解コンデンサCの外装ケ−ス3の外周側部と安全
用ケース8の内周側部の間に配置された例えば幅広のゴ
ムからなる封緘部材10により気密的に区分されてい
る。11は気密性を高めるための絞り溝である。底部空
間Bの容積は、防爆弁6aが作動して発生ガスが安全用
ケ−ス8の上部空間Aに噴出した際、電解コンデンサC
が下方に十分移動して上部空間A内の圧力の上昇を防止
するのに十分な容積を有する。
全用ケ−ス8内に収納されている、安全用ケ−ス8は例
えばアルミニウム製で、安全用ケ−ス8の上方の開口部
は第2の封口板9によって気密的に封口されている。安
全用ケース8内の電解コンデンサCは電解コンデンサC
の上方および下方にそれぞれ上部空間Aおよび底部空間
Bが生ずるように配置され、上部空間Aおよび底部空間
Bは電解コンデンサCの外装ケ−ス3の外周側部と安全
用ケース8の内周側部の間に配置された例えば幅広のゴ
ムからなる封緘部材10により気密的に区分されてい
る。11は気密性を高めるための絞り溝である。底部空
間Bの容積は、防爆弁6aが作動して発生ガスが安全用
ケ−ス8の上部空間Aに噴出した際、電解コンデンサC
が下方に十分移動して上部空間A内の圧力の上昇を防止
するのに十分な容積を有する。
【0012】第2の封口板9には一対の外部端子、この
実施例ではラグ型端子12a,12bが設けられてい
る。この場合、ラグ型端子12a,12bは好ましくは
ハンダ付け可能な金属、例えば銅製のリベットからな
り、その各々にはヒュ−ズ線として作用する内部リード
線7a,7bを挿通するための挿通孔が穿設されてい
る。すなわち、各内部リード線7a,7bはその挿通孔
に挿通した状態でハンダ付けされる。なお、第2の封口
板9には上記封口板6と同様のゴム張り積層板が用いら
れるが、この封口板9にも上記防爆弁6aと同様に上面
がゴムなどの弾性膜にて閉塞された孔からなる安全弁を
設けてもよい。
実施例ではラグ型端子12a,12bが設けられてい
る。この場合、ラグ型端子12a,12bは好ましくは
ハンダ付け可能な金属、例えば銅製のリベットからな
り、その各々にはヒュ−ズ線として作用する内部リード
線7a,7bを挿通するための挿通孔が穿設されてい
る。すなわち、各内部リード線7a,7bはその挿通孔
に挿通した状態でハンダ付けされる。なお、第2の封口
板9には上記封口板6と同様のゴム張り積層板が用いら
れるが、この封口板9にも上記防爆弁6aと同様に上面
がゴムなどの弾性膜にて閉塞された孔からなる安全弁を
設けてもよい。
【0013】一方、外装ケ−ス3の底部外面と安全用ケ
−ス8の底部内面には、それぞれ緩衝材13a、13b
が配置されている。緩衝材は例えば樹脂、スポンジ、
紙、金属など変形可能な材料からなり、貼り付けられた
り、あるいは13bのような場合には単に置かれている
だけでもよい。また樹脂などの場合には塗布してもよ
い。なお緩衝材は外装ケ−ス3の底部外面と安全用ケ−
ス8の底部内面の両方に必ず設ける必要はなくいずれか
一方にだけ設けてもよい。
−ス8の底部内面には、それぞれ緩衝材13a、13b
が配置されている。緩衝材は例えば樹脂、スポンジ、
紙、金属など変形可能な材料からなり、貼り付けられた
り、あるいは13bのような場合には単に置かれている
だけでもよい。また樹脂などの場合には塗布してもよ
い。なお緩衝材は外装ケ−ス3の底部外面と安全用ケ−
ス8の底部内面の両方に必ず設ける必要はなくいずれか
一方にだけ設けてもよい。
【0014】電解コンデンサの作用を説明すると、ま
ず、何らかの原因で外装ケ−ス3内の内圧が上昇し防爆
弁6aが作動すると電解コンデンサC内の発生ガスが安
全用ケ−ス8の上部空間Aに噴出する。このとき、上部
空間Aおよび底部空間Bが封緘部材10で区分されてい
ることから、その発生ガスにより安全用ケ−ス8の上部
空間A内の圧力が確実に高められる。これにより、この
電解コンデンサCが安全用ケ−ス8の底部側に勢いよく
移動し、これに伴って、内部リード線7a、7bの両方
または一方が切断される。発生ガスは上部空間A内に閉
じ込められ、安全用ケースの外部に漏れることはない。
ず、何らかの原因で外装ケ−ス3内の内圧が上昇し防爆
弁6aが作動すると電解コンデンサC内の発生ガスが安
全用ケ−ス8の上部空間Aに噴出する。このとき、上部
空間Aおよび底部空間Bが封緘部材10で区分されてい
ることから、その発生ガスにより安全用ケ−ス8の上部
空間A内の圧力が確実に高められる。これにより、この
電解コンデンサCが安全用ケ−ス8の底部側に勢いよく
移動し、これに伴って、内部リード線7a、7bの両方
または一方が切断される。発生ガスは上部空間A内に閉
じ込められ、安全用ケースの外部に漏れることはない。
【0015】電解コンデンサCが安全用ケ−ス8の底部
側に勢いよく移動する際、電解コンデンサCの底部外面
と安全用ケ−スの底部内面は激しく衝突するが、配置さ
れた緩衝材13a、13bにより、衝突することにより
生ずる衝撃および衝撃音が吸収される。
側に勢いよく移動する際、電解コンデンサCの底部外面
と安全用ケ−スの底部内面は激しく衝突するが、配置さ
れた緩衝材13a、13bにより、衝突することにより
生ずる衝撃および衝撃音が吸収される。
【0016】図2は本考案の電解コンデンサの別の実施
例を示す概略的側断面図で、封緘部材としてOリング2
0が使用されている。また一方の内部リード線21bが
他方の内部リード線21aより長く、屈曲した状態にな
されている。さらに緩衝材22は電解コンデンサCの底
部外面と安全用ケ−ス8の底部内面の間に縦方向に配置
されている。
例を示す概略的側断面図で、封緘部材としてOリング2
0が使用されている。また一方の内部リード線21bが
他方の内部リード線21aより長く、屈曲した状態にな
されている。さらに緩衝材22は電解コンデンサCの底
部外面と安全用ケ−ス8の底部内面の間に縦方向に配置
されている。
【0017】外装ケ−ス3内の内圧が上昇し防爆弁6a
が作動すると、電解コンデンサCが安全用ケ−ス8の底
部側に勢いよく移動するが、緩衝材22が圧縮変形して
衝撃を和らげるとともに、衝撃音も生じない。また、内
部リード線21aは切断されるが、もう一方の内部リー
ド線21bは長いので切断されずに残り、下方に移動し
Oリング20から外れた電解コンデンサCがふらつかな
いように電解コンデンサCを吊持する。
が作動すると、電解コンデンサCが安全用ケ−ス8の底
部側に勢いよく移動するが、緩衝材22が圧縮変形して
衝撃を和らげるとともに、衝撃音も生じない。また、内
部リード線21aは切断されるが、もう一方の内部リー
ド線21bは長いので切断されずに残り、下方に移動し
Oリング20から外れた電解コンデンサCがふらつかな
いように電解コンデンサCを吊持する。
【0018】なお、いずれの実施例においても、例えば
安全用ケース8の底部に穴を設けたりして底部空間Bが
大気に開放されているようにしてもよい。
安全用ケース8の底部に穴を設けたりして底部空間Bが
大気に開放されているようにしてもよい。
【0019】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
電解コンデンサ自体をその周りに封緘部材を装着した状
態で安全用ケ−スに収納するとともに、その防爆弁側に
気密的な空間を形成し、防爆弁の作動時に発生するガス
や電解液を同空間内に噴出させるとともに、それらに伴
う圧力上昇にて電解コンデンサを安全用ケ−スの底部側
に向けて動かすことにより、内部リード線を切断するよ
うにしたので、発生ガスや電解液を周囲に飛散させるこ
とがない。
電解コンデンサ自体をその周りに封緘部材を装着した状
態で安全用ケ−スに収納するとともに、その防爆弁側に
気密的な空間を形成し、防爆弁の作動時に発生するガス
や電解液を同空間内に噴出させるとともに、それらに伴
う圧力上昇にて電解コンデンサを安全用ケ−スの底部側
に向けて動かすことにより、内部リード線を切断するよ
うにしたので、発生ガスや電解液を周囲に飛散させるこ
とがない。
【0020】また、緩衝材により防爆弁作動時の電解コ
ンデンサと安全用ケ−スの衝撃と衝撃音を吸収すること
により、より高度でかつ安全な電解コンデンサを提供す
ることができる
ンデンサと安全用ケ−スの衝撃と衝撃音を吸収すること
により、より高度でかつ安全な電解コンデンサを提供す
ることができる
【図1】本考案に係る電解コンデンサの概略的断面図。
【図2】本考案に係る別の電解コンデンサの概略的断面
図。
図。
1 コンデンサ素子 2a 陽極リ−ド 2b 陰極リ−ド 3 外装ケ−ス 5a 陽極端子 5b 陰極端子 6 封口板 6a 防爆弁 7a 内部リード線 7b 内部リード線 8 安全用ケース 9 第2の封口板 10 封緘部材 11 絞り溝 12a ラグ型端子 12b ラグ型端子 13a 緩衝材 13b 緩衝材 20 封緘部材(Oリング) 21a 内部リード線 21b 内部リード線 22 緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】有底筒状の外装ケ−ス内にコンデンサ素子
が収納され、その外装ケ−スの開口部が防爆弁を有する
封口板にて封口されるとともに、上記コンデンサ素子か
ら引き出されている陽極リ−ドと陰極リ−ドとが上記封
口板に設けられている陽極端子と陰極端子とにそれぞれ
接続されてなる電解コンデンサにおいて、該電解コンデ
ンサ全体が封口板側を上にして有底筒状の安全用ケ−ス
内に収納され、安全用ケースの上方の開口部は一対の外
部端子を有する第2の封口板にて封口されているととも
に、安全用ケース内の電解コンデンサは電解コンデンサ
の上方および下方に上部空間および底部空間ができるよ
うに配置され、上部空間と底部空間とは電解コンデンサ
の外周側部と安全用ケースの内周側部との間に配置され
た封緘部材により気密的に区分され、上部空間にある電
解コンデンサの陽極端子および陰極端子と安全用ケース
の各外部端子との間は少なくとも一方がヒュ−ズ線とし
て作用する一対の内部リ−ド線により接続され、また底
部空間にある電解コンデンサの底部外面と上記安全用ケ
−スの底部内面の間またはその少なくともいずれか一方
に緩衝材が設けられていることを特徴とする電解コンデ
ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7698591U JP2559925Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7698591U JP2559925Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521433U JPH0521433U (ja) | 1993-03-19 |
JP2559925Y2 true JP2559925Y2 (ja) | 1998-01-19 |
Family
ID=13621075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7698591U Expired - Lifetime JP2559925Y2 (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559925Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP7698591U patent/JP2559925Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0521433U (ja) | 1993-03-19 |
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