JP2559853Y2 - カード裁断装置 - Google Patents

カード裁断装置

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JP2559853Y2
JP2559853Y2 JP3982292U JP3982292U JP2559853Y2 JP 2559853 Y2 JP2559853 Y2 JP 2559853Y2 JP 3982292 U JP3982292 U JP 3982292U JP 3982292 U JP3982292 U JP 3982292U JP 2559853 Y2 JP2559853 Y2 JP 2559853Y2
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常夫 清水
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大邦工業株式会社
常夫 清水
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は種々の会員カード、病院
等の診察カード、名刺等、各種カードの製作用裁断装置
に係り、詳細には卓上文書印刷機等により一シート上に
複数葉印刷または印字されたカード綴り(用紙)を所望
のカードサイズに裁断して一葉づつ切り離すカード裁断
装置に係り、特に、オペレータが未熟練者であっても安
全、迅速、かつ高精度に裁断し得ることはもちろん、所
望の用紙のみを選択して裁断し得るカード裁断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、カードの裁断技術として次の三つ
の方法が採用されている。 (1)ギロチン裁断機によって裁断仕上げする方法。 (2)抜き型を作り、プレス機にかけて抜き仕上げする方
法。 (3)ロータリー・カッターで用紙のタテ・ヨコを各1回
裁断して仕上げる方法。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】しかし、上述(1) 、
(2) および(3) の方法はいずれも、次の(イ) 、(ロ) およ
び(ハ) の欠点、すなわち、 (イ)大がかりで高額な機械設備を要する、 (ロ)オペレータがかなりの熟練を要する、 (ハ)ケガ等の危険をともなう。 等の欠点を有しており、たとえば社内印刷等の場合、未
熟練者が事務所の一隅等で行うには到底不適当であっ
た。
【0004】一方、多くの裁断装置に備えられるカッタ
ーの耐久力は裁断する用紙の紙質に大きく左右され、こ
のためカッターにとって有用な用紙を専用用紙として選
定し、有害な用紙を排除することが装置維持のために必
要である。しかし、従来技術では用紙の選定機能を備え
た装置は存在しなかった。
【0005】本考案の目的はオペレータが未熟練者であ
っても安全、迅速、かつ高精度に裁断し得ることはもち
ろん、所望の用紙のみを選定して裁断し得、上述の公知
技術に存する欠点を改良したカード裁断装置を提供する
ことにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】前述の目的を達成する
ため、本考案によれば、フィーダと、カッテイングユニ
ットを備え、このフィーダから端部にマークの付された
用紙を前記カッテイングユニットに搬送して該用紙を所
望のカードサイズに裁断するカード裁断装置において、
前記フイーダおよび前記カッテイングユニットの間の用
紙の通路に前記用紙に付されたマークを検出するマーク
読み取り装置を備えてなり、これにより所望の適合用紙
のみを前記カッテイングユニットに通過させることを特
徴とする。
【0007】以下、本考案を添付図面を用いて詳述す
る。図1は本考案にかかるカード裁断装置の一具体例の
断面図であり、図2は図1の装置の一部平面図であり、
図3は本考案にかかるマーク読み取り装置の具体的説明
図である。
【0008】本考案装置の構造をこれら図面を用いて説
明する。本考案はまず、図1および図2に明示されるよ
うに、用紙のフイーダ1を備える。フイーダ1は用紙搬
送機構としてのベルトコンベア2を備えた紙乗台3を有
し、この紙乗台3上に用紙パイル4がベルトコンベア2
にまたがって載置される。なお、本考案では、用紙搬送
機構として、ベルトコンベア2の代わりに図示しないが
回転ローラを複数個並列したものであってもよい。ま
た、用紙パイル4は端部に所望のマークの付された紙、
プラスチック等の用紙(シート)の積層体からなり、各
シートは卓上文書印刷機等により一シート上に複数葉の
カードが印刷または印字されたカード綴りである。
【0009】さらに、フイーダ1の紙乗台3の下方には
この紙乗台3が天板となる箱室5が形成される。この紙
乗台3の用紙排出口6付近には孔7、7…7が複数個穿
設され、かつ箱室5の任意の個所、例えば図1に示され
るように箱室5の側壁8に排気フアン9が設けられる。
この排気フアン9を作動させると、箱室5から空気が排
気されて箱室5内が負圧になり、これにより用紙パイル
4の最下段の用紙10が孔7、7…7の個所で紙乗台3に
密着され、用紙10の排出口6からの排出が容易となる。
11は後述するヒップアップソレノイドであって、箱室5
内に設置される。12はヒップアップソレノイド11に取り
つけられ、後述のとおりヒップアップソレノイド11の働
きにより作動して用紙パイル4を押し上げる押上杆であ
る。さらに、13はモータ軸14を有するモータ、15はモー
タ軸16を有するステッピングモータであり、いずれも箱
室5内に配置され、後述される。
【0010】フイーダ1の用紙排出口6から搬送される
用紙10の通路aには排出口6側から順にそれぞれ、上下
に一対のローラによって構成される第1搬送ローラ17、
マーク読み取り装置、カッテイングユニット19、上下に
一対のローラによって構成される第2搬送ローラ20、ゲ
ージセンサ21、ゲージ22および上下に一対のローラによ
って構成される排紙ローラ23が配置される。
【0011】マーク読み取り装置18は上述のとおり、フ
イーダ1およびカッテイングユニット19の間の用紙の10
の通路a例えば、図1、特に図2に明示されるように、
第1搬送ローラ17のすぐわきの片すみに備えられるが、
対向する片すみ(指示番号18′で示される位置)に備え
られてもかまわない。
【0012】この種のマーク読み取り装置18は具体的に
はセンサであり、後述のとおり用紙10の端部に付された
マークを検出して所望の適合用紙のみをカッテイングユ
ニット19に通過させる。
【0013】さらにこのマーク読み取り装置18は第1搬
送ローラ17から搬送された用紙10のマークを検出してカ
ッテイングユニット19を作動させ、用紙10の余白を切断
するための信号を送る。切断された切りくづは切りくづ
受け箱24の中に落下する。
【0014】カッテイングユニット19は、固定刃25と回
転刃26の組み合わせからなるロータリーカッター27を備
え、回転刃26の回転により固定刃25とかみ合って用紙10
が切断される。
【0015】ゲージセンサ21は第2のセンサとも呼ば
れ、図1に示されるように通路a、この場合にはカッテ
イングユニット19および第2搬送ローラ20をそれぞれ通
過して搬送される用紙10の通路aに配置され、用紙10の
先端を検出してカッテイングユニット19を作動させるた
めの信号を送るものである。28、29は上下一対の案内板
である。
【0016】ゲージ22は図1に示されるように、通路
a、この場合にはゲージセンサ21を通過して搬送される
用紙10の通路aに、この通路aを遮断するように配置さ
れ、用紙10を所望の寸法、例えば名刺幅の寸法(約55m
m) に切断するために、用紙10の先端を突き当て、用紙1
0の搬送を一時停止するものである。なお、カッテイン
グユニット19および第2搬送ローラ20はモータ13のモー
タ軸14にベルト30で連結され、モータ軸14とともに連動
する。また、排紙ローラ23はベルト31を介して第2搬送
ローラ20と連動する。さらに、ベルトコンベア2および
第1搬送ローラ17はステッピングモータ15のモータ軸16
にベルト32で連結され、モータ軸16とともに連動する。
【0017】排紙ローラ23から排出される切断された用
紙(カード)はゲージ22の近隣、さらには排紙ローラ23
の下方に配置された受け台33に受けられる。この受け台
33は一対の対向するL形材の先端片であり、本体の外側
から横方向に細長い孔34を通し、本体の内側に突出して
設けられる。切断された排出ローラ23からのカードは所
望の枚数、一対の受け台33、33にまたがって積層され
る。その後、一対のL形材を開くと、積層されたカード
はカード受け箱35の中に落下して収納される。36は排紙
ソレノイドである。
【0018】
【作用】上述の本考案装置は次のようにして操作され
る。まず、モータ13を稼動してカッテイングユニット19
のプーリ、第2搬送ローラ20および排紙ローラ23を回転
し、さらに排気フアン9を作動させる。次いで、ステッ
ピングモータ15を稼動してベルトコンベア2および第1
搬送ローラ17を回転する。ベルトコンベア2の回転によ
りフイーダ1に内蔵された用紙パイル4の最下段の用紙
10は紙乗台3に密着され、用紙排出口6および第1搬送
ローラ17を通って搬送される。用紙10がマーク読み取り
装置(センサ)18に到達すると、18は用紙10の端部に付
されたマークを検出する。
【0019】図3はセンサがマークを検出する状態を表
した模式図である。図3において、センサ18はまずマー
クAを取り込み、次いで画像処理を行い、あらかじめセ
ンサ18に記憶させてある基準パターンと比較し、読み取
った画像と基準パターンの合否を判定する。この結果、
用紙10の端部に付されたマークAが適合マークであれ
ば、この用紙10をカッテイングユニット19方向に通過さ
せ、不適マークであるならば用紙の搬送を停止する。
【0020】センサ18がマークAを検出すると、ベルト
コンベア2は用紙10を18.5mm(この長さは自由に調整さ
れる。)搬送して停止する。第1搬送ローラ17も同時に
連動して停止する。次いで、カッテイングユニット19の
ソレノイドが作動して回転刃26を一回転し、マークAの
2mm後(標準設定の場合)で用紙の余白をカットする。
切り落とされた切りくづは下方の切りくづ受け箱24に落
ちる。
【0021】用紙10の先端がカッテイングユニット19お
よび第2搬送ローラ20を通過してゲージセンサ21に到達
すると、この先端がゲージセンサ21によって検出され、
この結果、まずヒップアップソレノイド11を働かせて押
上杆12を作動させ、ベルトコンベア2上の用紙パイル4
を押し上げる。このとき、用紙10の末端は押上杆12を通
り過ぎているので、用紙10と用紙パイル4との間にすき
間が生じ、両者間の摩擦の発生を防止する。なお、用紙
10の先端が第2搬送ローラ20の直前に達したとき(すな
わち、余白切断後ステッピングモータ15が 100パルス回
転したとき)、ゲージソレノイドが作動し、ゲージ22は
あらかじめ閉じられる。余白の切り落とされた用紙10の
先端がやがてゲージ22に突き当たると、用紙10の搬送が
停止され、第2搬送ローラ20に抵抗が生じ、このローラ
軸に設けてあるスベリクラッチが働いて第2搬送ローラ
20の回転が停止する。
【0022】さらに、ゲージセンサ21が用紙の先端を検
出すると、ステッピングモータ15が停止する。用紙10が
第2搬送ローラ20に入ってからは、第2搬送ローラ20が
用紙10を引く。したがって、ステッピングモータ15が停
止した後は、第1搬送ローラ17はその軸に設けたワンウ
エイ・クラッチにより第2搬送ローラ20で引かれる用紙
10によって回されることになる。ゲージセンサ21が用紙
10の先端を検出し、(検出後20m/sec 後には用紙の先端
がゲージに当たるとして)カッテイング・ユニット19の
ソレノイドを作動させて回転刃を一回転させ、用紙10を
55mmでカットする。用紙10は両面から案内板28、29に支
持され、ゲージ22に突き当たってストップする。
【0023】カットが終わるとゲージ・ソレノイドがオ
フになり、ゲージ22が開く。ゲージ22が開くと、第2搬
送ローラ20にかかっていた抵抗がなくなり、第2搬送ロ
ーラ20が回転を再開し、カットされたカードを前に送り
出す。カードは排紙ローラ23に達し、排紙ローラ23によ
りカード受け箱35上の受け台33に排出される。最後の二
枚目のカード綴りがゲージセンサに検出されるとヒップ
アップ・ソレノイドはオフになり、用紙パイル4はベル
トコンベア2にふたたび接触する。同様にしてカットが
繰り返され、最後のカード綴りは後の余白を切り落とさ
れる。切り落とされた余白は下の切りくづ受け箱24に落
ちる。
【0024】受け台33にたまったカードは、50枚になる
と排紙ソレノイド36が働いてまとめて下のカード受け箱
35に落とされる。カードをまとめて落とすと、一枚づつ
落とすときの反転が防止される。一枚目の用紙10の処理
が終わると、つづけて二枚目、三枚目と同様のカット処
理が行われる。なお、用紙10の区切マークを第3センサ
が検出すると、その用紙10の最後のカード綴りの後の余
白をカットせず、次の用紙の処理をつづけることができ
る。
【0025】
【考案の効果】上述の本考案装置は種々の会員カード、
病院等の診察カード、名刺等、各種カードの裁断に当
り、特にオペレータが未熟練者であっても安全、迅速か
つ高精度に裁断し得ることはもちろん、所望の用紙のみ
を選択して裁断し得、実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるカード裁断装置の一具体例の断
面図である。
【図2】図1の装置の一部平面図である。
【図3】センサがマークを検出する状態を表した模式図
である。
【符号の説明】
1 フイーダ 2 ベルトコンベア 3 紙乗台 4 用紙パイル 10 用紙 17 第1搬送ローラ 18 マーク読み取り装置(センサ) 18′マーク読み取り装置(センサ) 19 カッテイングユニット 20 第2搬送ローラ 21 ゲージセンサ 22 ゲージ A マーク

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィーダと、カッテイングユニットを備
    え、このフィーダから端部にマークの付された用紙を前
    記カッテイングユニットに搬送して該用紙を所望のカー
    ドサイズに裁断するカード裁断装置において、前記フイ
    ーダおよび前記カッテイングユニットの間の用紙の通路
    に前記用紙に付されたマークを検出するマーク読み取り
    装置を備えてなり、これにより所望の適合用紙のみを前
    記カッテイングユニットに通過させることを特徴とする
    カード裁断装置。
  2. 【請求項2】 前記マーク読み取り装置はセンサである
    請求項1に記載のカード裁断装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の装置はさらに、前記カッテイ
    ングユニットを通過して搬送される用紙の通路に、前記
    用紙の先端を検出して前記カッテイングユニットを作動
    させるための信号を送るゲージセンサを備え、さらに、
    前記ゲージセンサを通過して搬送される用紙の通路に、
    用紙を所望の寸法に切断するために前記用紙の搬送を一
    時停止するゲージを備えてなる請求項1に記載のカード
    裁断装置。
JP3982292U 1992-05-19 1992-05-19 カード裁断装置 Expired - Lifetime JP2559853Y2 (ja)

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JPH0593797U JPH0593797U (ja) 1993-12-21
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